東北地方の地形といえば、出羽山地・奥羽山脈・北上高地が代表的です。しかし、「どの山地が日本海側で、どの山脈が中央を縦断し、どの高地が太平洋側にあるのか?」と混乱する人も多いでしょう。
そこで本記事では、地図上の位置関係、代表的な山、地形の特徴を分かりやすく整理し、さらに 語呂や色分け、段階暗記法を使って効率よく覚える方法を解説します。
中学校の定期テストや中学受験で確実に点が取れる内容にまとめているので、短時間で学習内容を定着させたい人に最適です。
※なお、中学生向けの「東北地方の一問一答問題や記述問題」を、以下の記事に掲載しています。
中2地理 東北地方の一問一答問題&記述問題と解説【テスト対策】
東北地方の地形構造と基本のルール
東北地方は日本海側(西)〜太平洋側(東)に挟まれ、南北に長い地域です。地形の基本ルールとして押さえるべき点は次の3つです。
- 南北方向に大きな山地・山脈・高地が並ぶ(=横に並ぶのではなく縦に長く連なる)
- 西(日本海側)と東(太平洋側)で気候・降水が異なる(例:日本海側は冬季の降雪が多い)
- 主要な地形帯は西→中→東の順で「出羽山地 → 奥羽山脈 → 北上高地」と並ぶ(これを地図上でイメージするのが最重要)
→ テストでは「西(日本海側)に出羽、中央に奥羽、東(太平洋側)に北上」という相対位置を答えられればOKなことが多いです。
東北地方に南北に並ぶ3つ:出羽山地、奥羽山脈、北上高地
出羽山地(でわさんち)
- 主に日本海側寄りの山地。山の集まりで、海に近い県(山形・秋田の一部など)と関係が深い。
- 特徴:日本海側に近いため冬の豪雪に影響することが多い。代表的な山を挙げる問題も出る(例:鳥海山など、教科書で確認)。
奥羽山脈(おううさんみゃく)
- 東北地方の「背骨」にあたる中央縦走の山脈(連なった山の帯)。南北に長く、地域を東西に分ける役割をする。
- 特徴:中央部で高い尾根が続くため、しばしば気候の分水嶺(日本海側と太平洋側を分ける線)として扱われる。地図や断面図で“中央に長い峰”と認識すること。
北上高地(きたかみこうち)
- 奥羽山脈の東側に位置する高地(高くなった平坦〜緩やかな地形の帯)。岩手県など東北東部に広がる。
- 特徴:「高地」と付くので山脈ほど連続した峰はないが、周囲の地形より高く、盆地や平野と対比されることが多い。
→ テストで大切なのは“相対位置(西-中-東)”と“それぞれ地形が果たす役割(気候分離・盆地との関係など)” を説明できることです。
なぜ「山地・山脈・高地」が混同しやすいか
学校で出てくる用語「山地・山脈・高地」は見た目が似ていること、呼び方の違いが微妙なため混同されやすいです。次に具体的なポイントと誤り例、覚え方ヒントを示します。
名称の混同例
- 「山地」と「山脈」を混同する
- どちらも山の集まりを指すため、緩やかに連なるものは「山脈」と言えるが、山が散在する広い領域は「山地」と呼ばれることもある。入試では「連続した峰=山脈」「散在した山の領域=山地」という区別が役に立つ。
- 「北上高地」と「北上川」など“北上”の語がつく別物と混同する
- 「北上高地」は地形帯、「北上川」は河川。問題文で「どこに位置するか」と聞かれたら地形名(高地/山地)を正しく答える。
- 歴史地名(出羽国=“出羽”)と地形名(出羽山地)を混同する
- 出羽(歴史用語)が地域名で出てくる問題もあるので、文脈で地形か歴史か判別する習慣をつける。
「地/脈/地(高地)」の語感の違いと覚え方ヒント
- 語感で区別するコツ
- 「脈(みゃく)」=一本につながった線(背骨)を想像 → 奥羽山脈は“東北の背骨”。
- 「山地(さんち)」=山がまとまっている広い地域 → 海側寄りにまとまった出羽山地。
- 「高地(こうち)」=高くなった平坦部・台地的な性格 → 北上高地は「高い平坦地/高台の広がり」という性質を持つ。
- 覚え方の例(語呂)
- 「出(で)てる側=日本海(出羽)、奥(おう)=中央の奥、北(きた)へ上(かみ)る=東側(北上)」。短いフレーズで「で・お・き(でおき)」と覚えると位置関係が頭に残りやすい(西→中→東の順)。
入試・定期テストで問われる典型パターン
実際の入試や定期テストでは、次のようなパターンで出題されます。出題形式ごとに解き方のコツをまとめます。
※以下のリンク先を参考にしています。
Try It「「東北地方の背骨」奥羽山脈 山地・山脈名を覚えよう」
断面図問題(横断面図)
出題例の形:日本海側から太平洋側までの断面(山の輪郭図)が図示され、A・B・C の峰や台地のうち「奥羽山脈はどれか」「日本海側にあるのはどれか」を問われる。
解き方の手順:
- 図の左右を確認:左が日本海側、右が太平洋側であることをまず確認(問題文に方角が書かれることが多い)。
- 中央の最も高い連続した尾根を探す → それが奥羽山脈の可能性が高い。
- 日本海側に近い側の山地(海に近い側)=出羽山地、東側の比較的広い高まり=北上高地と判断する。
- 気候のヒントがある場合は利用(例:「雪の多い側」→日本海側=出羽山地)。
得点UPのコツ:断面図は「左右(西東)の対応」と「中央の背骨」をセットで覚える。白地図に断面線を引いて何度も練習すること。
配置暗記問題(白地図への記入、選択式)
出題例の形:白地図に○をつける、または選択肢から当てはまる地形帯を選ばせる。
解き方のコツ:
- 西→中→東 の順を即答できるようにする(出羽=西、奥羽=中、北上=東)。
- 県名や代表山を合わせて記憶すると確実性が上がる(例:出羽山地→鳥海山、奥羽山脈→東西を分ける中央の稜線、北上高地→北東の高まり)。
- 白地図練習は短時間(3分)で多数繰り返すと記憶の定着が早い。
地形名を使った記述問題
出題例の形:「出羽山地と奥羽山脈の違いを説明せよ」「北上高地があることで東北地方の気候にどのような影響が出るか」など。
記述のポイント(高得点を狙うためのテンプレ):
- 位置を明確に(例:「出羽山地は日本海側寄り、奥羽山脈は東北地方の中央縦走、北上高地は奥羽の東側」)
- 代表的な性質を述べる(例:「出羽山地は日本海側の雪に影響する」「奥羽山脈は気候の分かれ目になる」「北上高地は高地的な土地である」)
- 簡単な因果関係を入れる(例:「奥羽山脈があるため、日本海側に雪雲が停滞しやすい」)
- 結論でまとめる(「したがって〜」で締める)
例文(定期テスト向け簡潔解答):
「出羽山地は日本海側に位置し冬に雪が多い山地である。奥羽山脈は東北の中央を南北に走る山脈で、地域を日本海側と太平洋側に分ける。北上高地は奥羽山脈の東に広がる高地で、平野や盆地と対比される高まりである。」(これで基本点は確保)
最後に:暗記&実戦チェックリスト(すぐ使える)
- 西→中→東 の順を声に出して言えるか?(出羽 → 奥羽 → 北上)
- 白地図に3分で位置を書けるか?(10回中9回できれば合格)
- 断面図で「中央に連なる峰=奥羽」と即答できるか?
- 記述で「位置+性質(雪、多い・分水嶺・高地)」を3行で説明できるか?
出羽山地・奥羽山脈・北上高地は東北のどこにあるか?
東北地方には、南北に3つの大きな地形が日本海側から太平洋側まで並んでいます。西から順に 出羽山地 → 奥羽山脈 → 北上高地 です。
- 出羽山地:日本海側に広がる山々のまとまり
- 奥羽山脈:東北地方の中央を走る背骨のような山脈
- 北上高地:太平洋側に広がる高原状の地形
地図での位置関係をイメージできることが、入試や定期テストでの正答率を大きく左右します。
出羽山地とは
出羽山地がある県(秋田・山形・青森など)
出羽山地は日本海側に面した秋田県・山形県を中心に広がり、一部は青森県の西部にも及びます。日本海からすぐ内陸にかけての山地帯で、東北地方の西端に位置します。
最高峰・代表的な山(例:鳥海山)
出羽山地の代表は 鳥海山(ちょうかいさん、標高2,236m) です。山形県と秋田県の県境にそびえ、「出羽富士」とも呼ばれます。教科書・入試ともに頻出の山なので必ず覚えておきましょう。
地形的特徴、標高、傾向(日本海側・冬の雪)
- 山地全体は標高が高く、急な山が多い。
- 日本海側からの季節風の影響で、冬には雪が大量に降る。
- 山形盆地・秋田盆地などの内陸盆地の形成にも関係。
→ ポイント:日本海側の豪雪地帯に直結する地形が「出羽山地」である。
奥羽山脈とは
連なりの南北範囲(青森〜福島など)
奥羽山脈は青森県から福島県まで、約500kmにわたって南北に連なる日本最長の山脈です。東北地方の真ん中を縦断する「背骨」のような存在です。
境界・役割(気候分かれ目、日本海側/太平洋側)
- 奥羽山脈は 日本海側と太平洋側を分ける自然の境界 になっています。
- 気候の特徴を分ける役割が大きく、日本海側は豪雪地帯、太平洋側は比較的降水が少ない傾向がある。
- 地域ごとの文化・産業の違いにも影響してきました。
代表的な山(岩手山など)
奥羽山脈には火山を含む高い山が連なります。代表例:
- 岩手山(いわてさん、標高2,038m) …「南部富士」とも呼ばれる
- 八幡平、吾妻山、蔵王山 など
→ ポイント:入試では「東北地方の中央を走る山脈」「気候を分ける境界線」として問われやすい。
北上高地とは
位置・範囲(岩手県内など)
北上高地は、岩手県東部を中心に、太平洋側に広がる高原状の地形です。宮城県北部にも一部広がります。奥羽山脈の東に位置するため、東北地方では最も太平洋に近い地形帯です。
地勢・傾向(高地という性質)
- 「高地」という名前のとおり、山脈のような急な峰ではなく、ゆるやかな高まりが続く地形です。
- 標高は奥羽山脈ほど高くなく、比較的なだらかな地形が多い。
- 太平洋側なので冬の雪は少なく、冷涼で乾いた気候になる。
典型地形・盆地との関係
- 内陸の北上盆地とセットで出題されやすい。
- 「奥羽山脈」と「北上高地」に挟まれた谷に北上盆地が広がり、そこを北上川が流れている。
- この盆地は稲作や果樹栽培など、東北地方の農業の中心地のひとつ。
→ ポイント:北上高地は「太平洋側のなだらかな高原状の地形」であり、「北上盆地とのセット」で理解すると忘れにくい。
☑ まとめると:
- 東(太平洋側)=北上高地(なだらか・北上盆地とセット)
- 西(日本海側)=出羽山地(鳥海山・豪雪)
- 中央=奥羽山脈(東北の背骨・気候の境界・岩手山)
出羽 → 奥羽 → 北上 の並び方・覚え方のコツ
東北地方の主要地形「出羽山地・奥羽山脈・北上高地」の並び方は、西から東に向かって 出羽 → 奥羽 → 北上 です。この順序を確実に覚えることは、定期テスト・入試の断面図や配置問題で高得点を狙うための第一歩です。
ここでは、視覚・語呂・段階暗記の3つの方法で効率的に記憶するコツを解説します。
視覚イメージ化で覚える方法
川の字・三本線(日本海 側、中央、太平洋 側)の比喩
イメージ例:地図を上から見た時、南北に3本の縦線が並ぶと考える
- 日本海側 ─ 出羽山地
- 中央 ─ 奥羽山脈
- 太平洋側 ─ 北上高地
覚え方のポイント:
- 「左(日本海側)=出羽」「中央=奥羽」「右(太平洋側)=北上」と意識する
- 河川や盆地とセットでイメージするとより定着しやすい(例:北上盆地=北上高地の東)
地図に色分けした配置パターン
- 白地図に西=青、中央=黄、東=茶などで色分けして視覚的に位置を確認
- 色分けすると、南北方向の連続性と東西の区別が頭に残りやすい
- 反復して塗りながら声に出すと「色+名前」の連動で覚えやすくなる
語呂・呪文・暗記フレーズ例
定番語呂(例:「奥羽出羽北上」「出羽奥北」など)
- シンプルに 「出羽 → 奥羽 → 北上」 の順序をそのまま語呂にする
- 例:
- 「で・お・き」(出羽→奥羽→北上)
- 「出羽奥北」(短くてリズム感がある)
- テスト直前には、短いフレーズを何度も声に出して唱えるだけで定着する
拡張語呂(日本全体の山脈・山地・高地パターンに含める)
- 東北以外も含めて覚える場合:
- 「出羽奥北→奥羽中央→南北アルプス」などの順に入れると、全国の地形との関連が理解できる
- 拡張語呂は位置関係の比較にも役立つ(西=日本海側、東=太平洋側)
リズム唱法・歌形式・暗記歌
- メロディに乗せて歌うと記憶の定着率が高まる
- 例:
- 「出羽〜奥羽〜北上〜♪」とリズムに乗せる
- 白地図を見ながら歌うと、視覚+聴覚で二重に覚えられる
手順を使った段階暗記法
まず「奥羽が中央」+「日本海側に出羽」+「太平洋側に北上」
- 暗記の最初のステップ:位置関係を一つずつ確認
- 奥羽山脈が中央にあることを意識し、そこから左右に出羽・北上を配置する
左右関係を反復確認(白地図で何度も描く)
- 白地図に3つの地形を繰り返し書くことで、手の動きと記憶をリンクさせる
- 「左から出羽、中央奥羽、右北上」と声に出しながら描くと、反射的に答えられるようになる
確認テスト形式で覚えを定着させる
- 問題例:
- 「日本海側にあるのはどれ?」→ 出羽山地
- 「中央を縦断する山脈は?」→ 奥羽山脈
- 「東側の高地は?」→ 北上高地
- 1日1回、または数日おきに自分で確認テストを行うと、長期記憶に残りやすい
ポイントまとめ
- 視覚で覚える → 地図・色分け・三本線イメージ
- 聴覚・語呂で覚える → 短いフレーズ・リズム・歌形式
- 書いて覚える → 白地図での反復、確認テスト形式
この3ステップを組み合わせることで、「出羽→奥羽→北上」の並び方を効率的かつ確実に覚えられます。
まとめと覚え直しチェックリスト
東北地方の主要地形「出羽山地・奥羽山脈・北上高地」は、西から順に 出羽 → 奥羽 → 北上 です。
ここまでの内容を整理して、すぐに確認できるチェックリストや短時間復習法、さらに応用力をつける問題までまとめます。
すぐ確認できる暗記チェックリスト(出羽・奥羽・北上を言えるか)
自分でパッと確認できるチェックリストです。声に出して、または白地図を見ながらチェックしましょう。
- 順番を言えるか
- 西から東へ「出羽 → 奥羽 → 北上」と即答できるか
- 位置関係を確認できるか
- 出羽山地=日本海側
- 奥羽山脈=中央縦断・東北の背骨
- 北上高地=太平洋側・岩手県中心
- 代表的な山・地形の特徴を言えるか
- 出羽山地=鳥海山、豪雪地帯
- 奥羽山脈=岩手山、気候分かれ目
- 北上高地=北上盆地、なだらかで高台状
- 方角と特徴を即答できるか
- 例:日本海側=西=出羽山地、太平洋側=東=北上高地
→ ポイント:これを声に出して確認するだけで、理解度がすぐにチェックできます。
短時間復習法(朝・寝る前2分暗記など)
中学生におすすめの短時間復習法です。1日数分で記憶を定着させることができます。
- 朝2分チェック
- 起きてすぐに「出羽→奥羽→北上」と順番を口に出す
- 白地図をざっと眺めながら位置を確認
- 寝る前2分確認
- 寝る前に、語呂や歌を口ずさむ
- 地図や断面図を頭の中でイメージして復習
- タイミング復習
- 1日1回で十分だが、テスト前は朝・昼・夜の3回復習で強化
- 2分以内で終わるので続けやすい
→ ポイント:短時間×反復で記憶が長期定着する「間隔反復法」に近い効果があります。
※参考:Wikipedia「間隔反復法」
さらに強化したい人向け応用発展問題
理解度を深めるために、入試レベルの応用問題にも挑戦しましょう。
- 断面図・配置応用問題
- 日本海側→太平洋側の断面図を見て、山地・山脈・高地を名前で答える
出羽山地(山地)・奥羽山脈(山脈)・北上高地(高地) - 奥羽山脈の中央部から見て、雪の多い地域はどこか説明する
「奥羽山脈の山の日本海側(西側)は日本海からの湿った季節風の影響で雪が多い。特に山形県北部や秋田県南部などが豪雪地帯となる。」
- 記述問題
- 「出羽山地と奥羽山脈の違いを2点述べよ」
・出羽山地は低くて起伏がやや穏やかな山地で、日本海側に広がる。
・奥羽山脈は高くて険しい山脈で、東北地方を南北に分け、日本海側と太平洋側の気候を大きく分ける。 - 「北上高地があることで東北地方の気候や農業にどのような影響があるか説明せよ」
北上高地があることで、太平洋側の内陸部は冬でも雪が少なく、日照時間が長い。その結果、米作りなどの農業が盛んになり、稲作に適した地域となっている。
- 地形+歴史・文化の関連問題
- 「出羽山地の豪雪地帯が地域文化や交通に与えた影響を簡潔に答えよ」
豪雪のため、雪下ろしや雪道の生活文化が発達した。また、交通は冬季に不便になり、雪に強い道路や鉄道の工夫が必要になった。 - 「奥羽山脈の存在が東北地方の産業や都市形成に与えた影響をまとめよ」
奥羽山脈により日本海側と太平洋側で気候が異なるため、産業も異なる(日本海側は漁業や冬季に適した産業、太平洋側は農業中心)。さらに、山脈のため交通が制限され、山脈の東西で都市の発達が分かれた(太平洋側の仙台などが発展)。
→ ポイント:基本の位置・順番を確認した上で、理由や影響まで書けると高得点につながります。
☑まとめのコツ
- 「出羽 → 奥羽 → 北上」の順序を声に出して、地図や断面図で確認
- 朝・寝る前2分で短時間復習
- 応用問題で「位置+特徴+影響」をセットで説明できるようにする
これで、東北地方の主要地形を完全に覚え、応用問題にも対応できる状態になります。
※以下のリンク先の内容を参考にしています。
NHK for School「なぜ東北地方では果物の栽培が盛んなの?~東北地方~」
まとめ
- 出羽山地:日本海側に広がる山地。代表的な山は鳥海山。冬は豪雪地帯。
- 奥羽山脈:東北地方の中央を縦断する背骨のような山脈。日本海側と太平洋側の気候を分ける。岩手山などが代表的。
- 北上高地:太平洋側の岩手県中心に広がるなだらかな高台。北上盆地とセットで覚えると効率的。
☑覚え方のポイント:
- 視覚でイメージ → 西=出羽、中央=奥羽、東=北上
- 語呂・暗記フレーズ → 「出羽奥北」などでリズム唱法
- 段階暗記法 → 白地図で繰り返し確認、短時間復習(朝・寝る前2分)
- 応用力 → 断面図や記述問題で位置・特徴・影響をセットで説明
これらを組み合わせることで、「出羽→奥羽→北上」の位置と特徴を正確に理解し、テストで即答できる力を身につけられます。