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「小論文をどう書けばいいかわからない」
「入試対策をしたいけど、どういう問題が出るかわからない」
このような困りごとを抱えている高校生はとても多いです。
大学入試において小論文は重要な入試科目になっていますから、小論文対策をしっかり行いたいですね。
小論文は学部・学域によって出題傾向がわかれています。傾向にあわせて対策を行えば、誰でも合格できる小論文を書けるようになります。
そこで、今回は教育学部の小論文過去問を分析し、その傾向と対策をお知らせします。
第一志望校合格に向けて、上手に小論文対策をしましょう!
※関連記事:大学入試小論文の書き方のコツを例文付きで解説
教育学部の小論文は出題傾向が一定でしたが、最近では大学によって変化がみられます。大きく3パターンにわかれています。それぞれ説明します。
1つ目は、学校の先生など教育現場の担当者になった場合に、特定の状況や事例でどのように児童・生徒に指導するか、具体的な方針や方法を考えて解答するパターンです。
「学級崩壊への対応」(秋田大学)、「反抗期の児童・生徒への対応」(福島大学)など、教育学部の小論文入試で最も多いパターンです。
2つ目は、統計的資料をみて児童・生徒の状況を分析し、適切な対応を考えて解答するパターンです。
近年では教育現場でもデータ分析を求められるようになっており、その傾向に対応して増えてきている問題です。
「現代の子どもたちの課題」(弘前大学)、「児童の環境への意識レベルを踏まえた指導」(静岡大学)、「学童保育をめぐる問題点」(琉球大学)などがみられます。
3つ目は、教育と社会の関わり方、現在・未来(予想)の社会状況で教育がどうあるべきかを考えて解答するパターンです。
教育現場としての視点から視野を少し上げた問題です。
「日本の年間出生数減少による就学前教育の課題」(秋田大学)、「若者の人間関係の取り方の変化による理想の部活動の形」(福井大学)など、社会状況や現代の若者の変化をみて適切な対応について考えます。
教育学部の小論文に多いパターンを3つ紹介しました。どのパターンも共通して、「受験生自身の経験」を交えて書くよう求められることが多いです。
子どものときの経験、誰かから見聞きした経験などから、「自分が教育現場の当事者ならどうするか?」を考えながら過ごしているかどうかを問われています。
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
教育文化学部・学校教育課程 教育実践コース | スポーツにおけるウォーミングアップの重要性、学級崩壊、英語でのディベートへの苦手意識、食を通じた学び | 課題文読み取り型 | 800字以内 |
教育文化学部・学校教育課程 教育実践コース (学校推薦型選抜Ⅰ)① | ①本文の英文和訳 ②中高年者におけるスポーツの意義について説明 | 課題文読み取り型・教科型 | 600字以内 |
教育文化学部・学校教育課程 教育実践コース (学校推薦型選抜Ⅰ)② | ①本文の英文和訳 ②スポーツの身体的効果について説明 | 課題文読み取り型・教科型 | 600字以内 |
教育文化学部・学校教育課程 教育実践コース (学校推薦型選抜Ⅱ) | インクルーシブ教育についての著書を読み、「『みんなちがって、みんないい』という理念に賛成しても実現は困難」と著者が述べる理由と自身の意見 | 課題文読み取り型 | 800字以内 |
教育文化学部・学校教育課程 英語教育コース | 異文化について学んだことで外国語の学習成果を高められた自身の経験を1つ挙げ、その経験がどのように英語学習につながったかを英語で説明 | 教科型 | 270~330語の英語 |
教育文化学部・学校教育課程 こども発達コース(学校推薦型選抜Ⅱ)① | 長い人生を生きる中でのこれからの学校の具体的なあり方 | 課題文読み取り型 | 600-800字以内 |
教育文化学部・学校教育課程 こども発達コース(学校推薦型選抜Ⅱ)② | ①「伝わらない経験」についての自身の経験 ②本文内容について、子どものコミュニケーションの教育的観点から学校としてできる取り組み | 課題文読み取り型 | ①150-200字以内 ②500-600字以内 |
教育文化学部・地域文化課程(学校推薦型選抜Ⅱ)① | ①「社会」と「世間」の違い ②「ダブルスタンダード(二重基準)の世界」について、自身の体験を例にあげて説明 | 課題文読み取り型 | ①200字以内 ②600字以内 |
教育文化学部・地域文化課程(学校推薦型選抜Ⅱ)② | 『移民と日本社会』を読み、 ①移民の社会統合の失敗について ②本文中の「市民的統合」に関する自身の意見 | 課題文読み取り型 | ①200字以内 ②600字以内 |
教育文化学部・学校教育課程 教育実践コース | 小学校の「いじめの態様」の統計をみて、自分が小学校の学級担任だったら、いじめにどう対応するか | 課題文読み取り型 | 800字以内 |
教育文化学部・学校教育課程 英語教育コース | 紙の本と電子書籍どちらかが好きか、理由2つ以上とともに英語で書く | テーマ型・教科型 | 270-330語の英語 |
教育文化学部・学校教育課程 特別支援教育コース | 障害のある子もない子も共に学ぶインクルーシブについて、これまでの自身の経験も含めて説明 | テーマ型 | 800字以内 |
教育文化学部・学校教育課程 子ども発達コース | 1965年から2018年までの、日本における年間出生数・保育所等入所児童数・幼稚園児数の推移を示す図をみて、子どもを取り巻く社会環境の変化を踏まえて、就学前教育の課題について書く | 資料読み取り型 | 600-800字以内 |
教育文化学部・地域文化学科 | ①共同注視が他者の意図を理解するうえで最も重要な機能だといわれる理由 ②「社会の側」の問題と「僕たちの側」の問題とはどのようなことかを社会生活や日常生活での具体例をあげて説明 | 課題文読み取り型 | ①400字以内 ②600字以内 |
教育文化学部・学校教育課程 教育実践コース | 学級崩壊についての小学校教員へのアンケートで、1998年と2019年の結果を比較して、 ①気づくこと ②自分が学級担任ならどのような学級運営を目指すか | 資料読み取り型 | ①②合わせて800字以内 |
教育文化学部・学校教育課程 こども発達コース | 子どもの主体的な学びについて | 課題文読み取り型 | 600-800字以内 |
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
人間発達文化学類・教育実践コース、心理学・幼児教育コース、人文科学コース① | ①エンパシーについての本文内容の説明 ②「belonging」の感覚について、自身の経験、もしくはニュースや本などで見聞きしたことを例に挙げて説明 ③著者によるエンパシーとシンパシーの区別を踏まえて、「自身が学びたい学問分野」と「将来就きたい職業」を混同することで起こる問題、またはこの2つの違いを認識し、エンパシーを強く意識することがどのような意味を持つかについて自身の意見を説明 | 課題文読み取り型 | ①200字以内 ②400字以内 ③600字以内 |
人間発達文化学類・教育実践コース、心理学・幼児教育コース、人文科学コース② | ①「落ちこぼれ問題」「吹きこぼれ問題」の説明 ②「小一プロブレム」を起こさないための取り組み ③アクティブラーニングの問題点と乗り越える方法 | 課題文読み取り型・資料読み取り型 | ①200字以内 ②400字以内 ③600字以内 |
人間発達文化学類・特別支援コース・生活科学コース① | ①認知スキルと非認知スキルについて説明した上で、両者の関係性について説明 ②2つの図から読み取れる特徴について説明 ③幼少期の教育に対する自身の考え | 課題文読み取り型・資料読み取り型 | ①300字以内 ②300字以内 ③600字以内 |
人間発達文化学類・特別支援コース・生活科学コース② | ①「色という主観を尊重する」とはどういうことか ②「共鳴箱」について説明 ③「まるで引き裂かれるような感覚」について説明 ④「正常と異常」「多様性と連続性」についての自身の考え | 課題文読み取り型 | ①200字以内 ②200字以内 ③200字以内 ④600字以内 |
人間発達文化学類・教育実践コース、心理学・幼児教育コース、人文科学コース | ①利他行動のひとつである教育はヒト以外の動物が行う教育とどのように異なるのか、本文内容を踏まえて説明 ②本文内容を踏まえて、自身の考える「成人の定義」を説明 ③「多くの子どもたちが一時期みせる反抗的な態度は、親御さんの育て方のせいではないのです」について、著者がこの文にこめた意味を資料の記述に基づき説明し、それを踏まえて、幼児期から児童期の子どもに対して、どのように接していくべきと考えるか、自身の考えを記述 | 課題文読みとり型・資料読み取り型 | ①300字以内 ②400字以内 ③500字以内 |
人間発達文化学類・教育実践コース、心理学・幼児教育コース、人文科学コース | ①日本の将来人口の表をみてその特徴をまとめる ②日本の年齢別将来人口の推計を都道府県別に示した表をみてその特徴をまとめる ③①②を踏まえて、自身が考える目指すべき日本社会の姿、その社会を目指すべき理由、その社会を実現する手段の3点を記述 | 資料読み取り型 | ①100字以内 ②300字以内 ③600字以内 |
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
教育学部・学校教育教員養成課程・初等中等教育専攻・小学校コース① | 本文で述べられている「わかりやすい指摘」と「困惑する指摘」の特徴について要約し、それを踏まえて、小学校教師としてどのように成長していきたいかを記述 | 課題文読み取り型 | 800字以内 |
教育学部・学校教育教員養成課程・初等中等教育専攻・小学校コース② | 本文内容を300字程度で要約した上で、現代において必要な読解力とは何で、それを小学生のうちからどのように子どもに育ませていくことができるのかについて自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | (要約300字程度を合わせて)800字以内 |
教育学部・学校教育教員養成課程・初等中等教育専攻・小学校コース③ | 目標や評価を数字で示すことにおける課題と、日本の初等教育における評価のあり方についての自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | 800字以内 |
教育学部・学校教育教員養成課程・初等中等教育専攻・小学校コース④ | 課題文と資料をみて、現代の子どもたちの課題について指摘し、その課題に小学校教師として必要な対応を考えて記述 | 課題文読み取り型・資料読み取り型 | 800字以内 |
教育学部・学校教育教員養成課程・初等中等教育専攻・小学校コース⑤ | ①「力を語る教師」と「時を語る教師」の特徴を要約 ②小学校教師として子どもの成長にどうたずさわりたいか | 課題文読み取り型 | 800字以内 |
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
教育学部・音楽 | ①コロナ禍でライブが行えないなかで工夫して行われている音楽活動の取組を一つ紹介し、自身が関心を持った理由と具体的な内容について記述 ②本日の実技検査で自身が演奏する作品の音楽的特徴 | テーマ型 | 不明 |
教育学部・保健体育科 | 「夏季オリンピックに関するオリンピック期間中のドーピング検査数とアンチドーピング規則違反率」の資料の特徴をまとめ、アスリートの一部がドーピング規則違反を犯す要因についての自身の考えを記述 | 資料読み取り型 | 400字以内 |
教育学部 | ①コロナがもたらした社会についての筆者の見解 ②コロナがもたらした社会について自身の見解と社会とのかかわり方 ③小中学生の読解力についての本文内容をもとに表の空欄(数値)を埋める ④小中学生の読解力についての本文内容について説明 ⑤今後の学校教育での取り組みについて自身の考えを記述 | 課題文読み取り型・資料読み取り型 | 不明 |
教育学部 | ①資料より若者の人間関係上の課題を取り上げ、それを課題だと自身が考える理由を記述 ②本文中の「ぴっかりカフェ」は①の課題を解決できそうかを論述 ③本文内容の説明 ④本文中の表の特徴を説明 ⑤本文内容の説明 ⑥著者が考える理想の部活動を実現するにはどうしたらよいかについて自身の考えを記述 | 課題文読み取り型・資料読み取り型 | ① A4用紙21行以内 ② A4用紙27行以内 ③ A4用紙行以内 ④ A4用紙7行以内 ⑤ A4用紙10行以内 ⑥ A4用紙13行以内 |
教育学部・保健体育科 | 歴代夏季五輪への男女別の参加選手数と参加国・地域数を表す資料から読み取れる変化をまとめ、これらの変化が生じた要因について自身の考えを記述 | 資料読み取り型 | 400字以内 |
教育学部 | ①障害を文化として捉えるという著者の考え方を、障害は個性であるという捉え方と対比させながら説明 ②本文中の筆者の考えを踏まえて、自身の考える豊かな異文化接触のあり方について、本文に示されていない具体例を挙げながら説明 ③資料における理想と現実を比較し、読み取れることをまとめる ④資料をみて「中学校と高校の教員が考える運動部活動の意義の大きさ」の特徴について、表の数値を用いてまとめる ⑤著者が考える部活動の理想像を説明 ⑥著者が考える理想の部活動を実現するにはどうしたらよいか、自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①A4用紙15行以内 ②A4用紙28行以内 ③A4用紙5行以内 ④A4用紙7行以内 ⑤A4用紙10行以内 ⑥ A4用紙13行以内 |
教育学部・学校教育課程(後期) | 【問1. 課題文を読んで以下の問題に答える】 ①「正しさは人それぞれ」という相対主義の問題点 ②筆者にとってのあるべき「正しさ」とは ③「正しさは人それぞれ」という相対主義が学校現場でどの程度認めるのが適切か、自身の考えを記述 【問2. 課題文と資料をみて以下の問題に答える】 ①2種類の図の内容と合致する選択肢を選ぶ ②筆者の意見の理由を記述 ③教師としてどのような授業をしたいか、自身の考えを記述 | 課題文読み取り型・資料読み取り型 | ①A4用紙6行以内 ②A4用紙7行以内 ③A4用紙13行以内 |
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
共同教育学部・国語専攻 | 「伝える力」について、本文内容を踏まえて自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | 600字以内 |
共同教育学部・社会専攻 | ①民主主義の精神は、「正解主義」と折り合いが悪いという著者の主張内容を説明し、若者の政治参加をめぐる教育の課題についての自身の考えを記述 ②著者の言う「くじ引き」方式は民主主義社会の意思決定方式としてどのような意味があるのか、自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①400字以内 ②400字以内 |
共同教育学部・英語専攻 | 英文を読んで、 ①本文内容の要約 ②人間にとって言語はどのようなものか、自身の考えを記述 | 教科型・課題文読み取り型 | ①400字以内 ②150字程度 |
共同教育学部・保健体育専攻 | 下記の2点について自身の考えを記述。 生涯スポーツを実現するために、 ①体育・保健体育の授業が果たす役割 ②その役割を果たすために、教師はどのような指導をすべきか | テーマ型 | ①②合わせて600字以内 |
共同教育学部・教育専攻 | ①親ガチャを説明する本文内容について自身の考えを記述 ②「人生は生得的な資質や属性によって規定されると考える」子どもを受け持った場合、学習の意義をどのように伝えるか、自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①②合わせて800字以内 |
共同教育学部・教育心理専攻 | PISAの結果をみて、OECD加盟国・地域の平均と比較して日本の生徒の特徴について何が読み取れるかを述べたうえで、こうした結果になった理由についての自身の考えを記述 | 資料読み取り型 | 800字以内 |
共同教育学部・特別支援教育専攻 | ①本文中の「貧しい異文化接触」を説明 ②障害のある子どもに対する働きかけが「貧しい異文化接触」にならないためには、教師として子どもたちにどのように接すればいいか、また、そうした働きかけを行うためには、大学4年間でどのような学びや経験をすることが必要かを記述 ③「他者が真に上達することを意図した教示行動へと発展」とは、幼児における教示行動がどのように発展したことを指すか説明 ④小学校低学年の担任だとして、「相手の気持ちを踏まえたうえでの関わりがなぜ必要であるか」を子どもに教えるのに、どのような環境や活動場面を作るか考えて記述 | 課題文読み取り型 | ①60字以内 ②400字以内 ③100字以内 ④600字以内 |
共同教育学部・国語専攻 | ①「漢文的素養」についての筆者の見解に対しての自身の考えを記述 ②カタカナの外来語を1つ挙げ、新しい漢語を考案して簡明に解説 | 課題文読み取り型 | ①400字以内 ②不明 |
共同教育学部・国語専攻 | 「炎上」の現在の用法、「批判」との違い、批判はどう行うべきかについての自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | 600字以内 |
共同教育学部・社会専攻 | ①フリーターやニート、あるいは男性(父親)の育児参加を「精神論に還元する主張」にはどのような問題があるか、筆者の主張を説明 ②個性の尊重を謳う教育が自己責任論にならないようにするには、教員はどのような態度で児童生徒に接するべきかを考えて記述 | 課題文読み取り型 | ①200字程度 ②600字程度 |
共同教育学部・保健体育専攻 | 体育科・保健体育科では、授業充実に向けてICTをどのように活用すればよいか、下記の3点を含めて自身の考えを記述 ① ICT活用の狙いを2つ挙げる ②それに対応した具体的な活用方法 ③ICTを活用する際の「配慮すべき事項」 | テーマ型 | 600字以内 |
共同教育学部・教育専攻 | 「いじめ認定」の資料をみて、資料中の事例を「いじめ」に認定するメリット・デメリットを記述 | テーマ型 | 800字以内 |
共同教育学部・教育心理専攻 | メタ認知と学習活動などの関わりについてのアンケートをみて下記の2点を記述 ①資料からわかること ②①をもとに学習方法や学習意欲についてアドバイス | 資料読み取り型 | 800字以内 |
共同教育学部・特別支援教育専攻 | ①小・中学校の通常学級で障害のある児童・生徒に対する「合理的配慮」は何か、またそう考える理由を考えて記述 ②自身が考える「障害や病気に寄りそう教師」について記述 | 課題文読み取り型 | ①600字以内 ②600字以内 |
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
教育学部・学校教育教員養成課程 ・言語・社会教育系・国語選修 | 現代において「敬語」を使う意味についてコミュニケーションという観点を踏まえて、自身の考えを記述 | テーマ型 | 800字以内 |
教育学部・学校教育教員養成課程言語 ・社会教育系・社会選修 | 児童や生徒から「社会科の勉強は何の役に立つのか?」と問われた場合、教師としての答えとその理由を記述 | テーマ型 | 800字以内 |
教育学部・学校教育教員養成課程 ・教育実践科学コ―ス・言語・社会教育系 ・国語選修 /社会選修/生活科学教育系・家庭選修、養護教諭養成課程 | ①筆者が「ドネルネバブ・エピステモロジーでこれからの世界を生きていけないことは明らかだ」と述べている理由を説明 ②筆者の探求人についての考え方をふまえて、学ぶ力についての自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①200字以内 ②600字以内 |
教育実践科学コ―ス・言語・社会教育系 ・社会選修 | ①日本で人口減少するメカニズム ②筆者の主張 ③人口減少社会のあり方についての自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①100字以内 ②150字以内 ③500字以内 |
教育実践科学コ―ス・言語・社会教育系 ・国語選修(学校推薦型選抜) | 詩歌が言語感覚をどのように育成するか、自身の経験を踏まえて、自身の考えを記述 | テーマ型 | 800字以内 |
教育実践科学コ―ス・言語・社会教育系 ・社会選修(学校推薦型選抜) | 多様性やインクルージョンが重要と言われる現代社会において社会科がどのような役割を果たすか、自身の考えを記述 | テーマ型 | 800字以内 |
教育学部・教育実践科学コ―ス・社会専修 | ①18世紀のスウェーデンにおける農業や貿易等をめぐる課題はどのようなもので、現代におけるそれはどのようなものかを説明 ②日本の牛肉国内生産量輸入量・自給率の推移の図をみて、日本における牛肉需給について説明 ③本文内容をもとに、日本の食料需給の在り方について、持続可能性の観点から自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①150字以内 ②250字以内 ③400字以内 |
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
教育学部(前期) | 少子高齢化と人口減少の資料をみて、 ①資料から読み取れる内容を説明 ②①の状況を改善するために進められてきた施策を説明 ③課題解決の可能性について自身の考えを記述 | 資料読み取り型 | ①~③合わせて1200字以内 |
教育学部(前期) | 共生が重要な場面を1つ取り上げ、その場面での共生の在り方と重要な理由 | テーマ型 | 1200字以内 |
教育学部(学校推薦型選抜) | 課題文を読み、 ①「土地を支配しようとする欲望」が否定的に書かれている理由 ②エスキモーの生活と動物の生活のつながり ③本文内容をもとに自身の考えを利点と問題点とともに記述 | 課題文読み取り型 | ①100-150字以内 ②130-180字以内 ③1000字以内 |
教育学部・小学校コース国語教育/中学校コース言語文化専修国語分野に関心を持つ者 | 現在の国語科教育における古典軽視の意見についての自身の考えを記述 | テーマ型 | 800字以内 |
教育学部・小学校教育家庭科コース/中学校コ-ス生活創造専修家庭科分野に関心を持つ者 | 高校生活の中で自身がクールジャパンとして紹介したいこととその理由 | テーマ型 | 800字以内 |
教育学部・中学校コ-ス身体文化専修保健体育分野に関心を持つ者 | 自ら進んで体力の向上を図ることができるようにする資質や能力の育成が求められている理由と、 どうすれば子どもが自ら進んで体力の向上を図るようになるかについて、自身の考えを記述 | テーマ型 | 800字以内 |
教育学部・乳幼児教育コース | 人生で成功するとはどのようなことか、そのために必要な幼児教育とは何かについての自身の考えを記述 | テーマ型 | 800字以内 |
教育学部・特別支援教育コース | 小学校3年生のクラスの担任です。 あなたのクラスに、落ち着きがなく、授業中に席を立ったり、教室を出て行ってしまったりする児童がいます。周囲の児童は、そういった行動をあまり快く思っていません。クラス担任として何をする必要があると思うか、自身の考えを記述。 | テーマ型 | 1200字以内 |
教育学部・養護教諭養成課程 | 人々が健康で活力ある生活を送るという観点で、 「骨粗しょう症による健康障害」を例に、保健、医療、福祉のそれぞれの機能について説明した上で、それらの連携が重要であるとされる理由を考えて記述 | テーマ型 | 不明 |
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
文教育学部/生活科学部・人間生活学科、心理学科 | 今までにない、新しい、そして理想の住まいとは何か、論拠を挙げながら記述 | テーマ型 | 不明 |
文教育学部・人文科学科・哲学・倫理学・美術史志望 | ①筆者が考える「ゆるキャラが必要な理由」を説明 ②筆者が「カミ」と呼んでいるものを私たちは今後も必要とし続けるとすればどのような形が考えられるか、自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①200字以内 ②600字以内 |
文教育学部・人文科学科・比較歴史学志望 | ①本文内容の「過去をマエと言い表すことの奇妙さ」を説明 ②異なる文化との対比を通して、無意識に常識と考えられてきた事象についての見方を捉え直すことができる事例を取り上げて記述 | 課題文読み取り型 | ①200字以内 ②600字以内 |
文教育学部・言語文化学科・日本語・日本語文学プログラム志望 | ①「さびしさ」についての本文内容の説明 ②「さびしさ」を表現した文学作品について説明 | 課題文読み取り型 | ①不明 ②500字程度 |
文教育学部・言語文化学科・日本語・中国語圏言語文化プログラム志望 | ①漢字を使用することのデメリットについて本文内容をもとに説明 ②日本語の表記法にはどのような工夫の余地があるか、具体例を挙げて自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①200字以内 ②600字以内 |
文教育学部・言語文化学科・仏語圏言語文化プログラム志望 | ①本文の「矛盾した現実」について説明 ②文化の混肴についての自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①200字以内 ②600字以内 |
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
教育学部 | 若年人口減少を予測する資料をみて下記の2つに解答。 ①学校教育はどのように変わっていくのが望ましいか、自身の考えを記述 ②あなたのクラスに日本語指導が必要な児童生徒が在籍した場合、教師としてどのような対応や配慮を行うかを記述 | 資料読み取り型 | 不明 |
教育学部 | 環境問題に平均的に関心のあるクラスの子どもたちを受け持ったとして、どのような力を育てていくことが重要か、その理由、さらにそう思う理由について、自身の考えを記述 | 資料読み取り型 | 不明 |
教育学部 | ①子どものスマホ利用状況の資料をみて、学校で情報モラル教育をするには何年生にどう教えれば良いか ②小5の保護者からの相談(「子どもがスマホを夜遅くまで使っている。どう対応すれば良いか」)への対応 | 資料読み取り型 | ①②ともにA4用紙15行以内 |
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
教育学部・技術・ものづくり教育コース | ①科学技術を使ったことで起こった問題の事例を1つ取り上げ、使われた科学技術と引き起こされた問題について説明 ②本文内容について自身の考えを記述 ③中学校の技術・家庭科の授業で「科学技術の進歩が引き起こす問題」を取り上げる必要はあるか、その理由も記述 | 課題文読み取り型 | ①A4用紙12行以内 ② A4用紙12行以内 ③ A4用紙12行以内 |
教育学部・学校教育コース・教育学専攻 | ①「自分はどう生きるかを考える教育」の定義、学校生活で自身が経験した事例の紹介、教師になったときに実践したい「自分はどう生きるかを考える教育」の提案 ②家庭の経済格差によってオンライン授業の受講率に差があることを踏まえて、公立学校が休校になった場合にオンライン授業を実施すべきかどうか、それぞれの長所と短所を踏まえながら自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①3点合わせてA4用紙21行以内 ② A4用紙21行以内 |
教育学部・学校教育コース・教育心理学専攻 | ①子どもを教育する立場に立った時に子どもの自問自答する力を引き出す指導方法 ②小中高の自身の生活を振り返って、教員養成学部進学を目指す自身の自問自答を記述 | 課題文読み取り型 | ① A4用紙22行以内 ② A4用紙22行以内 |
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
全学部 | 【他者・評価・生きがい・模倣・文化・創造力・学歴・価値観】 の8つのキーワードのうち3つ以上を使用して「学ぶ」を定義しつつ、自身にとって「学ぶ」の意義を記述 | テーマ型 | 800-1000字以内 |
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
教育学部・学校教育課程Ⅰ類 | ①子どもの貧困と教育に関するデータを読み解き、特徴を記述 ②子どもの貧困とそれに伴う教育格差について説明した課題文と四つの資料を踏まえて,それらの課題に対する解決策を提案 ③本文で述べられた課題に即した事例を記述 ④本文内容の要約 ⑤グラフを読み取り、その内容の根拠を考察して記述 ⑥流れ図の利用のメリットとデメリットについて自身の考えを記述 | 課題文読み取り型・資料読み取り型 | 不明 |
教育学部・学校教育課程Ⅰ類 | 1⃣国際人権規約などの資料をみて、 ①日本における外国籍の児童・生徒を取り巻く環境について指摘できる内容を記述 ②日本における外国籍の児童・生徒を支援するための政策や制度を提案 2⃣-①活字メディアの誕生が「国民国家と国語の形成」に及ぼした影響 2⃣-②スクショをSNSに投稿できるようになったことでメディアとの相互作用で成り立つ心理的事柄の変化 2⃣-③自身の日常におけるメディアとその特性が使用する人に及ぼす影響について、本文中の3つの文章のうち1つを引用しながら記述 3⃣-①P波・S波の到達時刻を求め、加速度のグラフを作成してそのグラフの特徴を3つ箇条書き 3⃣-②気象庁の緊急地震速報の効果と注意点を説明 3⃣-③①②を踏まえ、自身の自然科学の捉え方を簡潔に述べたうえで、学校教育で自然科学を指導する意義を考えて記述 ※1⃣は必答、2⃣3⃣はどちらか選択 | 課題文読み取り型・資料読み取り型 | 1⃣-①350-400字以内 1⃣-②550-650字以内 2⃣-①150字以内 2⃣-②不明 2⃣-③550-650字以内 3⃣-②120-150字以内 3⃣-③350-400字以内 |
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
教育学部 | ①本文内容の説明 ②「生きる意味」を持つ「かけがえのない」存在の間で利害関係が衝突したとき、どう解決するか自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①500字以内 ②不明 |
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
教育学部 | ①「いちねんせいになったら」という童謡の歌詞についての筆者の考えを説明 ②生徒やスポーツ選手が利害の対立する相手を「友人」呼ぶことについて、自身の体験を交えて自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①100-150字以内 ②600-700字以内 |
教育学部 | ①東アジア人の特徴として「調和的な社会関係を維持することが個人の成功よりも優先される」と筆者が述べる理由を説明 ②「『接する相手が変われば自分も変わる』という東洋的な信念の現れである」という筆者の意見に対して、自身の経験を例に挙げながら自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①100-150字以内 ②700-800字以内 |
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
教育学部・第一類(学校教育系)初等教育教員養成コース | 悩みごとを抱えている様子なのに相談してこない児童に対して、小学校教員としての適切な関わり方を考えて記述 | テーマ型 | 800-1000字以内 |
教育学部・第一類(学校教育系)特別支援教育教員養成コース | ①著者のいう「頑張っている」「頑張っていない」の状態の説明と、小中学校の教師として「頑張っている」子どもをいたわるときにかける声かけ ②本文内容を踏まえながら、「課題をどんどん先送りにしてしまうリスク」についての自身の考えを具体例を示しながら記述(筆者の考えへの賛成・反対の立場を明確にし、その理由を説明) | 課題文読み取り型 | ①700-800字以内 ②100-0-1200字以内 |
教育学部・第二類(科学文化教育系)自然系コース/数理系コース | 1⃣中3から、夏休みの課題である科学研究への取り組み方と注意点を質問された場合の回答 ①取り組むテーマの決め方 ②観察・実験結果の記録の仕方 2⃣生物・物理・化学・地学の記述問題4問 3⃣生物・物理・化学・地学の記述問題4問から1問を選択 ※1⃣は共通、2⃣3⃣は選択 | 1⃣テーマ型 2⃣3⃣教科型(理科) | 不明 |
教育学部・第五類(人間形成基礎系)教育学系コース | ①著者のいう「限界」について説明 ②学業に秀でている者がより高い地位や報酬を得ることはどのように批判されるかを説明し、この批判に対する自身の考えを記述 ③学校教育の役割と限界について、自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①200字以内 ②400字以内 ③1000字以内 |
教育学部・第一類 初等教育教員養成コース | 10年後の小学校教育において期待される変化と、それを実現するための具体的な取り組みについての自身の考えを記述 | テーマ型 | 800-1000字 |
教育学部・第一類 特別支援教育教員養成コース | ①障害のため車いすに乗る小学生への指導方針について、本文内容を踏まえて自分なりの指導方針を記述し、その指導方針に基づいて児童本人とクラスメイトに行う指導ない方法について記述 ②手の運動に障害がある子どもへの計算の指導についての自身の考えを、「実用性のある指導」を定義した上で記述 | 課題文読み取り型 | ①1000-1200字以内 ②700-800字以内 |
教育学部・第二類 社会系コース | ①世界の歴史での伝染病拡大事例と、それに対する社会の仕組みや人々の生活の変化について説明 ②コロナ禍の影響で将来、社会や人々の生活がどのように変化すると思われるかを記述 | テーマ型 | ①②合わせて2400字以内 |
教育学部・第三類 日本語教育系コース | ①カタカナ語が氾濫しているという批判に対して、自身が考えるカタカナ語の利点を説明 ②本文内容について説明 ③筆者の主張に対する擁護・反論のいずれかを記述 ④本文内容を表にまとめる ⑤本文内容を説明 ⑥本文内容を説明 ⑦日本語の「言語」と「ことば」の意味や使い方の違いについて自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | 不明 |
教育学部・第四類 健康スポーツ系コース | ①4つの英文を和訳 ②東京2020オリンピック・パラリンピックは、どのような意義を達成できたと思うか、その意義と理由を記述 | 教科型・テーマ型 | ②400字以内 |
教育学部・第五類 教育学系コース | ①青年期における分断状況の変容についての本文内容を説明 ②「教育の逆機能」について、著者の意図に即した説明をした上で、教育の本来の機能という視点から、自身の考えを記述 ③現代社会における青年期教育の在り方について、具体例をあげつつ自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①200字以内 ②300字以内 ③1000字以内 |
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
教育学部・初等中等教育コース | ①本文全体の要約 ②「たまにさぼる人間が少しだけいるほうが、かえってクラスの雰囲気はよくなる」という著者の主張に対して、あなた自身が教師になったときの視点から自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①200字以内 ②400字以内 |
教育学部・特別支援教育コース | ①本文中の「人の主体性の脆弱さ」はどこから見てとれるかを説明 ②「障害のある子どもの主体性を大切にする教育」についての自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①200字以内 ②400字以内 |
教育学部・初等中等教育コース | ①本文全体の要約 ②「『甘やかし』と『敬意』とはたいへん違うと思います」という筆者の主張についての自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①200字以内 ②400字以内 |
教育学部・特別支援教育コース | ①インクルーシブな社会についての本文を読み、「二者択一であるように」感じられる理由を記述 ②「特別な支援」についての自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①200字以内 ②400字以内 |
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
教育学部・学校教育課程・幼小連携教育コース | 本文内容を踏まえて、「しなやかな人間を創る教育」についての自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | 800字以内 |
教育学部・学校教育課程・小中連携教育コース | 小学校の宿題を禁止することで家庭での学習環境の不平等を改善しようとするフランスの試みについて、「良いところ」と「悪いところ」を提示しながら、自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | 800字以内 |
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
教育学部・初等教育コース・特別支援教育教員養成課程 | ①「考えること」としての哲学を筆者が必要と考える理由を、「対話」「自由」という言葉を用いて説明 ②「考えること」を学ぶ機会を学校でどのように実現できるか、自身の体験も含めて考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①100字以内 ②600-1000字以内 |
教育学部・中等教育コース:技術 | 技術・家庭科の教員として道具・工具に込められた工夫や機能のすばらしさについて教える場合、 ①適した道具・工具を挙げ(複数可)、その理由を説明 ②工夫や機能のすばらしさについて図や文章を用いて説明 | テーマ型 | 不明 |
教育学部・中等教育コース:家政 | ①活動的であること以外の衣服の機能を2つ説明 ②織物と比較して編物の欠点を説明 ③女性に「女性らしいファッション」を強制しないという近年の社会の動きや取り組みの例を示し、具体的にもたらされた変化を記述 ④住まいの基本的な働きを2つ説明 ⑤日本の伝統的な住まい(住まい方)の特徴を説明 ⑥自身の居住地域の良いところ・悪いところ(改善してほしいところ)を説明し、これからの住生活をより良くしていくための考えを記述 | テーマ型 | ①それぞれ30字以内 ②~⑥不明 |
学部・学科 | 過去問・テーマ | 小論文の種類 | 字数 |
教育学部・学校教育教員養成課程・小学校教育コース・学校教育専攻 | ①本文内容について説明 ②本文中の「『教えなければならないから教える』――こえをやっていると、からだは死んでいく」について説明 ③本文内容を踏まえて、小学校で教師が教えることについての自身の考えを記述 | 課題文読み取り型 | ①150-200字以内 ②200-300字以内 ③800-1000字以内 |
教育学部・学校教育教員養成課程・小学校教育コース・教科教育専攻・国語教育専修 | ①本文中の「風が吹けば桶屋が儲かる」について説明 ②筆者は見出している俳句の意義について説明 ③沖縄は関東・関西と季節の風景が異なっており、沖縄の小学校で俳句の指導を行う際にどのような工夫・手立てが必要かを考えて記述 | 課題文読み取り型 | ①200字程度 ②400字程度 ③400字程度 |
教育学部・学校教育教員養成課程・小学校教育コース・教科教育専攻・社会科教育専修 | 資料を見て、学童保育をめぐる問題点についての筆者の考えをまとめる | 課題文読み取り型 | 400字以内 |
前項で紹介した出題傾向を踏まえて、教育学部の小論文の書き方を紹介します。
小論文は600字や800字など字数が多いです。文章全体の構成を考えてから書きはじめると書きやすく、読みやすい(≒得点の高い)小論文を書けます。
小論文の構成は下記のとおりです。
序論→本論(理由2つ)→結論
※関連記事:小論文の対策法の解説:小論文の構成の作り方や苦手になる人の多い書き出し方を例文付きで説明します
小論文の構成に沿って、各パートで書こうと思う内容を箇条書きしましょう。
字数が多いため、いきなり書き出すと途中で字数が多すぎたり少なすぎたり、また内容が支離滅裂になってしまったりします。
それを避けるために、メモをつくります。
これらを問題用紙の余白に箇条書きしておきます。
メモさえつくれば、あとはメモをみながら書くだけです。
前述のように、小論文は序論→本論→結論の順に書きます。
最初の序論で、設問で聞かれている質問に対して明確に解答します。
「筆者の主張に対して賛成・反対のどちらかの立場で書きなさい。」と指定されている場合は、「賛成」か「反対」か必ず書き入れます。
次に本論を書きます。序論で述べた自身の意見について、その根拠を書きます。
このときに自分の経験や事例を交えて書きます。意見だけだと説得力が弱く、「それはあなたがそう思い込んでいるだけじゃないの?」と突っ込まれたらおしまいです。
実際の経験や、図表がある場合にはその数字を根拠として採用すると説得力が大きく増します。
自分の意見を主張するだけだと、「一方的」という印象になります。
そこで、自分の意見への反論も書き、さらにその反論への反論もやんわりと書きます。下記のような書き方が一般的です。
「たしかに~という意見もある(=反論)。だが、…というメリットもある(反論への反論)。」
小論文入試では普通字数制限があります。400字、600字、800字などさまざまで、字数制限が400字未満の場合は事例を1つだけ書き、400字以上の場合は事例を2つ書くようにしましょう。
1000字以上の場合は事例を3つ書きますが、そこまでの字数になる大学は少ないです。広島大学などごく一部です。
序論で述べた自分の意見を、最後の「結論」でもう1度述べます。最初と最後に自分の意見を明確に述べることで、引き締まった論理的な文章になります。
「よって~と考える。」
のような書き方をします。
※関連記事:小論文の結論の書き方
字数制限についてもう1つお伝えします。
字数制限がある場合、「その字数を必ず守りましょう」。
多すぎたり少なすぎたりすると、どれほど素晴らしい内容を書いていても、点数がつきません。下記の条件を守っていれば大丈夫です。
「800字以内」という条件なら720字以上で書き、
「800字程度」という条件なら720~880字以内で書きます。
字数が多いですから、1字1字数えるのは大変です。書き慣れるまでは400字詰の原稿用紙を使って書くと、字数を数えるのに便利です。
小論文入試は合格枠が非常に多く、大学入試合格者の半数近くは小論文入試を経ています。
高3になると、英語や数学といった「普通の科目」の受験勉強や定期テスト対策で手一杯になる人がほとんどです。
高1や高2の早い段階から、月1-2回程度で良いので少しずつ小論文対策をはじめておきましょう。
教育学部の小論文対策としておすすめの問題集を3冊紹介します。
教育学部の小論文で頻出のテーマを紹介・解説してくれています。
さらに各テーマについて例題が出されるので、テーマの知識を仕入れてすぐに小論文を書く練習もできます。
また、模範解答だけでなく「いまいちな答案」も提示してくれるので、小論文入試に必要な「減点されない答案」を書く参考になります。
出版社:
KADOKAWA
こちらは小論文を書くときに欠かせない「背景知識」を手に入れるための参考書です。
小論文入試では、専攻学部・学科の専門内容を題材にした問題がよく出ます。
教育学部なら学校のクラス運営について問われますし、医療系なら「あなたが医療人ならこの場合どうしますか?」なども問われます。
専門知識はそれほど必要ありませんが、「受験生自身の興味・関心」「その専門分野についての受験生の意見」を聞かれます。過去数年間で報道されていた内容を知らないと書けないようなものが中心です。
ところが、入試直前にネットニュースや新聞を数年分読み返すわけにもいきません。
そんなときに活躍するのがこの「完全ネタ本」シリーズです。
ここ数年分の「重要トピック」と「そのトピックの概要」を分かりやすく解説してくれています。
小論文入試を受ける人には必須と言える参考書です。
出版社:文英堂
教育学部の小論文入試で必要なネタを詳しく解説してくれています。小論文の書き方の基本をマスターした後、この1冊で演習をたっぷりできます。
基礎編もあります↓
出版社:東洋経済新報社
大学入試で教育学部を受験する高校生向けに、教育学部の小論文過去問を集めました。
教育学部の小論文は大きく3つのタイプにわかれています。
日ごろから「自分が教育者ならどうするか?」という視点で過ごしつつ、データ分析にも慣れておきましょう。
※関連記事:大学入試小論文の書き方のコツを例文付きで解説
※関連記事:課題文型小論文の対策法
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