英検3級合格を目指す小学生・中学生は多いです。
中学入試の英語では3級レベルが合格ラインである学校が多いでし、小学生のうちに3級を取っておけば高校入試でも英検利用できる可能性が高まります。
ですが、英検3級からライティングと二次面接が加わり、対策がむずかしくなってきます。
そこで、この記事では英検3級の勉強法について紹介します。
英検3級合格に必要な勉強法、一発合格するためのポイント、試験までの学習期間別の対策法をまとめてお伝えします。
実践して、英検3級合格をたぐりよせましょう!
※関連記事:英検3級の問題集
英検3級からはリーディング、リスニングに加えてライティングとスピーキング(二次試験)が加わります。
4級までと出題内容に追加があるため、勉強法も変わります。
3級に合格するための勉強の仕方を分野別に紹介します。
まず、リーディングの勉強法から紹介します。
英検対策において、単語・熟語の知識はとても大切です。単語・熟語を知っていれば解ける問題も多数あります。
3級は2000~2500語必要とされており、4級合格者は新たに1000語ほど覚える必要があります。
試験本番まで、毎日単語・熟語を覚えましょう。
単語を覚える際には、対義語や派生語などの「関連語」も一緒に覚えましょう。
意味別に頭にインプットすると、試験で思い出しやすくなります。
4級にスパっと合格した子も3級の壁にはじかれてしまうことがよくあります。その原因は英文法です。
関係代名詞や現在完了など、日本語にはない文法が出てくると理解するのに苦労します。
英文法は完ぺきを求めすぎると時間がかかってしまいます。
現在完了なら「have+過去分詞形」というように、まずは基本的な「形」を覚えましょう。
英文法の問題を早く解けるようにするには、単語帳や参考書に載っている例文を丸暗記するのがおすすめです。
実際の文でどのように使うのかが分かるので、その使い方をもとにしてさまざまな問題に活用できます。
英検3級の長文は3題あります。掲示(チラシ)、Eメール、説明文です。
掲示については、本文中の「日付」「場所」「(参加・応募)条件」に線を引いておきましょう。
問題ではこれらの内容が問われます。
いつ・どこでそのイベントが行われるのか、そのイベントに参加/応募するにはどうすれば良いのか(どのような条件を満たす必要があるのか)を確認しやすくしておけば、問題の正答率を高め、解答までの時間も短縮できます。
英検3級の長文問題にはEメールの問題が出てきます。
「先週公園で会えて良かった!7月に家族みんなで集まろうよ。2月に引っ越してきたおばあちゃん家に去年行ったけど、せまかった。あなたの家に集まらない?」
(2023年度第2回過去問より)
これだけ読むと、誰と誰のやり取りなのか、名前が分かりづらいです。問題ではMiranda、Brianといった人名が出てきており、「いつ」「誰」「どこ」が問われています。
そこで、Eメールの問題では内容を把握しやすくするために以下のヘッダーを先に確認します。
From | 送信者 |
To | 受信者 |
Date | 日付 |
Subject | 件名 |
誰から誰に送っているメールなのか、いつ送ったメールなのか、何についてのメールなのか。
この3点を把握してからメール本文を読むと、いつ・誰が・何をするのかが分かりやすくなります。
3題目の長文は説明文です。観光地の案内や人物の生い立ちを紹介する文が多いです。
何の話題なのかを把握してから読むと、読みやすくなります。
例えば2023年度第2回の試験では、「Bing Crosby」というタイトルです。
これだけ見ても何のことか分かりませんが、Bing Crosbyという何かについて紹介する文だと分かります。
この時点で、「Bing Crosbyって何だろう?文章を読めばわかるはずだ」と思いながら長文を読むようにします。
実際、その問題では「Bing Crosbyは20世紀のアメリカで有名だった歌手だ」ということが分かります。
何についての文章なのかを事前に把握しておくと、「情報を得るための準備態勢」が整った状態で読解に入れます。
読解には「精読」と「速読」があります。英検で求められる長文読解は「速読」です。
細かな内容まで読み取る必要はありません。
問題文をみて「何を読み取ればいいか」を先につかんでおき、その内容を長文の中から早く見つけられるように練習しましょう。
つづいて、ライティング(英作文)の勉強法を紹介します。
3級からはライティングが登場します。
25~35語の英語で回答を作成します。
ライティングは英検3級合格のカギです。ここで6割程度取っておきたいです。
※関連記事:英検3級ライティングの練習問題
英検のライティングは定型文です。毎日英文を書いて書き方をマスターしましょう。
下記のような書き方をします。
この決まった書き方だけですでに16語あります。残り10~15語くらいを考えれば良いだけです。
書くことに一生懸命になると、問題で問われている内容とずれた回答を書いてしまうときがあります。
例えば2023年度第2回の試験では、「誕生日にどこ行きたい?」と聞かれています。
この質問に対して、「美術館(art museum)に行きたい」と回答し、その理由を下記のように考えたとします。
理由①の「絵が好き」は「美術館に行きたい理由」としておかしくありません。ですが、理由②の「美術館は静か」というのは「誕生日に美術館に行きたい理由」としてちょっと「?」です。
回答を書いた後に、回答と理由がずれていないかな?とチェックしてみましょう。
英検のライティングに必要なのは単語・文法の使い方の「正確さ」です。「回答内容の良し悪し」や「正しさ」は問いません。
単語や文法は、「正しく使える」と自信のあるものだけを選ぶようにしましょう。
特に関係代名詞は要注意です。文の構成が複雑なので、使わないほうが無難です。
andや不定詞のtoを使うほうが間違いにくいです。
ライティングは減点方式です。問題集の模範回答とまったく同じ答案でなくても大丈夫です。
単語や文法の使い方が間違っていないかどうか、誰かに添削してもらいましょう。
一次試験最後の問題はリスニングです。リスニングの勉強法を紹介します。
リスニング対策として、シャドーイングがおすすめです。
英語の音声の後につづいてマネしながら発声する勉強法です。
一字一句聞き取るのではなく、「内容」を聞き取り、その内容を表現する力を養えます。
ネイティブスピーカーの発音にも慣れます。
ライティングで2-3分時間を余らせておき、リスニングの放送がはじまる前に問題を先に読んでおきましょう。
何を聞き取れば良いかが分かっている状態にしておきます。
リスニング問題で問われるのは日付や場所など、具体的なものが多いです。
3級では音声が2回放送されるので、1回目で聞き逃してもあわてず、2回目で集中して聞き取りましょう。
英検のリスニングは問題数が多いです。答えに迷っているうちに次の問題がはじまります。
迷ってもすぐに解答を選びましょう。
英検3級のリスニングは25分です。小学生や中学生がハイレベルで集中できる時間は10~15分と言われています。
リスニングの途中で集中を失うと、以降のリスニング問題が壊滅的に不正解になります。
過去問を通しで解き、集中力をつけましょう。
3級からは二次試験(スピーキング)がはじまります。英語で質問され、英語で回答します。
スピーキングの勉強法を紹介します。
言い出しなどでよく使うフレーズを覚えておくと、スムーズに回答できるようになります。
英検3級は「家庭や学校など日常生活の話題」が良く出てきます。
テーマごとによく使うフレーズや単語があります。「heavy(重い)」「cheap(安い)」「call back(電話を折り返す)」「clean up(片づける、きれいにする)」といった単語・フレーズは覚えておきましょう。
英検のスピーキングには「アティチュード」という評価項目があります。この項目での高得点を目指すと、結果的にスピーキングが高得点になりやすいです。
アティチュードとは「(話すときの)姿勢」を指し、「相手に自分の意思を伝えようとする姿勢がみられるかどうか」を評価します。
下を向いて話したり、小さな声で早口に言ったりすると、アティチュードの点数が小さくなります。
また、受検者自身もあわてて話すより、落ち着いて話すほうが実力を発揮できます。
相手の目を見て、ゆっくり話すように練習しましょう。
スピーキング練習では、誰かに模擬面接の相手役をしてもらいましょう。
問題集を使って一人で練習することも可能ですが、やはり相手がいるほうが良い緊張感が出ますし、アティチュードの練習にもなります。
つづいて、本番までの残り期間に合わせて、学習スケジュール別の勉強法を紹介します。
試験本番まで残り3か月から勉強をはじめる場合、以下のような勉強法がおすすめです。
試験まで3か月あるなら、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングをバランスよく伸ばしましょう。
英検ではそれぞれ関連しあっています。リーディング対策がそのままライティングやリスニング、スピーキング対策にもなります。
英検3級は必要な単語数が2000~2500語です。英検4級合格レベルに達している人なら、さらに1000語ほど覚える必要があります。
パス単などの英検3級用の英単語帳を使えば効率よく覚えられます。
英検3級はテーマが決まっているので、長文内でよく使う単語を覚える方法も便利です。
『英検3級 文で覚える単熟語』(後述)を使うと、長文のなかでどのように使われているか、どのようなニュアンスになるのかがよく分かります。
英単語の暗記と並行して、英検3級の過去問題を解きましょう。
どのような問題が出るのかを確認し、各分野のレベルを把握しましょう。
過去問は日本英語検定協会から最新3回分をダウンロードできますし、過去問題集を使うと解説もついていて便利です。
過去問を解いて苦手分野が分かったら、その克服に時間を使いましょう。試験まで3か月あるなら、2か月間はたっぷり分野別の対策に費やします。
問題集は後ほど改めて紹介しますが、『分野別ターゲット』のシリーズがおすすめです。
リーディング、ライティング、リスニングに冊子が分かれていて対策しやすいです。
3級合格のポイントはライティングとリスニングです。ライティングは6割、リスニングは9割が目標です。
細かい文法理解はいったん置いておき、3級でよく使う表現を徹底的に覚えます。
過去問のライティングやリスニングの問題でそれらの表現を思い出す練習をしましょう。
※関連記事:英検3級リスニングのコツ
リスニング対策として、シャドーイングがおすすめです。
英語の音声の後につづいてマネしながら発声する勉強法です。
一字一句聞き取るのではなく、「内容」を聞き取り、その内容を表現する力を養えます。
このパートで養う表現力が二次試験のスピーキングに活きます。
本番まで1か月となったら、過去問や予想問題を10回分は解きましょう。
このときには大問ごとやパートごとではなく、時間を計って1回分ずつ通しで解きます。本番さながらの練習をして、時間配分に慣れましょう。
試験本番まで残り1か月から勉強をはじめる場合、以下のような勉強法がおすすめです。
残り1か月であっても、あわてる必要はありません。リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングをバランス良く勉強しましょう。
英検合格には「単語・熟語の知識」が不可欠です。残り1か月となると、「本当に必要な単語・熟語」から先に覚えたいところです。
パス単なら出題頻度順に並んでいるので、必要性の高い単語から順に覚えられます。
3級はライティングとリスニングで合計7-8割取っておきたいです。
この分野の勉強は毎日欠かさずしましょう。勉強法は前章でお伝えしている方法をご参考ください。
残り1か月だと、過去問演習で実践力を磨いておきたいです。
週1-2回は時間を計って通しで過去問や予想問題を解きましょう。
1回分を解いた後は解きなおしをしてイディオムを覚え、リスニング原稿をみながらシャドーイングしておきましょう。
試験本番まで残り2週間から勉強をはじめる場合、以下のような勉強法がおすすめです。
残り2週間という短い対策期間でも、単語・熟語の勉強は外せません。
時間が限られているので、単語帳を見て浅く広く覚えておきましょう。ウロ覚えでも大丈夫です。
第1問の選択肢を見て、見たことのある単語なら文脈から意味を類推できます。
見たことがないと類推もむずかしくなるので、ヒントがあれば意味をなんとなく思い出せるレベルまでは持っていきたいです。
シャドーイングを毎日しましょう。
英語の音のつながり(リエゾン)が分かるだけでなく、二次試験の音読の対策にもなります。
英検3級ではライティングも合否を分けるポイントのひとつです。
頻出単語・表現はライティングの回答に凝縮されています。過去問を使って回答を片っ端から覚えていきましょう。
※関連記事:3級ライティング対策
※関連記事:3級ライティングの練習問題
どれだけ対策をしても、本番で時間配分を間違うと大失敗します。
時間を計って5回分は過去問を解いておきましょう。
1回分解き終わるごとに、やりなおし・覚えなおしをすると効率よくインプット・アウトプットできます。
英検の試験当日の過ごし方次第でまだまだ得点を伸ばせます。
以下の2点を実践してみましょう。
会場に行く途中の電車やバス、車のなかではリスニングをしましょう。
試験前に英語の音声に耳を慣らしておくだけでも得点アップを見込めます。
また、リスニングしながら頭の中でシャドーイングもしておくと、英語をアウトプットしやすい脳の状態にできます。
会場に着いたら早速単語帳を見て、5個でも10個でも単語を覚えましょう。
ここで覚えた単語が1つくらい試験に出てくるかもしれません。
後ほど紹介しますが、一次試験の問題数は61問で、合格ラインは67%です。
やや大雑把な言い方をすると、41問正解できれば一次試験に合格できる計算です。
(英検は配点が決まっていないので、この数字はあくまで参考程度です)
41問中の1~2問ですから、試験前の勉強で1~2問正解をひろえれば合格に大きく近づけます。
英検3級の勉強におすすめの問題集を紹介します。
いずれもAmazonのリンクをつけているので、リンク先でお得に購入いただけます。
英検3級によく出る英単語が収録されています。
3級では2000~2500語必要です。
とはいえ4級までにすでに1200語ほど覚えているでしょうから、残り1200-1300語ほどを覚えましょう。
利点:ABCの三段階で暗記必須単語が配列されており、「本当に覚えておかないといけない単語」から順に覚えられます。コンパクトで持ち運びができるので、電車の中などでも勉強できます。
出版社:旺文社
英検3級に必要な単語や熟語を文で覚える方式の問題集です。
1語1語暗記するのではなく、長文を読みながら「意味」と「使い方」の両方を覚えられます。
アプリで音声も聞けるので、リスニング・スピーキングの練習もできます。
利点:単語・熟語の勉強だけでなく、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングすべてレベルアップできます。
1冊で二次試験対策までカバーできるオールインワン型で、本番とよく似た傾向のオリジナル問題が頻度別に掲載されています。
利点:試験会場に持って行けるコンパクトな「でる順BOOK」がついています。単熟語ファイナルチェックをはじめ、「試験直前に役立つ内容」がポケットサイズの別冊に収録されています。
出版社:旺文社
掲載6回分すべての音声がついており、リスニングや面接対策ができます。
3級の試験内容や合否判定方法がわかる「英検インフォメーション」もあり、はじめて受験する場合も試験情報がよく分かります。
また、正答率の高い問題には★マークをつけてくれているので、優先的に勉強すべき内容を把握できます。
利点:アプリで音声がきけるうえ、面接対策の問題・解答例・解説も掲載されており、二次対策もできます。
出版社:旺文社
受験申込から二次対策の内容まで、英検3級合格に必要な情報が網羅されている問題集です。
3級に出題される問題を分野別に対策できます。模擬試験も1回分掲載されています。
3級をはじめて受ける人に特におすすめです。
利点:3級の情報がすべて載っており、どのようなレベル・範囲の問題が出るのか、どのような対策をすれば良いかが分かります。
出版社:旺文社
「わからないをわかるにかえる英検」シリーズの過去問題集です。
このシリーズらしく、オールカラーの図版解説です。
また、より本番試験に近いサイズの剥ぎ取り式問題冊子で、直近の過去問3回分とオリジナル模擬試験1回分の合計4回分が収録されています。
利点:サイズが本番の問題冊子に近いので、本番さながらの予行演習ができます。
出版社:文理
タイトルどおり、7日間という短期で英検対策できるドリルです。
1日目は単語の暗記、2日目は熟語の暗記、3日目はリスニング対策というように日を重ねるごとに対策が進んでいき、7日目には面接対策で仕上げができる構成です。
付属CDのほかに、アプリを使って音声も聞けます。
利点:1冊でコンパクトに必要な内容がまとめられており、本番直前の総チェックに便利です。
出版社:旺文社
タイトルにあるように、「小学生向け」につくられた3級対策ドリルです。
英検で必要な知識や文法を言葉による解説ばかりではなく、イメージや音と結びつけて覚えれるようになっています。
漢字にはふりがなが振られています。
利点:小学生が理解しやすいような説明の仕方なので、「イメージ」や「形」で英検対策ができます。
出版社:旺文社
タイトルにもあるように、小学生向けにつくられた英検3級の問題集です。
文法用語を少なくし、代わりにどの場面でどのような言い方をするかをマンガで解説してくれています。
予想問題も1回分掲載されています。
利点:文法を「理屈」ではなく「使う場面」で覚えられます。小学生はもとより、文法が苦手な中学生にも使いやすいです。
出版社:アルク
旺文社による分野別の英検3級対策問題集で、ライティングに特化しています。
大量の練習問題が掲載されており、ライティングのレベルアップに集中的に取り組めます。
利点:3級合格のカギとなるライティングを徹底的に練習できます
出版社:旺文社
英検3級には何が出るのか、出題傾向や難易度・合格率を紹介します。
日本英語検定協会によると、英検3級は「身近な英語を理解し、使用できること」を目標としており、「中学卒業程度」とされています。
おおむね、高校高校入試レベルです。
英検3級合格に必要な単語数は2000~2500語程度とされています。
公立中学で3年生までに習う英単語数と同程度です。
一次試験と二次試験に分かれており、両方とも合格してはじめて英検3級に合格したことになります。
一次試験はリーディング、ライティング、リスニングに分かれており、試験時間は筆記50分とリスニング25分です。問題数は以下の表のとおりです。
問題の種類 | 問題数 | |
リーディング | 短文の語句空所補充 | 15問 |
会話文の空所補充 | 5問 | |
長文の内容一致選択 | 10問 | |
ライティング | 英作文(25~35語) | 1問 |
リスニング | 第1部:会話の応答文選択 | 10問 |
第2部:会話の内容一致選択 | 10問 | |
第3部:文の内容一致選択 | 10問 |
リスニングの放送は2回あります。1回目で聞きもらした数字・曜日・場所などを2回目でしっかり聞き取れるように、集中力を切らさないことがポイントです。
また、二次試験はスピーキングのテストで、以下の表のような問題構成です。
問題の種類 | 問題数 |
音読(30語程度) | 1問 |
パッセージについての質問 | 1問 |
イラストについての質問 (人物の行動描写) | 2問 |
受験者自身の意見についての質問 (イラストに関連しない内容を含む) | 2問 |
英検は一次試験を突破してから二次試験を受けられます。それぞれの合格点を越えることを目指しましょう。
一次試験の英検CSEスコアの満点が1650で、合格基準スコアは1103です。
つまり、一次試験の合格点は67%です。
二次試験の英検CSEスコアの満点は550で、合格基準スコアは353です。。
つまり、二次試験の合格点は65%です。
合格率は、一次試験が50%、二次試験が90%とされています。
一次試験の突破は2人に1人で、一次試験で合格できれば二次試験はほぼ大丈夫です。
前述のように英検3級の合格は一次試験次第です。
一次試験に合格できる実力を身につければ一発合格できます。
3級合格のポイントになるのは「リスニング」です。
リスニングで9割取れるほどきちんと聞き取れるようになれば、ライティングや二次試験のスピーキングでも高得点をねらえます。
英検は級ごとに出題テーマが決まっています。そのテーマでよく使う単語・熟語・慣用句を集中的に覚えましょう。
試験まで時間のない人は英語→日本語で覚えましょう。
「見れば、聞けば意味がわかる程度」です。
これでリスニングや二次試験のカード音読をクリアできます。
リーディングでも「単語の意味が分かれば解ける問題」を正答できるようになります。
試験まで1か月以上ある人は、日本語を見たらその英単語を書けるように練習しましょう。
「意味が分かり、英単語も書ける状態」まで覚えます。
これでライティングやスピーキングで高得点を取れるようになります。
最後に、英検3級の対策で塾に通うメリットをまとめて紹介します。
まず、塾で学ぶと学習効率が良くなります。
程よい緊張感で集中力がつづきますし、塾なら英検合格までのカリキュラムもあります。
効率よく対策ができます。
英検は基本的に学校の先取りです。授業でしっかり習っていない範囲が多いため、問題集を解いていてよく分からないものも出てきます。
分からない問題が出てきたときに、塾ならその場で解決できます。
英検3級は高校入試レベルです。試験範囲が広く、覚えないといけない単語・熟語もたくさんあります。
すべて勉強しようとすると途方もない時間がかかるので、合格ラインを超えるのに必要な範囲にしぼって対策するほうが賢明と言えます。
前述のように単語・熟語の意味が分かるようにするのが第一段階です。
試験まで時間のある人は、単語・熟語を「書ける」ようにしましょう。
そうした、個人の学習状況に合わせて対策内容の取捨選択を相談できる(アドバイスをもらえる)という点も、塾の大きなメリットです。
英検3級を受ける人は中学生や高校生が大半です(English Naviより)。
学校の定期テスト対策も並行して進めないといけないため、学校と英検の両立で苦労する子が多いです。
塾であれば中学生や高校生の勉強対応に慣れており、学校と英検の両立にも最適解を見つけられます。
前述のように英検3級は対策次第で直前の1か月や2週間でもかなり点数アップを見込めます。
塾なら一人で勉強するより効率よく対策できるため、短期間の受講でも合格を取りやすいです。
小学生や中学生が英検対策をするとき、学校の勉強や部活との両立、小学生ならではの文法対応が課題としてついてまわります。
そうした課題を熟知している塾だと英検対策がしやすいです。
そこで、小学生や中学生におすすめの英検対策塾を2つ紹介します。
いずれも塾HPの資料請求フォームにつながるリンクをつけています。
最初に紹介するのは英語専門のオンライン塾、オンライン家庭教師です。講師は日本人が多いようです。
学校の定期テスト対策や受験対策もしていますが、特に強いのが英検対策です。
小学生でも英検準1級や2級などのハイレベル級に挑戦している生徒が多くいます。
英検1級まで指導可能な講師が多く在籍しているのも強みです。
日本人講師メインの英会話スクールです。
「質問したいけれど英語でどう聞いていいか分からない」
「英文法の解説を英語で聞いてもピンとこない」
英検3級くらいまではこうしたジレンマを抱えている人は多いです。
ワールドトークでは97%が日本人講師で、詰まったときには日本語で質問でき、日本語での解説を聞くこともできます。
外国人講師と英語で話すのにまだ抵抗感のある子におすすめです。
・お気軽コース 月額3,300円
・基本コース 月額5,500円
・イチ押しコース 月額6,600円
・集中コース 月額11,000円
・徹底コース 月額22,000円
※無料体験レッスンあり
いかがでしょうか。
小学生・中学生・高校生向けに、英検3級の勉強法や一発合格するためのポイントをまとめて紹介しました。
合格に必要な勉強時間は30~50時間とされています。試験まで2週間から1か月の対策でも合格は可能です。
短期間で合格を勝ち取るには、単語・熟語とリスニングの対策を重点的に行いましょう。
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