英語で文を作るうえで、最も大事な品詞は「動詞(verb)」です。
中学1年生で習う動詞の考え方は、この先の文法(進行形、過去形、三単現、助動詞など)につながる“土台”になります。
この記事では、教科書(NEW HORIZON/NEW CROWN/ONE WORLD)で扱われる内容をもとに、小中学生にも分かりやすいよう具体例・イラストイメージを交えながら、動詞の基本をていねいに解説します。
この記事を読むだけで、授業やテストで困らない英語の基礎力が身につきます。
※なお、中学で習う英語の基礎である「文型」について、以下の記事で詳しく解説しています。
中学英語の文型(5文型)を完全攻略|SVO・SVCの見分け方など例文つきでやさしく解説
動詞とは?中1英語で最重要の品詞
動詞とは、「動作」や「状態」を表す言葉です。
英語の文では、動詞がないと文として成立しません。
日本語よりも“動詞のルール”が厳しいのが英語の特徴です。
※参考:NHK for School – 中学生の基礎英語 レベル1
●例
- I play soccer.(私はサッカーをする)
- She is happy.(彼女はうれしい)
どちらも文の中心に動詞 play や is があり、「何をしているのか」「どんな状態か」を示しています。
動詞の役割(動作・状態を表す言葉)
動詞は大きく2つの役割をもちます。
①動作を表す動詞(一般動詞)
「走る」「食べる」「話す」など、行動・動きを表すものです。
- run(走る)
- eat(食べる)
- speak(話す)
例文
- I run fast.(私は速く走る)
- They eat lunch at school.(彼らは学校で昼食を食べる)
②状態を表す動詞(be動詞)
日本語の「〜です」「〜にいる」を表すのがbe動詞です。
例文
- I am a student.(私は学生です)
- She is in the library.(彼女は図書館にいる)
POINT:英語は、状態を表すときにも「動詞」が必要!
日本語だと「私は学生。」でも文になりますが、英語では動詞が必ず必要です。
※I student.は× → I am a student.
be動詞と一般動詞のちがい
中1で必ず押さえるべき重要ポイントです。
動詞は be動詞 と 一般動詞 に分かれ、それぞれルールが異なります。
① be動詞(am / is / are)
「〜です」「〜にいる」 を表す動詞。
主語によって形が変わります。
| 主語 | be動詞 |
|---|
| I | am |
| he / she / it | is |
| you / we / they | are |
例文
- I am from Osaka.(私は大阪出身です)
- He is tall.(彼は背が高い)
- They are friends.(彼らは友だちです)
② 一般動詞(play / run / like など)
行動を表す動詞。
こちらは主語が 三人称単数(he / she / it) のときに 動詞に s / es をつける というルール(三単現)が登場します。
これは中1で最大のつまずきポイント。
例文
- I play tennis.
- She plays tennis.(三単現で plays)
よくある間違い
× She play tennis.
→ 主語が she(3人称・単数)なので正しくは plays
③ be動詞と一般動詞は同じ文に“同時には使えない”
これも非常に重要です。
例
× I am play soccer.
→ be動詞と一般動詞は同時に使わない
〇 I play soccer.
ただし、進行形(be動詞+動詞ing)や受け身(のちの学年で習う)では同時に使います。
※進行形については、以下の記事で詳しく解説しています。
中学英語の進行形とは:「be動詞+動詞のing形」でつくる方法や意味の解説(例文つき)
動詞の原形と現在形の考え方
中1で理解しておくと後の文法がスムーズに進むポイントです。
①動詞の「原形」とは?
辞書に載っているそのままの形のこと。
例:play, run, eat, use, study
原形は
- 「命令文」
- 「canのあと」
- 「一般動詞の基本の形」
などで使われます。
例文
Sit down.(座りなさい)→ 原形
- I can use a computer.(私はコンピューターを使える)→ can の後は必ず原形
②現在形の考え方
英語の現在形は「今この瞬間」だけでなく、習慣・事実 を表します。
- I play soccer.(私はサッカーをする→習慣)
- The sun rises in the east.(太陽は東から昇る→事実)
現在形は
- 原形
- 三単現の形(plays / uses / studies)
の2パターンがあります。
③三単現は「主語が he・she・it のとき動詞に s / es」
中1の最大の関門ですが、仕組みを理解すると覚えやすくなります。
例文
- He plays soccer.
- She studies English.
- It uses oil.(それは油を使う)
s と es の区別の覚え方
- 語尾が s, sh, ch, o, x → es
- それ以外 → s
例
- wash → washes
- go → goes
- teach → teaches
まとめ:動詞が分かると英語は一気に簡単になる!
中1で習う動詞のポイントは次の4つにまとめられます。
- 英語の文には必ず動詞が必要
- 「be動詞」と「一般動詞」でルールが全く違う
- 主語で動詞の形が変わる(am / is / are、plays のように)
- 動詞の「原形」を理解すると、三単現・進行形・助動詞までスムーズにつながる
特に be動詞・一般動詞の使い分け と 三単現 はテスト頻出です。
この記事の内容を押さえておけば、中1英語の文法は確実に得点源になります。
※なお、be動詞と一般動詞の使い分けについては、以下の記事で詳しく解説しています。
be動詞と一般動詞の使い分け
中1が必ず覚えておくべき基本の動詞一覧(50語)
中1英語では、まず「よく使う基本動詞」をしっかり覚えることが、とても大切です。
これらは教科書(NEW HORIZON/NEW CROWN/ONE WORLD)すべてに共通して登場し、授業・テスト・英会話のどれでも使われる“最重要語彙”です。
ここでは、動詞を意味別に整理しながら 中1が必ず覚えておきたい基本動詞50語 を一覧にしました。
※中1の教科書に出てくるかどうかは、以下の教科書を参考にしています。
『NEW HORIZON(中学英語)』東京書籍
『NEW CROWN(中学英語)』三省堂
『ONE WORLD(中学英語)』教育出版
※なお、中1で習う英単語全般を以下の記事で解説しています。
中1で習う英単語の一覧:名詞・動詞・形容詞・副詞など品詞ごとに一覧で紹介(例文あり)
●中1で覚えるべき基本動詞50語
※カテゴリ分けしているため、暗記しやすくなっています。
- 【移動・行動】 go, come, walk, run, swim, sit, stand, stay, see, look
- 【持つ・与える】 have, get, give, take
- 【学習・学校】 study, read, write, say, speak, tell, talk, use
- 【生活・遊び】 play, make, eat, drink, cook, watch, listen, hear, break
- 【感情・思考】 like, love, know, think, want
- 【その他よく使う動作】 open, close, show, clean, help, start, finish, enjoy
- 【状態・存在(be動詞含む)】 am, is, are, live, look, become
合計:50語
これらを覚えると、学校の英作文の約8割がスムーズに書けるようになります。
授業で最初に習う基本動詞(go / come / have など)
中1の1学期~前半で必ず習うのが「移動の動詞」と「基本中の基本動詞」です。
英会話でも非常によく使われるので、まず最初に覚えておきたいグループです。
●go(行く)
最初に習う動詞の代表格。
go to +場所 の形で覚えましょう。
例文
- I go to school every day.(私は毎日学校へ行く)
●come(来る)
「こちらへ来る」という意味。
例文
- Come here, please.(ここへ来てください)
●have(持っている/食べる)
意味が複数あるため、誤解しやすい単語です。
- have a pen(ペンを持っている)
- have lunch(昼ごはんを食べる)
例文
- I have a sister.(私は姉[妹]がいる)
- We have lunch at noon.(私たちは正午に昼ごはんを食べる)
●take / get
「取る」「手に入れる」などの意味。会話で非常に頻繁に登場します。
例文
- I get a letter.(私は手紙を受け取る)
- She takes a picture.(彼女は写真を撮る)
これらの動詞は「英語の文章の型」に早く慣れるための重要単語です。
よく使う日常動詞(play / make / use など)
学校生活だけでなく、家・部活・遊びなど“日常のあらゆる場面”で使う万能動詞です。
英作文やスピーキングで必ず必要になります。
●play(遊ぶ/スポーツ・楽器をする)
play+スポーツ/楽器 でよく使います。
例文
- I play soccer.(私はサッカーをする)
- She plays the piano.(彼女はピアノを弾く)
●make(作る)
小中学生がよく使う動詞のひとつ。
例文
- I make lunch.(私は昼ごはんを作る)
- He makes a model.(彼は模型を作る)
●use(使う)
学校でも家庭でも頻出。
例文
- I use a computer.(私はコンピューターを使う)
●eat / drink(食べる/飲む)
日常生活の基本。
例文
- We eat dinner at six.(私たちは6時に夕食を食べる)
- She drinks milk.(彼女は牛乳を飲む)
●watch / listen(見る/聞く)
「テレビを見る」は watch TV で覚えましょう。
例文
- I watch TV every night.(私は毎晩テレビを見る)
- They listen to music.(彼らは音楽を聞く)
こうした日常動詞は「自分のことを説明する英作文」でもよく使われ、定期テストの英作問題でもよく出題されます。
学校生活で使う動詞(study / read / write など)
中学校の授業・宿題・テストで必ず必要になる動詞です。
単語を覚えると、英文が一気に書きやすくなります。
●study(勉強する)
study English / study math のように、教科と組み合わせて使います。
例文
- I study English after school.(私は放課後に英語を勉強する)
●read(読む)
教科書・本・資料などすべてに使える基本語。
例文
- She reads a book.(彼女は本を読む)
●write(書く)
「手紙を書く」「文章を書く」など、学校生活で多用。
例文
- We write a report.(私たちはレポートを書く)
●speak / tell(話す/伝える)
中1の会話表現で頻出。
例文
- I speak English.(私は英語を話す)
- He tells me a story.(彼は私に物語を話してくれる)
●use(使う)
ICT機器や文房具で常用される語。
例文
- I use a dictionary.(私は辞書を使う)
学校生活に直結するため、テストの英文にもよく出てきます。
疑問文・否定文でよく使う動詞
中1で「疑問文」「否定文」を学ぶとき、非常によく使う動詞があります。
Do / Does の文型に慣れるためにも、以下の動詞は特に重要です。
① like(〜が好き)
疑問文にしたときの語順を必ず覚える単語。
例文
- Do you like music?(あなたは音楽が好きですか)
- I don’t like math.(私は数学が好きではない)
② have(持っている/食べる)
否定文・疑問文で頻出。
例文
- Do you have a bike?(あなたは自転車を持っていますか)
- I don’t have a pen.(私はペンを持っていません)
③ play(〜をする)
三単現の疑問文・否定文の練習でよく出ます。
例文
- Does she play tennis?(彼女はテニスをしますか)
- She doesn’t play tennis.(彼女はテニスをしません)
④ know / think / want などの思考動詞
「〜を知っている」「〜と思う」「〜が欲しい」は、質問のやり取りでよく使います。
例文
- Do you know him?(彼を知っていますか)
- I don’t think so.(私はそう思いません)
- Do you want this?(これが欲しいですか)
これらの動詞を使って疑問文・否定文をつくれるようになると、英語の文法は一気に理解しやすくなります。
be動詞の使い方(am / is / are の基本)
英語で「〜です」「〜にいる」「〜の状態だ」を表すときに使うのが be動詞 です。中1で学ぶ be動詞 は am / is / are の3つだけ。
これを正しく使えるようになると、自己紹介・場所の説明・感情の表現など、英語の基礎がぐっと安定します。
be動詞は「存在(いる・ある)」「状態(〜だ)」「説明(〜である)」の3つの役割で使われます。
be動詞が使われる3つのパターン
be動詞が使われる代表的なパターンは ①身分・説明(AはBだ) ②場所・存在(Aは〜にいる) ③状態・感情(Aは〜だ/〜である) の3つです。それぞれ例文で確認します。
① 身分・説明(AはBだ)
人や物の「何であるか」を説明するときに使います。
- I am a student.(私は学生です。)
- She is my sister.(彼女は私の姉です。)
教室でよく出る表現:職業、家族関係、身分など。
② 場所・存在(Aは〜にいる/ある)
「どこにいるか」を言うときに使います。
- He is in the library.(彼は図書館にいます。)
- The book is on the desk.(その本は机の上にあります。)
※「いる」「ある」は日本語で違いがありますが、英語では be 動詞でまとめて表現します(人も物も同じ形で表す点に注意)。
③ 状態・感情(Aは〜だ/〜の状態だ)
気持ちや体の状態、性質を表します。
- We are happy.(私たちはうれしい)
- The weather is cold.(天気が寒い)
このパターンは「一時的な状態」と「恒常的な性質」どちらにも使われ、文脈で区別します(例:She is tired. は今疲れている状態)。
主語によって形が変わる理由
be動詞は主語(誰が)によって形が変わる動詞の代表です。中1で学ぶ変化は次の通り:
- I → am
- he / she / it → is
- you / we / they → are
なぜ形を変えるのか
英語は「主語と動詞の一致(subject–verb agreement)」というルールを持っています。これは「誰が行っているか(主語)」に合わせて動詞の形を変えることで、文の中で主語と動詞の関係をはっきりさせるためです。
日本語はこの仕組みが弱いので、英語を勉強しはじめると最初は戸惑います。が、ルールを覚えるとミスが減ります。
覚え方のコツ(中1向け)
短いリズムで覚えると定着しやすいです:
- 「I am(アイ・アム)」→ 自分は am
- 「He/She/It is(ヒー・シー・イット・イズ)」→ 3人称は is
- 「You/We/They are(ユー・ウィ・ゼイ・アー)」→ 複数と you は are
また、表にして教科書やノートに貼っておくと便利です。
be動詞の否定文・疑問文
be動詞は否定文と疑問文の作り方がシンプルで、英語の土台になります。
※なお、be動詞の疑問文のつくりかたについては、以下の記事で詳しく解説しています。
be動詞の疑問文の作り方・答え方
否定文(〜ではない)
be動詞に not を加えます。短縮形(会話でよく使う)も覚えましょう。
- I am not a teacher. → I’m not a teacher.(私は先生ではありません)
- She is not busy. → She isn’t busy.(彼女は忙しくありません)
- They are not at home. → They aren’t at home.(彼らは家にいません)
ポイント:not の位置は be のすぐ後ろです(I am not / She is not / They are not)。
疑問文(〜ですか?/〜にいますか?)
be動詞は主語の前に出すだけで疑問文になります(do を使わない点が特徴)。
- Am I late?(私は遅刻ですか?)
- Is he your friend?(彼はあなたの友だちですか?)
- Are they students?(彼らは学生ですか?)
Yes/Noの答え方
疑問文に対して、以下のようにYes/ Noで答えます:
- A: Is she a teacher?
B: Yes, she is. / No, she isn’t. - A: Are you OK?
B: Yes, I am. / No, I’m not.
例文で覚えるbe動詞
ここではパターン別に、よく使う例文をまとめます。どの形を使うかを意識して練習しましょう。
1. 自己紹介・説明
- I am Tom.(私はトムです。)
- She is my friend.(彼女は私の友だちです。)
- We are students.(私たちは学生です。)
2. 場所・位置
- The teacher is in the classroom.(先生は教室にいます。)
- My cat is under the bed.(私の猫はベッドの下にいます。)
- Are you at school?(あなたは学校にいますか?)
3. 感情・状態
- I am happy today.(今日はうれしい。)
- He is tired now.(彼は今疲れている。)
- They are hungry.(彼らはお腹がすいている。)
4. 否定文・疑問文の例
- She isn’t ready.(彼女は準備ができていない。)
- Am I your teacher?(私はあなたの先生ですか?)
- No, you aren’t. / Yes, you are.
よくある間違い(注意ポイント)
- 主語とbe動詞の組み合わせミス
× He am a student. → 〇 He is a student. - 日本語と同じ語順で考えてしまう(疑問文の作り方)
× You are a student? → 〇 Are you a student? - not の位置を間違える
× I not am happy. → 〇 I am not happy. - 短縮形の使い方を覚えない(会話で不自然に聞こえることがある)
- I am → I’m(よく使う)
- is not → isn’t、are not → aren’t
簡単な練習問題(中1レベル・解答つき)
下の空欄に am / is / are / isn’t / aren’t / am not のいずれかを入れてください。
- I ____ a student.
- She ____ at home now.
- We ____ hungry.
- He ____ my brother.
- ____ you OK?
- They ____ in the park.(否定文にしなさい)
解答
- am(I am a student.)
- is(She is at home now.)
- are(We are hungry.)
- is(He is my brother.)
- Are(Are you OK?)
- aren’t(They aren’t in the park.)
勉強の仕方アドバイス
- 初めは「I / he・she・it / you・we・they」の3グループに分けて練習問題を解くと理解しやすくなります。
- 音声で繰り返し練習(リピート練習)をすると、短縮形を自然に覚えられます。
- 日常の場面(自己紹介、教室での位置、気分)で英語で話すロールプレイをすると定着が早いです。(自己紹介文をノートに書くなど。)
最後にひとこと
be動詞は英語の「へそ」のような存在。ここがしっかりしていると、疑問文・否定文・進行形など次のステップにスムーズに進めます。
今回の例文と練習問題でまずは反射的に am / is / are を選べるようにしておきましょう。
一般動詞の使い方(play / have / like など)
be動詞の次に絶対に覚えるのが 一般動詞。
中1英語では主に「〜する」「〜を持つ」「〜が好き」などの 動作・気持ち を表す動詞を学びます。
- play(〜をする)
- have(〜を持つ / 食べる)
- like(〜が好き)
- use(〜を使う)
- study(勉強する)
- make(作る)
などなど。
be動詞との最大の違いは、
✔ be動詞=「状態」
✔ 一般動詞=「動作・行動・気持ち」
というところ。
そして、否定文・疑問文で do / does を使うのがポイントです。
一般動詞の文の形(I play tennis.)
まずは、一般動詞の基本の並び方をサクッと理解しよう。
★基本形はこれだけ!
主語 + 一般動詞 + その他
例:
- I play tennis.(私はテニスをする)
- You like cats.(あなたは猫が好き)
- They study English.(彼らは英語を勉強する)
この型が一般動詞の「最初の形」。
be動詞みたいに am/is/are に変化しないので、シンプルです。
中1のうちは「主語 + 動詞」をセットで暗記
英語は「誰が」「何する」の順番で意味がはっきりします。
日本語のように語順を自由に変えられないので、まずはこの語順を体で覚えるのが大事。
一般動詞の否定文(do not)
一般動詞の否定文は do not(don’t) を使うのがルール。
★否定文の形
主語 + do not(don’t) + 動詞の原形
例:
- I do not play tennis.
→(私はテニスをしません) - You do not have a bike.
→(あなたは自転車を持っていません) - They don’t study math.
→(彼らは数学を勉強しません)
★be動詞と一般動詞はいっしょに使わない
ここがミスりやすい!
× I am don’t plays tennis.
→ amとdon’tは一緒に使わない!
be動詞と一般動詞は原則として、一緒に使いません。「どちらか一方だけ使う」と覚えておきましょう!
※中1の終わりごろに習う「進行形」は例外的に、一緒に使います。
一般動詞の疑問文(Do you ~?)
疑問文もルールはシンプルで、
★疑問文の形
Do + 主語 + 動詞の原形 + ?
例:
- Do you play soccer?
→(あなたはサッカーをしますか?) - Do they study Japanese?
→(彼らは日本語を勉強しますか?)
★答え方
Yes / No で返します。
- Yes, I do. / No, I don’t.
- Yes, they do. / No, they don’t.
be動詞と違って、一般動詞の疑問文には必ず Do が登場するのが特徴。
よく使う一般動詞の例文
中1で絶対に使う頻出動詞を、意味つきで例文とセットで紹介します。
そのまま授業プリントにも使えるやつです。
●play(〜をする/遊ぶ)
- I play baseball.(私は野球をします)
- They play the piano.(彼らはピアノを弾きます)
※スポーツには the は付けないけど、楽器は the を付けるのがポイント!
●have(持っている/食べる)
- I have a dog.(私は犬を飼っています)
- We have lunch at 12.(私たちは12時に昼ごはんを食べます)
●like(好き)
- She likes music.(彼女は音楽が好きです)
- Do you like math?(あなたは数学が好きですか?)
※三単現の s は後のセクションで扱うけど、ここでは軽く触れるだけ。
●use(使う)
- I use a computer at school.(私は学校でパソコンを使います)
- Do you use this pen?(あなたはこのペンを使いますか?)
●study(勉強する)
- We study English every day.(私たちは毎日英語を勉強する)
- They don’t study on Sunday.(彼らは日曜日は勉強しません)
●make(作る)
- I make breakfast.(私は朝ごはんを作ります)
- She makes a card for her mother.(彼女はお母さんにカードを作ります)
よくあるミスと対策
× You don’t plays soccer.
→ Do の後ろは原形!
× Do play you tennis?
→ Do の後ろは 主語。
× I like not cats.
→ 否定文は do not + 動詞 を使う。
超シンプル練習問題(答えつき)
- 私はサッカーをしません。
- あなたはピアノを弾きますか。
- 彼らは英語を勉強します。
- 私は犬を飼っていません。
解答
- I do not (don’t) play soccer.
- Do you play the piano?
- They study English.
- I do not (don’t) have a dog.
三単現(s / es)のルールをやさしく解説
中学1年〜でつまずきやすい「三単現(さんたんげん)」。正式には 「三人称単数現在(third person singular present)」 と呼びますが、ここでは使い方をやさしく、例とともに整理します。
三単現を正しく使えると、英語の文が自然に聞こえ、テストの得点もぐっと上がります。
※参考:NHK for School – 中学生の基礎英語 レベル1
三単現とは?(3人称・単数・現在)
三単現 = 「主語が3人称(he / she / it)で、かつ単数(ひとり・ひとつ)のとき、現在の動詞の形を変えるルール」です。
「現在」というのは、「今していること」「普段の習慣」「事実」などです。
- 例:He (3人称) → He plays tennis.
- 例:She studies English every day.
ポイント:主語が I / you / we / they のときは原形(play, study)を使い、he / she / it のときだけ動詞に s / es / 変化 をつけます。
※なお、三単現については以下の記事で詳しく解説しています。
三単現のsの解説:sのつけ方やつけない場合などのルールを説明します(三単現の動詞一覧つき)
動詞に s / es をつけるルール
基本ルールは簡単です。原形に s をつけるのが基本で、語尾に応じて es にすることがあります。
基本
語尾が s / sh / ch / x / o のとき → es をつける
- wash → washes
- watch → watches
- fix → fixes
- go → goes
理由:発音しやすくするためです(washes のように /ɪz/ が入る)。
語尾が子音 + y のとき → y → i + es
- study → studies(study の y は子音 d の後)
- cry → cries
ただし、語尾が母音 + y のときは そのまま s
覚え方メモ
- まず 基本は s を付ける。
- 語尾が s/sh/ch/x/o → es。
- 子音+y → y を i にして es。
- 母音+y → そのまま s。
三単現で不規則に変化する動詞
多くの動詞は上のルールで決まりますが、よく出る例外(または注意が必要なもの)を覚えておきましょう。
1. have → has
- I have → He has
スペルも発音も変わるので要注意。
2. do → does(発音は /dʌz/)
- I do → She does
「does」の後に動詞の原形は来ません(疑問文・否定文のときは do/does を助動詞として使い、主動詞は原形にするため混乱しやすい)。
例:
- She does her homework.(× She doess her homework.) ← 正:She does her homework.(意味的には「彼女は宿題をする」)
しかし疑問文/否定文では: - Does she do her homework?
- She doesn’t do her homework.
補足:say → says はスペルの見た目が違う(say → says)で発音も /sez/ に近く、覚えにくいので注意。
3. その他の見た目は規則でも、発音が変わるもの
- go → goes(/goʊz/)
発音の変化はあるが、スペルは規則通り。
三単現でよく出るミス
生徒がよくする代表的な間違いと直し方を具体例で示します。テストで減点されないようにここはしっかりチェック!
ミス1:三単現の s を忘れる
- × He play soccer.
- 〇 He plays soccer.
対策:主語が he/she/it のときはまず s を付ける習慣をつける。
ミス2:否定文・疑問文で動詞に s を付けてしまう
- × Does she plays tennis?
- 〇 Does she play tennis?
理由:疑問文・否定文では 助動詞 do/does を使い、主動詞は 原形 に戻る。does があるから主動詞に s を付けない。
例:
- 肯定:She plays tennis.
- 疑問:Does she play tennis?
- 否定:She doesn’t play tennis.
ミス3:y の変化を間違える
- × He studys English.
- 〇 He studies English.
対策:子音+y → y を i にして es(study → studies)。
ミス4:have / do の変化を忘れる
- × She haves a pen. / He dos his homework.
- 〇 She has a pen. / He does his homework.
ミス5:三単現のルールをすべての単語に当てはめる
- 助動詞(can, must など)や be 動詞(am/is/are)は別扱い。
- × He cans swim. → 〇 He can swim.(助動詞があると、動詞にsがつかない)
練習問題(書きかえ問題・正誤問題)
- (肯定文) I play soccer. → He ( ) soccer.
- (肯定文) She study English. → 正しく直しなさい。
- (疑問文) ( ) you like music?(Do / Does)
- (否定文) He (not / play) baseball. 正しい形にしなさい。
- (肯定文) I have a cat. → She ( ) a cat.
解答
- He plays soccer.
- She studies English.
- Do you like music?(you は三単現ではないので do)
- He doesn’t play baseball.(doesn’t + 原形)
- She has a cat.
まとめ(覚え方のコツ)
- まず「主語を見て」 → he/she/it なら三単現を考える。
- 語尾ルール:s / sh / ch / x / o → es, 子音+y → ies, その他 → s。
- 疑問文・否定文では do/does を使い、主動詞は 原形 にする(だから s をつけない)。
- 例外(have → has / do → does / say → says など)を暗記しておく。
動詞と目的語のセットで覚える言い回し(コロケーション)
英語で「自然に聞こえる語の組み合わせ」を身につけることを コロケーション(collocation) と呼びます。
コロケーションは「単語をバラバラに覚える」よりも、「動詞+目的語(名詞)」のセットで覚えるととても便利です。
たとえば take a picture / have breakfast / do homework のように、決まった組み合わせを丸ごと覚えると、英作文や会話が一気に自然になります。
なぜコロケーションが大事か?
- 新しいフレーズを作るとき、正しい語の組み合わせをすぐ使える。
- ネイティブの言い回しに近づく(機械的な直訳を減らせる)。
- テストの英作文問題で減点されにくくなる(「make homework」は×→「do homework」が正しい)。
take a picture / have breakfast のようにセットで覚える
ここでは代表的な基本セットを例で示します。動詞+名詞(目的語)の形で覚えて、例文を声に出して練習しましょう。
代表的なコロケーション(例)
- take a picture / take a photo — 写真を撮る
- I take a picture of Mt. Fuji.(私は富士山の写真を撮る。)
- have breakfast / have lunch / have dinner — 朝食をとる/昼食をとる/夕食をとる
- We have breakfast at 7 o’clock.(私たちは7時に朝ごはんを食べる。)
- do homework — 宿題をする(× make homework)
- She does her homework after school.(彼女は放課後に宿題をする。)
- make a cake — ケーキを作る(× do a cake)
- My mother makes a cake every Sunday.(母は毎週日曜日にケーキを作る。)
- take notes — ノートをとる
- Please take notes in class.(授業でノートを取りなさい。)
- get up — 起きる(句動詞だが頻出)
- I get up at 6:30.(私は6時半に起きる。)
- catch a cold — 風邪をひく(直訳しない固定表現)
- Don’t go out without a coat. You might catch a cold.(上着を着ないで外に出るな。風邪をひくかもよ。)
覚え方のコツ:ひとつの名詞につき「必ず合う動詞」をいくつか書き出してみる(例:photo → take / show / look at)。意味だけでなく「よく使うセット」を声に出して覚えましょう。
学校生活のコロケーション集
学校で毎日使う単語の組み合わせをカテゴリ別にまとめます。丸ごと覚えられるように、例文つきで。
授業・宿題関係
- do homework — 宿題をする
- take a test / take an exam — テストを受ける
- pass an exam / fail an exam — 合格する/不合格になる
- hand in (submit) an assignment — 課題を提出する
- Please hand in your homework tomorrow.(宿題を明日提出してください。)
授業中の行動
- raise your hand — 手を挙げる
- ask a question — 質問する
- give a presentation — 発表をする
- He gave a nice presentation yesterday.(彼は昨日、よい発表をした。)
部活動・活動
- join a club — 部活に入る
- practice the piano / practice soccer — ピアノを練習する/サッカーの練習をする
図書・学習資源
- borrow a book / return a book — 本を借りる/返す
- use a dictionary / look up a word — 辞書を使う/単語を調べる
健康・生活
- take a break — 休憩する
- feel sick / be absent — 気分が悪い/欠席する
これらのフレーズは定期テスト、実技発表、日常会話のどれでも役立ちます。ノートに一覧を作って、実際に授業で使うシーンを想像しながら暗唱させると良いです。
自然な英文が書けるようになるためのコツ
コロケーションを学ぶだけでなく、実際に使える力にするための方法を紹介します。
1)「塊」で暗記する
単語単体ではなく「動詞+名詞+短い文」を丸ごと暗記します。例:I take a picture of my friend. を数パターン覚える。
2)音読とリピート
声に出して何度も読むことで、語順や自然なリズムが身につきます。短いロールプレイ(A: What did you do? B: I took a picture.)も効果的。
3)場面をイメージする
「どんな場面で使うか」を想像して覚えると定着しやすいです。学校、家、買い物など具体的に。
4)よく間違える組み合わせをチェック(反例学習)
よくある間違いを「×」で示し、正しい言い方をセットで覚える。
- × make homework → 〇 do homework
- × make a photo → 〇 take a photo
- × do a cake → 〇 make a cake
5)頻度の高いセットから覚える
まずは日常や学校で使う20〜30個のコロケーションを優先して覚える。頻度の法則で学習効率が上がります。
6)短い英作文で使う
例:毎日の出来事を英文1〜3文で日記にすると、コロケーションの運用練習になります。
- I had breakfast at 7:00. Then I took a bus to school.(7時に朝ごはんを食べた。それからバスで学校に行った。)
練習問題 — コロケーションを使ってみよう
下の日本語を英語に直してください(ヒント:適切な動詞+目的語を使う)。
- 写真を撮る。
- 宿題をする。
- テストを受ける。
- 手を挙げる。
- 辞書を使う。
- ケーキを作る。
- ノートをとる。
- 部活に入る。
- 本を借りる。
- 休憩をとる。
解答
- take a picture / take a photo
- do homework
- take a test / take an exam
- raise your hand
- use a dictionary
- make a cake
- take notes
- join a club
- borrow a book
- take a break
例文で覚える動詞の使い方(中1レベル)
英語は「読む・書く・話す・聞く」を同時に鍛えると習得が速いです。とくに動詞は文の要(かなめ)。
ここでは、be動詞・一般動詞・三単現・疑問文・否定文を例文で確認して、「使える力」をつけます。各節で英文を和訳にしているので、意味も確認しながら学習を進めてみてください。
be動詞の例文
be動詞(am / is / are)は「〜です」「〜にいる」「〜の状態だ」を表します。主語に合わせて形が変わる点を意識しましょう。
1. 自己紹介・説明
- I am Tom. → 私はトムです。
- She is my sister. → 彼女は私の妹です。
- We are students. → 私たちは学生です。
ポイント:I のときは am、he/she/it のときは is、you/we/they のときは are。
2. 場所を表す
- He is in the classroom. → 彼は教室にいます。
- The book is on the desk. → その本は机の上にあります。
注意:人も物も be 動詞で表します(英語では同じ表現)。
3. 感情・状態
- I am happy today. → 今日はうれしい。
- She is tired now. → 彼女は今疲れている。
4. 否定・疑問の例
- I am not a teacher. → 私は先生ではありません。
- Is he your friend? → 彼はあなたの友だちですか?
- Yes, he is. / No, he isn’t. → はい、そうです。/いいえ、違います。
練習(短):次の文を英語にしてみよう——「彼らは家にいません。」 → They aren’t at home.
一般動詞の例文
一般動詞は「行動」を表します(play / have / like など)。現在形は習慣や事実を表します。
1. 肯定文(基本形)
- I play tennis. → 私はテニスをする。
- She has a cat. → 彼女は猫を飼っている。
- We study English. → 私たちは英語を勉強する。
語順:主語 + 動詞 + 目的語(必要なら)
例:I (主語) play (動詞) soccer (目的語).
2. 否定文(do not / does not)
現在形の否定は do / does を使います(be動詞と違う点)。
- I do not (don’t) like spiders. → 私はクモが好きではない。
- He does not (doesn’t) play baseball. → 彼は野球をしない。
ポイント:三人称単数(he/she/it)は does not を使い、動詞は原形に戻す(He doesn’t play、×He doesn’t plays)。
3. 疑問文(Do you ~?)
疑問文も do / does を文の前につけます。
- Do you play soccer? → あなたはサッカーをしますか?
- Does she have a pen? → 彼女はペンを持っていますか?
答え方:
- A: Do you like music?
B: Yes, I do. / No, I don’t.
4. 目的語を使った文
- I eat breakfast every day. → 私は毎日朝ごはんを食べる。
- She writes a letter. → 彼女は手紙を書く。
よくある誤り:否定・疑問で三単現の s をつけてしまう(×Does he plays? → ○Does he play?)。
三単現の例文
三単現とは「主語が三人称単数(he/she/it)のときの現在形」についてのルールです。動詞に s / es をつけます。
1. 基本例
- He plays soccer. → 彼はサッカーをする。
- She likes apples. → 彼女はりんごが好きだ。
- It rains a lot in spring. → 春はよく雨が降る。
2. es をつける場合
語尾が s, sh, ch, x, o のときは es をつけます。
- He watches TV.(watch → watches)
- She goes to school.(go → goes)
- The box fixes?(×) → The box is fixed.(箱は固定されている)※自動詞/受動と注意
3. y の変化
子音 + y のときは y を i にして -es。
- study → studies:She studies English. → 彼女は英語を勉強する。
母音 + y のときはそのまま s(play → plays)。
4. 疑問・否定での扱い
疑問文・否定文では do / does を使うため、動詞そのものは原形に戻ります。
- Does he play soccer?(疑問)
- He doesn’t play soccer.(否定)
練習:次の文を英語にしてみよう——「彼は毎日ピアノを弾きます。」 → He plays the piano every day.
疑問文・否定文の例文
疑問文と否定文の基本形を、be動詞と一般動詞で比較して覚えましょう。
1. be動詞の疑問・否定
- 疑問:Are you ready? → あなたは準備ができていますか?
- 否定:I am not ready. / She isn’t ready. → 私は準備ができていません。/彼女は準備できていません。
2. 一般動詞の疑問・否定
- 疑問:Do you like sushi? → あなたは寿司が好きですか?
- 否定:I do not (don’t) like sushi. → 私は寿司が好きではない。
- 三単現の疑問:Does he like sushi? → 彼は寿司が好きですか?
- 三単現の否定:He doesn’t (does not) like sushi. → 彼は寿司が好きではない。
3. 答え方
- A: Do you play soccer?
B: Yes, I do. / No, I don’t. - A: Is she your sister?
B: Yes, she is. / No, she isn’t.
覚え方:疑問文は「助動詞(be / do / does)を主語の前に出す」と覚えると整理しやすいです。
よく使う一般動詞の例文
ここでは中1レベルで特によく使う一般動詞を、用途ごとに例文で示します。実際に声に出して練習しましょう。
1. move / go / come(移動)
- I go to school by bus. → 私はバスで学校へ行く。
- Come here, please. → ここに来てください。
2. have / eat / drink(持つ・食べる・飲む)
- I have a brother. → 私には兄(弟)がいる。
- We eat lunch at twelve. → 私たちは12時に昼ごはんを食べる。
3. play / watch / listen(遊ぶ・見る・聞く)
- They play soccer after school. → 彼らは放課後サッカーをする。
- I watch TV in the evening. → 私は夕方にテレビを見る。
- She listens to music. → 彼女は音楽を聞く。
4. study / read / write(勉強・読む・書く)
- I study math every day. → 私は毎日数学を勉強する。
- He reads a book in the library. → 彼は図書館で本を読む。
- Please write your name. → 名前を書いてください。
5. like / love / want / know(感情・希望・知識)
- Do you like soccer? → あなたはサッカーが好きですか?
- I want a new bag. → 私は新しいかばんが欲しい。
- She knows the answer. → 彼女は答えを知っている。
6. make / do / take / use(作る・する・取る・使う)
- I make a sandwich. → 私はサンドイッチを作る。
- Do your homework. → 宿題をしなさい。
- Take a picture. → 写真を撮ってください。
- Use a pencil. → 鉛筆を使ってください。
練習問題(短め)と解答
問:次の文を英語にしなさい。
- 彼は毎朝6時に起きます。
- あなたはピアノを弾きますか?(疑問文)
- 私たちは今図書館にいません。(否定文)
解答
- He gets up at six every morning.
- Do you play the piano?
- We aren’t in the library now. / We are not in the library now.
よくある間違い(まとめ)と克服法
- 三単現で s/es を忘れる
- 克服法:he/she/it のついた文だけを集中的に10文作って声に出す。
- 疑問文で語順を変えない(You are a student?)
- 克服法:疑問文 = 「助動詞を前に出す」とルールを声に出して練習。
- 否定文で do / does を使わない(I not like)
- 克服法:否定は「do not / does not」をセットで覚える(短縮形も練習)。
- be動詞と一般動詞を混同する(I am play)
- 克服法:be は「〜です・〜にいる・状態」、一般動詞は「動作」——役割を色分けしてノートに書く。
まとめ(学習のコツ)
- 例文を声に出して10回ずつ読む(発音とリズムが身につく)。
- 「主語グループ(I / he・she・it / you・we・they)」で問題を作り、瞬時に使えるようにする。
- 否定・疑問は必ず do / does / be のどれを使うかを最初に判断してから作る。
- 実際の生活場面(自己紹介・授業・休み時間)を想像して、自分のことを英語で書いてみる(例:I play soccer on Saturdays.)。
【定期テスト対策】動詞の頻出ポイント
定期テストで「動詞」が問われる問題は必ず出ます。ここでは出題パターン別に要点・間違いやすい点・素早く正解するコツをまとめ、最後に短い演習(解答つき)を付けています。
中1の定期テストで高得点を取るための実践的な解説です。
be動詞と一般動詞の混同
ポイント:be動詞(am / is / are)は「〜である/いる」を表し、一般動詞は「行動・動作」を表す。両者は文法構造が違うので混同すると文が壊れます。
よくあるミス
I am play soccer.(✖) → be と一般動詞を同時に使ってしまう She plays happy.(✖) → 状態には be 動詞、行為には一般動詞を使う(正:She is happy. / She plays the piano.)
見分け方&解法のコツ
- 「〜する(動く)」なら一般動詞(play, go, study…)。
- 「〜です/〜にいる/〜という状態」なら be 動詞。
- 和訳して「〜する?」が動詞の行為か、「〜だ/いる?」が状態かで判別する。
- 問題で主語があるとき、be 節(主語 + be + 補語)か、主語 + (一般動詞)+ 目的語のどちらかを当てはめる練習をする。
三単現を使わせる問題
ポイント:主語が he / she / it(または単数の名前) のとき、一般動詞は s / es をつける。
よく出る出題形式
- 空欄補充(
She ___ (play) tennis. → plays) - 和訳問題で「〜します」と書かせる(英語にする時に s を付ける)
- 不正解選択肢を混ぜた四択(s を付け忘れた形が紛らわしい)
覚え方と速答テク
- 主語が
he / she / it / Tom / My cat のときは迷わず s/es を探す。 - 語尾が
s, sh, ch, x, o の動詞は es(wash → washes, go → goes)。 y の前が子音の場合は y→ies(study → studies)。母音+ y のときは s(play → plays)。 - テストではまず主語を見て「三人称単数か?」を素早く判断。
否定文・疑問文の語順ミス
ポイント:一般動詞の否定文・疑問文は do / does を使う(be 動詞は do を使わない)。語順を間違える生徒が多いです。
一般動詞の否定・疑問の基本
- 否定:
主語 + do/does + not + 動詞の原形 - I do not (don’t) play. / He does not (doesn’t) play.
- 疑問:
Do/Does + 主語 + 動詞の原形 ? - Do you play? / Does she play?
よくあるミス
He not play.(✖) → He does not play.(○) You do like music?(✖) → Do you like music?(○) - 三単現なのに
does を使っておきながら動詞に s を付ける(✖:Does he plays? → ○:Does he play?)
早見表(覚え方)
- 疑問文を作るときは「do/does を頭に出す」。
- 否定は「do/does の後に not、動詞は原形」。
- 三単現(主語 = he/she/it)なら
does を使い、動詞は原形のままにする。
「動詞+目的語」セットで出る問題
ポイント:英語は動詞の後に目的語(名詞や代名詞)が来る構造が多く、問題では自然なコロケーション(組み合わせ)を問われることが多いです。
出題例
- 空欄補充で正しい目的語を選ばせる:
She ___ a letter. → write/send?(writes/writes+a letter → writeが自然) - 和訳で「〜(を)する」を英語化:
私は宿題をする → I do my homework.(do + homework)
よく出るセット(テスト頻出)
- do homework / do the dishes
- make a cake / make a plan
- take a picture / take a bus
- have breakfast / have a meeting
- play soccer / play the piano
コツ
- 動詞とよく結びつく目的語を丸ごと覚える(
take a picture は「写真を撮る」でワンセット)。 - 問題文の文脈を見て、動詞が「行為」か「状態」かを判断する。
- 英作文で「何を?」をすぐに答えられるよう、日常フレーズを繰り返し練習する。
テストで確実に得点するための実践テクニック
- 主語を先に見る癖をつける(主語で be か一般動詞か判断)。
- 三単現チェックは最初の1秒で判断(主語が he/she/it か?)。
- 疑問文なら「頭に do/does があるか」を確かめる。
- 否定文は
not の位置(be の後、do/does の後)をチェック。 - 動詞+目的語のセットはワンフレーズで覚える(音読・シャドーイングで定着)。
練習問題(中1レベル・短め)→ 解答・解説つき
- ( ) you English?
- She ( ) (play) the piano.
- They ( ) not at home.(be動詞)
- He ( ) (go) to school by bus every day.
- Do you ( ) breakfast?(eat / have どちらが自然?)
- My mother ( ) (wash) the dishes now.(現在進行はまだ習わない想定 → be 動詞の扱いに注意)
- Tom ( ) (study) math every night.(三単現)
- I ( ) not a pencil.
解答
- Do you English? → 正解は Do you study English?(問題文不完全なら
Do you study English? が自然)
※出題意図が「Do you ~?」の形の確認。 - She plays the piano.(三単現)
- They are not at home.(be 動詞)
- He goes to school by bus every day.(go → goes)
- Do you have breakfast?(
have breakfast が自然。eat breakfast も可だが教科書では have breakfast が頻出) - My mother is washing the dishes now.(進行形は中1後半〜だが、もし進行形をまだ習っていない設定なら
My mother washes the dishes now.は不自然。出題意図を確認) - Tom studies math every night.(study → studies)
- I am not a pencil.(
I am not a pencil. 文法的に正しいが意味的に奇妙。多くのテストでは I do not have a pencil. の形を問うことが多い)
解説
- No.1,5 は疑問文作りの確認。
Do を文頭に出す。 - No.2,4,7 は三単現の確認(語尾の s/es, y→ies に注意)。
- No.3,8 は be 動詞の選択。
I am not ~ と They are not ~ の区別を意識。 - No.6 は進行形の有無で答えが変わるので、テストの範囲を確認すること。多くの定期テストは「範囲内で解ける形」にしてあるので、問題の指示(現在形か進行形か)を必ず読む。
最後に(一言アドバイス)
定期テストは「文法を問う問題」が中心です。主語を見て判断→be か一般動詞か→三単現かどうか→疑問/否定の形という手順を身につければ、動詞問題で高得点を取りやすくなります。
時間があれば今回の練習問題をノートに3回は解いてみてください。
動詞の練習問題(20問)
【問題】
次の文の空欄に適切な動詞(be動詞 / 一般動詞 / 三単現に注意)を入れなさい。
① be動詞の問題
- I ___ a student.
- She ___ happy today.
- They ___ at school now.
- He ___ not my brother.
- ___ you ready?
② 一般動詞の現在形
- I ___ soccer every Sunday. (play)
- She ___ breakfast at 7 a.m. (have)
- We ___ English after lunch. (study)
- He ___ a letter to his friend. (write)
- My mother ___ a cake. (make)
③ 三単現
- She ___ tennis every Saturday. (play)
- He ___ to music in the evening. (listen)
- The cat ___ on the roof. (sit)
- My father ___ coffee every morning. (drink)
- It ___ at 7 a.m. every day. (start)
④ 否定文・疑問文
- I ___ (not / be) tired.
- ___ (do) you like pizza?
- She ___ (not / play) the piano.
- ___ (does) he speak English?
- They ___ (not / study) math on Sunday.
【解答と解説】
① be動詞
- am → I am a student.
- is → She is happy today.
- are → They are at school now.
- is not / isn’t → He is not my brother.
- Are → Are you ready?
② 一般動詞の現在形
- play → I play soccer every Sunday.
- has → She has breakfast at 7 a.m.
- study → We study English after lunch.
- writes → He writes a letter to his friend.
- makes → My mother makes a cake.
③ 三単現
- plays → She plays tennis every Saturday.
- listens → He listens to music in the evening.
- sits → The cat sits on the roof.
- drinks → My father drinks coffee every morning.
- starts → It starts at 7 a.m. every day.
解説: 三単現は主語が he / she / it のとき s / es をつける。語尾が ch, sh, s, x, o の場合は es。
④ 否定文・疑問文
- am not → I am not tired.
- Do → Do you like pizza?
- does not / doesn’t → She does not play the piano.
- Does → Does he speak English?
- do not / don’t → They do not study math on Sunday.
解説:
- 一般動詞の否定文は do / does + not + 原形
- 一般動詞の疑問文は Do / Does + 主語 + 動詞原形
- 三単現の場合、does を使うと動詞は原形に戻る(plays → play)
ポイントまとめ
- be動詞:主語によって am / is / are が変わる
- 一般動詞:三単現の s / es に注意
- 否定文・疑問文:do / does のルールを忘れない
- 練習:日常生活でよく使う動詞を選んで文章を作ると覚えやすい
この練習問題を毎日数問ずつ解くだけでも、be動詞・一般動詞・三単現・疑問文・否定文の基礎が確実に身につきます。
中1応用レベル動詞問題+定期テスト想定問題
応用レベル動詞問題(20問)
※問題は以下の教育委員会の出題内容を参考にしています。
「ちばのやる気学習ガイド」英語1年生 – 千葉県教育委員会
【問題】
次の空欄に適切な動詞を入れなさい。三単現・否定文・疑問文に注意。
① be動詞応用
- There ___ a lot of students in the classroom.
- I ___ not interested in soccer.
- Where ___ she from?
- My parents ___ teachers.
- ___ it cold today?
② 一般動詞応用
- Tom usually ___ (go) to bed at 10 p.m.
- My sister ___ (play) the violin very well.
- We ___ (have) English class on Mondays.
- I always ___ (help) my mother at home.
- They ___ (watch) TV every evening.
※なお、usuallyやalways、very wellのように動詞とともに英文でよく使われる単語を「副詞」といいます。副詞の使い方について、以下の記事で詳しく解説しています。
中1副詞の使い方を完全攻略|意味・使い方を例文と練習問題つきでくわしく解説
③ 三単現・コロケーション
- He ___ (take) a picture every weekend.
- She ___ (study) math after school.
- My father ___ (drink) coffee every morning.
- It ___ (start) at 8 a.m. tomorrow.
- The teacher ___ (teach) English at our school.
④ 否定文・疑問文応用
- I ___ (not / like) vegetables.
- ___ (do) your friends play tennis?
- He ___ (not / read) a newspaper every day.
- ___ (does) she have a pet?
- We ___ (not / use) smartphones in class.
解答と解説(応用問題20問)
① be動詞応用
- are → There are a lot of students in the classroom.
- 「たくさんの〜がいる」の構文は be動詞 + 複数形
- am → I am not interested in soccer.
- is → Where is she from?
- are → My parents are teachers.
- Is → Is it cold today?
② 一般動詞応用
- goes → Tom usually goes to bed at 10 p.m.
- plays → My sister plays the violin very well.
- have → We have English class on Mondays.
- help → I always help my mother at home.
- watch → They watch TV every evening.
ポイント: 三単現は he / she / it のみ。その他は動詞原形。
③ 三単現・コロケーション
- takes → He takes a picture every weekend.
- studies → She studies math after school.
- drinks → My father drinks coffee every morning.
- starts → It starts at 8 a.m. tomorrow.
- teaches → The teacher teaches English at our school.
④ 否定文・疑問文応用
- do not / don’t → I do not like vegetables.
- Do → Do your friends play tennis?
- does not / doesn’t → He does not read a newspaper every day.
- Does → Does she have a pet?
- do not / don’t → We do not use smartphones in class.
中1定期テスト想定問題(5問)
※問題は以下の教育委員会の出題内容を参考にしています。
「ちばのやる気学習ガイド」英語1年生 – 千葉県教育委員会
【問題】
- 次の文を疑問文にしなさい。
- 次の文を否定文にしなさい。
- 三単現に直しなさい。
- He (go) to school by bike.
- コロケーションを使って英文を作りなさい。
- 「take / a picture / every weekend」
- 次の文の誤りを正しなさい。
【解答・解説】
- Is she your friend?
- They do not play soccer. / They don’t play soccer.
- goes → He goes to school by bike.
- He takes a picture every weekend.
- take a picture はセットで覚えるコロケーション
- I am playing tennis. または I play tennis.
- 「I am play」は文法的に間違い。現在進行形なら am + 動詞ing、現在形なら play
※もっと練習問題を解きたい人には以下の問題集がおすすめです。文法問題の基本演習を繰り返せます。
リンク
【ポイントまとめ】
- be動詞と一般動詞を混同しない
- 三単現の s / es / ies を正しく使う
- 否定文・疑問文では do / does のルールを忘れない
- 動詞+目的語はセットで覚えると自然な英文が書ける
まとめ
本記事では、中1英語で最重要の 動詞の基本ルールと使い方 をまとめました。
- be動詞 は am / is / are の使い分けと疑問文・否定文
- 一般動詞 は原形と三単現の s / es の使い分け
- 動詞+目的語のコロケーション で自然な英文を作る方法
- 否定文・疑問文の語順やよくあるミス
これらを例文で確認し、練習問題に取り組むことで、英語の文章を正しく書く力と話す力がぐっと伸びます。特に 定期テスト対策や日常会話 に直結する内容なので、何度も復習して身につけましょう。