「理科は暗記科目」というイメージを持っている人は多いと思います。
理科は覚えることが多く、1度覚えても時間が経つと忘れてしまいます。何度も勉強しなおすのは面倒に感じるかもしれません。
ですが、多くの高校の入試では英語・数学・国語の主要3科目と同じ配点です。数学で9割取るのと理科で9割取るのは同じ価値があるわけです。
しかも、理科は短期間で大幅な点数アップが可能な科目なのです。
そこで、「高校入試に向けた理科の受験勉強の仕方」と「おすすめの受験対策問題集」を紹介します。
理科を一気に得意科目にして、高校受験を有利に持っていきましょう!
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まず、高校受験の理科の出題傾向から確認します。
高校受験の理科は広い範囲から出題されます。物理・化学・生物・地学と分かれており、それぞれからまんべんなく出題されるようになっています。
ですので、特定の単元だけ勉強しても入試で高得点を取るのはむずかしいです。
高校入試の理科は主に「実験・観察の問題」「思考力問題」「記述問題」の3つからなります。それぞれのタイプの問題が出てくるわけではなく、思考力を試す実験・観察問題が出るなど、複合的な出され方をします。
定期テストでは定番の問題(二酸化炭素を発生させる実験など)が多く出ますが、高校入試では同じ内容でも出題の仕方が違います。
例えば下記のような会話問題が出ます。
【問い. 次の会話は凸レンズの実験に関するAさんと先生の会話である。(ⅰ)文中の(x)に当てはまるもの、(ⅱ)文中の(y)(z)に当てはまる組み合わせとして最も適するものをそれぞれの選択肢から1つずつ選びなさい。】
「Aさん:スクリーンがあった側から凸レンズをのぞいたとき、凸レンズの向こう側に(x)が見えました。
先生:そうですね。では、凸レンズの物体との距離を焦点距離と同じにすると、できる像の大きさはどうなると思いますか。…」
(神奈川県公立高等学校入学者選抜検査問題をもとに作成)
会話を読みながら、「理科のどの単元について」「どの知識を使えば解けるのか」を考えさせます。
定期テストのような定番問題があまり出ないとはいえ、問題を解くのにやはり教科書に出てくる知識が必要です。教科書内容をばっちり覚えていて、その知識を使って解く問題が大半です。
明光義塾の調査によると、高校受験対策をはじめたのは、
・「受験の1年前くらい」が1番多くて30.0%
・「受験の2年以上前」が39%
だったそうです。
つまり、7割の人は受験対策を1年以上前からしていることになります。
受験勉強は気になったときにすぐはじめるのが理想的ですが、なかなかそうすぐにはじめられないときもあります。
それでも、入試1年前にははじめるようにしましょう。すでに「1年を切っている人」は時間的猶予が本当に少なくなっています。
一問一答などで急いで暗記をはじめていきましょう。
※関連記事:【高校入試】理科でよく出る問題の一問一答
前述のように、高校受験理科は暗記しないと解けませんが、暗記しているだけでも高得点には結びつきにくいです。
そこで、高校受験理科の効果的な勉強法を紹介します。
理科は単元ごとに内容がバラバラです。以前は得意だった単元も時間が経って忘れていることもよくあります。
単元ごとにイチから覚えなおすつもりで勉強しましょう。
理科は基礎固めにしっかり勉強時間を使いましょう。知識と理解がともなっていないと点を取りづらいです。
受験勉強だからといっていきなり入試レベルの問題を解こうとしても、逆に遠回りになりかねません。
理科はリトマス紙の色の変化の仕方、岩石の種類など、覚えもれがあるといくら考えても解けません。
大事な内容なのに覚えもれているものがないか、一問一答でチェックしましょう。
※関連記事:高校受験理科でよく出る一問一答280題
高校受験の理科は計算問題もたくさん出ます。計算問題に苦手意識がある人は、公式を覚えてから問題を解くようにしましょう。
密度を求める公式、濃度を求める公式、電圧を求める公式などさまざまです。
その場で考えて解けるものもありますが、公式を知っていればすぐに解けるものも多いです。
高校受験では実験や観察のグラフ・表がかならず出てきます。見方がよくわからないという人は実験・観察問題を多く解いて、グラフや表の見方に早く慣れましょう。
特に、教科書や定期テストに出てこないような実験問題が1題は出てきます。こうした問題は、グラフや表の見方に慣れていればかなり得点を取りやすくできています。
また、演習を重ねてもグラフ・表がどうしても苦手という人は、数学の「比例」の基本問題で練習すると慣れやすくなります。
入試は応用問題中心です。理科の応用問題はパターンが限られています。
などです。
パターンが少ないので、パターンごとに問題演習をしてみましょう。
具体的には、標準問題で解いた問題と同じパターンの問題を応用問題で解きます。
「標準問題」の大問1が終われば、大問2を解くのではなく、「応用問題」で大問1と同じパターンの問題を解きます。
それが終われば「標準問題」の大問2に移ります。
結果的に標準問題も応用問題も解くわけですが、
解く順番を変えるだけで問題のパターンを覚えて解きやすくなります。
この方法で1か月ほど勉強をつづけると、学校の実力テストや塾の模試などで得意なパターンの問題に出会うようになります。
この頃から理科の点数が飛躍的にあがっていきます。
入試には記述問題も出ます。記述問題というとむずかしそうに聞こえますが、理科や社会の記述問題もボーナス問題です。
聞かれるポイントは毎年同じです。事前に対策をしておけば、大きく点数を稼げます。
記述問題ばかりを集めた問題集を集中的に解いてみてください。2-3周解くとかなり知識がつきます。
また、記述問題は「なぜそうなるのか?」を聞いてきます。記述対策をしておくと実験手続きや現象の理由がわかるようになり、理科の実力がグンと増します。
ここで取り込んだ知識のおかげで、この後の総合問題・入試頻出問題の解説が頭に入りやすくなります。
※関連記事:高校入試の理科によく出る記述問題
単元別の復習と計算演習をした後は、頭のなかにたくさんの知識が詰め込まれた状態です。
多種多様な知識を頭のなかで整理する必要があります。
ノート作りをして整理するのもいいですが、参考書を写すだけになってしまいそうな人は総合問題演習でアウトプットの練習を重ねておきましょう。
単元別なら解けた問題が、総合問題になるとややこしくなってうまく解答できない場合もあります。何回か総合問題を繰り返すと、頭がすっきりしてきて解きやすくなります。
また、入試に出てくる問題は似たパターンが多いです。
そうした頻出問題を集めた問題集を使って、頻出パターンに慣れておきましょう。
ただし、受験対策に集中してしまって定期テスト対策がおろそかになるのは避けましょう。
高校入試であっても、普段の定期テストの点数が極めて重要です。
学力選抜では、当日の学力試験と中学校の内申点の合計で合格が争われます。
学力試験と内申点の比は高校によってまちまちですが、
おおむね、学力上位校ほど当日の学力試験を重視しています。
※関連記事:高校入試で必要な「内申点」とは?内申点のあげ方と計算方法
そうはいっても、内申点が低くても学力試験で逆転しやすいわけではありません。
たとえば内申点がほかの受験生より20点低い人の場合、ほかの受験生が間違えてしまうような問題で20点多く正解しないといけないわけです。
入試では同じくらいの学力の生徒がその高校を受けます。自分が解ける問題はほかの受験生も解けます。
そのなかで、ほかの受験生が解けない問題で「プラス20点」というのは相当高いハードルです。
日ごろから定期テスト対策もしっかり行って、内申点をあげておきましょう。
※関連記事:理科の定期テスト対策の方法
社会は暗記科目です。暗記するには、繰り返しの学習と視覚記憶が有効です。
通信教育なら何度でも学習できますし、視覚的に理解しやすい(印象に残りやすい)解説動画を視聴できます。
しかも大手の通信教育なら問題の正解・不正解に応じて「解くべき問題」を提示してくれる機能があります。復習も最適なタイミングで実施できます。
スタディサプリは視覚的に理解しやすい授業を特徴としています。何度も受講できるので、説明動画を頭に焼き付けることができます。
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やはり通信教育といえば進研ゼミです。受講者数No. 1で、昔から高校受験対策に定評があります。
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定期テスト対策や高校入試対策の王道として、塾の活用を考えてみましょう。
子どもは「人からの影響」を強く受ける時期にいます。
といったメリットが塾にはあります。
時期や生徒の学習状況・志望校・学力目標に応じて必要なカリキュラムを考えても、肝心の本人が実行しなければ(実行し続けなければ)効果は薄くなります。
「人からの働きかけ」と「学習環境」によって子どもの学習行動や意識は変わります。
※関連記事:塾はいつから通う?費用は?
こういうときは、家庭教師が便利です。特に受験直前期に家庭教師を活用する方が多くなります。
また、最近ではオンライン家庭教師の優位性がかなり際立ってきています。
普段は塾や予備校で教えている指導者がプロ家庭教師として活躍しています。オンラインなので、移動圏外に住んでいる人がちょっと空いた時間に授業をしています。
トップクラスの実績を持つプロ講師に教われば、1人であれこれ工夫するより5倍10倍早く、的確にポイントを押さえた学習ができます。
特に社会はプロと学生で指導力に大きな差が表れる科目です。「暗記科目」だと思うと興味がわきにくいかもしれませんが、プロが教えると興味を持つようになって楽しく勉強できるようになることがよくあります。
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※関連記事:プロ家庭教師と学生家庭教師の違い
高校受験の理科は出題範囲が広く、満遍なく出題されます。特定の単元や問題だけ勉強しても点を取れないように作られています。
ですが、短期間で大きく点数アップできる方法があります。
その方法を紹介します。
まず、「伸ばしやすい単元」から先に勉強しましょう。主に以下の3つです。
「生物の種類」「生き物のからだのつくり」「地層・岩石」
これらは暗記すれば即、得点を取れるようになります。
受験勉強は範囲が広く、時間がかかります。早く覚えられるように、先に解答を暗記しましょう。
英単語や国語の漢字を覚えるのと同じ方法です。解答を覚えてから問題を解き、全問正解するまで繰り返し解きます。
解答を覚えるだけでなく、解答から問題を自分でつくってみましょう。
たいていの問題集では、各単元は一問一答や用語説明の問題からはじまります。たとえば下記のような問題です。
【問題】日の出の位置が真東にくるのは、春分・夏至・秋分・冬至のなかでどの日か?
→【解答】「春分と秋分の日」
これを少しアレンジして、例えば下記のような問題をつくります。
【問題】春分と秋分の日には太陽はどの方角から出てくるか?
→【解答】真東
このちょっとしたアレンジを加えるだけで覚える量が2倍になり、早く知識が定着します。
最後に、理科の入試対策問題集を紹介します。Amazonのリンクをつけているので、リンク先でお得に購入いただけます。
理科の入試勉強は前項でお伝えしたように、
単元別→計算演習→総合・入試頻出問題
の順に演習をすると短期間で実力をアップさせられます。
紹介する問題集もこの順番で掲載しています。
単元別の問題集を2冊紹介します。
中1の1分野(光・音・力、水溶液の濃度、密度、気体・液体・個体)↓
中1の2分野(植物・動物、地層・地震)↓
中2の1分野(化学変化・酸化と還元、電流)↓
中2の2分野(光合成、内臓器官、水蒸気・気圧と天気)↓
中3の1分野(力と運動、仕事とエネルギー、化学変化とイオン)↓
中3の2分野(生物の増え方、天体)↓
出版社:くもん出版
特徴:
〔本書のねらい〕
基礎・基本が最初の一歩からよくわかるくもん独自のステップで,解きながら学ぶことができます。また,4択クイズアプリにより,テスト前にスマホで5教科の要点チェックができます。〔学習内容・特徴〕
くもん出版より引用
①基礎からのスモールステップと反復練習により,無理なく学習が進められます。
②細分化された学習単元ごとに学習することで,基礎力を確実に身につけます。
③要点を参照しながら取り組めるので,自学自習でスラスラと学習が進みます。
④発展的な問題も含んでいるので,高校入試対策の第1段階としてのベース作りができます。
⑤フルカラー化により,要点の箇所がよくわかり,また,資料や実験の様子などを正確に伝えることができるため,理解が深まります。
【おすすめする理由】
分野別・単元別に基礎固めができる問題集です。
問題の難易度もやさしめで、イチから勉強するのに適しています。
定期テスト対策でも使用できるようにつくられており、すでに覚えている範囲は飛ばすようにしましょう。
学年別・分野別にシリーズ化されていますから、不安な範囲の問題集をピックアップして学習できます。
出版社:旺文社
特徴:
全国の公立高校入試の配点データを分析し、中配点・中難度の過去問に厳選した問題集です。学習効果が最も出やすい「標準問題」を確実に解く力をつけることを目的として、各課を「要点まとめ + 過去問演習」で構成し、理解と定着を交互に行うことができます。
以下のような方に特におすすめです。
旺文社より引用
・公立高校を第一志望にしている。
・基本事項ならある程度は覚えている。
・全範囲をまんべんなく解けるようになりたい。
・1冊の問題集をやり切って実力をつけたい。
【おすすめする理由】
どの高校を志望している人にも合います。
全国の過去問から標準レベルの問題ばかりを集めた問題集です。
標準レベルの問題をどれだけ正解できるかで合否がかなり変わります。
過去問から取っているので入試頻出です。
出版社:旺文社
特徴:
2019年から2021年に実施された公立高校入試問題を厳選し、分野別に並べ替えた問題集。類似した問題が複数の都道府県で出題されていることが一目瞭然で、出題傾向・出題パターンがわかります。よく出題されている問題を数多くこなすことで、入試に即した対策をすることができます。
旺文社より引用
【おすすめする理由】
分野別の復習をたっぷりするのにおすすめです。問題量がとても豊富です。
全国の高校入試問題を分野別に並べ直してくれており、単元別・分野別の復習に重宝します。
2冊紹介します。志望校の偏差値によって下記のような使い分けがおすすめです。
偏差値55まで:『近道問題』
偏差値55以上:『コツ』
出版社:英俊社
特徴:
「近道問題シリーズ」は,高校入試に必要な単元・項目を短期間で学習できるよう,コンパクトにまとめた問題集です。(近道問題シリーズ26点の一覧はコチラ)
理科の近道問題には「物理」「化学」「生物・地学」「理科計算」「理科記述」「理科知識」の6冊があります。
英俊社より引用
「理科計算」には,理科の計算問題を単元別に収録しています。計算問題を一通り練習するのに最適な一冊です。
収録問題は,英俊社<赤本>の豊富なデータから厳選した実際の入試問題を,計算問題のみに再編集したものです。
【おすすめする理由】
計算問題の基本~標準レベルの演習ができます。
非常に薄い問題集ですが、苦手意識のある人もこれ1冊仕上げておけばかなり計算問題が得意になります。
ほかにもシリーズ化されており、特定範囲の対策をするのにかなり重宝しています。
出版社:秀英BOOKS
特徴:
本書は、「知識を表現する力」や、「グラフや表からわかることを読み取る力」を問う記述問題になれ、解答できるようにするために作成されています。できなかった問題は繰り返しチャレンジし、合格に必要な表現力を身に付けてください。
Amazonより引用
【おすすめする理由】
コンパクトですが58ページあるので練習量が豊富です。
『近道問題』よりもう少し多めに、もう少しむずかしい問題演習がしたい人向けです。
記述対策のおすすめ問題集を2冊紹介します。志望校の偏差値によって下記のような使い分けがおすすめです。
出版社:英俊社
特徴:
「近道問題シリーズ」は,高校入試に必要な単元・項目を短期間で学習できるよう,コンパクトにまとめた問題集です。(近道問題シリーズ26点の一覧はコチラ)
理科の近道問題には「物理」「化学」「生物・地学」「理科計算」「理科記述」「理科知識」の6冊があります。
英俊社より引用
「理科記述」では,理科の得点力アップに欠かせない「単文記述問題」に焦点を当て,単元ごとの重要事項を例題形式でまとめた「頻出の記述」と実際の入試問題から抜粋した「思考の記述」に分けて収録しています。
収録問題は,英俊社<赤本>の豊富なデータから厳選した実際の入試問題を,記述問題のみに再編集したものです。
【おすすめする理由】
偏差値55くらいまでの高校を志望している人向けです。
基本レベルから標準レベルまでの問題が掲載されています。問題と解答をセットで暗記してしまいましょう。
出版社:秀英BOOKS
特徴:
本書は、「知識を表現する力」や、「グラフや表からわかることを読み取る力」を問う記述問題になれ、解答できるようにするために作成されています。できなかった問題は繰り返しチャレンジし、合格に必要な表現力を身に付けてください。
Amazonより引用
【おすすめする理由】
偏差値65くらいまでの高校を志望している人向けです。
『近道問題』よりも難易度があがるので、定期テストレベルは大丈夫という人におすすめです。
記述問題は丸暗記してしまうほうが効率良いですが、難易度があがってくると思考力を問う問題が出てきます。その対策ができるおすすめの問題集です。
『生物・地学』もあります。
3冊紹介します。志望校の偏差値によって下記のような使い分けがおすすめです。
偏差値55まで:『でる順』
偏差値55以上:『塾技』or『最高水準』
出版社:旺文社
特徴:
●高校入試の問題を分析し,出題率の高い順に単元を並べた問題集です。出題率の高い順に学習をすることで,効率的に合格に近づくことができます。
旺文社より引用
●それぞれの単元につき,くわしい「まとめ」と,入試過去問を掲載しています。問題を解いていてわからないことがでてきたら「まとめ」に戻ることができるリターン機能がついています。
●入試過去問は「基礎力アップ入試問題」「実力アップ入試問題」のステップ別に構成。自分の学習レベルに応じて問題を解くことができます。
●知識を問うだけでなく,考える力が試される問題を,「思考力活用編」として掲載しています。
●巻末に,力だめしができる「実力完成テスト」つき。
【おすすめする理由】
偏差値55くらいまでの高校を志望している人向けです。
別冊合わせて200ページあり、演習量を稼げます。2-3周すると標準レベルの問題をかなり解けるようになります。
出版社:文英堂
特徴:
学校では教えてくれない塾独自の「塾技」を学べる!
現役塾講師が、塾で教える「塾技」を公開!学校の教科書レベルから入試レベルまで引き上げます。難化傾向にある入試理科に対応!
実験を通した問題や記述問題が増え、「なぜ」が重要な理科。「塾技要点・解説」と「用語チェック」で解決します。無理なく入試レベルの実力が身につく構成!
「塾技要点」→「塾技解説」→「塾技チェック!問題」→「チャレンジ!入試問題」と入試レベルまで段階的な力の向上が可能です。全分野を1冊で完全網羅!
深い内容まで踏み込みながら中学理科の全分野を1冊にまとめた参考書+問題集です。巻末の用語チェックで重要な用語をくわしく解説!
文英堂より引用
「塾技要点」で登場する「用語」を忘れてしまった人のために巻末でくわしく解説しました。
【おすすめする理由】
偏差値55くらいから難関私立・公立高校を志望している人向けです。
教科書に載っているような基本的なことはあっさりとした解説で済ませていますが、難問になると教科書とは別の切り口や付加情報と一緒に解説してくれます。
演習は少なめなので、過去問対策に入るまえの難関入試対策としておすすめです。
出版社:文英堂
特徴:
過去の入試問題を徹底分析
国立・私立難関高校の入試問題を全分野から厳選。よく出る問題には「頻出」マークを、特に難しい問題には「難」マークをつけて、問題を解きながら、問題のレベルや傾向がわかるように配慮しました。重点的に強化できる単元別の配列
各自の学習計画に合わせてどこからでも学習できます。また弱点分野の補強や、入試直前の重点演習もできます。入試対策総仕上げのための模擬テスト
文英堂より引用
入試本番を想定した模擬テストを巻末につけました。志望校突破のための最終チェックができます。
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難関私立・国立・公立高校を志望している人向けです。全国の難関高校入試から入試問題を集めています。
160ページとなかなかのボリュームがあり、ハイレベルな総合問題演習をたっぷりできます。
参考書・問題集は世の中にたくさんあります。
ここで紹介したものはそのうちのごく一部に過ぎません。
たとえば、中学英語3年分を1冊で手軽に復習できる下記のような問題集もあります。
『きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集 理科 改訂版』
(旺文社)
迷ったときには本屋で手に取ってみて確認してみましょう。
下記の画像は高校生対象の調査ですが、
参考書を選ぶときは本屋で実物を見て選ぶ人が1番多いです。
手に取って選ぶときには以下の3つのポイントを確認してみましょう。
ほかの人にとって良いものが自分にとっても良いとは限りません。
イラストの解説のほうがわかりやすい人もいれば、
文字による解説のほうが頭に入ってくるという人もいます。
比べてみて、自分に合うものを選んでみましょう。
中学生向けに、高校受験理科の勉強法をお伝えしました。
高校入試の理科は短期間で大きく実力をあげられる科目です。
中1や中2から受験勉強をはじめる人はもちろん、中3夏以降にはじめる人も理科を得意にしておくと合格にかなり近づけます。
理科の受験勉強法を分野別・問題の種類別にお伝えしました。おすすめしている問題集10種類とともに、ぜひ第一志望校合格に向けてがんばってください!
※関連記事:高校受験理科でよく出る一問一答280題
※関連記事:高校受験によく出る理科の記述問題(生物・地学・物理・化学)
英・数・国・社の受験対策を下記の記事で紹介しています。
高校受験の英語(長文読解がカギ)
高校受験の数学(ライバルに差をつける勉強法)
高校受験の国語(読解力が不安でも点数アップ)
高校受験の社会(短期間で実力アップ)
【トップ高を目指している方にはZ会がおすすめです。下記のPRリンクからZ会に資料請求ができます。】
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