小学校の算数は学年があがっていくと、どんどんむずかしくなっていきます。高学年になるとちょっと復習したぐらいではなかなか解けるようになりません。
3年生になると学校の授業時間数も宿題もグンと増えます。忙しくなるため、苦手な問題があってもそのままにしてしまう習慣がつきやすくなります。
3年生のうちに勉強をしっかり立て直しておきたいと願ってらっしゃる保護者の方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は小学校3年生用のおすすめの算数ドリルを12種類紹介します。全てのドリルをする必要はないので、お子様の様子をみて必要そうなドリルだけ試してみてください。
この記事は下記の方向けです。
【下記リンクは難関中学受験対策で定番のZ会のPRです。リンク先でZ会に資料請求ができます。】
Z会 小学生コースの案内※Z会の中学受験コースのメリットや活用法を下記の記事で紹介しています。
Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
小3におすすめの算数のドリル・問題集を紹介します。
いずれもAmazonのPRリンクをつけているので、リンク先でお得に購入いただけます。
1日1枚(5-10分)でできるドリルを中心に選びました。
3年生だと特に「しっかりした基礎学力の構築」はとても大事です。
「テストや宿題で×になったけど、解き方は分かっていたから大丈夫!」という子は多いですが、大丈夫ではありません。4年生以降はさらに「ケアレスミス」が増え、そのうち「解き方が分からない」に変わり、気づいたときには「算数が嫌い」になります。
逆に、計算問題や基本問題を「めったに間違えない」くらい解きなれておけば、応用問題に移っても早く解けるようになります。
最初に紹介するのは学研の「毎日のドリル」シリーズです。
問題の難易度は小学校の勉強と同じくらいで、1日1枚10分程度でできます。「毎日の学習習慣」をつけるのに便利です。
ほかにも、下記のような使い方ができます。
たし算・ひき算↓
かけ算・わり算↓
もっと計算力をきたえる↓
文章題↓
図形・数・たんい↓
出版社:学研
ページ数:96ページ
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
やりきれるから自信がつく!
●1日1枚の勉強で、学習習慣が定着!
目標時間にあわせ、無理のない量の問題数で構成されているので、「1日1枚」やりきることができます。●すべての学習の土台となる「基礎力」が身につく!
スモールステップで構成され、1冊の中でも繰り返し練習していくので、確実に「基礎力」を身につけることができます。●計算のやりかたが、よくわかる!
計算のやりかたをくわしく説明し、丁寧な解説もあります。問題量も豊富なので、かけ算・わり算がしっかり身につきます。●「勉強管理アプリ」の活用で、楽しく勉強できる!
学研出版サイトより引用
設定した勉強時間にアラームがなるので、学習習慣がしっかりと身につきます。時間、点数を記録していくと、成績がグラフ化されたり、賞状をもらえたり、キャラクターとコミュニケーションを取れたりするので、達成感が得られます。
つづいては公文の「小学ドリル」シリーズです。
先日の学研同様に、「毎日の学習習慣」「先取り学習」「苦手克服」に便利です。
たし算・ひき算↓
かけ算↓
わり算↓
出版社:くもん出版
ページ数:104ページ
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
〔本書のねらい〕
「基礎からスモールステップでくり返し学習」「自分で解ける→自信ややる気につながる」という一連の流れにより,基礎基本や学習習慣をしっかり身につけ,自学自習で進めることができます。〔学習内容・特徴〕
Amazonより引用
1なめらかなステップと反復練習により,基礎力を確実に身につける自学自習用のドリルです。
2数量図形の分野に特化したことで,豊富な練習量となめらかなステップを実現しています。
3「できた!」のくりかえしによる自己肯定感で学びへのモチベーションが高まり,しっかりとした学習習慣を無理なく育みます。
4例題や導入問題を解き進めながら「自ら学びとる」ことで,確実な基礎力と自立的な学習姿勢を養成します。
5巻末解説に,ポイントや解き方などの「まとめコーナー」を要所要所に設け,学びとったことのたしかめ機能を高めています。
6フルカラー化により,図版やイラスト,解答・解説の「見易さ」「わかりやすさ」が向上しています。
7「できたねシール」で学習習慣が身につきます。
次も公文のシリーズで、「算数集中学習」です。「小学ドリル」シリーズに比べて範囲を絞り、短期集中で苦手を一気に克服したり、得意にしたりするようにできています。
計算集中↓
文章題に集中↓
単位と図形に集中↓
出版社:くもん出版
ページ数:144ページ
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
「3年生 計算にぐーんと強くなる」は、計算に特化し、
Amazonより引用
豊富な練習量を実現しています。
そのため、やさしいところから細かいステップで学習でき、
苦手意識をもった子どもでも、すらすら解くことができます。
また、徹底したくり返し練習を行うことができるため、
計算力を体にしみこませることができます。
「3年生 計算にぐーんと強くなる」は、テーマごとに最後に文章題が
付いているのも特徴の一つです。
このことによって、子どもたちは、練習した計算をどのように実践的に使うのかを
体感することができます。計算を正確に、スピード感をもって解く力を
身につけた自信を深めた子どもたちは、
自ら学習に向かっていく姿勢を育むことでしょう。
つづいては、大人気の「うんこドリル」です。
算数が嫌い、勉強なんて楽しくない。そういう小学生を楽しみながら勉強に向かわせようという熱意の結晶です。
問題そのものはちゃんとしているのですが、ずいしょに「うんこネタ」が出てくるので子どもが「勉強感」を感じずに済みます。
たし算・ひき算↓
かけ算↓
わり算↓
文章題↓
4冊セット買いすると「うんこ」の下敷きがついてきます↓
これらを月額2,480円(各教科毎月1冊ドリルを買うぐらいの費用です)で受けられます。
出版社:文響社
ページ数:128ページ
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
★☆★累計発行部数 700万部突破!★☆★
社会現象になった「うんこドリル」シリーズ!
-各学年の重要単元を網羅-
☆親も一緒に読みたくなる新感覚のドリル!
☆すべての文章題で、うんこワールドを展開することに成功!
☆苦手意識を持ちやすい文章題も、うんこの力で楽しくスラスラ読める!解ける!
☆さらに勉強が楽しくなる「スーパーうんこ問題」や、うんこコラム・うんこマンガ・うんこ図鑑なども掲載
☆各回に「確認問題」「練習問題」を収録。確実に単元ごとの力の定着がはかれる!
☆最終回の「まとめテスト」で総復習ができる!
☆丁寧でわかりやすい別冊の解答解説付き。お子さまへの指導の手引きとしても役立ちます◇商品コンセプト◇
本書は、「笑いながら取り組める前向きな学習」というコンセプトを踏襲し、
お子さまが苦手意識を抱きがちな算数の文章題を、うんこという題材で興味づけし、単元の理解を促します。
文章で問われていることをしっかりと理解して問題を解くことで、
学力が真に「身についている」状態を目指しましょう。「みかさんは 26円 持って います。
お母さんから おこづかいを 41円 もらいました。
合わせて 何円に なったでしょう。」そんなおもしろみのない従来の算数の文章題に、うんこの魔法をふりかけることで、
文響社より引用
「算数の文章題は楽しい!」
「早く次の問題も解きたい!」
と感じ、1人でも多くの子どもが算数を得意科目としてくれることを、私たちは心から願っています。
みんな大好き(?)、すみっコぐらしです。
うんこドリルと同じで、好きなキャラクターが出てくるほうがとっつきやすいですね。
すみっコぐらしが好きな子にはたまらないですし、すみっコぐらしが好きな保護者の方にもたまらないでしょう。
かけ算・わり算↓
単位と図形↓
プログラミングもあります↓
算数じゃないですが、日本の都道府県と主要な川・平野を漢字で書けるようになるものもあります↓
出版社: 主婦と生活社
ページ数:88ページ
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
かわいいすみっコと一緒に、小学3年で習う長さ・重さ・かさの単位や、三角形・円・球をばっちりマスターできる学習ドリル。難しく感じがちな、長さ(mm、cm、m、km)、重さ(g、kg、t)かさ(mL、dL、L)を、楽しく学習していくうちに、単位をしっかり使いこなせるようになります。すみっコぐらしのかわいいシールも78枚ついています。
Amazonより引用
計算が苦手な子向けに、「毎日少しずつ、ちょっとだけ計算練習」ができるシリーズです。学研の「早ね早おき」で、1日5分でできる分量です。3か月くらいで終わります。
こちらも、先取り学習で使っている方も多いです。
計算↓
文章題↓
出版社:学研
ページ数:128ページ
学習ペース(目安):1日1ページ
特徴:
~朝の勉強で、頭のスイッチが入る! かしこい子に育つ習慣づけに~
■1日たったの5分だから続けやすい!
朝の短い時間でも取り組めるように、1日分はたったの5分。スキマ時間の活用や、基礎固めにもオススメです。■やさしく学べる!
例題がついているので、解き方がしっかりわかります。毎日コツコツ続けやすい、5分で解ける問題数です。■規則正しい生活習慣が身につく!
毎日の睡眠時間や勉強時間を記録できる「生活チェック」つき! 自分の生活を振り返ることで、規則正しい生活習慣が身につきます。■達成シート&シールつきで毎日がんばれる!
Amazonより引用
ドリルが1回終わるごとに、達成シートにシールを貼っていきます。どこまで進んだのかがすぐにわかるため、“がんばり”が目に見えてやる気が継続します。
「カッコイイもの」が好きな子におすすめです。夏休みの学習習慣づけのためや、2年生に先取り学習でさせている方が多いです。
出版社:学研
ページ数:96ページ
学習ペース(目安):1週間で4ページ
特徴:
カッコいいドリルで勉強したい! ドラゴンが封印された小学ドリルシリーズの続編が登場!
勉強がニガテでも、これならどんどん進められる!★勉強するとドラゴン復活! でっかいキラシールを貼るとドラゴンのイラストが完成。
・1回分の勉強を終えるたびにシールを貼っていくと、最大15cm四方のドラゴンのイラストが完成。
・ドラゴンは全て、ゲーム業界で活躍するイラストレーターによる描き下ろし。教材の域を超えたクオリティを実現!
・解けば解くほどレベルの高いドラゴンがゲットできるので、どんどん進めたくなり、自然と学習習慣がつく。★まるで魔法書! 想像力を刺激する学習ページで、楽しく勉強できる。
・全ページ、魔法書やダンジョンをモチーフにしたデザインで、めくるだけでワクワクする!
・もちろん学習内容も充実。スモールステップで進むので、ニガテな子も安心。1冊で1年分の計算マスターになれる。★他にも、楽しい要素が満載!
Amazonより引用
ドラゴンずかん身長・体重、生息地、能力パラメータ、必殺技など、ゲームさながらのデータが満載。
ドラゴンの種族各巻には、火属性や水属性などの異なる種族のドラゴンを収録。集めて楽しいラインナップに。
ドラゴン下じきドラゴンのイラストを大きくあしらった下じきが付属。
小学校の宿題に物足りなさを感じていそうなら、ここにおすすめする問題集をさせてみてください。
小学校の勉強をもとにして、クイズのような解き方をする問題がたくさん出てきます。
正解するかどうかよりも、考える過程や集中して試行錯誤すること自体がとても大きな学習効果を生みます。
中学受験を考えているけれど受験勉強にまだ本格的に乗り出すつもりはない場合も、ここで紹介するドリルがおすすめです。
小学校の勉強で物足りない子には「ハイレベルドリル」がおすすめです。
問題量も豊富で、しっかり勉強できます。標準レベル・ハイレベルに分かれているので、単元によってレベルを使い分けても良いですね。
中学受験をお考えのご家庭にもおすすめです。
出版社:文理
ページ数:160ページ
学習ペース(目安):1日1ページ(30分)
特徴:
ハイレベルを目指す 書き込み式算数ドリル
基礎,標準から,ハイレベルな問題にチャレンジ!●無理のない3段階構成で,学年トップの実力がつく!
文理より引用
●1日30分の切り取り式!
●オールカラーだから,見やすい紙面です。
●解説がくわしい,2色刷の縮刷解答つき。
●1年分をかんたん総復習。
●学年別学習ボード付き。
●文理のホームページで学力診断ができます。
前述の「ハイレベル」を少しむずかしく感じる子には、こちらの「ハイクラスドリル」がおすすめです。
小学校の勉強より難しいですが、難関中学受験対策として物足りないという難易度です。
「受験するかどうか検討中」のご家庭で、子どもの様子をみて受験するかどうか考えるのにも適しています。
出版社: 増進堂・受験研究社
ページ数:168ページ
学習ペース(目安):1日1ページ
特徴:
○小学3年生の学習内容に合計120回の問題で取り組みます。1回ごとの問題を短時間で取り組めるようにしたので,どんどん先へ進むことができます。
増進堂・受験研究社より引用
○標準・上級・最上級の3段階でレベルアップを図ります。教科書にある内容よりも少しレベルが高い問題にも対応できる力がつきます。
○解答編には指導者の方のために「指導の手引き」を設けました。学習する児童の方をレベルの高い問題までしっかり理解ができるよう導くことができます。
算数・国語といった垣根を越えて必要になる「考える力」を養うのにおすすめのドリルです。
中学受験・高校受験によく出る思考力問題は「解法の暗記」ではなかなか身に付きません。むしろ、3-4年生で算数がむずかしくなってくる時期に「暗記」ではなく「考えて解く習慣」をつけるかどうかがとても大切です。
パズルがたくさん出てくるので、ここでは紹介していませんが「天才ドリル」とも問題が良く似ています。
出版社:増進堂・受験研究社
ページ数:100ページ
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
〇表面で応用力、裏面で思考力が身につく
本文の表面には算数の「文章題(図形問題を含む)」,または国語の「読解問題」を掲載しているので, 算数や国語の応用力をこの一冊で身につけることができます。裏面は,パズル形式の問題になっているので, 楽しく取り組めて, 思考力を養うことができます。〇無理なくサクッと取り組める
この本は,1枚ずつ切り離して使うことができます。片面1ページにつき3分~15分の短時間で,いつでも無理なくサクッと取り組むことができます。〇深く理解できる別冊解答
増進堂・受験研究社より引用
解説がとても詳しいので, 間違えた問題についてじっくりと理解を深めることができます。
ここでは、3年生用としてはかなりハイレベルなものを紹介します。
最難関中学の受験を考えている方はぜひ取り組んでみてください。
この時点であまり解けなくても大丈夫です。
という行動が大切です。
難関中学・最難関中学志望者、首都圏の希学園の入塾希望をされている方、関西圏の浜学園で灘合を意識されている方などに定番の問題集です。
問題の質がすばらしく、大人がみても本当に感心します。
正解することにこだわらなくても、「解き方をじっくり考えてみる」だけでも十分意味のある1冊です。
出版社:文英堂
ページ数:160ページ、別冊48ページ
学習ペース(目安):1週間8ページ
特徴:
先取り学習+絵かき算で最強算数脳育成!
●人気の高い、小学校低学年向けハイレベル問題集です。
教科書の上のレベル問題から、入試の基礎にあたるところを中心に編集しています。●当該学年では指導要領外のことでも、既習内容の発展で学べることについては、
先取りして掲載し、レベルの高いお子様が飽きない内容になっています。●中学受験で問われる項目を、その学年に合わせて、ゲーム感覚で楽しめるようにしています。
●非・詰め込み式学習方法で有名な糸山泰造先生による、「おもしろ文章題 えかき算」を別冊付録としました。
Amazonより引用
低学年の間に、お絵描きの延長で、文章題を解く経験をさせておくことで、単なるパターン暗記にとどまらない思考力を育成でき、高学年以降の入試対策が大変楽になります。
本格的に受験対策をするなら「自由自在」がおすすめです。問題量が豊富で、毎日しっかり時間をかけて取り組む必要があります。
「塾なしで受験する子」には定番です。
出版社:増進堂・受験研究社
ページ数:488ページ
学習ペース(目安):1週間12ページ
特徴:
〇新学習指導要領に対応し,学習内容を大幅に一新する全面改訂を実施。3・4年を中心に,中学受験の土台となる内容まで完全にカバーしています。
〇マンガで学習内容を楽しく紹介しています。導入部の「ここからスタート!」では,マンガで単元の内容を楽しく紹介しているので,学習に入りやすくなっています。
〇学習内容をわかりやすく整理した図や表を豊富に収録。オールカラーで楽しく,理解が深まります。
〇記述力・思考力を伸ばします。これから必要とされる「記述力・思考力」を伸ばす練習問題や解説を多数収録しています。
〇スマホで知りたいことがわかる「教えて!自由自在先生」と連携。スマホアプリのLINEで友達追加をすれば,知りたい用語を検索することができ,該当する『自由自在』のページをスマホで読むことができます。
増進堂・受験研究社より引用
前述の「スーパーエリート」と双璧をなす、市販教材で最高難易度の問題集です。最難関中学を目指す方はぜひ取り組んでおくことをおすすめします。
難易度を下げたものもあります(現在は廃刊)↓
出版社:文理
ページ数:241ページ
学習ペース(目安):1週間8ページ
特徴:
中学入試をめざす 小学低学年用問題集
実力養成から入塾準備まで最良の1冊/実戦力が高まる「総しあげテスト」/家庭学習にぴったりのくわしい解答・解説●本書は,トップクラスの学力をつけることを目的に作られた,小学校低学年用問題集です。
文理より引用
●標準クラス(教科書レベル)の問題を基本に,ハイクラス・トップクラスと段階を積み重ねることによって,高い学力が身につくような構成になっています。
●中学入試を研究し,それに基づいたパターンの問題を収録してあります。
●教科書の単元にそって,その単元で学習できる内容の最高レベルまでの問題を収録してあります。
●後半では,1学年上の内容を先取りして学ぶことができます。
●中学入試に出される特殊算のうち,その学年で解くことができるものを掲載しました。
●別冊の「答えと解き方(考え方)」は,各問題の解き方・考え方はもとより,その着眼点や指導の際の注意点もていねいに解説されています。どの問題も確実にできるようになることをめざしました。
●「総しあげテスト」は,やったあと,文理ホームページ上にて『学力診断』ができるようになっています。お子様の今の学力を知る一助になります。
●文理HPで『読者アンケート』にお答えいただくこともできます。
※中学受験を考えている方向けに、受験算数の勉強の仕方をこちらの記事で説明しています。
中学受験算数の成績アップ:塾で勉強しているのに伸びない原因と対策方法(図形、比と割合、速さ)
小学生のドリルを選ぶときの選び方を説明します。
ドリルや問題集選びで1番大切なのは、
と思えるものを選んであげることです。
3年生くらいになると、科目の好き・嫌いの意思がはっきりしています。
「嫌い」となると余計勉強しなくなります。
子ども自身も苦手を克服したいという気持ちを持っていますから、「これならできそう!」と思えるレベルのものを選ぶと、前向きに取り組みやすくなります。
また、小学校で習うレベルに物足りなさを感じている子も少なくありません。
そういう子には「クイズのような考え方を求めるドリル・問題集」を選んであげると、自分から取り組むようになります。
今の学力なら「あとちょっとで解けそうかな」というものを選ぶようにしましょう。
3年生では割り算や分数の文章題が出てきます。本格的な内容に入ってきて、算数に苦手意識を持つ子が多くなります。
下記のグラフをご覧ください。算数が嫌いと回答した子の割合を学年別に示しています。
3年生になって算数が嫌いになる子が非常に多いことが分かります。
3年生の算数は4年生の算数につながっていきますから、
など、苦手単元が出てくるとそれが4年生以降も苦手なままになってしまいがちです。
「解けるレベル」の問題を繰り返し解いて、苦手が定着してしまう前に克服しておきたいですね。
※関連記事:【小学校算数】3年生の勉強内容:何に気をつける?
また、3年生は「9歳(10歳)の壁」を迎えます。
自分を客観視する能力が成長してくるため、「友だちより苦手にしていること」を強く意識しがちになります。
「努力してできるようになっていく自分」を意識させていくようにしましょう。
学習目的をしぼると、お子様に合うドリルを選びやすくなります。
3年生の勉強で大切なのは大きく以下の3点です。
これらを身につけておくには、「(がんばったら)解ける」「無理なく続けられる」ものが大切です。
※関連記事:小学校低学年の勉強時間どれくらい?やる気の出し方は?
「がんばる目的」には3つあります。
それぞれ、おすすめのドリルのタイプを説明します。
苦手単元の克服が目的なら、割り算や図形など、単元ごとにつくられているドリルがオススメです。
学習範囲が広くなると、以前習った内容と混乱してしまう場合もあります。
自信がつくまで1つの単元で反復練習をし、慣れてきたら2つの単元を同時並行で学習すると定着度が1.5倍~2倍にアップすることがわかっています(現代ビジネス「その学習法は正しいか? 「うまくいっている」という幻想に要注意」より)。
問題のレベル別に作られているドリルなら、お子様の必要なレベルの練習をたくさんできます。
また、特別苦手というわけではなくても、この目的に沿って作られたドリルは「定期的に・短時間で」取り組めるようにできています。
4年生以降は学習習慣をつくるのが大変になってきます。3年生のうちにドリルを使って無理なく学習習慣をつくりたいですね。
低学年はおどろくほど成長が早いです。ついこないだまで宿題に苦労していたはずなのに、ふときづくとスラスラ解けていて、子どもが物足りなく感じていることもよくあります。
中学受験をされるご予定はなくても、高校受験の対策を始めだす子が多い学年です。応用力や思考力を磨いておきましょう。
中学入試は、小学校で習う内容を発展させた問題が中心です。
複雑な計算問題を「間違いなく解ける力」が求められます。高い計算能力がベースにあってはじめて、応用問題を工夫して解く力を養えます。
また、3年生のうちは知識よりも、試行錯誤をとおして思考の引き出しをふやすことが大切です。
中学受験をお考えのご家庭には、作業能力と発想力・思考力を伸ばす専用のドリルがおすすめです。
ドリルによっては1日5分で終わるものもあれば、しっかり取り組むものもあります。習い事やお友だちとの遊ぶ時間、下のきょうだいのお世話などで、まとまった時間を取れる場合と取れない場合があります。
無理なく続けられるものなら、保護者の方もお子様も負担感なく取り組めます。
自宅学習の質を高める方法として、通信教育を試してみるのも一つの手です。
移動時間がゼロですし、塾に比べて短時間の1回あたりの勉強が短時間に設計されています。「塾と併用」「通信教育単独」のどちらも選べます。
難関中学、最難関中学(首都圏御三家、灘中学、ラサール中学など)を目指しているならZ会がおすすめです。下記のような特長があります。
※関連記事:Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
下記リンクはZ会中学受験コースのPRです。リンク先で無料体験を申し込めます。
Z会の通信教育 中学受験コース中学受験対策の通信教育として進研ゼミも多くの受験生に選ばれています。楽しく、自信をつけながら学べるという特徴があります。
※関連記事:進研ゼミ小学講座の特徴と効果的な利用法
下記リンクは進研ゼミ小学講座のPRです。リンク先で無料体験を申し込めます。
中学受験対策には算数の先取りが欠かせません。
算数の先取りをするのに便利な学習道具としてRISU算数という、「算数に特化したタブレット型の通信教育サービス」があります。
ゲームのようにステージをクリアすればするほど算数の問題を解けるようにしていくシステムです。
小学校の勉強先取りはもちろん中学受験の問題もたくさんあり、RISUの会員で四谷大塚の全国小学生学力テストやSAPIXの模試で全国1位を取っている子も出ています。
費用のシステムが分かりにくいので、その解説も含めて下記の記事で紹介しています。
下記リンクはRISUのPRです。小学校算数の先取りも、中学入試算数も対策できます。
リンク先で無料体験を申し込めます。
一緒にあれこれ取り組んではみたものの、学習習慣が身につかず、算数をいやがる子になることもあります。
そんなときの対処法を3つお伝えします。
塾に行かせるのはまだ早い、でも親の言うとおりには動かない。
そんなときは、オンライン家庭教師の力を頼りましょう。
家で受講できるのに家庭教師が家に来ないので、他人を迎える準備が必要ありません。
しかも授業の様子を家のリビングで見られます。
授業中に子どもが解けるようになった問題やちょっと詰まっていた問題を、授業後に軽くおさらいしてあげるとグングン伸びていきます。
低学年のうちに、「プレ塾」として活用されるご家庭がふえてきています。
どこの家庭教師センターも無料体験を実施しています。「とりあえず体験を受けてから合う・合わないを考える」という方も多いです。
【下記リンクはプロ講師による個別指導と、LINEなどで勉強方法の指導やスケジューリングもしてくれる「みんなの塾」のPRです。月17,800円から受講できます。】
※関連記事:オンライン家庭教師のメリット・始め方
2つ目の対処方法は「目標をつくること」です。
英検®、漢検、模擬試験など、資格検定や試験を受けるようにしてみましょう。
検定なら合格・不合格があり、子どもも「今している勉強がどう結果につながるのか」を意識するきっかけになります。
模擬試験なら順位や偏差値を目標にして勉強すると、
「偏差値60を取るにはどうしたらいいか」
と考えるきっかけになります。
いずれも、複数回受けることがポイントです。
どの学習手段を取るにせよ、小学校3年生で必要なのは「学ぶ楽しさを感じること」です。
こうした「知的な楽しさ」を低学年のうちに感じておけば、高学年になってむずかしい問題にチャレンジしても諦めない強さが身に付きます。むずかしい問題を乗り越えるのが楽しくなるからです。
小学校3年生向けに算数のドリルや問題集を紹介しました。
小学校3年生からは学校の授業数が増えて、勉強が忙しくなります。
解けなくてもそのままにしてしまい、気がつくと苦手になっていたりします。
この時期に勉強に楽しく取り組めていると、高学年に進んでむずかしいさらに問題が出てきても前向きに取り組めるようになりいます。
また、中学受験を予定している子はパズルのように工夫する問題をたくさん解かせてあげて、ステップアップする時期にしていきましょう。
苦手克服・学習習慣づくりから中学入試対策まで、お子様とご相談いただきながら、ご家庭に合うドリル・問題集をお選びください。
下記リンクはZ会中学受験コースのPRです。塾なしでも、塾と併用で難問対策講座だけ受けることもできます。
リンク先で無料体験を申し込めます。
※Z会の中学受験コースのメリットや活用法を下記の記事で紹介しています。
Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
This website uses cookies.