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4年生算数では「角度を求める問題」が出てきます。苦手にしている子も多いです。
そこで、角度を求める問題を20問用意しました。解答と解説もつけているので、間違えた問題は解説を読んで解きなおしてみましょう!
また、解き方のコツをつかんでしまえば、得意にしやすくなります。コツも合わせて紹介しています。
※関連記事:【小学校算数】4年生の勉強内容
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Z会 小学生コースの案内次のア~ウの角度を計算してもとめてください。
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(19)
(20)
(1)50°
一直線は180°で、一方の角が130°。
ア=180°―130°
=50°
(2)30°
一直線は180°で、一方の角が150°。
ア=180°―150°
=30°
(3)70°
一直線は180°で、一方の角が110°。
ア=180°―110°
=70°
(4)20°
一直線は180°で、一方の角が160°。
ア=180°―160°
=20°
(5)30°
一回転360°で、一方の角が330°
ア=360°―330°
=30°
(6)130°
一回転360°で、一方の角が230°
ア=360°―230°
=130°
(7)250°
一回転360°で、一方の角が110°
ア=360°―110°
=250°
(8)20°
一回転360°で、一方の角が340°
ア=360°―340°
=20°
(9)40°
一回転360°で、一方の角が320°
ア=360°―320°
=40°
(10)130°
一回転360°で、一方の角が230°
ア=360°―230°
=130°
(11)40°
一直線は180°で、3つの角のうち2つが80°と60°。
ア=180°―80°―60°
=40°
(12)100°
一直線は180°で、3つの角のうち2つが50°と30°。
ア=180°―50°―30°
=100°
(13)120°
一回転は360°で、3つの角のうち2つが130°と110°。
ア=360°―130°―110°
=120°
(14)150°
一回転は360°で、3つの角のうち2つが130°と80°。
ア=360°―130°―80°
=150°
(15)ア:130°、イ:130°
一直線は180°で、一方の角が50°。
ア=180°―50°
=130°
同じように、イも130°
あるいは、2つの直線が交わっているとき、向かい合う角は同じ大きさなので、
イの角度=アの角度
=130°
(16)ア:50°、イ:130°
2つの直線が交わっているとき、向かい合う角は同じ大きさなので、
ア=50°
一直線は180°で、一方の角が50°。
イ=180°―50°
=130°
(17)ア:60°、イ:120°
一回転360°で、一方の角が300°
ア=360°―300°
=60°
一直線180°で、一方の角(ア)が60°
ア=180°―60°
=120°
(18)ア:180°、イ:75°
一直線180°なので、
ア=180°
一回転360°で、一方の角が285°なので、
イ=360°―285°
=75°
(19)ア:108°、イ:42°
2つの直線が交わっているとき、向かい合う角は同じ大きさなので、
ア=108°
一直線180°で、3つの角のうちアが108°、もう1つが30°なので、
イ=180°―108°―30°
=42°
(20)ア:54°、イ:46°
2つの直線が交わっているとき、向かい合う角は同じ大きさなので、
ア=54°
一直線180°で、3つの角のうちアが54°、もう1つが80°なので、
イ=180°―54°―80°
=46°
分度器を使うと角度を正確に測ることができます。ですが、計算して求める方法もあります。
角度を計算して求める際には、コツが3つあります。
※関連記事:【4年生算数の問題】三角形の角度を求める問題
まっすぐの線を1本引くと、その線がつくる角度は必ず180°です。
つまり、「一直線(半回転)は180°」になります。
このルールを使って上記の(1)~(4)と(11)(12)の問題を解けます。
次に、くるっと円を描くと、その角度は必ず360°になります。
つまり、「一回転は360°」になります。
このルールを使って上記の(5)~(10)と(13)(14)の問題を解けます。
さらに、2つの直線が交わっているとき、向かいあう角は同じ大きさになります。
これを「対頂角(たいちょうかく)」と呼びます。
これは非常に便利なルールで、上記の(15)や、一直線180°と一回転360°のルールと組み合わせると(16)~(20)の問題を解けます。
角度の問題は、最初は取っつきにくく感じる子も少なくありません。
角度は今後も、中学校でも登場します。早めに得意にしておくほうが良いでしょう。
そこで、角度を得意にするための勉強方法をお伝えします。
まず、定規も分度器も使わず、フリーハンドで図を描いてみましょう。
多少でこぼこしてしまっても良いので、「丁寧に」描きましょう。
【丁寧な描きかたのポイント】
・ゆっくり描く
・角の大きさも意識して描く
図形が苦手になる子は「図形の性質」を感覚的に捉えきれていません。
例えば80°は90°より小さいですが、90°に割と近い大きさです。何かと比べて「大きい/小さい/同じ」を「問題で問われなくても分かっている」ようになっておく必要があります。
「角度が感覚的に分かっていない子」は、以下の角度を「130°」「300°」などと、的外れな解答を出してしまいます。
図形の感覚を身に付けている子は「見た目」で「90°の半分くらいかな?」と推測をつけています。そのため、計算の仕方を間違えて「130°」としてしまっても自分で気づいて訂正できます。
このように、図形の性質を感覚的に理解できるようにするため、「フリーハンド」で「丁寧」に図を描いてみましょう。
計算を速く・正確にできると図形の問題を解きやすくなります。
計算するのに手間取ってしまうと、計算に集中しすぎてしまって「今何を求めようとして計算していたのか」が分からなくなってしまいます。
こうした傾向は小中学生全般によく見られます。
毎日計算問題を解いて計算力をみがいておきましょう!
苦手な単元を得意に変えるには、毎日の努力が必要です。問題をたくさん解きましょう。
単元やポイントごとに問題のパターンは限られています。
問題を数多くこなしているうちに解き方のパターンが分かるようになり、非常に解きやすくなります。
4年生の算数を得意にできるおすすめ問題集を何冊か紹介します。
いずれもAmazonのリンクをつけています。
1冊目は学研の「毎日のドリル」シリーズです。
1日10分で終わるので、学習習慣をつけて毎日コツコツ取り組みやすいです。
問題は学校の教科書レベルまでです。苦手な子にちょうど良いレベルと分量です。
出版社:学研プラス
2冊目はZ会の問題集です。
学校の教科書やドリルの問題に少し物足りなさを感じる子におすすめです。
教科書レベルからはじめて教科書に載っていない応用レベルの問題まで演習できます。特に、Z会ならではの「ちょっと頭をひねって解く問題」も掲載されており、思考力をきたえる練習にもなります。
出版社:Z会
3冊目は計算問題の徹底練習ができるドリルです。
応用問題集や難関校の入試対策問題集を多く出版している文英堂のドリルで、計算演習に特化しています。
4年生で習う大きな数、わり算、小数、がい数の問題が200ぺージ並んでいます。
表面と同じ問題が裏面にも載っているので、繰り返し演習できます。
出版社:文英堂
いかがでしょうか。
小学4年生向けに算数の「角度を求める問題」を紹介しました。
一直線は180°、一回転は360°、2つの直線が交差して向かい合う角は同じ大きさになる。これらのポイントを使うと解きやすくなります。
また、計算力が高いと問題を解きやすくなります。毎日コツコツ計算練習をしておきましょう!
4年生の図形問題集も紹介していますので、子どもに合うレベルのもので対策してみてください。
自宅学習で思考力や応用力を高めるにはZ会が便利です。リンク先でZ会小学生コースに資料請求できます。
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