中学社会の定期テスト対策のために、よく出る問題を一問一答にまとめました。
今回は公民の「現代社会のきまり」です。
どちらでも活用できます。
社会は丁寧に覚えれば誰でも高得点をねらえます。早めに勉強して、社会を得意にしておきましょう!
※関連記事:中学社会の勉強法:定期テストで70点、90点を取れる暗記方法と勉強の仕方
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(1)家族や学校、地域社会のように私たちが所属する集団を何というか。
(2)社会集団のなかで、人が最初に出会う親密な集団を何というか。
(3)人間は社会集団に所属し、そのなかで社会的ルールを学ぶ。このことから何的存在と言われるか。
(4)社会集団では考え方や求めているものが違ったときに対立が起こり、話し合いをして解決策を見出そうとする。このようにして解決策を見つけることを何というか。
(5)対立を解消するため、時間や労力の無駄がない解決策を考える判断基準を何というか。
(6)対立の解消の際に、解決策の決定に全員が同じ機会を与えられ、特定の人に有利・不利になっていないかを考える際の判断基準を何というか。
(7)対立などのトラブルを防ぐため、集団内や集団間でルールがつくられる。このルールを何というか。
(8)お互いが合意した内容を書面にまとめ、権利と責任・義務を明確にしたものを何というか。
(9)利害関係者の双方が満足する利益を得ることをアルファベットで何というか。
(10)合意を得るための話し合いで、反対する人が一人もいない解決策を求める方法を何というか。
(11)合意を得るための話し合いで、多数派の人たちの意見を解決策として採用する方法を何というか。
(12)多数決で解決策を決める際に、特に気を付けないといけないことは何か。
(13)解決策を決める際に、全員が参加できるようなプロセスにすることを何の公正さというか。
(14)解決策を決める際に、参加する機会を不当に制限されたり、正当な理由もないのに決まった結果を得られないようにすることを何の公正さというか。
(15)全員で決めた決まりであっても、実態に合わなくなってきたら変更する必要がある。変更の必要があるかどうかを確認することを何というか。
(16)決まりの見直しをする際に、実態に合っているかどうかを確認することを何というか。
(17)いろいろな立場や状況にある人が、お互いの多様性や価値観を認め合ってともに生きる社会を何というか。
(1)社会集団
(2)家族
(3)社会的存在
(4)合意
(5)効率
(6)公正
(7)決まり
(8)契約
(9)Win-Win
(10)全会一致
(11)多数決
(12)少数意見の尊重
(13)手続きの公正さ
(14)機会や結果の公正さ
(15)見直し
(16)評価
(17)共生社会
中学公民の範囲で出てくる「決まりをつくる目的」には、混乱や衝突などのトラブルを避けて円滑に物事が運ぶようにするというものがあります。
採決の仕方はさまざまで、それぞれ長所・短所があります。一覧にまとめました。
それぞれ、「意見の反映度」と「決定までの時間」の2つの軸で表しています。
決め方 | 長所 | 短所 |
全員で話し合う | 全員の意見を反映できる 意見の反映度(★★★) | 決めるのに時間がかかる 決定までの時間(★☆☆) |
代表者どうしで話し合う | ・全員の意見をある程度反映できる 意見の反映度(★★☆) ・決めるのにそれほど時間がかからない 決定までの時間(★☆☆) | 反映されない意見もある 意見の反映度(★★☆) |
一人で決める | 決めるのに時間がかからない 決定までの時間(★★★) | 反映される意見が限られる 意見の反映度(★☆☆) |
全会一致 | 全員が納得できる 意見の反映度(★★★) | 決めるのに時間がかかる 決定までの時間(★☆☆) |
多数決 | 決めるのにそれほど時間がかからない 決定までの時間(★★☆) | 少数意見が反映されにくい 意見の反映度(★★☆) |
解決策を決めるのに「効率」と「公正さ」は重要な指標になります。「公正さ」は「手続きの公正さ」と「機会や結果の公正さ」に分かれており、その違いが少々分かりにくいかもしれません。
大まかに下記の順番でとらえておきましょう。
機会の公正さ → 手続きの公正さ → 結果の公正さ
機会の公正さは、「何かを決めるための手続きに参加する機会」の公正さを指します。
例えば生徒会役員を決めるのに、バスケ部の大会がある日に選挙が実施されるとします。この場合、バスケ部の部員は選挙に参加できません。「選挙に参加する機会がない」という状況です。
これは不公平なので、「全員が参加できる日」に選挙を実施しましょうというのが「機会の公正さ」です。
全員が参加できる日に生徒会役員選挙が実施されるようになったとします。普通なら生徒全員が選挙に参加できるはずです。
ところが、「社会の定期テストで90点以上取っている生徒だけ選挙権がある」とされたらどうでしょうか。不公平ですよね。テストで0点でも100点でも、その学校の生徒であることに変わりありません。
そこで、テストの点数やほかの条件なく、その学校の生徒なら「全員が選挙に参加できる条件」にしましょうというのが「手続きの公正さ」です。
生徒会役員を決める選挙が行われました。Aさん、Bくん、Cさんが選ばれたとします。
そのとき、学校の先生が「Cさんは足が速いから生徒会じゃなくて体育委員をしなさい」と、結果をくつがえしたとします。
公正な手続きで選ばれた結果なのに、横やりを入れてその結果を変えちゃったら機会の公正さ・手続きの公正さは何だったんだという話になります。
正当に選ばれた人がきちんと生徒会役員をする。これが「結果の公正さ」です。
まとめると、「機会の公正さ」があり、「その機会を全員に与えられる手続きの公正さ」があり、「公正な手続きの結果を全員が受け入れる結果の公正さ」がある。という順番になります。
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※関連記事:社会の定期テスト対策の仕方
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中3の公民の勉強法を紹介します。
公民は[暗記7割+理解3割]です。
公民を得意にしている中学生は非常に少ないです。その大きな理由の1つが「用語の難解さ」です。公民で出てくる用語は分かりづらいものが多いです。
自分に分かりやすい言葉に言いかえて理解しましょう。
たとえば、「立憲主義」という用語が教科書や問題集で出てきます。
立憲主義とは、「国民の人権が国家権力でおびやかされないように憲法で保障すること。人の支配ではなく、法の支配を目指すこと。」を指します。
この説明を読んで理解できる中学生はあまりいないのではないでしょうか。理解できない説明を覚えたところで問題は解けません。
この用語を、たとえば下記のように変換します。
「憲法をつくって、みんな憲法に従うようにすること。
×:人の支配、〇:法の支配」
このような簡単な理解で十分です。
ピンとこない用語はすべてこんなふうに読み替えます。読み替えられないときは、保護者の方や社会が得意な友だち、学校の先生に聞いてみましょう。
公民は、現代の私たちの生活に関連している内容がたくさんあります。
選挙制度、経済のしくみ、地域紛争、子どもの人権を守る条約など。
これらはよくニュースになるので、普段からニュースにふれておくと理解しやすくなります。
1人で勉強していると、下記のようなことがあります。
こういうときの対策方法を3つお伝えします。
社会は暗記科目です。暗記するには、繰り返しの学習と視覚記憶が有効です。
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定期テスト対策や高校入試対策の王道として、塾の活用を考えてみましょう。
子どもは「人からの影響」を強く受ける時期にいます。
といったメリットが塾にはあります。
時期や生徒の学習状況・志望校・学力目標に応じて必要なカリキュラムを考えても、肝心の本人が実行しなければ(実行し続けなければ)効果は薄くなります。
「人からの働きかけ」と「学習環境」によって子どもの学習行動や意識は変わります。
※関連記事:塾はいつから通う?費用は?
こういうときは、家庭教師が便利です。特に受験直前期に家庭教師を活用する方が多くなります。
また、最近ではオンライン家庭教師の優位性がかなり際立ってきています。
普段は塾や予備校で教えている指導者がプロ家庭教師として活躍しています。オンラインなので、移動圏外に住んでいる人がちょっと空いた時間に授業をしています。
トップクラスの実績を持つプロ講師に教われば、1人であれこれ工夫するより5倍10倍早く、的確にポイントを押さえた学習ができます。
特に社会はプロと学生で指導力に大きな差が表れる科目です。「暗記科目」だと思うと興味がわきにくいかもしれませんが、プロが教えると興味を持つようになって楽しく勉強できるようになることがよくあります。
※関連記事:プロ家庭教師と学生家庭教師の違い
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