「英検準1級のライティングが難しくて書けない」
「何を書けば良いか内容が思い浮かばない」
このような悩みを感じている小学生・中学生・高校生は多いのではないでしょうか。
準1級に合格すれば中学受験の英語入試で大きく有利になり、高校入試や大学入試でも優遇措置を受けられるようになります。
準1級のなかでもライティングはきっちり得点を取っておきたいパートです。
ですが、英検準1級は難関大学入試並みのレベルになるため、ライティングでも高いレベルを求められます。
そこで、英検準1級のライティングで合格点を取れるコツや書く内容が思いつかないときの対策を紹介します。
※関連記事:英検準1級ライティングの練習問題(予想問題)と解答例
英検準1級のライティング対策を説明するにあたり、まず試験内容から確認します。
英検は級によって話題が異なります。
準1級のライティングは「社会生活で求められる英語を十分理解し、また 使用できること」を目標としています。
出題範囲は非常に広く、教育、環境、経済、労働、文化、政治、紛争などです。
英検のライティング問題は、英語の質問に対して英語で解答します。
準1級は社会全体に関わる話題について、受検者自身の意見を書かせるものが多いです。
準1級のライティングは120~150語です。2級にくらべて単語数が1.5倍になるため、むずかしく感じる人も多いかもしれません。
この語数を若干越えても、内容に問題なければ大丈夫です。
準1級のライティングの問題数は1問です。
準1級の一次試験は2250点満点です。そのうちライティングは750点です。
単語や文法の間違いなどがあると減点されていきます。
リーディングやリスニングにくらべて1問あたりの配点が非常に大きいパートです。
日本英語検定協会が示しているライティングの採点基準を紹介します。
「課題で求められている内容が含まれているか」
英検準1級では課題が与えられ、120~150語での解答を求められます。
自分の意見とその理由を2つ明確に書きましょう。2つの理由には、さらにその根拠や具体例を書き、より説得力のあるものになるようにしましょう。
例えば、「便利だから」という理由を書いたら、「どのように便利なのか」を書くと良いでしょう。
「英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか」
「論理的である」とは「相手に伝わりやすい流れ」と言いかえられます。
伝えたい情報の流れや展開を、適切な接続詞や言い回しを使うと伝わりやすい書き方になります。
後述する準1級の定型文をそのまま当てはめつつ、具体例を詳しく書きましょう。
「課題に相応しい語彙を正しく使えているか」
英語では同じ語彙や表現の繰り返しを嫌います。
代名詞や同じ意味の別の表現を使って、自分の意見とその理由を十分伝えられるようにしましょう。
「文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか」
同じような形の文の繰り返しにならないように、「For these reasons」のように多様な表現パターンを適切に使用して、自分の意見とその理由をより効果的に伝えられるようにしましょう。
準1級の一次試験は2250点満点で1792点以上が合格点です。8割が合格ラインです。
ライティングは配点が750点あるので、そのうち600点以上は最低でも取っておきたいです。
準1級のライティングについて把握したところで、過去問の模範解答を使ってテンプレを紹介していきます。
※関連記事:英検準1級ライティングの練習問題(予想問題)と解答例
まず、構成を把握しましょう。
序論→本論(理由①→理由②)→結論
上記の順に書きます。
本論にはこれまでの級と同様に、理由を2つ書きます。
いきなり英語を書くのではなく、まず日本語で解答を考えましょう。
結論:賛成か反対か決める
理由①:結論の理由1つ目
理由②:結論の理由2つ目(1つ目と視点を変える)
序論、本論、結論の語数を意識して書きましょう。
序論→15語程度
本論→理由1つにつき50語程度(合計100語程度)
結論→15語程度
上記の語数を意識して書くと、120~150語の条件に収まりやすいです。
「投票に行くよう政府は若者にもっと働きかけるほう良いですか?」
という質問です。この質問への解答方法を例にして定型文の書き方を説明します。
この質問では「良いと思うかどうか」を聞いています。
このように、準1級では「Yes/ No」や「賛成/反対」を聞かれる質問が多いです。
Yes/ No、賛成/反対のどちらの意見でも採点には関わりません。
まず、序論から書きます。序論には受検者自身の結論を書きます。
The government should make a greater effort to encourage young people to vote in elections. I will explain from the perspectives of taxes and social responsibility. (26語)
(投票に行くよう政府は若者にもっと働きかけるほうが良いです。税金と社会的責任の見地から説明します。)
赤字部分がテンプレです。質問文をコピペしています。
ほかにも使えるテンプレがあります。どれを使っても採点の有利不利はありません。使いやすいものを選びましょう。
I (don’t) think that~ | ~だと考えます |
I believe that~ | |
People should~ | ~すべきです |
I agree (disagree) with the opinion that~ | ~の意見に賛成(反対)です |
序論を書いたら、つづいて1つ目の理由を書きます。
First, young people are massively affected by tax policies. The short-time and long-term economic impact of these polices is a key factor in how they plan for their futures. Voting in elections, therefore, ensures young people can influence the government to make the right decisions regarding the economy. (48語)
(第一に、若者は税制の影響を大きく受ける。こうした政策による経済への短期的・長期的な影響は、若者が将来の人生設計を立てる上で重要な要素になる。したがって、選挙で投票することで、若者は経済に関して正しい決定を下すよう政府に影響を与えることができる。)
FirstやFirstly、First of allのような表現を文頭に持ってきます。
本論では意見の理由を2つ書きます。解答例を使ってその書き方を説明します。
Moreover, strengthening social responsibility in the younger generation is important for the government. This is achieved by encouraging young people to participate in elections, which leads to a deeper appreciation of what is important of shaping their nation’s future. In turn, this helps them become more socially responsible citizens. (49語)
(さらに、若い世代の社会的責任を強化することは、政府にとって重要だ。これは、若い世代に選挙への参加を促すことで達成され、国の将来を形成する上で何が重要かをより深く理解することにつながる。その結果、若い世代がより社会的責任のある市民となる助けになる。)
2つ目の理由の書き出しにはmoreoverなどを使います。
1つ目の理由は「若者→政府」への働きかけについてです。
2つ目の理由は「政府→若者」への働きかけについての見解です。
このように、1つ目の理由から視点を変えて意見を述べます。
本論の書き出しに使える表現を以下の表にまとめています。
First, | 一つ目に、 |
Firstly, | |
First of all, | |
One reason is that | ひとつの理由は、 |
To begin with, | まずはじめに、 |
In the first place, |
本論で意見の根拠をさらに書くときに使える表現を以下の表にまとめています。
For example, | 例えば、 | 文頭で使う |
For instance, | ||
With~, | ~を使えば、 | |
Moreover, | さらに | |
Also, | また | |
such as~ | ~のように | 文の途中で使う |
like~ |
最後に結論を書きます。
In conclusion, considering the benefits of better taxation policies for society and increased social responsibility, the government should do more to get young people to vote. (26語)
(結論として、より良い税制が社会にもたらす利益と社会的責任の増大を考慮すれば、政府は若者に投票させるためにもっと努力すべきだ。)
ご覧のように、最初に書いた結論と同じ内容をもう一度書きます。文頭にIn conclusionやFor these reasonsなどをつけるのが定型です。
合計で120~150語以内に収まるように気をつけましょう。
I (don’t) think that~ | ~だと考えます |
I believe that~ | |
I’m sure that~ | |
I’m convinced that~ | |
So, | だから、 |
Therefore, | それゆえ、 |
For these reasons, | これらの理由により、 |
These are the reasons why~ | |
In summary, | 要するに(つまり)、 |
Thus, | よって |
As a result, | 結果として、 |
In conclusion, | 結論として、 |
上記は日本英語検定協会が発表している解答例で、小学生・中学生・高校生が書くにはかなりハードルが高いです。
このまま書けるようになる必要はありません。同じ意味でもう少しくだけた書き方をすると下記のようになります。
【序論】
The government should make a greater effort to encourage young people to vote in elections. I will explain from the perspectives of taxes and social responsibility. (26語)
(投票に行くよう政府は若者にもっと働きかけるほうが良いです。税金と社会的責任の見地から説明します。)
【本論】
First, tax policies affect young people, such as what they will buy or do and whether or not they will get married in the future. If more young people will vote in elections, the government will be influenced in its decisions on tax policies . (45語)
(第一に、若者は将来何を買うか、何をするか、結婚するかどうかなどについて税制の影響を受ける。より多くの若者が選挙で投票すれば、政府は税制に関する決定に影響を受けるだろう。)
Moreover, when young people vote in elections, they will be able to think about what is need ed for the society. This is important for the government because the future of the nation is shaped by the citizens in the society, especially by the young citizens. (46語)
(さらに、若者が選挙で投票することで、社会にとって何が必要かを考えることができるようになる。これは政府にとって重要なことだ。なぜなら国の将来は、社会にいる市民、特に若い市民によって形作られるからだ。)
【結論】
In conclusion, the government should make a greater effort to encourage young people to vote more, because it is better for society if young people vote more. (27語)
(結論を言うと、若者がもっと投票に行くほうが社会にとって良いことなので、政府はもっと若者に投票を促す努力をするべきだ。)
意味は同じで、問題文にあるPOINTSのうち2つを使っている点も同じです。
違いは単語と文法の難易度です。
模範解答では動名詞を上手に活用することで、主格や目的格が数語程度の長い表現になっています。
英語ネイティブや英語のレポートを普段から書いている人でない限り、いきなりこの書き方を真似するのはハードルが高いでしょう。
一方、別解ではwhen節やif節など中学英文法のみで解答を作成しました。
初めて準1級を受ける人やライティングに苦手意識のある人は、できるだけ中学英文法(英検3級までの文法)で書くようにしてみましょう。
解答が書けたら必ず見直しをしましょう。
以下の項目をチェックすると間違い(減点)を減らせます。
ライティング減点方式です。できるだけ簡単な単語や文法を使いましょう。
前述の例文でも解答には中学英文法しか使っていません。関係代名詞のような高度な英文法も、質問文をコピペするとき以外は使わないほうが良いでしょう。
解答内容を考えるときには本論から考えましょう。
本論を書くのに、単語がわからなかったり文法に自信がなかったりする場合もあります。
その場合は別の内容を考えるか、結論自体を変更して新たに書きやすい理由を考えましょう。
このほうが、時間をかけずに減点されない解答を書けます。
ライティングでは「減点されない解答」を書くのが高得点のコツです。従って、受検者自身の本当の意見を書く必要はありません。
意見の良し悪しよりも、質問と解答にずれがないか、単語・文法の使い方に間違いがないかがポイントです。
書きやすいほうの意見・理由を書きましょう。
準1級の筆記試験は90分です。そのうちライティングは30分以内に解くのが望ましいです。
ライティングの解答までの時間配分は以下のように組み立てると良いでしょう。
全体の構成を考える | 5分 |
本文を書く | 20分 |
見直しをする | 3分 |
合計 | 28分 |
準1級ライティングの書き方を把握できたら、次は演習でアウトプットしましょう。
おすすめのライティング勉強法を紹介します。
※関連記事:英検準1級リスニングのコツ
まず、準1級の過去問を解いて出題傾向や難易度を把握しましょう。
この時点では解けるかどうかよりも、レベルを感覚的に知るのが目的です。
つづいて、先に紹介した定型文(テンプレート)を意識して英作しましょう。
ライティング対策次第で準1級の得点は大きく変わります。できれば毎日ライティングの練習をしましょう。
解答を書けたら誰かに添削してもらいましょう。
参考書を見て1人で添削することも不可能ではありませんが、自分より英語力上位者に添削してもらうほうがはるかに的確で効率が良いです。
ライティングに使える表現を覚えておけば文の接続を適切に行うことができ、減点を少なくできます。
前述の「使える表現」に追加して、以下の表に準1級ライティングで使える表現をまとめています。
A has a positive/ negative impact on B | AはBにポジティブな/ネガティブな影響がある |
A leads to B | AはBを引き起こす |
A comes from B | AはBによって起こる |
A can be good for B | AはBに良いかもしれない |
A keep B from ~ing | AはBが~するのを防ぐ |
As a result | その結果/結果として |
As well as | 同様に |
Frequently | 頻繁に |
However | しかし |
It is good/bad/ easy/ difficult for A to B | AにとってBするのは良い/良くない/簡単/むずかしい |
In addition | さらに |
In general | 一般的に |
In other words | 言いかえると |
Moreover | さらに |
Most importantly, | 最も重要なことに |
Not only A but also B | AだけでなくBも |
On the other hand | 一方で |
play an important role in ~ | ~において重要な役割を果たす |
Thus | よって、従って |
This is because~ | これは~が原因/理由である |
To put it another way | 言いかえると |
準1級ライティングに使える表現を覚えたら、実際に英作で使って慣れましょう。
過去問集をはじめ、ライティング対策に特化した問題集を使うと効果的に実力をアップさせられます。
問題集を解く際には、模範解答を写してみましょう。2級までとは書き方の難易度が格段に上がっています。
準1級の書き方に慣れるために、模範解答を写してマネするのも便利です。
準1級は社会問題全般について、受検者自身の意見を聞かれます。
社会人ならある程度の知識をすでに備えているでしょうが、小学生・中学生・高校生にはあまりなじみのない話題が多いです。
普段からテレビや新聞でニュースに触れて、社会についての知識を仕入れておきましょう。
英検準1級は本論で理由を2つ書きます。
小学生にはただでさえなじみの薄いテーマなのに、さらに理由を2つ考えるのはかなり大変です。
親子で理由を2つ言い合うゲームをすると、効率よく、そして楽しくライティング対策ができます。
これを親子で実践してみてください。早ければ数日つづけると理由を思いつくのが早くなります。
なお、このゲーム(ライティング対策)は「お題の決め方」がポイントです。
子どもの年齢に合わせて、子どもが理由を思いつきやすい身近なテーマからはじめるとやりやすいです。
好きなスポーツ、好きな科目、好きなアニメなど。
慣れてきたらライティング問題集や過去問題集を使って演習してみましょう。
なお、理由2つは視点を変えて考えるようにしましょう。文章の構成上プラスになります。
英検準1級は意見の理由とその根拠を書きます。
話題は比較的身近ですが、それでもペットボトルの利用についてなど、普段から意識していないと意見が思い浮かばないものも少なくありません。
そんなときにすぐ思いつくコツを2つ紹介します。
1つ目のコツは、問題用紙に書かれているPOINTSです。
準1級ライティングでは質問の後に必ず「POINTS」という欄があり、ヒントとなる単語が複数書かれています。
前述の出題例では「Freedom of choice」「Social responsibilities」「Taxes」「Trust in politicians」の4つ書かれています。
模範解答では「Social responsibilities(社会的責任)」「Taxes(税金)」のキーワードを使って、「税金の額によって人生設計が変わる」「投票により若者の社会的責任感を増大させられる」という理由を述べていました。
逆に、「Freedom of choice(選択の自由)」「Trust in politicians(政治家への信頼)」のキーワードを使うと、下記のような解答が考えられます。
結論:政府は若者に投票を促さなくても良い
理由①:投票するかどうかは個人の選択の自由である
理由②:投票に行かないのは政治家への信頼が揺らいでいるからである
このように、POINTSにある単語をもとにして内容を考えると思い浮かびやすくなります。
POINTSを使っても内容が浮かばないときは、以下に挙げる6つの視点で考えてみましょう。
前述の出題例(若者に投票に行くよう政府は働きかけるべき?)にこの6つの視点を当てはめてみると下記の表のようになります。
賛成 | 反対 | |
環境 | – | – |
平和 | – | – |
お金 | 政治に興味を持つことで税金の納付率が上がる | 投票を促すキャンペーンで費用がかかる |
健康 | – | – |
教育 | 投票をきっかけに政治や税制にくわしくなる | – |
時間(効率) | – | 投票を促す広報をしても投票率はあまりあがらない |
6つの視点すべてで内容を考える必要はありません。1つずつ考えてみて、間違わずに書けそうな内容を思いつけばこの作業は終了です。
これなら「内容が思い浮かばない」ということは起こらず、試験中に焦ることもなくなります。
英検準1級のライティング対策におすすめの問題集を紹介します。
いずれもAmazonのリンクをつけています。
英検準1級の英作文に必要な構成力、アイデア力、語彙力を多量の演習で養えます。間違いやすい文法・語法も頻度順に掲載されており、ライティングの力をかなりアップさせられます。
利点:英検準1級の試験を越える力が身につくので、本番がやさしく感じられます。
出版社:アスク出版
旺文社による分野別の英検準1級対策問題集です。単語・熟語、リーディング、リスニング、ライティングの4つに分かれています。
それぞれ大量の練習問題が掲載されており(リスニング140問、長文41題、英作文13題など)、苦手分野の克服に集中的に取り組めます。
利点:基礎レベルからステップバイステップで取り組み、最後は10回分の模擬試験も受けられます。
出版社:旺文社
準1級のライティングを徹底的に対策する問題集です。
答案作成に使える基本フレーズ50個以上、オリジナル問題24問とその解答48パターン、英文200以上が用意されており、覚えて使って、使って覚えられます。
利点:英作文に使えるパーツを多量に覚えられるので短期間にライティングを得意にできます。
出版社:ジャパンタイムズ
ここまでお伝えしてきた英検準1級のライティング対策の仕方を実践すれば、独学でもかなり得意になれるはずです。
ただ、本番まで時間がない人や、もっと効果的に対策したい人には英検対策の塾やスクールもおすすめです。
そのメリットを紹介します。
前述のように、英検準1級ライティングは定型文があります。
独学だと「この書き方で良いのかな?」と迷うときもあります。
ですが、英検対策に慣れた塾やスクールなら定型文に沿って、正しい表現で指導してくれます。
ライティングが苦手になる理由は人それぞれです。
単語力が足りないのかもしれませんし、準1級によく出る話題のネタをもっと仕入れるほうが良いのかもしれません。
英検対策に慣れた人に見てもらえば苦手の原因をすぐに突き止めて対策ができます。
英検準1級は高度な対策が必要です。
合格までのカリキュラムを個別に組んでもらって対策すれば、時間効率の良い勉強ができます。
ライティングは添削が重要です。
問題集の模範解答例を照らしあわせて自身の解答が良いのかどうか判断に迷います。
塾なら専門の講師に添削してもらえるうえに、受講者の実力や性格、年齢に合わせて書きやすい解答パターンも一緒に考えてくれる場合もあります。
英検準1級を受ける小学生・中学生・高校生の多くは学校のテスト勉強や中学受験対策も同時並行しています。ライティング対策にばかりあまり時間を回せません。
独学でも「いずれは」合格できるでしょう。ですが、問題は「間に合うかどうか」です。
ここまでお伝えしてきたように、塾を利用すると「時間効率の良い対策」を受けられます。
この記事では、小学生・中学生・高校生を対象にして準英検1級のライティング対策の仕方を説明してきました。
小学生・中学生・高校生が英検対策を受けるのにおすすめのオンライン家庭教師を3つ紹介します。
いずれも各社のHPにつながるリンクをつけています。
資料請求や無料体験などで「自身に合うかどうか」を確認してみましょう。
最初に紹介するのは英語専門のオンライン塾、オンライン家庭教師です。講師は日本人が多いようです。
学校の定期テスト対策や受験対策もしていますが、特に強いのが英検対策です。
小学生でも英検準1級や2級などのハイレベル級に挑戦している生徒が多くいます。
英検1級まで指導可能な講師が多く在籍しているのも強みです。
『Next Stage』『Power Stage』『Bright Stage』など、大学入試の英語対策でおなじみの桐原書店が運営している、TOEIC・英検に特化したオンライン英会話です。
桐原書店のノウハウを詰め込んだカリキュラムで部活との両立を目指す高校生を強力にサポートしてくれます。
英検準1級を受ける小中高生は多いです。では、英検準1級に合格するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
まず、小学生にとっては中学受験の英語入試対策になります。
受験資格を得られる、入試得点に加点されるなど、いくつもの優遇制度を利用できます。難関中学では準1級合格者も決して珍しくありません。
また、英検対策をとおして中学入試の英語面接の対策にもなります。
※関連記事:中学入試で英検®が使える神奈川、埼玉、千葉の私立中学一覧
※関連記事:中学入試で英検®が使える東京の私立中学一覧
※関連記事:中学入試で英検®が使える関西の私立中学一覧
中学受験を予定していない小学生や中学生にとっては高校入試の優遇が非常に大きなメリットになります。
高校入試では2級に合格できれば大きな優遇を受けられます。首都圏や関西圏などでは、すでに難関高校合格者の多くが英検2級の取得者です。
※関連記事:高校受験の英検優遇制度
高校入試で英検利用を考えている中学生が準1級を受けるのはマレですが、合格できればきわめて有利になります。
大学入試の英検利用のために準1級取得を目指す高校生は多いです。
実際、準1級受検者の4人に1人は高校生です(English Naviより)。
入試に加点されるほか、中央大の総合型選抜や関西大学・商学部の公募推薦など、推薦入試で出願資格として英検の取得を義務付けられるところもあります。
全国で半数以上の大学で英語資格を利用しており、そのうち9割以上の大学では英検を利用できます。
※関連記事:大学受験の英検利用:英検取得のタイミングや対策法、注意点を紹介
※関連記事:大学受験で英検準1級が利用できる大学の一覧
大学入試だけでなく大学入学後も優遇制度を設けている大学が多数あります(日本英語検定協会より)。
単位取得や留学にも使えます。
就職活動や大学卒業後にも英検資格は便利です。
一生使える資格で、履歴書に書いてアピールすることもできます。
もちろん資格としてだけでなく、英語力そのものが伸びるので海外旅行や仕事でも英語でコミュニケーションを取れるようになります。
いかがでしょうか。
小学生・中学生・高校生向けに英検準1級のライティング対策について、過去問を例にテンプレートを解説しました。
準1級では120~150語の英語で社会問題について受検者自身の意見を書きます。
記事内で紹介している準1級で使える表現の一覧を覚え、練習しましょう。
また、書く内容が思いつかないときはPOINTSや6つの観点も参考にしてみてください。
This website uses cookies.