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中1英語の名詞を完全攻略|種類・単数/複数・冠詞の使い方を例文でやさしく解説

中学1年生の英語学習で最初に覚えるべき品詞のひとつが「名詞」です。
名詞は人・物・場所の名前を表し、文の主語や目的語、補語として必ず使われます。

この記事では、中1レベルの名詞の種類・単数・複数のルール・冠詞の使い方を、例文をたっぷり使ってやさしく解説します。

テストや英作文、日常会話にも役立つ内容で、これを読めば名詞の基本がしっかり身につきます。

  1. 名詞とは?中1で最初に覚える品詞の基本
    1. 名詞の役割(人・物・場所の名前)
      1. 名詞が表すものの例
      2. 名詞の役割
    2. 名詞の種類(一般名詞・固有名詞)
      1. ① 一般名詞(common nouns)
      2. ② 固有名詞(proper nouns)
      3. 例文
    3. 数えられる名詞/数えられない名詞
      1. ① 数えられる名詞(可算名詞:countable nouns)
        1. 例文
      2. ② 数えられない名詞(不可算名詞:uncountable nouns)
        1. 例文
      3. 数えられない名詞を数えたい時は?
  2. 中1で覚える名詞一覧(学校・家・場所・人・食べ物)
    1. 学校でよく出る名詞
      1. 例文
    2. 家で使う名詞
      1. 例文
    3. 人を表す名詞
      1. 例文
    4. 場所を表す名詞
      1. 例文
    5. 食べ物・飲み物の名詞
      1. 数えられる名詞(a / an をつけることができる)
      2. 数えられない名詞(a / an がつかない)
      3. 例文
  3. 名詞の単数・複数のルール
    1. s / es をつけるときの基本
      1. ① 普通の単語 → 名詞 + s
      2. ② 語尾が特定の音 → 名詞 + es
      3. ポイント
    2. 語尾で変わる複数形
      1. ① 子音字 + y → y を i に変えて + es
      2. ② 母音字 + y → そのまま y + s
      3. ③ f / fe で終わる語 → f → v に変えて + es
    3. 不規則な複数形(child → children など)
    4. 冠詞とセットで問われる問題
      1. ① 単数 → a / an + 名詞(単数形)
      2. ② 複数 → 冠詞をつけない(基本)
      3. ③ the は単数でも複数でも使える
      4. テストでよくあるミス例
  4. 名詞の練習問題(10問)
    1. 【問題】次の単語を指示どおりに書きかえなさい。
      1. 1〜4:複数形にしなさい。
      2. 5〜7:単数形にしなさい。
      3. 8〜10:適切な冠詞(a / an / the / なし)を入れなさい。
    2. 【解答】
  5. 冠詞(a / an / the)と名詞のセットの覚え方
    1. a / an の使い分け
      1. ① 基本ルール
      2. 例文
      3. 注意例
    2. the が必要な名詞
      1. ① 特定のものを指すとき
      2. ② 世界に一つしかないもの
      3. ③ 特定のグループ・順序
    3. 冠詞がいらない名詞
      1. ① 職業や立場を表すとき(単数形でも a / an が必要)
      2. ② 好きなもの・一般的なもの(不可算名詞・複数名詞)
      3. ③ 学校・場所・抽象的な概念など、一般的な場合
    4. まとめ:名詞と冠詞をセットで覚えるコツ
      1. 例文で整理
  6. 名詞の位置と文の作り方
    1. 主語になる名詞(S)
      1. 例文
      2. ポイント
    2. 目的語になる名詞(O)
      1. 例文
      2. ポイント
    3. 名詞+be 動詞の文のしくみ
      1. ① 主語 + be + 補語(名詞)
      2. 例文
      3. ポイント
    4. まとめ:名詞の位置で文の意味が決まる
      1. ポイント
  7. 例文で覚える名詞の使い方(中1レベル)
    1. 名詞+冠詞の基本例文
      1. ① 単数形の可算名詞 + a / an
      2. ② the を使う場合(特定のもの)
      3. ③ 無冠詞の名詞
    2. 単数・複数の比較例文
      1. ① s / es をつける基本
      2. ② y → ies の変化
    3. 不規則複数形の例文
  8. 【定期テスト対策】名詞のよく出るポイント
    1. スペルミスしやすい名詞
      1. コツ
    2. 単数・複数の出題パターン
      1. ① 単数か複数かを問う問題
      2. ② 冠詞の選択問題
      3. ③ 不規則名詞の複数形
      4. ④ 名詞の位置を問う問題
  9. まとめ

名詞とは?中1で最初に覚える品詞の基本

英語を学ぶとき、名詞(noun)は一番最初に理解しておくべき、とても大切な品詞です。
名詞を正しく使えると、英作文の内容が一気に伝わりやすくなり、テストでも高得点につながります。

ここでは、中1で必ず覚えておきたい名詞の基本を、分かりやすい例文つきで解説します。

※参考:NHK for School – 中学生の基礎英語 レベル1

名詞の役割(人・物・場所の名前)

名詞とは、人・物・動物・場所・考え・出来事などの“名前”を表すことばです。

名詞が表すものの例

種類英語日本語
teacher先生
book
動物dog
場所school学校
考えideaアイデア
出来事partyパーティー

名詞の役割

名詞は文の中で次のような働きをします。

  • 主語(だれが/なにが)
    A dog runs fast.
    (1匹の犬が速く走る。)
  • 目的語(何を/誰を)
    I have a book.
    (私は本を持っている。)
  • 補語(〜は…だ)
    My mother is a doctor.
    (私の母は医者だ。)

どの英文にも名詞が使われるため、名詞の理解は英語の土台になります。

名詞の種類(一般名詞・固有名詞)

名詞には大きく2種類あります。

① 一般名詞(common nouns)

ふつうの物や人、場所の名前のことです。
文章の途中では 大文字にしません

例:

  • a cat(ネコ)
  • a city(都市)
  • a girl(女の子)

② 固有名詞(proper nouns)

特定の人や場所、組織、国、曜日、月などの名前を表します。
必ず最初の文字を大文字にするのがルールです。

例:

  • Tom(人の名前)
  • Japan(国)
  • Monday(曜日)
  • April(4月)

例文

  • Tom lives in Japan.
    (トムは日本に住んでいます。)
    → Tom・Japan の「固有名詞」は必ず大文字!
  • I have a cat. Its name is Momo.
    (私は猫を飼っています。名前はモモです。)
    → cat(一般名詞)、Momo(固有名詞)

大文字・小文字はテストでもミスが出やすいので、早めに癖づけましょう。

数えられる名詞/数えられない名詞

英語の名詞には「数えられる名詞(可算名詞)」と「数えられない名詞(不可算名詞)」の2つがあります。
これは日本語にはない考え方なので、中1の最初のつまずきポイントになりやすい部分です。

① 数えられる名詞(可算名詞:countable nouns)

1つ、2つと数えられる名詞のこと。
単数形・複数形があり、冠詞 a / an をつけることができます。

例:

  • a pen(1本のペン)
  • two pens(2本のペン)
  • an apple(1つのリンゴ)
  • three apples(3つのリンゴ)
例文
  • I bought an apple.
    (私はリンゴを1つ買いました。)
  • She has two cats.
    (彼女は猫を2匹飼っています。)

※なお、冠詞の使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。
中学英語の冠詞 a・an・the の使い方まとめ|意味・ルール・例文をわかりやすく解説

② 数えられない名詞(不可算名詞:uncountable nouns)

量で考えるもの・形のないもの・抽象的なものは数えられません。
a / an をつけられず、複数形にもできません。

例:

分類名詞日本語
物質water
食べ物rice / bread米 / パン
概念information情報
教科English / math英語 / 数学
例文
  • I drink water every day.
    (私は毎日水を飲みます。)
  • She gave me useful information.
    (彼女は役に立つ情報をくれました。)
    → information は数えられない!

数えられない名詞を数えたい時は?

a bottle of water(1本の水)
a piece of bread(1切れのパン)
のように「単位」をつけて数えます。

例文:
I bought two bottles of water.
(私は水を2本買いました。)

中1で覚える名詞一覧(学校・家・場所・人・食べ物)

中学1年生の英語では、日常生活でよく使う名詞がたくさん登場します。
ここでは、「学校・家・場所・人・食べ物」の分野ごとに、授業・テスト・英会話で必ず使う名詞を例文つきでわかりやすくまとめました。

※中1の教科書に出てくるかどうかは、以下の教科書を参考にしています。
『NEW HORIZON(中学英語)』東京書籍
『NEW CROWN(中学英語)』三省堂
『ONE WORLD(中学英語)』教育出版

※なお、中1で習う英単語全般を以下の記事で解説しています。
中1で習う英単語の一覧:名詞・動詞・形容詞・副詞など品詞ごとに一覧で紹介(例文あり)

学校でよく出る名詞

英語の教科書には、学校にあるもの・学校生活で使うものが頻出します。
入試・定期テストでも必ず使われるため、早めに覚えておきたいジャンルです。

英語日本語
school学校
classroom教室
teacher先生
student生徒
desk
chairいす
notebookノート
pencil / pen鉛筆 / ペン
bagかばん
lunch給食・昼食

例文

  • I am in the classroom.
    (私は教室にいます。)
  • She has a new notebook.
    (彼女は新しいノートを持っています。)

家で使う名詞

家の中の物や、日常生活でよく使う物も英語で表現できるようにしておくと、日記やスピーキングの幅が広がります。

英語日本語
house
room部屋
bedベッド
tableテーブル
chairいす
TVテレビ
doorドア
windowまど
light電気
clock時計

例文

  • This is my room.
    (ここが私の部屋です。)
  • There is a clock on the wall.
    (かべに時計があります。)

人を表す名詞

人物を表す名詞は、自己紹介や家族の説明など、中1英語の中でも特に出番が多い語彙です。

英語日本語
boy / girl男の子 / 女の子
man / woman男性 / 女性
father / mother父 / 母
brother / sister兄弟 / 姉妹
friend友だち
family家族
teacher先生
student生徒

※「teacher」「student」は学校の項目とも重なりますが、人を表す名詞として重要なので再掲しています。

例文

  • My father likes soccer.
    (私の父はサッカーが好きです。)
  • She is my best friend.
    (彼女は私の親友です。)

場所を表す名詞

場所の名詞は、英語の「前置詞(in / on / at)」と一緒に学ぶことが多く、テストにもよく出ます。

英語日本語
park公園
station
hospital病院
library図書館
store / shop
home家(自宅)
city町・都市
country

例文

  • I study in the library.
    (私は図書館で勉強します。)
  • They are at the station.
    (彼らは駅にいます。)

食べ物・飲み物の名詞

食べ物の名詞は「数えられる/数えられない名詞」と関係するため、中1の重要単元です。

数えられる名詞(a / an をつけることができる)

英語日本語
appleりんご
bananaバナナ
orangeオレンジ
sandwichサンドイッチ
cookieクッキー

数えられない名詞(a / an がつかない)

英語日本語
riceごはん
breadパン
water
juiceジュース
milk牛乳

例文

  • I want an apple.
    (私はリンゴが1つほしい。)
  • She drinks milk every morning.
    (彼女は毎朝牛乳を飲みます。)

名詞の単数・複数のルール

名詞を英語で使うときに絶対に知っておきたいのが、単数形(1つ)複数形(2つ以上)のルールです。

中1英語では「ただ s をつけるだけ」と思われがちですが、実は語尾の形によって複数形のつくり方が変わる特別ルールがあります。

テストでの落とし穴にもなりやすいので、このページでしっかり整理しましょう。

s / es をつけるときの基本

一番基本の複数形の作り方は次の2つ。

① 普通の単語 → 名詞 + s

最もよく使うパターンです。

単数複数
bookbooks
penpens
catcats
dogdogs

② 語尾が特定の音 → 名詞 + es

以下の文字で終わる単語は es をつけます。

  • s / ss
  • sh
  • ch
  • x
  • o
単数複数
busbuses
glassglasses
brushbrushes
lunchlunches
boxboxes
tomatotomatoes

ポイント

語尾の発音が「シュ」「チ」「ス」と近い音のものは es をつけるイメージ!

語尾で変わる複数形

名詞によっては、複数形にする際に語尾が変化します。

① 子音字 + y → y を i に変えて + es

例:

単数複数
citycities
babybabies
storystories

※「子音 + y」がポイント。
アルファベット上の母音 a / e / i / o / u は「母音字」。

② 母音字 + y → そのまま y + s

例:

単数複数
boyboys
daydays

③ f / fe で終わる語 → f → v に変えて + es

例:

単数複数
leafleaves
knifeknives
wifewives

※全部がこのルールではありません。
(roof → roofs など例外あり)

不規則な複数形(child → children など)

中1から覚える必要があるのは次の単語です。
語尾を変えたり、形そのものが変わったりする「不規則変化」です。

単数複数例文
childchildrenThere are two children.(2人の子どもがいる。)
manmenTwo men are talking.(2人の男性が話している。)
womanwomenThree women are in the room.(3人の女性が部屋にいる。)
footfeetMy feet are cold.(足が冷たい。)
toothteethBrush your teeth.(歯をみがきなさい。)
mousemiceI saw two mice.(ネズミを2匹見た。)
personpeopleMany people like music.(多くの人が音楽が好き。)

日常で使う頻度が高く、テストでも頻出です。

冠詞とセットで問われる問題

複数形を出題するとき、定期テストでは冠詞(a / an / the)とセットでひっかけるのが定番です。

① 単数 → a / an + 名詞(単数形)

  • a pen
  • an apple
    ※「an」は母音(a e i o u)から始まる音の前

② 複数 → 冠詞をつけない(基本)

  • pens
  • apples
  • dogs

③ the は単数でも複数でも使える

  • the pen → そのペン
  • the pens → それらのペン

テストでよくあるミス例

(誤)a apples
→ apples は複数形なので a はつけない
(正)apples

(誤)the children is…
→ children は複数扱い
(正)the children are…

名詞の練習問題(10問)

単数・複数・冠詞をセットで練習できる問題を作成しました。
すべて中1で登場する単語や文法です。

※問題は以下の教育委員会の出題内容を参考にしています。
「ちばのやる気学習ガイド」英語1年生 – 千葉県教育委員会

【問題】次の単語を指示どおりに書きかえなさい。

1〜4:複数形にしなさい。

  1. bus
  2. city
  3. leaf
  4. child

5〜7:単数形にしなさい。

  1. apples
  2. women
  3. feet

8〜10:適切な冠詞(a / an / the / なし)を入れなさい。

  1. I have ___ orange.
  2. She reads ___ books every night.
  3. ___ children are playing in the park.

【解答】

  1. buses
  2. cities
  3. leaves
  4. children
  5. apple
  6. woman
  7. foot
  8. an
  9. (冠詞なし)
  10. The children

冠詞(a / an / the)と名詞のセットの覚え方

英語の名詞は、冠詞と一緒に覚えると文が自然になり、テストでも得点しやすくなります。
冠詞には a / an / the があり、名詞の単数・複数や数えられる/数えられない名詞によって使い方が決まります。

ここでは、中1で押さえるべき基本ルールを例文とともに整理します。
※中1で習う名詞かどうか、可算名詞かどうかなどは以下の教科書を参考にしています。
『NEW HORIZON(中学英語)』東京書籍
『NEW CROWN(中学英語)』三省堂
『ONE WORLD(中学英語)』教育出版

a / an の使い分け

① 基本ルール

  • a → 母音以外の音で始まる単数名詞の前
  • an → 母音(a / e / i / o / u の音)で始まる単数名詞の前

※ポイントは「文字ではなく発音(音)で判断すること」です。

例文

  • I have a pen.
    (私はペンを1本持っています。)
  • She eats an apple.
    (彼女はリンゴを1つ食べます。)

注意例

  • a university → 「ユニバーシティ」の音は「yoo」で母音の音ではない → a university
  • an hour → 「アワー」の音は母音で始まる → an hour

the が必要な名詞

① 特定のものを指すとき

  • the + 名詞 は、話している人も聞いている人も「どれのことか分かるもの」を指します。

例:

  • I saw the movie yesterday.
    (私は昨日その映画を見ました。)
  • Please open the window.
    (その窓を開けてください。)

② 世界に一つしかないもの

  • the sun / the moon / the earth
    例:
  • The sun rises in the east.
    (太陽は東からのぼります。)

③ 特定のグループ・順序

  • the first / the best / the rich
    例:
  • She is the best student in the class.
    (彼女はクラスで一番の生徒です。)

冠詞がいらない名詞

冠詞をつけなくてよい場合もあります。
中1で押さえるのは以下の2パターンです。

① 職業や立場を表すとき(単数形でも a / an が必要)

  • He is a student.
  • I am a teacher.

※単数名詞なので a / an をつけます。

② 好きなもの・一般的なもの(不可算名詞・複数名詞)

  • I like music. (music は不可算名詞 → 無冠詞)
  • She likes apples. (複数の名詞 → 無冠詞でも OK)

③ 学校・場所・抽象的な概念など、一般的な場合

  • I go to school.
  • Water is important.

まとめ:名詞と冠詞をセットで覚えるコツ

  1. 数えられる単数名詞 → a / an をセットで覚える
  2. 特定のもの・一意のもの → the をセットで覚える
  3. 複数形・不可算名詞 → 冠詞なしでも自然
  4. 発音で判断 → a / an は文字ではなく音で区別

例文で整理

解説
I have a pen.単数形の可算名詞なので a
She eats an apple.単数形・母音で始まる → an
I like music.数えられない名詞 → 無冠詞
Please open the door.特定のドア → the
He is a teacher.職業 → a / an

名詞の位置と文の作り方

英語の文を作るとき、名詞がどこに来るかを理解すると、文章の意味がすぐに分かります。
中1英語では、主語(S)・目的語(O)・補語として名詞が使われることが基本です。

主語になる名詞(S)

主語(Subject)は「〜が」という意味で、文の中心となる名詞です。
文の一番最初に来ることが多く、文の動作の「誰が・何が」を表します。

例文

  • Tom plays soccer.
    (トムがサッカーをします。)
    → Tom が主語
  • The cat is cute.
    (その猫はかわいいです。)
    → The cat が主語

ポイント

  • 名詞 + 動詞 で文の基本形が作れる
  • 単数・複数で動詞の形が変わる場合がある
    • He is a student.
    • They are students.

目的語になる名詞(O)

目的語(Object)は「〜を・〜に」という意味で、動詞の後に置かれる名詞です。
主語の動作の「対象」を示します。

例文

  • I like apples.
    (私はリンゴが好きです。)
    → apples が目的語
  • She reads a book.
    (彼女は本を読みます。)
    → a book が目的語
  • We have a dog.
    (私たちは犬を飼っています。)
    → a dog が目的語

ポイント

  • 動詞の後ろに置かれる名詞が目的語
  • 主語と目的語をセットで覚えると文を作りやすい

名詞+be 動詞の文のしくみ

be 動詞(is / am / are)は、中1で最初に学ぶ名詞と文を作る基本の形です。

① 主語 + be + 補語(名詞)

S + be + C(補語)

  • 補語には 主語の説明をする名詞が入ります。

例文

  • He is a student.
    (彼は生徒です。)
    → a student が補語
  • They are teachers.
    (彼らは先生です。)
    → teachers が補語
  • I am a boy.
    (私は男の子です。)
    → a boy が補語

ポイント

  • be 動詞の後に名詞が来ると、「〜です」という意味になる
  • 単数・複数、主語の人称で be 動詞を変える
    • I → am
    • He / She / It → is
    • You / We / They → are

まとめ:名詞の位置で文の意味が決まる

位置役割例文
主語S(〜が)Tom plays soccer.
目的語O(〜を)I like apples.
be 動詞の補語C(〜です)He is a student.

ポイント

  1. 主語は文の最初に置く
  2. 動詞の後ろに目的語を置く
  3. be 動詞の後ろには補語として名詞が来る

このルールを覚えると、名詞の位置が分かれば中1の英作文が作れるようになります。

例文で覚える名詞の使い方(中1レベル)

名詞は文の中でどう使われるかを例文で覚えると、英作文・スピーキング・テスト対策すべてに役立ちます。

ここでは、冠詞・単数・複数・不規則複数形を中心に整理します。

名詞+冠詞の基本例文

① 単数形の可算名詞 + a / an

  • I have a pen.
    (私はペンを1本持っています。)
  • She eats an apple.
    (彼女はリンゴを1つ食べます。)

② the を使う場合(特定のもの)

  • Please open the window.
    (その窓を開けてください。)
  • I saw the movie yesterday.
    (私は昨日その映画を見ました。)

③ 無冠詞の名詞

  • I like music.
    (私は音楽が好きです。)
  • She drinks water every morning.
    (彼女は毎朝水を飲みます。)

単数・複数の比較例文

① s / es をつける基本

  • I have a book. → I have two books.
    (1冊の本 → 2冊の本)
  • There is a box on the table. → There are three boxes on the table.
    (1つの箱 → 3つの箱)

② y → ies の変化

  • This is a city. → These are three cities.
  • That is a baby. → Those are two babies.

不規則複数形の例文

不規則な複数形は中1で必ず押さえたい単語です。

単数複数例文
childchildrenThere are two children in the park.
manmenMen are working in the garden.
womanwomenThree women are shopping.
footfeetMy feet are cold.
toothteethBrush your teeth every day.
mousemiceI saw two mice in the kitchen.
personpeopleMany people like sports.

【定期テスト対策】名詞のよく出るポイント

定期テストでは、単語のスペル・単数・複数・冠詞の使い方がよく問われます。
ここで押さえておけば高得点につながります。

スペルミスしやすい名詞

中1生がよく間違えるのは以下の単語です。

単語注意ポイント
woman → womenw-o-m-e-n、a が e に変わる
child → children複数形は -ren を付ける
city → citiesy を i に変えて es
baby → babiesy を i に変えて es
mouse → mice複数形が全く変化

コツ

  • 不規則変化は丸暗記+例文で慣れる
  • 複数形を使うときは必ず文脈で確認する

単数・複数の出題パターン

定期テストでは、名詞に関して以下のパターンがよく出ます。

① 単数か複数かを問う問題

  • 次の文の名詞を複数形にしなさい
    → a box → boxes
  • 単数形に直しなさい
    → apples → apple

② 冠詞の選択問題

  • I have ___ apple. → a / an / the / 無冠詞
  • Please open ___ window. → a / an / the / 無冠詞

③ 不規則名詞の複数形

  • child → children
  • man → men
  • tooth → teeth

④ 名詞の位置を問う問題

  • 主語(S)・目的語(O)・補語(C)として正しく並べなさい
    • : My mother / a doctor / is → My mother is a doctor.

※練習問題をたくさん解きたい人には以下の問題集がおすすめです。文法問題の基本演習を繰り返せます。

まとめ

  1. 冠詞の使い分けは a / an / the / 無冠詞をセットで覚える
  2. 単数・複数の変化は s / es ルール、y → ies、f → ves、そして不規則形を確認
  3. 定期テストはスペル・冠詞・複数形のミスが多い
  4. 例文で文の位置(S / O / C)とセットで覚えると文作りが簡単

これらを押さえれば、中1英語の名詞は定期テストで高得点を取れるレベルに到達します。
例文や練習問題を活用して、名詞を自然に使いこなせるようにしましょう。

satoru

福地 暁です。 20年以上教育に携わり、現在は個別指導の塾を経営しています。 これまで3000組以上のご家庭を担当させていただき、中学受験(灘中・御三家など最難関含む)、高校受験、大学受験(医学部・旧帝大含む)への合格をアシストしてきました。 この記事では中学受験、高校受験、大学受験、英検・TOEIC対策、中学生・高校生の定期テスト対策など、さまざまな学習アドバイスをしています。 みなさまの学びにプラスになる情報をお伝えしていきます! よろしくお願いします。 1男1女の父。 どうやら娘には「甘いパパ」と思われているようで、 アイスやジュースをねだるときは必ずパパのところにきます。

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