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中学受験で難関校に合格するにはいつから塾に通えばいいか:受験対策に強い塾の特徴と入塾対策問題集

中学受験は競争が激しいです。

特に少子化の影響で難関中学合格枠をめぐる競争は厳しくなっています。

ですが、難関中学に進学できれば医学部や難関大学への進学の可能性を一段とあげることができ(プレジデントオンライン)、子どもの将来への布石として有効な手段のひとつと言えます。

そこで、難関中学合格を目指す子どもやその保護者の方向けに、塾はいつから通えばいいかを説明し、難関中学受験対策に強い塾の特徴入塾テスト対策におすすめの問題集を紹介します。

受験対策に強い塾を選べば、難関中学入試対策を少しでも有利に進められるようになるはずです!

※関連記事:中学受験準備:いつから始める?どういう子が中学受験で有利になる?

  1. 難関中学合格のために塾はいつから通えばいいか
    1. 遅くとも3年生の2月
    2. ライバルたちは4年生までに通塾する
    3. 早くはじめるほうがリードできる
    4. 常に一歩リードしている立場を取る
    5. 上位クラスに入りやすい
    6. 資格制の特別講座を受講しやすい
  2. 難関中学受験のために塾に通うメリット
    1. 専門的なカリキュラム
    2. 豊富な受験情報/効果的な志望校の提案
    3. 中学受験へのモチベーションアップ
    4. 定期的な模擬試験の実施
    5. クラス替えによる切磋琢磨する雰囲気
    6. 実力派講師による質の高い授業
    7. 成績不振時のフォロー
    8. 集中できる自習環境
    9. 思考力問題や記述問題の専門的な対策
  3. 難関中学受験に強い塾の特徴
    1. 実績豊富な講師陣
    2. 成績不振時にフォローに慣れている
    3. 保護者とのコミュニケーションが密
    4. 個別説明会では一方的に話さない
    5. クラスメートに難関中学受験者が多い
    6. 入塾テストがハイレベル
  4. 中学受験塾の入塾テスト対策の問題集
    1. 『スーパーエリート問題集』
    2. 『中学受験 入塾テストで上位クラスに入るスタートダッシュ 算数/国語』
    3. 『ハイレベ(ハイレベル)100 読解力』
  5. 首都圏で難関中学に強い塾の費用
    1. SAPIXの費用
    2. 早稲田アカデミーの費用
    3. 日能研の費用
    4. 四谷大塚の費用
  6. 関西で難関中学に強い塾の費用
    1. 浜学園の費用
    2. 希学園の費用
    3. 馬渕教室の費用
    4. 能開センターの費用
  7. まとめ

難関中学合格のために塾はいつから通えばいいか

難関中学は入試問題の難易度が高く、正解を取れるまでいくつものハードルを越える必要があります。

ではいつごろから塾に通えば良いでしょうか。

遅くとも3年生の2月

塾に通うなら早いほうが良いです。遅くとも新3年生の2月(2年生の終わりごろ)には塾に入っておくほう良いです。

入試までここから3年間みっちりと勉強します。

ライバルたちは4年生までに通塾する

3年生の2月までがおすすめなのは理由があります。

一番大きな理由は、ライバルであるほかの中学受験生の多くが4年生までに通塾をスタートしているからです(学研キッズネット)。

学研の調査では、塾に通いはじめた時期は下記の表のとおりだったそうです。

学年割合
小2まで12%
小320%
小426%
小515%
小610%
通ってない17%

小3時点ですでに3人に1人が通塾をはじめています。

難関中学を受けるなら早く勉強をはじめておくほうが良いです。3-4年生の通塾開始者が5割近くになりますから、3年生になる2月が「早くはじめた側」の最後のタイミングと言えそうです。

早くはじめるほうがリードできる

早く塾の勉強をはじめるべきなのは、そのほうが有利だからです。

早く塾の勉強を進めておけば、早く塾の勉強に慣れられます。

出された宿題をする、やり直しをする、1~2週に1回確認テストをする。

この流れのなかで塾が求める学力レベルに早く到達できるようになり、ライバルたちが塾で勉強をはじめたころにはすでに一歩先を進んでいます。

常に一歩リードしている立場を取る

子どもからしても、自分より後に入塾してきた子に勉強で負けたくありません。

ほかの子が勉強をがんばって追いついてきているのを感じると、「自分ももっとがんばろう!」と競争心をかき立てられます。

こうして、常にライバルより一歩リードしようと努力をしやすくなります。

上位クラスに入りやすい

早く塾に入っておくのはただ勉強をがんばるというだけでなく、もう1つ大きな理由があります。

それはクラス編成です。

SAPIXのαクラスのように、上位クラスに入っておけばハイレベルな指導を受けて難関中学に受かりやすい環境を得られます。

「塾にいるすべての講師が優秀」というのは現実的に難しく、やはり力のある講師が上位クラスを担当します。

まだライバルが少ないうちなら上位クラスに入りやすく、良い授業を受けて実力もつけやすいです。

資格制の特別講座を受講しやすい

通年授業のクラスだけでなく、浜学園の灘合のような特別講座もライバルに先んじて受講できます。

特別講座は成績によって受けられる人数が決まっているため、まだ生徒数が少なく競争が激しくないうちに入塾しておけば特別講座の受講資格を得やすいです。

良い授業を受けるほうが良い成績を取れますから、スタート時点での差が最後まで優位に働きやすくなります。

難関中学受験のために塾に通うメリット

難関中学受験において、通塾のメリットはとても大きいです。

特に代表的なメリットを紹介します。

※関連記事:中学受験成功への道:親によるスケジュール管理と勉強時間の生み出し方のコツ

専門的なカリキュラム

集団塾の最大の強みの1つが「カリキュラム」です。

カリキュラムは「これをできるようにしていけば合格できる可能性が高くなる」という「合格への道筋」です。

たくさんの生徒を見てきたからこそ、到達すべき学力目標や抑えておくポイントが明確にされています。

特に大手受験塾は難関中学をターゲット校にしており、カリキュラムも特定の難関中学合格に照準を合わせています。

豊富な受験情報/効果的な志望校の提案

塾には長い年月かけて培われた受験情報がたくさんあります。

個人レベルであちこち調べる以上の情報を網羅的に得られます。

勉強のアドバイスはもちろん、子どもの様子をみて志望校をどこにすれば良いかも提案してくれます。

中学受験へのモチベーションアップ

塾では同じ目標を持つクラスメートと一緒に学ぶことができ、励まし合いながらモチベーションを維持することができます。

また、塾が終わってから友だちとおしゃべりをしながら一緒に帰ることもよくあります。この時間は、受験が近い6年生にとって貴重なリフレッシュ時間にもなります。

定期的な模擬試験の実施

大手中学受験塾では模擬試験が2-3か月に1度行われます。難関中学受験ではこの経験が特に重要です。

緊張感のある雰囲気で試験を受けられるので試験慣れができます。

さらに基本問題と応用問題の正答率を比較するなどして、自身の弱点や改善点を見つけることができます。

中学受験は長期戦のため、模試による振り返りとその後の学習計画の修正が欠かせません。

クラス替えによる切磋琢磨する雰囲気

集団塾では通常、入塾テストを受けてクラス分けされます。難関中学を目指す生徒は最上位のクラスでの受講が有効です。

一度最上位クラスに入っても、1-3か月に1回程度クラス替えがあります。

普段の確認テストや模擬試験の結果で下位のクラスに下がったり、上位のクラスに入れたりします。

どの子もクラス落ちしたくありませんから、勉強へのモチベーションを維持しやすいです。

実力派講師による質の高い授業

難関中学合格を目指すクラスは、その塾でも指折りの実力派講師が担当するのが普通です。

塾で授業を受ければ日常的に質の高い授業を受けられます。

成績不振時のフォロー

長い中学受験の勉強で、成績が伸び悩む時期は誰でもあります(ひまわり教育研究センター)。そういうときに塾がフォローに入ってくれます。

成績が順調だと子どもは張り切って勉強をがんばりますがが、成績不振の時期がつづくとモチベーションが下がる原因になります。

そんなとき、子どもの様子を見て塾側が早めに手を差し伸べてくれます。

集中できる自習環境

塾は授業だけでなく、自習環境も整えています。

「授業は集中して受けるけれど、家に帰ると安心して勉強する気にならない。」
「家では宿題しかしない。復習やテストの直しをするように言っても始めない。」

こういう子は多いです。子ども自身、勉強したくないわけではなく、家だとどうしても「のんびりモード」になってしまいがちです。

そんなときは塾の自習室を使わせてもらえます。復習や直しなどの勉強が進み、解ける問題が増えていきます。

※関連記事:勉強の集中力を高める方法

思考力問題や記述問題の専門的な対策

中学入試でよく出てくる思考力問題や記述問題の対策も、塾ではより正確で専門的な対策を受けられます。

ある程度までは市販教材などで対策が可能ですが、思考力問題や記述問題の場合、家庭学習でむずかしい場合もあります。

条件を整理して論理的に考える必要があり、まだ論理性の発達途上にある小学生には教え方に工夫がいります。

また、記述問題は添削が必要です。模範解答は大抵、子どもの解答と違っているため、子どもの解答が良いのかどうかの判断がむずかしいです。

添削が必要なものや、答えがひとつではないものは経験やデータに基づいて指導する塾のほうが便利でしょう。

難関中学受験に強い塾の特徴

中学受験対策をしている塾は数多くありますが、難関中学の受験対策に強い塾は限られています。

難関中学の受験対策を得意にしている塾の特徴を紹介します。

実績豊富な講師陣

難関中学に強い塾では、合格実績が豊富な講師がたくさんいます。

「どう勉強すれば合格できるか」を熟知しているからこそ、根拠のある指導が可能になります。

成績不振時にフォローに慣れている

受験勉強をしていて、勉強がうまく行かないときはよくあります。難関受験に強い講師はこういうときの子どもへのフォローがとても上手です。

中学受験塾には、ひたすら子どもを叱って勉強に向かわせる講師もいます。

ですが、このやり方ではますます子どもが自信を失ったり、怒られたくないから勉強するフリをするだけになってしまう場合もあります。

フォローが上手な講師は日ごろから子どもをよく観察して性格を把握し、試験で上手くいかなかった原因を正確にみきわめ、適切な対応を取ります。

気が緩んでいれば叱りますし、一生懸命勉強した結果なのであれば励まします。

ただ授業をするだけではなく、子どものモチベーションや自信を高めていけるかどうかでも塾の力量が分かります。

保護者とのコミュニケーションが密

実力のある塾は保護者とのコミュニケーションも重視し、タイミング良く行っています。

難関中学の受験では子どもだけでなく、保護者とのコミュニケーションも非常に重要です。

塾での勉強だけで合格を勝ち取れるほど甘くありませんから、しっかりした塾は家庭学習との連携も積極的に取ろうとします。

個別説明会では一方的に話さない

受験対策に強い塾は個別説明会では保護者の話を聞いて、課題を解決する提案をしようとする姿勢を取ります。

複数の塾の入塾説明会に参加されると違いが分かりますが、過度な宣伝をしているような塾では個別説明会でも一方的に塾の説明に終始しています。

一斉の説明は塾の実績や特徴を紹介する場ですが、個別説明会は保護者や子どもの不安や悩みを解決する方法を探る場です。普段の指導の様子は個別説明会にも表れます。

難関中学受験の実績を多く出せる塾は、「この子を難関中学に合格させるにはどうすれば良いか?」という姿勢で生徒に臨んでおり、個別説明会でもまず子どもの状況や保護者の考えを知ろうとします。

クラスメートに難関中学受験者が多い

難関中学受験に強い塾の大きな特徴として、難関中学受験を予定している子が多いです。

当たり前のように思われるかもしれませんが、クラスメートが開成や灘を目指す子ばかりなら子どもの目線が自然と上向きになります。

難関中学合格が夢ではなく現実的に達成可能な目標に代わり、ライバルがもっと勉強していれば自分も勉強量を増やし、授業・宿題への集中も高まりやすくなります。

入塾テストがハイレベル

難関中学受験対策に強い塾の最後の特徴は「ハイレベルな入塾テスト」です。

難関受験に強い塾は、入塾前から本格的に勉強してくることを家庭に求めています。簡単には合格できません。

勉強はむずかしい内容になればなるほど、「よくできる子」のほうが「よく吸収」できます。

塾の授業内容をしっかり理解しようと思うと、ある程度は勉強している状態でないとついていくので精一杯になり、いずれ置いていかれます。

学年相当の勉強しかしていない子と、1-2つ上の学年の勉強をしている子では、入塾時点でスタートラインがまるで違います。

入塾を考えている時期の1-2年前からは市販教材や通信教育などでしっかりと勉強しておく必要があります。

中学受験塾の入塾テスト対策の問題集

入塾テスト対策におすすめの算数と国語の問題集を紹介します。

いずれもAmazonのPRリンクをつけているので、リンク先でお得に購入いただけます。

『スーパーエリート問題集』

難関中学・最難関中学志望者、首都圏の希学園の入塾希望をされている方、関西圏の浜学園で灘合を意識されている方などに定番の問題集です。

問題の質がすばらしく、大人がみても本当に感心します。

正解することにこだわらなくても、「解き方をじっくり考えてみる」だけでも十分意味のある1冊です。

1年生用↓


スーパーエリート問題集 さんすう 小学1年[新装版] (中学受験を目指す)

2年生用↓


スーパーエリート問題集 算数 小学2年[新装版] (中学受験を目指す)

3年生用↓


スーパーエリート問題集 算数 小学3年[新装版] (中学受験を目指す)

出版社:文英堂

『中学受験 入塾テストで上位クラスに入るスタートダッシュ 算数/国語』

タイトルどおり、入塾テストで上位クラスに入るための対策問題集です。

4年生の2月に受ける入塾テストを目指しており、3年生の間に1つ上の学年内容も対策できるよう作られています。


中学受験 入塾テストで上位クラスに入るスタートダッシュ[算数]


中学受験 入塾テストで上位クラスに入るスタートダッシュ[国語]

出版社:青春出版社

『ハイレベ(ハイレベル)100 読解力』

国語の読解力アップに便利な問題集で、学年別につくられています。

使用目安は「その学年では国語の読解が得意なほう」の子です。物語の筋をしっかり追う力が養われます。

国語の読解がかなり得意という子にはやや簡単で、1つ上の学年のものを使うとちょうど良いです。

1年生用です↓


ハイレベ100小学1年読解力

2年生用です↓


ハイレベ100小学2年読解力

3年生用です↓


ハイレベ100小学3年読解力

出版社:奨学社

首都圏で難関中学に強い塾の費用

最後に、難関中学受験に強い塾ではどれくらいの費用が必要なのか紹介します。

塾の費用については下記の記事でくわしく紹介していますので、よろしければご参考ください。

※関連記事:中学受験の塾費用はいくらかかる?:家庭教師や通信教育と費用比較

SAPIXの費用

SAPIXは、言わずと知れた、首都圏で圧倒的な支持を得ている塾です。最難関中学への合格者数が多いです。

少人数制のクラス編成で他塾とくらべて教材の難易度が高く、宿題もたくさん出されることで有名です。

学年、入塾金年間費用
入塾金33,000円
小学校1年生250,800円(月額20,900円)
小学校2年生264,000円(月額22,000円)
小学校3年生290,400円(月額24,200円)
小学校4年生501,600円(月額41,800円)
小学校5年生633,600円(月額52,800円)
小学校6年生719,400円(月額59,950円)

また、講習会には目安として下記の費用がかかります。

講習会費用
春期講習25,850円(小4)~39,050円(小6)
夏期講習24,200円(小1)~210,100円(小6)
冬期講習36,300円(小4)~55,000円(小6)
正月講習55,000円(小6)

なお、子どもの自主性や創造性をはぐくむことを指導方針にしており、自主性を育てるSAPIXのメソッドを記した本まであります。

下記のAmazonのPRリンク先でお得に購入いただけます。


SAPIX式 頭のいい子が使っている学力アップ手帳

早稲田アカデミーの費用

首都圏ではおなじみの進学塾で、「本気でやる子を育てる」を指導方針にしています。

授業中は私語を一切許さず、緊張感がただよいます。

学年、入塾金費用(年会費込)
入塾金22,000円
小学校1年生226,440円(月額18,870円)
小学校2年生226,440円(月額18,870円)
小学校3年生316,580円
※2・3月は月額15,290円
※4~1月は月額28,600円
小学校4年生399,120円(月額33,260円)
小学校5年生623,520円(月額51,960円)
※公立中高一貫コースは422,880円(月額35,240円)
小学校6年生635,400円(月額52,950円)
※公立中高一貫コースは430,800円(月額35,900円)

早稲田アカデミーの講習会費用を下記表にまとめています。

講習会費用(4科目)
春期講習181,00円(新小1)~64,000円(新小6)
※公立中高一貫コースは501,00円(新小5)、51,300円(新小6)
夏期講習181,00円(小1)~179,100円(小6)
※公立中高一貫コースは81,000円(小5)、10,8000円(小6)
夏季集中特訓58,000円(小5)、71,000円(小6)
※公立中高一貫コースは58,000円(小6のみ)
冬期講習9,500円(小1)~80,900円(小6)
※公立中高一貫コースは50,100円(小5)、68,200円(小6)
正月特訓37,800円(小5、小6)
※公立中高一貫コースは37,800円(小6のみ)

日能研の費用

首都圏、関西圏でおなじみの中学受験塾です。

授業はややゆっくりめ、宿題はやや少なめで、ほかの大手塾とカラーの違いを打ち出している塾とも言えます。

学年、入塾金費用
入塾金3年生:11,000円
4~6年生:22,000円
小学校3年生137,280円(月額11,440円)
小学校4年生4科目274,560円(月額22,880円)
小学校5年生4科目356,400円(月額29,700円)
小学校6年生4科目
Wコース427,680円(月額35,640円)
G・Rコース570,240円(月額47,520円)

日能研の講習会はSAPIXや早稲アカにくらべて日数が短く、ゆるめです。

講習会費用をまとめました。

講習会費用
春期講習新4年生:約2万円
新5年生:約3万円
新6年生:約7万円
夏期講習4年生:約4万円
5年生:約15万円
6年生:約22万円
冬期講習(合格力ファイナル)4年生:約3万円
5年生:約8万円
6年生:約18万円

四谷大塚の費用

『予習シリーズ』で有名な老舗塾です。

合格実績は系列塾も合わせたものを公表しているため、大手塾のなかではやや見劣りするかもしれません。

ただ、中堅校に強いという特徴があり、志望校を変更しても幅広く密な対策を受けられる塾です。

学年、入会金費用(4教科本科)
入会金22,000円
小学校4年生4科目435,600円(月額36,300円)
小学校5年生4科目541,200(月額45,100円)
小学校6年生2月~8月:404,250円(月額57,750円)
9月~1月:398,750円(月額79,750円)

四谷大塚の講習会費用を下記の表にまとめています。

講習会費用
春期講習新1年生:13,200円
新2年生:17,600円
新3年生:22,000円
新4年生:25,850円
新5年生:25,850円
新6年生:74,250円
夏期講習【1~2年生】 4日間+テスト1日:28,160円
【3年生】 8日間+テスト1日:48,400円
【4年生】16日間+テスト2日:90,200円
【5年生】 16日間+テスト2日:128,700円
【6年生】 16日間+テスト2日:172,700円
冬期講習【1~2年生】 22,000円
【3年生】 27,500円
【4年生】 31,350円
【5年生】 45,100円
【6年生】 86,350円
正月特訓【5年生】 13,200円
【6年生】 19,800円

関西で難関中学に強い塾の費用

つづいて、関西にある4つの大手中学受験塾の費用を比較します。

※関連記事:関西の中学受験塾の比較

浜学園の費用

関西で圧倒的に1番の実績をほこる塾です。

灘中学の合格実績は他塾の追随を許さず、他塾生が灘合を受けに来ることもよくあります。

コースが多岐にわたっていますが、必修は算数・国語・理科の3科目です(1年生~年生は算数・国語の2科目必修)。

必修科目のみを受ける場合(マスターコース)の月謝を表にまとめました。

学年、入塾金費用
入塾金23,000円
小学校1年生186,120円(月額15,510円)
小学校2年生約276,000円(月額約23,000円)
小学校3年生316,800円(月額26,400円)
小学校4年生448,800円(月額37,400円)
小学校5年生495,000円(月額41,250円)
小学校6年生528,000円(月額44,000円)

ほかに、灘中合格特訓や最高レベル特訓(※どちらも資格制)、土曜マスターコース、6年生になると日曜日の志望校別特訓を受ける方も多いです。

灘・洛南・神戸女学院・東大寺・西大和・四天王寺・大阪星光を志望される方は最高レベル特訓を受けるのがおなじみです。

また、土曜マスターコースは多くの方が受けています。1週間分の復習をするような内容です。

灘合と最レが月額約1万円ずつ、
土曜マスターコースが月額約2~3万円、
6年生の志望校別特訓が月額約2万円になります。

さらに、講習会の費用は下記の表のとおりです。

講習会費用(2~3科目の場合)
春期講習13,200円(新小2)~約50,000円(新小6)
夏期講習8,800円(小1)~43,400円(小6)
冬期講習13,200円(小1)~約40,000円(小5)
入試直前の各種特訓(6年生)約11万円

講習会は通常授業と並行しての実施のため、講習会の費用が安く見えます。

希学園の費用

灘中など最難関中学への「合格率」にこだわりを持つ塾です。

授業中の私語にきびしく、校舎によっては授業中に各教室スタッフが見回っているところもあります。

学年、入塾金費用(3科目)
入塾金22,000円
小学校1年生約96,000円(月額約8,000円)
小学校2年生約132,000円(月額約11,000円)
小学校3年生約288,000円(月額約24,000円)
小学校4年生約528,000円(月額約44,000円)
小学校5年生約552,000円(月額約46,000円)
小学校6年生約648,000円(月額約54,000円)

ほかに、志望校別特訓や最高レベル演習などがあります。受講が必須ではありませんが、受講している方が多いです。

その追加分が1~5年生で月額約3万円、6年生で月額約45,000円~70,000円になります。

また、希学園の講習会の費用を下記にまとめました。

講習会費用(2~3科目の場合)
春期講習約13,000円~約60,000円
夏期講習約37,000円~約80,000円
冬期講習約27,000円~約50,000円(5年生まで)
志望校別特訓(6年生)約240,000円

馬渕教室の費用

関西では高校受験でも有名な塾で、中学受験塾としては後発組ですが一気に老舗塾を凌駕しました。

首都圏にも進出しています。

実績を上げはじめた頃はほかの大手塾に比べてゆるめのカリキュラム(問題難易度、宿題の量)でしたが、2015年ごろから勉強の負担を大きくしていっている印象です(あくまで個人的な肌感覚です)。

通常授業の料金は下記の表のとおりです。

学年、入塾金費用(3科目)
入塾金20,000円
小学校2年生約240,000円(月額約20,000円)
小学校3年生約240,000円(月額約20,000円)
小学校4年生約240,000円(月額約20,000円)
小学校5年生約420,000円(月額約35,000円)
小学校6年生約540,000円(月額約45,000円)

上記の表以外に毎週、HIレベル特訓や定着演習というオプションの授業があります。

それらも受講する方が多く、月額約1~2万円(6年生は月額約5-6万円)の追加になるのが一般的です。

講習会の費用を下記の表にまとめました。

講習会費用(学年による)
春期講習約20,000円~約65,000円
夏期講習約40,000円~約130,000円
冬期講習約16,000円~約50,000円
入試直前特訓(6年生)約50,000円

能開センターの費用

中学受験塾の老舗で、大阪南部や和歌山の受験に強い塾です。

大阪星光や清風南海をターゲットにしており、特に清風南海の入試対策に定評があります。

費用を下記の表にまとめました。

学年、入塾金費用(3科目)
入塾金22,000円
小学校4年生(月額約25,000円)
小学校5年生(月額約35,000円)
小学校6年生(月額約45,000円)

ほかに土曜特訓や日曜実践などのオプション講座で月額約2~3万円ほどの追加が必要になると想定しておくと良いでしょう。

講習会の費用を下記の表にまとめています。

講習会費用(学年による)
春期講習約10,000円~約60,000円
夏期講習約30,000円~約100,000円
冬期講習約15,000円~約50,000円
特訓講座(6年生)約50,000円

6年生は通常の冬期講習以外に正月特訓などの特訓講座があります。

受検直前ということもあり、ほとんどの方が受けています。

まとめ

いかがでしょうか。

難関中学合格を目指す子どもと保護者の方向けに、塾にいつから通えば良いか説明し、入塾テスト対策におすすめの問題集を紹介しました。

首都圏でも関西でも難関中学の合格枠をめぐる競争は激しさを増しています。

ライバルよりも一歩先に準備を進めておき、リードを保ったまま入試を迎えられるようにしたいですね。

satoru

福地 暁です。 個別指導の塾を経営しています。 これまで3000組以上のご家庭を担当させていただきました。 中学受験、高校受験、大学受験、英検・TOEIC対策、中学生・高校生の定期テスト対策など、さまざまな学習支援をしています。 みなさまの学びにプラスになる情報をお伝えしていきます! よろしくお願いします。 1男1女の父。 どうやら娘には「甘いパパ」と思われているようで、 アイスやジュースをねだるときは必ずパパのところにきます。

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