歴史は「暗記教科」と思われがちですが、ただ年号や名前を丸暗記するだけではすぐに忘れてしまい、テストや入試で点を落としがちです。
実は、歴史は“流れ”と“背景”を押さえ、脳の記憶メカニズムに沿った方法で学ぶことで、効率よく定着させられます。
そこで本記事では、中学生が定期テストや高校入試で実力を発揮するための歴史の覚え方を、語呂合わせ・図解・アウトプット練習など具体的なテクニックとともに紹介します。勉強が苦手な人でも「歴史が得意科目になる」実践法をぜひ取り入れてください。
※なお、高校生向けの日本史の覚え方は以下の記事でくわしく解説しています。
高校生のための日本史の覚え方大全|定期テストも大学入試も必ず役立つ黄金ルート
なぜ“覚え方”が重要?中学生におすすめの学習スタイル
歴史は「事実を覚えること」だと思われがちですが、実際は「事実同士のつながり(原因と結果・流れ)」を理解できるかが点数の差になります。覚え方を工夫すると、短い時間で効率よく定着し、問題で応用できる力がつきます。
中学生におすすめなのは、
「意味を理解する → 自分の言葉で出力する → 間をあけて繰り返す(復習)」という理解→アウトプット→反復
の学習サイクルです。これを日常の勉強ルーティンに組み込むと、定期テストも入試対策も両方強くなります。
歴史が苦手になる原因とは?
歴史が苦手になる代表的な理由は次の通りです。
- 情報が断片的でつながっていない
名前だけ、年号だけをバラバラに覚えていると、どこに使うべき情報か分からず忘れやすい。 - 受動的に読むだけの勉強が多い
教科書をただ読む・ノートを書き写すだけでは脳に定着しにくい。 - 復習の間隔が短すぎたり長すぎたりする
一夜漬けで詰め込むと短期記憶には入るが、その後すぐ忘れる。 - 学ぶ順序や優先順位が定まっていない
重要事項と周辺知識を区別できず、効率が落ちる。 - モチベーションが続かない
「暗記作業」に感じると続かないので、学び方自体が負担になる。
名前や年号をただ覚えようとする非効率さ
名前や年号だけを丸覚えするのがなぜ非効率か、簡単に説明します。
- 意味づけがないと記憶が弱い
人間の記憶は「意味」や「ストーリー」と結びついたときに強くなる。名前だけだと「何のために重要か」が欠ける。 - 作業記憶の容量オーバー
無関係な年号や人物を大量に詰め込むと、脳の作業領域(短期記憶)が圧迫され、結局ほとんど忘れてしまう。 - 応用力が身につかない
テストでは単純な穴埋め以外に「なぜ起きたか」「どんな影響があるか」を問われる。名前だけ覚えても答えられない。
代わりにできること(具体策)
- 「誰が・何を・なぜ・どうなった」の4点セットで覚える。
例:人物A — 改革を行った(何を) → 理由は経済危機のため(なぜ) → 結果としてBが起きた(どうなった) → 年号はその流れの中で覚える。 - 年表は「大きな流れ→細部」の順で作る。
まず時代の区切り(○世紀〜○世紀)と主要な潮流を押さえ、細かい年号はその流れに紐づける。 - イメージ化(図・マンガ・ワンシーン)を使う。
名前や出来事を「場面」にして記憶すると忘れにくい。
覚えても定着しづらい丸暗記の落とし穴
丸暗記が落とし穴になる理由と、具体的な改善方法です。
丸暗記がダメな理由
- 浅い処理:ただ繰り返すだけの暗記は「浅い処理」で、長期記憶に移りにくい。
- 忘却曲線:復習しないと時間経過で急速に忘れてしまう。
- 利用できない知識:問題文の文脈に合わせて情報を引き出す力がつかない。
- 自信の低下:テストで思い出せない→自信を失い、学習意欲が下がる。
改善のための学習テクニック(すぐ使える)
- アクティブリコール(能動的想起):覚えたらすぐにノートを閉じ、自分で書き出す/口に出す。
例:教科書を読んだら「3分でその出来事を説明する」練習をする。 - 間隔反復(スペースド・リピティション):復習の間隔を徐々に広げる(1日後→3日後→1週間→2週間)。
手元のメモやフラッシュカードでスケジュール化すると効果的。 - 間違いを活かす(フィードバック):問題で間違えた箇所は、なぜ間違えたかを分析して答えを説明できるまで繰り返す。
- アウトプット中心の勉強:問題演習・友達に説明する・過去問を解く、を中心にする。
覚え方を変えると成績が上がる根拠
ここでは、中学生にも分かるように「なぜ」成績につながるのかを説明します。ポイントは主にテスト学習(testing effect)とエラーから学ぶ効果です。
認知科学で証明された「テスト学習」「エラーから学ぶ効果」
- テスト学習(Testing Effect)
単に読み返すより、「自分で思い出す(テストする)」ことで記憶は格段に定着します。つまり、問題を解いたり、自分に小テストを課したりする学習が最も強い記憶を作ります。具体的には、教科書を読んで終わりにするより、読んだ後に5問自分で作って解く方が長持ちします。 - エラーから学ぶ(Errorful Learning / Desirable Difficulties)
間違えること自体が悪いのではなく、「間違いを経験して、正しい情報でフィードバックを受ける」ことで学習効果が高まります。脳は誤りと正解を比較する過程で記憶の痕跡が強化され、次に同じ状況が来たときに正確に取り出せるようになります。だから低リスクで間違えられる場(セルフテストや友達とのクイズ)が重要です。 - 実践しやすい取り入れ方
- 5分間ミニテストを作る(自作問題) → 解く → 間違えた問題だけ解説を読み直す。
- 間違いノートをつくり、なぜ誤ったかを書き出す(キーワード、論点、年号の結びつけ方など)。
- 友達と交互に問題を出し合い、間違えたらその場で説明し直す(教えることで定着)。
小まとめ(中学生が今日からできること)
- 教科書を読んだら必ず3分で口頭説明をする(能動的想起)。
- 年表は「流れ」から作り、年号はその流れの中で覚える。
- 毎日5問のセルフクイズを作って解き、間違いはノートにまとめて復習する(スペースド・リピティション)。
“意味+背景”で理解して覚える記憶術
ただの丸暗記ではなく、「なぜその出来事が起きたのか」「その結果どうなったのか」まで一緒に覚えると、忘れにくく、応用問題にも対応できます。
「用語+意味+時代背景」をセットで記憶
理由
用語は「単語帳の単語」のように単独で覚えるよりも、背景や原因・結果と一緒に覚えると脳が関連付けて保存します。テストで「なぜ?」を聞かれても答えられるようになります。
方法
- 教科書の太字用語を見つける。
- その意味を自分の言葉で短く説明する。
- その出来事が起きた時代背景や原因を一行でまとめる。
- 可能ならその後の結果もセットで書く。
実例
- 用語:関税自主権の回復
意味:外国と結んだ不平等条約の関税を日本が自分で決められるようになること
背景:明治時代、日本は外国との不平等条約を改正するため交渉を続けていた
結果:1911年、日米通商航海条約改正で完全回復
マインドマップで歴史の流れを視覚化
理由
脳は「図・色・位置」の情報を同時に処理するほうが記憶に残りやすい。マインドマップは、歴史の出来事を全体像の中の位置で覚えられます。
方法
- 白い紙の中央にテーマを書く(例:「明治時代」)。
- そこから枝を伸ばし、政治・経済・文化などの分野ごとに分ける。
- 各枝の先に人物や出来事を配置し、年号や特徴を色ペンで追加。
- 図の形ごと覚えることで、脳内に「地図」ができる。
実例
- 「江戸時代」マインドマップ
中心:「江戸時代」
枝① 政治改革 → 徳川吉宗(享保の改革)→ 物価安定政策
枝② 外交 → 鎖国政策 → 出島貿易
枝③ 文化 → 化政文化 → 浮世絵、俳諧
物語的・ストーリー型で流れを押さえる
理由
人間の脳は「ストーリー」で覚えたことを忘れにくい。年号や人物も、物語の登場人物や事件として位置づけると、流れを自然に覚えられます。
方法
- 大きな時代ごとに「始まり→きっかけ→結果」という三幕構成を意識する。
- 人物を登場人物に見立て、会話や行動を想像する。
- 出来事同士を「因果関係」でつなげて説明する練習をする。
実例
- 幕末物語バージョン
黒船来航(きっかけ)→ 開国の圧力 → 政府の動揺(ペリーとの交渉)→ 尊王攘夷運動の高まり(結果)→ 明治維新へ
“語呂・歌・イメージ”で忘れない工夫
暗記を遊び感覚でできると、記憶が長持ちしやすく、勉強のストレスも減ります。
語呂合わせの上手な使い方
理由
数字や名前は意味がないと覚えにくいが、語呂で関連付けると脳が「意味あり情報」として保存する。
方法
- 語呂は自分が面白い・印象的と思えるものを作る(既存の語呂も可)。
- 語呂を覚えるだけでなく、元の年号や出来事と必ずセットにして確認する。
- 一度声に出して笑えるぐらいの語呂は特に強い。
実例
- いい国作ろう(1192年)→ 鎌倉幕府成立
- 以後よく広まる(1584年)→ 小牧・長久手の戦い
替え歌・メロディで覚える!中国王朝・人物名の歌詞例あり
理由
メロディは長期記憶に強く残り、歌詞と結びつくことで情報も一緒に思い出しやすくなります。
方法
- 知っている曲(童謡やCMソング)を使う。
- 出来事や王朝名をリズムに合わせて並べる。
- 歌詞カードを作って何度も歌う。
実例(中国王朝順)
♪ 夏→殷(いん)→周→春秋戦国〜♪
秦→漢→三国(魏・蜀・呉)→晋→南北朝→隋→唐→五代十国→宋→元→明→清
(「線路は続くよどこまでも」の曲に合わせる)
情景×ユーモア×五感——イメージで記憶に残す技術
理由
脳は「おかしい」「強い感情を伴う」「五感に関連する」情報を特別に記憶します。
方法
- 出来事を一枚の絵やシーンとして想像する(絵日記感覚)。
- 匂いや音、温度などの感覚を加える。
- 少し笑える・突飛な設定にするとさらに定着しやすい。
実例
- 平安時代の遣唐使廃止(894年)を覚える場合
「白紙(894)に戻す」と覚えるだけでなく、白い紙を海に投げ捨てる菅原道真の姿を想像し、波や風の音も思い浮かべる。
※なお、社会のおすすめ問題集を以下の記事で紹介しています。
社会のおすすめ問題集
1週間実践スケジュール|意味+背景記憶法
Day 1:テーマ選定&背景把握
- やること
- 学習範囲の中から 1つの時代または単元(例:鎌倉時代)を選ぶ
- 教科書・参考書でざっと通読(まだ暗記しない)
- 「人物・出来事・理由(背景)」をノートに3列で書き出す
- ポイント
- 背景(なぜ起こったのか)を1〜2文でまとめる
- 図や矢印を入れて流れを見える化
Day 2:用語+背景の関連づけ
- やること
- Day 1で作ったノートを見ながら、用語と背景を声に出してセットで説明
- 重要人物は、性格やエピソードも追加
- 時系列で並べた「簡易年表」を作る
- ポイント
- 例:「1192年 鎌倉幕府成立 → 源頼朝が武士政権を確立 → 朝廷と武士の二重支配」
Day 3:マインドマップ作成
- やること
- 中心に「時代名」を書き、枝に人物・出来事・背景をつなげる
- 出来事同士に矢印を引き、因果関係を見える化
- ポイント
- イラストや色を使い、脳に「視覚のフック」を作る
- 背景部分は吹き出しにして目立たせる
Day 4:ストーリー化&口頭説明
- やること
- 選んだ範囲を「物語」として説明できるように練習
- 家族や友達に5分間で話す(ノートを見ずに)
- 話せなかった部分をチェックし、背景メモを追加
- ポイント
- 自分の言葉で言い換えるほど記憶は強固になる
- エラーを直すことで理解が深まる(エラー駆動型学習)
Day 5:セルフクイズ&語呂補強
- やること
- 年号や固有名詞を覚えるため、語呂や関連イメージを追加
- 5〜10問の自作クイズを作って解く
- ポイント
- 例:「1192年 いい国作ろう鎌倉幕府(→背景:武士の台頭)」
- クイズは翌日も再利用
Day 6:背景→出来事の逆引き練習
- やること
- 背景だけを見て出来事を答える練習
- 出来事から背景を説明する逆パターンも行う
- ポイント
Day 7:総復習&模擬説明会
- やること
- ノート・マインドマップ・語呂を見直し
- 家族や友達に「時代の流れ」を10分で説明
- 説明後に相手から質問をもらい、答えられなかった部分を修正
- ポイント
- この日までに「背景と出来事をセットで即答」できる状態にする
効果的に進めるための補足
- 時間配分:平日30分〜40分、休日60分以内でOK
- 復習タイミング:Day1で学んだことはDay2・Day4・Day7で再確認(忘却防止)
- 使う道具:教科書・ワーク・色ペン・A3用紙(マインドマップ用)
これなら1週間で1時代を丸ごと「意味+背景」で理解&記憶できます。
この形式をテスト範囲に合わせて繰り返せば、2〜3週間で得意単元が大幅に増えます。
アウトプット中心の学習法で定着を加速
「覚える」だけのインプット中心の勉強は、すぐ忘れるリスク大。
脳は「引き出す(アウトプット)」ことで記憶を強化します。
音読・声に出して覚える効果(黙読より記憶に残る)
理由
音読は、目・耳・口・発声筋肉の複数の感覚を同時に使うため、黙読より記憶が多層的に保存されます。
方法
- 教科書やまとめノートを立って声に出して読む。
- 人名・年号などは語呂やリズムをつけて読み上げる。
- 1回10〜15分を集中して行い、何度も繰り返す。
実例
- 「聖徳太子は推古天皇の摂政となり…」と文章ごと音読し、節目で軽く区切る。
- 語呂(「鳴くよウグイス平安京」)は声に抑揚をつける。
友達や家族に教えるアウトプット学習の効用
理由
誰かに説明する過程で、自分の理解不足が浮き彫りになり、理解→再整理→記憶の固定が進みます(これを「ティーチング効果」と呼びます)。
方法
- 家族や友達に5分だけ「今日覚えた歴史」を話す時間を作る。
- 聞き手から質問してもらい、答えられなければ再確認。
- 説明を簡潔にできるように練習する(試験本番の要約力も鍛えられる)。
実例
- 「今日は明治時代の外交について説明するね」とテーマを宣言。
- 家族から「なぜ条約改正に時間がかかったの?」と聞かれ、理由を答える。
繰り返しテスト(セルフクイズ)のメリット(エラー駆動型学習)
理由
認知科学の研究では、「答えを思い出そうとして間違える」経験も記憶を深める効果があるとわかっています(エラー駆動型学習)。
方法
- 教科書の範囲を自分で問題化(または既存のワークを活用)。
- できるだけ答えを思い出してから答え合わせ。
- 間違えた理由をノートにメモし、次の復習で重点的に確認。
実例
- 「鎌倉幕府が成立したのは何年?」と自分にクイズ。
- 答えを間違えたら(例:1185年と勘違い)、「源頼朝が征夷大将軍になった年が1192年」と整理して覚え直す。
毎日の学習に取り入れたい“具体的ルーティン”
毎日の習慣化が、テスト前の詰め込みよりも効果的。
短時間でも繰り返し行うことが記憶定着のカギです。
ワークや教科書は2〜3周が基本!間違い分析も忘れずに
理由
1回で覚えられる情報は少なく、複数回繰り返すことで初めて定着します。さらに間違えた箇所の原因を分析すると効率が上がります。
方法
- 1周目:内容をざっと理解しながら解く。
- 2周目:間違えた問題に集中して復習。
- 3周目:全問を短時間で解き直し、弱点がなくなるまで回す。
実例
- 1周目で40点 → 2周目で70点 → 3周目で90点以上を目標にする。
短時間に分けて何度も復習する反復法(20分×3回など)
理由
脳は「短い間隔の繰り返し」で記憶を強化するため、1回長時間やるより、複数回に分けたほうが効率的です。
方法
- 勉強を1日3回(例:朝・夕方・寝る前)に分ける。
- 1回は20分程度で集中。
- 同じ範囲を間隔を空けて繰り返す。
実例
- 朝20分:昨日の内容を音読復習
- 夕方20分:学校で習った内容を整理
- 夜20分:今日やった範囲を暗記カードで確認
暗記カード・アプリ活用でゲーム感覚の学習
理由
暗記カードや学習アプリは、ゲームのように得点やレベルアップを感じながら進められるため、モチベーション維持につながります。
方法
- 紙の暗記カードに「用語(表)」と「意味+背景(裏)」を書く。
- アプリ(Anki、Quizletなど)を使ってスマホで小テスト。
- 間違えたカードだけを重点的に復習。
実例
- 通学時間にアプリで10問クイズ → 帰宅後に間違えた3問だけカードで復習。
- 友達と暗記カードで「バトル」形式にして勝負。
楽しく学んで記憶に残す“教材とメディア活用術”
教科書だけの学習は単調になりがちですが、興味や感情が動くと記憶は定着しやすくなります。
歴史はストーリー性があるため、映像・漫画・ドラマを使うと効率的です。
歴史漫画・映像教材の効果と選び方
理由
- 文字だけでは想像しにくい人物の表情や生活の様子が、絵や映像によって視覚的に理解できる。
- 感情移入が起きると「記憶のフック」が作られ、忘れにくくなる。
選び方
- 教科書対応型(例:「学習まんが日本の歴史」)は入試範囲を網羅していて安心。
- 時代ごとにストーリー重視型の漫画や動画は、興味を持ちやすい。
- 解説付きの映像教材(NHK for Schoolなど)なら理解が深まる。
使い方例
- 授業前に漫画であらすじを読んでおくと、授業理解度がアップ。
- 試験直前は映像教材で流れを一気に復習。
ドラマ・映画で「興味→理解→記憶」につなげる工夫
理由
歴史ドラマや映画は、当時の背景や人物関係を感覚的に体感できるため、「なぜその出来事が起こったのか」を理解しやすくなります。
工夫
- ただ観るだけでなく、登場人物や出来事をメモしながら視聴。
- 観終わったら、気になった場面を教科書や参考書で確認。
- 家族や友達と内容を語り合い、アウトプット学習につなげる。
実例
- NHK大河ドラマを見て、興味を持った人物について調べ、テストの記述問題で活用。
- 映画『日本のいちばん長い日』を観て、太平洋戦争の終結までの流れを整理。
モチベーションを保つ工夫:興味のある人物やテーマからスタート
理由
興味のある人物や事件から学び始めると、「もっと知りたい」という内発的動機が生まれ、継続力が高まります。
方法
- 推し人物を1人決めて、その生涯を深掘り。
- 興味あるテーマ(戦国時代の城、幕末の外交など)を切り口に学ぶ。
- 関連する時代全体へと学習範囲を広げる。
実例
- 織田信長好き → 信長関連の出来事を調べる → 戦国時代全体の流れを理解。
- 幕末の坂本龍馬に興味 → 龍馬が関わった事件を起点に江戸時代末期を学習。
歴史を得意にできた中学生の例
実際の中学生の成功事例は、読者のモチベーションアップにも直結します。
定期テストで点数UPした中学生の例
ケース1:暗記嫌いだったAさん
- 漫画とマインドマップで流れをつかむ学習に変更。
- 家で家族に歴史を説明するアウトプット習慣を追加。
- 2学期中間テストで歴史が40点→80点に。
ケース2:年号覚えが苦手だったBさん
- 語呂合わせとアプリで反復学習。
- 朝10分・夜10分の短時間学習を毎日継続。
- 模試で偏差値が5ポイントアップ。
家庭でのフォローの方法【保護者の方向け】
効果的なサポート法
- 聞き役になる
子どもが歴史を説明したら、合いの手や質問で促す。 - 教材の選択を一緒にする
漫画・映像などを子どもの興味に合わせて選定。 - 学習の習慣化を支援
20分×2回の勉強タイムを生活スケジュールに組み込む。
注意点
- 無理に詰め込みさせず、楽しく学べる雰囲気を保つ。
- 点数よりも「理解度」「興味の広がり」を褒める。
まとめ
歴史を得意にするポイントは、「意味と背景を理解」「視覚や物語で流れをつかむ」「アウトプットで脳に定着させる」の3つです。
語呂合わせや漫画・映像教材を使えば、記憶のフックが増え、勉強が楽しくなります。さらに、毎日のルーティンに短時間の反復復習やセルフクイズを取り入れれば、テスト直前でも焦らない力が身につきます。
今日から1つでも実践を始めれば、次の定期テストや入試で必ず差がつくはずです。
以下のリンクは難関受験に強いZ会の案内です。リンク先で資料請求ができます。
Z会 中学生コースの案内
Z会 高校講座の案内
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