東京では私立中学受験だけでなく、都立中受検も人気です。倍率は4倍近くと非常に高く、合格できるのはごく一部の小学生だけです。
そこで、都立中を受検する小学生とその保護者の方向けに、都立中受検対策に役立つ問題集を紹介します。
思考力・記述力をハイレベルに持っていける問題集中心にピックアップしていますので、お子様に合いそうものをお選びください。
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都立中(都立の公立中高一貫)は小石川、武蔵をはじめとして難関中学ばかりです。
通常の適性検査対策問題集のなかでもハイレベルなものや、都立中の出題傾向に合うものを紹介します。
最初に紹介するのは適性検査の問題種別ごとに対策できる問題集です。都立中でよく出る積み木の問題や規則性の問題などが載っています。
基礎問題から練習ができ、記述問題中心にハイレベル問題までしっかり対策できます。
算数的分野↓
理科的分野↓
社会的分野↓
作文↓
出版社:朝日学生新聞社
主語・述語の関係性や文章の書き方を学べる問題集です。
進学校の中学生・高校生向けの現代文読解の仕方を、小学生向けにつくりなおしたものです。
1年生向けから学年別・レベル別に分かれています。簡単に感じる子には1つ上の学年のものを使うか「応用編」を使うと良いです。
4年生基礎編↓
4年生習熟編↓
4年生応用編↓
5年生基礎編↓
5年生習熟編↓
5年生応用編↓
6年生基礎編↓
6年生習熟編↓
6年生応用編↓
出版社:小学館
こちらの問題集は小学生向けの長文読解対策でかなり人気のシリーズです。
読み方・解き方の解説が丁寧で、ステップアップしながら身につけられるようにできています。
言いかえ・反対語など、国語読解に必要な知識も手に入ります。
出版社:大和出版
こちらは論理力を高めるためのドリルです。都立中では論理的に条件を整理して解く問題が多いため、低学年か遅くとも3-4年生からは論理力をじっくり伸ばしておくほうが良いです。
1問5分以内で解くという時間設定がされている点も適性検査対策に向いています。
やさしめのレベル、ふつうレベル、やや難しいレベルの3つに分かれています。やや難しいレベルは大人でもかなり集中して考えないと解きづらいです。
やさしめ↓
ふつうレベル↓
やや難しい↓
出版社:学研プラス
最後に紹介するのは資料問題の対策に特化した問題集です。
24日間完成とタイトルにあるとおり、資料問題を苦手にしている子が短期集中で一気に克服できるように作られています。
グラフの見方や記述の仕方も解説されています。
5-6年生の夏休みや入試直前のチェックにもおすすめです。
出版社:朝日学生新聞社
都立の中高一貫校対策に役立つ問題集はいくつもあります。
選び方を紹介します。
まず、子どもに合う難易度からはじめましょう。
都立中は難関ですが、だからといっていきなり難しいものからはじめても、子どもに合わなければあまり効果がありません。
前述の問題集の多くは学年や難易度ごとに分かれており、標準レベルのものからはじめてみると選びやすいです。
都立中のレベルに合うハイレベルまでカバーしている問題集を選ぶようにしましょう。
適性検査対策問題集は数多くあります。基礎からじっくり解説してくれるものも多数ありますが、あまり基礎に偏ったものを選ぶと肝心な受検レベルの対策がうすくなります。
都立中を受ける子のなかには通常の適性検査対策問題集では物足りない子もいます。
そういう子は1つ上の学年向けのものを選ぶようにしましょう。
通常なら6年生で終える問題集を5年生で終えておくと、思考力問題の対策や過去問対策にかなり集中的に時間を回せるようになります。
都立中受検はポイントを押さえて計画的に勉強する必要があります。
受検対策の仕方を紹介します。
まず、小学校の勉強で「苦手範囲」がないようにしましょう。
適性検査には小学校で習う内容しか出ませんが、知識を活用するには「きっちり定着している状態」が必要です。
算数、国語、理科、社会のどの科目も小学校で習う範囲はスラスラと解けるようにしておきましょう。
小学校で習う範囲のなかでも、特に算数の比・図形・割合・速さを得意にしておきましょう。
これらは思考力問題はもちろん、知識を問う基本問題にもよく出てきます。ここでの取りこぼしは絶対に避けておきたいところです。
国語の長文読解を得意にしておきましょう。長い文章の読み取り問題が必出です。
文章読解問題だけでなく、ほかの科目でも長い対話文が出てきます。
読解テクニックではなく、漢字や語彙の知識、文章を正確に読み取る力が必要です。
定期的に作文を書いて練習しておきましょう。都立中受検で作文は得点をかせいでおきたい問題です。
思考力問題は当日の状態(集中、緊張、体調、問題との相性など)によっても出来具合が変わります。ですが、作文は書きなれておけば高得点を期待できます。
1度書けたら誰かに添削してもらいましょう。
月1回の作文添削を2-3年つづける、月2回の作文添削を1-2年つづけておきたいです。
子どもの好奇心や積極性を伸ばす
好奇心旺盛で物事に積極的な子は公立中高一貫に受かりやすいです。
普段の生活でそうした姿勢を養うことも、かなり効果的な受検対策になります。
※関連記事:公立中高一貫校に向いている子の特徴:好奇心や積極性を伸ばすにはどうすればいいか
Z会なら前述のような対策をすべて計画的に、かつハイレベルにできます。
5年生から公立中高一貫対策講座を受けられますが、3年生から私立中学受験講座を受けておくのがおすすめです。
先取り学習や論理性アップのトレーニング、ハイレベルな解法知識の習得ができます。
以下のリンクはZ会の公立中高一貫対策講座のPRです。リンク先で講座の詳細をチェックできます。
Z会 公立中高一貫校受検対策講座のご案内※関連記事:【小学生向け】Z会小学生コース、中学受験コースの選択で塾なし成績上位になる方法を紹介
いかがでしょうか。
東京の公立中高一貫を受検予定の小学生やその保護者の方向けに、都立中受検対策におすすめの問題集を紹介しました。
小石川、武蔵をはじめとして難関公立中は思考力問題や記述問題が多く、規則性の問題なども得意にしておく必要があります。
低学年か遅くとも3-4年生からは論理力アップのトレーニングや先取り学習をはじめておきましょう。
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