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総合型選抜や学校推薦型選抜などで小論文が急に必要になるケースが多いです。一般入試でも小論文はよく使います。
そんなときにおすすめの小論文の参考書を紹介します。
※関連記事:小論文の書き方とコツを例文付きで解説(高校生向け)
以下は難関大学受験に強いZ会の小論文講座のリンクです。リンク先で資料請求ができます。
Z会 小論文対策講座の案内小論文をはじめて書く高校生向けにおすすめの参考書を紹介します。
書き方や構成、書き出し方・終わり方で迷う人が多いので、そうした「細かい書き方も教えてくれるもの」を中心に選びました。
※関連記事:医学部小論文の参考書
最初に紹介するのは総合型選抜・学校推薦型選抜の解説からしてくれている小論文問題集です。
小論文をはじめて書く人、推薦入試で必要になり何をどうすれば良いか知りたい人向けです。
総合型選抜とは何か、学校推薦型選抜とは何か。小論文はどう書けば良いかが書かれています。
出版社:KADOKAWA
こちらは小論文の書き方をイチから解説してくれている参考書です。
小論文と作文の違いなど、小論文を書くにあたって知っておくべき内容にはじまり、「資料型小論文」では資料のどこを見れば小論文を書けるかといった「入試で役立つコツ」をたくさん紹介しています。
練習問題は少ないので、最初に読んだら別問題集で練習をし、ときどき「これってどうだったかな?」と気になったときに戻るようにしましょう。
出版社:KADOKAWA
つづいては、小論文問題集の定番です。小論文の書き方のイロハを学べます。
「小論文の種類ごと」に書き方を説明してくれています。
小論文の種類は、「課題文型」「テーマ型」「資料型」「教科型」といくつか分かれています。受験する大学によって異なるため、複数の大学を受験する場合、何パターンかの小論文を書きなれておく必要があります。
この問題集で早めにタイプ別の書き方を知っておけば対策がしやすくなります。
ただし、演習はあまりないので次に紹介する問題集を使って練習を重ねると良いです。
出版社:ブックマン社
こちらの問題集は全国の小論文過去問を集めており、「大量に」小論文の練習ができます。全国の一般入試小論文を中心に5年分掲載されています。
10回~15回ほど書けばかなり慣れてきてコツがつかめてきます。
出版社:旺文社
入試まで日にちがなく、「書き方をパッっと知って、ササっと書く練習がしたい!」という人におすすめの参考書です。
小論文の書き方の解説と演習問題が数問あります。
残り1か月未満でなんとかしたい場合に役立ちます。
出版社:学研プラス
最後に紹介するのは小論文を書くときに欠かせない「背景知識」を手に入れるための参考書です。
小論文入試では、専攻学部・学科の専門内容を題材にした問題がよく出ます。
教育学部なら学校のクラス運営について問われますし、医療系なら「あなたが医療人ならこの場合どうしますか?」なども問われます。
専門知識はそれほど必要ありませんが、「受験生自身の興味・関心」「その専門分野についての受験生の意見」を聞かれます。過去数年間で報道されていた内容を知らないと書けないようなものが中心です。
ところが、入試直前にネットニュースや新聞を数年分読み返すわけにもいきません。
そんなときに活躍するのがこの「完全ネタ本」シリーズです。
ここ数年分の「重要トピック」と「そのトピックの概要」を分かりやすく解説してくれています。
小論文入試を受ける人には必須と言える参考書です。
専門分野ごとにシリーズが分かれているので、受験する学部に合うものを読んでおきましょう。
人文・教育系↓(文学部・教育学部全般)
社会科学系↓(社会学部、法学部、経済・経営、情報、国際)
医歯薬系↓
自然科学系↓(工学部、理学部、農学部、文理融合)
上記に紹介したもの以外にも、小論文対策の参考書はたくさんあります。
どう選べば良いか迷うところです。
そこで、小論文参考書の選び方をお伝えします。
小論文を書けるようにするには、「小論文の書き方の知識」と「小論文を書く練習」の両方が必要です。
自分に必要なのはどちらなのかをまず明確にしましょう。
学校などで「小論文の書き方の知識」を教わっている人も多く、そういう人には練習問題がたくさんある参考書のほうが役立ちます。
小論文にはいくつかの種類があります。志望大学によってどの種類が出ているのか、過去問を見るなどして確認しておきましょう。
なお、小論文の種類は大きく以下の4つに分かれています。
課題文読み取り型 | 文章を読んでその内容について小論文を書く問題 | 最も多い出題タイプ |
テーマ型 | 「あなたが気になる科学のニュースについて説明してください」など、1-2行程度で指示が出て小論文を書く問題 | 難易度の高い大学や体育学部に多いタイプ |
資料読み取り型 | 複数の図表を見て、その図表についての小論文を書く問題 | 経済学部や医療系学部に多いタイプ |
教科型 | 英語や物理など、教科知識をベースに小論文や用語説明を記述する問題 | 理系学部に多いタイプ |
※関連記事:教育学部の小論文過去問一覧
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小論文入試の多くは推薦入試です。8月末以降に「急に小論文が必要になった」という受験生も多いです。
小論文参考書もじっくり読むものもあれば、短期速成を目指すものもあります。
入試までの期間の長さによって選びましょう。
次に、小論文の勉強の仕方をお伝えします。
最初にすべきことは、「志望校の出題の把握」です。
前述のように小論文のタイプは4つあり、大学・学部によってよく出題されるタイプが異なります。
つづいて、小論文を書くにあたって構成を考えましょう。
大きく、「序論→本論→結論」の構成からなります。
それぞれのパートで書く内容が異なりますから、構成をしっかり把握しておきましょう。
構成が分かれば、それぞれのパートで書く内容のメモを作成しましょう。
メモは箇条書きで十分です。
作成したメモを見ながら回答を記述します。
小論文の内容を考える際には、結論から考えましょう。
賛成/反対や自身のアイデアなど、結論を決めてからその理由(根拠・具体例)を考えます。
理由が上手く案出できなければ、結論を練りなおします。
メモを見ながら小論文を書けたら、誰かに添削してもらいましょう。
小論文は「自分の意見を相手に伝えるもの」です。誰かに読んでもらって「分かりやすいか」「設問と内容が合っているか」を確認してもらいます。
自分では「分かりやすい」と思っていても、他人が読んでみると解釈の仕方が分かれてしまう書き方をしているケースもよくあります。
添削で修正箇所を指摘してもらったら、同じテーマでもう一度書いてみましょう。
まずは1回目と同じ内容で書いてみます。指摘された内容を踏まえた書き方ができれば、次に同じテーマで別の内容を書いてみましょう。
このように、1つのテーマで異なる内容を書く練習をしておくと、何を書くかアイデアを見つけやすくなり、入試本番で「何を書けば良いか」困らなくなります。
小論文の勉強について、学習計画を立てるのに困る高校生も多いです。
そこで、いつから勉強をはじめれば良いかまとめました。
まず、遅くとも入試の1か月前には練習をはじめましょう。
小論文は決して難しい入試ではありませんが、書き慣れるのに多少時間が必要です。2週間ほどで合格を勝ち取った受験生もいましたが、評定平均がかなり高いなどの「武器」が必要です。
推薦入試で必要になると分かった時点ですぐに勉強をはじめるほうが良いです。
※関連記事:【高校生】定期テストで90点以上を取れる勉強方法
※関連記事:評定平均の出し方と評定平均の上げ方
前述のように「遅くとも1か月前」からの対策が必要ですが、できれば3か月以上の準備期間を設けておくほうが良いです。
下記のようなスケジュールで練習すると、3か月目にはかなり書きやすくなっているはずです。
1か月目:専攻学部内容の情報収集開始と小論文の書き方の勉強(1度書いてみる)
2か月目:小論文を5~6回書いて練習
3か月目:志望校の過去問を5~6回解いて練習
まれに、1年生の間に大学・学部を決めていて、推薦ねらいにしぼっている高校生もいます。
特定の大学・学部でしか得られない特別な資格取得を目指していたり、水産系・体育系・4国際系の学部志望者ならそういうケースもあります。
早めに志望状況が決まっているなら1・2年生の間に準備をはじめておくと良いです。
小論文の準備期間を1-2年間取れるなら、月1回程度の練習でも十分です。高3でも定期テストの勉強に時間を割けるので、推薦入試でさらに有利な成績を取りやすくなります。
いかがでしょうか。
高校生向けに小論文の参考書を紹介しました。
総合型選抜や学校推薦型選抜、国公立の後期入試で小論文を使うケースが多いです。入試の3か月前、遅くとも1か月前からは小論文対策をはじめましょう。
ここで紹介した参考書のなかでも、小論文のネタ本や小論文のおきて55などは小論文入試で必須と言っていいでしょう。自分に合うものを探して第一志望校合格をぜひ勝ち取ってください!
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