高校入試では作文・小論文が出題されます。
入試の作文は「減点されない作文を書くこと」が1番重要です。感動的な作文を書く必要はないので、基本的な「書き方」を身につけて「ルール」を守れば、誰でも高得点を狙えます。
そこで、作文・小論文の「書き方」と「ルール」を解説し、おすすめの対策問題集を紹介します。
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作文と小論文の違い
作文と小論文は同時に出てくることが多く、「同じようなもの」と捉えられがちです
実は別物ですので、その違いを意識して書けるようにしておきましょう。
作文は「感情」、小論文は「意見」
作文と小論文はそもそもの文章の目的が違っています。
- 作文…自分の感情を読み手に伝える。主観的な文章。
- 小論文…自分の意見を読み手に伝える。客観的な文章。
作文は「表現力」、小論文は「論理性」
作文と小論文の2つ目の違いは、求められる力です。
- 作文…読み手に伝えられる表現力が必要
- 小論文…説得力を持って事実や意見を相手に伝えられる論理性が必要
高校入試作文・小論文の基本的な書き方(模範解答付き)
高校入試で問われる作文の基本的な書き方の手順を紹介します。
ひとまずこの項をご覧いただければ、大きく減点されない作文を書けるようになります。
テーマ・意見を絞る
問題で問われたテーマをさらに絞って具体的にしましょう。
「中学校生活で楽しかったこと」がテーマなら、
「どの経験」を書くか決めて、「その経験がなぜ楽しかったか」を決めます。
小論文であれば、問いに対して自身の意見を1つ決めます。
絞ったテーマの結論をメモする
次に、そのテーマについての結論を問題用紙の余白などにメモします。
この時点ではまだ原稿用紙に書き始めません。
日本語はまず理由から述べるのが一般的ですが、作文では結論ファーストが一般的です。
「高校生になれば挑戦したいことは何ですか。」と聞かれたら、
「高校生になれば英検2級取得に挑戦したいです。」のように結論を最初に書きます。
この段階ではまだ書き始めなくて大丈夫です。まだメモです。
問いと結論が合っているか確認する
結論をメモしたら、「問い」と結論が合っているかを確認しましょう。
「高校生になれば挑戦したいことは何ですか。」と聞かれているのに、
「高校生になるのが楽しみです。」としてしまうと、問いと結論が合っていません。大きな減点対象になります。
結論の根拠(理由)を2つ箇条書きする
問いと結論が合っていると確認できたら、つづいて「結論の根拠(理由)」を2つ書きましょう。
問題用紙の余白に箇条書きします。箇条書きというのは1行程度で書くメモのことです。
下記のように書きます。
- 「外国人と英語で話せるようになりたい」
- 「海外の映画をもとの音声のまま視聴したい」
指定字数が200字以内の場合は、結論の根拠を1つにしておきましょう。そのほうがスッキリしたわかりやすい作文になります。
根拠の具体例を1つずつ箇条書きする
根拠(理由)を箇条書きできたら、それぞれの具体例を1つずつ箇条書きしましょう。
- 「外国人と英語で話せるようになりたい」:外国人観光客に道を聞かれたが答えられず申し訳なかった
- 「海外の映画をもとの音声のまま視聴したい」:好きな海外映画を字幕版で観て、英語のリズミカルなセリフ回しが気に入った
根拠や具体例が思い浮かばなければ結論を変える
結論を決めても、根拠や具体例がパッと思い浮かばなければ、思い切って結論を変えましょう。入試には制限時間がありますから、限られた時間内に書ききることを優先します。
結論:英検2級取得に挑戦したい→テニス部で全国大会に出場したい
上記のように、書きやすい根拠や具体例が思い浮かびそうな別の結論にします。
書き始めは結論から
結論・根拠・具体例のメモができたら、いよいよ原稿用紙に書いていきます。
「高校生になれば英検2級取得に挑戦したいです。」のように結論から書いていきます。
ラストに結論をもう一度書く
根拠や具体例を書いたら、ラストにもう一度結論を書きます。
序論(結論)→根拠①+具体例①→根拠②+具体例②→結論
の順番になります。
ここまでの内容をおさらいすると、下記のようになります。
【問い】
高校生になれば挑戦したいことは何ですか。
【解答例】
- 序論:高校生になれば英検2級取得に挑戦したいです。理由は2つあります。
- 根拠①・具体例①:1つ目は、外国人と英語で話せるようになりたいからです。友だちと外を歩いているときに外国人観光客に道を聞かれ、英語で答えられず申し訳ない思いをしたときがありました。
- 根拠②・具体例②:2つ目は、海外の映画をもとの音声のまま視聴したいからです。好きな海外映画を字幕版で観たことがあります。英語のリズミカルなセリフ回しが気に入り、今度は字幕なしで観られるようになりたいと思っています。
- 結論:以上より、高校生になれば英検2級取得に挑戦したいです。
解答例は完結に書きましたが、それでも238字あります。この内容に「具体例はいつ頃の話か」「外国人観光客はどのような反応だったか」も書くと、300字になります。
指定字数の条件に合わせてどこまで書くか、根拠や具体例をいくつ書くかを判断します。
過去問を5年分解く
入試で作文・小論文が必要になりそうな人は、過去問を5年分は解きましょう。
高校入試で出題される作文・小論文は、地域によってテーマがまちまちです。
- 「中学校生活を振り返って、楽しかったことを書いてください。」
- 「このニュースを読んで、あなたならどうしますか?また、それはなぜですか?」
- 「あなたは将来どの職業に就きたいですか?またそのために何をがんばろうと思いますか?」
など、「型」にはまる定番テーマもあれば、特定の状況で受験生がどう考えるかを問うテーマもあります。
テーマによって作文の構成は若干変わります。ここで紹介した構成は基本の型として非常に役立ちますが、テーマに応じてカスタマイズする必要があります。
「何を聞かれてもある程度書ける」ようにするため、過去問を5回分解いて練習しておきましょう。
すぐに・誰かに採点してもらう
作文・小論文を書いたら必ず、すぐに誰かに採点してもらいましょう。
答えが「ア」「2x」のように1つに定まっているわけではないため、1人で採点するのはかなり難しいです。
模範解答と同じ用語を使っているから大丈夫だろうと思っていたら、実は減点対象になっていたということもよくあります。
作文も小論文も「誰かに伝えるために書いたもの」ですから、誰かに読んでもらって伝わるかどうかを判断してもらう必要があります。
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高校入試作文・小論文の基本ルール
入試作文・小論文には、表記統一など基本ルールがいくつかあります。
難しいルールではありませんが、基本ルールを外してしまうと大きな減点になりかねません。しっかり身につけておきましょう。
「です・ます」か「~だ・である」に統一する
文末は「です・ます」か「~だ・である」に統一して書きます。どちらに統一していいのですが、混ざっている状態がよくありません。
漢数字・算用数字どちらかに統一する
1つの作文内では、数字も漢数字・算用数字のどちらに統一します。
- 漢数字→一、二、三のように漢字で書く数字
- 算用数字→1、2、3のようなアラビア数字
統一さえしてれいば、どちらでも大丈夫です。
一人称を統一する
作文では自分のことを「私」か「僕」のどちらかに統一して書きましょう。
「俺」はダメです。
これらの表記の統一は意外と重要で、何度も何度も減点されてしまうと、結果的に大きな減点になってしまいかねません。注意しましょう。
指定字数の9割以上で書く
ほとんどの作文は「200字以内」「300字以内」など、書く字数が指定されています。
指定された字数の9割以上で書くようにしましょう。
- 200字以内→180字以上
- 300字以内→270字以上
- 300字前後→270字以上330字以内
なお、「以上」「以内」はその字数も含めます。「300字以内」なら300字もOKです。
書き言葉で書く
文章を書くときは、「書き言葉」で書きます。
書き言葉というのは、日常会話で使う言葉を「話し言葉」と呼ぶのに対して、書くときに使う言葉のことを言います。
「ネット」などの略語も原則NGです。
要注意の話し言葉・書き言葉の一覧
話し言葉 | 書き言葉 |
だから | それゆえ |
だって | なぜなら |
お父さん・お母さん お兄ちゃん・お姉ちゃん おじいちゃん・おばあちゃん | 父・母 兄・姉 祖父・祖母 |
やっぱり | やはり |
たぶん | おそらく |
とても | 非常に |
もっと | さらに |
いつも | 常に |
ちゃんと | きちんと |
AとかB | AやB |
スマホ | スマートフォン |
原稿用紙の使い方
最後に、原稿用紙の使い方を紹介します。下記のZ会の画像に合わせて説明します。

①右端の行にタイトルを書く、2~3文字空けて書きだす
②2行目に自分の名前を書く、姓と名の間に1文字空ける、1番下の1文字を空ける
③3行目から本文を書く、書き出しは1文字空ける
④小さい「つ」「や」「ゆ」「よ」は1つのマス目の右上に書く
⑤各行の1番下のマス目に句読点がくるときは、最後のマス目と一緒に書く
⑥「」の書き方は新しい行に書く、終わりの句点は「」のなかに書く
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読みやすい作文を書くテクニック
基本的な書き方やルールを知っておくと、大きな減点を避けられます。
さらに、「読みやすい作文を書くテクニック」をお伝えします。実践すると、採点にもプラスになりますし、受験者(受検者)側も文章を書きやすくなります。
1文を60字以内にする
句読点を含めて1文を60字以内にしましょう。原稿用紙3行以内です。
1文が長くなるときは、書きたい内容を詰め込んでしまっている可能性が高いです。1文に書く内容を1つに絞る(「1文1義主義」といいます)と、必然的に60字以内に収まります。
60字以上になるときは、どこかで文を2つに分けましょう。
1文に含まれる動詞を2つ以内にする
1文に含まれる動詞を2つ以内にしましょう。文が読みやすくなります。
動詞というのは、言い切りの形が「ウ段」で終わる品詞のことで、動作を表します。
例えば、「1文に含まれる動詞を2つ以内にしましょう。」の中にある動詞は、
「含まれる」「しましょう」
の2つです。
3つ以上動詞が含まれていると、何を言いたいのかがボヤけてしまいます。
「日曜日に母と一緒にショッピングモールに行って、お昼にお腹がすいたのでフードコートで食事をしました。」
↓
「日曜日に母と一緒にショッピングモールに行きました。お昼にお腹がすいたのでフードコートで食事をしました。」
いかがでしょうか。1つ目の文には動詞が3つあったので、シンプルに2文にわけました。ただ2文に分けただけですが、2つ目の文のほうがスッキリと読みやすいです。
1文に含まれる読点を2つ以内にする
1文に吹く前る読点(「、」)は2つ以内にしましょう。そのほうがスッキリします。
「日曜日に、母と一緒に、ショッピングモールに、行きました。」
のように3つも読点があると読みづらいです。読点は読みやすくするために打つので、打たなくても読める箇所には打たない方がいいです。
指示語・接続詞を少なくする
「それ・これ」のような指示語や、「しかし・そのため」のような接続詞は多用しないようにしましょう。1度も使ってはいけないわけではありませんが、あまり多いと意味が不明瞭になります。
「母とフードコートで食事をしました。それはとても楽しく、またそこに母と行きたいと思いました。」
↓
「母とフードコートで食事をしました。食事はとても楽しく、またフードコートに母と行きたいと思いました。」
1つ目の文でも意味はわかりますが、2つ目の文のほうがわかりやすいですね。
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よい文章を書くための15か条
ここまで紹介した書き方やルールで入試の作文は十分です。
最後に、文部科学省がホームページに掲載している「よい文章を書くための15か条」も紹介します。
【よい文章を書くための15か条】
初級
「わたしは/ぼくは」をいちいち書かない。
必要のない「そして」を書かない。
文(センテンス)を短くする。
文脈から判断できる言葉や部分(不要な言葉)は削る。
文末の文体を揃える。
中級
接続詞を適切に使う。
主語と述語を照応させる。
係る言葉は受ける言葉の近くに置く。
体言止や、…や‐‐を使いすぎない。
漢字を適正に使う。漢語は交ぜ書きしない(例「じゅく語」など)。ただし、平仮名で書く言葉にまで使わない。
一つの段落では一つのことを述べる。
上級
読点は、意味と音調の両面から判断して打つ。
文末の表現を多彩にする。
書きながら読み返し、音調もよい文章にする。
語彙・語法に、読み手の注意を引くものを交える。
(注)各項目についての解説は、『気球船』平成15年(2003)1月号以降を参照
文部科学省【よい文章を書くための15か条】より引用
高校入試の作文・小論文でこの15か条をすべて実践する必要はありません。
最初に記載したとおり、入試作文は減点方式ですから「減点されない作文・小論文を書くこと」が高得点につながります。高校入試だけでなく大学入試の小論文もポイントはほぼ同じです。
ただ、「減点されない作文」だけでなく「情感のこもった作文」もゆくゆく入試に導入される可能性はあります。もともと文部科学省は「論理性」と「情緒力」を国語力の二本柱に挙げています。
「情感」だと採点基準を統一しづらいという問題はありますが、情緒力の高さは読解力にそのまま活きますから、入試国語に役立つことは間違いないでしょう。
上記の「15か条」を知っておくとプラスになっていくはずです。
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まるで塾の授業を受けるような感じで、現場での経験豊富な先生のレクチャーを受けられる1冊です。●4つの型とは
型1「賛成」を宣言する
型2「たしかに~しかし」を使う
型3「たとえば」で具体例を挙げる
型4「このように」でまとめる●最近の入試で出題されるテーマにも対応
KADOKAWAより引用
コミュニケーション、科学技術、環境問題、グローバル化、社会の変化(AIなど)、SDGs(持続可能な開発目標)
『高校入試 合格を決める作文・小論文』

高校入試 合格を決める作文・小論文 (シグマベスト)
出版社:文英堂
特徴:
書く時に必要なことや書く手順がわかる
文英堂より引用
作文や小論文を上手に書くために必要なことは何か,どういう手順で書いていけばよいかなどを,イラスト入りでわかりやすく解説しています。読み進めれば,作文・小論文の書き方がわかります。
書き方のルールがわかる
原稿用紙に作文や小論文を書く時のルールを,よい例・悪い例を挙げて解説しています。ミスを防いで,むだな減点をされないようにできます。
書くことをまとめる力がつく
別冊ワークシートを使って,出題されたテーマをどのように書いていくかのトレーニングができます。テーマもよく出題されるものを厳選していますので,本番に役立ちます。
条件作文の攻略法もわかる
課題文を読んだり,グラフや表を読み解いたりしてから作文や小論文を書く時に,どこに注目すればよいかなどの攻略法が載っています。課題文やグラフなどの読み方が身につきます。
高校受験で作文対策はなぜ重要か
高校入試では作文や小論文対策が重要です。
その理由を2つお伝えします。
安定して高得点を狙える
何よりも、作文・小論文は高校入試で安定して高得点を狙える問題です。
国語は得意なテーマ・苦手なテーマが人によってどうしてもあります。苦手なテーマでも読み方や答え方の基本を身につければ一定以上の点数は取れますが、やはり多少の上下があります。
※関連記事:高校入試国語の対策方法
長文読解に比べて作文はどのテーマが出てきても、「自分の書きやすい内容」を書くようにすれば高得点を常に取れます。
作文の対策をしっかり行っておけば、第一志望校合格に大きく前進できるのです。
学校教育で思考力・表現力が重視されている
高校入試で作文・小論文が出題されるのは、そもそも学校教育で思考力・表現力が重視されているからです。
文部科学省の指導要領では下記のように定められています。
第1章 総則
第1 教育課程編成の一般方針
1 (前略) 学校の教育活動を進めるに当たっては,各学校において,児童に生きる力をはぐくむことを目指し,創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で,基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ,これらを活用して課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力その他の能力をはぐくむとともに,主体的に学習に取り組む態度を養い,個性を生かす教育の充実に努めなければならない。その際,児童の発達の段階を考慮して,児童の言語活動を充実するとともに,家庭との連携を図りながら,児童の学習習慣が確立するよう配慮しなければならない。
文部科学省・学習指導要領「生きる力」より引用
(太字は記事作成者による)
大学入学共通テストもこの方針に沿って問題作成されているため、大学受験に力を入れている高校では「思考力・判断力・表現力」の高い生徒に入学してほしいと考えています。
そのため、思考力や表現力をはかりやすい作文を入試に出題し、高得点を取れる受験生が合格しやすいようにしています。
高校入試の作文・小論文対策は早めにはじめよう
では作文対策はいつからはじめればいいでしょうか。
結論を言うと、作文対策はできるだけ早めにはじめるか、中3夏などに短期集中するほうがいいです。
学校で作文を書く機会が増えていますから、中3になってから書き方を知るよりも中1で知っておくほうが良いです。書き方を知っている状態で学校の課題で作文を書けるので質の良い練習ができます。
中3になってから作文の勉強にあまり時間を回さなくても済みます。
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入試が近づくと作文は後回しになる
入試が近づくと作文以外の科目の勉強が忙しくなります。作文のように、1本書くのに多量のエネルギーを使う勉強は後回しにされがちです。
前述のように作文は高得点を狙える問題ですから、結果的に後回しにして取りこぼしてしまうのは避けましょう。
中1・中2から模試を活用する
作文は短期集中よりも長期対策が合っています。
中1から地域ごとの業者模試を受けるようにしてみましょう。業者模試には作文の問題もありますから、模試のたびに少しずつ作文対策をしておくと、中3になったときには大体仕上がっています。
まとめ
高校入試で問われる作文・小論文の書き方や対策問題集を紹介しました。
作文は安定して高得点を狙える問題です。汎用性の高い「型」を1つ身につけておいて、過去問の傾向に応じて対応できる力を養うようにしましょう。
中1~中2で作文の対策に少しずつ取り組んでおくと、中3では作文にあまり勉強時間を割かずに済みます。漢字や古文で覚えることもたくさんありますから、早めにできることはしておきたいですね
※関連記事:高校受験でよく出る漢字の問題
※関連記事:高校受験でよく出る古文単語・歴史的仮名遣い・月の名称の問題
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※関連記事:オンライン家庭教師のメリットと始め方
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