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中学生向けに、理科の定期テスト対策用の一問一答問題をまとめました。
今回は中1範囲の「花のつくり」で、おしべ・めしべや受粉が中心です。
テストによく出るポイントもまとめているので、ぜひ定期テストで高得点をねらいましょう!
※関連記事:中学理科の計算問題
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(1)アブラナやツツジの花を外側のつくりから順にとりはずすと、もっとも外側についているつくりは何か?
(2)以下の図は花のつくりを表したものです。①~⑦の部位の名称を答えてください。
(3)花弁(花びら)が1枚1枚離れている花を何というか。
(4)花弁(花びら)がたがいにくっついている花を何というか。
(5)アサガオ、タンポポ、ツツジ、アブラナ、エンドウ、サクラ、シロツメクサのなかで、合弁花はどれか?
(6)アサガオ、タンポポ、ツツジ、アブラナ、エンドウ、サクラ、シロツメクサのなかで、離弁花はどれか?
(7)おしべの先端にある袋のようなつくりを何というか。
(8)やくの中に入っているものは何か。
(9)めしべの先端部分のつくりを何というか。
(10)柱頭はねばりけがある。何のためか。
(11)めしべの根元にあるふくらんだ部分を何というか。
(12)子房のなかにある小さな粒上のものを何というか。
(13)めしべのつくりのなかで、いずれたねになるのはどれか。
(14)胚珠が子房におおわれている植物を何というか。
(15)花粉がめしべの柱頭につくことを何というか。
(16)めしべのつくりのなかで、受粉すると果実に成長する部分はどれか。
(17)花粉が風で運ばれる花を何というか。
(18)花粉が昆虫に運ばれる花を何というか。
(19)花粉が鳥に運ばれる花を何というか。
(20)アブラナ、ツバキ、シラカバのうち、風媒花はどれか。
(21)アブラナ、ツバキ、シラカバのうち、虫媒花はどれか。
(22)アブラナ、ツバキ、シラカバのうち、鳥媒花はどれか。
(23)風媒花、虫媒花、鳥媒花のうち、目立つ花弁や甘い蜜を持つ花はどれとどれか。
(1)がく
(2)①柱頭、②やく、③めしべ、④おしべ、⑤子房、⑥花弁、⑦がく
(3)離弁花
(4)合弁花
(5)アサガオ、タンポポ、ツツジ
(6)アブラナ、エンドウ、サクラ、シロツメクサ
(7)やく
(8)花粉
(9)柱頭
(10)花粉がつきやすいため(受粉しやすいため)
(11)子房
(12)胚珠
(13)胚珠
(14)被子植物
(15)受粉
(16)子房
(17)風媒花
(18)虫媒花
(19)鳥媒花
(20)シラカバ
(21)アブラナ
(22)ツバキ
(23)虫媒花、鳥媒花
中1理科の「花のつくり」の範囲では、被子植物・裸子植物の違い、合弁花・離弁花の違いと具体例、受粉方法がよくテストに出てきます。
それぞれの出題ポイントを説明します。
植物には「被子植物」と「裸子植物」の2種類あります。
この違いは「胚珠が子房におおわれているかどうか」です。
花びらのことを「花弁」といいます。花弁には2種類あります。
それぞれの種類と一緒に覚えておきましょう。
花の種類 | ||
合弁花 | 花弁がたがいにくっついている | ツツジ、タンポポ、アサガオ |
離弁花 | 花弁が1枚1枚はなれている | アブラナ、エンドウ、サクラ、シロツメクサ |
合弁花、離弁花の具体例を覚えるは大変です。そこで、語呂合わせを考えました。
合弁花:ツツジ、アサガオ、タンポポ
「辻さん、朝からタンが出てるよ
(ツツジ、アサガオ、タンポポ)」
離弁花:サクラ、シロツメクサ、アブラナ、エンドウ
「サクラをシロップで和えました
(サクラ、シロツメクサ、アブラナ、エンドウ)」
花粉が柱頭につくことを「受粉」と言います。
花粉のある箇所や受粉方法などをまとめて覚えておきましょう。
花粉 | おしべの「やく」にある |
柱頭 | めしべの先端。 花粉がくっつきやすいように、ねばりけがある。 |
風媒花 | 花粉が風で運ばれる花 |
虫媒花 | 花粉が虫に運ばれる花 |
鳥媒花 | 花粉が鳥に運ばれる花 |
また、鳥や虫をおびき寄せるために、虫媒花や鳥媒花は花弁が目立つ色をしていたり、甘い蜜を出したりします。
理科は単元ごとに分かれているため、どうしても苦手単元が生まれやすいです。
覚えられない、計算問題が苦手など、人によって得意・不得意はさまざまです。
そこで、理科のテスト勉強をどうすれば良いかを簡潔に紹介します。
※関連記事:中学理科の勉強方法
まず、教科書や参考書を使って単元ごとにしっかり理解しましょう。
理科は1つの知識や解き方をいくつもの単元で使えるわけではありません。「前回のテストで高得点だったから今回のテストも大丈夫!」と思っていると失敗しがちです。
単元ごとにしっかり理解しておきましょう。
いくら理解を深めても、アウトプットしないと記憶には定着しづらいです。
単元を理解できたら、すぐに市販問題集や学校のワークを使って演習しましょう。
学校の授業を受けたらその日のうちに教科書を読みなおし、問題集で演習するのが理科で高得点を取るコツです。
問題を解いたらすぐに答え合わせをしましょう。
覚えきれていなかった用語や知識があれば、すぐ覚えなおし、その問題を解きなおします。
繰り返し正解することで記憶に定着しやすくなります。
理科は実験の問題がよく出てきます。単元ごとに代表的な実験がありますので、それぞれの実験で「目的」「手順」「結果」「考察」まで覚えておくと便利です。
テストではこの4つのいずれか(もしくはすべて)が問題になります。
覚えておくだけで正解できます。
80点以上を取りたい人は記述問題の演習もしましょう。
理科でよく出てくる記述問題も、前述のような実験問題です。ここでも、「目的」「手順」「結果」「考察」を覚えておくと正解しやすくなります。
記述問題では、問題と自身の解答がずれていないか確かめましょう。
原因を聞かれているのに結果を書いていると大きく減点されます。
問題の問われ方によって解答の文末の書き方は決まっています。
理科では特に「なぜ?」「何のため?」を聞く記述問題が多いです。
文末を「~(だ)から」「~(の)ため」とするのを忘れないようにしてください。
これだけで2-3点拾えます。
前述のように、理科は得意/不得意が単元ごとに分かれやすいです。
苦手単元は中3になって高校受験勉強をはじめると大きな障壁になります。
逆に、苦手単元を1つも残さずに中3を迎えられれば、受験対策でかなり有利になります。
学校の授業を受けて問題集を解き、「この単元難しいかも」と感じたら、すぐ苦手克服に乗り出しましょう。
いつもより復習の頻度を増やす、解説のくわしい参考書を併用するなどすれば克服しやすいです。
最後に、中学理科のおすすめの問題集・参考書を紹介します。
1冊目に紹介するのは「ひとつひとつわかりやすく。」のシリーズです。
この問題集は基礎的な内容に特化しています。
解説はイラスト多めで視覚的に分かりやすく、理科に苦手意識の強い人でもスムーズに勉強に入れます。
学年ごとに分かれているので、高校入試対策で必要な単元の入っているものだけ利用するのにも便利です。
演習問題は少ないので、学校のワークなどで補うと良いでしょう。
出版社:学研プラス
2冊目は「標準問題集」のシリーズです。
解説はややシンプルですが、問題の質の高さで定評があります。
しっかりと理解して解く問題が多く、着実にレベルアップできます。
丸暗記に頼ってなかなか点数が伸び悩んでいる人に特におすすめです。中1~中3まで学年ごとに分かれています。
出版社:受験研究社
3冊目は「自由自在」です。流行の浮き沈みの多い問題集のなかで、数十年前から一貫して人気のあるシリーズです。
解説が分かりやすく、問題量も豊富です。基礎から難問まで幅広い問題が掲載されているので、理科が苦手な人から難関高校志望者まで使えます。
出版社:受験研究社
最後に紹介するには「面白いほどわかる」のシリーズです。
教科書以上に解説がくわしく、たくさんの図版を使って臨場感ある解説で理解が深まります。
これ1冊で中学3年間を網羅しています。
出版社:KADOKAWA
いかがでしょうか。
中1理科の「花のつくり」の範囲(受粉、おしべ・めしべのつくり、合弁花・離弁花の覚え方、被子植物・裸子植物など)でテストによく出る問題をまとめ、頻出ポイントを解説しました。
また、成長して果実になるもの(子房)、成長して種子になるもの(胚珠)はテストで間違いやすいポイントです。
問題集を繰り返し解いて苦手を克服しておきましょう。
※関連記事:【中1理科の問題】動物の分類の一問一答
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