中学歴史の定期テスト対策のために、よく出る問題を一問一答にまとめました。
今回は「日清・日露戦争」です。
どちらでも活用できます。
社会は丁寧に覚えれば誰でも高得点をねらえます。早めに勉強して、社会を得意にしておきましょう!
※関連記事:社会の定期テスト対策の仕方
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【中学生向け】Z会タブレットコースの進め方:成績上位を取って難関校に合格する方法を解説
19世紀末から20世紀初頭、日本はアジアでの影響力を強めていきました。日本は西洋列強に追いつくために、軍事力を強化し、国際的な地位を高めようとしていました。
その結果として、日清戦争(1894年~1895年)と日露戦争(1904年~1905年)が起こりました。
日清戦争は、日本と清国(現在の中国)の間で起こった戦争です。日本は朝鮮半島での支配権をめぐって清国と対立し、最終的に戦争に発展しました。
日本が勝利し、下関条約によって台湾と澎湖諸島を獲得し、朝鮮は独立しました。
日清戦争の勝利後、ロシア、ドイツ、フランスの三国が日本に対して、遼東半島を清国に返還するように圧力をかけた事件です。
日本はこの要求を受け入れ、遼東半島を返還しました。この事件は日本国内に大きな反発を引き起こし、その後の日露戦争へとつながりました。
三国干渉以降、日本国内ではロシアとの戦争に向けて準備が進みました。そして1904年、とうとう満州や朝鮮半島の支配をめぐってロシアとの間に戦争が起こります。これが日露戦争です。
日本は日清戦争の後、朝鮮半島や満州における影響力を強めていましたが、ロシアも同じ地域に対して影響力を持とうとしていました。
戦争は日本の勝利で終わり、ポーツマス条約により、南満州鉄道の権利や南樺太(サハリン)の一部を獲得しました。
日清戦争から日露戦争までの範囲で、テストによく出る問題を一問一答にまとめました。「テストで正解しておきたい基本問題」と「テストで差がつく問題」に分けています。
(1)1894年に起こった日本と中国との戦争を何というか。
(2)日清戦争のきっかけとなった、朝鮮での反乱を何というか。
(3)日清戦争の講和条約を何というか。
(4)下関条約で日本側にゆずられた土地のうち、ロシアなど3か国が清への返還を求めた島はどこか。
(5)遼東半島の清への返還をロシアなど3か国が日本に求めたことを何というか。
(6)欧米諸国は巨大な軍事力を背景にアジア・アフリカを次々に植民地化した。こうした、自国の領土拡大を目指して他国を経済的・軍事的に支配していく政策を何というか。
(7)中国に進出してきた外国勢力の排斥を目指して中国国内で外国人排斥運動が起こり、日本などの連合国軍に鎮圧される事件が起こった。この事件を何というか。
(8)朝鮮半島進出を目指すロシアに対抗して日本はイギリスと同盟した。この同盟を何というか。
(9)1905年に起こった日本とロシアの戦争を何というか。
(10)日露戦争の講和条約を何というか。
(11)ポーツマス条約では、賠償金はあったか・なかったか。
(12)1910年、日本は韓国を併合した。このことを何というか。
(13)三民主義を主張して中国で革命運動を推進した人物は誰か。
(14)孫文が行った革命運動を何というか。
(15)日本は日清戦争の賠償金を活用して、官営の何という製鉄所をつくったか。
(16)足尾銅山鉱毒事件の解決に取り組んだ栃木県の衆議院議員だった人物は誰か。
(17)三井・三菱などの大資本家が金融や重工業にも進出し、巨大企業となった。こうした複数分野にまたがる巨大企業を何というか。
(18)破傷風血清療法を発見した日本人は誰か。
(19)黄熱病の研究で有名な日本人は誰か。
(20)『たけくらべ』などの小説で知られる作家は誰か。
(21)『舞姫』などの小説で知られる作家は誰か。
(22)『坊ちゃん』『吾輩は猫である』などの小説で知られる作家は誰か。
(23)『読書』などの絵画で知られる画家は誰か。
(24)『無我』など、洋画の手法を日本画に取り入れたことで知られる画家は誰か。
(1)日清戦争
(2)甲午農民戦争
(3)下関条約
(4)遼東半島
(5)三国干渉
(6)帝国主義
(7)義和団事件
(8)日英同盟
(9)日露戦争
(10)ポーツマス条約
(11)なかった
(12)韓国併合
(13)孫文
(14)辛亥革命
(15)八幡製鉄所
(16)田中正造
(17)財閥
(18)北里柴三郎
(19)野口英世
(20)樋口一葉
(21)森鴎外
(22)夏目漱石
(23)黒田清輝
(24)横山大観
(1)三国干渉を日本にしてきた国は、フランス・ドイツともう1か国はどこか。
(2)日清戦争の賠償金は、教育・軍事・災害対策の何に最も多く使われたか。
(3)1897年、朝鮮は清から独立し何という国名になったか。
(4)南下政策を取るロシアに対抗するために日本が同盟を結んだヨーロッパの国はどこか。
(5)義和団が外国人排斥のために唱えた合言葉は漢字4文字で何か。
(6)ポーツマス条約の仲介をした国はどこか。
(7)辛亥革命で孫文が唱えた民族主義・民権主義・民生主義をまとめて何主義と呼ぶか。
(8)辛亥革命の結果、清は倒れて何という国になったか。
(9)中華民国の首都はどの都市か。
(10)八幡製鉄所の操業をきっかけに日本ではどの工業分野が大きく発展したか。
(11)19世紀末ごろ、ロシアは中国のどこに進出をもくろんでいたか。
(12)ポーツマス条約において、ロシアが日本に優越権を認めた土地はどこか。
(13)日露戦争で出兵する弟を心配する詩を詠んだ詩人は誰か。
(14)日露戦争に反対して処罰された社会主義者は誰か。
(15)日露戦争で賠償金を得られなかったため、日本国内では国民が政府に対して暴動を起こした。この暴動を何というか。
(1)ロシア
(2)軍事
(3)大韓帝国
(4)イギリス
(5)扶清滅洋
(6)アメリカ
(7)三民主義
(8)中華民国
(9)南京
(10)重化学工業
(11)満州
(12)朝鮮半島
(13)与謝野晶子
(14)内村鑑三
(15)日比谷焼き討ち事件
つづけて、テストによく出る記述問題にもチャレンジしてみましょう。
(1)日露戦争中にロシアは戦争をつづけることはむずかしくなり、日本との講和に応じました。ロシアの戦争継続がむずかしくなっていた理由を答えてください。
(2)日露戦争の講和条約が結ばれた後、日本国内で日比谷焼き討ち事件が起こりました。その理由を答えてください。
(1)ロシア国内で革命が起こっていたため。
(2)ロシアから賠償金を得られなかったため。(戦争による増税に苦しんでいたのに、ロシアから賠償金を得られなかったため。)
日清戦争から日露戦争までの範囲では、以下のポイントに注意してテスト勉強しましょう。
1894年に日清戦争が起こるまでの流れを理解して答えられるようにしておきましょう。
朝鮮半島は清国の保護を受けていましたが、日本は朝鮮半島を自分の領土にしたいと考えていました。そこで、朝鮮半島で起こった甲午農民戦争を機に日本と清国の両方が朝鮮半島に兵を送りました。
ここから両国の武力衝突につながり、日清戦争がはじまりました。
日清戦争の講和条約の名称と内容、日露戦争の講和条約の名称と内容を、それぞれ区別して覚えておきましょう。
以下の表に日清戦争と日露戦争の講和条約の名称と内容をまとめました。
いつ | 相手国 | 場所 | 内容 | 賠償金 | 戦争後 | |
日清戦争 | 1894-1895年 | 清 | 下関 | ・台湾、澎湖諸島、遼東半島を日本に割譲 | あり | ・三国干渉を受ける ・八幡製鉄所の操業 |
日露戦争 | 1904-1905年 | ロシア | ポーツマス (アメリカ) | ・朝鮮半島における権益は日本優先 ・南樺太を日本に割譲 ・遼東半島南部の租借権を日本が獲得 | なし | ・アジア・アフリカ諸国で列強からの独立運動が活発化 ・日本の帝国主義化(他国を支配しようとする方針) |
日露戦争の結果、日本は国際社会で地位が向上しました。これが後の満州事変や太平洋戦争につながっていきました。
定期テストによく出てくる人物を以下に解説します。
役割: 初代内閣総理大臣であり、日清戦争やその後の条約交渉において重要な役割を果たした。
覚えるポイント: 日清戦争後の下関条約での交渉に関与し、日本が台湾を得るきっかけを作った。
役割: 日清戦争と日露戦争で日本の軍事力強化に寄与した。
覚えるポイント: 軍人としての功績だけでなく、政治家としても活躍し、軍備拡張を推進した。
役割: ポーツマス条約の交渉に携わった外交官。
覚えるポイント: 日露戦争後、日本の外交をリードし、ポーツマス条約で日本に有利な条件を引き出した。
役割: 日露戦争後のポーツマス条約の交渉を仲介したアメリカの大統領。
覚えるポイント: ポーツマス条約の成功により、ルーズベルトはノーベル平和賞を受賞した。
役割: 清国の高官で、日清戦争後の下関条約の交渉に参加。
覚えるポイント: 清国側の交渉代表として、敗戦後に台湾や澎湖諸島の割譲を認めた。
役割: 日露戦争当時のロシア皇帝。
覚えるポイント: 日露戦争でロシアが敗北したことで、ロシア国内の不満が高まり、革命の一因となった。
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※関連記事:社会の定期テスト対策の仕方
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といったメリットが塾にはあります。
時期や生徒の学習状況・志望校・学力目標に応じて必要なカリキュラムを考えても、肝心の本人が実行しなければ(実行し続けなければ)効果は薄くなります。
「人からの働きかけ」と「学習環境」によって子どもの学習行動や意識は変わります。
※関連記事:塾はいつから通う?費用は?
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特に社会はプロと学生で指導力に大きな差が表れる科目です。「暗記科目」だと思うと興味がわきにくいかもしれませんが、プロが教えると興味を持つようになって楽しく勉強できるようになることがよくあります。
※関連記事:プロ家庭教師と学生家庭教師の違い
自学習、通信教育、塾、オンライン家庭教師などさまざまな学習スタイルがあります。「どれが1番良い」というのはなく、自分に合っているかどうかが最大のポイントです。
これらの視点で選んでみましょう。自分の希望する学習スタイルがすでにある人はそのスタイルのなかで特に良さそうなものを選びましょう。塾が合う人なら塾への移動時間や自習室、責任者との相性など。
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そのスタイルが合えばそのまま続けてみて、合わなければ「自分の学習スタイルに足りないもの」が見えてきます。それをオンライン家庭教師や塾で補うようにしてみるのがおすすめです。
中学歴史の「日清・日露戦争」の範囲で、定期テストによく出てくる問題を一問一答形式でまとめました。
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※関連記事:社会の定期テストの勉強法
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※Z会の中学生コースについて下記記事でくわしく紹介しています。
【中学生向け】Z会タブレットコースの進め方:成績上位を取って難関校に合格する方法を解説
ほかの範囲の問題は下記の記事にあります。
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