小学生の国語は、漢字や文法など知識をつかって長文を正しく読み取り、自分の意見を相手に伝える文章を書くことが求められます。
小学校2年生は漢字の知識が増えてきて、読解力も大きく成長していく時期です。
一方で、子どもの語彙が乏しく、長い文章を読むのをきらっていることでお悩みの保護者の方は多いのではないでしょうか。
国語力はすべての教科で必要とされており、特に中学受験や高校受験では記述問題や作文が必須となっています。共通テストの問題文もほとんどの教科で長くなっており、早く正確に読み取らないと、時間が間に合いません。
そこで小学校2年生用に、国語力をあげるためのおすすめの国語ドリル・問題集を12種類紹介します。お子様の様子をみて必要なドリル・問題集をお選びください。
この記事は下記の方向けです。
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※関連記事:進研ゼミ小学講座の特徴と効果的な利用法
2年生はまだ「勉強」をスタートしたばかり。あまり難しくしたり、問題量が多すぎたりすると「勉強なんてイヤ!」と後ろ向きになってしまいまず。
学習目的をしぼると、お子様に合うドリルを選びやすくなります。
また、国語は日常的に問題を解くことで力がついていきます。ご家庭のスケジュールに合うものを選んで、無理なく続けられるものにしましょう。
ドリルや問題集は学習目的別につくられています。
子どもの力をどこまで伸ばしたいかによってドリルを使い分けましょう。それぞれ説明します。
文章問題や漢字、作文を苦手にしている子は多いです。学研やくもん出版のドリルの多くは、1日5-10分からの短い時間で少しずつ取り組めます。
国語は毎日学習することで力がついていきます。苦手なものは集中力がつづきません。
たくさん勉強するよりも、「毎日勉強していること」が学力の伸びにつながります
また、文章をもっと読みたくなると、わからない漢字や言葉が出てくると自分で調べたくなります。国語辞典を自分で使うきっかけになりますね。
2年生の間は楽しく取り組めそうなもので、無理なく続けていきましょう。
※関連記事:国語辞典を使う習慣をつくって語彙力・読解力を伸ばす方法(小学校低学年・高学年)
※関連記事:低学年・高学年におすすめの国語辞典:子どもに合う辞書の選び方や辞書の引き方も解説!
小学校の勉強を越えるハイレベルな問題集もたくさんあります。多くは中学受験につながる内容です。
中学受験を予定していない(するかどうか分からない)場合でも、こうしたドリル・問題集を使うと学習面で大きくプラスになります。
問題演習をとおして発想力や思考力を伸ばすこともできます。
中学受験をすることが決まっているご家庭で、特に難関中学を希望されている場合は中学受験専用の問題集がおすすめです。
中学入試は、小学校で養う国語力をハイレベルで発揮させる問題が中心です。知識問題も読解問題も、小学生の常識レベルを大きく広げる内容になってきています。
私立中学・公立中高一貫入試のどちらの場合でも記述問題が多いので、2年生の間から「記述の多い問題集」を選ぶのがおすすめです。
※関連記事:【中学受験】国語の記述問題の書き方と勉強方法:苦手な記述を得意にするコツを紹介します!
※関連記事:公立中高一貫校の魅力とは?私立中との入試制度の違いや対策方法を解説します!
ドリルによっては1日5分で終わるものもあれば、しっかり取り組むものもあります。
習い事やお友だちとの遊ぶ時間、下のきょうだいのお世話などで、まとまった時間を取れる場合と取れない場合があります。
無理なく続けられるものなら、保護者の方もお子様も負担感なく取り組めます。長くつづけられるペースで、コツコツがんばりましょう!
前述のように、国語ドリルは学習目的別につくられています。ここでは、先ほど紹介した学習目的別に、目安の学習ペースと合わせてドリルを紹介します。
Amazonのリンクをつけているので、リンク先でお得に購入いただけます。
1日1枚(5-10分)でできるドリルを中心に選びました。
漢字・文章読解など、2年生がつまづきやすい問題も、毎日の勉強習慣で乗り越えやすくなります!
最初に紹介するのは学研の「毎日のドリル」シリーズです。
1日10分で勉強できるので、「学習習慣をつける」「苦手意識を取り除く」のに便利です。
毎日1枚ずつドリルからはがして使います。1枚だけなので「すぐできそう!」と子どものモチベーション維持につなげられます。
また、問題のレベルが小学校の勉強と同じなので、下記のように別の学年のを使うのも便利です。
漢字↓
2年生の漢字練習をさらにしたい人向け↓
漢字(3年生用)↓
語いと文法↓
文章読解↓
もう少し発展的な文章読解をしたい人向け↓
文章読解(3年生用)↓
作文↓
出版社:学研
ページ数:88ページ
学習ペース(目安):1日1枚
特徴:
やりきれるから自信がつく!1日1枚の集中で、学習習慣が身につく人気ドリルの改訂版。ドリルを進めるとキャラクターが育つ専用アプリで、勉強のやる気がアップする。文章の読解や作文で役立つ、言葉の知識や文のきまりがよくわかる。
やりきれるから自信がつく!
●1日1枚の勉強で、学習習慣が定着!
目標時間にあわせ、無理のない量の問題数で構成されているので、「1日1枚」やりきることができます。●すべての学習の土台となる「基礎力」が身につく!
スモールステップで構成され、1冊の中でも繰り返し練習していくので、確実に「基礎力」を身につけることができます。●読解や作文に役立つ、言葉の知識や文のきまりが身につく!
言葉の知識・文のきまり・漢字の知識を、項目別にくり返し学習できます。作文や記述問題に役立つ「書く力」、文章読解に役立つ「読む力」がつく問題もあり、
言葉の力が確実に身につきます。
●「できたよシール」で、やる気アップ!
ドリルが1回終わるごとに、「できたよシール」を「できたよシート」に貼っていきます。毎日のがんばりが見える化されるので、やる気が高まります。●「勉強管理アプリ」の活用で、楽しく勉強できる!
学研出版サイトより引用
設定した勉強時間にアラームがなるので、学習習慣がしっかりと身につきます。時間、点数を記録していくと、成績がグラフ化されたり、賞状をもらえたり、キャラクターとコミュニケーションを取れたりするので、達成感が得られます。
つづいては、「くもんの小学ドリル」シリーズです。
前述の学研の「毎日のドリル」と同じくらいのレベルで・分量で、毎日の学習習慣をつけるねらいがあります。
公文のシリーズが便利なのは、短期集中型のドリルやテストばかり載せたドリルもあるという点です。
漢字↓
言葉と文法↓
文章読解↓
力がついてきたなと思ったら学力テスト↓
出版社:くもん出版
ページ数:96ページ
学習ペース(目安):1日1枚
特徴:
〔本書のねらい〕
「基礎からスモールステップでくり返し学習」「自分で解ける→自信ややる気につながる」という一連の流れにより、基礎基本や学習習慣をしっかり身につけ、自学自習で進めることができます。〔学習内容・特徴〕
くもん出版より引用
1なめらかなステップと反復練習により、基礎力を確実に身につける自学自習用のドリルです。
2言葉と文のきまり(文法)の分野に特化したことで、豊富な練習量となめらかなステップを実現しています。
3「できた!」のくりかえしによる自己肯定感で学びへのモチベーションが高まり、しっかりとした学習習慣を無理なく育みます。
4巻末解説には、ポイントが充実。解けなかった問題も、わかるようになります。
5フルカラー化により、イラスト、解答・解説の「見易さ」「わかりやすさ」が向上しています。
6「できたねシール」で学習習慣が身につきます。
小学校の勉強は、学年ごとに「つまづきやすい問題」があります。2年生の国語だと「文を書くルール」がその代表格です。
こうした子にはまず作文のルールを身につけさせてあげると、その後の作文の勉強がスムーズにいきやすくなります。
出版社:くもん出版
ページ数:64ページ
特徴:
〔本書のねらい〕
Amazonより引用
つまずきやすいところをピンポイントでおさえることで理解を深めることができ,「にがてをつくらない」「にがてをできるにかえる」という一連の流れにより,自学自習で進めることができます。
〔学習内容・特徴〕
11冊1単元に絞っているため,易しいところからきめ細かなステップで学習できます。
2つまずきやすいところをピンポイントで復習でき,自信をつけることができます。
31ページの学習が少ないので気楽に取り組むことができ,達成感を得られやすい構成となっています。
勉強に得意意識が出てきた、小学校の勉強が特に苦労していない。
そんな子にはくもんの「ぐ~んと強くなる」シリーズがおすすめです。難易度が小学校の勉強と同じくらいかちょっと詳しくなっており、得意を伸ばすのに適しています。
ほかのシリーズ同様、分野別に分かれています。子どもの得意に合わせて選ぶのがおすすめです。
漢字↓
言葉と文法↓
作文↓
出版社:くもん出版
ページ数:128ページ
学習ペース(目安):1週間8ページ
特徴:
〔本書のねらい〕
くもん出版より引用
「学年配当漢字を,覚えやすいグループごとに学習」「筆順を見ながら,基本的な例文の中で読み書き練習できるスモールステップ」という一連の流れにより,効率的に漢字を覚え,使い分けできるようになります。
〔学習内容・特徴〕
1学年配当漢字を,意味や形によってなかま分けしたグループごとに学習するので,効率的に覚えられます。
2グループごとのまとめコーナーは,イラストや表で,漢字の意味やつながりがよくわかります。
3「音訓さくいん」や「画数さくいん」で漢字を引くことができ,『学年別漢字字典』として書き込んで使うことができます。
4巻末の「観点別問題」で,つまずきやすいポイントをおさえることができます。
5フルカラーの見易い紙面で楽しく学習が進められます。
6巻頭に「漢字の使い方ポスター」つき。
次に紹介するのは大人気シリーズの「うんこドリル」です。勉強が嫌い、漢字の暗記・長い文章の読み取り問題なんて見たくないという子を「これならやってみたい!」「つづけたい!」に変える魔法のドリルです。
私も子どものころにエネルギー波を出すうんこの絵をよく描いていました(ドラゴンボール世代なので…)。
このシリーズは「うんこ」をテーマにしていますが、問題そのものはちゃんとしています。うんこが解説してくれたりするので、とっつきやすいです。
うんこにハマる子はとことん、うんこが良いですね。
漢字ドリル↓
漢字ドリルで練習した漢字の問題集編↓
語い↓
文章読解↓
漢字カードもあります↓
プログラミングもあります↓
出版社:文響社
ページ数:104ページ、116ページ
学習ペース(目安):1日2ページ
特徴:
★☆★シリーズ累計発行部数 1000万部突破★☆★
2017年グッドデザイン賞金賞受賞、
流行語大賞ノミネート、
年間ベストセラーを、うんこが席巻!子どもが夢中になって勉強する!
全例文に「うんこ」を使った漢字ドリル―新学習指導要領対応ー
********
漢字を効率よく覚える方法は、「繰り返し書くこと」だと言われています。
しかし、同じ文字をただ延々と書き続けるのは、
子どもにとってはつまらないことです。
集中力が途切れるのも無理はありません。本書はそんな「漢字学習」の構造的弱点を
克服することを目的に制作されました。
目指したのは、書き込むことが楽しくなる漢字ドリル。
日本一楽しい学習書です。「うんこ」という単語は、大人は忌避しがちかもしれません。
しかし、子どもにとっては気持ちが盛り上がる言葉であり、
口にするだけで楽しくなる魔法のような言葉なのです。「学習」と「うんこ」という、一見縁遠い二つの要素は、
ここに必然の出会いを果たしました。「勉強するのは、つらいことじゃない。とっても楽しいことなんだ」
Amazonより引用
そんなふうに、勉強への意識が変わり
笑顔で机に向かう子どもたちが増えることを
心から願っています。
みんな大好き(?)、すみっコぐらしです。
うんこドリルと同じで、好きなキャラクターが出てくるほうがとっつきやすいですね。
すみっコぐらしが好きな子にはたまらないですし、すみっコぐらしが好きな保護者の方にもたまらないでしょう。
漢字↓
文章読解↓
プログラミングもあります↓
出版社:主婦と生活社
ページ数:80ページ
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
小学2年で習う漢字160字を、すみっコぐらしと一緒に楽しく学べる学習ドリル。「書き方」「読み方」「筆順」はもちろん、その漢字を使った熟語も、音読み、訓読みで数多く掲載。かわいいすみっコのシールが78枚ついていて、1回分が終わるごとに、シールを1枚ドリルにはって、やる気アップ! 語彙力がついて、本を読むのが楽しくなります。漢検9級の学習内容にも対応。
主婦と生活社より引用
毎日コツコツ勉強するのが苦手な子向けに、「毎日少しずつ、ちょっとだけ勉強にふれる」シリーズです。
1日5分でできる分量です。3か月くらいで終わります。
「毎日のドリル」とはちょっと違い、毎日ちょっとずつ知識に触れることを目指しています。そのため、普段の勉強ではあまり意識せずに飛ばしてしまうような「むずかしい言葉」や「慣用句」のドリルもあります。
たくさん覚えるというより、毎日少しずつ触れて親しむ・なじむという使い方がおすすめです。
漢字↓
文章読解↓
国語2冊と算数2冊のセットになっているものもあります↓
ことわざ・慣用句↓
むずかしい言葉↓
短い文章やイラストをみて「論理的思考力」を養うドリルもあります↓
出版社:学研
ページ数:128ページ
学習ペース(目安):1日1回分
特徴:
全国の小学生に朝学習を定着させた人気ドリルがリニューアル。集中できる朝だから、少しの勉強でも効果ばつぐん。5分でできる漢字問題で、勉強習慣を身につけよう。シールと達成シートでやる気が続く。新学習指導要領対応。
朝の勉強で、頭のスイッチが入る! かしこい子に育つ習慣づけ
■1日たったの5分だから続けやすい!
朝の短い時間でも取り組めるように、1日分はたったの5分。スキマ時間の活用や、基礎固めにもオススメです。■やさしく学べる!
書き順がしっかり覚えられます。熟語もマスターでき、語彙が増えます。毎日コツコツ続けやすい、5分で解ける問題数です。■規則正しい生活習慣が身につく!
毎日の睡眠時間や勉強時間を記録できる「生活チェック」つき! 自分の生活を振り返ることで、規則正しい生活習慣が身につきます。■達成シート&シールつきで毎日がんばれる!
学研出版サイトより引用
ドリルが1回終わるごとに、達成シートにシールを貼っていきます。どこまで進んだのかがすぐにわかるため、“がんばり”が目に見えてやる気が継続します。
「カッコイイもの」が好きな子におすすめです。夏休みの学習習慣づけのためや、1年生に先取り学習でさせている方が多いです。
勉強を進めていくほどドラゴンが成長していくようにできており、ちょっとしたゲーム感覚で取り組めます。
漢字↓
文章読解↓
出版社:学研
ページ数:96ページ
学習ペース(目安):1日1枚
特徴:
ドラゴンが登場するカッコいいドリル。1日1枚勉強して、大きなごほうびシールを貼り、ドラゴンのイラストを完成させる。イラストも多く、ゲーム感覚で楽しく学習習慣をつけられる。オリジナルのシールと下敷きつき。
【カッコいいドリルで勉強したい!】
ドラゴンが封印された小学ドリル誕生!『ドラゴンドリル』は、ドラゴンが沢山登場する「カッコよさ」を追及した小学ドリルシリーズです。1回分の勉強を終えるたびにシールを貼っていくと、最大15cm四方のドラゴンのイラストが完成します。ドラゴンは全て、ゲーム業界で活躍するイラストレーターによる描き下ろし。教材の域を超えたカッコよさを実現!解けば解くほどレベルの高いドラゴンがゲットできるので、どんどん進めたくなり、自然と学習習慣がつきます。
学研出版サイトより引用
小学生に欠かせない作文。書き方が良く分からないという子も多いです。
このシリーズは作文の書き方をイチから丁寧に解説してくれています。
入門編↓(作文が大の苦手な人はこちらがおすすめ)
基礎編↓(作文に苦手意識のあまりない人はこちらがおすすめ)
出版社:学研プラス
ページ数:128ページ、81ページ
☆★はじめて作文を書く子どもたちにぴったりの、楽しい入門ドリルが登場!★☆
「作文の本はいろいろあるけど、本当にできるかな?」
「作文を書こうとすると頭がフリーズしちゃう…。何から手を付けたらいい?」
…と、迷ったらまずはこの1冊をおすすめします!…………………………………………………………………………………
■この本の特長■
信頼の定番ロングセラーがパワーアップ!
本書は作文・小論文を専門に指導する白藍塾のノウハウを結集した作文入門の定番書、「書く力をつける」シリーズの全面リニューアル版です。1回2ページのオールカラーの紙面になり、より一層見やすく・使いやすくなりました。2.? 作文が苦手な子こそハマる?!独自の問題
本書の最大の魅力は、なんといっても「ことばの威力」「ことばをいじる楽しさ」を感じられる問題の数々。ふだんの国語の勉強とは一味ちがう問いかけに、作文ぎらいの子でも思わず答えを書いてみたくなるはず。3. 低学年にぴったりのスモールステップでムリなく学べる!
作文を学び始めたばかりの小学校低学年のお子さんが学習しやすいように、内容や配列を工夫しています。
3つのステップで少しずつ「ことばのルール」「発想」「構成」を身につけていくので、つまずきづらく、楽しみながら最後までやりとげることができます。★別冊解答には、おうちの方へのアドバイスも充実!
学研出版サイトより引用
小学校の勉強に余裕のある子におすすめのハイレベルな文章問題に取り組める問題集を紹介します。
中学受験を考えているけれど迷われている場合も、ここで紹介するドリルがおすすめです。
高学年以上(中学や高校でも)で必要になる「思考力」をきたえるドリルです。
算数・国語といった科目の枠をこえて、どの科目にも必要な「論理力」「分析力」や「資料を正しく見る見方」をきたえられます。
思考力トレーニングがはじめてという人が取り組みやすいレベルです。
2年生用を楽しめた方は、次はコチラ↓
出版社:くもん出版
ページ数:144ページ
学習ペース(目安):1週間6ページ
特徴:
〔本書のねらい〕
基礎学力を身につけた子どもたちが,もう1段上のレベルを目指して取り組むワークブックです。思考力・判断力・表現力が必要な,「活用型問題」が解けるようになる力をつけます。〔学習内容・特徴〕
くもん出版より引用
〇知識・技能をもとに,文章や資料から情報を読み取り(読解力),情報を抽出・分析・推論し(思考力),それをもとに判断し(判断力),文章や数式で記述する(表現力)問題である「活用型問題」に挑戦します。
〇取り組みやすい1ステップ1見開き紙面,難易度が徐々に上がる独自の3ステップ(1読み取る 2思考して判断する 3表現する)構成なので,無理なく解き進めていくことができ,子どもたちに自信がつきます。
〇各見開きページに「ねらい」と「試す力(思考力・判断力・表現力)」を示し,どのような力が身につくかがわかります。
〇各教科の最後に分野融合型の「まとめ問題」が2回分あり,これまでの学習の定着度をはかることができます。
〇別冊解答は見やすさを重視した縮刷で,細かく考え方のプロセスを解説しています。
国語の長い文章の読み方を段階的に身につけていくシリーズです。
中学入試にありがちな「テクニック」ではなく、主語と述語に注目しましょうというような「文章はどのように読めば良いのか」を学ぶドリルです。
一般的な小学校2年生向けにつくられており、難易度は高くありません。文章読解があまりできていないような…という子にも非常に役立ちます。
出版社:小学館
ページ数:96ページ
学習ペース(目安):1週間で1単元(4ページ)
特徴:
2年生に必要な読解力と思考力がつくドリル
「国語の勉強の仕方がわからない」
そんなご家庭の「困った」に応えるために、筑波大学附属小学校国語科の白坂洋一先生が、本書を作成しました。教科書の内容はもちろん、白坂先生が授業で大切にしている観点や方法を盛り込みました。
国語読解力を確実に伸ばす1冊です。
お子さんが自分で学習をすすめることができるように、1~4とランク分けし、系統的に学べるように示してあります。
ランクごとに賞状がありますので、お子さんの名前を書きたくさん褒めてあげてください。お子さんの励みになり、「学びに向かう力」となります。本書の特徴
○国語の本質的な学びを理解することができます
○言葉を理解し、文章を正確に読み取る力が身につきます
○自分の考えを豊かに表現する力が身につきます☆この1冊で2年生の国語は完璧!
小学館より引用
☆問題を厳選、ページ毎の問題数を抑えているので、無理なくステップアップ!
☆解答欄には、白坂先生の丁寧な解説つき!「問いと答え」から導き出す説明文の読み取り方、接続詞の使い方など、国語力アップのポイントも公開。
☆ランクごとに賞状つき。
小学校の勉強には物足りない子、中学入試を予定している子におすすめです。漢字・文法からはじまり、長文読解まで網羅されています。
120回分ものテストが入っており、毎日1回分ずつ解いていくと4か月後にはかなり力がついているはずです。
ただし、難関中学志望の2年生にはやや物足りないので、そういう子はこの後に紹介する問題集のほうが便利です。
出版社:増進堂・受験研究社
ページ数:160ページ
学習ペース(目安):1日1回
特徴:
○小学2年生の学習内容に合計120回の問題で取り組みます。1回ごとの問題は,負担にならないように,短時間で取り組めるようにしました。
増進堂・受験研究社より引用
○標準・上級・最上級の3段階でレベルアップを図ります。教科書の内容よりも少しレベルの高い問題にも対応できる力がつきます。
○解答編には指導者の方のために「指導の手引き」を設けました。学習する児童の方をレベルの高い問題でもしっかり理解できるように導くことができます。
○付録の「成績シール」で,児童のヤル気を引き出します。
小学校の勉強よりむずかしい問題に取り組んでみたい子におすすめです。
こちらは「小学校の勉強よりややむずかしめ」という難易度設定です。中学受験を迷われている方なら「ちょっと子どもの腕試し」に良いレベルです。
出版社:文英堂
ページ数:96ページ
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
得意科目をトップクラスの実力に
学校の教科書の内容を確認したうえで,さらに発展的な内容にも挑戦することのできる問題集です。
各単元を「標準テスト」と「ハイレベルテスト」の2段階で構成。「標準テスト」は難問を解く足掛かりとなる良問を掲載し,「ハイレベルテスト」では教科書に出てくるレベルより難しめの問題に挑戦します。また「仕上げテスト」で数単元ごとに学習内容の復習や実力チェックができ,さらに巻末の「総仕上げテスト」で1学年分を振り返っての実力試しができます。見やすくくわしい解答・解説
問題のポイントを押さえた「指導の手引き」を設け,丁寧な解説を付け,つまずきやすい箇所でも保護者がお子様を正しい解き方・考え方に導くことができます。中学受験を視野に入れた学習にも
文英堂より引用
精選した良問を数多く取り揃えました。新課程にも対応し,教科書の内容をもとに,さらにハイレベルな問題に挑戦することで学力向上を目指します。将来受験を考えているお子様にもご使用いただけます。
ここでは、2年生用としてはかなりハイレベルなものを紹介します。
最難関中学の受験を考えている方はぜひ取り組んでみてください。
この時点であまり解けなくても大丈夫です。
という行動が大切です。
最初に紹介するのはZ会の問題集です。
Z会は難関校入試に強いことで知られています。ほかの大手受験塾や出版社は算数や理科のテクニックを重視しているなか、Z会は国語の読解力や記述力のアップに力を入れています。
どちらが良い・悪いというのはありませんから、良いとこどりをしておきたいですね。
漢字・語句↓
文章読解↓
出版社:Z会
ページ数:96ページ、別冊16ページ
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
中学受験も視野に入れた「教科書+α」の学習に
教科書レベルの問題集では物足りないと感じている方・少し難しい問題にチャレンジしたい方へ、Z会がお届けするハイレベル問題集です。言葉の力をつける
本書では、学習の基礎となる言葉の力を身につけます。
漢字・ひらがな・かたかなを正確に使いこなす力と、伝えたいことを的確に表現するための語彙力を養います。ほかのお子さまと差をつける「かっこいいポイント」を掲載
問題を解くうえでのポイントや、好奇心が広がるコラムを掲載。
難しい問題も意欲をもって取り組むことができます。保護者の方もしっかりサポート
Z会より引用
お子さまがつまずきやすいところを中心に、考え方のポイントをギュッと凝縮した「解答・解説」付き。指導する際の参考にお使いいただけます。
低学年向けの中学入試対策の定番といえば「ハイレベ」ではないでしょうか。
漢字、慣用句・ことわざ、文法、長文読解など、2年生に必要な知識と読解力を総合的につけられるハイレベルな問題集です。
100回分のテストが入っているので、1週間に3回ずつ進めて8か月で1周します。
最レベやトップクラスに比べて問題の難易度は下がりますが、最レベやトップクラスが難問中心で上の学年で学習する内容が含まれているのに対して、ハイレベは2年生で解けるようになっておくと良い良問がそろっています。
難関中学・最難関中学を目指す1~3年生向けの問題集としておすすめです。
漢字↓
読解↓
オールマイティ↓
出版社:奨学社
低学年向けの中学入試対策として最難関の問題集の1つです。
3-4年生から中学受験専門塾に通うご家庭用に作られた問題集です。
問題量が非常に多く、1冊で2年生の中学入試対策をカバーできます。特に漢字、文法、語彙が非常に豊富です。
問題のレベルが3段階にわかれているので、お子様の様子をみてレベルは選択ください。
出版社:奨学社
ページ数:159ページ
学習ペース(目安):1週間8ページ
前述の「最レベ」と双璧をなす、市販教材で最高難易度の問題集です。最難関中学を目指す方はぜひ取り組んでおくことをおすすめします。
難易度を下げたものもあります(現在は廃刊)↓
出版社:文理
ページ数:220ページ
学習ペース(目安):1週間8ページ
特徴:
中学入試をめざす 小学低学年用問題集
実力養成から入塾準備まで最良の1冊/実戦力が高まる「総しあげテスト」/家庭学習にぴったりのくわしい解答・解説●本書は,トップクラスの学力をつけることを目的に作られた,小学校低学年用問題集です。
文理より引用
●標準クラス(教科書レベル)の問題を基本に,ハイクラス・トップクラスと段階を積み重ねることによって,高い学力が身につくような構成になっています。
●中学入試を研究し,それに基づいたパターンの問題を収録してあります。
●別冊の「答えと解き方(考え方)」は,各問題の解き方・考え方はもとより,その着眼点や指導の際の注意点もていねいに解説されています。
●「総しあげテスト」は,やったあと,文理ホームページ上にて『学力診断』ができるようになっています。お子様の今の学力を知る一助になります。
●良質な引用文を多数収録してあり,無理なく読解力を高めることができます。
●確かな入試分析に基づいた問題構成によって,飛躍的に言葉の力を伸ばすことができます。
一緒にあれこれ取り組んではみたものの、学習習慣が身につかず、国語の勉強をいやがる子になることもあります。
そんなときの対処法を4つお伝えします。
小学校低学年の間は自宅学習の習慣をつくりたいですよね。学習の質を高めるために多くの低学年のご家庭では通信教育が利用されています。
カリキュラムが明確にありますし、タブレット学習なら「復習したほうがいい問題」をAIが自動表示してくれるので「何を勉強すればいいか」を悩むことがなくなります。
しかも、ウェブ授業や個別対応も標準プランの範囲内にあります。
難関中学、最難関中学(首都圏御三家、灘中学、ラサール中学など)を目指しているならZ会がおすすめです。1年生から思考力アップ講座を受けられている方が多いです。
下記のような特長があります。
※関連記事:Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
下記リンクはZ会中学受験コースの案内です。リンク先で無料体験を申し込めます。
Z会の通信教育 中学受験コース中学受験対策の通信教育として進研ゼミも多くの受験生に選ばれています。楽しく、自信をつけながら学べるという特徴があります。
※関連記事:進研ゼミ小学講座の特徴と効果的な利用法
下記リンクは進研ゼミ小学講座の案内です。リンク先で無料体験を申し込めます。
塾に行かせるのはまだ早い、でも親の言うとおりには動かない。
そんなときは、オンライン家庭教師の力を頼りましょう。
家で受講できるのに家庭教師が家に来ないので、他人を迎える準備が必要ありません。
しかも授業の様子を家のリビングで見られます。
授業中に子どもが解けるようになった問題やちょっと詰まっていた問題を、授業後に軽くおさらいしてあげるとグングン伸びていきます。
低学年のうちに、「プレ塾」として活用されるご家庭がふえてきています。
※関連記事:オンライン家庭教師のメリット・始め方
【下記バナーは首都圏の難関中学・最難関中学の受験対策を1:1の完全個別指導で行うトップエデュのPRです。2年生は週1回60分で月11,720円です。
バナーをクリックすると、トップエデュのHPに移動して無料体験を申し込めます。】
紙の教材でダメなら、小学生手書き漢字ドリル1026などのアプリを試してみましょう。
ゲーミフィケーション(ゲーム性を取り入れたもの)を活用しており、遊べば遊ぶほど勉強になるというメリットがあります。
子ども向けの学習アプリは無料で、課金制がないものがほとんどです。
(広告表示はあります)
「1日15分まで」のようにルールを決めておけば、ハマり過ぎも防止できます。
※関連記事:【幼児・小学生の家庭学習向け】国語のおすすめアプリをランキングでご紹介!
あの「うんこドリル」のアプリ版です。3年生から6年生が対象です。
うんこドリルにハマった子やハマりそうな子(元気な子?)にはたまらない学習アプリになりそうです。
上記のような特長があり、学習アプリと通信教育の間のようなものです。
月額2,480円であり、安くはなく高くもなくという負担で済みます。
「学習アプリ→うんこゼミ→通信教育」のようなステップアップにも使えそうなので、紹介しました。
10日間の無料体験もあるので、「どのような学習ツールが合うか試してみる」のにもおすすめです。
あれこれ試してうまくいかなければ、今はそれをするタイミングではないのでしょう。
「まあ、今は別にいいか」くらいに捉えるようにしましょう。
我が家でも、娘に「百玉そろばん」を与えてみたもののまっっっったく興味を示さず、シルバニアファミリーのおままごと遊びに使われるくらいしか出番がない時期がありました。
たし算やひき算が得意になってきたころに急に百玉そろばんが気になったらしく、
「これ、どうやって使うの?」
と聞いてきました。
大人の思うタイミングと子どものタイミングはやはり違うんでしょうね。
小学校2年生になると漢字や語彙の知識が増えてきて、1年生よりも読解の幅やレベルが広がります。1人で勉強を進められる子も増えてきます。
ここで培った読解力が記述力につながりますので、語彙とともにきっちり力をつけておきましょう。
苦手克服・学習習慣づくりから中学入試対策まで、お子様とご相談いただきながら、ご家庭に合うドリル・問題集をお選びください。
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