「学校の教科書に沿って定期テストの勉強ができる通信教育はないかな」
「塾に通わずにハイレベルな問題で実力をアップさせられたらいいのに」
「家庭学習だけで安心して高校受験対策をできるようにしたい」
そういうご希望をお持ちの保護者の方は多いのではないでしょうか。
文科省の調査で中学生の6割が塾に通っていることがわかっていますが、
塾だけでなく、
自宅にいながら定期テストも受験もしっかり対策できるほうがいいですよね。
最近の通信教育は基本レベルから難関レベルまでの定期テスト対策や受験対策はもちろん、
英検対策などさまざまなオプション講座も豊富にそろえています。
しかも紙の教材とタブレットを選べる通信教育も多く、塾に通わずに自宅での勉強だけで大丈夫なんです。
ただ、いざ探してみると通信教育って違いがわかりにくいですよね。
そこで、通信教育の大手5社を比較してみました。
学習教材のレベルや講座内容の説明も入れておりますので、ご家庭の教育方針によってお選びください。
この記事は下記の方向けです。
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ここからは通信教育の大手5社を1社ずつ紹介し、最後にランキング形式で比較してみます。
教科書に合わせた定期テストはもちろん、
志望校のレベル別に頻出問題を集めた受験対策もできます。
授業を受けたい子向けにオンラインのライブ授業もあります。
予想問題や合格判定模試もあり、進研ゼミ1つにすべての情報・対策がつまっています。
また、中高一貫校向けの対策コースも選べます。
さまざまな学習目的の講座があり、
学習希望の変化に応じて講座を選べます。
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受講教科 | 英語・数学・国語・理科・社会・英検 |
受講費用 | 【タブレット(ハイブリッドスタイル)】 12か月一括申し込みの場合、月あたり6,570円(税込)~ 【紙の教材(オリジナルスタイル)】 12か月一括申し込みの場合、月あたり5,980円(税込)~ |
タブレット費用 | 6か月以上受講すると無料 ※6か月未満で退会の場合、9,900円(税込) |
教材のレベル | 「スタンダード」「ハイレベル」から選べる |
学習スタイル | 紙の教材か専用タブレットを選べる ※タブレットの場合でも追加費用なし |
支払方法 | ・毎月、6か月一括、12か月一括から選べる ・クレジットカード、口座引落、コンビニ振込、郵便振込から選べる |
その他 | ①難関校受験者向けの専用講座がある。オンライン授業。 EVERESS(エベレス) ②オンラインで英語のスピーキング練習ができる オンラインスピーキングコース ※中1の中高一貫校スタイルでは年間12回分を無料受講できる |
【難関校受験者向けの専用講座(オンライン授業)】
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【オンラインで英語のスピーキング練習】
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※中1の中高一貫校スタイルでは年間12回分を無料受講できる
スマイルゼミ公式HPより(2023年5月10日時点)
学力状況に応じて、復習が必要な内容を選んで配信してくれます。
どこに戻って学習すればいいか学習者自身ではわかりにくいですが、
自動で選んで提案してくれるので便利です。
普段の定期テスト対策だけでなく、高校入試対策もそろっています。
難関校を目指す子ども用に難関校対策の講座もあり、中1からじっくり対策できます。
専用タブレットだから、インターネットにつながらない環境でも学習可能。
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受講教科 | 英語・数学・国語・理科・社会・英検 |
受講費用 | 【標準クラス】 12か月一括申し込みの場合、月あたり7,480円(税込)~ 【特進クラス】 12か月一括申し込みの場合、月あたり14,080円(税込)~ |
タブレット費用 | 12か月以上の継続受講で一括10,978円(税込) ※6か月未満の退会で32,802円(税込)かかる ※12か月未満の退会で7,678円(税込)かかる |
教材のレベル | 「標準クラス」「特進クラス」から選べる |
学習スタイル | 専用タブレット |
支払方法 | ・毎月、6か月一括、12か月一括から選べる ・クレジットカード、銀行振込、コンビニ振込から選べる ※毎月支払の場合はクレジットカード払いのみ |
その他 | 子どもの学習状況にあわせて、最適な学習プログラムを生成してくれる |
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ポピー公式HPより(2023年5月10日時点)
タブレットだとつづかない子には、紙の教材専用のポピーがおすすめです。
教科書準拠をずっと方針にしており、
副教科も含めた9教科の定期テスト対策がとてもしやすいです。
定期テスト前には予想問題集も送られてくるので(教科によって送付回数はことなります)、
普段の学習にくわえて予想問題でテスト慣れができます。
勉強だけでなく読書習慣を大切にしており、
毎月学年に応じた読み物が送られてきます。
国語力の育成に力を入れているのもポピーの特徴です。
「勉強」を「子育てのひとつ」として捉える方針が幼児・小学生用のコースから一貫しており、伝統的に根強い人気を誇ります。
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受講教科 | 英語・数学・国語・理科・社会・英検 |
受講費用 | 【2023年3月まで】 12か月一括支払いの場合、月あたり4,800円(税込)~ 【2023年4月より】 12か月一括支払いの場合、月あたり5,000円(税込)~ |
教材のレベル | 比較的簡単(教科書と同じレベル) |
学習スタイル | 紙の教材 |
支払方法 | ・毎月、6か月一括、12か月一括から選べる ・クレジットカード、銀行引落、コンビニ振込から選べる |
その他 | 子育て相談サービスや、子育てアドバイスを受けられる |
※下記PRバナーからポピーのHPに移動できます。
無学年制の学習システムを採用しています。
子どもが学習しなければいけない内容を
管理ツールの「ラーニングデザイナー」が組み立てて画面に表示してくれるシステムです。
AIによる問題選択の精度がたかいので、
AIが提案してくれる内容をしっかり学習していれば成績がアップしやすいです。
また、保護者の方向けに現役の塾講師などが定期的な個人相談にのってくれる
「すららコーチ」というシステムがあります。
日ごろの子どもの様子で困っていることを相談すれば、アドバイスをもらえます。
すららは発達支援にも力を入れています。
基礎学力を図る知能検査を受けることができ(KABC-Ⅱの案内・申込ページ)、
その結果をもとに必要な学習内容を提案してもらえます。
受講教科 | 3教科(英・数・国)、4教科(数・国・理・社) 5教科(英・数・国・理・社)から選択 |
受講費用 | 【3教科コース】 4か月継続コースの場合、入会金11,000円(税込)と月額8, 228円(税込)~ 【4教科コース】 4か月継続コースの場合、入会金11,000円(税込)と月額8,228円(税込)~ 【5教科コース】 4か月継続コースの場合、入会金7,700円(税込)と月額10,428円(税込)~ |
タブレット費用 | なし |
教材のレベル | 学習状況に応じてAIが最適なレベル・問題を提案 |
学習スタイル | 手持ちの端末(PC、タブレット)にインストール ※無線ならミドルクラス以上のLAN ルーター推奨 |
支払方法 | クレジットカード支払い(初回は2か月分) |
その他 | ・保護者の方向けに行動療法にもとづいて子どもの学習指導を支援するペアレントトレーニングがある。 |
難関校受験の対策を長年実施しているので、
ハイレベルな問題の質が良く、解説もわかりやすいです。
記述対策・思考力問題対策などが充実しており、記述式模試があるのもありがたいです。
特に英語・数学・国語の主要3教科の難問に力を入れており、
暗記や機械的な解法ではなかなか解けないようにできています。
単元の順番を自由に入れ替えられる「オープンカリキュラム」で、
自分で学習内容を自ら工夫できるので人気です。
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【中学生のためのZ会の通信教育】受講教科 | 英語(本科or Asteria)・数学・国語・理科・社会 |
受講費用 | 〇タブレット学習 【単科受講】 12か月一括払いの場合、1教科ごとに月あたり2,023円(税込)~ 【セット受講】 12か月一括払いの場合、月あたり8,514円(税込)~ 〇紙の教材 【単科受講】 12か月一括払いの場合、1教科ごとに月あたり2,448円(税込)~ 【セット受講】 12か月一括払いの場合、月あたり10,740円(税込)~ |
タブレット費用 | 【専用タブレットを使う場合】 19,800円(税込) ※セット受講+12か月一括支払いで0円 【手持ちのiPadを使う場合】 0円 ※タッチぺンを準備する必要あり |
教材のレベル | 標準~応用まで |
学習スタイル | タブレットと紙の教材を選べる |
支払方法 | クレジットカードか振込 |
その他 | 【オプション講座】 ・英語の4技能をハイレベルにたかめるAsteria ・プログラミング |
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【中学生のためのZ会の通信教育】前項で紹介した通信教育大手5社はそれぞれ特徴があります。
特徴別にランキング形式で比較してみます。
1位:進研ゼミ
2位:ポピー
1位はなんといっても進研ゼミです。
定期テスト対策、受験対策、記述対策、英検対策、英語スピーキングのオンライン授業など、豊富な講座から選択できます。
1位:ポピー
2位:進研ゼミ
1位はポピーです。
他社が1か月あたり7,000円前後以上するなかで、ポピーは2023年4月の費用改定後も月あたり5,000円とお手頃価格です。
1位:スマイルゼミ
2位:ポピー
タブレットや紙教材の専門に特化してきた2社を選びました。
子どもによって好みがありますので、どちらも試してみてもいいですね。
1位:Z会
2位:進研ゼミ
難関校受験に強いといえば、やはりZ会です。
難問の質の良さは受講者の口コミでも多数みられます。
1位:ポピー
2位:すらら
他社とのちがい・独自性の強さで選びました。
ポピーは伝統的に子育て支援、子どもの読書を大切にしています。ポピーを親子で受講しているご家庭も多いですね。
1位:すらら
2位:Z会
学力向上には長期受講が欠かせません。
子どもがつづけやすいかどうかは、以下の3点で評価しました。
この3点でみると、
ゲーミフィケ―ションを取り入れたすらら、
カリキュラムフリーのZ会
は頭ひとつ抜けている感があります。
小学生の4人に1人は通信教育を利用しています。
※関連記事:【最新版】小学生向けオススメの通信教育5社を比較!通信教育のメリットや学習習慣をつける方法も解説!
この状況は中学生になってもほぼ同じで、多くの中学生が通信教育を利用しています。
中学校にあがっても、2割近くの子は通信教育を利用しています。
下記の調査より、以下のようなことがわかっています。
ではこれだけ多くの中学生が通信教育を利用するのはなぜでしょうか。
通信教育を利用している中学生を対象にした下記の調査結果によると、
となっています。
中学校の定期テスト対策での利用が1番多く、次いで高校受験対策となっています。
小学に引き続き、中学でも通信教育は家庭学習のツールとして重宝されています。
では、中学生が通信教育を利用するメリットは何でしょうか。
メリットは4つあります。それぞれ説明します。
成績が伸びる子は家でも勉強できます。
その点、通信教育はタブレットや紙の教材をつかうので、自宅学習でできます。どこかに習いにいく必要がありません。
教材や配信内容は中学生が1人で勉強できるようにつくられているので、解説がわかりやすいです。誰かに解き方を教わらなくても理解できます。
必要な勉強が家庭学習で完結しますから、家庭学習の習慣をつけやすいです。
タブレット学習では、AIが子どもの学力にあわせて難易度や問題の種類を調節してくれます。簡単すぎる問題やむずかしすぎる問題に時間を費やすことなく、必要な問題にだけ取り組めます。
下記の調査結果でわかるように、
中学生はカリキュラムが自分に合っているかどうかで通信教育を選ぶ傾向が強いです。
通信教育受講の「決め手」は何だったかという質問に対して、以下のような回答結果でした。
誰かに教わる勉強だと、受け身な姿勢になってしまう子が少なからずいます。
通信教育は自分で勉強を進めるので、「いつ」「どれくらい」勉強するかを自分で考えてコントールします。
通信教育のテスト機能を使えば、自主勉強の成果を頻繁に確認できます。
十分できるようになっていなければ復習するようにしたり学習量をふやしたりと、自分で考えて調整します。
この作業を通じて子どもが自主的に取り組む姿勢を育てられます。
塾にくらべて通信教育は安いです。塾が年間30万円ほどかかるのに対して、通信教育は年間10万円ほどです。
記述対策やスピーキングの練習も、比較的安価で受けられます。
通信教育を検討される場合、塾などほかの学習ツールと比べたい方も多いと思います。
どういう点にメリットがあるか比べてみます。
中学生で1番利用者が多いのは塾(学習塾・進学塾)です。
ですが、塾ではなく通信教育を選んでいる子も2割ほどいます。
通信教育は塾と比べてどういった点でメリットがあるでしょうか。3点お伝えします。
一般的に塾の授業時間は小学生が夕方で、中学生は夜です。
中学生は帰宅時間が遅くなりがちです。
親としては心配ですから送迎される保護者の方もたくさんいます。
通信教育だと自宅学習なので、送迎は一切必要ありません。
ゆっくりと晩酌もできますね。
塾での一斉授業だと、カリキュラムが決まっています。
「もうちょっと解説を聞きたいな」
「そこはもうわかっているから、次の内容を教えてほしいな」
と思っても、集団塾ではみんなと同じ内容の授業を聞かないといけません。
通信教育なら、もう1度解いてみたりどんどん先に進めたりもできます。
特に、先述のように中学生は「カリキュラムが自分に合っているかどうか」を重視します。
基本レベル、難関レベルはもちろん、
タブレット学習なら学習状況に応じて復習するほうがいい問題を個別に提示してくれます。
学習塾だと1教科あたり月10,000~15,000円ほどかかります。
それにくらべて通信教育は5教科すべて受講しても月々5,000円~10,000円ほどで受講できます。
この差は大きいですね。
自宅で学習できるツールといえば、通信教育以外に市販教材もあります。
通信教育のメリットである「手ごろな価格」「移動なし」という特徴は、市販教材も同様です。
市販教材に比べて、ほかに2つメリットがあります。
まず、ほとんどの通信教育には付録がついています。
添削に出したらもらえるもの、
定期的に送ってくれる情報冊子や本、
中学入学前など時期に応じて送ってくれる情報冊子などがあります。
自分で調べなくても、必要な情報をまとめたものを送ってきてくれるのでとても便利ですね。
特に中学3年生になると各社は高校受験の情報冊子を送ってきてくれます。
受験は情報戦でもあるので、その点をフォローしてくれるのも通信教育ならではの利点です。
※高校受験対策の方法を教科別に徹底解説しています。
高校受験の英語(長文読解がカギ)
高校受験の数学(ライバルに差をつける勉強法)
高校受験の国語(読解力が不安でも点数アップ)
高校受験の理科(短期間で実力アップのコツ)
高校受験の社会(短期間で実力アップのコツ)
市販の問題集は、どれを使うかを自分で選ばないといけません。
読解対策、作文・小論文対策、英単語帳、文法・英作問題集、長文問題集、リスニング対策など、たくさんあってどれから始めればいいか迷います。
通信教育はその時期に必要なものを選んで送ってきてくれるので、迷うことがありません。
※自分で問題集を選んで定期テスト対策をしたい人向けに、こちらの記事で定期テスト対策の仕方とおすすめの問題集を紹介しています。
【英語】定期テストで得点源にする勉強方法
【数学】スケジュールと勉強内容を工夫
【国語】実は暗記科目な国語
【理科】70点、90点を取る定期テスト対策
【社会】70点、90点を取る定期テスト対策
通信教育の大手5社を比較して、特徴別にランキング形式で紹介しました。
ご家庭の希望に沿う特徴の通信教育をお選びください。
お申込みされる前に体験授業を受けられる場合もあります。体験授業を受けてみて、ネット環境をチェックしておきましょう。
光回線のWi-Fiをお使いであれば問題なく接続できますが、モバイルルーターだと接続が不安定になる場合もあります。
また、マンション一棟インターネットの場合、土曜日の夜は接続が集中してつながりにくい傾向がありますので、ご家庭の学習スケジュールに応じてぜひお試しください。
家庭学習ではラチがあかない…となったときには塾も検討してみてください。
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