中学生向けに、理科の定期テスト対策用の一問一答問題をまとめました。
今回は中1範囲の「種子をつくらない植物(シダ植物やコケ植物)」です。
テストによく出るポイントもまとめているので、ぜひ定期テストで高得点をねらいましょう!
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(1)種子をつくる植物を分類するにあたり、胚珠の状態(むき出しかおおわれているか)で分けると何と何に分かれるか。
(2)種子をつくる植物を分類するにあたり、子葉の数(1枚か2枚か)で分けると、何と何に分かれるか。
(3)種子をつくる植物を分類するにあたり、花弁のつきかた(くっついているか、1枚1枚離れているか)で分けると何と何に分かれるか。
(4)種子をつくらない植物を分類するにあたり、葉・茎・根の区別があるかどうかで分けると、何と何に分かれるか。
(5)種子をつくらない植物は何を使ってなかまをふやすか。
(6)胞子は何という袋のなかでつくられるか。
(7)胞子のうは葉の表と裏のどちらにあるか。
(8)シダ植物の葉は何色をしていることが多いか。
(9)シダ植物の茎は地中にあることが多い。地上に出ている茎のように見える部分を何というか。
(10)コケ植物の体はたいてい、何色か。
(11)ゼニゴケやスギゴケは葉・茎・根の区別はあるか?
(12)コケ植物には葉・茎・根の区別がない。根の代わりに、体を地面に固定するなどのはたらきをしている部分を何というか。
(13)コケ植物で胞子がつくられるのは雄株と雌株のどちらか。
(14)胞子はどのような場所に落ちると発芽しやすいか。
(15)双子葉類の葉脈の模様を何というか。
(16)単子葉類の葉脈の模様を何というか。
(17)双子葉類の根は何と何からなるか。
(18)単子葉類の根を何というか。
(19)種子植物は花を咲かせるか?
(1)被子植物と裸子植物 ※子房に覆われているのが被子植物、むき出しなのが裸子植物
(2)単子葉類と双子葉類 ※子葉が1枚なのが単子葉類、2枚なのが双子葉類
(3)合弁花と離弁花 ※花弁がくっついている花が合弁花、1枚1枚離れているのが離弁花
(4)シダ植物とコケ植物 ※葉・茎・根の区別があるのがシダ植物、ないのがコケ植物
(5)胞子
(6)胞子のう
(7)裏
(8)緑色
(9)葉の柄
(10)緑色
(11)ない
(12)仮根
(13)雌株
(14)日陰や湿った場所
(15)平行脈
(16)網状脈
(17)主根と側根
(18)ひげ根
(19)咲かせる
中1理科の「植物の分類」の範囲では、種子をつくる植物とつくらない植物の特徴の違いや、シダ植物とコケ植物の違いがよくテストに出てきます。
それぞれの出題ポイントを説明します。
植物は、種子をつくってなかまをふやすかどうかで分けられます。
種子をつくってなかまを増やす植物を「種子植物」と言います。それ以外の植物の多くは胞子をつくってなかまを増やします。
種子植物と、胞子をつくってなかまを増やす植物の特徴の違いをまとめました。
花を咲かせる | 子房の状態 | 子葉の数 | 花弁の状態 | ||||
種子植物 | 〇 | 胚珠におおわれている | 被子植物 | 2枚 | 双子葉類 | くっついている | 合弁花 |
離れている | 離弁花 | ||||||
1枚 | 単子葉類 | ||||||
むきだし | 裸子植物 | ||||||
種子をつくらない植物 | × | 葉・茎・根の区別 | |||||
ある | シダ植物 | ||||||
ない | コケ植物 |
種子をつくらない植物のなかでも、シダ類とコケ類・藻類には違いがあります。
単子葉類と双子葉類は以下のような特徴(違い、共通点)があります。
子葉の枚数 | 葉脈の種類 | 根の特徴 | ||
単子葉類 | 1枚 | 平行脈 | ひげ根 | 根毛 (根の先端) |
双子葉類 | 2枚 | 網状脈 | 主根と側根 |
理科は単元ごとに分かれているため、どうしても苦手単元が生まれやすいです。
覚えられない、計算問題が苦手など、人によって得意・不得意はさまざまです。
そこで、理科のテスト勉強をどうすれば良いかを簡潔に紹介します。
※関連記事:中学理科の勉強方法
まず、教科書や参考書を使って単元ごとにしっかり理解しましょう。
理科は1つの知識や解き方をいくつもの単元で使えるわけではありません。「前回のテストで高得点だったから今回のテストも大丈夫!」と思っていると失敗しがちです。
単元ごとにしっかり理解しておきましょう。
いくら理解を深めても、アウトプットしないと記憶には定着しづらいです。
単元を理解できたら、すぐに市販問題集や学校のワークを使って演習しましょう。
学校の授業を受けたらその日のうちに教科書を読みなおし、問題集で演習するのが理科で高得点を取るコツです。
問題を解いたらすぐに答え合わせをしましょう。
覚えきれていなかった用語や知識があれば、すぐ覚えなおし、その問題を解きなおします。
繰り返し正解することで記憶に定着しやすくなります。
理科は実験の問題がよく出てきます。単元ごとに代表的な実験がありますので、それぞれの実験で「目的」「手順」「結果」「考察」まで覚えておくと便利です。
テストではこの4つのいずれか(もしくはすべて)が問題になります。
覚えておくだけで正解できます。
80点以上を取りたい人は記述問題の演習もしましょう。
理科でよく出てくる記述問題も、前述のような実験問題です。ここでも、「目的」「手順」「結果」「考察」を覚えておくと正解しやすくなります。
記述問題では、問題と自身の解答がずれていないか確かめましょう。
原因を聞かれているのに結果を書いていると大きく減点されます。
問題の問われ方によって解答の文末の書き方は決まっています。
理科では特に「なぜ?」「何のため?」を聞く記述問題が多いです。
文末を「~(だ)から」「~(の)ため」とするのを忘れないようにしてください。
これだけで2-3点拾えます。
前述のように、理科は得意/不得意が単元ごとに分かれやすいです。
苦手単元は中3になって高校受験勉強をはじめると大きな障壁になります。
逆に、苦手単元を1つも残さずに中3を迎えられれば、受験対策でかなり有利になります。
学校の授業を受けて問題集を解き、「この単元難しいかも」と感じたら、すぐ苦手克服に乗り出しましょう。
いつもより復習の頻度を増やす、解説のくわしい参考書を併用するなどすれば克服しやすいです。
最後に、中学理科のおすすめの問題集・参考書を紹介します。いずれもAmazonのリンクをつけているので、リンク先でお得に購入いただけます。
1冊目に紹介するのは「ひとつひとつわかりやすく。」のシリーズです。
この問題集は基礎的な内容に特化しています。
解説はイラスト多めで視覚的に分かりやすく、理科に苦手意識の強い人でもスムーズに勉強に入れます。
学年ごとに分かれているので、高校入試対策で必要な単元の入っているものだけ利用するのにも便利です。
演習問題は少ないので、学校のワークなどで補うと良いでしょう。
出版社:学研プラス
2冊目は「標準問題集」のシリーズです。
解説はややシンプルですが、問題の質の高さで定評があります。
しっかりと理解して解く問題が多く、着実にレベルアップできます。
丸暗記に頼ってなかなか点数が伸び悩んでいる人に特におすすめです。中1~中3まで学年ごとに分かれています。
出版社:受験研究社
3冊目は「自由自在」です。流行の浮き沈みの多い問題集のなかで、数十年前から一貫して人気のあるシリーズです。
解説が分かりやすく、問題量も豊富です。基礎から難問まで幅広い問題が掲載されているので、理科が苦手な人から難関高校志望者まで使えます。
出版社:受験研究社
最後に紹介するには「面白いほどわかる」のシリーズです。
教科書以上に解説がくわしく、たくさんの図版を使って臨場感ある解説で理解が深まります。
これ1冊で中学3年間を網羅しています。
出版社:KADOKAWA
いかがでしょうか。
中1理科の「植物の分類」の範囲(種子植物、シダ植物とコケ植物)でテストによく出る問題をまとめ、頻出ポイントを解説しました。
種子をつくらない植物は胞子でなかまを増やし、さらに葉・茎・根の区別でシダ植物とコケ植物に分かれます。
こうした分類はテストで間違いやすいポイントです。
問題集を繰り返し解いて苦手を克服しておきましょう。
※関連記事:花のつくり:松の花、エンドウの花、子葉・葉・根などテストによく出るポイント
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