「国語の定期テスト対策は何をしたらいいかわからない」
「国語って勉強してもあがらないんでしょ」
「英語や数学は80-90点取っているのに、国語がいつも足を引っ張っている」
こんな悩みを抱えている中学生や保護者の方は多いのではないでしょうか。
数学のように公式があるわけでもなく、
理科や社会のように暗記するものがたくさんあるわけでもありません。
どれくらい勉強したらいいのか、
どう勉強したら点数があがるのかがわかりにくいかもしれません。
実は定期テストの国語は「暗記科目」です。
暗記してテストに臨めば、ほかの科目よりも簡単に成績をあげられます。
そこで、中学生向けに国語の定期テスト対策の仕方を紹介します。国語が苦手な人でもすぐに点を取れるような方法です。
また、90点以上を取れる勉強法もお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。
ほかの科目の定期テスト対策は下記の記事で紹介しています。
※英語の定期テストで80点以上取る勉強法と2週間前からの学習計画
※数学の定期テストで80点以上取る勉強法と2週間前からの学習計画
※理科の定期テストで70点、90点を取れる勉強法と学習計画
※社会の定期テストで70点、90点を取れる勉強法と学習計画
この記事は下記の方向けです。
【下記は難関高校受験に強いZ会のHPへのリンクです。リンク先で資料請求ができます。】
Z会 中学生コースの案内
※Z会について下記記事でくわしく紹介しています。
【中学生向け】Z会タブレットコースの進め方:成績上位を取って難関校に合格する方法を解説
国語というと「センスで解く!」という人も多いです。ですが、中学の国語にセンスは不要です(あればもちろん有利ですが)。
定期テストの国語は、ちゃんとした勉強の仕方をすれば、国語が苦手な人でも70点ほどを取れるようになります。その勉強方法をお伝えします。
国語というと教科書の説明文や物語文を思い浮かべると思います。
定期テストの国語は、下記の表のようにいくつか問題の種類があります。
問題の種類 | |
知識問題 | ・文法 ・漢字 |
長文読解 | ・説明文 ・物語文 ・古典 ・詩、短歌、俳句 |
思考力・表現力を問う問題 | ・作文 ・記述問題 |
長文だけでなく、満遍なく対策する必要があります。
学校で教科書準拠のワーク(問題集)を配られています。そのワークを使って授業の前日などに予習しましょう。
教科書本文のなかでテストに出るポイントをまとめて問題にしてくれています。授業を受ける前に本文の重要ポイントを確認でき、これだけで国語の勉強がかなり楽になります。
授業が終われば早速、授業で習った範囲のワークの問題を解いてみましょう。
授業直後だと記憶に残っているので、多くの問題をスラスラと解けるでしょう。
一度正解しておくと、時間が経って忘れてきてもすぐに思い出せるようになります。
説明的文章や物語文は、授業中に学校の先生が「ここ大事だよ!」と伝えてくれた箇所を覚えます。
特に「なぜ?」が出てきた箇所を暗記しましょう。
例えば、下記のとおりです。
問題:メロスはなぜセリヌンティウスに謝ったのか?
解答:信じて待ってくれているのにメロスは裏切ろうと一瞬思ったから。
この「問題」にあたる箇所を教科書でみたら「解答」を思い出せるようにします。
あるいは、問題集で同じような問題をみたらこの「解答」を思い出すのでも大丈夫です。
古文も同様です。古文のテストでよく出される問題は、
の3点です。
古文はよく主語を省略します。
敬語をみれば主語が誰なのかがわかりますが、古文の敬語のがわからなくても大丈夫です。学校の授業で教えてくれています。
本文をみて、セリフや動作とその主語をセットで思い出せるように練習しておきましょう。
また、現代語訳は授業中に伝えてくれていますし、プリントを配られている場合もあります。なくさないようにファイリングしておきましょう。
教科書には筆者がその文章で何を伝えたかったのかを解説しているページがあります。
「季節ごとの趣きのある景色を書き記している」などの内容です。
そこもしっかり目を通しておきましょう。
※関連記事:古文単語の一覧と問題、歴史的仮名遣い・月の名称
苦手にしている人が多い詩・短歌・俳句ですが、やはり暗記で対応できます。
覚える項目は3つです。
【形式】
それぞれ、下記のような形式を覚えておきましょう。
詩:口語・文語
短歌:五・七・五・七・七(三十一音)
俳句:五・七・五(十七音)
【表現技法】
それぞれ、下記のような表現技法が使われてます。
どの箇所でどの表現技法が使われているかをセットで覚えておくと、テストで点数を取りやすくなります。
表現技法の種類 | 表現技法の内容 |
比喩法(直喩・隠喩) | ほかのものに例える |
擬人法 | 人ではないものを人に例える |
倒置法 | 普通の順序と逆の順序で書く |
体言止め | 名詞か代名詞で文を終わらせる |
反復法 | 同じ言葉を繰り返し使う |
対句 | 相反する2つの語句を対照的に並べる |
【内容】
詩・短歌・俳句で何を表現したいのかを覚えます。
などです。作品をみたら「~を表現している」とサラっといえるくらいまで覚えておきましょう。
授業で先生が解説してくれたことをノートにメモしておくと、そのメモを覚えるだけで超効率的なテスト勉強になります。
前述の内容を意識してノートに書き留めておくと、
提出物を仕上げただけで国語は70-80点くらい取れるようになります。
国語をいつも90点台取っている人は、そうやっています。
国語のテスト勉強時間が短時間で済めば、
余った時間を英語や数学に回せます。
普段は部活で忙しくしていても、テストの1週間前からは部活が休みになります。この1週間で集中的に漢字・文法の勉強をしましょう。
漢字・文法を覚えるには「3回書いて1回思い出す」という勉強法が有効です。
漢字を何回も書いて覚える方法が昔はありましたが、現在ではこの方法はややマイナーになってきています。
それよりも、「3回書いて1回思い出す」作業のほうが効果的だということがわかっています。
(ダイヤモンドオンライン「覚えているはずなのに、思い出せない原因は○○にあった」より)
国語の問題を解いたら、答え合わせだけでなく解説をしっかり読み込みましょう。
国語の定期テストに出る重要ポイントは解説にすべて書かれています。解説を読んでおけば、「何がポイントで」「どう解答すれば良いか」が分かります。
国語のテストでは教科書本文の一部を問題用紙に載せてくれています。すべて読んでいると時間が足りなくなります。
設問をみて、読む必要のある箇所だけササっと見るようにしましょう。
学校の授業で1か月ほど目にしてきた文章です。ワークで予習・復習をしておけば、テスト中にじっくり読まなくても大切なポイントやあらすじは頭に入っています。
長文を必要最低限しか読まずに解答を進めると、テスト時間が10分ほど余ります。余った時間で漢字や文法の見直しをしましょう。
急いで解答して書き間違えている場合がよくあります。ここで2-3問ミスを見つけられれば、さらに6点くらい上げられます。
前述の勉強法で70点前後は安定して取れるようになります。ですが、難関高校を目指している人なら定期テストで90点以上を取りたいところです。
そういう人向けに国語の定期テストで90点以上を安定して取れる勉強の仕方をお伝えします。
まず、漢字・文法は全問正解したい問題です。
学校のワークで、漢字・文法の問題で全問正解を取れるまで繰り返し解きましょう。
「推定」「断定」「接尾語」などの文法用語が出てきますが、意味がピンとこないときがあります。
そのままだとわかりづらいときは、自分なりの言葉に変換して理解しましょう。
推定:そうなんじゃないかな、と想像すること
断定:絶対そうだ!と言い切ってしまうこと
文法的に完全に正しくなくても問題ありません。「自分なりに・大まかに」理解できれば、定期テストで正解できます。
問題集を解いて答え合わせをしたら、解答・解説を何度も読みましょう。
国語の教科書には「重要ポイント」が学習指導要領で決まっています。定期テストも学校のワークも、その重要ポイントを問うようにつくられています。
つまり、学校のワークの解答・解説をしっかり理解して覚えていれば高得点を取れます。
基本的には学校のワークだけで重要ポイントは網羅されていますが、90点台を取るには市販の問題集(教科書準拠の問題集)も使いましょう。
いくらワークで全問正解を取れるようになっても、やはり定期テストでは出題のされ方が変わります。ワークでは選択問題だったのがテストでは記述問題になっていたりします。
問題が変わっても正答できるように、複数の問題集で練習するほうが確実です。
漢字・文法・歴史的仮名遣い・長文問題など、国語の問題は種類が豊富です。90点台を取るにはテスト勉強の時点でスラスラと解ける必要があります。
遅くともテスト2週間前からテスト勉強を本格的に始めましょう。問題集を3周すればかなり安定して問題に正解できるようになります。
教科書の長文を勉強する以外に、長文読解の実力を伸ばす勉強もしましょう。
定期テストの国語は教科書の重要ポイントと漢字・文法を覚えれば高得点を取れます。ですが、それでも長文読解が苦手だと間違いが出やすくなります。
記述問題の答え方や接続詞の働きの違いなど、解き方を知らないと解答を間違いやすい問題もあります。
定期テストがまだまだ先の時期や長期休みには国語の読解問題集を使って読解力を高めておきましょう。
定期テストで作文が出される場合、学校の勉強とは別に作文の勉強をしておくほうがいいです。週1回程度書いて誰かに添削してもらうようにすると、相当得意になります。
かなり書けるようになったら月1回でも十分です。
ここでは、「作文を書くときの注意点と書きやすくなるコツ」を5つお伝えします。
※関連記事:【高校受験】作文・小論文の書き方やルール
字数が足りなかったりオーバーしていたりすると、0点です。
「200字以内で書きなさい」→180字以上で書く。
作文は「書き言葉」に統一して書きます。「話し言葉」で書くと減点されます。
略語も減点です。
よくある間違い方を表にしています。
話し言葉 | 書き言葉 |
やっぱり | やはり |
とっても | とても/非常に |
~したけど | ~したが |
~じゃなく | ~ではなく |
スマホ | スマートフォン |
いろんな | いろいろな/さまざまな |
全然大丈夫 | 全く問題ない |
文章を書くときには、1文を短くしましょう。
「先週の日曜日、近所に住む友だちと一緒に公園へ行ってボール投げをして遊んで楽しかったけれど、雨が降ってきて傘を持っていなかったので家に帰って、今度は家で一緒に遊びました。」
という文があるとします。言っていることはわかるけれど長いですよね。1文を短くするとこうなります。
「先週の日曜日、近所に住む友だちと一緒に公園へ行きました。ボール投げをして楽しかったけれど、雨が降ってきました。傘を持っていなかったので家に帰り、家で一緒に遊びました。」
先ほどの1文を3つの文にわけました。短くカットしただけですが、すっきりしました。
原稿用紙に書くときは1文を2行以内(40字)に収まるように書くと、すっきりとした読みやすい文章になります。
文を書いたら、主語と述語が合っているか確認しましょう。小学生の間は、主語と述語が合っていない文章を書きがちです。例えば下記の文をご覧ください。
「私が昨日したことは、飼い犬を散歩させました。」
この文だと、主語は「したことは」で述語は「させました」になります。
「したことは~させました」だと、主語と述語が不一致です。
国語の記述問題でもよくこうした書き方をして減点になる子がいます。
「昨日、私は宿題をして飼い犬を散歩させました。」
と書くと、主語と述語が「私は~させました」になり、違和感がなくなります。
文を書いた後で「主語と述語は合ってるかな?」と確認してみましょう。
これはちょっと高等テクニックになりますが、「うれしい」「悲しい」「楽しい」といった形容詞をできるだけ使わずに文章を書いてみましょう。
形容詞は一言で感情を表現できて便利なのですが、あまり使うと単調になります。
「うれしい」「悲しい」といった形容詞の代わりに、
「自分がどう感じたか」
「なぜそう感じたか」
「どう行動したか」
を具体的に書くようにしましょう。
「トランポリンをして楽しかった。」
という文があるとします。「どう感じたか」「なぜそう感じたか」「どう行動したか」を入れると、下記のようになります。
「トランポリンだといつもの自分の3倍も高くジャンプできて、鳥になったような気分だった。うれしさで心臓がとびはねるような気持になり、近くにいた友だちに「見て、見て、すごい飛んでる!」と大きな声で呼びかけた。」
この文章のほうが「どう楽しかったのか」が伝わりますし、そのときの情景が浮かびやすくなります。
定期テスト前日など、定期テスト直前になったらしておく勉強内容をお伝えします。
テスト直前は最終チェックをしましょう。1つでも取りこぼしがあるともったいないです。
漢字と教科書長文の暗記モノを中心に勉強します。
問題の種類 | 使うもの | 勉強方法 |
漢字 | 学校の提出物 | ・全問正解するまで確認テストを繰り返す |
教科書の長文 | ・学校の提出物 ・市販の教科書準拠ドリル ・授業用ノート | ・自分で解説しながら問題を解く ・ノートを暗唱する |
暗記方法は前述のとおりです。
暗記と並行して、「授業用ノート」をすみずみまで見返しておきましょう。
授業中に先生が解説した内容からテストがつくられます。
ノートに書いてある内容を暗唱しておくと、
そのままテストで得点できることがよくあります。
授業用ノートは学校の先生が解説した内容を書いています。テスト前に見返すと、覚え忘れていたポイントが1-2つ見つかることがよくあります。
最後に、定期テスト対策におすすめの問題集を4冊紹介します。Amazonのリンクをつけているので、リンク先でお得に購入いただけます。
の3種類です。
まずは定期テスト対策で定番の「教科書ワーク」です。教科書準拠なので予習・復習どちらにも使えます。
中1光村(「国語1」)↓
中2光村(「国語2」)↓
中3光村(「国語3」)↓
中1教育出版([伝え合う言葉」)↓
中2教育出版([伝え合う言葉」)↓
中3教育出版([伝え合う言葉」)↓
中1三省堂(「現代の国語」)↓
中2三省堂(「現代の国語」)↓
中3三省堂(「現代の国語」)↓
中1東京書籍(「新しい国語」)↓
中2東京書籍(「新しい国語」)↓
中3東京書籍(「新しい国語」)↓
出版社:文理
難易度:易~標準(★★☆)
特徴:
【2021年度から2024年度の教科書に対応した改訂版です】
学校の授業はこれでかんぺき!
「教科書に合った内容」で人気の『中学教科書ワーク』が,新学習指導要領に対応してリニューアルしました!★中学校の授業の予習・復習,テスト対策に最適!
教科書と同じ順番なので,授業に合わせて学習を進めることができます。
◇◇充実した定期テスト対策◇◇
・定期テスト対策予想問題…定期テスト前に解いて最終確認!
・スピードチェック…赤シートを使って徹底暗記!★オールカラーで分かりやすい! 楽しく学べる!
カラーで見やすく,豊富なイラストや図で効果的に学習できます。★「要点確認」→「練習問題」→「テスト形式」の3ステップで実力がつく!
教科書の内容を身に着ける「確認のワーク」,学習内容の定着を図る「定着のワーク」,基本から応用まで実力を試す「実力判定テスト」の3段階構成で,無理なく確実に力がつきます。★紙だけじゃない!デジタル付録付き
○学習アプリ 「どこでもワーク」…スマホでいつでもどこでも学習できる!
○ホームページテスト…文理Webサイトから追加のテストをダウンロード!
そのほか,教科の特性に合わせた付録も…●『中学教科書ワークスペシャルサイト』では,教科書ワークのくわしい使い方や最新情報などを掲載しています。ぜひご利用ください!
文理より引用
2冊目も教科書準拠です。
前述の「教科書ワーク」が問題集なのに対して、「教科書ガイド」は参考書のようなものです。教科書本文のポイントがくわしく解説されています。
定期テストは教科書のポイントに沿って作成されているので、後は覚え込むだけです。ポイントが何なのか分かればほぼ「テストの問題と解答が分かっている状態」で定期テストに臨めます。
教科書ガイドでポイントを理解して、教科書ワークで演習すれば無敵です。
中1光村(「国語1」)↓
中2光村(「国語2」)↓
中3光村(「国語3」)↓
中1教育出版([伝え合う言葉」)↓
中2教育出版([伝え合う言葉」)↓
中3教育出版([伝え合う言葉」)↓
中1三省堂(「現代の国語」)↓
中2三省堂(「現代の国語」)↓
中3三省堂(「現代の国語」)↓
中1東京書籍(「新しい国語」)↓
中2東京書籍(「新しい国語」)↓
中3東京書籍(「新しい国語」)↓
出版社:新興出版社啓林館
難易度:易~標準(★★☆)
特徴:
●教科書の内容が丸ごと分かり、授業の予習・復習に最適!
Amazonより引用
●教科書の全ての問題の答えや考え方がズバリ書いてあり、学習が進む! 授業が分かる!
●学校の授業できかれること、重要事項の全てがまとめられた、渾身の一冊!
※2021年4月から使用開始の新課程教科書に対応。
つづいては文法の定期テスト対策問題集です。
読解は7-8割解けるのに文法は5割以下しか取れない。そんな人におすすめです。
タイトルにあるように「全問ヒントつき」なので、苦手な文法問題の解き方が良く分かります。
出版社:学研出版サイト
難易度:易~標準(★★☆)
特徴:
「また、まちがえた」を「できた」に変える、全ての問題にヒントがついた問題集。1回分の問題数が少ないから気軽に取り組める。文法の要点を掲載し、解き方がよくわかる。文法問題を解けるようになって、国語のテストの点をアップ!
テストの点がアップする。読解にも強くなる。
◆すべての問題に「ヒント」つき◆
国語に欠かせない,「文法問題」を解く力を伸ばす問題集です。すべての問題にヒントがついています。ヒントを読んでから解けば,「まったく,わからない」「また,まちがえた」をなくすことができ,勉強へのやる気が続きます。◆取り組みやすくて,つづけやすい◆
1回分は1ページで問題数が少なく,スキマ時間でも気軽に取り組むことができます。スモールステップで少しずつ進められます。◆文章読解に強くなる◆
学研出版サイトより引用
文法をマスターすることで、文章を正しく読むことができるようになります。
入試頻出の朝日新聞の天声人語を題材にしているのでテーマが幅広く、非常に良い作文練習ができます。
字数も200字なので入試対策としては短いですが、定期テスト対策用としてちょうどいい長さです。
中学生の実際の文例もあり、参考になります。
出版社:朝日新聞出版
難易度:標準(★★☆)
特徴:
朝日中高生新聞の人気連載コーナー「天声人語で200字作文」を書籍化。
実際に作文を書き込めるワークシート形式で、高校・大学入試での作文・小論文、教科の試験の記述問題対策に対応。・実際に作文を書き込めるワークシート形式
・作文・小論文が苦手な人もスラスラ書ける「構想メモ」のヒントつき
・中高生が書いた80の作文例を掲載。書けなかったときの参考に
・高校・大学入試での作文・小論文、教科の試験の記述問題対策に対応●「構想メモ」の作り方
朝日新聞出版より引用
●「自分の体験やエピソード」を書く
●「アイデアや提案」を書く
●記事や資料を読んで書く
●さまざまなタイプの課題に挑戦
●文章上達のポイント
●自己添削チェックリスト
●書き言葉への置き換えリスト
定期テストの国語が伸び悩むのには原因があります。3つお伝えします。
国語は、定期テスト対策として何を覚えればいいか、どの問題を解けばいいかがわかりにくいです。
英語なら教科書の単語を覚えますし、理科・社会なら用語や人名などを覚えます。
国語で覚えることと言うと、漢字くらいなように思えます。
教科書を覚えるのはさすがに量的に厳しいですし、
「テスト勉強するぞ!」と思っても何を勉強すればいいかわからないと、やはり後回しになってしまいます。
前項で「国語は何を覚えればいいかわかりづらい」とお伝えしました。
覚える対象がわかりづらいぐらいですから、
何を使って勉強すればいいかもわかりづらいです。
数学なら学校の問題集を解いていれば、数字を変えた問題がテストに出てきます。
理科、社会もやはり学校の問題集を使います。
では国語は何を使えばいいかというと、やはり学校の問題集です。
問題集を使ってての勉強法はのちほどお伝えします。
結果として、国語の定期テスト対策を英語や数学くらいしているでしょうか。
9割以上の中学生はテスト前日に2時間くらい勉強して終わっています。もしくは、漢字をがんばって覚えるくらいです。
原因は、下記の2つです。
国語はセンスがある人のほうが有利です。ただし、それは英語や数学も同じです。
定期テストだけなら国語のセンスがなくてもあまり関係ありません。
前述のように、テスト2週間前から計画的に勉強すれば「国語は誰でも90点を取れる科目」です。
多くの中学生にとっては、英語や数学よりも点を取りやすい科目です。自信を持って国語のテスト対策にのぞみましょう!
中学校の定期テストは高得点をねらっておきましょう。理由は大きく2つあります。
定期テストの結果は「内申点」に強く影響します。内申点は中学校の成績だけでなく、高校受験の合否にも影響します。
ほとんどの高校入試は「内申点」と「入試当日の学科試験」で決まります。高い内申点を取っておいたから第一志望校に合格できた、というケースはたくさんあります。
しかも、多くの地域では中学1年生からの内申点が高校受験に関係します。
そのときの成績だけでなく高校受験にも影響するので、点数をしっかり取っておきたいですね。
※関連記事:高校受験で内申点はいつからいつまで成績に入るのか:中1から9教科必要?中3だけじゃない?
中1や中2の定期テストでっかり勉強しておけば、中3になってから受験勉強を楽にできます。
中3でも当然内申点があり、定期テストの勉強が必要です。それと同時に中1・中2内容の復習もしておく必要があります。あれもこれも勉強しないといけません。
前述のように中1の英文法は中学英語のなかでも最重要です。中3になる前に英文法の基礎をしっかり固めておけば、中3になってからは英文法を軽く復習するだけでかなり思いだせます。浮いた時間を数学や理科社会の勉強に回せます。
いかがでしょうか。中学生向けに定期テスト国語の勉強法を紹介しました。
「国語の定期テスト対策は何をしていいかわからない」と放置されがちですが、実は暗記がメインです。
しかも理科や社会にくらべて覚える量が少ないので、短期間で90点台を目指せます。
テスト対策のスケジュールとともに、
・暗記する内容
・定期テストのための効率のいい暗記方法
を紹介しました。
おすすめの定期テスト対策用のドリル・問題集も使って、次回の定期テストから国語で90点台を目指しましょう!
【トップ高を目指している方にはZ会がおすすめです。下記のPRリンクからZ会に資料請求ができます。】
【中学生のためのZ会の通信教育】This website uses cookies.