中学受験の英語入試や高校入試の英検利用のため英検5級の取得を目指す幼児、小学生、中学生は多いです。
英検4級以上を取得すると入試で利用できる私立中学が多くなりますし、2級まで取れれば難関中学の英語入試や高校入試で大きく有利になります。
ですが、幼児や小学生はまだ英文法を論理的に理解するのがむずかしいです。
そこで、幼児や小学生・中学生向けに自宅学習で英検5級対策ができるおすすめの問題集と、問題集の選び方を紹介します。
※関連記事:小学生向け英検5級対策法
※関連記事:高校受験の英検優遇制度
幼児や小学生におすすめの英検5級の問題集を紹介します。
いずれもAmazonのリンクをつけているので、リンク先でお得に購入いただけます。
英検5級によく出る英単語が収録されています。
英語学習をはじめてぶつかる最初の壁は「英単語の暗記」です。
5級によく出る「本当に覚えておく必要のある単語」だけを覚えれば良いので、子どもの負担感をできるだけ小さくできます。
学習効果がわかるテストもついています。
利点:漢字にふりがながついているので、漢字を読めない幼児・小学生も使えます。
出版社:旺文社
英単語をイラストでと一緒に覚える単語帳です。
5級によく出る単語をフレーズごとイラストで覚えます。
単語帳ですが、そのままリーディングの対策になります。
利点:英単語を出題頻度の高いフレーズごと覚えられて一石二鳥です。
出版社:アスク
タイトルにあるように、「小学生向け」につくられた5級対策ドリルです。
英検で必要な知識や文法を言葉による解説ばかりではなく、イメージや音と結びつけて覚えられるようになっています。
漢字にはふりがなが振られています。
利点:小学生が理解しやすいような説明の仕方なので、「イメージ」や「形」で英検対策ができます。
出版社:旺文社
小学生が理解しやすいように、「文法用語を使わずに」イラスト中心に説明しています。
また、英検対策に特化しすぎず、「4技能」をバランスよく伸ばせるようなトレーニング問題の構成になっています。
もちろん、リーディング・リスニングの対策ができ、予想問題で本番さながらの練習もできます。
利点:幼児や小学生が英語学習をはじめやすいような、ハードルの低い問題から取り組めます。
出版社:アルク
文法用語を使わずに、イラストで文法解説をしている問題集です。
英検でよく出題される場面について、よく使われるフレーズをイラストと一緒に覚えられます。
利点:試験会場での流れや持ち物リストがあり、はじめての英検受検でも迷わずに受けられます。
出版社:学研プラス
英検5級に必要な単語や文法をすべて演習できる問題集です。
必要なものが網羅されているうえに、解説が非常に分かりやすいです。
小学生向けの英検5級対策の定番です。
利点:オールカラーで分かりやすく、楽しみながら取り組めます。
出版社:文理
著者が小・中学生向け学参業界の編集出身者で、小学生も使いやすいように工夫されているドリルです。
1日1枚やさしい問題からステップバイステップで20日間取り組み、ラスト5日間はミニテストで仕上げられます。
利点:1日1枚で無理なく学習習慣をつけられます。
出版社:スリーエーネットワーク
英語の例文を暗記するための英語ドリルです。
「英文の読み方を聞いて・話す」
↓
「英文の中の1つ1つの単語を聞いて・クイズに答える」
↓
「英文をなぞって・書く」という3つのステップで無理なく例文を覚えられます。
英検5級に出てくる代表的な英文を250覚えられるので、インプット学習におすすめです。
3冊に分かれており、アルファベット→英単語→英文の順に覚えていきます。
利点:英文を大量に覚えることで、「使える英語力」が身につきます。5級合格後も4級以降の対策がとてもしやすくなります。
出版社:旺文社
つづいて、中学生におすすめの英検5級の問題集を紹介します。
いずれもAmazonのリンクをつけているので、リンク先でお得に購入いただけます。
※関連記事:英検5級の勉強法
【幼児・小学生向け】の問題集の章でも紹介しましたが、英検5級によく出る英単語が収録されています。
英語学習をはじめてぶつかる最初の壁は「英単語の暗記」です。
5級によく出る「本当に覚えておく必要のある単語」だけを覚えれば良いので、子どもの負担感をできるだけ小さくできます。
学習効果がわかるテストもついています。
利点:試験に出やすい順に並んでいるので、本番まで時間がないときも効率よく単語を覚えられます。
出版社:旺文社
例文やイラストを使って、難解な英文法を中学生に分かるように解説してくれています。
必要最低限の形や知識を学び、「やってみよう!」や「チェックテスト」ではそのアウトプットができます。
文法を学んだ後は本番そっくりの模試で腕試しできます。
利点:試験会場に持って行けるコンパクトな「でる順BOOK」がついています。単熟語ファイナルチェックをはじめ、「試験直前に役立つ内容」がポケットサイズの別冊に収録されています。
出版社:旺文社
中学生向けに、英検5級~3級までのリスニング対策問題集です(高校入試にも対応しています)。
単語の聴き取りをする初級編からはじめて、対話文・絵や図表を使った完成編までステップバイステップで学習を進められます。
利点:3級まで対応しているので、長く使えます。
出版社:くもん出版
英検5級で必要な英文法を、イラストをまじえてわかりやすく解説してくれています。
ページが進むとレベルアップしていく問題集が多いなか、これは基本レベルしか扱っていません。途中でついていけなくなることなしに、最後まで利用できます。
5級の英文法スタートとしてやや古くなってきましたが、解説の分かりやすさは秀逸です。
利点:基礎レベルだけ扱っているので、無理なく最後まで勉強しやすいです。
出版社:学研プラス
小・中学生向けにつくられた過去問題集です。
過去問5回とオリジナル模試1回の合計6回分の演習ができます。
利点:試験の概要と傾向を知ることができます。以降の級でも定番の過去問題集なので、このスタイルに慣れておくとその後の英検対策がしやすくなります。
出版社:Gakken
こちらは過去10年のすべての試験問題から単語・熟語・文法などを出題頻度順にならべて掲載してくれています。
勉強すべき優先順位が分かるので、無駄なく効率的に対策できます。
利点:出題頻度の高い順にABCにランク分けされていて、勉強時間が限られているときや直前チェックに役立ちます。赤シート付きで、単語・熟語も覚えやすいです。
出版社:高橋書店
タイトルどおり、7日間という短期で英検対策できるドリルです。
1日目は単語の暗記、2日目は数字の暗記、3日目は会話表現というように日を重ねるごとに対策が進んでいき、7日目には本番形式の予想問題で仕上げができる構成です。
付属CDのほかに、アプリを使って音声も聞けます。
利点:1冊でコンパクトに必要な内容がまとめられており、本番直前の総チェックに便利です。
出版社:旺文社
英検問題集はたくさんあります。そのなかから自分に合う問題集の選び方を紹介します。
はじめて英検を受ける人は、英検5級の出題傾向が分かる問題集を選びましょう。
過去問や予想問題をみればざっと概略をつかみ、どの大問でどれくらい時間を使えるか、何がポイントなのかの解説をしっかり読んでおきます。
幼児や小学生には「三人称単数」などの文法用語は理解しづらいです。
イラスト中心で解説しているものを選ぶと勉強しやすいです。
幼児や小学校低学年だと読めない漢字が多いです。
漢字が読めないと親がずっとそばについて一緒に勉強しないといけなくなります。
漢字にはすべてふりがなが振っているものを選びましょう。
小学生ならプリント形式になっているものを選ぶ
小学生が使う問題集なら、1枚ずつ切り離して使えるプリント形式のものが便利です。
毎日の学習を親が管理してあげる必要があります。冊子から切り離して「はい、これ今日のプリントね」と渡してあげると子どもが実施しやすく、親も正解不正解の状況を確認しやすいです。
できるだけ最新の問題集を選びましょう。
英検は毎回出題傾向に大きな変更はありませんが、それでも少しずつ出題される単語やテーマに変化が見られます。
リスニング対策をするには音声がついているものが必須です。
CD付きかアプリをダウンロードできるもの、自分に使いやすいほうを選びましょう。
※関連記事:英検5級リスニングのコツ
過去問題集や予想問題集を数回分準備しておき、本番前に何度も解いて慣れておきましょう。
学研や旺文社の過去問題集が定番ですが、ほかにもオリジナル模試がついているものもあります。
定番とオリジナルの両方で対策しておくと、より解答力の幅が出ます。
ここからは、英検5級の対策を紹介します。
まず、英検5級のレベルや出題傾向を紹介します。
※関連記事:英検®5級のレベルと文法範囲の一覧
日本英語検定協会(英検)では、英検5級を「中学初級程度」としています。
おおむね、公立中1で習う範囲です。
英検5級は筆記試験とリスニングの2パートです。
筆記試験はリーディング、ライティングに分かれています。
制限時間は45分、そのうちリーディングが25分でリスニング20分です。
筆記試験に必要な単語数は600語前後とされています。
小学校5年生から中学1年生までに習う単語数と同程度です。
筆記問題は全部で25問あります。
問題の種類 | 問題数 |
短文の語句空所補充 | 15問 |
会話文の文空所補充 | 5問 |
日本文付き短文の語句整序 | 5問 |
リスニングは3パートに分かれています。
問題の種類 | 問題数 |
会話の応答文選択 | 10問 |
会話の内容一致選択 | 5問 |
イラストの内容一致選択 | 10問 |
英検5級は「初歩的な英語の理解と使用」を目標とされています。
英語学習のスタートであり、あいさつなどの日常場面でよく使うフレーズが出てきます。
英検CSEスコアの満点が850で、合格基準スコアは419。つまり、合格点は5割です。
それでは、先述の英検5級の出題傾向をふまえて、自宅でできる英検5級の勉強法を紹介します。
※関連記事:【中学受験】英語入試の問題のレベルと対策方法
英検5級に必要な単語数は約600語です。
1語ずつ覚えるよりも、試験によく出題されるフレーズごと覚えるほうが早く・確実に得点できます。
幼児や小学生にとって英文法は5級合格のハードルを上げているポイントの1つです。
何種類もの問題集を繰り返し解き、ひらすら「形(用法)」を覚えましょう。
文法を早く使えるようにするには、問題集に載っている例文を暗記するのがおすすめです。
文法ごと例文を覚えておけば、それをもとにしてほかの形に活用できます。
5級に限った解き方ではありませんが、リスニングは音声がはじまる前に問題を先に読んでおきましょう。
何を聞き取れば良いかが分かっている状態にしておきます。
英語の4技能(「聞く(リスニング)」「話す(スピーキング)」「読む(リーディング)」「書く(ライティング)」)をバランスよく伸ばすようにしましょう。
「5級対策」というと「単語の暗記」がよく推奨されます。
確かに単語やフレーズを覚えれば5級は合格しやすいです。
ですが、最初から「単語暗記」に頼り過ぎてしまうとその後の英語学習が進みづらくなります。
英検4級からは長文読解がはじまりますし、3級からは2次試験(面接)がはじまります。「読む力」「話す力」も問われます。
5級は英語学習のスタートだからこそ、出題傾向に特化しすぎない勉強法が長期的には効果的です。
最後に、英検5級対策におすすめのオンライン家庭教師を3つ紹介します。
いずれもPRバナーをつけているので、バナーをクリックするとHPにつながり、無料体験や資料請求の申し込みができます。
オンライン家庭教師業界では古豪のセンターです。
「家庭教師」と名前がついていますが「学習塾」に近く、下記のような特長があります。
英検対策に特化しているわけではありませんが、中学生の指導に慣れた講師陣(東大生、京大生、医学部生)です。
学校の勉強との両立も相談できるでしょう。
e-Liveの説明・無料体験のお得な申し込みはこちらつづいて紹介するのは英語専門のオンライン塾、オンライン家庭教師です。講師は日本人が多いようです。
学校の定期テスト対策や受験対策もしていますが、特に強いのが英検対策です。
小学生でも英検準1級や2級などのハイレベル級に挑戦している生徒が多くいます。
英検1級まで指導可能な講師が多く在籍しているのも強みです。
日本人講師メインの英会話スクールです。
「質問したいけれど英語でどう聞いていいか分からない」
「英文法の解説を英語で聞いてもピンとこない」
英検3級くらいまではこうしたジレンマを抱えている人は多いです。
ワールドトークでは97%が日本人講師で、詰まったときには日本語で質問でき、日本語での解説を聞くこともできます。
外国人講師と英語で話すのにまだ抵抗感のある子におすすめです。
・お気軽コース 月額3,300円
・基本コース 月額5,500円
・イチ押しコース 月額6,600円
・集中コース 月額11,000円
・徹底コース 月額22,000円
※無料体験レッスンあり
いかがでしょうか。
英検5級の合格を目指す幼児や小学生・中学生向けに対策問題集を紹介しました。
パス単や旺文社の過去問題集をはじめ、小学生にも分かりやすいイラスト解説が豊富な問題集を選ぶようにしましょう。
英検を取得すると中学入試や高校入試で加点されるなどのメリットがあります。
4技能をバランスよく伸ばし、英語を得意にできる土台をつくりましょう。
This website uses cookies.