中学生向けに、理科の定期テスト対策用の一問一答問題をまとめました。
今回は中1範囲の「物質の状態変化(固体・液体・気体、融点・沸点、体積が・質量・密度など)」です。
テストによく出るポイントもまとめているので、ぜひ定期テストで高得点をねらいましょう!
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(1)物質の3つの状態をすべて答えてください。
(2)物質が固体、液体、気体と、その状態を変えることを何といいますか。
(3)物質の状態変化を表す以下の図の空欄①~④に入る言葉を答えてください。
(4)多くの物質では、固体→液体→気体と変化していくと、体積はどうなりますか。
(5)多くの物質では、固体→液体→気体と変化していくと、質量はどうなりますか。
(6)水が氷になると体積はどうなりますか。
(7)エタノールが液体から気体になると、体積はどうなりますか。
(8)液体のエタノールを入れたポリ袋に熱湯をかけると、袋はどうなりますか。
(9)物質の状態変化によって粒子の(数/ 大きさ/ 並び方)が変わる。当てはまるものを1つ選んでください。
(10)粒子が最も自由に飛び回れるのは固体、液体、気体のどのときですか。
(11)粒子の並び方が不規則になり、やや自由に動き回れるのは固体、液体、気体のどのときですか。
(12)粒子が規則正しく並んでおり、その場にとどまっているのは固体、液体、気体のどのときですか。
(13)物質が固体から液体や気体へと変化していくと、粒子どうしの間隔は(広くなる/ せまくなる)。当てはまるほうを選んでください。
(14)氷が溶けて水へと変化している間、温度は(上がる/ 変わらない)。当てはまるほうを選んでください。
(15)水が沸騰して気体へと変化している間、温度は(上がる/ 変わらない)。当てはまるほうを選んでください。
(16)固体が溶けて液体に変化するときの温度を何といいますか。
(17)液体が沸騰して気体へと変化するときの温度を何といいますか。
(18)融点も沸点も、物質の種類によって(決まっている/ 変わらない)。当てはまるほうを選んでください。
(19)液体を加熱して沸騰させ、出てきた蒸気を冷やして再び液体にして取り出すことを何といいますか。
(20)沸点の異なる物質の混合物を加熱したとき、沸騰して気体へと変化している間、温度は(上がる/ 変わらない)。当てはまるほうを選んでください。
(21)水とエタノールの混合物を加熱すると、先に気体となって出てくるのはどちらですか。
(22)水とエタノールの混合物を加熱して、エタノールのほうが先に気体になるのはなぜですか。
(1)固体・液体・気体
(2)状態変化
(3)①加熱、②加熱、③冷却、④冷却
(4)大きくなる
(5)変化しない
(6)大きくなる
(7)大きくなる
(8)ふくらむ ※体積が大きくなるため
(9)並び方
(10)気体
(11)液体
(12)固体
(13)広くなる
(14)変わらない
(15)変わらない
(16)融点
(17)沸点
(18)決まっている
(19)蒸留
(20)上がる
(21)エタノール
(22)エタノールのほうが水より沸点が低いから。
(1)以下の表はいろいろな物質の融点と沸点を表したものです。以下の問いに答えてください。
物質の種類 | 融点(℃) | 沸点(℃) |
水 | 0 | 100 |
エタノール | -115 | 78 |
鉄 | 1538 | 2862 |
塩化ナトリウム | 801 | 1485 |
水銀 | -39 | 357 |
①エタノールが気体になるのは何℃のときですか。
②60℃のとき、水銀は固体・液体・気体のどれですか。
③-30℃のとき、水は固体・液体・気体のどれですか。
④1200℃のとき、鉄は固体・液体・気体のどれですか。
⑤100℃のとき固体である物質をすべて選んでください。
(2)下の表はパルミチン酸をゆっくり加熱したときの加熱時間と温度の関係を表したものです。以下の問いに答えてください。
加熱した時間(分) | 温度(℃) |
5 | 30℃ |
10 | 60℃ |
15 | 61℃ |
20 | 64℃ |
25 | 80℃ |
①固体のパルミチン酸が液体になりはじめたのは、加熱しはじめてから約何分後ですか。
ア:約5分後、イ:約10分後、ウ:約15分後、エ:約20分後
②固体のパルミチン酸がすべて液体になったのは、加熱しはじめてから約何分後ですか。
ア:約5分後、イ:約10分後、ウ:約15分後、エ:約20分後
③加熱しはじめてから15分後のパルミチン酸はどのような状態ですか。
ア:固体、イ:固体と液体、ウ:液体、エ:気体
④約10分後から約20分後までは温度がほとんど変化していません。このときの温度を何といいますか。
(1)
①78℃
②液体
③固体
④固体
⑤鉄、塩化ナトリウム
(2)
①イ
②エ
③イ
④融点
物質の状態変化によって体積や質量はどうなるかがテストでよく問われます。
まず、用語の意味をおさえておきましょう。それぞれ以下のような意味です。
固体→液体→気体となるにつれて、体積は「大きくなります」。質量は変化しません。重さがそのままで大きさだけ大きくなります。
中身がスカスカになっていくので、密度は小さくなります。
体積は物の大きさなので、物が広がると体積も大きくなります。固体はギュっと固まっているイメージ、気体はふわ~っと広がっているイメージで覚えましょう。
ただし、水はこれと逆の変化の仕方になります。つまり、固体(氷)→液体(水)になると体積は「小さくなり」、密度は「大きくなります」。
物質の状態変化の仕方を以下の表にまとめています。
固体→液体→気体 | ||
多くの物質 | 体積 | 小 → 大 |
質量 | 変わらない | |
密度 | 大 → 小 | |
水 | 体積 | 大 → 小 |
質量 | 変わらない | |
密度 | 小 → 大 |
理科は単元ごとに分かれているため、どうしても苦手単元が生まれやすいです。
覚えられない、計算問題が苦手など、人によって得意・不得意はさまざまです。
そこで、理科のテスト勉強をどうすれば良いかを簡潔に紹介します。
※関連記事:中学理科の勉強方法
まず、教科書や参考書を使って単元ごとにしっかり理解しましょう。
理科は1つの知識や解き方をいくつもの単元で使えるわけではありません。「前回のテストで高得点だったから今回のテストも大丈夫!」と思っていると失敗しがちです。
単元ごとにしっかり理解しておきましょう。
いくら理解を深めても、アウトプットしないと記憶には定着しづらいです。
単元を理解できたら、すぐに市販問題集や学校のワークを使って演習しましょう。
学校の授業を受けたらその日のうちに教科書を読みなおし、問題集で演習するのが理科で高得点を取るコツです。
問題を解いたらすぐに答え合わせをしましょう。
覚えきれていなかった用語や知識があれば、すぐ覚えなおし、その問題を解きなおします。
繰り返し正解することで記憶に定着しやすくなります。
理科は実験の問題がよく出てきます。単元ごとに代表的な実験がありますので、それぞれの実験で「目的」「手順」「結果」「考察」まで覚えておくと便利です。
テストではこの4つのいずれか(もしくはすべて)が問題になります。
覚えておくだけで正解できます。
80点以上を取りたい人は記述問題の演習もしましょう。
理科でよく出てくる記述問題も、前述のような実験問題です。ここでも、「目的」「手順」「結果」「考察」を覚えておくと正解しやすくなります。
記述問題では、問題と自身の解答がずれていないか確かめましょう。
原因を聞かれているのに結果を書いていると大きく減点されます。
問題の問われ方によって解答の文末の書き方は決まっています。
理科では特に「なぜ?」「何のため?」を聞く記述問題が多いです。
文末を「~(だ)から」「~(の)ため」とするのを忘れないようにしてください。
これだけで2-3点拾えます。
前述のように、理科は得意/不得意が単元ごとに分かれやすいです。
苦手単元は中3になって高校受験勉強をはじめると大きな障壁になります。
逆に、苦手単元を1つも残さずに中3を迎えられれば、受験対策でかなり有利になります。
学校の授業を受けて問題集を解き、「この単元難しいかも」と感じたら、すぐ苦手克服に乗り出しましょう。
いつもより復習の頻度を増やす、解説のくわしい参考書を併用するなどすれば克服しやすいです。
最後に、中学理科のおすすめの問題集・参考書を紹介します。
1冊目に紹介するのは「ひとつひとつわかりやすく。」のシリーズです。
この問題集は基礎的な内容に特化しています。
解説はイラスト多めで視覚的に分かりやすく、理科に苦手意識の強い人でもスムーズに勉強に入れます。
学年ごとに分かれているので、高校入試対策で必要な単元の入っているものだけ利用するのにも便利です。
演習問題は少ないので、学校のワークなどで補うと良いでしょう。
出版社:学研プラス
2冊目は「標準問題集」のシリーズです。
解説はややシンプルですが、問題の質の高さで定評があります。
しっかりと理解して解く問題が多く、着実にレベルアップできます。
丸暗記に頼ってなかなか点数が伸び悩んでいる人に特におすすめです。中1~中3まで学年ごとに分かれています。
出版社:受験研究社
3冊目は「自由自在」です。流行の浮き沈みの多い問題集のなかで、数十年前から一貫して人気のあるシリーズです。
解説が分かりやすく、問題量も豊富です。基礎から難問まで幅広い問題が掲載されているので、理科が苦手な人から難関高校志望者まで使えます。
出版社:受験研究社
最後に紹介するには「面白いほどわかる」のシリーズです。
教科書以上に解説がくわしく、たくさんの図版を使って臨場感ある解説で理解が深まります。
これ1冊で中学3年間を網羅しています。
出版社:KADOKAWA
いかがでしょうか。
中1理科の「物質の状態変化」(固体・液体・気体)でテストによく出る問題をまとめました。
融点・沸点とは、体積や質量の変化の仕方、粒子の動きの変化、状態変化の実験の問題などを一問一答や表にまとめています。
化学は用語の意味や実験結果を覚えて問題演習をすれば高得点を取りやすくなります。問題集をくり返し解いて90点を目指しましょう!
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