「英検のライティングで使える表現を知りたい」
「ライティングが得意になるコツを知りたい」
このような思いの人は多いのではないでしょうか。
英検では3級からライティングがはじまります。ライティング対策が英検合否に大きな影響を与えますし、1問あたりの配点も大きいです。
そこで、ライティングで使える表現を一覧にして紹介します。
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英検のライティングは書き方が決まっています。
主張
↓
理由(根拠・具体例)
↓
再度結論(締め)
3つのパートそれぞれで使える表現を一覧にしました。
I (don’t) think that~ | ~だと考えます |
I believe that~ | |
I’m sure that~ | |
I’m convinced that~ |
A has a positive/ negative impact on B | AはBにポジティブな/ネガティブな影響がある |
A leads to B | AはBを引き起こす |
A comes from B | AはBによって起こる |
A can be good for B | AはBに良いかもしれない |
A keep B from ~ing | AはBが~するのを防ぐ |
As a result | その結果/結果として |
As well as | 同様に |
Frequently | 頻繁に |
However | しかし |
It is good/bad/ easy/ difficult for A to B | AにとってBするのは良い/良くない/簡単/むずかしい |
In addition | さらに |
In general | 一般的に |
In other words | 言いかえると |
Moreover | さらに |
Most importantly, | 最も重要なことに |
Not only A but also B | AだけでなくBも |
On the other hand | 一方で |
play an important role in ~ | ~において重要な役割を果たす |
Thus | よって、従って |
This is because~ | これは~が原因/理由である |
To put it another way | 言いかえると |
So, | だから、 |
Therefore, | それゆえ、 |
For these reasons, | これらの理由により、 |
These are the reasons why~ | |
In summary, | 要するに(つまり)、 |
I firmly believe that ~ for the above three reasons. | 上記の3つの理由で私は~だと確信しています。 |
Thus, | よって |
As a result, | 結果として、 |
In conclusion, | 結論として、 |
英検のライティングにはコツがあります。
そのコツを以下にまとめました。
英検は級ごとでテンプレート(定型文)があります。
テンプレートに沿って書くと非常に書きやすく、特に3級や準2級はほぼテンプレで語数が埋まります。
前述のように、序論(主張)→本論(理由)→結論(再度主張)の順に書きましょう。
慣れない書き方を早くマスターするにはやはり、手本の真似が有効です。
日本英語検定協会が公表している解答例やライティング問題集の解答例を真似して書いてみましょう。
英検ライティングでは最初に受検者の意見(賛成/反対など)から書きます。
意見を決める前に、その理由を考えましょう。
理由を書くのに必要な英単語が分からない、文法に自信がないというときもあります。
そういうときは賛成/反対の意見を変えて、新たに「書きやすそうな理由」を考えます。
解答を考える・書くのに必死になると、質問から解答がずれていくことがよくあります。
意外と多いので、日本語の解答を考えたら必ず「見直し」をしておきましょう。
ライティングは減点方式です。単語や文法を間違えると減点されます。
できるだけ簡単な単語・文法を使って書くようにしましょう。
意見の質よりも、「間違いのない書き方」が評価されます。
ライティングの得点は練習量に比例します。
ライティングで使える表現をいくつか覚えたら、早速過去問題集やライティング問題集で練習しましょう。
ライティングの演習と並行して、理由を2つ考える練習をしておきましょう。
英検は級が上がるごとに話題が高度になっていきます。
最初は身近な話題中心だったのが、社会問題にある程度詳細な意見を求められるようになっていきます。
特に小学生や中学生は意見の理由を考えるのに次第に苦労するようになりがちです。
早い段階からニュースを見て自分の意見とその理由を2つ言う練習をしておきましょう。
英検2級以上は社会問題をテーマにしているため、ライティングで「自身の意見」を聞かれてもすぐに書く内容が思い浮かばないときもあります。
そんなときにすぐ思いつくコツを紹介します。
1つ目のコツは、問題用紙に書かれているPOINTSです。
2級や準1級ライティングでは質問の後に必ず「POINTS」という欄があり、ヒントとなる単語が複数書かれています。
例えば準1級の過去問で「政府は若者がもっと投票に行くよう促すべきか?」という問いに対して、「Freedom of choice」「Social responsibilities」「Taxes」「Trust in politicians」の4つのPOINTSが書かれていました。
「Social responsibilities(社会的責任)」「Taxes(税金)」のキーワードを使うと下記のような内容で英作できます。
結論:政府は若者に投票を促すべき
理由①:税金の額によって人生設計が変わる
理由②:投票により若者の社会的責任感を増大させられる
逆に、「Freedom of choice(選択の自由)」「Trust in politicians(政治家への信頼)」のキーワードを使うと、下記のような解答が考えられます。
結論:政府は若者に投票を促さなくても良い
理由①:投票するかどうかは個人の選択の自由である
理由②:投票に行かないのは政治家への信頼が揺らいでいるからである
このように、POINTSにある単語をもとにして内容を考えると思い浮かびやすくなります。
POINTSを見ても内容が浮かばないときや、POINTSが書かれていない級(3級、1級)では、以下に挙げる6つの観点で考えてみましょう。
それぞれの観点で「長所」「短所」を考えます。
「移動しなくて良いからお金がかからない」など、ありきたりな内容で十分です。この思いついた内容を「理由」として本論に書けば解答できます。
英検のライティング対策におすすめの問題集を紹介します。
いずれもAmazonのPRリンクをつけているので、気になるものがあればリンク先で詳細を確認できます。
英検の英作文に必要な構成力、アイデア力、語彙力を多量の演習で養えます。間違いやすい文法・語法も頻度順に掲載されており、ライティングの力をかなりアップさせられます。
本番より難易度の高い練習ができるので、かなり高得点を取れるようになります。
利点:英検本番を越える力が身につくので、本番がやさしく感じられます。
出版社:アスク出版
旺文社による分野別の英検対策問題集です。単語・熟語、リスニング、ライティング、長文の4つに分かれています。
それぞれ大量の練習問題が掲載されており(リスニング120問、長文38題など)、苦手分野の克服に集中的に取り組めます。
利点:基礎レベルからステップバイステップで取り組み、最後は10回分の模擬試験も受けられます。
出版社:旺文社
ライティングとスピーキングを同時に対策できる問題集です。
「書く」「話す」の2つは関連しあっており、この問題集を使えば同じ知識をインプット→アウトプットして効率よく練習できます。
ネイティブによる音声と、10回分の模擬練習も載っています。
利点:英作と面接に使える表現を多量にインプットできるので、解答作成能力が格段に上がります
出版社:ジャパンタイムズ
小学生・中学生・高校生は学校より先に英検で文法や単語を勉強することになります。
独学では時間がかかりますし、あまり効率のよくない勉強スタイルになっている場合もあります。
そこで、小学生・中学生・高校生が英検対策を受けるのにおすすめのオンライン家庭教師を2つ紹介します。
いずれも各社のHPにつながるPRリンクをつけています。
資料請求や無料体験などで「自身に合うかどうか」を確認してみましょう。
最初に紹介するのは英語専門のオンライン塾、オンライン家庭教師です。講師は日本人が多いようです。
学校の定期テスト対策や受験対策もしていますが、特に強いのが英検対策です。
小学生でも英検準1級や2級などのハイレベル級に挑戦している生徒が多くいます。
英検1級まで指導可能な講師が多く在籍しているのも強みです。
『Next Stage』『Power Stage』『Bright Stage』など、大学入試の英語対策でおなじみの桐原書店が運営している、TOEIC・英検に特化したオンライン英会話です。
桐原書店のノウハウを詰め込んだカリキュラムで部活との両立を目指す高校生を強力にサポートしてくれます。
最後に、英検対策でライティングが重要な理由を4つお伝えします。
理由を意識しながらライティング対策をすると、英検対策そのものの成果が上がりやすくなります。
ライティングは一次試験のなかで1問の配点が最も大きいです。
3級以上の一次試験はリーディング・ライティング・リスニングの3パートに分かれています。
いずれのパートも配点が同じですが、問題数が全く違っています。
リーディングやリスニングが30問程度あるのに対してライティングは1~2問だけです。
しかも正解/不正解の2択ではなく、部分点がもらえます。
ライティングは「一次試験合否の大きなカギをにぎるパート」だと言えます。
ライティング対策はそのままスピーキング対策にもなります。
英検は級ごとでテーマが決まっており、一次試験のテーマと2次試験のテーマも同じです。
一次試験のライティング対策で特定の話題での単語や表現を覚えて使えるようにしておけば、二次試験のスピーキングでもそのまま使えます。
学習を早めるコツはアウトプットの量や頻度です。
ライティングは一次試験のなかでもアウトプットを多量に求められる出題方式です。
従って、ライティング対策をたくさんすればそれだけ勉強して得た知識をアウトプットすることになり、知識や技能の定着が早まります。
ライティングを得意にしておけば、英検だけでなく受験やビジネスシーンでも役立ちます。
中学受験(英語入試)、高校入試、大学入試すべて英語のライティング問題を出す学校が多いです。
社会に出てからも、取引先と英語のメールでやり取りするときもあります。
そうした場面でライティング(英作文)の力は大いに役立ちます。
いかがでしょうか。
英検のライティングに使える表現を一覧で紹介しました。
3級からライティングの試験がはじまります。定型文を使って決まった順に書けば得点を取りやすいです。
ライティングはスピーキング対策にもつながるため、得意にすれば英検合格に大きく前進できます。
1人でできるライティングの勉強方法や、書く内容が思いつかないときのコツも説明しています。
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