「模試を受けるたびに第1志望校を遠く感じるようになってきた…」
「算数や国語を得意にできる気がしない…」
中学受験を予定している小学校5、6年生の親子からよくこの声をお聞きします。
こうしたご相談をされるまでに、家庭内では何度も弱点を克服しようとチャレンジされています。
上手くいかず、志望校を変えないといけないかもと考えるのは本当に残念ですよね。
ですが、理科と社会を得意にしておけば、志望校を変える必要がなくなるかもしれません。
今回の記事では、以下の3点をお伝えします。
これから中学受験勉強を始める人は、まず理科と社会を得意にしましょう。
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※Z会の中学受験コースのメリットや活用法を下記の記事で紹介しています。
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理科のおすすめの問題集を紹介します。
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※関連記事:中学受験理科の苦手を克服する方法
最初に紹介するのは、「魔法ワザ」シリーズです。
「魔法ワザ」というタイトルですが、決して奇抜で突飛な裏ワザ本ではありません。著者は中学受験の大家で、中学受験専門塾で教わるような「王道の解法」と「便利な小技」が掲載されています。
受験1か月前からの対策にも使えます。
中堅校志望者や、難関中学志望者で理科が苦手な人向けです。
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著者:辻義夫 (著), 西村則康 (監修)
出版社:実務教育出版
対象学年:小学校5-6年
対象分野:4分野の計算問題・中堅校まで
特徴:
本書は、次の3つの方針にしたがって作られています。
①問題を厳選してコンパクトにまとめること
②中堅校から上位校に頻出の問題に限定して、最難関校にたまに出題される、難問や奇問は一切入れないこと
③子どもが読んでわかりやすい解説であることそして、物理・化学・生物・地学の4分野から、厳選して41項目の問題パターンを取り入れています。
実務教育出版より引用
それぞれが、近年の入試によく出題されているものばかりで、また一番点数の差がつきやすいレベルの問題です。
わずか41項目ですから、1項目30分を目処に学習を進めていくと、1日30分、41日で終わらせることができます。
つづいて紹介するのは「塾技」です。こちらも中学受験専門塾で教わる解法が掲載されています。
「魔法ワザ」との違いは「難易度」です。
「魔法ワザ」が中堅校向けなのに対して、
「塾技」は難関中学志望者向けです。
図を多めに掲載してくれているので、入試前の総チェックで抜け・もれの発見にも使えます。
著者:森 圭示 (著)
出版社:文英堂
対象学年:小学校6年
対象分野:4分野すべて・難関中学まで(最難関には足りない)
特徴:
入試理科頻出分野がこれ1冊ですべて学べる!
入試理科頻出分野を100の「塾技」に分けてまとめました。中学入試の理科で合格点をとるための力を無理なく身につけることができます。参考書・問題集・図鑑の3つの役割を果たす!
参考書・問題集の役割はもちろん、入試でよく出る植物・動物などの図はすべて掲載。図鑑としても利用できます。これ1冊で3つの役割を果たします。厳選した入試問題を通したパターン学習で得点力を養成!
入試頻出の問題を厳選して取り上げました。良問によるパターン学習で、入試の際に問題を解く時間も劇的に短縮。合格に必要な得点力が身につきます。短期間での巻き返しを可能に!
文英堂より引用
1冊で効率よく網羅的に学習できるため、短期間で成績を向上させることも可能です。
3つ目は「論述で覚える最強の理科」です。
「なぜそうなるのか?」からしっかり解説しておくれており、記述解答できるほど理解を深められます。
丸暗記になりがちな理科を根本から理解しなおせるので、丸暗記より暗記しやすくなります。
著者:長谷川智也 (著)
出版社:エール出版社
対象学年:小学校5-6年
対象分野:4分野すべての記述対策(難関中学まで)
特徴:
理科嫌いの原因は「つめこみ暗記」にある。理科嫌いを克服するには「理由をつけて」おぼえること。「なぜ」に特化し、論述力も鍛えられる一石二鳥の本。
Amazonより引用
最後に紹介するのは「完全理解」シリーズです。
「特進クラス」シリーズの新装版で、図表が豊富に載っていて情報量がすごいです。大学受験生にも良いのではないかと感じるくらいです。
難関中学や最難関中学(首都圏御三家レベル)の対策向けです。
著者:西村 賢治 (編)
出版社:文英堂
対象学年:小学校5-6年
対象分野:4分野すべて(難関中学・最難関中学)
特徴:
【1冊で中学入試対策】
Amazonより引用
過去に出題された入試問題を徹底的に分析し、入試に必要な内容を網羅しました。
ハイレベルな内容も充実しているので、1冊で中学入試対策ができます。
【豊富な図解でわかりやすい】
図やイラストをたくさん使い、くわしく解説しています。
さまざまな知識が問われる中学入試の内容も、無理なく理解できるようになっています。
【実力がつく例題&問題演習】
入試問題へスムーズに進めるよう、多くの例題を取り扱いました。
さらに「力だめしの問題」には、ヒントと例題番号を載せていますので、
解法チェックをしながら「チャレンジ問題」へ進めます。
巻末には、実際の入試を想定した「総仕上げテスト」をつけています。
中学受験理科の参考書・問題集の選び方をまとめました。
まず、参考書や問題集の活用目的を明確にしましょう。
目的や時期によって必要な参考書・問題集は変わります。
理科はほかの教科にくらべて「図」が重要です。
植物や動物の細胞のつくり、メダカの受精卵など、細かい様子の違いを把握する必要があります。
図やイラストが分かりやすいもの、できればカラーの参考書を選びましょう。
以下の図鑑も中学受験生に人気です(AmazonのPRリンク付き)。
理科の問題は実験が中心です。理科の実験の種類は多岐にわたっており、丸暗記だと覚えきれません。
応用問題にも対応できるように、実験手順や目的をくわしく解説しているものを選びましょう。
理科に続いて、社会もおすすめの問題集を紹介します。こちらもAmazonのリンクをつけているので、リンク先でお得に購入いただけます。
社会は下記の2点が特に重要なポイントです。
※関連記事:中学受験社会の伸ばし方(地理、歴史、公民)
最初に紹介するのは「完全理解」シリーズです。理科では最後に紹介しましたが、社会は最初に紹介します。
社会をイチから理解しながら勉強するのに便利です。
図や資料をたくさん載せてくれており、「暗記」よりも「理解」に重点を置いています。社会は覚える範囲が広いですから、ひらすら暗記に走るよりまず「理解」しておくほうが覚えやすくなります。
著者:文英堂編集部 編
出版社:文英堂
特徴:
2020年度からの学習指導要領に対応
中学入試対策本の定番『特進クラス』シリーズが、より読みやすく、わかりやすくなって、『完全理解』シリーズとしてパワーアップしました!
1冊で中学入試対策
過去に出題された入試問題を徹底的に分析し、入試に必要な内容を網羅しました。
ハイレベルな内容も充実しているので、1冊で中学入試対策ができます。豊富な図解でわかりやすい
図や資料をたくさん使い、くわしく解説しています。
さまざまな知識が問われる中学入試の内容も、無理なく理解できるようになっています。実力がつく例題&問題演習
文英堂より引用
学習した内容の確認から、入試問題へスムーズに進めるよう、「まとめチェック」→「力だめしの問題」→「チャレンジ問題」→「総合問題」と、段階的に解けるようにしています。
巻末には、実際の入試を想定した「総仕上げテスト」をつけています。
つづいては、「最強」シリーズの社会です。
難関中学の論述問題対策をかねて「理解」を深められます。
著者:長谷川智也 (著)
出版社:エール出版社
特徴:
名門といわれる中学校は、「暗記だけ」ではムリな記述式の問題ばかり。本書は、丸覚えを脱し、「なぜ」を考える画期的な問題集。
Amazonより引用
こちらの問題集は受験テクニックの宝庫です。
「受験範囲をひととおり勉強したけど、
短期間であと10点アップさせたい」
そういうときに効果が発揮されます。
入試までに2周しておくと、さらに効果的です。
著者:下地 英樹
出版社:文英堂
特徴:
苦手な分野で得点できる解答テクニックが載っています。
文英堂より引用
地理なら、気候グラフの判別、時差の計算、地図の図法、円高と円安など。
歴史なら、農業史、身分制度、江戸時代の将軍と老中など。
すっきり整理ができる自然なゴロ合わせが載っています。
農業の統計問題、江戸時代の三大改革など。
ちょっと理解しにくいところには、ていねいな解説が載っています。
日付変更線、早づくりとおそづくりなど。
縄文時代と弥生時代の区別など。
最近の中学入試の傾向にあわせて図や資料をみて考えて解く力をつける(考えるポイントを知る)問題集です。
著者:吉川厚 (監修)
出版社:旺文社
対象学年:小学校5-6年
対象分野:4分野すべて(難関中学・最難関中学)
特徴:
中学入試の過去問の中から、複雑な資料読解問題や論述問題など、思考力を必要とする問題を集めて掲載した問題集です。麻布中、ラ・サール中、早稲田実業学校中等部、渋谷教育学園渋谷中などで出題された過去問を収録しています。
Amazonより引用
思考力問題を解くうえで求められる「力」別に掲載していますので、自分の強化したいタイプの問題を集中的に解くといった使い方ができます。
別冊解答解説では、思考ステップ別にくわしく解法を説明していますので、疑問点を残さずに次の問題に進むことができます。
また、「保護者の方へ」というコーナーでは、思考力問題を解くために日ごろから心がけるべきことなどを紹介しています。
つづいては、中学入試社会の定番問題集であるサピックスの『社会コアプラス』です。
覚えておくべき基礎的な知識が網羅されており、「暗記用」にも「知識の総チェック用」にも使えます。
とりあえず1冊持っておくことをお勧めします。
ただし、知識暗記・知識確認用なので、細かい解説はありません。ほかの教材と併用しましょう。
著者:SAPIX小学部
出版社:SAPIX小学部
対象学年:小学校5-6年
対象分野:4分野すべて
最後に紹介するのは時事問題対策の本です。
必ずしも中学入試向けに作られているわけではありませんが、難関中学で問われる時事問題を題材にした「自身の考えを書きなさい」というタイプの記述問題に対応しやすくなります。
著者:キッズトリビア倶楽部 (著), トリバタケハルノブ (イラスト)
出版社:えほんの杜
対象学年:小学校4-6年
対象分野:時事問題
特徴:
「政治や社会問題の言葉って難しいし、興味が持てない」
「SDGs」や「ヘイトスピーチ」、「iPS細胞」に「TPP」などなど……テレビや新聞やネットで見たり聞いたりする、知っているようで詳しい意味はわからない言葉。そんなニュースの言葉を本書ではわかりやすく、誰でも理解できるように解説。身近な事柄として用語を説明しているので、興味も抱きやすい!
Amazonより引用
社会の参考書・問題集の選び方も紹介します。
まず、理科と同じで勉強の目的を明確にしましょう。
目的によって使うべき参考書や問題集は変わります。
地理・歴史ともに、地図の載っているものを選びましょう。
中学入試社会は地理と歴史の融合問題が多く出てきます。
こういった流れで問題が進んでいくのが一般的です。
地理はもちろん、歴史の勉強でも地図を見ながら勉強できるようにしておきましょう。
歴史の勉強では「歴史の流れ」が分かりやすいものを選びましょう。
できれば上記3点を満たしているものが望ましいです。
社会はインプット用とアウトプット用に2冊準備しましょう。
社会は1つの用語や人名・地名でも、いろいろな角度から問題を作成できます。
どの切り口から問われても適切な知識を選択できるようにするには、演習量の豊富な問題集を選びましょう。
また、たくさん問題を解いても「正しい理解」が欠けていると暗記がなかなか進みませんし、記述問題で点数を伸ばせません。
そこで、説明のくわしい参考書も併用するのが便利です。
理科と社会を得点源にするには、どう勉強すればいいかお伝えします。
理科・社会は暗記教科といわれますが、
一問一答形式で暗記すると、模試でも入試でも点数につながりにくいです。
例えば、「永仁の徳政令」という用語を暗記していても、
「なぜ、永仁の徳政令が出されたのか?きっかけは何だったのか?」
を理解していないと記述問題になったときに、まったく答えを書けません。
永仁の徳政令という用語を知っているだけでは不十分なのです。
※関連記事:【中学受験】理科の勉強方法
※関連記事:【中学受験】地理・歴史・公民の勉強法
理科の実験・観察問題や地理の時差の問題などで計算がでてきます。
計算問題が苦手な子は、解説をみて解き方をそのままマネしがちです。
もちろんマネをするのは良いことなのですが、
「なぜそういう解き方をするのか?」
を理解しないままマネしても、ちょっと条件を変えられただけで解き方がわからなくなります。
解説に書かれている式の意味を、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
※関連記事:家庭学習で受験対策ができる問題集を下記の記事で紹介しています。
【中学受験】理科のおすすめ問題集
【中学受験】社会のおすすめ問題集
中学受験は時間とのたたかいです。
早く覚えられるように、効率のいい暗記のお伝えします。
2つ紹介します。2つとも実践すると、とても効果的です。
1つ目の方法は、
「暗記後に確認テストをすること」です。
テストといっても、問題を作成する必要はありません。
覚えたい箇所をノートなどで隠すだけでいいです。
具体的な手順は以下のとおりです。
①5-10個ずつのセットにする
②1用語あたり3-5回ずつ書く
③1セットすべて書けたら確認テストをする
④1セット内で1つでも間違えたら、1セットすべて再テストする
⑤1セット内の用語をすべて正解するまでテストを繰り返す
特に太字の③⑤が重要です。
この方法は「自己テスト」といって、
脳科学研究で定着効果が実証されている方法です。
この手順を実践するだけで、
いつもの勉強量で定着率が3割増します。
暗記した内容はすべて、
翌日にもう1度確認テストをしてください。
このときも、
「1セットずつ」「全問正解するまで」
テストを繰り返します。
勉強した翌日に復習すると、
記憶に定着しやすくなります。
「エビングハウスの忘却曲線」
というのを聞いたことがある人もいると思います。
記憶に関する画期的な研究で、
学習内容を時間の経過とともにどれくらい忘れていくかを示しているグラフです。
学習した翌日には半分以上忘れてしまいますが、
復習すると定着率が一気に上昇します。
最近では、理科や社会でも記述問題がよく出されています。
例えば、下記の問題は大阪府にある大阪星光学院中学の理科の入試問題です。
第1問から早速、「理由を説明しなさい」と記述問題が出ています。
記述問題が国語以外の教科でも出題が増えているのは、文部科学省が「思考力・表現力・判断力」を育成するという方針を掲げて、大学入試の改革を進めているからです(文部科学省-学習指導要領「生きる力」より)。
大学入試を解けるようにするため、中学入試でも「思考力」や「表現力」をはかれるように記述問題を出すようになっているのです。
理科・社会の記述問題を解けるようにするには、
という対策が必要です。
【聞かれている内容にあわせて文末を変える】
記述問題で聞かれる内容と、それに合わせて文末を変えるようにしましょう。
下記のとおりです。
聞かれ方 | 文末の書き方 | |
理由 | 「~はなぜか」 | 「~(だ)から」 |
現象/事件の説明 | 「どのような現象/事件か」 | 「~という現象/事件」 |
原因 | 「どのようなことが原因か」 | 「~ということ」 |
【各単元の理解度を高める】
理科や社会の記述問題は、「理由」や「物事の説明」を聞くものが大半です。
問題演習後に、「なぜ答えがこうなるのか」の解説をしっかり読むようにしましょう。
通常の学習の流れだと、単元演習が終わってから記述対策に入ります。
記述対策の問題集を解くことで単元理解も深められますから、単元演習と記述対策を一緒に進めるのも非常におすすめです。
【読解力を高める】
理科や社会で高得点を狙うには読解力を高めておくと役立ちます。
学校にもよりますが、中学入試の問題文は比較的長いです。知識だけでなく、「知識の活用力」も問われているからです。長い問題文を読んでポイントをつかみ、解答のヒントの見つけるには速く・正確に読む力も必要です。
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※Z会の中学受験コースのメリットや活用法を下記の記事で紹介しています。
Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
中学受験対策のために塾に通う人は多いです。ですが、算数や国語とは違い、「理科・社会も塾は必要だろうか?」と疑問に感じる人も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げると、「計画的に勉強できるなら理科・社会で塾は不要」です。
上記のような行動が安定的にみられる子なら、理科社会を塾で対策するメリットは小さいです。前述の市販教材で十分対策できます。
ただし、理科社会の勉強を後回しにしがちなら塾で勉強するほうが良いでしょう。そのほうが長期的には安全です。
理科社会は算数のように「解説をみても解き方が理解できない問題」はほぼありません。ですが、高い知識レベルと応用問題パターンの知識が必要です。
「時間があるときには勉強する」という、勉強したりしなかったりする様子なら、塾に行かせるほうが良いでしょう。
中学入試において、理科と社会は志望校合格のカギをにぎる教科と言っても過言ではありません。
その理由を紹介します。
理科と社会は正しい方法で勉強すればだれでも得意教科にできます。これは中学入試の勉強で非常にありがたい特質です。
というのは、算数と国語はどれだけ勉強してもなかなか点数が伸びにくいからです。
算数の図形や国語の長文読解などは苦手克服に時間がかかります。
結果、多くの中学受験生は、算数・国語のどちらか一方が得意で、もう一方が苦手になりがちです。
ですが、理科や社会は勉強すればするほど得点を伸ばせます。かなり「計算のたつ教科」と言えます。
中学校によって教科ごとの配点は異なります。理科・社会の配点が大きな中学校を選ぶと、入試をかなり有利に持っていけます。
入試配点は下記のパターンが多いです。
算数 | 国語 | 理科 | 社会 | |
均等配点 | 100点 | 100点 | 100点 | 100点 |
算・国重視 | 150点 | 150点 | 100点 | 100点 |
算・国偏重 | 100点 | 100点 | 50点 | 50点 |
「算・国重視の中学入試の場合」で考えてみましょう。
合格ラインを6割とすると、4科目500点のうち300点が合格最低点です。
算数が4割しか取れなかった場合でも、下記の表のような点数になれば合格できます。
算数 | 国語 | 理科 | 社会 | 合計 | |
満点 | 150点 | 150点 | 100点 | 100点 | 500点 |
得点例 | 60点 | 90点 | 75点 | 75点 | 300点 |
算数で4割しか取れなくても、
理科・社会で8割近く取れれば、算数のビハインド分をきっちりカバーできます。
これなら、算数の難問を解けるようになる必要はありません。難問対策にあてる時間をそのまま理科・社会の勉強に回すほうが得点を伸ばせます。
以上のように、理科と社会は得点源にしやすく、配点パターン次第では非常に大きな武器にできます。
これらを考えると、5-6年生から受験勉強をはじめた子に向いている合格戦略だと言えます。
算数や国語は得点化するのに時間がかかるため、入試に間に合わせるのが大変です。
ですが、理科・社会なら計画的に勉強時間を回せば高い確率で高得点を見込めます。
※関連記事:中学受験は5年生からでは遅い?出遅れを取り返すための対策と親のサポート方法を解説
理科・社会は家庭学習メインで伸ばす人が多いです。
市販教材を使って上手くいかないときは通信教育が便利です。
通信教育は1回の学習が15-30分に設計されています。
塾に通っている子も、学校から帰宅して塾に行くまでの時間などを利用して、効率よく勉強できます。
通信教育でタブレット型を選ぶと、解説が動画つきです。
理科の実験の様子、歴史の流れなど、理科・社会には理解しづらい範囲もあります。
動画つきの解説なので非常にわかりやすく、印象に残りやすいです。
通信教育は一度解いて終わりではありません。自分の好きなタイミングで何度でも解きなおしできます。
しかもタブレットなら子どもの学習状況に応じて、忘れてきた頃に自動で「要復習問題」を提示してくれます。
難関中学、最難関中学(首都圏御三家、灘中学、ラサール中学など)を目指しているならZ会がおすすめです。下記のような特長があります。
※関連記事:Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
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中学受験対策の通信教育として進研ゼミも多くの受験生に選ばれています。楽しく、自信をつけながら学べるという特徴があります。
※関連記事:進研ゼミ小学講座の特徴と効果的な利用法
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中学受験生やその保護者の方向けに、理科・社会の問題集や勉強の仕方を紹介しました。
算数・国語は中学入試で配点がたかいうえに、難易度もたかいです。
そのため、多くの受験生が算数・国語を意識しすぎています。
算数が重要な教科であることは間違いありませんが、入試の合否は合計得点で決めます。
4教科の配点がフラットな中学も多いです。
「合格ラインを超える」
という第1目的に立ち戻り、理科・社会を得意にしてみることをオススメします。
苦手なものにばかり取り組むのは疲れますが、
得意な教科をつくっておけば自信を持って苦手教科にも取り組めるようになります。
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