小学校の算数は学年があがっていくと、どんどんむずかしくなっていきます。高学年になるとちょっと復習したぐらいではなかなか解けるようになりません。
4年生になると学校の授業時間数も宿題もグンと増えます。しかも面積など本格的な単元が増えてくるため、苦手な単元があってもそのままにしてしまう習慣がつきやすくなります。
4年生のうちに勉強をしっかり立て直しておきたいと願ってらっしゃる保護者の方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は小学校4年生用のおすすめの算数ドリル・問題集を12種類紹介します。お子様の様子をみて必要そうなドリル・問題集をお試しください。
この記事は下記の方向けです。
下記リンクは難関中学受験対策で定番のZ会のHPです。リンク先でZ会に資料請求ができます。】
Z会 小学生コースの案内※Z会の中学受験コースのメリットや活用法を下記の記事で紹介しています。
Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
ドリル・問題集は学習目的や学習ペースに応じて選ぶのがおすすめです。
ここでは、先ほど紹介した学習目的別に、目安の学習ペースと合わせてドリル・問題集を紹介します。AmazonのPRリンクをつけているので、リンク先でお得に購入いただけます。
1日1枚(5-10分)でできるドリルを中心に選びました。
面積の求め方、分数の計算など4年生がつまずきやすい問題も、毎日の勉強習慣で乗り越えやすくなります。
最初に紹介するのは学研の「毎日のドリル」シリーズです。
1日10分で勉強できるので、「学習習慣をつける」のに便利です。
問題のレベルも小学校の勉強と同じなので、算数が苦手な子も、4年生になってちょっと難しくなってきたと感じる子にもちょうどいいです。
3年生の子が4年生の先取りをするのにも使えます。
分野別にドリルが分かれているので、気になる分野から始めてみましょう!
小数・分数の計算↓
わり算↓
図形・数・データ↓
文章題↓
出版社:学研
ページ数:96ページ
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
やりきれるから自信がつく!1日2枚の集中で、学習習慣が身につく人気ドリルの改訂版。ドリルを進めるとキャラクターが育つ専用アプリで、勉強のやる気がアップする。くわしい説明とくり返しの練習で、小学4年の小数・分数の計算のやり方がきちんとわかる。
やりきれるから自信がつく!
●1日1枚の勉強で、学習習慣が定着!
目標時間にあわせ、無理のない量の問題数で構成されているので、「1日1枚」やりきることができます。●すべての学習の土台となる「基礎力」が身につく!
スモールステップで構成され、1冊の中でも繰り返し練習していくので、確実に「基礎力」を身につけることができます。●計算のやりかたが、よくわかる!
計算のやりかたをくわしく説明し、丁寧な解説もあります。問題量も豊富なので、小数・分数の計算がしっかり身につきます。●「勉強管理アプリ」の活用で、楽しく勉強できる!
学研出版サイトより引用
設定した勉強時間にアラームがなるので、学習習慣がしっかりと身につきます。時間、点数を記録していくと、成績がグラフ化されたり、賞状をもらえたり、キャラクターとコミュニケーションを取れたりするので、達成感が得られます。
つづいては、「くもんの小学ドリル」シリーズです。
前述の学研の「毎日のドリル」と同じくらいのレベルで・分量で、毎日の学習習慣をつけるねらいがあります。
先取り学習用に使っている方も多いです。
また、短期集中や苦手克服など、同じシリーズでレベル分けもされています。
分数・小数↓
わり算の計算↓
数・量・図形↓
文章題↓
出版社:くもん出版
ページ数:112ページ
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
〔本書のねらい〕
「基礎からスモールステップでくり返し学習」「自分で解ける→自信ややる気につながる」という一連の流れにより,基礎基本や学習習慣をしっかり身につけ,自学自習で進めることができます。〔学習内容・特徴〕
1なめらかなステップと反復練習により,基礎力を確実に身につける自学自習用のドリルです。
2数量図形の分野に特化したことで,豊富な練習量となめらかなステップを実現しています。
3「できた!」のくりかえしによる自己肯定感で学びへのモチベーションが高まり,しっかりとした学習習慣を無理なく育みます。
4例題や導入問題を解き進めながら「自ら学びとる」ことで,確実な基礎力と自立的な学習姿勢を養成します。
5巻末解説に,ポイントや解き方などの「まとめコーナー」を要所要所に設け,学びとったことのたしかめ機能を高めています。
6フルカラー化により,図版やイラスト,解答・解説の「見易さ」「わかりやすさ」が向上しています。7「できたねシール」で学習習慣が身につきます。
Amazonより引用
つづいても公文で、先ほどの「小学ドリル」の短期特訓バージョンです。夏休みの復習などに最適です。
計算↓
単位と図形↓
データの活用↓
文章題↓
出版社:くもん出版
ページ数:176ページ
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
「4年生 計算にぐーんと強くなる」は、計算に特化し、
Amazonより引用
豊富な練習量を実現しています。
そのため、やさしいところから細かいステップで学習でき、
苦手意識をもった子どもでも、すらすら解くことができます。
また、徹底したくり返し練習を行うことができるため、
計算力を体にしみこませることができます。
「4年生 計算にぐーんと強くなる」は、テーマごとに最後に文章題が
付いているのも特徴の一つです。
このことによって、子どもたちは、練習した計算をどのように実践的に使うのかを
体感することができます。計算を正確に、スピード感をもって解く力を
身につけた自信を深めた子どもたちは、
自ら学習に向かっていく姿勢を育むことでしょう。
4年生にもなると、算数は本格的になってきて「間違いやすい問題」が次々と出てくるようになります。
そんなときは「くもんのにがてたいじドリル」シリーズがおすすめです。学年ごとの「間違いやすい問題」をドリルにして集中的に演習し、克服できるようにつくられています。
出版社:くもん出版
ページ数:184ページ
学習ペース(目安):1週間で8ページ
特徴:
〔本書のねらい〕
Amazonより引用
「にがての原因」の前まで戻って学習しなおすことで,「にがてをつくらない」「にがてをできるにかえる」という一連の流れにより,にがてになりやすいところも自学自習で進めることができます。
〔学習内容・特徴〕
11冊1単元に絞っているため,易しいところからきめ細かなステップで学習できます。
2苦手の原因となる前学年までの内容も復習でき,自信をつけることができます。
31ページの学習が少ないので気楽に取り組むことができ,達成感を得られやすい構成となっています。
次に紹介するのは大人気シリーズの「うんこドリル」です。算数が嫌い、算数の問題なんて見たくないという子を「これならやってみたい!」「つづけたい!」に変える魔法のドリルです。
このシリーズは「うんこ」をテーマにしていますが、問題そのものはちゃんとしています。うんこが解説してくれたりするので、とっつきやすいです。
小数・分数↓
わり算↓
出版社:文響社
ページ数:64ページ
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
★☆★累計発行部数 500万部突破! ★☆★
社会現象になった「うんこドリル」の待望の最新作!
今度は「計算」を日本一楽しくします!―新学習指導要領対応―
☆各学年の重要学習事項を厳選! うんこの魔法で短期間で集中して計算力をアップさせられます。
☆単元の区切りごとに「確認テスト」を、最終回に「まとめテスト」を掲載。確実に力が定着します。
☆各所におまけのうんこ文章題を掲載。考えて取り組む力の育成の導入にお使いいただけます。
決定版「日本10大うんこ祭り」収録!◇商品コンセプト◇
文響社より引用
算数において計算単元は、「たし算・ひき算」→「かけ算」→「わり算」というようにつながりのある学習であり、先に進むためにもしっかりと計算力を身につけておく必要があります。
しかし、計算力を確かなものにするための「くり返し学習」はどうしても単調になってしまいがちであり、集中力を保つのが困難となります。
本書では、少しでも楽しく少しでも笑いながら計算力を伸ばせるドリルを目指し、うんこで笑って楽しみながら取り組める要素を随所に散りばめることに挑戦しました。
算数という教科は苦手意識を持ちやすい教科ですが、うんこドリルがそれをはねのける一助となれば、私たちにとってこれ以上の喜びはありません。
みんな大好き(?)、すみっコぐらしです。
うんこドリルと同じで、好きなキャラクターが出てくるほうがとっつきやすいですね。
すみっコぐらしが好きな子にはたまらないですし、すみっコぐらしが好きな保護者の方にもたまらないでしょう。
かけ算・わり算↓
小数・分数↓
単位と図形↓
算数じゃないですが、日本の都道府県と主要な川・平野を漢字で書けるようになるものもあります↓
出版社: 主婦と生活社
ページ数:80ページ
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
小学4年生で習う図形や単位の問題集。
すみっコぐらしのかわいいイラスト入りで、簡単な解説で基礎を身につけながら問題が解ける!
コンパスや分度器を使った作図問題も解説付きで紹介しているため、苦手な子でも安心です。迷ってしまう単位換算も巻末で一覧になっていて、ひと目で分かります。<訂正のお知らせ>
最終ページ:単位の早見表に誤りがありました。
1)囲みの中の上から4番目
【誤】1㎡→1000㎠
【正】1㎡→10000㎠
2)囲みの外の図の右から2つ目
【誤】100m×100m=1㎢
【正】100m×100m=1ha3)囲みの外の図の1番右
【誤】1km×1km=1ha
【正】1km×1km=1㎢修正PDFはこちらからご確認いただけます。
主婦と生活社より引用
謹んでお詫び申し上げます。
計算が苦手な子向けに、「毎日少しずつ、ちょっとだけ計算練習」ができるシリーズです。学研の「早ね早おき」で、1日5分でできる分量です。3か月くらいで終わります。
こちらも、先取り学習で使っている3年生も多いです。
パンダやク白クマが表紙で、そのゆるい感じが個人的には好きです。
出版社:学研
ページ数:128ページ
学習ペース(目安):1日1ページ
特徴:
~朝の勉強で、頭のスイッチが入る! かしこい子に育つ習慣づけに~
■1日たったの5分だから続けやすい!
朝の短い時間でも取り組めるように、1日分はたったの5分。スキマ時間の活用や、基礎固めにもオススメです。■やさしく学べる!
例題がついているので、解き方がしっかりわかります。毎日コツコツ続けやすい、5分で解ける問題数です。■規則正しい生活習慣が身につく!
毎日の睡眠時間や勉強時間を記録できる「生活チェック」つき! 自分の生活を振り返ることで、規則正しい生活習慣が身につきます。■達成シート&シールつきで毎日がんばれる!
Amazonより引用
ドリルが1回終わるごとに、達成シートにシールを貼っていきます。どこまで進んだのかがすぐにわかるため、“がんばり”が目に見えてやる気が継続します。
小学校の勉強のレベルに物足りなさを感じていそうなら、ここでおすすめする問題集をさせてみてください。
小学校の勉強をもとにして、クイズのような解き方をする問題がたくさん出てきます。
正解するかどうかよりも、考える過程や集中して試行錯誤すること自体がとても大きな学習効果を生みます。
中学受験を検討されている方にも、高校受験に向けて対策をはじめている方にも役立ちます。
小学校の勉強で物足りない子には「ハイレベルドリル」がおすすめです。
問題量も豊富で、しっかり勉強できます。標準レベル・ハイレベルに分かれているので、単元によってレベルを使い分けても良いですね。
中学受験をお考えのご家庭にもおすすめです。
出版社:文理
ページ数:160ページ
学習ペース(目安):1日1ページ(30分)
特徴:
「学校の算数の勉強では物足りないから,ハイレベルな問題に取り組みたい! 」
そんな小学生のための算数ドリルです。小学4年生で習う単元をもとにした,難しい問題にチャレンジすることができます。
問題数は,充実の500題。1日30分程度でできる切り取り式のドリルです。取り組むことで算数の本物の実力を付けることができます。★取り組みやすい3段階構成
「標準レベル」→「ハイレベル」→「トップレベルにトライ! 」と,段階を踏んで難易度が上がっていくので,自分に合った方法で,気軽に取り組むことができます。
基本の確認をしたい単元は「標準レベル」の問題を解いてみたり,自信のある単元はいきなり「ハイレベル」や「トップレベルにトライ! 」の問題を解いてみたりするなど,幅広い用途で使うことができます。★答え合わせのしやすい縮小版の「答え」とわかりやすい「てびき」
問題にそのまま解答が載っているので,答え合わせの手間を大幅に減らすことができます。
また,詳しい「てびき」が充実しているので,わからなかった問題もしっかり理解することができ,お子様の学習を強力にサポートします。★「学習ボード」つき
4年生で扱った学習事項を整理した,学習ボードがついています。4年生でどういうことを習うのかを,一覧で確認することができます。★現在の学力の把握ができる「学力診断テスト」つき
Amazonより引用
巻末に,このドリルで習ったことが身に付いているかどうか,確認できる「総仕上げテスト」がついています。
このテストでは学力診断が可能です。答え合わせの後,学力診断ページにアクセスしてご利用ください。
前述の「ハイレベル」を少しむずかしく感じる子には「ハイクラス」がおすすめです。
中学入試の特殊算も少し入っていますが、メインは「小学校のさらに上のレベルまで」の問題です。
出版社: 増進堂・受験研究社
ページ数:168ページ
学習ペース(目安):1日1ページ
特徴:
○小学4年生の学習内容に合計120回の問題で取り組みます。1回ごとの問題を短時間で取り組めるようにしましたので,どんどん先へ進むことができます。
増進堂・受験研究社より引用
○標準・上級・最上級の3段階でレベルアップを図ります。教科書の内容よりも少しレベルの高い問題にも対応できる力が確実につきます。
○解答編は,解答とともに解説を設け,レベルの高い問題でもしっかり理解できるようにくわしくていねいに説明しています。
算数の頭脳を養うなら「賢くなるパズル」シリーズも人気です。
「ハイクラス」や「ハイレベル」がむずかしい解法を使って慣れるのに対して、
「賢くなるパズル」は小学生が当たり前に知っている程度の知識を使って工夫する力を養うようにできています。
また、「賢くなるパズル」が人気の理由の1つが「解ける喜び」(達成感)を味わえるようにできている点です。同じ問題が2回出てくるので、1回目で解けなくても2回目で「できた!」という喜びを味わってドーパミンがドバドバ出るようになっています。
すべて低学年までの知識で解けます。1~10まで分かれていて、1~4くらいまでは低学年レベルです。
算数に苦手意識のある4年生だとこのあたりからが良いかもしれません↓
4年生で算数に苦手意識のない子だと↓のレベルからがおすすめです。
出版社:学研
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
■シリーズ累計300万部を突破した,宮本算数教室の教材「賢くなるパズル」がリニューアル!
Amazonより引用
本書は,「最高の教材を渡して放っておくだけで子どもは伸びる」という驚愕のメソッドで,卒業生の多くを難関中学に合格させてきた「宮本算数教室」で使用されているパズル教材を書籍化したものです。
■かけ算を使って解くことのできる数字ブロック式のパズルです。級ごとにレベルが上がる段階式なので,小学校で習った計算の定着だけでなく,先取り学習としても,無理なく取り組んでいただけます!
■本シリーズのパズルに取り組むことで,
・気づいたら何度も計算している →計算力が身につく
・条件にあう組み合わせを見つける →思考力が身につく
・すべてのマスが埋まっても,正解かどうかすぐに分かるので,自分で見直しができる →粘り強さが身につく
これらの特徴が高学年になっても投げ出さない・逃げ出さない・真剣に考える子をつくります。
最難関受験用のかなりハイレベルなものを紹介します。
最難関中学の受験を考えている方はぜひ取り組んでみてください。
解けなかった問題は解説をよく読み、
「なぜこの解き方をするのか」
を理解するようにしましょう。
受験算数は解答手順よりも、「考え方」が非常にたいせつです。
※関連記事:中学受験の算数はなぜむずかしいのか?受験算数の伸ばし方4つを紹介!
中学受験を考えている子や、受験はしないけどそれに近いレベルまで勉強させたい子には「グレードアップ」がおすすめです。
小学校のレベルを越えており、「ハイレベルな小学校の勉強」に分野別に取り組めます。
計算・図形↓
文章題↓
出版社:Z会
ページ数:96ページ、別冊32ページ
学習ペース(目安):1週間8ページ
特徴:
中学受験も視野に入れた「教科書+α」の学習に
教科書レベルの問題集では物足りないと感じている方・少し難しい問題にチャレンジしたい方へ、Z会がお届けするハイレベル問題集です。問題文を読ませる工夫が満載
本書では、ぱっと見ただけでは、すぐに何算なのか判断できない文章題を出題しています。問題の場面を考えながら式を立てることで、「読解力」が身につきます。ほかのお子さまと差をつける「かっこいいポイント」を掲載
問題を解くうえでのポイントや、好奇心が広がるコラムを掲載。
難しい問題も意欲をもって取り組むことができます。保護者の方もしっかりサポート
Z会より引用
教え方のポイントをギュッと凝縮した「解答・解説」付き。お子さまがつまずきやすいところを中心に、指導のポイント、声かけの仕方などを紹介しています。
本格的に受験対策をするなら「自由自在」がおすすめです。問題量が豊富で、毎日しっかり時間をかけて取り組む必要があります。
「塾なしで受験する子」には定番です。
「小学3・4年」が終われば「高学年向け」もあります↓
出版社:増進堂・受験研究社
ページ数:488ページ
学習ペース(目安):1週間12ページ
特徴:
〇新学習指導要領に対応し,学習内容を大幅に一新する全面改訂を実施。3・4年を中心に,中学受験の土台となる内容まで完全にカバーしています。
〇マンガで学習内容を楽しく紹介しています。導入部の「ここからスタート!」では,マンガで単元の内容を楽しく紹介しているので,学習に入りやすくなっています。
〇学習内容をわかりやすく整理した図や表を豊富に収録。オールカラーで楽しく,理解が深まります。
〇記述力・思考力を伸ばします。これから必要とされる「記述力・思考力」を伸ばす練習問題や解説を多数収録しています。
〇スマホで知りたいことがわかる「教えて!自由自在先生」と連携。スマホアプリのLINEで友達追加をすれば,知りたい用語を検索することができ,該当する『自由自在』のページをスマホで読むことができます。
増進堂・受験研究社より引用
難関中学・最難関中学を目指していて、
すでに中学受験算数の勉強に取り組んでいて、
受験専門塾で教わるような本格的な内容に取り組みたい子向けです。
慣れるまでは時間制限なしに、じっくり取り組んでみるほうが良いです。そのほうが「試行錯誤をする力」がつきやすいです。
出版社:文理
ページ数:280ページ
学習ペース(目安):1週間8ページ
特徴:
中学入試をめざす 小学4年生用問題集
実力養成から入塾準備まで最良の1冊/実戦力が高まる「総仕上げテスト」/家庭学習にぴったりのくわしい解答・解説●本書は,トップクラスの学力をつけることを目的に作られた,小学校4年生用問題集です。
文理より引用
●標準クラス(教科書レベル)の問題を基本に,ハイクラス・トップクラスと段階を積み重ねることによって,高い学力が身につくような構成になっています。
●中学入試を研究し,それに基づいたパターンの問題を収録してあります。
●教科書の単元にそって,その単元で学習できる内容の最高レベルまでの問題を収録してあります。
●後半では,上の学年の内容を先取りして学ぶことができます。
●中学入試に出される特殊算のうち,出題されるものの多くを掲載しました。
●別冊の「答えと解き方(考え方)」は,各問題の解き方・考え方はもとより,その着眼点や指導の際の注意点もていねいに解説されています。どの問題も確実にできるようになることをめざしました。
●「総仕上げテスト」は,やったあと,文理ホームページ上にて『学力診断』ができるようになっています。お子様の今の学力を知る一助になります。
●文理HPで『読者アンケート』にお答えいただくこともできます。
算数のドリルや問題集の選び方を紹介します。
まず、学習目的に合うものを選ぶようにしましょう。
上記のように、学習目的はさまざまです。問題集もそれぞれ活用目的が分かれています。
ご家庭の学習目的を明確にし、それに合う問題集を選ぶと勉強がしやすくなります。
子どもが「やってみたい!」と思えるものを選んでみましょう。
4年生になると、科目の好き・嫌いの意思がはっきりしています。「嫌い」となると余計勉強しなくなります。
子ども自身も苦手を克服したいという気持ちを持っていますから、「これならできそう!」と思えるレベルのものを選ぶと、前向きに取り組みやすくなります。
計算ドリルのように「作業的に解く勉強」も大切ですが、物足りなさを感じている子には「じっくり考えて解く問題集」がおすすめです。
1つの問題をいろいろな角度からみるので、思考力や応用力がみにつきます。
4年生の算数は5、6年生の算数に直結しますから、図形など苦手単元が生まれてしまうと5年生以降も苦手なままになってしまいがちです。
※関連記事:4年生の勉強内容:面積の求め方
苦手単元の克服が目的なら、割り算や図形など、単元ごとにつくられているドリルや問題集がオススメです。
学習範囲が広くなると、以前習った内容と混乱してしまう場合もあります。
自信がつくまで1つの単元で反復練習をし、慣れてきたら2つの単元を同時並行で学習すると定着度が1.5倍~2倍にアップすることがわかっています(現代ビジネス「その学習法は正しいか? 「うまくいっている」という幻想に要注意」より)。
問題のレベル別に作られているドリルなら、お子様の必要なレベルの練習をたくさんできます。
また、特別苦手というわけではなくても、この目的に沿って作られたドリルは「定期的に・短時間で」取り組めるようにできています。
4年生は学習習慣をつくるのにかなり時間がかかる年齢です。焦らず、じっくり取り組むようにしましょう。
※関連記事:面積の求め方の解説と面積の問題
中学受験を予定しているご家庭では、そろそろ本格的な受験対策ができる問題集を活用しましょう。
4年生から通塾をはじめるご家庭が多く、塾でも中学受験対策が本格化する学年です。
本格的な受験対策問題集を使って受験勉強をはじめていきましょう。
問題集によっては1日5分で終わるものもあれば、しっかり取り組むものもあります。習い事やお友だちとの遊ぶ時間、下のきょうだいのお世話などで、まとまった時間を取れる場合と取れない場合があります。
無理なく続けられるものなら、保護者の方もお子様も負担感なく取り組めます。
4年生の算数は「算数の好き・嫌い」の分かれ目です。ここで算数好きにできれば当分、算数・数学が好きな子でいられます。
4年生算数の重要ポイントを紹介します。
4年生では割合の基礎が出てきます。
「20cmを1としたとき、40cmはいくらになりますか?」といった問題が登場します。
3個、10人などの「具体的な数字」にくらべて「~を1とする」という考え方は抽象的で、小学生にとってなかなか厄介です。
割合は5年生以降も毎年出てくるので、1番の重要ポイントです。
4年生では正方形や長方形の面積を求める問題が出てきます。
単純に公式を当てはめるだけの問題ばかりではなく、
真ん中がくりぬかれた図形や
凹凸の形になっている図形も登場します。
イメージする力の高い子は図形も得意になりやすいです。
日ごろからパズルやブロックを使うなどして、立体図形をイメージするトレーニングを積んでおきましょう。
※関連記事:中学受験生におすすめの算数パズル教材
中学受験をされた方の多くは塾で対策をされています。
一方で、塾に通わずに受験をした人も2割ほどいることがわかっています(ひまわり教育研究センターより)。
塾なしで中学受験をされる予定のご家庭では、
の3点にご留意いただければ、受験を成功に導くことが十分可能です。
※関連記事:【中学受験】家庭学習のみで志望校に合格できるおすすめの学習方法
※関連記事:【中学受験】勉強スケジュールの作成・管理方法を解説
※関連記事:【中学受験】小学生の家庭教師はいつからがいい?
家庭学習の便利な学習手段を2つ紹介します。
4年生は「一人で勉強をしていく時期」です。学習の質を高めるために多くのご家庭では通信教育が利用されています。
カリキュラムが明確にありますし、タブレット学習なら「復習したほうがいい問題」をAIが自動表示してくれるので「何を勉強すればいいか」を悩むことがなくなります。
しかも、ウェブ授業や個別対応も標準プランの範囲内にあります。
難関中学、最難関中学(首都圏御三家、灘中学、ラサール中学など)を目指しているならZ会がおすすめです。1年生から思考力アップ講座を受けられている方が多いです。
下記のような特長があります。
※関連記事:Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
※関連記事:Z会小学生コースの進め方:自主性や考える力を伸ばせる問題の特徴を紹介
下記リンクはZ会中学受験コースの案内です。リンク先で無料体験を申し込めます。
Z会の通信教育 中学受験コース中学受験対策の通信教育として進研ゼミも多くの受験生に選ばれています。楽しく、自信をつけながら学べるという特徴があります。
※関連記事:進研ゼミ小学講座の特徴と効果的な利用法
下記リンクは進研ゼミ小学講座の案内です。リンク先で無料体験を申し込めます。
市販教材や通信教育の解説はとてもわかりやすいですが、それでも解法を理解できない問題は出てきます。
そういう場合はオンライン家庭教師が便利です。
自宅で受講できるので自分(家庭)のペースを守れますし、ほかに生徒がいませんから「本当に理解できるまで」繰り返し解説を聞けます。
教材の解説がわかりにくい場合、その理由の多くは
「以前の学習範囲につまずきがあること」
です。
そこをオンライン家庭教師でピンポイントに発見して対策してもらえれば、学習をスムーズに進められるようになります。
塾や予備校で受験指導をしているプロ家庭教師も多いので、学生・プロそれぞれの特徴を活かした選択をするようにしましょう。
【下記リンクはプロ講師による個別指導と、LINEなどで勉強方法の指導やスケジューリングもしてくれる「みんなの塾」のPRです。月17,800円から受講できます。】
※関連記事:オンライン家庭教師のメリット・始め方
※関連記事:中学受験のプロ家庭教師の選び方
受験算数の勉強に入るにはまず小学校で習う算数を終わらせる必要があります。4年生くらいまでには小学校の算数を終えておきましょう。
大手の中学受験塾でも本格的な中学受験の内容に入るのは5年生からが多いです。
それまでに小学校の算数を終えて、中学受験の基礎レベルを勉強しておくのがおすすめです。
小学校4年生向けに算数のドリルやハイレベルな問題集を紹介しました。
小学校4年生からは学校の授業数が増えて、勉強が忙しくなります。
解けなくてもそのままにしてしまい、気がつくと苦手になっていたりします。
この時期に勉強に楽しく取り組めていると、さらにむずかしい問題が出てきても前向きに取り組めるようになります。
また、多くの中学受験生が本格的に受験勉強をはじめる時期です。受験を予定されているご家庭では、パズルのように工夫する問題や思考力を問う問題をたくさん解かせてあげて、ステップアップする時期にしていきましょう。
※関連記事:小学校4年生におすすめの国語ドリル
下記リンクはZ会中学受験コースのHPです。塾なしでも、塾と併用で難問対策講座だけ受けることもできます。
リンク先で無料体験を申し込めます。
※Z会の中学受験コースのメリットや活用法を下記の記事で紹介しています。
Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
This website uses cookies.