「塾の宿題以外に家で解きなおしもさせているけど、算数がどうしても伸びない」
「模試で国語の成績がエスカレーターになる」
「理科の勉強が進まない。解説を読んでもよくわからない」
中学受験生やその保護者の方からはこういう声をよくお聞きします。
いくら勉強をしても、どうしても伸びないときってありますよね。
このまま入試に突入したらと思うと心配になりますし、
本人もがんばっているから、成績をアップしてほっとさせてあげたい気持ちになります。
家庭教師をつけたら成績が上がりだしたという声を周囲から聞いても、
「いつから・どれくらいするのが良いか」
「学生家庭教師で大丈夫か!?」
といったことも気になりますよね。
最近ではオンラインで受講する方法も一般的になっています。
そこで、
- 中学受験で家庭教師をはじめるならいつからがいいか
- オンライン型と来訪型の比較
- 家庭教師をつけたら成績があがりやすいタイプの子
をお伝えします。
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みんなの塾中学受験での家庭教師の利用状況
まず、中学受験で家庭教師はどのくらい利用されているのか確認します。
下記の調査結果をみると、
家庭教師を利用して中学受験をしたのは6%でした。
これだけ見ると非常に少ないように感じますが、
家庭教師は単独よりも塾と併用して利用するご家庭が多いです。
高校受験生対象の調査では、2割が家庭教師と塾の併用をしていたという結果もあります。
(じゅけラボ予備校)
家庭教師の平均費用
家庭教師を利用している人は、どれくらいの費用をかけているのでしょうか。
下記の調査結果によれば1か月の家庭教師費用は、
「1万円未満、3~4万円未満、5~6万円未満、10万円以上がそれぞれ20%」
となっています。
月謝はかなり幅があることがわかります。
家庭教師には学生とプロがありますので、
金額が高いのはプロを選んでいるからかもしれませんね。
家庭教師をはじめたのは6年生秋以降が6割
同じ調査で、家庭教師をはじめた時期も確認しています。
- 1番多いのは6年生の秋で43%
- 5年生ではじめたのは29%
- 6年生夏は14%
となっています。
6割近くは6年生の夏以降に家庭教師を利用しています。
入試の頻出問題を解いたり、
過去問対策にもそろそろ入っていく時期です。
かなり入試モードになっているときですから、入試対策や最後の得点アップを目的にしている人が多いように思います。
この点については後ほど改めてお伝えしますが、
中学受験の家庭教師の利用目的はかなり幅が広がってきています。
かつては受験対策がメインでしたが、
最近では塾で本格的に学習する前に利用する人も増えてきています。
オンライン型と来訪型の違い
家庭教師には従来どおりの来訪型とオンライン型があります。
【来訪型】
主に家に家庭教師が来るパターンです。
自宅のリビングや子ども部屋で、1:1で授業を受けます。
授業内容は家庭教師が決めるか、保護者や子どもと相談して決めます。
家庭教師が家に来るための交通費は、家庭が持つことが多いです。遠い場所から家庭教師を呼ぶと、移動に時間がかかりますし交通費家もかさみます。
そのため、大抵は生徒の自宅から1時間以内の場所に住んでいる指導者が派遣されます。
交通費は授業1回で大体1,000円近くくらいかかることが多いです。
家庭教師センターによっては最初から授業料に含まれている場合もあります。
また、家に呼ばずに、近所の喫茶店などで授業をする場合もあります。
この場合、家庭教師のコーヒー代は家庭持ちであることが普通です。
【オンライン型】
Zoomなどを使って、離れた場所にいる指導者の授業を受けます。
指導者は自分の家か家庭教師センターの事務所にいることが多く、
子どもは自分の部屋やリビングで授業を受けます。
1:1ですが、来訪型のようにそばについているわけではありません。
そのため、自宅から遠く離れた優秀な指導者の授業を受けられることもあります。
※優秀な指導者の授業を受ける裏技をこちらの記事で紹介しています
移動がないので交通費はかかりません。
どちらが良いとは一概に言えませんが
ご家庭の希望にあうほうを選ぶようにしましょう。
家庭教師はいつからはじめるのがいいか
中学受験をするうえで、
家庭教師をはじめるならいつからがいいでしょうか。
時間と費用を気にしなければいつからでもおすすめですが、なかなかそうはいきませんよね。
先述のように、1:1ですから費用が掛かります。
交通費を含めると月3-5万円ほど発生します。
大事な勉強時間をフイにしたくもありません。
目的別に考える
家庭教師は1教科、週1回から受けることができます。
増やそうと思えば、4教科毎日受講することもできます。
受講目的によって考えてみると、
「いつがいいか・どれくらいがいいか」
が見えてきます。
受講目的は下記の4つあります。
①勉強方法を身につけさせたい
②苦手科目を克服したい
③10-20点アップさせたい
④難関中学を考えている
それぞれの目的に応じたおすすめの時期を説明します。
また、学生家庭教師とプロ家庭教師のどちらがおすすめなのかも一緒にお伝えします。
最後に表にまとめていますので、
早く知りたい方はそちらをご覧ください。
勉強方法を身につけさせるなら低学年からがおすすめ
勉強の仕方を学ばせるには、低学年からがおすすめです。授業が1:1ですから、細かいところまで指導してもらえます。
【メリット】
メリットは2つあります。
- 自宅で勉強の様子を親がみれる
- 4年生以降に実力が大きく伸びやすくなる
【家庭教師の種別】
学生、プロどちらでもOK!
中学受験をさせようと思ったら、まず身につけたほうがいいのは「勉強の仕方」です。
- ノートの書き方
- 問題演習と丸付けの仕方
- 復習の仕方
- 暗記の仕方
などです。
これから学ぶ勉強すべてに影響しますから、
身につけるのは早ければ早いほど良いです。
できれば低学年のうちに身につけさせたいですね。
3年生くらいまでは、
問題を解く→答え合わせをする→間違い直しをする
という機械的な勉強方法で、算数はかなり高得点を取れるようになります。
ところが「答えを出す」という「作業」をしているだけなので、
「なぜこうなるのか?」を問われる4年生以降に伸び悩み、
あとから受験勉強をはじめた子に追い抜かされるケースがよくあります。
これは、中学受験だけでなく小学校の勉強にも同じことが起こります。
問題の解き方や自分の得意・不得意を分析できる子は、4年生以降に算数や国語が大きく伸びていきます。
勉強方法を低学年のうちに身につけておくと、非常に強いです。
※関連記事:小学校低学年の子どもの勉強に親はどう関わればいいか:親ができる学習サポート
コロナ禍でオンライン授業が普及して以降、
小学校低学年でこの学習目的のためにオンライン家庭教師を利用される方が徐々に増えてきています。
低学年くらいだと、ベテランの先生を怖がる子もいます。
学生の先生だと、
「お兄さん」「お姉さん」に接するように楽しく勉強できます。
お子様の様子にあわせて選ぶようにしましょう。
苦手科目の克服なら5-6年生がおすすめ
1:1で苦手を克服するなら5-6年生からが、メリットが非常に大きくなります。
【メリット】
こちらもメリットは2つあります。
- 早く苦手を克服できる
- 塾の模試対策もできて、子どものモチベーションアップにもつながる
【家庭教師の種別】
プロが◎。場合によって学生のほうが〇。
この目的の場合、
算数や国語、理科など、特定の1-2科目だけ対策をします。
家庭教師だと塾の教材を使えることが多く、
塾の宿題でわからない問題を解説してもらったり、塾の模試に向けた対策もできます。
5-6年生で苦手になる範囲は、大抵4年生まででつまずいています。
自分ではどの範囲でつまずいているかがわかりにくいので、中学受験の勉強をよくわかっている人に見てもらうほうがいいです。
そうなると、断然プロのほうが効率的です。
ただし、つまずき箇所がたくさんある場合、
プロ家庭教師だと授業回数をあまり取れません。
訪問型だと授業1回2時間くらい受けますから、授業料も1万円くらいします。
そう何度も受講できません。
それなら学生家庭教師のほうが、同じ授業料で授業を2倍以上受けられます。
プロは1時間5,000-6,000円くらいしますが、
学生は1時間2,000円前後までで済みます。
お子様の学習状況によって都合のいいほうを選ぶようにしましょう。
あと10-20点を取るなら入試直前がおすすめ
入試直前期に家庭教師を短期利用される方も非常に多いです。大きな点数アップが見込めます。
【メリット】
メリットは3つあります。
- 生徒に合わせて点数を取れる範囲に絞って対策できる
- 弱気になりがちな子ども(と親も)を元気づけてくれる
- プロならほぼ確実に点数アップが見込める
【家庭教師の種別】
プロがおすすめです。
ご家庭で対策範囲の希望が明確なら学生でも大丈夫です。
12月以降になると、
駆け込み的に小6で家庭教師の需要が多くなります。
算数や理科であと10-20点アップさせたいという要望です。
中学受験の勉強は
「合格ラインを越えること」がゴールです。
友だちと遊ぶのも控えて受験勉強をがんばってきたわけですから、
なんとか越えさせたいと思うものです。
入試まで1-2か月という短期間だと、
自力で勉強してもそれほど点数は上がりにくいです。
家庭教師であれば、
「ここは頻出範囲だから先に勉強しておこうね」
「ここも重要単元だけど、君の場合はこっちの範囲のほうが点を取りやすくなるよ」
といった、生徒の得意・不得意に合わせた対策をしてくれます。
短期間で学力を判断して、
最優先の学習範囲を提案してくれるのはやはりプロです。
入試まで2週間ほどは風邪やインフルエンザをもらわないように学校を休ませるご家庭も多いです。
プロだと午前中や昼間から1日8時間授業をしてもらうこともできます。
なお、保護者の方がお子様の勉強状況を熟知されていて、入試問題を分析されている場合もあります。
その場合は、学生家庭教師を呼んで、
「この範囲から対策してね!」
と指示してもいいですね。
また、入試直前は親子ともに焦り、不安になります。
なんなら、子どもは落ち着いていて親がじっとしていられなかったりもします。
「よく解けるようになりましたよ!」
「落ち着いて前向きにがんばっていますよ!」
と家庭教師から子どもの様子を伝えてもらうだけで、本当に心が休まります。
心強い味方になってくれます。
難関中学を目指すなら4年生からがおすすめ
難関校を目指される方で家庭教師をお考えの場合、4年生くらいからはじめるとメリットが大きいです。
【メリット】
難関中学を志望している場合、
4年生からの家庭教師利用がおすすめです。
「難問特有の考え方を教われる」からです。
【家庭教師の種別】
プロ、学生どちらも◎。
ただし、5年生からはプロのほうがおすすめです。
難関中学の入試には、
問題集などで見たことのないタイプの問題がよく出ます。
見たことがなくても、すでに知っている解き方をいくつか組み合わせれば解けるようになります。
ただ、難問になればなるほど、
「解法パターンの組み合わせ」を見つけるのがむずかしくなります。
組み合わせを見つけるには試行錯誤するわけですが、むやみやたらと試行錯誤しても答えになかなかたどり着けません。
良い試行錯誤の仕方をすれば、答えにたどり着くまでの時間が短縮できるようになります。
例えば図形問題なら、問題文に下記のような条件が書かれています。
- 辺の長さが等しい
- 角度が等しい
- 平行、直角
こうしたことを、わかる限り図形に書き込みます。
※関連記事:【中学受験】平面図形・空間図形の解き方を解説
この作業を最初にしておけば、
「その問題に使えるかもしれない解法」
の選択幅を狭めることができます。
文章題でも理科の実験・観察問題でも、
「試行錯誤の仕方」があります。
その方法を家庭教師から教わると、
難問の解き方を早くマスターできるようになります。
家庭教師をはじめる時期一覧
ここまで説明してきた、目的による家庭教師をはじめる時期の違いを表にまとめました。
家庭教師をはじめる際の参考になれば。
学生 | プロ | はじめる時期 | おすすめ理由 | |
勉強方法の習得 | ◎ | ◎ | 小学校低学年 | ①自宅で勉強の様子を親がみれる ②4年生以降に実力が大きく伸びやすくなる |
苦手克服 | 〇 | ◎ | 小学校5、6年生 | ①早く苦手を克服できる ②塾の模試対策もできて、子どものモチベーションアップにもつながる |
入試直前対策 | △ | ◎ | 入試直前 | ①生徒に合わせて点数を取れる範囲に絞って対策できる ②弱気になりがちな子ども(と親も)を元気づけてくれる ③プロならほぼ確実に点数アップが見込める |
難関中学志望 | 〇 | ◎ | 小学校4年生 | 難問特有の考え方を教われるから |
良い家庭教師の見分け方
「家庭教師は『当たり・ハズレ』がある」
とよく言われます。
実際、あります。
家庭教師は「業務委託」ですから、
家庭教師個人の資質次第で大きく変わります。
せっかく利用するなら「良い家庭教師」に出会いたいですよね。
良い家庭教師の見分け方をお伝えします。
生徒や保護者の話をよく聞く人
まず、良い家庭教師は生徒や保護者の話をしっかり聞こうとします。
- これまでどう勉強してきたのか
- 勉強の目的は何か
- 受験勉強するにあたって、ご家庭の希望は
などを聞きます。
ひとくちに「中学受験」と言っても、
本格的に受験勉強をさせたいご家庭もあれば、
家族の時間を大切にしつつ、勉強にも力を入れておきたいご家庭もあります。
習い事を辞めたくない子どももいます。
大好きなサッカーも受験勉強もどちらもやりきりたい!とがんばっている子どもに、
「両立しようなんて甘い考えは捨てなさい!」
と言い放ってしまったら、子どもは残念な気持ちになりますよね。
ご家庭の勉強方針を確認したうえで、
適切な授業をしようとする家庭教師は「良い家庭教師」です。
勉強内容の提案をしてくれる人
1:1の授業でも、単に問題の解き方を解説しているだけの人もいれば、
「この子には何が必要か?」という視点で授業をしている人もいます。
実力をあげ、志望校に合格するのに必要なことを考えてくれる人が良いですね。
子どもの様子をみて、必要な勉強内容を提案してくれるかどうか確認しましょう。
時間を守る・体調を崩さない人
当たり前のことですが、時間を守るかどうかを重視しましょう。
中学受験は長期戦ですから、
「いつ・何の勉強をするか」という学習スケジュールを意識して授業をする必要があります。
時間を守れない人はスケジュールの観念が弱いかもしれません。
良い家庭教師は2-5月に見つけやすい
良い家庭教師に出会うには、2-5月がおすすめです。
この時期に受験が終わるからです。
大抵の家庭教師派遣センターは、
合格させる力のある家庭教師は受験生にマッチングします。
2月までで受験が終わるので、
それから5月くらいまでは一線級の家庭教師のスケジュールがまだ空いています。
派遣センターに問い合わせたときに良い家庭教師を紹介してくれやすくなります。
家庭教師を検討されている方は、
2-5月に合わせて動かれるのがおすすめです。
家庭教師で成績が伸びやすい子のタイプ
家庭教師に興味があっても、
「うちの子に合うんだろうか?」
が気になりますよね。
もちろん、誰でも成績が上がりやすいわけではありません。
家庭教師で成績が上がりやすいタイプを紹介します。
家庭学習の習慣がついていない
家庭での学習習慣がついていない子は、塾で宿題を出されたり、自分で勉強しようと思ってもなかなか勉強しません。
家庭教師には「家で勉強する時間をつくる」というメリットがあります。
授業を受けるうちに家で勉強することに慣れてきて、だんだん一人でも勉強できるようになっていきます。
忙しい子
塾や習い事などで忙しい子もいます。
忙しい子は、テストや宿題の解きなおしのようなプラスアルファの勉強をする時間がなかなか取れません。
苦手科目のフォローのために個別指導塾に行くという手もありますが、移動の時間が取れないかもしれません。
家庭教師であれば、どこかに移動する必要がありません。自宅にいながら授業を受けて苦手を克服できます。
※関連記事:オンライン家庭教師だけで中学受験をするやり方:メリットと始め方を解説
※個別指導塾との併用をお考えの方はこちらの記事をご覧ください。
中学受験で個別塾併用ってどうなの?課金ゲームにならないその方法とは
暗記や計算が得意
「暗記や計算が得意で、応用問題が苦手」
という子も家庭教師で成績が伸びやすいです。
こういう子は問題の解き方を理解する方法がよくわかっていない可能性が高いです。
家庭教師なら子どもの考え方を確認しながら授業を進められるので、
「理解する勉強の仕方」を身につけられます。
国語が苦手
集団指導塾に通っていて国語が苦手な子は、成績大幅アップのチャンスです。
塾では漢字や語句などの知識のインプットと、
長文の解答テクニックを重視しています。
知識やテクニックを使うのが好きなタイプの子は国語が得意になりますが、
長文内容を読解したいタイプの子は国語が苦手になりやすいです。
- 本文を一部しか読んでいない
- 一度読んだ箇所を何度も読み直している
こういう子は、読解力をあげるトレーニングをすると急激に国語が伸びます。
読解のクセは子どもによって異なります。
家庭教師のマンツーマン指導でクセを見抜き、適切な読み方を子どもに伝えられます。
※読解力をあげるトレーニング方法と、トレーニングにおすすめの問題集を紹介しています。
トレーニング方法
おすすめの問題集
読解力をあげると、算数や理科、社会の応用問題も解きやすくなります。
家庭教師を利用する方法
最後に、家庭教師を利用する方法を2つお伝えします。
・知り合いから紹介してもらうか、個人のブログやTwitterで生徒を募集している人をみつける
・家庭教師を派遣しているセンターに依頼する
「国語 伸ばし方」などで検索すると、
募集している人にたどりつきやすいです。
この方法だと、比較的安価で実力のある家庭教師に出会えます。
ただし、その先生と相性があわなかったときにまたイチから探しなおさないといけません。
時間がかかります。
そのリスクを避けるには、家庭教師の派遣センターに問い合わせるのが確実です。
こちらのほうが一般的です。
1つの家庭教師センターには
数百人から数千人の家庭教師が登録しています。
派遣センターではそのなかから、
下記の3点を基準に家庭教師を選んでくれます。
- 生徒のタイプにあいそうな人(性格、成績アップ指導の得意な学力層など)
- 日程のあう人
- 志望校の合格実績を持っている人
ほかにも選定ポイントを持っているセンターもありますが、大きくはこの3点です。
ご家庭の希望条件を伝える
家庭教師の選定をセンターに完全に任せてもいいのですが、ご家庭から希望条件を伝えるほうがより良い家庭教師を紹介してくれます。
希望を伝える場合、
「幅広い学力層の生徒を教えた先生にしてください」
と伝えてみてください。
良い家庭教師の条件は先述のとおりですが、
幅広い学力層を教えている人の指導は安心できます。
指導の引き出しが多く、
成績があがっていくレールに生徒を乗せてあげるのが上手です。
ちなみに先生の学歴を重視するご家庭もありますが、そこは個人の好みの範囲です。
学歴が高くても高くなくても、指導力は変わりません。
気になる場合でも、
ハイレベルな学力の生徒を教えて経験がある人なら大丈夫です。
その点の不安も含めて最初に伝えておくと良いですね。
体験授業を受ける
最初に条件を伝えておけば、
選定してもらった先生が希望に合う場合が多いです。
ですが、すぐに入会を決めてしまわずに、まずは体験授業を受けてみましょう。
先生と生徒も人間どうしですから、
1:1の授業で合わない場合もあります。
大抵どこの派遣センターでも無料体験授業をしているので、
「無料体験ありますか?」
の質問から問い合わせてみてもいいですね。
入会するかどうかは体験授業の後で決める
体験授業は無料です。
その後も授業をつづける場合は有料になります。
有料で授業を受けるかどうかの判断は、体験授業の後で大丈夫です。
体験授業を受けた直後か、翌日くらいにセンターから受講提案や意思確認がきます。
すぐ受講を続けたいという場合は、
ご家庭から受講意思の連絡をするとスムーズです。
受講意思の連絡をする場合は、下記の内容も合わせて聞いておきましょう。
- 毎月の費用は総額でいくらになるか
- 支払方法(最初の2か月は一括振込が多いです)
- 指導者を変えることは可能か
- 退会はいつまでに申し出ればいいか、違約金はあるか
この4点を確認しておけば、後々困ることはまずないでしょう。
まとめ
中学受験を成功させるために、家庭教師は非常に役立ちます。
苦手をピンポイントに克服する目的以外にも、
最近では低学年のうちに勉強方法を身につけるために家庭教師を利用される方も増えてきています。
そうした利用目的別に、
「いつから家庭教師をはじめるか」おすすめの時期を紹介しました。
さまざまな学習手段をうまく活用して、
中学受験を成功に導きたいですね!
※プロの家庭教師を利用したい方向けに大手5社の比較をしている下記の記事もご覧ください
プロ家庭教師の派遣センターの選び方:大手5社を徹底比較
※個別指導塾の併用をお考えの方向けに、課金ゲームにならない方法をこちらの記事で解説しています。
【中学受験】個別指導塾併用のメリット
※自宅学習で難関校対策をできる通信教育もあります。
小学生向けオススメの通信教育5社を比較
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