中学生向けに、理科の定期テスト対策用の一問一答問題をまとめました。
今回は中1範囲の「身のまわりの生物」で、顕微鏡や生物の分類が中心です。
テストによく出るポイントもまとめているので、ぜひ定期テストで高得点をねらいましょう!
※関連記事:中学理科の計算問題
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(1)スケッチの仕方について、二重書きはしますか?
(2)スケッチの仕方について、影をつけますか?
(3)ルーペを使って動かせるものを観察するとき、ピントを合わせるには(顔を近づける/ 観察するものを左右に動かす/ 観察するものを前後に動かす)のどれをすれば良いですか?
(4)ルーペを使って動かせないものを観察するとき、ピントを合わせるには(顔を近づける/ 観察するものを左右に動かす/ 観察するものを前後に動かす)のどれをすれば良いですか?
(5)以下のような、対象物を立体的に観察できる顕微鏡を何というか。
(6)上記の図(双眼実体顕微鏡)の①~⑨の名称を答えてください。
(7)以下の顕微鏡を何というか。
(8)上記の顕微鏡(ステージ上下式顕微鏡)の①~⑧の名称を答えてください。
(9)以下の顕微鏡を何というか。
(10)上記の顕微鏡(鏡筒上下式顕微鏡)の①②の名称を答えてください。
(11)顕微鏡を使うときは、接眼レンズと対物レンズのどちらを先につけますか?
(12)対物レンズを先につけるのは何のためですか?
(13)対物レンズをつけるときは、倍率の(もっとも高いもの/ もっとも低いもの)のどちらを最初につけますか?
(14)対物レンズの倍率について、見える範囲が広いのは低倍率と高倍率のどちらか。
(15)10倍の接眼レンズと20倍の対物レンズを用いると、拡大倍率は何倍になるか。
(16)プレパラートに対物レンズを近づけると、視野は(明るくなる/ 暗くなる)のどちらか。
(17)プレパラートに対物レンズを近づけて視野が暗くなると、何を使って明るさを調節すれば良いか。
(18)プレパラートを作る際、カバーガラスの置き方に注意がいります。(はしから静かに置く/ 真上からストンと落とす)のどちらですか。
(19)プレパラートを作るとき、カバーガラスをはしから静かに置くのは何のためですか。
(20)顕微鏡で観察していて、見たいものを視野の左上に動かすにはプレパラートを(左上/ 右下)のどちらに動かせば良い?
(21)水中で見られる小さな生物について、ミカヅキモ・アオミドロ・ミドリムシのうち、動き回るのはどれか。
(22)生物を、「共通する点」や「ちがう点」でいくつかのなかまに分けることを何というか。
(23)分類する際にはいくつもの基準が考えられる。基準や観点を変えると結果は(いつも同じになる/ 変わることがある)のどちらか。
(24)サメ、ワカメ、イルカ、ヒト、ハトを生活場所の観点で分類したとき、海に当てはまるものはどれか。
(25)カメ、チョウ、サクラ、メダカ、ゼニゴケを移動するかしないかの観点で分類したとき、移動するものはどれか。
(1)(二重書き)しない
(2)(影を)つけない
(3)観察するものを前後に動かす
(4)顔を近づける
(5)双眼実体顕微鏡
(6)①接眼レンズ、②視度調節リング、③鏡筒、④粗動ねじ、⑤対物レンズ、⑥微動ねじ、⑦支柱、⑧クリップ、⑨ステージ
(7)ステージ上下式顕微鏡
(8)①接眼レンズ、②鏡筒、③調節ねじ、④レボルバー、⑤対物レンズ、⑥反射鏡、⑦アーム、⑧ステージ
(9)鏡筒上下式顕微鏡
(10)①粗動ねじ、②微動ねじ
(11)接眼レンズ
(12)対物レンズにほこりが入るのを防ぐため
(13)もっとも低いもの
(14)低倍率
(15)200倍(10×20)
(16)暗くなる
(17)しぼり
(18)はしから静かに置く
(19)空気の泡が入らないようにするため
(20)右下
(21)ミドリムシ
(22)分類
(23)変わることがある
(24)サメ、ワカメ、イルカ
(25)カメ、チョウ、メダカ
中1理科の「身のまわりの生物」の範囲では、顕微鏡の使い方と生物の分類がよくテストに出てきます。
それぞれの出題ポイントを説明します。
顕微鏡には双眼実体顕微鏡、鏡筒上下式顕微鏡、ステージ上下式顕微鏡の3種類あります。
そのうち、鏡筒上下式顕微鏡とステージ上下式顕微鏡は同じ使い方ですが、双眼実体顕微鏡はやや異なります。
それぞれの使い方を、順序と一緒に選べるようにしておきましょう。順序の並び替え問題がよく出ます。
まず、双眼実体顕微鏡の使い方を説明します。
①左右の接眼レンズを目の幅に合わせる
②接眼レンズを見ながら、視野が重なって見えるように鏡筒の幅を調節する
③粗動ねじをゆるめて鏡筒の高さを調節し、およそのピントを合わせる
④右目だけでのぞき、微動ねじを回してピントを微調整する
⑤左目だけでのぞき、視度調節リングでピントを合わせる
次に、鏡筒上下式顕微鏡とステージ上下式顕微鏡の使い方を説明します。
①接眼レンズをつける
②もっとも低い倍率の対物レンズをつける
③プレパラートをステージにのせ、横から見ながら調節ねじを回して対物レンズをできるだけ対象物に近づける。
④接眼レンズをのぞきながら調節ねじを回して対物レンズを対象物から離していき、ピントの合うところで止める。
⑤レボルバーを回して対物レンズを高倍率のものにする。しぼりを調節して光を調節する。
顕微鏡の拡大倍率を求める問題もテストによく出てきます。
拡大倍率は「対物レンズ」と「接眼レンズ」の倍率をかけ算して求めます。
以下の対物レンズと接眼レンズを使う場合の拡大倍率を求めてください。
(1)拡大倍率10倍の対物レンズと拡大倍率20倍の接眼レンズ
(2)拡大倍率20倍の対物レンズと拡大倍率15倍の接眼レンズ
(3)拡大倍率15倍の対物レンズと拡大倍率30倍の接眼レンズ
(4)拡大倍率10倍、15倍、10倍の3種類の対物レンズと、15倍、20倍、30倍の3種類の接眼レンズがあるとき、最高の倍率は何倍ですか?
(1)200倍(10×20)
(2)300倍(20×15)
(3)450倍(15×30)
(4)600倍(20×30)
理科のテストには「生物の分類(なかま分け)」もよく出てきます。
分類するには、まずどの「観点」で分けるかを決めます。次に、その観点にもとづいて「基準」を設定します。
例えば、ヒト・イルカ・ゾウ・クジラ・ライオンを「住む場所」の観点で分けると下記の表のようになります。
基準 | なかま |
陸に住む | ヒト・ゾウ・ライオン |
海にすむ | イルカ・クジラ |
理科は単元ごとに分かれているため、どうしても苦手単元が生まれやすいです。
覚えられない、計算問題が苦手など、人によって得意・不得意はさまざまです。
そこで、理科のテスト勉強をどうすれば良いかを簡潔に紹介します。
※関連記事:中学理科の勉強方法
まず、教科書や参考書を使って単元ごとにしっかり理解しましょう。
理科は1つの知識や解き方をいくつもの単元で使えるわけではありません。「前回のテストで高得点だったから今回のテストも大丈夫!」と思っていると失敗しがちです。
単元ごとにしっかり理解しておきましょう。
いくら理解を深めても、アウトプットしないと記憶には定着しづらいです。
単元を理解できたら、すぐに市販問題集や学校のワークを使って演習しましょう。
学校の授業を受けたらその日のうちに教科書を読みなおし、問題集で演習するのが理科で高得点を取るコツです。
問題を解いたらすぐに答え合わせをしましょう。
覚えきれていなかった用語や知識があれば、すぐ覚えなおし、その問題を解きなおします。
繰り返し正解することで記憶に定着しやすくなります。
理科は実験の問題がよく出てきます。単元ごとに代表的な実験がありますので、それぞれの実験で「目的」「手順」「結果」「考察」まで覚えておくと便利です。
テストではこの4つのいずれか(もしくはすべて)が問題になります。
覚えておくだけで正解できます。
80点以上を取りたい人は記述問題の演習もしましょう。
理科でよく出てくる記述問題も、前述のような実験問題です。ここでも、「目的」「手順」「結果」「考察」を覚えておくと正解しやすくなります。
記述問題では、問題と自身の解答がずれていないか確かめましょう。
原因を聞かれているのに結果を書いていると大きく減点されます。
問題の問われ方によって解答の文末の書き方は決まっています。
理科では特に「なぜ?」「何のため?」を聞く記述問題が多いです。
文末を「~(だ)から」「~(の)ため」とするのを忘れないようにしてください。
これだけで2-3点拾えます。
前述のように、理科は得意/不得意が単元ごとに分かれやすいです。
苦手単元は中3になって高校受験勉強をはじめると大きな障壁になります。
逆に、苦手単元を1つも残さずに中3を迎えられれば、受験対策でかなり有利になります。
学校の授業を受けて問題集を解き、「この単元難しいかも」と感じたら、すぐ苦手克服に乗り出しましょう。
いつもより復習の頻度を増やす、解説のくわしい参考書を併用するなどすれば克服しやすいです。
最後に、中学理科のおすすめの問題集・参考書を紹介します。
1冊目に紹介するのは「ひとつひとつわかりやすく。」のシリーズです。
この問題集は基礎的な内容に特化しています。
解説はイラスト多めで視覚的に分かりやすく、理科に苦手意識の強い人でもスムーズに勉強に入れます。
学年ごとに分かれているので、高校入試対策で必要な単元の入っているものだけ利用するのにも便利です。
演習問題は少ないので、学校のワークなどで補うと良いでしょう。
出版社:学研プラス
2冊目は「標準問題集」のシリーズです。
解説はややシンプルですが、問題の質の高さで定評があります。
しっかりと理解して解く問題が多く、着実にレベルアップできます。
丸暗記に頼ってなかなか点数が伸び悩んでいる人に特におすすめです。中1~中3まで学年ごとに分かれています。
出版社:受験研究社
3冊目は「自由自在」です。流行の浮き沈みの多い問題集のなかで、数十年前から一貫して人気のあるシリーズです。
解説が分かりやすく、問題量も豊富です。基礎から難問まで幅広い問題が掲載されているので、理科が苦手な人から難関高校志望者まで使えます。
出版社:受験研究社
最後に紹介するには「面白いほどわかる」のシリーズです。
教科書以上に解説がくわしく、たくさんの図版を使って臨場感ある解説で理解が深まります。
これ1冊で中学3年間を網羅しています。
出版社:KADOKAWA
いかがでしょうか。
中1理科の「身のまわりの生物」の範囲でテストによく出る問題をまとめ、頻出ポイントを解説しました。
接眼レンズと対物レンズをつける順など、顕微鏡の各部位の名称を使い方や操作の順番と一緒に覚えておきましょう。
また、プレパラートの作り方や動かし方はテストで間違いやすいポイントです。
問題集を繰り返し解いて苦手を克服しておきましょう。
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