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【高校入試対策】古文単語一覧(中学生)|頻出単語+覚え方+テスト100問で完全攻略

桜と紅葉を背景に、机で古文の勉強をする男子中学生と女子中学生のイラスト。明るく親しみやすい雰囲気で、和風の装飾が施されたアイキャッチ画像。 高校入試情報
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古文で点が取れない原因はシンプルです。
「単語を覚えていない」のではなく、「どこまで・どう覚えるかを間違えている」からです。

多くの中学生は、やみくもに単語帳を進めたり、逆に最低限しか覚えずに入試レベルに届いていません。
その結果、本文が読めず、問題も解けないという状態になります。

そこでこの記事では、高校入試で本当に必要な古文単語の範囲を明確にし、最短で覚え、得点につなげる方法までを一気に理解できる状態にします。
読むだけで終わるのではなく、「何を・どの順で・どこまでやるか」が明確になることがゴールです。

【この記事で分かること】

  • 高校入試に必要な古文単語
  • 最短で覚える方法
  • 得点につながる使い方
  1. 高校入試に必要な古文単語はどこまで覚えればいいか
    1. 中学生が覚えるべき単語数の目安
    2. 入試で実際に出るレベル(塾データ)
    3. 覚えなくていい単語の見極め
  2. 古文単語一覧(高校入試頻出)
    1. 最重要古文単語(必須)
    2. 頻出古文単語(差がつく)
    3. 現代語と意味が違う要注意単語
  3. 古文単語の覚え方【塾講師が教える最短ルート】
    1. ゴロ暗記と文脈理解の使い分け
    2. 1週間で定着させる暗記法
    3. テストで点を取る覚え方
  4. 古文単語は入試でどう出るか(出題パターン)
    1. 意味選択問題
    2. 文中解釈問題
    3. 記述問題
  5. 古文単語テスト100問(高校入試レベル)
    1. 一問一答
    2. 入試形式問題
    3. 記述問題
  6. 古文単語テストの解答・解説
    1. 一問一答の解答・解説
    2. 入試形式問題の解答・解説
    3. 記述問題の解答・解説
  7. 歴史的仮名遣い一覧と覚え方
    1. 頻出変換ルール
    2. 入試で狙われるポイント
  8. 歴史的仮名遣いの問題
    1. 解答
    2. 解説
  9. 古文の月・時刻・季節一覧(入試文化知識)
  10. 【塾講師が厳選】おすすめ古文単語帳
  11. 古文が苦手な人のための勉強法
    1. 点数が伸びない原因
    2. 伸びる勉強順
  12. まとめ
  13. FAQ(よくある質問)
    1. Q1 古文単語は何語覚えればいいですか
    2. Q2 古文単語はいつまでに覚えるべきですか
    3. Q3 ゴロ暗記だけで大丈夫ですか
    4. Q4 古文が全く読めない場合は何から始めるべきですか
    5. Q5 歴史的仮名遣いは全部覚える必要がありますか

高校入試に必要な古文単語はどこまで覚えればいいか

結論から言うと、「全部覚える必要はないが、入試で出る範囲は確実に押さえる必要があります」
ここが曖昧なままだと、やりすぎて非効率になるか、逆に足りなくて点が取れなくなります。

中学生が覚えるべき単語数の目安

高校入試レベルで必要な古文単語は、約100〜150語が目安です。
これは高校生向けの300語レベルとは違い、「頻出だけに絞った実戦ライン」です。

重要なのは数ではなく中身です。
例えば「いと」「あはれ」「をかし」などはほぼ必ず出ますが、「出現頻度の低い単語」は覚えても得点に直結しません。

つまり、「少ない単語を完璧にする」ことが最も効率的です。
中途半端に200語覚えるより、頻出100語を確実に使える状態にするほうが点数は伸びます。

入試で実際に出るレベル(塾データ)

現場の指導経験から見ると、入試に出る古文単語には明確な特徴があります。
それは、「意味が複数ある単語」と「現代語と意味がズレている単語」が中心になることです。

例えば、

  • 「よし」=良い、方法、理由
  • 「なり」=断定、伝聞
  • 「いみじ」=とても良い/悪い(文脈で変わる)

このような単語は、単純な暗記ではなく「使い方」で問われるため、理解が浅いと得点できません。

また、入試では単語単体で問われるよりも
「文中での意味を選ばせる問題」として出ることが多いです。

つまり必要なのは
「単語の意味を知っている」ではなく「文の中で判断できる」レベルです。

覚えなくていい単語の見極め

ここができるかどうかで、学習効率は大きく変わります。

覚えなくていい単語の特徴は3つです。

  • 高校レベルでしか出ない単語
  • 文学的すぎて入試に出にくい単語
  • 頻度が極端に低い単語

これらに時間を使うと、「やっているのに点が伸びない状態」になります。

逆に意識すべきなのは、
「何回も見たことがある単語」だけを徹底的に仕上げることです。

同じ単語を

  • 意味
  • 使い方
  • 入試形式

で繰り返し触れることで、初めて得点につながります。

結論として、古文単語は
「広く浅く」ではなく「狭く深く」が正解です。

古文単語一覧(高校入試頻出)

高校入試の古文は、出る単語がかなり絞られているのが特徴です。つまり、すべてを覚える必要はなく、「出る単語だけを確実に使える状態にする」ことが最短ルートです。

ここでは、入試での出現頻度と重要度に基づいて、単語を3段階に分けて整理します。
重要度は以下の基準で示します。
S=必ず出るレベル/A=頻出で差がつく/B=知っていると有利

古文単語の重要度ランキング(高校入試頻出単語の優先順位)
高校入試ではすべてを覚える必要はありません。最重要→頻出の順で覚えることで、最短で得点につながります。

最重要古文単語(必須)

ここにある単語は、覚えていないと本文が読めないレベルです。最優先で完璧にしてください。

  • いと(S) とても
  • あはれ(S) しみじみと心に感じる、趣がある
  • をかし(S) 趣がある、おもしろい
  • よし(S) 良い、方法、理由
  • なり(S) ~である(断定)、~らしい(伝聞)
  • あり(S) ある、いる
  • なし(S) ない
  • 見る(S) 見る、結婚する
  • 聞く(S) 聞く、評判を聞く
  • 言ふ(S) 言う

ポイントは、1つの単語に複数の意味があることです。
例えば「よし」は「良い」だけでなく「方法」「理由」としても使われます。
このような単語は、文の中で意味を判断できるかどうかが得点の分かれ目になります。

高校入試で特に出やすい最重要単語を一覧で整理しました。

古文単語現代語訳重要度入試ポイント
あはれなりしみじみと心がうたれるS情緒表現で頻出
をかし趣がある・おもしろいS現代語とのズレに注意
いみじすばらしい・ひどいS文脈で意味が変わる
ゆかし見たい・知りたいS感情表現で頻出
あやし不思議だ・身分が低いS2つの意味を区別
おどろく目を覚ますS現代語と違う代表例
げになるほど・実にS筆者の感情表現
あまたたくさんS頻出副詞

頻出古文単語(差がつく)

このレベルは、上位校を目指すなら必須です。基本単語に加えて、ここを押さえることで安定して点が取れるようになります。

  • いみじ(A) とても良い、とても悪い
  • ゆかし(A) 見たい、知りたい
  • うつくし(A) かわいい
  • めでたし(A) すばらしい
  • おどろく(A) 目を覚ます、気づく
  • たまふ(A) お与えになる(尊敬)、いただく(謙譲)
  • のたまふ(A) おっしゃる
  • まうす(A) 申し上げる
  • かなし(A) いとしい、かわいい
  • あやし(A) 不思議だ、身分が低い

このゾーンのポイントは、現代語と似ているようで意味がズレていることです。
例えば「おどろく」は「びっくりする」ではなく、「目を覚ます」「気づく」という意味で出ます。

ここを正確に理解できるかどうかで、読解力に差が出ます。

現代語と意味が違う要注意単語

ここは特にミスが多いポイントです。
「知っているつもりで間違える単語」=入試で狙われやすい単語です。

  • あやし(S) 現代語:怪しい → 古文:不思議だ、身分が低い
  • つれづれ(S) 現代語:退屈 → 古文:することがなく暇
  • なほ(S) 現代語:なお → 古文:やはり、それでも
  • やがて(A) 現代語:すぐに → 古文:そのまま
  • すなはち(A) 現代語:すぐに → 古文:そのまま、すぐに
  • おぼゆ(S) 思われる、感じられる
  • 見ゆ(S) 見える、思われる

この分野で重要なのは、「現代語の感覚を一度捨てること」です。
なんとなく意味を当てるのではなく、古文としての意味を別物として覚える必要があります。

特に「おぼゆ」「見ゆ」などは、受け身や自発の意味で出るため、文法とセットで理解しておくと得点につながります。

まとめると、古文単語は
Sランクを完璧に → Aランクで差をつける → 要注意語でミスを防ぐ
この順番で仕上げるのが最も効率的です。

古文単語の覚え方【塾講師が教える最短ルート】

古文単語の効率的な覚え方(暗記から得点までの流れ)
古文単語は覚えるだけでは不十分です。繰り返し使うことで初めて得点につながります。

古文単語はやみくもに覚えても定着しません。重要なのは、覚え方の順番と使い方をセットで理解することです。

実際の指導現場でも、成績が伸びる生徒は「効率よく覚えて、すぐ使う」サイクルを回しています。

ここでは、最短で点数につなげるための具体的な方法を解説します。

ゴロ暗記と文脈理解の使い分け

まず結論から言うと、ゴロ暗記と文脈理解はどちらも必要で、役割が違うということです。

ゴロ暗記は、最初に意味を覚えるための入口です。
例えば「いみじ=意味じ(意味が強い→とても)」のように、短時間で記憶に残すには効果的です。

ただし、ゴロだけでは点は取れません。
入試では「この文の中でどの意味か」を問われるため、文脈で判断する力が必須です。

つまり理想の流れは
ゴロで覚える → 文の中で使う → 意味を使い分けるです。

このとき重要なのは、1つの単語を1つの意味だけで覚えないことです。
「よし=良い」だけで止まると、問題で必ずミスします。
必ず「良い・方法・理由」までセットで覚えることが必要です。

1週間で定着させる暗記法

古文単語は一度覚えてもすぐに忘れます。だからこそ、短期間で何度も繰り返すことが最重要です。

おすすめは、1週間サイクル学習です。

1日目
10〜20語を覚える(意味を確認するだけでOK)

2日目
前日の復習+新しい10〜20語

3日目
さらに復習+新しい単語

この流れを続けて、7日目にまとめて確認します。

ポイントは、完璧に覚えてから進むのではなく、回転させることです。
1回で100%覚えようとすると挫折しますが、7回繰り返せば自然に定着します。

また、声に出して読む、書いて確認するなど、複数の方法を組み合わせると記憶が強くなります。

テストで点を取る覚え方

古文単語は「覚える」だけでは不十分で、「使える状態」にする必要があります。

そのために重要なのが、問題形式で練習することです。

例えば

  • 単語だけを見る → 意味を答える
  • 文の中で出てきた単語 → 意味を選ぶ
  • 複数の意味から適切なものを選ぶ

このように、入試と同じ形式でアウトプットすることが必須です。

さらに意識すべきなのは、間違えた単語を放置しないことです。
ミスした単語こそ、次に出たときに得点になる可能性があります。

理想は、
間違える → なぜ間違えたか確認 → もう一度解く
このサイクルを回すことです。

また、古文単語は文法や読解と密接に関係しています。
単語だけで理解が止まっている場合は、「なぜ読めないのか」を確認することが必要です。

古文が読めない原因
古文読解のコツ

この2つをあわせて学習することで、単語の理解が一気に深まり、得点につながります。

結論として、古文単語は
覚える → 繰り返す → 使う
この3ステップを回すことが、最短で点数を上げる方法です。

古文単語は入試でどう出るか(出題パターン)

古文単語は単体で覚えても点数にはなりません。入試では必ず、「文章の中でどう使われているか」を判断させる形で出題されます。

このパートでは、実際の入試問題をもとに、出題パターンを具体的に解説していきます。

意味選択問題

まず最も基本となるのが、単語の意味を選ばせる問題です。
実際の入試でも、単語そのものではなく、文の中での意味を問う形式で出題されます。

例えば、東京都立高校入試問題では、次のような形式が出題されています。

「非難するのは」に相当する部分はどこか。
ア. 聞きよからず イ. 艶にこそ ウ. 難申之条 エ. 悪しくはみえざるにや

東京都教育委員会より引用

このような問題では、単語の意味を知っているだけでは不十分です。
前後の文脈を読み取り、「どの表現が最も意味に合うか」を判断する力が求められます。

つまり、重要なのは
単語暗記 → 文の中で判断できるレベルまで引き上げることです。

文中解釈問題

次に差がつくのが、文の中の一部分を正しく理解できているかを問う問題です。

例えば、神奈川県立高校入試では次のような問題が出題されています。

「人々あやしと思ひ」とあるが、そのときの「人々」を説明したものとして最も適するものを選びなさい。

神奈川県教育委員会より引用

この問題では、「あやし」の意味を知っているだけでは解けません。
「誰が」「何を」「どう思ったのか」を正確に読み取る必要があります。

ここで重要になるのが
主語の把握と単語の正確な理解の組み合わせです。

多くの生徒は単語の意味だけで止まりますが、
入試では
単語+文構造の理解まで求められることを意識してください。

記述問題

最も難易度が高く、差がつくのが記述問題です。

例えば、大阪府教育委員会の入試では、次のような問題が出題されています。

本文中で筆者は、利休が鉢に入れた紅梅のどのような様子について「何とも言えないくらい風情がある」と述べているか。15字以上25字以内で書きなさい。

大阪府教育委員会より引用

このタイプの問題では、単語の意味を理解しているだけでなく、
内容を自分の言葉でまとめる力が求められます。

特に重要なのは
単語の意味を「説明できるレベル」まで理解することです。

例えば「あはれ」は
「しみじみと心が動く」だけでなく、
どんな場面でそう感じるのかまで説明できるかが問われます。


ここまで見てきたように、古文単語は
覚えるだけでは不十分で、「使えるかどうか」がすべてです。

そのため、勉強の流れは必ず
単語を覚える → 文の中で使う → 問題で確認する
この順番で進めてください。

この「使い方」まで踏み込んでいるかどうかが、
上位校に合格できるかどうかの分かれ目になります。

古文単語テスト100問(高校入試レベル)

一問一答

次の古文単語の意味を答えなさい。

問題1 あわれなり
問題2 をかし
問題3 なまめかし
問題4 えんなり
問題5 あてなり
問題6 うつくし
問題7 うるわし
問題8 めでたし
問題9 めづらし
問題10 いみじ

問題11 恥づかし
問題12 ありがたし
問題13 やんごとなし
問題14 よし
問題15 よろし
問題16 らうたし
問題17 かなし
問題18 心にくし
問題19 ゆかし
問題20 あらまほし

問題21 あし
問題22 わろし
問題23 すさまじ
問題24 うし
問題25 心づきなし
問題26 かたはらいたし
問題27 あいなし
問題28 うしろめたし
問題29 あぢきなし
問題30 おぼつかなし

問題31 さうざうし
問題32 あたらし
問題33 をこがまし
問題34 わりなし
問題35 はしたなし
問題36 むげなり
問題37 おどろおどろし
問題38 ゆゆし
問題39 あやし
問題40 あさまし

問題41 わびし
問題42 わづらふ
問題43 とし
問題44 ののしる
問題45 かしづく
問題46 興ず
問題47 のたまふ
問題48 あした
問題49 おはす
問題50 まゐる

問題51 いと
問題52 つとめて
問題53 すなはち
問題54 さながら
問題55 にはかに
問題56 年ごろ
問題57 失す
問題58 しのぶ
問題59 下る
問題60 さぶらふ

問題61 やはら
問題62 うたてし
問題63 いとけなし
問題64 あまねく
問題65 かくれる
問題66 をのこ
問題67 げに
問題68 あまた
問題69 やすし
問題70 よすがら

問題71 はらから
問題72 いたく
問題73 かかる
問題74 だに
問題75 をこ
問題76 いたづらに
問題77 いづく
問題78 あり
問題79 いにしへ
問題80 うれふ

問題81 おどろく
問題82 かしこし
問題83 さらなり
問題84 ちご
問題85 ば
問題86 はな
問題87 べし
問題88 ほい
問題89 なほ
問題90 なんぢ

問題91 ~にあらず
問題92 ねんごろなり
問題93 ちぎり
問題94 たのむ
問題95 たぐひ
問題96 そうす
問題97 たがふ
問題98 しばし
問題99 ことはり
問題100 こころなし

入試形式問題

問題1 「いとあはれなり」とあるが、「あはれなり」の意味として最も適切なものを選びなさい。
ア 美しい イ しみじみと心がうたれる ウ 恐ろしい エ 不思議だ

問題2 「ゆかしと思ふ」とあるが、「ゆかし」の意味として最も適切なものを選びなさい。
ア 見たい イ 悲しい ウ 美しい エ 不思議だ

問題3 「あやしき者」とあるが、「あやし」の意味として最も適切なものを選びなさい。
ア 不思議だ イ 上品だ ウ 高貴だ エ 明るい

問題4 「おどろきて起く」とあるが、「おどろく」の意味として最も適切なものを選びなさい。
ア 驚く イ 目を覚ます ウ 怒る エ 逃げる

問題5 「げにその通りなり」とあるが、「げに」の意味として最も適切なものを選びなさい。
ア 本当に イ 疑わしい ウ 悲しい エ わからない

問題6 「いとけなき子」とあるが、「いとけなし」の意味として最も適切なものを選びなさい。
ア 美しい イ 幼い ウ 強い エ 怖い

問題7 「わびしく暮らす」とあるが、「わびし」の意味として最も適切なものを選びなさい。
ア 楽しい イ つらい ウ 面白い エ 明るい

問題8 「さながら残りたり」とあるが、「さながら」の意味として最も適切なものを選びなさい。
ア 少し イ そのまま ウ すぐに エ 遠く

問題9 「あまた集まる」とあるが、「あまた」の意味として最も適切なものを選びなさい。
ア 少し イ 多い ウ 早い エ 遅い

問題10 「さらなり」とあるが、その意味として最も適切なものを選びなさい。
ア もちろん イ たぶん ウ 少し エ 急に

記述問題

問題1 「ゆゆしき出来事」とあるが、「ゆゆし」の意味を説明しなさい。
問題2 「こころなしの人」とあるが、「こころなし」の意味を説明しなさい。
問題3 「たのむ人あり」とあるが、「たのむ」の意味を説明しなさい。
問題4 「ねんごろに接す」とあるが、「ねんごろなり」の意味を説明しなさい。
問題5 「ことはりにかなふ」とあるが、「ことはり」の意味を説明しなさい。

古文単語テストの解答・解説

一問一答の解答・解説

問題1 あわれなり
現代語訳:しみじみと心がうたれる
解説:単なる「悲しい」ではなく、感情が深く動くときに使う。入試では情緒表現として頻出。

問題2 をかし
現代語訳:趣がある・おもしろい
解説:「おかしい」と誤解しやすい典型。必ずズレを意識する。

問題3 なまめかし
現代語訳:優美だ・上品だ
解説:女性の美しさや上品さを表すときによく使われる。

問題4 えんなり
現代語訳:あでやかで美しい
解説:華やかな美しさを表す語。選択肢で「地味」と迷わせる問題が出やすい。

問題5 あてなり
現代語訳:上品だ・高貴だ
解説:身分の高さと結びつくことが多い。

問題6 うつくし
現代語訳:かわいい
解説:現代語の「美しい」とは違う。子どもや小さいものに使う。

問題7 うるわし
現代語訳:整っていて美しい
解説:形や状態が整っているニュアンスが強い。

問題8 めでたし
現代語訳:すばらしい
解説:祝福の意味も含むことがある。

問題9 めづらし
現代語訳:かわいい・新鮮だ
解説:「珍しい」とだけ覚えるとミスする。

問題10 いみじ
現代語訳:すばらしい・ひどい
解説:文脈でプラスにもマイナスにもなる重要語。

このように、単語は「意味+使われ方」で覚えることが得点アップの鍵です。
丸暗記ではなく、どんな場面で使われるかを意識することが現役塾講師として最も重要だと感じています。

入試形式問題の解答・解説

問題1 イ
あはれなり=しみじみと心がうたれる
解説:情緒を表す語。単なる「美しい」との違いを理解することが重要。

問題2 ア
ゆかし=見たい・知りたい
解説:「興味がある」という方向の意味。感情の動きに注目。

問題3 ア
あやし=不思議だ・身分が低い
解説:文脈でどちらか判断する力が必要。

問題4 イ
おどろく=目を覚ます
解説:現代語とのズレで最も狙われやすい単語。

問題5 ア
げに=なるほど・本当に
解説:筆者の納得の気持ちを表す。

この形式では、単語単体ではなく文全体で判断する力が求められるため、必ず前後を読む習慣をつけることが重要です。

記述問題の解答・解説

問題1
ゆゆし=不吉だ・はなはだしい
解説:状況の深刻さや重大さを表す語。

問題2
こころなし=思いやりがない
解説:人物評価の問題で頻出。

問題3
たのむ=当てにする・信頼する
解説:人間関係を読み取る鍵になる語。

問題4
ねんごろなり=親切だ
解説:人物の性格を問う問題でよく出る。

問題5
ことはり=道理・筋
解説:論理的な正しさを表す語。

記述問題では、単語の意味をそのまま書くだけでなく、文に合う形で説明できるかが重要です。
現場指導でも、「言い換える力」がある生徒ほど得点が安定するため、意味を自分の言葉で説明する練習を必ず取り入れてください。

歴史的仮名遣い一覧と覚え方

歴史的仮名遣いの変換ルール一覧(中学生向け)
歴史的仮名遣いは丸暗記ではなくルールで覚えると一気に読めるようになります。

古文が読めない原因の多くは、単語ではなく「仮名遣いで止まっている」ことです。
つまり、意味を知っていても「読めない」ために得点できない状態です。

歴史的仮名遣いはすべて覚える必要はありません。
重要なのは、入試で繰り返し出る変換パターンだけを確実に押さえることです。

ここでは、実際の入試でよく出る20個程度に絞って紹介します。

  • あはれ → あわれ
  • をかし → おかし
  • けふ → きょう
  • てふ → ちょう
  • けふは → きょうは
  • いふ → いう
  • いひて → いって
  • おもふ → おもう
  • おもひ → おもい
  • おもへば → おもえば
  • ゐる → いる
  • ゑ → え
  • を → お
  • は(助詞) → わ
  • へ(助詞) → え
  • かう → こう
  • さう → そう
  • あう → おう
  • まうす → もうす
  • さぶらふ → さぶろう

このように見ると、バラバラに覚えるのではなく、ルールとして整理できることが分かります。

頻出変換ルール

歴史的仮名遣いは、いくつかのルールに分けて覚えると一気に効率が上がります。

まず最重要なのが、「は・へ・を」の変換です。
助詞の場合は

  • は → わ
  • へ → え
  • を → お

になります。

これはほぼ確実に出るため、最優先で覚えるべきルールです。

次に重要なのが、「ふ」の変化です。

  • いふ → いう
  • おもふ → おもう

のように、「ふ」が「う」になるパターンです。

さらに、連用形では「って」になることも押さえます。
いひて → いって
この形は読解問題でも頻出です。

そして、「けふ→きょう」「てふ→ちょう」などの音の変化も重要です。
これは丸暗記ではなく、発音の変化として覚えると定着しやすいです。

ポイントは、単語ごとではなくルールで覚えることです。
ルールで理解できれば、初めて見る単語でも対応できます。

入試で狙われるポイント

入試では、単純な読み替えだけでなく、ミスを誘う形で出題されることが多いです。

特によくあるのが、助詞とそれ以外の区別です。
例えば「は」はすべて「わ」になるわけではありません。
助詞のときだけ変わるため、品詞の判断が必要になります。

また、「おどろく」のように、現代語と意味が違う単語とセットで出ることもあります。
つまり、仮名遣いだけでなく、単語の意味と同時に問われるのが入試の特徴です。

さらに、読解問題の中で自然に出てくるパターンも多いです。
この場合、単体で問われるよりも難しく、読めないと内容理解ができません。

現場の指導でも、歴史的仮名遣いが苦手な生徒は、
・読むのに時間がかかる
・内容が理解できない
という状態になりやすいです。

逆にここを押さえると、古文全体の理解スピードが一気に上がります。

歴史的仮名遣いの一覧と覚え方

より多くの例で練習したい場合は、上記の記事で100個以上のパターンを確認してください。
ただし最初は、ここで紹介した頻出ルールを完璧にすることが最優先です。

結論として、歴史的仮名遣いは
「単語暗記」ではなく「変換ルールの理解」がすべてです。

歴史的仮名遣いの問題

次の歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直しなさい。

問題1 あはれ
問題2 をかし
問題3 けふ
問題4 てふ
問題5 けふは
問題6 いふ
問題7 いひて
問題8 おもふ
問題9 おもひ
問題10 おもへば

問題11 ゐる
問題12 ゑ
問題13 を
問題14 は(助詞)
問題15 へ(助詞)

問題16 かう
問題17 さう
問題18 あう
問題19 まうす
問題20 さぶらふ

解答

問題1 あわれ
問題2 おかし
問題3 きょう
問題4 ちょう
問題5 きょうは
問題6 いう
問題7 いって
問題8 おもう
問題9 おもい
問題10 おもえば

問題11 いる
問題12 え
問題13 お
問題14 わ
問題15 え

問題16 こう
問題17 そう
問題18 おう
問題19 もうす
問題20 さぶろう

解説

歴史的仮名遣いは丸暗記ではなく、ルールで覚えることが最重要です。

まず最優先は、助詞の変換です。
は→わ、へ→え、を→お
この3つは確実に出るため、迷わず変換できるようにしてください。

次に重要なのが、「ふ→う」への変化です。
いふ→いう、おもふ→おもう
このパターンは非常に頻出で、読解問題でも必ず出てきます。

さらに、「ひ→い」「ひて→って」への変化も押さえます。
いひ→いい、いひて→いって
このように、音の流れで変化することを意識すると覚えやすくなります。

また、「けふ→きょう」「てふ→ちょう」のような語は、例外ではなく音の変化として理解することが重要です。
「け→きょ」「て→ちょ」に変わると考えると整理できます。

現場の指導でも、ここを丸暗記している生徒はすぐ忘れますが、ルールで理解している生徒は初見の単語でも読めるようになります。

まとめると、歴史的仮名遣いは
「1語ずつ覚える」のではなく「変換パターンを身につける」ことが得点への最短ルートです。

古文の月・時刻・季節一覧(入試文化知識)

古文では、単語の意味だけでなく時代の感覚や文化知識も問われます。
特に「月」「時刻」「季節」は、読解問題の中で自然に出てくるため、知らないと内容理解が止まります。

まず月の名称です。
睦月(1月)、如月(2月)、弥生(3月)、卯月(4月)、皐月(5月)、水無月(6月)、文月(7月)、葉月(8月)、長月(9月)、神無月(10月)、霜月(11月)、師走(12月)
これらは丸暗記で構いませんが、季節感とセットで覚えると忘れにくくなります。

次に時刻です。
古文では現在の時間とは違い、干支で表します。
子(ね)=23時頃、丑=1時頃、寅=3時頃…と続き、特に「丑三つ時(午前2時頃)」は頻出です。
また、「暁=夜明け前」「夕べ=夕方」など、感覚的な時間表現もよく出ます。

季節については、自然や行事と結びつけて理解することが重要です。
春は桜、夏はほととぎす、秋は月、冬は雪といったように、古文では自然描写が季節判断のヒントになります。

この分野は細かく覚えすぎる必要はありません。
「見たことがある状態」にしておくことが読解スピードを上げるポイントです。

【塾講師が厳選】おすすめ古文単語帳

古文単語帳は何を使うかよりも、1冊をやり切ることが最も重要です。
そのうえで、中学生におすすめできるのは「覚えやすさ」と「頻出度」に特化した以下の教材です。

選ぶ基準は3つです。

  • 高校入試レベルに対応していること
  • 意味だけでなく使い方が載っていること
  • 繰り返しやすい構成であること

現場の指導でも、難しい単語帳を使って挫折するケースが多いため、まずはコンパクトで回しやすいものを選ぶことが大切です。

つまり、単語帳は
「レベル」よりも「回転率」で選ぶのが、最短で点数を上げるコツです。

古文が苦手な人のための勉強法

古文が苦手な人には共通点があります。
それは、「何をどの順番でやればいいか分からないまま勉強している」ことです。
古文はセンスではなく、正しい順番で積み上げれば確実に点数が伸びる科目です。

ここでは、実際の指導現場で結果が出ている方法をもとに、苦手を克服するための考え方と手順を整理します。

点数が伸びない原因

まず原因をはっきりさせることが重要です。
多くの生徒は「古文が苦手」と言いますが、実際には次のどれかに当てはまります。

1つ目は、単語不足です。
古文は英語と同じで、単語が分からなければ絶対に読めません。
それにもかかわらず、単語を後回しにして読解問題ばかり解くと、努力しているのに点が伸びない状態になります。

2つ目は、文法理解の不足です。
助動詞や敬語が分からないと、主語や意味が正しく取れません。
特に「誰が何をしたのか」が分からないと、本文の流れが崩れます。

3つ目は、読解のやり方を知らないことです。
なんとなく読んで、なんとなく選ぶという状態では、安定して点は取れません。
古文には読み方のコツがあり、それを知らないと運頼みの解き方になります。

4つ目は、復習不足です。
問題を解きっぱなしにしていると、間違えた原因が分からず、同じミスを繰り返します。
これは非常にもったいないパターンです。

つまり、点数が伸びない原因は
「単語・文法・読解・復習」のどこかが欠けていることです。

伸びる勉強順

ではどうすればいいか。結論はシンプルです。
正しい順番で勉強することです。

最初にやるべきは、古文単語です。
目安は100語程度で構いませんが、意味を見てすぐ答えられるレベルまで仕上げます。
ここを曖昧にしたまま進むと、その後すべてが崩れます。

次に、古文文法です。
特に助動詞と敬語は優先的に学びます。
文法が分かると、主語や文の構造が見えるようになり、読解の精度が一気に上がります。

→ 古文文法まとめ

その次に、読解練習に入ります。
ここで初めて、単語と文法が活きてきます。
読むときは

  • 主語を意識する
  • 重要語をチェックする
  • 流れを追う

この3点を意識することが大切です。

古文読解の仕方

最後に、復習を徹底することです。
間違えた問題は

  • なぜ間違えたのか
  • どの知識が足りなかったのか

を必ず確認しましょう。
この積み重ねが、点数の安定につながります。

結論として、古文が苦手な人がやるべきことは
単語 → 文法 → 読解 → 復習
この順番を守ることです。

この順番を崩さずに続ければ、古文は必ず得点源に変わります。

まとめ

古文単語は「量」ではなく、入試で出る範囲をどれだけ正確に使えるかで決まります。
やるべきことはシンプルで、頻出単語を覚える → 文の中で使う → 問題で確認するこの流れを回すことです。
さらに、歴史的仮名遣いと読解の基本を押さえれば、古文は確実に得点源に変わります。

学習ステップやること目安ポイント
①単語頻出古文単語を覚える100語意味+使い方で覚える
②仮名遣い変換ルールを理解する20パターン丸暗記ではなくルール化
③文法助動詞・敬語を学ぶ基礎範囲主語把握に直結
④読解問題演習週2〜3回文の流れを意識
⑤復習間違い直し毎回原因分析が最重要

FAQ(よくある質問)

Q1 古文単語は何語覚えればいいですか

高校入試レベルなら100〜150語が目安です。重要なのは量ではなく、頻出単語を確実に使える状態にすることです。

Q2 古文単語はいつまでに覚えるべきですか

中学3年生の夏までに一通り終わらせるのが理想です。その後は問題演習で定着させます。

Q3 ゴロ暗記だけで大丈夫ですか

ゴロは最初の暗記には有効ですが、それだけでは不十分です。必ず文の中で使えるレベルまで練習が必要です。

Q4 古文が全く読めない場合は何から始めるべきですか

単語から始めてください。その後に文法、最後に読解の順番で進めると効率よく理解できます。

Q5 歴史的仮名遣いは全部覚える必要がありますか

すべて覚える必要はありません。頻出の変換ルールを理解するだけで入試には十分対応できます。

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この記事を書いた人
現役の塾経営者。指導歴25年以上、のべ3,500人以上の小・中・高校生を指導。
定期テスト対策から中学・大学受験、英検対策まで幅広く対応。
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