中学英語では、まず最初に「be動詞」という特別な動詞を学びます。
be動詞は、英語の文を作るときの土台になる、とても大切な文法です。
このページでは、be動詞の現在形について、疑問文や否定文を学ぶ前に、まず基本となる考え方を確認します。
「be動詞って何?」「どういうときに使うの?」という疑問を、例文つきでやさしく説明していきます。
中学英語でまず習うのが、「be動詞(am / is / are)」の使い方です。特に、疑問文の作り方と答え方は、英文法の基礎となる部分であり、これがあやふやなままだとその後の英語学習にも大きく影響します。
例えば、「Are you a student?(あなたは生徒ですか?)」のような簡単な疑問文でも、語順を間違えるだけで意味が通じなくなるのが英語の特徴です。主語とbe動詞の関係を正しく理解し、語順のルールに従って文を作れるようになると、英語の文型全体が見えてくるようになります。
つまり、be動詞の疑問文を正確に使えること=英語の基礎力がある証拠となるため、テストや入試でも安定して点が取れるようになるのです。
中学校の定期テストや高校入試では、be動詞の疑問文が非常に高い頻度で出題されます。以下のような理由があります。
こうした背景から、「be動詞 疑問文」は毎年必ずといっていいほどテストに出てくる重要単元なのです。
be動詞とは、「〜です」「〜にいる」という意味を表す英語の動詞です。
日本語の「です」「います」に近いはたらきをします。
中学英語では、be動詞の現在形として使う形は決まっています。
むずかしく見えるかもしれませんが、実はとてもシンプルです。
be動詞の現在形は、am・are・is の3つしかありません。
この3つを、文の主語によって使い分けます。
be動詞は、「何をする」という動作ではなく、「どんな状態か」「どこにいるか」を表します。
例文を見てみましょう。
I am a student.
私は生徒です。
She is happy.
彼女は幸せです。
They are at school.
彼らは学校にいます。
このように、be動詞は
「〜です」
「〜にいます」
という意味を表すときに使います。
be動詞は、主語によって使う形が決まっています。
ここが中1でとても大切なポイントです。
I のときは am を使います。
I am tired.
私は疲れています。
You や複数の主語のときは are を使います。
You are my friend.
あなたは私の友だちです。
We are in the classroom.
私たちは教室にいます。
He、She、It など三人称単数のときは is を使います。
He is a teacher.
彼は先生です。
She is at home.
彼女は家にいます。
このように、be動詞は
主語 + be動詞 + そのあとの言葉
という形で文を作ります。
この形を「肯定文」といいます。
疑問文や否定文は、この肯定文をもとにして作ります。
ここで、まず肯定文の作り方をしっかり確認しておくと、疑問文や否定文がとても分かりやすくなります。
→ 関連記事
「be動詞の現在形(肯定文)の作り方」
このページで、肯定文を理解してから次に進むのがおすすめです。
中学校で学ぶbe動詞の現在形や疑問文・否定文は、文部科学省が定める学習指導要領にも示されている、中1英語の基礎内容です。正しい語順を理解することが大切です。
文部科学省 中学校学習指導要領(外国語)
be動詞は、主語に応じて3つの形を使い分ける必要があります。
| 主語 | be動詞 |
|---|---|
| I | am |
| You / We / They | are |
| He / She / It | is |
使い分けの基本ルール:
例文で確認:
※なお、小学生向けにbe動詞の選び方や使い方を、以下の記事でくわしく解説しています。
【小学生向け】英検5級のbe動詞を完全マスター!使い方・例文・練習問題つき
be動詞の疑問文は、中学英語の中でも特に大切なポイントです。
なぜなら、作り方がとてもシンプルで、ここを理解できると英語が一気に読みやすくなるからです。
be動詞の疑問文では、新しい単語を覚える必要はありません。
文の中にある be動詞の位置を変えるだけで作ることができます。
be動詞の疑問文を作るときは、語順だけを見ます。
肯定文の be動詞を、文のいちばん前に出します。
肯定文
You are a student.
あなたは生徒です。
疑問文
Are you a student?
あなたは生徒ですか。
このように、be動詞 are を主語の前に出すだけで、疑問文になります。
be動詞の疑問文では、do や does は使いません。
be動詞が文の中にあるかどうかを、まず確認することが大切です。
be動詞の疑問文は、Yes か No で答える文です。
形はとても決まっています。
Are you ~ ?
Is he ~ ?
実際の文で見てみましょう。
Are you happy?
あなたは幸せですか。
Is he your brother?
彼はあなたの兄ですか。
疑問文では、文の最後にクエスチョンマーク「?」をつけます。
英語では、このマークもとても大切です。
| 主語 | 疑問文で使うbe動詞 | 疑問文の例 |
|---|---|---|
| I | am → Are(主語が「You」に変わる) | Are you happy?(あなたはうれしいですか) |
| He / She | is | Is he your brother?(彼はあなたの兄ですか) |
| You / We / They | are | Are they students?(彼らは生徒ですか) |
be動詞の疑問文には、決まった答え方があります。
短く答える形と、文で答える形の2つがあります。
まず、短い答え方です。
Are you happy?
Yes, I am.
はい、そうです。
Is he your brother?
No, he isn’t.
いいえ、ちがいます。
次に、完全な文で答える形です。
Are you happy?
Yes, I am happy.
はい、私は幸せです。
Is he your brother?
No, he is not my brother.
いいえ、彼は私の兄ではありません。
短い答えでも、文で答えても、意味は同じです。
テストでは短い答えを書くことが多いので、どちらも知っておきましょう。
| 質問 | 答え(Yes) | 答え(No) |
|---|---|---|
| Are you ~? | Yes, I am. | No, I’m not. |
| Is she ~? | Yes, she is. | No, she isn’t. |
| Are they ~? | Yes, they are. | No, they aren’t. |
主語が変わるとbe動詞も変わります。これは疑問文でも答えでも同じなので、しっかり覚えましょう。
be動詞の疑問文で、中1がよくする間違いがあります。
一つ目は、be動詞を消してしまうミスです。
Are you a student?
このように、疑問文でも be動詞は必ず必要です。
二つ目は、do を使ってしまうミスです。
Do you are a student?
これは間違いです。
be動詞がある文では、do は使いません。
do は、一般動詞の疑問文で使う言葉です。
be動詞の疑問文と、一般動詞の疑問文は、作り方がちがいます。
ここをはっきり分けて覚えることが、英語が得意になる近道です。
このページで、be動詞と一般動詞のちがいを確認しておくと、混乱しにくくなります。
一般動詞の否定文の作り方については、
→ 中学英語|一般動詞の疑問文のつくりかた
でくわしく解説しています。
be動詞の否定文は、「〜ではありません」「〜にいません」という意味を表します。
作り方はとてもシンプルで、be動詞のすぐ後ろに not を置くだけです。
新しい文の形を覚える必要はありません。
肯定文に not を足すだけで、否定文になります。
be動詞の否定文では、be動詞の後ろに not を入れます。
この順番がとても大切です。
肯定文
I am a student.
私は生徒です。
否定文
I am not a student.
私は生徒ではありません。
be動詞がある文では、do not は使いません。
do not を使うのは、一般動詞の否定文のときだけです。
be動詞の否定文では、必ず
be動詞 + not
の形になります。
主語によって、使う be動詞が変わります。
それぞれの形を例文で確認しましょう。
I am not tired.
私は疲れていません。
You are not late.
あなたは遅れていません。
They are not students.
彼らは生徒ではありません。
He is not my brother.
彼は私の兄ではありません。
She is not at home.
彼女は家にいません。
どの文も、be動詞のすぐ後ろに not が置かれています。
この位置を覚えておけば、否定文は必ず作れます。
be動詞の否定文では、短くした形を使うことがあります。
is not は isn’t、are not は aren’t と書くことができます。
短縮形は、会話ややさしい文でよく使われます。
He isn’t a teacher.
彼は先生ではありません。
They aren’t at school.
彼らは学校にいません。
定期テストでは、短縮形でも正しいことが多いですが、問題によっては not を使った形を書くように指示されることがあります。
問題文をよく読んで、指定があるかどうかを確認しましょう。
I am not は、amn’t とは書きません。
I am not の形をそのまま使います。
be動詞の否定文で、中1がよくするミスがあります。
一つ目は、be動詞を2回書いてしまうミスです。
I am not am a student.
これは間違いです。
be動詞は、1つの文に1回だけ使います。
正しい文は
I am not a student.
です。
二つ目は、do not を使ってしまうミスです。
I do not am a student.
これも間違いです。
be動詞がある文では、do not は使いません。
三つ目は、not の位置をまちがえるミスです。
I not am a student.
これは正しくありません。
not は、必ず be動詞の後ろに置きます。
この3つのポイントを意識すると、be動詞の否定文でのミスは大きく減ります。
一般動詞の否定文のつくりかたは以下の記事でくわしく解説しています。
中学英語|一般動詞の否定文のつくり方を中1向け例文つきで解説【do not / does not】
be動詞の文は、疑問文や否定文を別々に覚えるより、セットで比べて理解することが大切です。
もとになる形は、いつも肯定文です。
肯定文の形が分かっていれば、疑問文も否定文も、語順を少し変えるだけで作ることができます。
ここでは、同じ文を使って、3つの形を並べて見ていきます。
まず、肯定文を見てください。
You are a student.
あなたは生徒です。
この文を疑問文にすると、be動詞を前に出します。
Are you a student?
あなたは生徒ですか。
次に、否定文にすると、be動詞の後ろに not を置きます。
You are not a student.
あなたは生徒ではありません。
このように、3つの文は、使っている単語はほとんど同じです。
変わっているのは、be動詞の位置だけです。
疑問文
be動詞が文のいちばん前に来る
否定文
be動詞の後ろに not が入る
この2つを意識すると、be動詞の文はとても整理しやすくなります。
図で見ると、肯定文を真ん中にして、疑問文は上、否定文は下に並べると分かりやすくなります。
どの形も、be動詞を中心に考えることがポイントです。
ここで、be動詞の現在形を一覧でまとめたページを確認しておくと、全体の整理がしやすくなります。
→ 関連記事
「be動詞の現在形まとめ(一覧)」
一覧で見直してからもう一度このページを読むと、疑問文と否定文の作り方が、よりはっきり理解できます。
次の日本文に合うように、be動詞の疑問文を作りましょう。
カッコの中の語を正しい順番に並び替えてください。
① あなたは生徒ですか。
( you / a student / are )
② 彼は先生ですか。
( he / a teacher / is )
③ 彼女は家にいますか。
( she / at home / is )
④ 私は幸せですか。
( I / happy / am )
⑤ あなたたちは友だちですか。
( you / friends / are )
① Are you a student?
あなたは生徒ですか。
肯定文は You are a student. です。
疑問文では、be動詞 are を主語の前に出します。
② Is he a teacher?
彼は先生ですか。
he が主語なので、be動詞は is を使います。
is を文のいちばん前に出します。
③ Is she at home?
彼女は家にいますか。
場所を表す文でも、作り方は同じです。
be動詞を前に出すだけで疑問文になります。
④ Am I happy?
私は幸せですか。
I が主語のときは am を使います。
疑問文では Am I ~ ? の形になります。
⑤ Are you friends?
あなたたちは友だちですか。
you が複数の意味でも、be動詞は are を使います。
are を前に出して疑問文を作ります。
次の日本文に合うように、be動詞の否定文を作りましょう。
① 私は生徒ではありません。
I ( ) a student.
② 彼は先生ではありません。
He ( ) a teacher.
③ 彼女は家にいません。
She ( ) at home.
④ 私たちは忙しくありません。
We ( ) busy.
⑤ 彼らは友だちではありません。
They ( ) friends.
① I am not a student.
私は生徒ではありません。
be動詞 am の後ろに not を置きます。
② He is not a teacher.
彼は先生ではありません。
he が主語なので is を使い、その後ろに not を入れます。
③ She is not at home.
彼女は家にいません。
場所を表す文でも、not の位置は同じです。
④ We are not busy.
私たちは忙しくありません。
we が主語のときは are not になります。
⑤ They are not friends.
彼らは友だちではありません。
be動詞の後ろに not を置くだけで、否定文が完成します。
次の文を見て、疑問文なら「疑問文」、否定文なら「否定文」と答えましょう。
① Are you a student?
② He is not my brother.
③ Is she happy?
④ They are not at school.
⑤ Am I late?
① 疑問文
be動詞 are が文のいちばん前にあります。
② 否定文
be動詞 is の後ろに not があります。
③ 疑問文
be動詞 is が主語の前に出ています。
④ 否定文
are の後ろに not が入っています。
⑤ 疑問文
am が文のいちばん前にあり、質問の形です。
疑問文か否定文かは、be動詞の位置を見るとすぐに判断できます。
be動詞が前なら疑問文、be動詞の後ろに not があれば否定文です。
この見分け方を覚えておくと、テストでとても役立ちます。
be動詞の疑問文や否定文は、映像で確認するとさらに理解しやすくなります。NHK for Schoolの英語教材も、家庭学習の補助としておすすめです。
NHK for School 英語の学習コンテンツ
次の語句を正しい語順に並べかえて、疑問文を完成させましょう。※文頭が小文字の場合は大文字に直して書いてください。
次の文の空欄に入る最も適切なbe動詞を A〜C から選びましょう。
次の質問に対して、Yes または No で答える完全な英文を自分で書きましょう。
※なお、be動詞と一般動詞を使い分ける練習問題を以下の記事に多数掲載しています。
be動詞と一般動詞を使い分ける練習問題
Q1.be動詞の疑問文はどうやって作りますか。
be動詞を主語の前に出すだけで作れます。新しい単語を足す必要はありません。
Q2.be動詞の疑問文で do は使いますか。
使いません。be動詞がある文では、do や does は使いません。
Q3.Are you ~ と Do you ~ はどうちがいますか。
Are you ~ は be動詞の文です。Do you ~ は一般動詞の文です。使う動詞がちがいます。
Q4.be動詞の否定文はどう作りますか。
be動詞のすぐ後ろに not を置きます。それだけで否定文になります。
Q5.I am not は短くできますか。
できません。I am not はそのまま書きます。
Q6.is not と are not は短く書いてもいいですか。
isn’t、aren’t と短く書けます。会話ではよく使われます。
Q7.テストでは短縮形を使っても大丈夫ですか。
多くの場合は大丈夫ですが、指定があるときは not を使った形で書きます。
Q8.疑問文の答え方が分かりません。
Yes, 主語+be動詞、または No, 主語+be動詞+not で答えます。
Q9.be動詞を2回使ってしまいます。どうすればいいですか。
1つの文に be動詞は1つだけです。not を入れる位置を確認しましょう。
Q10.疑問文と否定文の見分け方はありますか。
be動詞が前にあれば疑問文、be動詞の後ろに not があれば否定文です。
Q11.肯定文が分からないと疑問文もできませんか。
はい。まず肯定文の形を覚えると、疑問文と否定文が簡単になります。
be動詞の疑問文と否定文は、難しい文法を覚える必要はありません。
見るポイントは、be動詞の位置だけです。
前に出れば疑問文、後ろに not があれば否定文。
このルールを覚えれば、中1英語のbe動詞は必ず理解できます。
自信を持って、何度も例文を書いて練習していきましょう。
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この記事を書いた人
現役の塾経営者。指導歴25年以上、のべ3,500人以上の小・中・高校生を指導。
定期テスト対策から中学・大学受験、英検対策まで幅広く対応。
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