中学社会の定期テスト対策のために、よく出る問題を一問一答にまとめました。
今回は公民の「裁判所の仕事」です。
どちらでも活用できます。
社会は丁寧に覚えれば誰でも高得点をねらえます。早めに勉強して、社会を得意にしておきましょう!
※関連記事:中学社会の勉強法:定期テストで70点、90点を取れる暗記方法と勉強の仕方
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(1)国家の強制力をともなう社会規範で、人々の生活や社会の秩序を守るための決まりを何というか。
(2)法を適用して争いごとを解決することを何というか。
(3)司法の仕事を担当している機関を何というか。
(4)裁判所の種類を5つ答えてください。
(5)裁判所のうち高等裁判所・地方裁判所・家庭裁判所・簡易裁判所をまとめて何裁判所というか。
(6)裁判で判決が下されても合計3回まで裁判を受けることができる制度を何というか。
(7)第一審の判決後に第二審を求めることを何というか。
(8)第二審の判決後に第三審を求めることを何というか。
(9)三審制を採用しているのはなぜか。
(10)裁判官が自らの良心に従い、憲法と法律にのみ従って裁判を行う原則を何というか。
(11)人と人、会社と人といった私人間の争いについての裁判を何というか。
(12)法律や条令に違反した人に刑罰を与えるかどうかと刑罰の内容を決める裁判を何というか。
(13)民事裁判で裁判所に訴えを起こす人を何というか。
(14)民事裁判で訴えられた側の人を何というか。
(15)刑事裁判で裁判所に訴えを起こす人を何というか。
(16)刑事裁判で訴えられた側の人を何というか。
(17)刑事事件では、逮捕・捜索には裁判官が発する書状が必要である。この書状を何というか。
(18)刑事裁判で被告人の側に立ち、被告人の利益を守るために弁護をする人を何というか。
(19)社会の変化に伴い、裁判にも変化が求められるようになっている。そこで、司法制度を自由かつ公正なものにして国民に受け入れられやすいものにするために改革が行われている。この改革を何というか。
(20)司法制度改革の1つで、法制度に関する情報提供や無料の法律相談を受けられる機関を何というか。
(21)司法制度改革の1つで、地方裁判所で扱う重大な刑事事件について、無作為にくじで選ばれた国民が裁判官と一緒に裁判を行う制度を何というか。
(22)国の権力が1か所に集中しないよう、3つの機関に分けて担当する仕組みを何というか。
(23)三権分立の三権を答えてください。
(24)三権分立について、①立法権を担う機関、②行政権を担う機関、③司法権を担う機関をそれぞれ答えてください。
(25)最高裁判所の裁判官が、その職責にふさわしいかどうか国民投票によって審査される制度を何というか。
(26)国民審査が行われるのはどのようなタイミングか。
(27)法律や国の行為が憲法に違反していないかどうかを裁判所が審査する制度を何というか。
(28)違憲審査権はどの裁判所が持っているか。
(29)最高裁判所は違憲審査の最終決定権を持っていることから、何と呼ばれているか。
(1)法
(2)司法(裁判)
(3)裁判所
(4)最高裁判所・高等裁判所・地方裁判所・家庭裁判所・簡易裁判所
(5)下級裁判所
(6)三審制
(7)控訴
(8)上告
(9)(裁判を慎重に行い間違った判決を防いで)人権を守るため
(10)司法権の独立
(11)民事裁判
(12)刑事裁判
(13)原告
(14)被告
(15)検察官
(16)被告人
(17)令状
(18)弁護人
(19)司法制度改革
(20)日本司法支援センター(法テラス)
(21)裁判員制度
(22)三権分立
(23)立法、司法、行政
(24)①国会、②内閣、③裁判所
(25)国民審査
(26)衆議院議員総選挙の投票日
(27)違憲審査権
(28)すべての裁判所
(29)憲法の番人
日本の裁判制度に「三審制」という制度があります。1つの事案について3回まで裁判を受けられるという制度です。
一度判決が下されても、その判決に納得できなければ1つ上の階級の裁判所に「もう一度裁判をしてください」とお願いできます。
このお願いのことを控訴あるいは上告といいます。
3回まで裁判を受けられるようにしている理由は、ずばり「人権を守るため」です。
裁判官も人間ですから、判断を間違えるときもあります。
判決に不服がある場合、裁判所に自分の主張が十分伝わっていないと感じる場合には、控訴(上告)をして上級の裁判所に訴えます。
証拠や証言を見直したり裁判の進め方を変えたりして、もう一度裁判を行います。
その結果、判決が変わらない場合もありますし変わることもあります。
簡易裁判所や地方裁判所から高等裁判所に控訴(上告)されたあと、3回目の審理は最高裁判所で行われます。
最高裁判所が最後の裁判所で、ここで下された判決は不変です。
裁判所には2種類あります。最高裁判所と下級裁判所です。
さらに下級裁判所は担当する裁判の種類によって4つに分かれています。
裁判所の種類 | 担当する裁判の種類 | 設置されている場所 |
高等裁判所 | 主に控訴や上告があったときの第二審を行う | 主要都市に設置されている。 全国に8か所ある。 |
地方裁判所 | 民事裁判や刑事裁判 | 各都府県に1か所ある。 北海道は広いので4か所ある。 合計で全国50か所。 |
家庭裁判所 | 少年事件など | 地方裁判所と同じ都市に設置されている。 全国50か所。 |
簡易裁判所 | 交通違反などの軽犯罪や請求額の少ない民事裁判 | 全国438か所。 非公開で行われ、「調停」という当事者同士の話し合いで解決する手段も用意されている。 |
裁判所が何か所あるのかを覚えておく必要はありませんが、設置されている場所と担当する裁判をイメージできるようにしておきましょう。
裁判には2種類あります。民事裁判と刑事裁判です。
裁判所に「訴えた側の人」と「訴えられた側の人」の呼び方が裁判の種類で変わります。表にまとめました。
訴えた側 | 訴えられた側 | |
民事裁判 | 原告 | 被告 |
刑事裁判 | 検察官 | 被告人 |
定期テスト対策としておすすめの社会の問題集を5冊紹介します。
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※関連記事:社会の定期テスト対策の仕方
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授業で学ぶ内容をくわしくていねいに解説。サイドに盛り込まれた追加情報が理解を助けます。章末には「定期テスト予想問題」があり、テスト前に本番さながらの練習をすることができます。巻末には「入試レベル問題」があるので、最後に力試しをしてみましょう。●勉強のやり方や、学校生活もサポート
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くり返し使えて手軽に持ち運べるミニブックは、重要用語がまとめて確認できるので、テスト前の最終チェックに最適です。
出版社:増進堂・受験研究社
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○ 3段階式でレベルアップ
標準レベル・応用レベル・難関レベルの3段階式でレベルアップしながら,定期テスト対策及び難関校の入試対策ができる問題集です。
・ステップA…教科書レベルの標準問題で構成。
・ステップB…公立高校・標準的な私立高校入試レベルの応用問題で構成。
・ステップC…難関私立・国立高校入試レベルの問題で構成。
・総合実力テスト…巻末に設けた実戦形式のテスト。○ くわしい解答・解説
増進堂・受験研究社より引用
解答編は,解答及びくわしい解説・解き方を設け,レベルの高い問題でもしっかり理解できるように説明しています。
つづいて紹介するのは、難関国公私立入試対策の定番である「最高水準問題集」です。
難問をメインに構成されており、学校のテストで80-90点を安定して取れている人が入試に向けてレベルアップをするのに最適です。
「最高水準問題集」と「最高水準問題集 特進」に分かれており、「特進」のほうが難問ぞろいです。
歴史↓
歴史 特進↓
地理↓
地理 特進↓
公民↓
高校入試対策用↓
出版社:文英堂
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最高レベルの入試対策! 難関高校の入試を突破するための問題集
Amazonより引用
◇◆本書の構成は、本冊160頁 + 別冊 解答・解説64頁 となります。◆◇
特長1.過去の入試問題を徹底分析
国立・私立難関高校の入試問題を全分野から厳選。よく出る問題には「頻出」マークを、特に難しい問題には「難」マークをつけて、問題を解きながら、問題のレベルや傾向がわかるように配慮しました。
特長2.重点的に強化できる単元別の配列
各自の学習計画に合わせてどこからでも学習できます。また弱点分野の補強や、入試直前の重点演習もできます。
特長3.入試対策総仕上げのための模擬テスト
入試本番を想定した模擬テストを巻末につけました。志望校突破のための最終チェックができます。
最後に紹介するのは「新中学問題集」シリーズです。塾では定番のハイレベル問題集です。
前述の「最高水準問題集」と同等の難易度で、問題量はこちらのほうが多いです。
難関高志望者向けで、公立中の定期テストのレベルを越えた問題も多数出てきます。教科書に載っていない内容も一部掲載されています。
この問題集の良いところは、記述問題や思考力問題が豊富にあるという点です。
資料をみてその場で考えて解く問題も単元・時代ごとに載っており、定期テストで90点以上を安定している取りやすくなりますし、難関校入試対策にも大いに役立ちます。
なお、地理、歴史は前半と後半で分かれています。
地理Ⅰ↓(世界の地理)
地理Ⅱ↓(日本の地理)
歴史Ⅰ↓(原始~安土桃山時代)
歴史Ⅱ↓(江戸時代~ラストまで)
公民↓(高校入試対策のページも多数含みます)
出版社:教育開発出版
中3の公民の勉強法を紹介します。
公民は[暗記7割+理解3割]です。
公民を得意にしている中学生は非常に少ないです。その大きな理由の1つが「用語の難解さ」です。公民で出てくる用語は分かりづらいものが多いです。
自分に分かりやすい言葉に言いかえて理解しましょう。
たとえば、「立憲主義」という用語が教科書や問題集で出てきます。
立憲主義とは、「国民の人権が国家権力でおびやかされないように憲法で保障すること。人の支配ではなく、法の支配を目指すこと。」を指します。
この説明を読んで理解できる中学生はあまりいないのではないでしょうか。理解できない説明を覚えたところで問題は解けません。
この用語を、たとえば下記のように変換します。
「憲法をつくって、みんな憲法に従うようにすること。
×:人の支配、〇:法の支配」
このような簡単な理解で十分です。
ピンとこない用語はすべてこんなふうに読み替えます。読み替えられないときは、保護者の方や社会が得意な友だち、学校の先生に聞いてみましょう。
公民は、現代の私たちの生活に関連している内容がたくさんあります。
選挙制度、経済のしくみ、地域紛争、子どもの人権を守る条約など。
これらはよくニュースになるので、普段からニュースにふれておくと理解しやすくなります。
1人で勉強していると、下記のようなことがあります。
こういうときの対策方法を3つお伝えします。
社会は暗記科目です。暗記するには、繰り返しの学習と視覚記憶が有効です。
通信教育なら何度でも学習できますし、視覚的に理解しやすい(印象に残りやすい)解説動画を視聴できます。
しかも大手の通信教育なら問題の正解・不正解に応じて「解くべき問題」を提示してくれる機能があります。復習も最適なタイミングで実施できます。
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定期テスト対策や高校入試対策の王道として、塾の活用を考えてみましょう。
子どもは「人からの影響」を強く受ける時期にいます。
といったメリットが塾にはあります。
時期や生徒の学習状況・志望校・学力目標に応じて必要なカリキュラムを考えても、肝心の本人が実行しなければ(実行し続けなければ)効果は薄くなります。
「人からの働きかけ」と「学習環境」によって子どもの学習行動や意識は変わります。
※関連記事:塾はいつから通う?費用は?
こういうときは、家庭教師が便利です。特に受験直前期に家庭教師を活用する方が多くなります。
また、最近ではオンライン家庭教師の優位性がかなり際立ってきています。
普段は塾や予備校で教えている指導者がプロ家庭教師として活躍しています。オンラインなので、移動圏外に住んでいる人がちょっと空いた時間に授業をしています。
トップクラスの実績を持つプロ講師に教われば、1人であれこれ工夫するより5倍10倍早く、的確にポイントを押さえた学習ができます。
特に社会はプロと学生で指導力に大きな差が表れる科目です。「暗記科目」だと思うと興味がわきにくいかもしれませんが、プロが教えると興味を持つようになって楽しく勉強できるようになることがよくあります。
中学公民の「裁判所」に関する問題を一問一答でまとめました。
下級裁判所の種類と役割、三審制とは何か(三審制の目的は何か)、控訴・上告、司法制度改革の具体例(裁判員制度、法テラス)、被告と被告人の違い、三権分立とは(三権とは)など。
社会の定期テスト対策におすすめの問題集も紹介しています。
※関連記事:【中3公民の一問一答問題】国の政治の仕組み:衆議院と参議院の違い、国会の種類、衆議院の優越など
※関連記事:【中3公民の一問一答問題】内閣と行政のしくみ:内閣不信任決議の後の流れ、大きな政府と小さな政府など
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※Z会について下記記事でくわしく紹介しています。
【中学生向け】Z会タブレットコースの進め方:成績上位を取って難関校に合格する方法を解説
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