国語の定期テストの勉強法(中学生):90点以上を取る方法とおすすめの参考書を紹介

国語の問題集で勉強中 中学生
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「国語の定期テスト対策は何をしたらいいかわからない」
「国語って勉強してもあがらないんでしょ」
「英語や数学は80-90点取っているのに、国語がいつも足を引っ張っている」

こんな悩みを抱えている中学生や保護者の方は多いのではないでしょうか。

数学のように公式があるわけでもなく、
理科や社会のように暗記するものがたくさんあるわけでもありません。

どれくらい勉強したらいいのか、
どう勉強したら点数があがるのかがわかりにくいかもしれません。

実は定期テストの国語は「暗記科目」です。
暗記してテストに臨めば、ほかの科目よりも簡単に成績をあげられます。

そこで、

  • 90点台を取れるようになる英語の定期テスト対策の仕方
  • テスト2週間前からの学習計画
  • おすすめの問題集

を紹介します。

ほかの科目の定期テスト対策は下記の記事で紹介しています。
英語の定期テストで80点以上取る勉強法と2週間前からの学習計画
数学の定期テストで80点以上取る勉強法と2週間前からの学習計画
理科の定期テストで70点、90点を取れる勉強法と学習計画
社会の定期テストで70点、90点を取れる勉強法と学習計画

この記事は下記の方向けです。

  • 国語の勉強方法がわからず困っている人
  • 国語でもっと高得点を取りたい人
  • 高校入試につながる勉強をしたい人

定期テストの勉強スケジュール

中学校の成績にも高校選択にも影響する定期テスト。
どう対策すればいいか確認します。

定期テスト対策は2週間前から始める

定期テスト対策の勉強はいつから行うものなのでしょうか。

ベネッセの調査によると、定期テストの勉強をはじめるのは「テスト2週間以上前」が1番多く、46.8%もいます。

1週間以上前からはじめる人も含めると、86.7%にもなります。

大半の人が1-2週間前からテスト勉強をしています。

ベネッセ教育情報サイトをもとに作成

勉強計画を立ててから勉強をはじめる

テスト勉強をはじめるには、まず勉強の計画を立てましょう。

コクヨが行った調査では、「勉強計画を立てるべき」と思っている中学生は実に91.4%もいます(コクヨ「中高生の学びに関する実態調査レポート」より)。

ところが、実際に勉強計画を立てられている中学生はその半分(46%)しかいません。

  • テスト2週間前から
  • 勉強計画を立てる

これを念頭において、定期テスト対策の仕方をお伝えしていきます。

国語の定期テスト勉強法

国語というと教科書の説明文や物語文を思い浮かべると思います。

定期テストの国語は定着状況を総合的にみるため、下記の表のようにいくつか問題の種類があります。

問題の種類
知識問題・文法
・漢字
長文読解・説明文
・物語文
・古典
・詩、短歌、俳句
思考力・表現力を問う問題・作文

定期テストは幅広く勉強してまんべんなく点数を取れるほうが、高得点に結びつきやすいです。

思考力問題については、先生によって定期テストに出すかどうか判断がわかれます。毎回出す先生もいれば、まったく出さない先生もいます。

高校受験対策を意識している中学校では作文を書かせる問題を出す傾向にあります。

前項でお伝えしたように、定期テスト対策は2週間前から計画的にはじめるのがおすすめです。

  • 2週間前から何をどうすればいいのか
  • テスト直前にしておくことはなにか

を紹介します。

定期テスト2週間前からの勉強方法

国語の定期テストは、
「文法」「漢字」「長文問題」「作文」
の4つにわかれます。

それぞれのテスト対策を2週間前からのスケジュール別に表にまとめています。

問題の種類使うもの勉強方法
文法学校の提出物【2週間前~1週間前】
・ひととおり問題を解く
・解説に目を通しておく
【1週間前~】
・2周目に入る
・自分で解説しながら問題を解く
漢字学校の提出物【2週間前~1週間前】
・解答をみながら漢字を覚える
・全問正解するまで確認テストを繰り返す
【1週間前~】
・2周目に入る
・全問正解するまで確認テストを繰り返す
教科書の長文・学校の提出物
・市販の教科書準拠ドリル
・授業用ノート
【2週間前~1週間前】
〇提出物、市販のドリル両方
・解答をみながら問題をみる
・解説を暗記する
【1週間前~】
〇市販のドリル
・2周目に入る
・自分で解説しながら問題を解く
作文・市販の作文ドリル【2週間前~1週間前】
作文の書き方に目を通す
【1週間前~】
作文を3回書いて練習する

文法は解説を読んでから問題を解く

文法問題は、学校のワークと似たような問題ばかりです。

文法事項がわかれば簡単に解けます。

問題を解いている時間がもったいないので
いきなり解説に目を通しておきましょう。

つづいて解説を閉じ、自分で解説しながら問題を解いてみましょう。

「問題に正解したかどうか」ではなく、
「解説できたかどうか」が大切です。

解説を読んでも理解できないときもあります。

「推定」「断定」「接尾語」などの文法用語が出てきますが、意味がピンとこないときがあります。

そのままだとわかりづらいときは、自分なりの言葉に変換して理解しましょう。

推定:…なんじゃないかな~と想像する
断定:絶対そうだ!と言い切ってしまうこと

文法的に完全に正しくなくても問題ありません。

「絶対そうだと言い切ってしまう」なんて、国語を長年指導されている方々にお叱りをいただいてしまうでしょうが、
「自分なりに」「大まかに」
理解できれば、定期テストで正解できます。

90点を取るには文法問題は全問正解か、1問間違いまでで抑えたいですね。

漢字、教科書の長文は解説を丸暗記する

この2種類は完全に暗記です。

問題を解かずに最初から解答・解説をみて、答えを暗記しましょう。

長文については、解答そのものよりも解説を暗記してください。

ワークや市販のドリルでは選択問題だったのに、定期テストでは記述問題になったということもあります。

問題の形式が変わっても、ポイントはまったく同じです。「なぜその答えになるのか」を覚えていれば楽々正解できます。

また、漢字も長文の解説も下記の方法で暗記しましょう。

  • 「3回書いて1回思い出す」を繰り返す
  • 1ページずつ確認テストをする

漢字を何回も書いて覚える方法が昔から取られていますが、現在ではこの方法はすたれてきています。

それよりも、「3回書いて1回思い出す」作業のほうが効果的だということがわかっています。
ダイヤモンドオンライン「覚えているはずなのに、思い出せない原因は○○にあった」より)

解説を書いて覚えるのは大変ですから、しっかり読んで空(そら)で言えるようにしましょう。
漢字も長文の解説も、正しく思い出せるまで繰り返してください。

1ページ終われば、そのページを最初から最後までもう1度テストしましょう。

また、学校の授業用ノートも国語の定期テスト対策に非常に便利です。

授業中に先生が伝えた「重要ポイント」は丸暗記しましょう。そのうちのいくつかがテストに出るかもしれません。

これらの作業をしつこく実行しておけば、90点を取れるくらいまで教科書内容を覚えられます。

テストでもミス1までの全問正解も可能になります。

作文はコツがある

定期テストで作文が出される場合、学校の勉強とは別に作文の勉強をしておくほうがいいです。

ここでは、「作文を書くときの注意点と書きやすくなるコツ」を5つお伝えします。

※関連記事:【高校受験】作文・小論文の書き方やルール

字数は指定条件の9割以上にする

字数が足りなかったりオーバーしていたりすると、0点です。

「200字以内で書きなさい」→180字以上で書く。

書き言葉・正式名称で書く

作文は「書き言葉」に統一して書きます。「話し言葉」で書くと減点されます。

略語も減点です。

よくある間違い方を表にしています。

話し言葉書き言葉
やっぱりやはり
とってもとても/非常に
~したけど~したが
~じゃなく~ではなく
スマホスマートフォン
いろんないろいろな/さまざまな
全然大丈夫全く問題ない

1文を短くする

文章を書くときには、1文を短くしましょう。

先週の日曜日、近所に住む友だちと一緒に公園へ行ってボール投げをして遊んで楽しかったけれど、雨が降ってきて傘を持っていなかったので家に帰って、今度は家で一緒に遊びました。

という文があるとします。言っていることはわかるけれど長いですよね。1文を短くするとこうなります。

先週の日曜日、近所に住む友だちと一緒に公園へ行きました。ボール投げをして楽しかったけれど、雨が降ってきました。傘を持っていなかったので家に帰り、家で一緒に遊びました。

先ほどの1文を3つの文にわけました。短くカットしただけですが、すっきりしました。

原稿用紙に書くときは1文を2行以内(40字)に収まるように書くと、すっきりとした読みやすい文章になります。

主語と述語を合わせる

文を書いたら、主語と述語が合っているか確認しましょう。小学生の間は、主語と述語が合っていない文章を書きがちです。例えば下記の文をご覧ください。

私が昨日したことは、飼い犬を散歩させました。

この文だと、主語は「したことは」で述語は「させました」になります。

「したことは~させました」だと、主語と述語が不一致です。

国語の記述問題でもよくこうした書き方をして減点になる子がいます。

昨日、私は宿題をして飼い犬を散歩させました。

と書くと、主語と述語が「私は~させました」になり、違和感がなくなります。

文を書いた後で「主語と述語は合ってるかな?」と確認してみましょう。

形容詞を少なくする

これはちょっと高等テクニックになりますが、「うれしい」「悲しい」「楽しい」といった形容詞をできるだけ使わずに文章を書いてみましょう。

形容詞は一言で感情を表現できて便利なのですが、あまり使うと単調になります。

「うれしい」「悲しい」といった形容詞の代わりに、

「自分がどう感じたか」
「なぜそう感じたか」
「どう行動したか」

を具体的に書くようにしましょう。

トランポリンをして楽しかった。

という文があるとします。「どう感じたか」「なぜそう感じたか」「どう行動したか」を入れると、下記のようになります。

トランポリンだといつもの自分の3倍も高くジャンプできて、鳥になったような気分だった。うれしさで心臓がとびはねるような気持になり、近くにいた友だちに「見て、見て、すごい飛んでる!」と大きな声で呼びかけた。

この文章のほうが「どう楽しかったのか」が伝わりますし、そのときの情景が浮かびやすくなります。

定期テスト直前の勉強方法

定期テスト前日など、定期テスト直前になったらしておく勉強内容をお伝えします。

暗記もれがないかチェックをする

テスト直前は最終チェックをしましょう。1つでも取りこぼしがあるともったいないです。

漢字と教科書長文の暗記モノを中心に勉強します。

問題の種類使うもの勉強方法
漢字学校の提出物・全問正解するまで確認テストを繰り返す
教科書の長文・学校の提出物
・市販の教科書準拠ドリル
・授業用ノート
・自分で解説しながら問題を解く
・ノートを暗唱する

暗記方法は前述のとおりです。

  1. 「3回書いて1回思い出す」を繰り返す
  2. 1ページずつ確認テストをする

授業用ノートをすみずみまで見返す

暗記と並行して、「授業用ノート」をすみずみまで見返しておきましょう。

授業中に先生が解説した内容からテストがつくられます。

ノートに書いてある内容を暗唱しておくと、
そのままテストで得点できることがよくあります。

授業用ノートは学校の先生が解説した内容を書いています。テスト前に見返すと、覚え忘れていたポイントが1-2つ見つかることがよくあります。

ノートに書いている内容のうち、何を覚えればいいかをお伝えします。

現代文は授業で「なぜ?」が出てきた箇所を覚える

説明的文章や物語文は、授業中に学校の先生が「ここ大事だよ!」と伝えてくれた箇所を覚えます。
特に「なぜ?」が出てきた箇所を暗記しましょう。

例えば、下記のとおりです。

問題:メロスはなぜセリヌンティウスに謝ったのか?
解答:信じて待ってくれているのにメロスは裏切ろうと一瞬思ったから。

この「問題」にあたる箇所を教科書でみたら「解答」を思い出せるようにします。
あるいは、問題集で同じような問題をみたらこの「解答」を思い出すのでも大丈夫です。

古文は「主語」「現代語訳」「筆者の主張」を覚える

古文も同様です。古文のテストでよく出される問題は、

  • 主語は誰か?
  • 現代語訳しなさい
  • 筆者が言いたいことは何か?

の3点です。

古文はよく主語を省略します。

敬語をみれば主語が誰なのかがわかりますが、古文の敬語のがわからなくても大丈夫です。学校の授業で教えてくれています。

本文をみて、セリフや動作とその主語をセットで思い出せるように練習しておきましょう。

また、現代語訳は授業中に伝えてくれていますし、プリントを配られている場合もあります。なくさないようにファイリングしておきましょう。

教科書には筆者がその文章で何を伝えたかったのかを解説しているページがあります。

「季節ごとの趣きのある景色を書き記している」などの内容です。

そこもしっかり目を通しておきましょう。

※関連記事:古文単語の一覧と問題、歴史的仮名遣い・月の名称

詩・短歌・俳句は形式や表現技法、内容を覚える

苦手にしている人が多い詩・短歌・俳句ですが、やはり暗記で対応できます。

覚える項目は3つです。

【形式】

それぞれ、下記のような形式を覚えておきましょう。

詩:口語・文語
短歌:五・七・五・七・七(三十一音)
俳句:五・七・五(十七音)

【表現技法】

それぞれ、下記のような表現技法が使われてます。

どの箇所でどの表現技法が使われているかをセットで覚えておくと、テストで点数を取りやすくなります。

表現技法の種類表現技法の内容
比喩法(直喩・隠喩)ほかのものに例える
擬人法人ではないものを人に例える
倒置法普通の順序と逆の順序で書く
体言止め名詞か代名詞で文を終わらせる
反復法同じ言葉を繰り返し使う
対句相反する2つの語句を対照的に並べる
【内容】

詩・短歌・俳句で何を表現したいのかを覚えます。

  • 「長い冬が終わって春が来た喜び」
  • 「真っ白な雪のなかを白いうさぎが飛び跳ねている様子がかわいい」

などです。作品をみたら「~を表現している」とサラっといえるくらいまで覚えておきましょう。

授業用ノートをつくっておくと定期テストに有利

授業で先生が解説してくれたことをノートにメモしておくと、そのメモを覚えるだけで超効率的なテスト勉強になります。

前述の内容を意識してノートに書き留めておくと、
提出物を仕上げただけで国語は70-80点くらい取れるようになります。

国語をいつも90点台取っている人は、そうやっています。

国語のテスト勉強時間が短時間で済めば、
余った時間を英語や数学に回せます。

おすすめの定期テスト対策問題集

最後に、定期テスト対策におすすめの問題集を3冊紹介します。

  • 教科書本文の対策用
  • 国文法対策用
  • 作文用

の3種類です。

中学ポピー

『中学教科書ワーク 国語』(学年別、教科書出版会社別)

文理より

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出版社:文理
値段:1,386円(税込)
難易度:易~標準(★★☆)

特徴:

【2021年度から2024年度の教科書に対応した改訂版です】

学校の授業はこれでかんぺき!
「教科書に合った内容」で人気の『中学教科書ワーク』が,新学習指導要領に対応してリニューアルしました!

★中学校の授業の予習・復習,テスト対策に最適!
教科書と同じ順番なので,授業に合わせて学習を進めることができます。
◇◇充実した定期テスト対策◇◇
・定期テスト対策予想問題…定期テスト前に解いて最終確認!
・スピードチェック…赤シートを使って徹底暗記!

★オールカラーで分かりやすい! 楽しく学べる!
カラーで見やすく,豊富なイラストや図で効果的に学習できます。

★「要点確認」→「練習問題」→「テスト形式」の3ステップで実力がつく!
教科書の内容を身に着ける「確認のワーク」,学習内容の定着を図る「定着のワーク」,基本から応用まで実力を試す「実力判定テスト」の3段階構成で,無理なく確実に力がつきます。

★紙だけじゃない!デジタル付録付き
○学習アプリ 「どこでもワーク」…スマホでいつでもどこでも学習できる!
○ホームページテスト…文理Webサイトから追加のテストをダウンロード!
そのほか,教科の特性に合わせた付録も…

●『中学教科書ワークスペシャルサイト』では,教科書ワークのくわしい使い方や最新情報などを掲載しています。ぜひご利用ください!

文理より引用

【おすすめする理由】

教科書準拠のドリルです。
定期テスト対策専用につくられており、題材や漢字の登場順が教科書と同じで、問題の難易度も学校のワークと同じです。

国語の定期テスト対策には欠かせません。

学校のワークと教科書ワークをセットで使うようにしましょう。

『中学国語 文法 (全問ヒントつきで ニガテでも解ける)』

学研出版サイトより

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出版社:学研出版サイト
値段:880円(税込)
難易度:易~標準(★★☆)

特徴:

「また、まちがえた」を「できた」に変える、全ての問題にヒントがついた問題集。1回分の問題数が少ないから気軽に取り組める。文法の要点を掲載し、解き方がよくわかる。文法問題を解けるようになって、国語のテストの点をアップ!

テストの点がアップする。読解にも強くなる。

◆すべての問題に「ヒント」つき◆
国語に欠かせない,「文法問題」を解く力を伸ばす問題集です。すべての問題にヒントがついています。ヒントを読んでから解けば,「まったく,わからない」「また,まちがえた」をなくすことができ,勉強へのやる気が続きます。

◆取り組みやすくて,つづけやすい◆
1回分は1ページで問題数が少なく,スキマ時間でも気軽に取り組むことができます。スモールステップで少しずつ進められます。

◆文章読解に強くなる◆
文法をマスターすることで、文章を正しく読むことができるようになります。

学研出版サイトより引用

【おすすめする理由】

定期テストの国文法の問題にとても合っており、使いやすいです。

説明もわかりやすく、定期テスト対策用として便利です。

『高校・大学入試対応 200字から始める 作文・小論文 上達ワーク』

Amazonより

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出版社:朝日新聞出版
値段:1,760円(税込)
難易度:標準(★★☆)

特徴:

朝日中高生新聞の人気連載コーナー「天声人語で200字作文」を書籍化。
実際に作文を書き込めるワークシート形式で、高校・大学入試での作文・小論文、教科の試験の記述問題対策に対応。

・実際に作文を書き込めるワークシート形式
・作文・小論文が苦手な人もスラスラ書ける「構想メモ」のヒントつき
・中高生が書いた80の作文例を掲載。書けなかったときの参考に
・高校・大学入試での作文・小論文、教科の試験の記述問題対策に対応

●「構想メモ」の作り方
●「自分の体験やエピソード」を書く
●「アイデアや提案」を書く
●記事や資料を読んで書く
●さまざまなタイプの課題に挑戦
●文章上達のポイント
●自己添削チェックリスト
●書き言葉への置き換えリスト

朝日新聞出版より引用

【おすすめする理由】

入試頻出の朝日新聞の天声人語を題材にしているのでテーマが幅広く、非常に良い作文練習ができます。

字数も200字なので入試対策としては短いですが、定期テスト対策用としてちょうどいい長さです。

中学生の実際の文例もあり、参考になります。

中学校の定期テストはなぜ重要?

まず、中学校の定期テストが何のためにあるのか確認します。

定期テストの目的は下記の2つです。

  • 学習の促進と定着の確認
  • 高校の進路選択

それぞれ詳しく説明します。

直近の学習内容を勉強させる

定期テストを行えば、直近1.5か月から2か月の間に習った内容が定着しているかどうかを確認できます。

ただし、確認だけが目的ではありません。

全国学力テストが年1回なのに対して、
定期テストは年4-5回あります。

2学期制の学校で4回、3学期制の学校で5回です。

これだけ頻繁にテストをするのは、テスト勉強をしやすくするためです。

「テストがあれば勉強する。なければしない」という人が大半ではないでしょうか。

年に1回しかテストがないと、ほとんどの範囲のテスト勉強が追い付かず、定着できなかった範囲がたくさんでるかもしれません。

テストが年4-5回あれば1回1回のテスト範囲がせまくなり、テスト勉強をしやすくなります。

高校の進路選択にかかわる

定期テストの結果は「内申点」に強く影響します。
内申点は中学校の成績だけでなく、高校受験の合否にも影響します。

ほとんどの地域では中学1年生から内申点が高校受験に関係します。

そのときの成績だけでなく高校受験にも影響するので、点数をしっかり取っておきたいですね。

※関連記事:高校入試で必要な内申点とは?内申点の出し方・あげ方を紹介します!

国語が伸び悩む原因

定期テストの国語が伸び悩むのには原因があります。3つお伝えします。

何を覚えればいいかわからない

国語は、定期テスト対策として何を覚えればいいか、どの問題を解けばいいかがわかりにくいです。

英語なら教科書の単語を覚えますし、理科・社会なら用語や人名などを覚えます。
国語で覚えることと言うと、漢字くらいなように思えます。

教科書を覚えるのはさすがに量的に厳しいですし、
「テスト勉強するぞ!」と思っても何を勉強すればいいかわからないと、やはり後回しになってしまいます。

何を使って勉強すればいいかわからない

アガルートコーチング

前項で「国語は何を覚えればいいかわかりづらい」とお伝えしました。

覚える対象がわかりづらいぐらいですから、
何を使って勉強すればいいかもわかりづらいです。

数学なら学校の問題集を解いていれば、数字を変えた問題がテストに出てきます。

理科、社会もやはり学校の問題集を使います。

では国語は何を使えばいいかというと、やはり学校の問題集です。
問題集を使ってての勉強法はのちほどお伝えします。

あまり勉強していない

結果として、国語の定期テスト対策を英語や数学くらいしているでしょうか。

9割以上の中学生はテスト前日に2時間くらい勉強して終わっています。もしくは、漢字をがんばって覚えるくらいです。

原因は、下記の2つです。

  • 何を勉強すればいいかわからない
  • 「国語はセンスで決まる」と思い込んでいる

国語はセンスがある人のほうが有利です。ただし、それは英語や数学も同じです。

定期テストだけなら国語のセンスがなくてもあまり関係ありません。

前述のように、テスト2週間前から計画的に勉強すれば「国語は誰でも90点を取れる科目」です。

多くの中学生にとっては、英語や数学よりも点を取りやすい科目です。自信を持って国語のテスト対策にのぞみましょう!

まとめ

いかがでしょうか。

「国語の定期テスト対策は何をしていいかわからない」と放置されがちですが、実は暗記がメインです。

しかも理科や社会にくらべて覚える量が少ないので、短期間で90点台を目指せます。

テスト対策のスケジュールとともに、
・暗記する内容
・定期テストのための効率のいい暗記方法

を紹介しました。

おすすめの定期テスト対策用のドリル・問題集も使って、次回の定期テストから国語で90点台を目指しましょう!

また、
「自分で勉強しようとしてもなかなかつづかない」
という場合には通信教育もおすすめです。

長年、定期テスト対策に定評のある進研ゼミやポピーなど大手の通信教育は、定期テスト対策専用の問題も送ってきてくれます。

中学ポピー

※関連記事:中学生におすすめの通信教育:進研ゼミ、ポピー、スマイルゼミ、すらら、Z会の比較

また、自宅だと勉強が手につかないという人は、塾も検討してみましょう。

塾の選び方・費用
おすすめのオンライン学習塾

定期テストの結果は高校入試にも影響しますから、早いほうがいいですね。

※関連記事:高校入試の勉強方法と勉強スケジュール

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