小学校の算数は学年があがっていくと、どんどんむずかしくなっていきます。
5年生の算数は4年生の内容をさらにステップアップさせた内容が大半です。ですから、もし苦手な単元があれば、4年生内容でつまずきが発生しているかもしれません。
※関連記事:4年生の勉強内容:面積の求め方など
※関連記事:【小学校4年生】おすすめの算数ドリル・問題集
5年生のうちに勉強をしっかり立て直しておきたいと願ってらっしゃる保護者の方は多いのではないでしょうか。
※関連記事:家庭でできる「算数の伸ばし方」
また、中学受験を予定されているご家庭にとっては、5年生は受験の発展内容に入っていく標準的な時期です。
ここで算数を伸ばせれば、6年生になって過去問対策や実践問題演習をしたときにお子様も手ごたえを感じ、自信をつけやすくなります。
そこで今回は小学校5年生用のおすすめの算数ドリル・問題集を12種類紹介します。お子様の様子をみて必要そうなドリル・問題集をお試しください。
この記事は下記の方向けです。
※関連記事:Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
5年生におすすめの算数ドリル・問題集を紹介します。
1日1枚(5-10分)でできるドリルを中心に選びました。
約分・通分、分数の計算など5年生がつまずきやすい問題も、毎日の勉強習慣で乗り越えやすくなります。
まずは学研の「毎日のドリル」シリーズです。
この後で紹介する公文のシリーズとともに、「毎日の学習習慣をつけやすいドリル」として人気です。1日10分でできるので、「集中が切れる前に」その日の勉強が終わります。
「自分は集中力が足りないんだ」と思ってしまっている子にも「1日の勉強をやり切った!」という達成感を毎日感じさせることができます。
計算練習はコチラ↓
図形やデータ分析はコチラ↓
文章題の勉強はコチラ↓
出版社:学研
ページ数:88ページ
学習ペース(目安):1日1枚
特徴:
やりきれるから自信がつく!1日1枚の集中で、学習習慣が身につく人気ドリルの改訂版。ドリルを進めるとキャラクターが育つ専用アプリで、勉強のやる気がアップする。くわしい説明とくり返しの練習で、小学5年の分数・小数のやり方がきちんとわかる。
やりきれるから自信がつく!
●1日1枚の勉強で、学習習慣が定着!目標時間にあわせ、無理のない量の問題数で構成されているので、「1日1枚」やりきることができます。
●すべての学習の土台となる「基礎力」が身につく!
スモールステップで構成され、1冊の中でも繰り返し練習していくので、確実に「基礎力」を身につけることができます。●計算のやりかたが、よくわかる!
計算のやりかたをくわしく説明し、丁寧な解説もあります。問題量も豊富なので、小数・分数の計算がしっかり身につきます。●「勉強管理アプリ」の活用で、楽しく勉強できる!
学研出版サイトより引用
設定した勉強時間にアラームがなるので、学習習慣がしっかりと身につきます。時間、点数を記録していくと、成績がグラフ化されたり、賞状をもらえたり、キャラクターとコミュニケーションを取れたりするので、達成感が得られます。
先ほどの学研の「毎日ドリル」と双璧をなす、「毎日の学習習慣」を無理なくつけられるシリーズです。
計算や図形、文章題に分かれています。気になる分野から対策する/取り組みやすい分野で学習習慣をつける、といった子どもの性格に合わせて対応できます。
計算はコチラ↓
数・量・図形はコチラ↓
文章題はコチラ↓
出版社:くもん出版
ページ数:136ページ
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
〔本書のねらい〕
「基礎からスモールステップでくり返し学習」「自分で解ける→自信ややる気につながる」という一連の流れにより,基礎基本や学習習慣をしっかり身につけ,自学自習で進めることができます。〔学習内容・特徴〕
Amazonより引用
1なめらかなステップと反復練習により,基礎力を確実に身につける自学自習用のドリルです。
2数量図形の分野に特化したことで,豊富な練習量となめらかなステップを実現しています。
3「できた!」のくりかえしによる自己肯定感で学びへのモチベーションが高まり,しっかりとした学習習慣を無理なく育みます。
4例題や導入問題を解き進めながら「自ら学びとる」ことで,確実な基礎力と自立的な学習姿勢を養成します。
5巻末解説に,ポイントや解き方などの「まとめコーナー」を要所要所に設け,学びとったことのたしかめ機能を高めています。
6フルカラー化により,図版やイラスト,解答・解説の「見易さ」「わかりやすさ」が向上しています。
「くもんの集中学習」シリーズは、問題をたくさん解いて短期集中で力をアップさせるのに適しています。
難易度は小学校レベルを越えていないので、苦手克服や夏休みなどの集中特訓に向いています。
計算編↓
データ活用編↓
単位と図形編↓
文章題編↓
出版社:くもん出版
ページ数:144ページ
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
「5年生 計算にぐーんと強くなる」は、計算に特化し、
Amazonより引用
豊富な練習量を実現しています。
そのため、やさしいところから細かいステップで学習でき、
苦手意識をもった子どもでも、すらすら解くことができます。
また、徹底したくり返し練習を行うことができるため、
計算力を体にしみこませることができます。
「5年生 計算にぐーんと強くなる」は、テーマごとに最後に文章題が
付いているのも特徴の一つです。
このことによって、子どもたちは、練習した計算をどのように実践的に使うのかを
体感することができます。計算を正確に、スピード感をもって解く力を
身につけた自信を深めた子どもたちは、
自ら学習に向かっていく姿勢を育むことでしょう。
〔学習内容・特徴〕
くもん出版より引用
①1つの回では同じ式の立て方をする問題がそろっています。これにより,単位や登場人物がかわっても混乱することなく式をたてることのできる力を養います。
②解いているうちに自然と力がつく構成になっているため,本文の中に解説はほとんど入っていません。このことにより,豊富な問題量を解くことができます。
③イラストでの誘導を丁寧に行ったり,適切にヒントを入れているため,お子様がつまずくことなく解くことができ,自信をつけることができます。
④解答解説にはその回を解くためのポイントが一目でわかるように書いてあります。
⑤後半部には,応用問題も含まれていますが,丁寧な解説があり,安心してチャレンジできます。
つづいては、大人気の「うんこドリル」です。
算数が嫌い、勉強なんて楽しくない。そういう小学生を楽しみながら勉強に向かわせようという熱意の結晶です。
問題そのものはちゃんとしているのですが、ずいしょに「うんこネタ」が出てくるので子どもが「勉強感」を感じずに済みます。
小数↓
分数↓
出版社:文響社
ページ数:52ページ
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
★☆★累計発行部数 1000万部突破! ★☆★
社会現象になった「うんこドリル」の待望の最新作!
今度は「計算」を日本一楽しくします!―新学習指導要領対応―
☆各学年の重要学習事項を厳選! うんこの魔法で短期間で集中して計算力をアップさせられます。
☆単元の区切りごとに「確認テスト」を、最終回に「まとめテスト」を掲載。確実に力が定着します。
☆各所におまけのうんこ文章題を掲載。考えて取り組む力の育成の導入にお使いいただけます。
決定版「日本10大うんこ祭り」収録!◇商品コンセプト◇
文響社より引用
算数において計算単元は、「たし算・ひき算」→「かけ算」→「わり算」というようにつながりのある学習であり、先に進むためにもしっかりと計算力を身につけておく必要があります。
しかし、計算力を確かなものにするための「くり返し学習」はどうしても単調になってしまいがちであり、集中力を保つのが困難となります。
本書では、少しでも楽しく少しでも笑いながら計算力を伸ばせるドリルを目指し、うんこで笑って楽しみながら取り組める要素を随所に散りばめることに挑戦しました。
算数という教科は苦手意識を持ちやすい教科ですが、うんこドリルがそれをはねのける一助となれば、私たちにとってこれ以上の喜びはありません。
小学校の宿題に物足りなさを感じていそうなら、ここにおすすめする問題集をさせてみてください。
小学校の勉強をもとにして、クイズのような解き方をする問題がたくさん出てきます。
正解するかどうかよりも、考える過程や集中して試行錯誤すること自体がとても大きな学習効果を生みます。
小学校の勉強で物足りない子には「ハイレベルドリル」がおすすめです。
問題量も豊富で、しっかり勉強できます。
出版社:文理
ページ数:160ページ
学習ペース(目安):1日1ページ(30分)
特徴:
「学校の算数の勉強では物足りないから,ハイレベルな問題に取り組みたい! 」
そんな小学生のための算数ドリルです。小学5年生で習う単元をもとにした,難しい問題にチャレンジすることができます。
問題数は,充実の500題。1日30分程度でできる切り取り式のドリルです。取り組むことで算数の本物の実力を付けることができます。★取り組みやすい3段階構成
「標準レベル」→「ハイレベル」→「トップレベルにトライ! 」と,段階を踏んで難易度が上がっていくので,自分に合った方法で,気軽に取り組むことができます。
基本の確認をしたい単元は「標準レベル」の問題を解いてみたり,自信のある単元はいきなり「ハイレベル」や「トップレベルにトライ! 」の問題を解いてみたりするなど,幅広い用途で使うことができます。★答え合わせのしやすい縮小版の「答え」とわかりやすい「てびき」
問題にそのまま解答が載っているので,答え合わせの手間を大幅に減らすことができます。
また,詳しい「てびき」が充実しているので,わからなかった問題もしっかり理解することができ,お子様の学習を強力にサポートします。★「学習ボード」つき
5年生で扱った学習事項を整理した,学習ボードがついています。5年生でどういうことを習うのかを,一覧で確認することができます。
★現在の学力の把握ができる「学力診断テスト」つき
Amazonより引用
巻末に,このドリルで習ったことが身に付いているかどうか,確認できる「総仕上げテスト」がついています。
このテストでは学力診断が可能です。答え合わせ後,学力診断ページにアクセスしてご利用ください。
前述の「ハイレベル」を少しむずかしく感じる子には「ハイクラス」がおすすめです。
中学入試の特殊算も少し入っていますが、メインは「小学校のさらに上のレベルまで」の問題です。
出版社: 増進堂・受験研究社
値段:1,320円(税込)
学習ペース(目安):1日1ページ
特徴:
○小学5年生の学習内容に合計120回の問題で取り組みます。1回ごとの問題を短時間で取り組めるようにしましたので,どんどん先へ進むことができます。
増進堂・受験研究社より引用
○標準・上級・最上級の3段階でレベルアップを図ります。教科書の内容よりも少しレベルの高い問題にも対応できる力が確実につきます。
○解答編は,解答とともに解説を設け,レベルの高い問題でもしっかり理解できるようにくわしくていねいに説明しています。
算数の頭脳を養うなら「賢くなるパズル」シリーズも人気です。
「ハイクラス」や「ハイレベル」がむずかしい解法を使って慣れるのに対して、
「賢くなるパズル」は小学生が当たり前に知っている程度の知識を使って工夫する力を養うようにできています。
また、「賢くなるパズル」が人気の理由の1つが「解ける喜び」(達成感)を味わえるようにできている点です。同じ問題が2回出てくるので、1回目で解けなくても2回目で「できた!」という喜びを味わってドーパミンがドバドバ出るようになっています。
すべて低学年までの知識で解けます。1~10まで分かれていて、1~4くらいまでは低学年レベルです。
算数に苦手意識のある5年生だとこのあたりからが良いかもしれません↓
5年生で算数に苦手意識のない子だと↓のレベルからがおすすめです。
出版社:学研
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
■シリーズ累計300万部を突破した,宮本算数教室の教材「賢くなるパズル」がリニューアル!
Amazonより引用
本書は,「最高の教材を渡して放っておくだけで子どもは伸びる」という驚愕のメソッドで,卒業生の多くを難関中学に合格させてきた「宮本算数教室」で使用されているパズル教材を書籍化したものです。
■かけ算を使って解くことのできる数字ブロック式のパズルです。級ごとにレベルが上がる段階式なので,小学校で習った計算の定着だけでなく,先取り学習としても,無理なく取り組んでいただけます!
■本シリーズのパズルに取り組むことで,
・気づいたら何度も計算している →計算力が身につく
・条件にあう組み合わせを見つける →思考力が身につく
・すべてのマスが埋まっても,正解かどうかすぐに分かるので,自分で見直しができる →粘り強さが身につく
これらの特徴が高学年になっても投げ出さない・逃げ出さない・真剣に考える子をつくります。
最難関受験用のかなりハイレベルなものを紹介します。
最難関中学の受験を考えている方はぜひ取り組んでみてください。
解けなかった問題は解説をよく読み、問題のポイントを自分でも説明してみましょう。
中学受験を考えている子や、受験はしないけどそれに近いレベルまで勉強させたい子には「グレードアップ」がおすすめです。
小学校のレベルを越えていますが難関中学まではいかず、「ハイレベルな小学校の勉強」に分野別に取り組めます。
計算・図形↓
文章題↓
出版社:Z会
ページ数:96ページ、別冊48ページ
学習ペース(目安):1週間8ページ
特徴:
中学受験の内容も含んだ「教科書+α」の学習に
教科書レベルの問題集では物足りないと感じている方・少し難しい問題にチャレンジしたい方へ、Z会がお届けするハイレベル問題集です。問題文を読ませる工夫が満載
本書では、日常生活の場面が多く登場。算数を活用する楽しさ・面白さが実感できます。問題の場面を考えながら式を立てることで、「読解力」が身につきます。ほかのお子さまと差をつける「かっこいいポイント」を掲載
問題を解くうえでのポイントや、好奇心が広がるコラムを掲載。
難しい問題も意欲をもって取り組むことができます。自学自習をしっかりサポート
Z会より引用
お子さまがつまずきやすいところを中心に、ポイントをギュッと凝縮した「解答・解説」付き。
本格的に受験対策をするなら「自由自在」がおすすめです。問題量が豊富で、片手間に取りくめるような分量ではありません。
「塾なしで受験する子」には定番です。
出版社:増進堂・受験研究社
ページ数:688ページ
学習ペース(目安):1週間24ページ
特徴:
〇新学習指導要領に対応し,学習内容を大幅に一新する全面改訂を実施。高学年を中心に,中学受験の内容まで完全にカバーしています。
増進堂・受験研究社より引用
〇入試によく出るハイレベルな内容も丁寧に解説しています。自宅でも塾でも頼れる最強の1冊です。
〇学習内容をわかりやすく整理した図や表を豊富に収録。オールカラーで楽しく,理解が深まります。
〇これから必要となる「記述力・思考力」を伸ばす練習問題や解説を多数収録しています。
〇スマホで知りたいことがわかる「教えて!自由自在先生」と連携。スマホアプリのLINEで友達追加をすれば,知りたい用語を検索することができ,該当する『自由自在』のページをスマホで読むことができます。
難関中学を志望していて、算数の勉強がかなり進んでいる子には「塾技」がおすすめです。入試で間違いやすい問題の実践的な解法を学べます。
長期休みに短期集中で取り組むのも良いですね。
出版社:文英堂
ページ数:208ページ
学習ペース(目安):1週間8ページ
特徴:
入試頻出の解法パターンが1冊で学べる!
入試頻出の解法パターンを100の「塾技」に分け1冊にまとめました。たった1冊で中学入試に合格するための力を無理なく身につけることができます。塾で教えるカリキュラムに沿って構成!
塾で実際に行われているカリキュラムに沿って内容を展開しているため、非常に効率よく内容を身につけることができます。カリキュラムに沿っているので、4年生から受験を意識した学習ができます。厳選した入試問題を通したパターン学習で得点力を養成!
「入試問題で塾技をチェック!」、「チャレンジ!入試問題」では、入試頻出の問題を厳選して取り上げました。良問によるパターン化学習で、入試の際に問題を解く時間も劇的に短縮することができ、中堅校受験合格に求められる力を確実につけることができます。難関中学受験の基礎固めに!
1つ1つの解法を「塾技」としてマスターすることで、難関中学受験に求められる複合的な応用力を身につけるための基礎作りができます。短期間での巻き返しを可能に!
1冊で網羅的に学習できるため、短期間で成績を向上させることも可能となります。わかりやすさはもちろん使いやすさも追求!
文英堂より引用
見開きページで1つの塾技が完結。「塾技解説」は会話調で、実際に授業を受けているかのように学べます。別冊解答は問題も掲載し、単独での持ち運びも可能にしました。
5-6年生になると、塾だけでは勉強が追い付かなくなってきます。家庭で保護者の方が勉強を教える時間や機会がだんだん増えてきます。
そんなときにこの参考書は非常に役立ちます。
タイトルに「解き方のコツ」ではなく「教え方のコツ」とあるように、教える側の視点で気をつけることや子どもに分かりやすい説明の仕方のコツを伝授してもらえます。
中堅校~難関校まで使えます。
出版社:PHP研究所
ページ数:224ページ
特徴:
中学入試は「算数で決まる」
と言われています。その大きな理由は、他の科目よりも特殊であり、取り組みの差がもっとも出やすく、点差がつきやすいからです。
「理解+思考+解法スキル」がしっかり身についていないと、大学入試と同レベルとも言われる昨今の問題には太刀打ちできません。本書では、受験算数を8分野50単元に分割しています。◎数の性質
◎割合
◎速さ
◎特殊算
◎平面図形
◎立体図形
◎水量変化
◎場合の数それぞれの単元の典型題とその解説、子どもの手が止まりがちな「つまずきポイント」を掲載しています。
Amazonより引用
「子どもがどこでつまずいているのか」
「どうすれば子どもが理解できるようになるのか」
悩まれている方、必見です!
問題は全部で240題以上。4年生から受験直前期まで使えます。主に中堅校から難関校レベルに対応。
長年、中学受験に携わり、プロ家庭教師として毎年多くの合格者を出している二人の著者が、子どもに教える際の注意点や図の書き方のコツを伝授します!
「志望校合格」を目指して、がんばれ、受験生!
問題集やドリルはたくさんあり、どれを選べば良いか迷ってしまいます。選び方を紹介します。
問題集を選ぶときは、子ども自身が
「これならできそう!」
「やってみたい!」
と思えるものを選ぶようにしましょう。
算数に苦手意識のある子も、心の中では「算数を得意にしたい」と思っています。
前向きに取り組もうと感じられるものを選べば、毎日コツコツ取り組みやすくなります。
苦手克服のために問題集を使う場合、解説を読んでみましょう。イラストが多い、公式を目立つように書いてくれているなど、分かりやすいものを選ぶと子どもがひとりで勉強しやすいです。
5年生の算数は、
など、難易度のたかい単元が目白押しです。文章問題も図形も本格的な内容です。
5年生で苦手なままになった単元は、6年生以降も苦手なままになってしまいがちです。
「解けるレベル」の問題を繰り返し解いて、苦手が定着してしまう前に克服しておきたいですね。
※関連記事:5年生算数の単元別の解説と勉強法
学習目的をしぼり、その目的に合うものを選ぶと選びやすいです。
毎日の学習習慣をつけたいという場合には、学研や公文など1日10分でできるドリルがおすすめです。
小学校の教科書レベルを越える内容にチャレンジさせたい場合には、文英堂や増進堂などハイレベルな応用問題集を多く出している出版社の問題集がおすすめです。
応用力をつける問題集は大抵、論理性や発想力をきたえる問題を豊富に掲載しています。特に図形や比といった中学数学でも重要な単元を5年生で習います。
5年生のうちに日ごろからそうしたハイレベル問題に取り組むと中学に入ってからも伸び続ける力を養えます。
※関連記事:平面図形・空間図形の解き方・比の解き方
中学受験をする子は、受験対策に特化した問題集を使いましょう。
中学入試は、小学校で習う内容を発展させた問題が中心です。計算問題、文章問題、図形問題すべてで、高い計算能力や解法の工夫を求める問題が多数出てきます。
小学校で習わない特殊算、特に面積図や線分図を使う解法や比を使って解く問題に慣れる必要があります。
受験対策用の問題集でしっかり演習をしておきましょう。
※関連記事:比の解き方
また、今まで中学受験を予定していなかったのに、急に子どもが「受験したい!」と言い出したり、家から通える範囲内で公立中高一貫校が新設されるようになり、5年生から受験対策をはじめる方も多いからです。
公立中高一貫の適性検査対策は私立中対策とかなり異なっています。くわしい対策方法や問題集を以下の記事で紹介しています。
※関連記事:公立中高一貫校の勉強方法:自宅でできる適性検査対策
※関連記事:公立中高一貫校の適性検査対策におすすめの問題集・参考書
5年生で算数嫌いの子はとても多いです。下記のグラフをご覧ください。
小学生を対象に、嫌いな教科を調査した結果です。
4年生から6年生まで算数と国語は「嫌いな教科」でダントツの1番か2番です。
特に、国語が嫌いな子は学年があがると少しずつ減っていきますが、算数はむしろ増えていっています。
算数が苦手になってしまったらどうすればいいのか。対策は3つあります。
1つ目はシンプルな対策です。勉強量を増やしましょう。
勉強が少ない子より多い子のほうが得意になりやすいです。
1日30分勉強しているなら、ひとまず2倍の1日1時間がんばってみましょう。
2つ目は、「勉強の仕方をみなおす」です。
勉強量を増やしてもあまり成果があがらない場合があります。そんなときは、「量」ではなく「質」を改善しましょう。
この3点を意識してみてください。
学習習慣があり、解きなおしを忘れずしていて、その単元に合う勉強方法を取っている子はやはり伸びやすいです。
※関連記事:5年生の勉強内容:分数の通分・約分など単元別おすすめの勉強法
算数が苦手になる原因はさまざまですが、そのうちの1つは「図形」です。
正方形や長方形は大丈夫でも、立体図形が出てくるとイメージしづらくなる子は多いです。
そんなときはパズル教材がおすすめです。
いろいろな形のパズルを手に取って動かせるので平面図形や立体図形の特徴を把握でき、見えない部分もイメージしやすくなります。
※関連記事:算数パズル教材:ピタゴラス、賢くなるパズルなど
中学受験をされた方の多くは塾で対策をされています。
一方で、塾に通わずに受験をした人も2割ほどいることがわかっています(ひまわり教育研究センターより)。
塾なしで中学受験をされる予定のご家庭では、
の3点にご留意いただければ、受験を成功に導くことが十分可能です。
※関連記事:【中学受験】塾なしは無理?家庭学習のみで志望校に合格できるおすすめの学習方法を紹介します
※関連記事:【中学受験】勉強スケジュールの作成・管理方法を解説
※関連記事:【中学受験】小学生の家庭教師はいつからがいい?
家庭学習の便利な学習手段を2つ紹介します。
1つ目は「通信教育」です。
通信教育の多くは「子どもが1人で勉強できる」をコンセプトに作られています。
解説がわかりやすく、タブレットなら動画解説もあるので楽しく取り組めます。
カリキュラムが明確にありますし、タブレット学習なら「復習したほうがいい問題」をAIが自動表示してくれるので「何を勉強すればいいか」を悩むことがなくなります。
しかも、ウェブ授業や個別対応も標準プランの範囲内にあります。
難関中学、最難関中学(首都圏御三家、灘中学、ラサール中学など)を目指しているならZ会がおすすめです。1年生から思考力アップ講座を受けられている方が多いです。
下記のような特長があります。
※関連記事:Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
Z会の通信教育 中学受験コース中学受験対策の通信教育として進研ゼミも多くの受験生に選ばれています。楽しく、自信をつけながら学べるという特徴があります。
※関連記事:進研ゼミ小学講座の特徴と効果的な利用法
算数が嫌いな5年生は多くいます。解けないからキライという子だけでなく、興味を持てないから取り組みたくないという子もいます。
そんな。そんなこには「ゲーミフィケーション」をふんだんに取り入れて、楽しめば楽しむほど算数を解けるようになっていくRISUが合います。
費用体系が分かりづらいので、興味のある方は下記記事を先に読んでからRISUの7日間無料体験を受けてみてください。
※関連記事:RISU算数の特長・活用法(小学生向け)と費用を解説
市販教材や通信教育の解説はとてもわかりやすいですが、それでも解法を理解できない問題は出てきます。
そういう場合はオンライン家庭教師が便利です。
自宅で受講できるので自分(家庭)のペースを守れますし、ほかに生徒がいませんから「本当に理解できるまで」繰り返し解説を聞けます。
教材の解説がわかりにくい場合、その理由の多くは
「以前の学習範囲につまずきがあること」
です。
そこをオンライン家庭教師でピンポイントに発見して対策してもらえれば、学習をスムーズに進められるようになります。
塾や予備校で受験指導をしているプロ家庭教師も多いので、学生・プロそれぞれの特徴を活かした選択をするようにしましょう。
※関連記事:オンライン家庭教師のメリット・始め方
※関連記事:中学受験のプロ家庭教師の選び方
小学校5年生向けに算数のおすすめ問題集を紹介しました。
5年生の算数は、小学校で習う算数のなかで1番ハードルが高いです。そのため、算数に対して苦手意識を持つ子が多くなりがちす。
5年生内容が6年生内容につながっていきますので、ここで苦手を1つでも2つでも減らしておけば6年生で算数への苦手意識を払拭する準備にもなります。
※関連記事:算数の重要分野の解き方を下記の記事で紹介しています。
平面図形・空間図形の解き方
比の解き方
割合の解き方
速さの解き方
また、多くの中学受験生が発展的な受験内容を勉強している時期です。受験を予定されているご家庭では、受験算数をひととおり勉強しておきたいですね。
余裕があれば、志望校の過去問にチャレンジしてみるのも、現在の立ち位置や必要な勉強内容の確認になります。
Z会の通信教育 中学受験コース※Z会の中学受験コースのメリットや活用法を下記の記事で紹介しています。
Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
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