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4年生算数では「2桁、3桁を1桁でわるわり算」が出てきます。桁数が多くなると計算の仕方に戸惑ったり、文章問題の解き方がややこしくなってしまいがちです。
そこで、わり算の計算問題とわり算の文章問題を合計50問用意しました。解答と解説もつけているので、間違えた問題は解説を読んで解きなおしてみましょう!
また、解き方のコツをつかんでしまえば、得意にしやすくなります。コツも合わせて紹介しています。
※関連記事:【小学校算数】4年生の単元別の勉強方法
Z会 小学生コースの案内次の計算をしてください。あまりが出る場合は、けん算もしてください。
(1)50÷2
(2)80÷4
(3)100÷5
(4)200÷4
(5)300÷1
(6)840÷2
(7)2000÷5
(8)1800÷3
(9)45÷3
(10)72÷8
(11)120÷4
(12)88÷8
(13)248÷4
(14)702÷3
(15)79÷7
(16)87÷4
(17)65÷3
(18)151÷4
(19)289÷9
(20)345÷5
(1)25
(2)20
(3)20
(4)50
(5)300
(6)420
(7)400
(8)600
(9)15
(10)9
(11)30
(12)11
(13)62
(14)234
(15)11あまり2
(けん算)7×11+2=79
(16)21あまり3
(けん算)4×21+3=87
(17)21あまり2
(けん算)3×21+2=65
(18)37あまり3
(けん算)4×37+3=151
(19)32あまり1
(けん算)9×32+1=289
(20)69
つづいて、文章問題の練習をしますしょう。やさしい問題と応用問題に分けています。
次の問題に答えてください。式と答えのりょうほうを書いてください。
(1)60このミカンを5人に同じこ数ずつくばると、1人分は何こになりますか。
(2)200まいの色紙を4人に同じまい数ずつくばると、1人分は何まいになりますか。
(3)100人の子どもが4人がけのつくえがあります。100人ぜんいんがすわるには、つくえは何台ひつようですか。
(4)長さ320cmのテープを8cmずつに切ると、8cmのテープは何本できますか。
(5)120人の子どもを6人ずつのグループにわけると、何グループできますか。
(6)200この漢字を1日5こずつおぼえると、何日かかりますか。
(7)210このあめを8人で同じ数ずつ分けると、1人分は何こになり、何こあまりますか。
(8)120このボールを7人に同じこ数ずつくばると、1人分は何こになり、何こあまりますか。
(9)750まいのカードを8人の子どもに同じまい数ずつ配ると、1人分は何まいになり、何まいあまりますか。
(10)100このリンゴを6人の子どもに同じまい数ずつ配ると、1人分は何こになり、何こあまりますか。
(11)248本のエンピツを7本ずつたばにすると、何たばできて、何本あまりますか。
(12)赤のリボンは40cm、青のリボンは5cmです。赤のリボンは青のリボンの何倍ですか。
(13)あるくじ引きで、当たりくじが8本、外れくじが184本あります。外れくじは当たりくじの何倍ですか。
(14)ある日の本屋さんで、算数のドリルが80さつ、国語のドリルが8さつうれました。算数のドリルは国語のドリルの何倍うれましたか。
(15)320ページの本を1日8ページずつ読むと、読みおえるのに何日かかりますか。
(1)式:60÷5=12 答え:12こ
(2)式:200÷4=50 答え:50まい
(3)式:100÷4=25 答え:25台
(4)式:320÷8=40 答え:40cm
(5)式:120÷6=20 答え:20グループ
(6)式:200÷5=40 答え:40日
(7)式:210÷8=26あまり2 答え:1人分は26こになり、2こあまる
(8)式:120÷7=17あまり1 答え:1人分は17こになり、1こあまる
(9)式:750÷8=93あまり6 答え:1人分は93まいになり、6まいあまる
(10)式:100÷6=16あまり4 答え:1人分は16こになり、4こあまる
(11)式:248÷7=35あまり3 答え:35たばできて、3本あまる
(12)式:40÷5=8 答え:8倍
(13)式:184÷8=23 答え:23倍
(14)式:80÷8=10 答え:10倍
(15)式:320÷8=40 答え:40日
次の問題に答えてください。式と答えのりょうほうを書いてください。
(1)15Lの水を7dLずつ入れ物に分けていれます。すべての水を入れ物に入れるには、入れ物は何こひつようですか。
(2)6人がけのイスが何きゃくかあります。このイスに200人の子どもが全員をよういして全員すわるには、何きゃくひつようですか。
(3)スーパーマーケットAではニンジンを1ふくろ3本198円で売っています。スーパーマーケットBではニンジンを1ふくろ4本228円で売っています。ニンジン1本のねだんは、どちらのほうが何円安いですか。
(4)スーパーマーケットAではお米を5kg1180円で売っています。スーパーマーケットBでは同じお米を2kg580円で売っています。お米を20kgかうなら、どちらのスーパーマーケットで買うほうが安いですか。また、いくら安いですか。
(5)ある数を8でわるのを、まちがえて6でわったので答えが「53あまり2」になりました。ある数はいくつですか。
(6)ある数を5でわるのを、まちがえて7でわったので答えが「73あまり1」になりました。正しく計算したときの答えを求めてください。
(7)2つの数をかけて20をたすと800になります。2つの数のうち1つが6のとき、もう1つの数はいくつになりますか。
(8)2つの数をかけて12を引くと714になります。2つの数のうち1つが3のとき、もう1つの数はいくつになりますか。
(9)6でわるとわりきれる数のうち、200にいちばん近い数はいくつになります。
(10)9でわるとわりきれる数のうち、300にいちばん近い数はいくつになりますか。
(11)Aさんは友だち3人と一緒に500円ずつお金を出しあってサッカーボールを買うことにしました。買ったあとのおつりを4人で分けたところ、ちょうど分けることができました。4人で買ったサッカーボールのねだんを、次のア~エのなかから1つえらんでください。
ア:1,950円 イ:1,965円 ウ:1,980円 エ:1,995円
(12)ある数を8でわったら答えが「30あまり3」になりました。この数を4でわったときの答えとあまりをもとめてください。
(13)123を1ケタの整数□でわると答えが「△あまり3」になりました。□と△にあてはまる組みあわせをすべて答えてください。
(14)オレンジジュース500mL入りのペットボトルが10本あります。これを5人のきょうだいで分けると、1人何Lのオレンジジュースをもらえますか。
(15)1さつ80円のノートを40さつ買おうとしたところ、400円安くしてくれました。1さつ何円で買えましたか。
(1)22こ
15L=150dLになる。
150dL÷7dL=21あまり3dL
21この入れ物だと3dLあまってしまうので、もう1つ入れ物がひつようになる。
(2)34きゃく
200人÷6=33あまり2人
33きゃくのイスだけではすわれない子どもが2人いるので、もう1きゃくのイスがひつようになる。
(3)スーパーマーケットBのほうが1本あたり9円安い
スーパーマーケットA:198円÷3本=66円
スーパーマーケットB:228円÷4本=57円
66円―57円=9円
(4)スーパーマーケットAのほうが1080円安い
スーパーマーケットA:1180円÷5本=236円
スーパーマーケットB:580円÷2本=290円
1kgあたりのねだんのちがい:290円―236円=54円…スーパーマーケットAのほうが54円やすい
20kgあたりのねだんのちがい:54円×20kg=1080円
(5)320
6でわると53あまり2になるので、
6×53+2=320
(6)102あまり2
7でわると73あまり1になるので、
7×73+1=512
もともとは5でわりたかったので、正しい計算は以下のとおり。
512÷5=102あまり2
(7)130
20をたすと800になるので、2つの数をかけたときの答えは780(800-20=780)になる。
2つの数のうち1つは6なので、もうひとつの数は以下のとおり。
780÷6=130
(8)242
12を引くと714になるので、2つの数をかけたときの答えは724(714+12=726)になる。
2つの数のうち1つは3なので、もうひとつの数は以下のとおり。
726÷3=242
(9)198
200÷6=33あまり2
6でわりきれる数は6×33=198
(10)297
(9)と同じとき方をする。
300÷9=33あまり3
9でわりきれる数は9×33=297
(11)ウ(1,980円)
2,000円を出したおつりを4人で分ける。ア~エそれぞれのおつりを計算すると、以下のようになる。
ア:50円 イ:35円 ウ:20円 エ:5円
このなかで、4人で分けられる=4でわりきれるのは「ウ」になる。
(12)60あまり3
8でわると30あまり3になる数をもとめる。
8×30+3=243
243を4でわる。
243÷4=60あまり3
(13)(□・△)→(5・24)、(6・20)、(8・15)
「123をわるとあまりが3になる1ケタの数」にあてはまるのは、いかの2つのじょうけんすべてに当てはまる数になる。
①120をわるとわりきれる1ケタの数
②4以上の数(4以上でないとあまりが3にならない)
120をわりきれる1ケタの数は、「1、2、3、4、5、6、8」で、このうち4以上の数は「5、6、8」の3つ。
123を5、6、8でわったときの答え(商)をもとめる。
5→123÷5=24あまり3
6→123÷6=20あまり3
8→123÷8=15あまり3
(14)1L
500mL10本で5000mLになる。
5000mL÷5人=1000mL
「L」できかれているので、
1000mL=1L
(15)70円
80円×40さつ=3200円
400円安くしてくれたので、
3200円―400円=2800円
40さつで2800円なので、1さつあたりはいかのとおり。
2800円÷40さつ=70円
算数の文章問題を苦手にしている小学生は多いです。
応用問題は問題文が長くなり、解くのにコツが必要です。文章問題の解き方を説明します。
文章問題のむずかしい点の1つは、「1つの問題に条件がいくつもあること」です。
条件を1つ1つ分けて把握してみましょう。
例えば、以下のような問題がありました。
「Aさんは友だち3人と一緒に500円ずつお金を出しあってサッカーボールを買うことにしました。買ったあとのおつりを4人で分けたところ、ちょうど分けることができました。4人で買ったサッカーボールのねだんを、次のア~エのなかから1つえらんでください。」
これを条件ごとに分けると、以下のようになります。
このように細かく分けてみると、下記のような状況だと分かります。
こうしてみると、2000円のおつりを4人で分けられるねだんをア~エから探せば良いと分かります。
算数の文章問題では、「問われている内容」に線を引いておきましょう。
例えば、以下のような問題があります。
「123を1ケタの整数□でわると答えが「△あまり3」になりました。□と△にあてはまる組みあわせをすべて答えてください。」
この問題で問われている内容に線を引くと、以下のようになります。
「123を1ケタの整数□でわると答えが「△あまり3」になりました。□と△にあてはまる組みあわせをすべて答えてください。」
この問題では、「組みあわせ」「当てはまるものすべて」を問われています。
解答は(5・24)、(6・20)、(8・15)の3つの組みあわせです。組みあわせを1つ見つけて安心して解答を終えると不正解になります。□に入る数が5、6、8の3種類だと分かっても、△のほうも求めないとやはり不正解です。
このように、「何を聞かれているのか」をはっきりさせておくことで、「よく読んだら解けていたのに…!」という間違いを減らせます。
問われている内容以外に、「単位」にも線を引いて注意しておきましょう。
前述の問題のなかには、「mL」で問題文に出てきているのに「L」で解答を求めているものもあります。
計算して答えがわかっても、単位を間違うと不正解になります。
単位に線を引いて注意することで、もったいない間違いを減らせます。
文章問題で正解を取るコツとして、「答えのたしかめ」もおすすめです。計算して出した答えが合っているかどうかをたしかめます。
例えば「ある数を8でわるのを、まちがえて6でわったので答えが「53あまり2」になりました。ある数はいくつですか。」という問題で、「ある数」を310だと分かったとします。
問題文では、ある数を6でわると答えが「53あまり2」になったとあります。実際に計算してみましょう。
この答えがあっているかどうか、実際に計算してみましょう。
310÷6=51あまり4
すると、ある数310を6でわっても問題文と異なる結果になりました。
このように、出した答えを問題文にあてはめると、計算ミスや考え違いをしていても自分で気づきやすくなります。
日ごろから計算練習をたくさん繰り返し、計算の「スピード」と「正確さ」の両方をきたえておきましょう。
前述のように文章問題を解くコツはいくつかありますが、そもそも計算力が一定以上ないと正しい式を立てても計算間違いをしてしまいます。
毎日5-10分で良いので、コツコツ練習しておくほうが良いでしょう。
A1: まず、割る数(1桁の数)が2桁の数に何回入るかを考えて、商(割り算の答え)を求めます。残った数で次に進み、余りがあれば書きます。
A2: 3桁の数も、まず最初の2桁を割って商(割り算の答え)を求め、その後残りの1桁を割ります。順番に計算していくと、わかりやすくなりますよ。
A3: 文章を読んで、何を分けるのか、どれくらいの数を分けるのかを見つけます。その後、割り算の式を立てて計算します。
A4: 余りが出たときは、商(割り算の答え)の後に「余り○」と書きます。例えば、17÷4の計算では、商は4、余りは1です。答えの欄には「答え4、余り1」と書けば大丈夫です。
A5: 例えば「48個のキャンディを6人で分けると、1人分は何個?」という問題なら、48÷6をして、1人分が8個とわかります。
4年生の算数を得意にできるおすすめ問題集を何冊か紹介します。
なお、小4向け中学受験対策用の問題集は以下の記事で紹介しています。
小4におすすめの算数問題集:ハイレベルな文章問題や中学受験対策
1冊目は学研の「毎日のドリル」シリーズです。
1日10分で終わるので、学習習慣をつけて毎日コツコツ取り組みやすいです。
問題は学校の教科書レベルまでです。苦手な子にちょうど良いレベルと分量です。
出版社:学研プラス
2冊目はZ会の問題集です。
学校の教科書やドリルの問題に少し物足りなさを感じる子におすすめです。
教科書レベルからはじめて教科書に載っていない応用レベルの問題まで演習できます。特に、Z会ならではの「ちょっと頭をひねって解く問題」も掲載されており、思考力をきたえる練習にもなります。
出版社:Z会
3冊目は計算問題の徹底練習ができるドリルです。
応用問題集や難関校の入試対策問題集を多く出版している文英堂のドリルで、計算演習に特化しています。
4年生で習う大きな数、わり算、小数、がい数の問題が200ぺージ並んでいます。
同じページで表面と裏面に同じ問題が載っているので、繰り返し演習できます。
出版社:文英堂
いかがでしょうか。
小学4年生向けに算数の「1桁のわり算の問題」を紹介しました。計算問題20問と文章問題の基本問題15問と応用問題15問です。応用問題は中学入試をする4年生にも役立つレベルです。
文章問題は問題文に線を引くなどすると間違いを減らせます。また、計算力が高いと問題を解きやすくなります。毎日コツコツ計算練習をしておきましょう!
4年生向けの算数問題集も紹介していますので、子どもに合うレベルのもので対策してみてください。
Z会 小学生コースの案内なお、2桁÷2桁や3桁÷2桁など桁数の多い割り算の文章問題や、角度を求める問題、小数の問題を以下の記事でくわしく解説しています。
※関連記事:面積の求め方の解説と面積の問題
※関連記事:2桁や3桁のわり算の問題:わり算の計算問題と文章問題(応用レベル含む)
※関連記事:小数のたし算とひき算の計算問題と文章問題(ハイレベル含む)
※関連記事:三角形の角度を求める問題
※関連記事:角度を求める問題:180°や360°、対頂角を使って角度を求めるコツを解説
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