「子どもが家で遊びながら日本地図を覚えられるものはないかな?」
こういったご希望をお持ちの保護者の方は多いのではないでしょうか。
都道府県だけで47あり、それぞれの名産や主要な川・山脈・平野も覚えるとなると、かなりの量になります。
そのため、小学校の社会の授業に登場する前にある程度覚えておくよう準備するのが現在の標準的なスタイルになっています。
ただ、いざ選ぶとなると「どれが良いのか」「うちの子に合いそうなのはどれか」で迷ってしまいますよね。
ドリルを使って覚えるとなるとハードルが高そうですし、語呂合わせの歌で覚えるにしても場所を覚えられない。そんなときはパズルがおすすめです。
遊びながら覚えられますし、何より「楽しいので自分から取り組んでくれます」。
そこで、小学校入学前や小学校低学年の子どもの保護者の方向けに、楽しみながら(しっかり)日本地図を覚えられるおすすめのパズルを紹介します。
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ここでは10種類のパズルを紹介します。
地名などが漢字で書かれていてもフリガナが振られているので、ひらがなが読める子なら1人で遊べるようになります。
ひらがなが読めなくても形で覚えられる(パズル)ので、遊び慣れるまで保護者の方が一緒に遊んであげるとじきに慣れます。
最初に紹介するのは学研のパズルです。
B4サイズで、リビングの壁などに貼るポスターより小さめの収納に便利なサイズです。フルカラーなので色と一緒に印象付けられて記憶に残りやすいようです。(ただし、色はランダムのようです。)
付属の袋に入れるだけでお片付けできます。
なお、日本が縦長なので北海道は右上ではなく左上にポツンと移動させられていますが(…)、おかげで収納ボックスに収まりきります。
また、「島根県・石見銀山」「静岡県・お茶」のように都道府県ごとに有名な地形や特産品を1~2つずつ掲載してくれています。
メーカー:学研
対象年齢:4才以上
つづいても学研の日本地図パズルです。
先ほど紹介した「日本列島(学研)」の約2倍の大きさで、木製です。
厚みのあるしっかりした作りですから、香川県や大阪府のようにコンパクトな都府県が行方不明になる心配がほとんどありません。ピースどうしが触れ合う「カチッ」と「コツッ」の間くらいのまろやかな音も木育に良いです!
パズルボードが折りたたみ式になっているので、遊び終わったらピースをボードに入れて折りたたんですべて収納して片づけられます。ピースがなくなりにくく、未就学児や小学校低学年の子にとっても片づけやすいのもうれしいポイントです。
また、東北地方・関東地方・中部地方など地方ごとに色分けされており、地方名とその地方にある都道府県を大まかな場所ごとに覚えやすいのも特徴です。
特産品や名所も都道府県ごとにまとめてくれており、クイズ形式で覚えていくと楽しく記憶できます。
メーカー:学研
対象年齢:5才以上
つづいてはくもんの日本地図パズルです。
このパズルは地方ごとに色分けされているので、地方の名称と場所も一緒に頭に焼き付けられます。
特におすすめポイントなのが、色分けされた日本地図だけでなく、色分けされていない日本地図バージョンでも遊べるという点です。
ある程度慣れてきたら、ちょっとむずかしくされたバージョンでも正しく思い出す練習ができます。2回楽しめますし、ちょっとだけ難易度が上がるので子どもがゲーム感覚でチャレンジできます。
ちょっとレベルが上がるものに遊び感覚でチャレンジさせる(チャレンジしたい!という気持ちを育てる)のは公文ならではですね。
ちなみに、ピースがゴールドに輝くタイプのものもあります↓(世界遺産のすごろくもついています)
メーカー:くもん
対象年齢:5才以上
5~10才くらいの子に人気のドラえもんのシリーズです。日本列島にマグネットを貼り付ける方式です。
覚えてきたら「目隠しシール」で都道府県名を隠し、クイズ形式で暗記もできます。
遊びから勉強への橋渡しとしても便利です。
おすすめポイントは、都道府県の特色にあわせてドラえもんのデザインが変わる点です。「ドラえもんがどう変わったか」が印象に残るため、そのままその都道府県の印象もつくれます。
なお、B4サイズくらいのため1ピースが小さいです。
メーカー:小学館
学研、くもん以外に酒井産業の木製日本地図パズルも人気です。
ほかの木製パズルにくらべて薄く、扱いやすいです。サイズも非常にコンパクトで、ほかのパズルがB4以上のサイズなのに対して酒井産業の木製日本地図はA4よりもやや小さいくらいです。
その分、木製なのにお手頃価格です。
都道府県ごとに色分けもされていますし、なまはげなども地図に描かれていてどの辺りの地域で何が有名なのかも一緒に覚えられます。
他の日本地図に比べて細かい情報が少なめなので、日本地図を覚えるハードルが低めです。
メーカー:酒井産業
対象年齢:3才以上
パズルではありませんが、お風呂に貼れる地図です。毎日眺めて覚えられますし、親子で一緒に入るときに話題にすると、子どもも楽しく覚えられます。
各地の名産品なども載っています。
パズルで覚えた都道府県や名産をお風呂場で思い出してクイズ当てするなど、パズル+ポスターのダブルで覚えやすいです。
日本地図パズルにはたくさんの種類があります。どうやって選ぶと良いか、おすすめの方法を紹介します。
パズルを家の中のどこで使いたいかで選んでみましょう。
リビング…片づけやすいさ、壁に貼りやすさ、大きさ
お風呂場…壁に貼れる、カビにくさ
ほかにも、はがしやすい・また貼りやすいといった点の重要度も、使う場所や用途によって変わります。
パズルは貼っておくだけでも効果がありますが、親子で会話すると子どもがさらに興味を持ちやすくなります。
親子の間で話しやすいものを選ぶと便利です。
例えば可愛いイラストがあると子どもが興味を持ちやすいですし、都道府県の形を動物などにたとえているものだと親子でクイズを出しやすくなります。
中学受験を予定されているご家庭では、日本地図をみて各都道府県の名産や地形も覚えられると便利です。
文化遺産や天然記念物の写真を載せている日本地図パズルもあります。
都道府県名以外にどのような情報が載っているかで選んでみましょう。
日本の都道府県は小学校4年生で習います。4年生までにある程度覚えておくのがおすすめです。
特に中学入試を予定されている方は、幼児や小学校低学年の間にしっかり日本地図を覚えておくと社会の勉強をしやすくなります。
日本地図をどこまで覚えておくのが良いか、まとめました。
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まず、都道府県の名前と場所を覚えておきましょう。白地図をみて北から順に「ここは山形県!」のように言えるようになるのが理想です。
そこまで正確ではなくても、「山形と宮城がこの辺りで横に並んでいる」のように言えると良いですね。
都道府県の名前と場所を覚えるときに、一緒に名産や名所も覚えるようにしましょう。
「山形県!」といえたら、「山形県で有名な果物は?(さくらんぼ)」のように聞いてあげると、都道府県の名前・場所と特徴を一緒に覚えられます。
場所を覚えるときに、その都道府県が海沿いなのか内陸なのかの印象も覚えておきましょう。
場所を覚えれば海・陸も一緒に覚えられそうな気がしますが、意外と記憶に残らない子が多いです。
海沿い・内陸は、主要な工業地帯・工業地域があるのか、抑制栽培をしているのかなどを勉強したときに非常に役立ちます。
地形が産業に大きな影響を与えているので、どういう地形なのかを軽く(海か山か)印象にとどめておくだけで、その後の入試勉強に大きな違いが生まれます。
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学研の日本地図パズル、公文の日本地図パズル(紙製、木製)、ドラえもんの日本地図パズル、酒井産業の木製日本地図パズルを紹介しました。
どれも共通しているのは「子どもが毎日遊びながら覚えられる」「都道府県が色分けされている」「都道府県ごとの特色も載っている」という点です。
小学校の先取りはもちろん、中学入試対策としても日本地図の暗記はとても大事です。
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