「Z会で大学受験対策はどれだけできるんだろう」
「予備校に通いながらZ会って時間的にできるのかな」
このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
Z会といえば難関校入試の対策に定評があります。
ですが、難関大入試は記述問題が多く、人に直接教わらない通信教育でどのように対策ができるのでしょうか。
そこで、高1~高3向けのZ会大学受験講座の特長を紹介し、有効な活用法をお伝えします。
下記のリンク先で資料請求ができます。
Z会 高校講座の案内
Z会大学受験講座の特長から紹介します。
Z会といえば昔から難関校の受験に強いことで有名です。難関中学・難関高校・難関大学いずれも得意としています。
どれだけ得意か、分かりやすいのは「合格実績」ですね。下記は2023年度入試の合格実績の一部です(出典:Z会公式HP)。
旧帝大のなかでも最難関の東大・京大、MARCHのなかでも難関の明治大、関関同立のなかでも難関の同志社大への合格者数がとびぬけて多いのが特徴です。
合格実績数≒受講者数ですから、難関大・最難関大の受験を希望する高校生がたくさんZ会を受講していることが分かります。
講座のレベルは東大・京大・早慶・難関大・最難関大の5つに分かれています。
東大・京大・早慶の対策はもちろん、Z会 推奨講座一覧では全国の難関大・最難関大の入試難易度に応じておすすめの講座を紹介してくれています。
難関コースと最難関コースに大きな違いはありません。
Z会の講座は大きく分けて「カリキュラム学習」と「入試演習」に分かれています。カリキュラム学習は全コース統一で、入試演習でコースごとに問題のレベルが異なります。
特に高1・高2はカリキュラム学習がメインなので、とりあえず「難関」を選んでおけば大丈夫です。
Z会では予備校のように月ごとにカリキュラムが決まっています。
カリキュラムに沿って勉強していくことで実力をつけていくシステムです。
ただし、タブレットを使って学習するタブレットコースではカリキュラムを自分で入れ替えて学習することができます。
Z会の問題は難しいとよく言われます。その理由の1つは、単元の基礎的な知識を教え込むのではなく、知識を活用して解く問題が多いからです。
「~は何か」といった一問一答的な暗記の勉強はZ会の教材では難しいです。学校教材などを使うようにしましょう。
暗記ではなく活用をメインにしているのは、Z会の教材が「基礎の理解」を重視しているからです。
Z会は難しい問題ばかりでは…?と不安になる人も多いですが、難問ばかりではありません。むしろ、標準レベルの問題で「きちんと理解できているかどうか」を確認するものが多いです。
単なる暗記では解けないという意味では難しいかもしれませんが、自身の理解度を早めにチェックして対策できるというメリットがあります。
Z会は国公立や私立の難関大学の対策に焦点をあてています。東大・京大・阪大・早慶など。
それらの大学では記述問題が中心です。
難関大学を目指している高校生にとって記述対策をしっかりできるのは非常にありがたいです。
記述対策には人による添削が欠かせません。
答案は一人ひとり違います。
この2点を的確に指摘してもらい、答案を自分で書きなおす。この繰り返しで記述の解答力は上がります。
Z会の添削は昔から非常に評判が良く、かなり力を入れています。
難問ばかりではなく、2023年からはAIを活用して標準レベルの問題の洗い出しと対策もできるようになりました(「カリキュラム学習」)。
標準レベルは人によって抜け・もれの範囲や間違い方が異なります。一人ひとりの個別最適化が必要な範囲なので、AIを使って分析し、要復習範囲の問題を提示してくれます。
慶應など小論文入試を実施している大学は全国に多数あります。
Z会では小論文の添削もしており、高3になれば医学部を含めた医療系小論文の対策も受けられます。
下記のリンク先で資料請求ができます。
Z会 小論文講座の案内
タブレット学習と紙の教材の2種類から1つ選べます。
内容に違いはほとんどありませんが、タブレットコースだと単元ごとの復習(前述の「カリキュラム学習」)も受けられます。テキストコースにはありません。
Z会は1科目から受講できます。
難関校を目指す人がメインで、そういう人は塾や予備校と併用していることが多いです。もちろんZ会だけで難関大学の受験をする人もたくさんいますが、「得意科目だけ」「苦手科目だけ」「気になるタイプの問題演習だけ」を受講できるようになっています。
費用はほかの通信教育より高く、予備校より安いです。以下の3通りの支払い方法があります。
一番安いのは12か月一括払いで、毎月払いの15%オフです。12か月一括払いで申し込んで途中解約しても返金されます。
また、3科目以上受講すると月1,000円割引になります。
下記は12か月一括払いの場合の費用です。
コース | 1科目あたり | 3科目受講 | |
高1・高2 | タブレット | 月3,650円(税込) ※歴史総合は月2,800円(税込) | 月9,950円(税込) ※ほかに、タブレット代が月2,075円かかります |
テキスト | 月4,750円(税込) ※歴史総合は月3,600円(税込) | 月13,250円(税込) |
ほかに、タブレットコースではZ会専用タブレットを使う場合はタブレット費用が発生します。月2,075円必要ですが、3科目以上を12か月以上受講すると無料になります。
※自身のタブレットを使用する場合、タブレット費用は発生しません。
下記のリンク先で資料請求ができます。
Z会 高校講座の案内
高3の場合、支払いは毎月払いと6か月払いの2種類です。本科と専科合わせて5つのコースに分かれています。
1講座あたり月5,030円(税込)から受講できます。高3用の講座も3科目以上受講する場合割引があります。
高1・高2は月1,000円の割引だけでしたが、高3は1科目ごとに1,000円割引になります。3科目受講すると月3,000円割引です。
コース | 支払方法 | 1科目あたり | 3科目以上受講する場合の1科目あたり | |
高3 | 【本科】 東大・京大 | 毎月払い | 月5,883円(税込) | 月4,883円(税込) |
6か月払い | 月5,588円(税込) | 月4,588円(税込) | ||
【本科】 早慶・最難関 | 毎月払い | 月5,589円(税込) | 月4,589円(税込) | |
6か月払い | 月5,309円(税込) | 月4,309円(税込) | ||
【本科】 難関 | 毎月払い | 月5,295円(税込) | 月4,295円(税込) | |
6か月払い | 月5,030円(税込) | 月4,030円(税込) | ||
【専科】 共通テスト攻略演習 | 毎月払い | 月3,754円(税込) | 月2,754円(税込) | |
6か月払い | 月3,566円(税込) | 月2,566円(税込) | ||
【専科】 小論文/医療系小論文 | 毎月払い | 月5,589円(税込) | 月4,589円(税込) | |
6か月払い | 月5,309円(税込) | 月4,309円(税込) |
タブレットコースでZ会専用タブレットを使う場合はタブレット費用が発生します。初月に月24,900円必要です。
※自身のタブレットを使用する場合、タブレット費用は発生しません。
下記のリンク先で資料請求ができます。
Z会 高校講座の案内
ここまでZ会大学受験講座の特長を説明してきました。こうした特長を活かして、Z会を活用して学校の勉強や部活に忙しい高校生が(最)難関大に合格できる方法を紹介します。
難関大に合格を目指すなら、大学受験対策を早めにはじめておきましょう。
難関大の入試は、「基礎→応用→応用+応用→特殊な傾向の問題」というように、何層も学力を積み重ねた最上位の「特殊な傾向の問題」が出てきます。何層も勉強をするわけですし、上位になればなるほどマスターするのに時間がかかります。
高2の秋以降に受験勉強に本腰を入れる高校生もたくさんいますが、受験に間に合わないかもしれません。
中学受験を経験した人なら覚えているかもしれませんが、難関中学に向けた本格的な受験対策でも少なくとも3年間は必要です。
大学受験のほうが科目数は多く、おまけに学校の勉強も忙しいです。その分、準備期間は長く必要です。
できる限り早めに受験対策をはじめましょう。1日でも早くはじめれば、1日の長があります。
前述のように、Z会の大学受験コースはタブレットとテキストに分かれています。よほどこだわりがない限り、タブレットコースで受講されるほうが良いです。
タブレットもテキスト同様に書き込みができますし、消すのもラクです。勉強したい単元を検索するのも必要なページを開くのもすぐです。
また、高1~高2の間はまだまだ苦手単元をかかえていますから「カリキュラム学習」(単元ごとの復習)」を受けられるタブレットコースのほうが便利です。
この2点でタブレットコースがおすすめです。
ただし、高3はテキストコースのほうが費用的な負担は軽いです。
Z会は1科目から受講ができます。物理や化学など特に気になる科目がない限り、高1・高2は英数国の受講がおすすめです。
3科目とも受講するか、現在の学力次第では「得意科目」にしぼって受講するほうが良いかもしれません。
Z会の教材は予備校の授業より難易度が高いことが多いです。苦手科目を受講すると、問題を解くのにも解説を理解するのにも時間がかかってしまいます。
得意科目で先に受験対策をはじめておき、苦手科目は学校の教材を使ってベースアップをしておきましょう。
高1・高2の間は定期テストが気になって受験勉強をなかなか進められない人もいます。ですが、高3になってから受験勉強をはじめても間に合うかどうか不安が残ります。
Z会なら1回の受講が30分ほどで済むので、学校の勉強と並行して受験対策ができます。
推薦入試のために評定を取っておきたいですから、定期テスト1週間前は受験勉強をストップして定期テスト対策に集中しましょう。それ以外は毎日、「学校の勉強+Z会」がおすすめです。
「学校の勉強が忙しくてほかの勉強ができない」と言う高校生もいますが、ハイレベルな位置に行きたいならハイレベルな努力をするのは当たり前のことです。学校の勉強も受験勉強も、どちらも精一杯がんばりましょう。
部活をしている人は「帰宅後の30分」など、Z会をするタイミングを決めておきましょう。
学校の宿題や小テストの勉強で、時間のやりくりが大変ですよね。学校から帰ってきたら学校の勉強が気になります。学校の勉強もやればやるほど「自分に足りない部分」が見えてきて時間をかけてしまいます。
こうなるとZ会をする時間を取れなくなってしまうので、学校の勉強より先にZ会をしましょう。
部活を引退してからはみんな必死に勉強します。みんなががんばりだしてから自分もがんばりだしても、難関大を目指すライバルに差をつけるのは相当困難です。
部活を引退するまでにどれだけ貯金をつくっておけるかが勝負の分かれ目になります。
高3になると問題のレベルがさらに上がり、じっくり考えて解く問題ばかりになります。
そうした実践的な問題は解けなくてもすぐに答えを見ず、15~30分程度は考えます。
この試行錯誤のをとおして「解き方を考えるための道すじ」が脳の中につくられています。
結果的にその問題に不正解だったとしても、この15~30分の試行錯誤で脳はかなりきたえられています。この積み重ねが高3の冬に得点へとつながっていきます。
記述問題を解いたらZ会に添削してもらいます。添削が返ってきたら目を通して、「もう一度自分で」解いてみましょう。
記述問題で点数を取るには、知識だけでなくこの2点も必要です。Z会の添削では模範解答だけでなく、解答の作り方や考え方まで細かく教えてくれます。
脳はアウトプットすることで学習するという特徴がありますから、アウトプットして脳に慣れさせておきましょう。
ここまでお伝えしてきたように、Z会は東大・京大・早慶をはじめとした難関大学受験向けです。
難問の対策をメインにカリキュラムがつくられていますから、基本レベルから押さえないといけない科目の受講には向いていません。
すでに全統模試で偏差値55以上ある科目での受講をおすすめします。進研模試なら偏差値65以上、駿台全国なら50以上が目安です。
それくらいの学力が備わっている科目なら、Z会の問題を解いて実力をあげやすくなります。
基礎固めをしたい人向けに「カリキュラム学習」という授業も用意されていますが、基礎固めでいいならZ会を受講する必要はありません。定期テスト対策も兼ねて学校の教材を使って勉強するほうが効率は良いです。
Z会の問題は良問ぞろいとよく言われます。本当に自分の学力で解けそうなのか、本当にZ会を受講すると実力を伸ばせそうかは受けてみないと分かりません。
まずは2か月受けてみましょう。
2か月つづけてみて「Z会を使う勉強習慣ができた」「解説をみればまあまあ分かる」という状態であれば、12か月払いに移行するのがおすすめです。
逆に、「自分に向いていない」と感じればその時点で終了して、別の勉強方法を探しましょう。
下記のリンク先で資料請求ができます。
Z会 高校講座の案内
高校生向けの通信教育といえば、Z会以外に進研ゼミやスタディサプリもあります。違いを簡単にお伝えすると下記のようになります。
どれが一番良いというのはありません。通信教育も塾も予備校も、自身の学習目的や状況に合うものを選ぶとうまくいきやすいです。
Z会は難関大学の入試対策に特化していますが、難しすぎる問題ばかりではありません。
難問を解くには基礎が重要です。基礎を深く理解できていると難問を解くのに応用がきくようになります。
たしかに難しい問題も多いですが標準レベルの問題も多数あり、復習しやすいようにタブレット学習重視に切り替えてきています。
すでに難問を解く力が備わっている人だけでなく、「これから難問を解けるようになりたい人」にも使えるように活用の幅が広がってきています。
難関大学合格を目指す高校生向けにZ会の特長と活用法を紹介しました。
東大・京大・早慶などの難関大学受験向けで、
月ごとのカリキュラムがあり、
記述問題などの難問が豊富にあり、
添削の質も評判です。
予備校よりかなり安い費用で受講できるのも助かります(高1・2は月3,650円~、高3は月5,030円~)。
下記のリンク先で資料請求ができます。
Z会 高校講座の案内
This website uses cookies.