be動詞の疑問文は、中学英語の基本中の基本。
「Is he your brother?」や「Are you OK?」といった形は、定期テストや高校入試でも頻出です。
そこでこの記事では、be動詞の疑問文の作り方・答え方・肯定文との違いを例文や表を交えて分かりやすく解説します。
英語が苦手な中学生でもスッキリ理解できるよう工夫しているので、復習や予習、試験前の確認にも最適です。
※Z会について下記記事でくわしく紹介しています。
【中学生向け】Z会タブレットコースの進め方:成績上位を取って難関校に合格する方法を解説
中学英語でまず習うのが、「be動詞(am / is / are)」の使い方です。特に、疑問文の作り方と答え方は、英文法の基礎となる部分であり、これがあやふやなままだとその後の英語学習にも大きく影響します。
例えば、「Are you a student?(あなたは生徒ですか?)」のような簡単な疑問文でも、語順を間違えるだけで意味が通じなくなるのが英語の特徴です。主語とbe動詞の関係を正しく理解し、語順のルールに従って文を作れるようになると、英語の文型全体が見えてくるようになります。
つまり、be動詞の疑問文を正確に使えること=英語の基礎力がある証拠となるため、テストや入試でも安定して点が取れるようになるのです。
中学校の定期テストや高校入試では、be動詞の疑問文が非常に高い頻度で出題されます。以下のような理由があります。
こうした背景から、「be動詞 疑問文」は毎年必ずといっていいほどテストに出てくる重要単元なのです。
英語の文は、基本的に「主語+動詞」でできています。ここで重要なのが、「動詞には種類がある」ということです。
be動詞は、「行動」を表すのではなく、状態や存在を表す特別な動詞です。また、疑問文や否定文の作り方も、be動詞と一般動詞では異なるので、まずはbe動詞だけをしっかり理解することが大切です。
※なお、一般動詞の作り方については、以下の記事でくわしく解説しています。
一般動詞とは?英語学習の基本をマスターしよう!分かりやすい解説と練習問題付き
be動詞は、主語に応じて3つの形を使い分ける必要があります。
主語 | be動詞 |
---|---|
I | am |
You / We / They | are |
He / She / It | is |
使い分けの基本ルール:
例文で確認:
テストでは、「主語に対して正しいbe動詞を選ぶ」問題がよく出ます。主語とbe動詞はセットで覚えるようにしましょう。
このように、「主語とbe動詞のペア」をしっかり理解しておくことで、疑問文の作り方、答え方、語順のミスも防げます。
※なお、小学生向けの英検5級対策として、以下の記事でbe動詞の解説と練習問題を紹介しています。
【小学生向け】英検5級のbe動詞を完全マスター!初学者でもわかる使い方・例文・練習問題つき
参考:be動詞の否定文・疑問文(国立大学法人 東京海洋大学)
英語の疑問文を作るには、語順のルールを理解することが最重要です。特にbe動詞の文では、「語順の入れ替え」だけで疑問文が完成します。
be動詞の疑問文は、次のようにbe動詞を主語の前に出すだけで作れます。
基本の語順(疑問文):
be動詞 + 主語 + その他?
これがbe動詞疑問文の基本形です。
変換例:
このように、be動詞の位置が変わるだけで疑問文になるのがbe動詞文の大きな特徴です。
be動詞には am / is / are の3種類があり、主語に応じて使い分ける必要があります。疑問文でもそのルールは同じです。
以下の表を参考に、主語とbe動詞のセットを確認しましょう。
主語 | 疑問文で使うbe動詞 | 疑問文の例 |
---|---|---|
I | am → Are(主語が「You」に変わる) | Are you happy?(あなたはうれしいですか) |
He / She | is | Is he your brother?(彼はあなたの兄ですか) |
You / We / They | are | Are they students?(彼らは生徒ですか) |
※注意:「I」のときは、疑問文では主語が「you」に変わる(相手に聞くとき)という点もよく出るポイントです。
中学英語では、主語の種類によって疑問文の形が変わることがよく問われます。以下に代表的な主語別のパターンと例文を紹介します。
主語が「I」のとき、疑問文では「Are you〜?」の形になります。なぜなら、自分のことは他人に質問できないので、主語は「you」に変わるのが一般的です。
例文:
【ポイント】英語では「あなたは~ですか?」と聞く場合が多いため、主語が自然に「you」になる。
「he」「she」などの三人称単数の主語には、「is」を使います。
例文:
「they」などの複数主語では、「are」を使います。
例文:
このように主語に合わせたbe動詞の使い分けと、語順の入れ替えだけで疑問文が完成します。
be動詞の疑問文はシンプルですが、語順のミスやbe動詞の重複など、間違いやすいポイントもあります。ここで確認しておきましょう。
誤文:Are you are a student?
正しい文:Are you a student?
解説:疑問文の形にする際に、肯定文のbe動詞をそのまま残してしまうミス。これは日本語の語順の癖による典型的な間違いです。
誤文:Is they students?
正しい文:Are they students?
解説:主語が「they」なのに、「is」を使ってしまうミスです。主語とbe動詞のペアをしっかり覚えておくことが大切です。
be動詞の疑問文は、「語順」「主語とbe動詞の一致」を理解するだけで確実に得点できます。例文でたくさん練習しながら、自信を持って使えるようになりましょう。
be動詞の疑問文に正しく答える方法をマスターしましょう。ポイントは、「主語に合ったbe動詞」と「Yes / Noの使い分け」です。
質問に「はい」と答えるときは、Yes, + 主語 + be動詞の形で答えます。be動詞は、相手の質問で使われたbe動詞をそのまま使うのがコツです。
例:
Q: Are you a student?
A: Yes, I am.(はい、そうです)
「いいえ」と答えるときは、No, + 主語 + be動詞+notの形にします。短縮形(isn’t, aren’t, I’m notなど)を使うと自然です。
例:
Q: Is he busy?
A: No, he isn’t.(いいえ、忙しくありません)
質問 | 答え(Yes) | 答え(No) |
---|---|---|
Are you ~? | Yes, I am. | No, I’m not. |
Is she ~? | Yes, she is. | No, she isn’t. |
Are they ~? | Yes, they are. | No, they aren’t. |
主語が変わるとbe動詞も変わります。これは疑問文でも答えでも同じなので、しっかり覚えましょう。
そのときの自分の状態に合わせて、YesまたはNoで自然に答えましょう。
「he(彼)」という主語に対して、「is」を使うことが大事です。主語とbe動詞の組み合わせはセットで覚えましょう。
×:Yes, I do.(doは一般動詞のときに使います)
〇:Yes, I am.(be動詞のときはamなどを使う)
「Are you~?」で聞かれたら「I am」で返すのがルールです。
×:Yes, he are.
〇:Yes, he is.
heにはisを使います。theyならare、Iならamです。主語と動詞の正しいペアをしっかり身につけましょう。
次の文の( )に入る正しいbe動詞を選びましょう。
次の質問に対して、正しい答え方を選んでください(正しい選択肢に✅をつけています)。
日本語をもとに、正しいbe動詞の疑問文を英語で書きましょう。
Are they from America?
→ 主語「they」は複数なので「Are」。
Are you a junior high school student?
→ 主語「you」に合わせて「Are」を使用。
Is he a soccer player?
→ 主語「he」は3人称単数なので「Is」。
Is she your sister?
→ 主語「she」に合わせて「Is」。
Is this your dictionary?
→ 主語「this」は単数なので「Is」。
次の語句を正しい語順に並べかえて、疑問文を完成させましょう。※文頭が小文字の場合は大文字に直して書いてください。
次の文の空欄に入る最も適切なbe動詞を A〜C から選びましょう。
次の質問に対して、Yes または No で答える完全な英文を自分で書きましょう。
※なお、be動詞と一般動詞を使い分ける練習問題を以下の記事に多数掲載しています。
be動詞と一般動詞を使い分ける練習問題
be動詞の練習におすすめの問題集を紹介します。基礎から応用まで幅広く紹介しています。
この問題集は中学1年生向けに作られており、基本的なbe動詞の使い方をしっかりと学べます。文法項目ごとにパターン化された練習問題が豊富で、be動詞に関する理解を深めるのに最適です。
次のレベルでbe動詞をさらに掘り下げて学びたい場合、この問題集が適しています。基礎的な文法事項に加え、日常英会話でも使える表現が紹介されており、実践的な問題に取り組むことができます。
定期テストから高校入試まで見すえた問題集として、少し難易度が高くなりますが、しっかりと理解を深めていくための良い練習素材です。
標準レベルから応用レベルまで、自身の実力に合わせて問題を選べます。
何度も練習して、「be動詞の疑問文と答え方」をしっかり身につけましょう。中学英語の基礎ができていれば、高校入試も安心です!
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