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【中学歴史の一問一答問題と解説】日清戦争・日露戦争:日清戦争・日露戦争の講和条約、八幡製鉄所など

ノート、鉛筆と「試験対策」の文字 中学生
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中学歴史の定期テスト対策のために、よく出る問題を一問一答にまとめました。

今回は「日清・日露戦争」です。

  • これからテスト勉強をはじめる人
  • テスト直前のチェックをしたい人

どちらでも活用できます。

社会は丁寧に覚えれば誰でも高得点をねらえます。早めに勉強して、社会を得意にしておきましょう!

※関連記事:社会の定期テスト対策の仕方

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※Z会の中学生コースについて下記記事でくわしく紹介しています。
【中学生向け】Z会タブレットコースの進め方:成績上位を取って難関校に合格する方法を解説

  1. 【中学生向け】日清戦争から日露戦争までの流れの解説
    1. 日清戦争(1894年~1895年)
    2. 三国干渉さんごくかんしょう(1895年)
    3. 日露戦争(1904年~1905年)
  2. 中3歴史の問題:日清戦争・日露戦争の一問一答
    1. テストで正解しておきたい基本問題
      1. 解答
    2. テストで差がつく問題
      1. 解答
  3. 日清戦争から日露戦争までに関する記述問題
    1. 解答
  4. 日清戦争から日露戦争の範囲のテスト対策のポイント
    1. 日清戦争が起こるまでの流れと事件名
    2. 日清戦争と日露戦争の講和条約の場所や内容
    3. 日露戦争の影響(日本の国際的な地位向上)
  5. 日清戦争から日露戦争までの範囲の定期テストの頻出人物
    1. 伊藤博文(いとうひろぶみ)
    2. 山縣有朋(やまがたありとも)
    3. 小村壽太郎(こむらじゅたろう)
    4. セオドア・ルーズベルト(アメリカ大統領)
    5. 李鴻章りこうしょう(中国)
    6. ニコライ2世(ロシア)
  6. 定期テスト対策におすすめの社会問題集
    1. 『中学教科書ワーク 社会 歴史』
    2. 『ニューコース参考書 中学歴史』
    3. 『中学 歴史 ハイクラステスト』
    4. 『最高水準問題集 社会』
  7. 中学社会のテスト勉強をもっと効率よくする方法
    1. 通信教育を活用する
      1. 月2,178円で受け放題のスタディサプリ
      2. 受講者数No. 1の進研ゼミ
    2. 塾を活用する
    3. オンライン家庭教師を活用する
    4. 自分に合う学習スタイルを知ろう
  8. まとめ

【中学生向け】日清戦争から日露戦争までの流れの解説

19世紀末から20世紀初頭、日本はアジアでの影響力を強めていきました。日本は西洋列強に追いつくために、軍事力を強化し、国際的な地位を高めようとしていました。

その結果として、日清戦争(1894年~1895年)と日露戦争(1904年~1905年)が起こりました。

日清戦争(1894年~1895年)

日清戦争は、日本と清国(現在の中国)の間で起こった戦争です。日本は朝鮮半島での支配権をめぐって清国と対立し、最終的に戦争に発展しました。

日本が勝利し、下関条約によって台湾と澎湖ほうこ諸島を獲得し、朝鮮は独立しました。

三国干渉さんごくかんしょう(1895年)

日清戦争の勝利後、ロシア、ドイツ、フランスの三国が日本に対して、遼東りょうとう半島を清国に返還するように圧力をかけた事件です。

日本はこの要求を受け入れ、遼東半島を返還しました。この事件は日本国内に大きな反発を引き起こし、その後の日露戦争へとつながりました。

日露戦争(1904年~1905年)

三国干渉以降、日本国内ではロシアとの戦争に向けて準備が進みました。そして1904年、とうとう満州や朝鮮半島の支配をめぐってロシアとの間に戦争が起こります。これが日露戦争です。

日本は日清戦争の後、朝鮮半島や満州における影響力を強めていましたが、ロシアも同じ地域に対して影響力を持とうとしていました。

戦争は日本の勝利で終わり、ポーツマス条約により、南満州鉄道の権利や南樺太からふと(サハリン)の一部を獲得しました。

中3歴史の問題:日清戦争・日露戦争の一問一答

日清戦争から日露戦争までの範囲で、テストによく出る問題を一問一答にまとめました。「テストで正解しておきたい基本問題」と「テストで差がつく問題」に分けています。

テストで正解しておきたい基本問題

(1)1894年に起こった日本と中国との戦争を何というか。

(2)日清戦争のきっかけとなった、朝鮮での反乱を何というか。

(3)日清戦争の講和条約を何というか。

(4)下関条約で日本側にゆずられた土地のうち、ロシアなど3か国が清への返還を求めた島はどこか。

(5)遼東半島の清への返還をロシアなど3か国が日本に求めたことを何というか。

(6)欧米諸国は巨大な軍事力を背景にアジア・アフリカを次々に植民地化した。こうした、自国の領土拡大を目指して他国を経済的・軍事的に支配していく政策を何というか。

(7)中国に進出してきた外国勢力の排斥を目指して中国国内で外国人排斥運動が起こり、日本などの連合国軍に鎮圧される事件が起こった。この事件を何というか。

(8)朝鮮半島進出を目指すロシアに対抗して日本はイギリスと同盟した。この同盟を何というか。

(9)1905年に起こった日本とロシアの戦争を何というか。

(10)日露戦争の講和条約を何というか。

(11)ポーツマス条約では、賠償金はあったか・なかったか。

(12)1910年、日本は韓国を併合した。このことを何というか。

(13)三民主義を主張して中国で革命運動を推進した人物は誰か。

(14)孫文が行った革命運動を何というか。

(15)日本は日清戦争の賠償金を活用して、官営の何という製鉄所をつくったか。

(16)足尾銅山鉱毒事件の解決に取り組んだ栃木県の衆議院議員だった人物は誰か。

(17)三井・三菱などの大資本家が金融や重工業にも進出し、巨大企業となった。こうした複数分野にまたがる巨大企業を何というか。

(18)破傷風血清療法を発見した日本人は誰か。

(19)黄熱病の研究で有名な日本人は誰か。

(20)『たけくらべ』などの小説で知られる作家は誰か。

(21)『舞姫』などの小説で知られる作家は誰か。

(22)『坊ちゃん』『吾輩は猫である』などの小説で知られる作家は誰か。

(23)『読書』などの絵画で知られる画家は誰か。

(24)『無我』など、洋画の手法を日本画に取り入れたことで知られる画家は誰か。

解答

(1)日清戦争

(2)甲午農民戦争

(3)下関条約

(4)遼東半島

(5)三国干渉

(6)帝国主義

(7)義和団事件

(8)日英同盟

(9)日露戦争

(10)ポーツマス条約

(11)なかった

(12)韓国併合

(13)孫文

(14)辛亥革命

(15)八幡製鉄所

(16)田中正造

(17)財閥

(18)北里柴三郎

(19)野口英世

(20)樋口一葉

(21)森鴎外

(22)夏目漱石

(23)黒田清輝

(24)横山大観

テストで差がつく問題

(1)三国干渉を日本にしてきた国は、フランス・ドイツともう1か国はどこか。

(2)日清戦争の賠償金は、教育・軍事・災害対策の何に最も多く使われたか。

(3)1897年、朝鮮は清から独立し何という国名になったか。

(4)南下政策を取るロシアに対抗するために日本が同盟を結んだヨーロッパの国はどこか。

(5)義和団が外国人排斥のために唱えた合言葉は漢字4文字で何か。

(6)ポーツマス条約の仲介をした国はどこか。

(7)辛亥革命で孫文が唱えた民族主義・民権主義・民生主義をまとめて何主義と呼ぶか。

(8)辛亥革命の結果、清は倒れて何という国になったか。

(9)中華民国の首都はどの都市か。

(10)八幡製鉄所の操業をきっかけに日本ではどの工業分野が大きく発展したか。

(11)19世紀末ごろ、ロシアは中国のどこに進出をもくろんでいたか。

(12)ポーツマス条約において、ロシアが日本に優越権を認めた土地はどこか。

(13)日露戦争で出兵する弟を心配する詩を詠んだ詩人は誰か。

(14)日露戦争に反対して処罰された社会主義者は誰か。

(15)日露戦争で賠償金を得られなかったため、日本国内では国民が政府に対して暴動を起こした。この暴動を何というか。

解答

(1)ロシア

(2)軍事

(3)大韓帝国

(4)イギリス

(5)扶清滅洋

(6)アメリカ

(7)三民主義

(8)中華民国

(9)南京

(10)重化学工業

(11)満州

(12)朝鮮半島

(13)与謝野晶子

(14)内村鑑三

(15)日比谷焼き討ち事件

日清戦争から日露戦争までに関する記述問題

つづけて、テストによく出る記述問題にもチャレンジしてみましょう。

(1)日露戦争中にロシアは戦争をつづけることはむずかしくなり、日本との講和に応じました。ロシアの戦争継続がむずかしくなっていた理由を答えてください。

(2)日露戦争の講和条約が結ばれた後、日本国内で日比谷焼き討ち事件が起こりました。その理由を答えてください。

解答

(1)ロシア国内で革命が起こっていたため。

(2)ロシアから賠償金を得られなかったため。(戦争による増税に苦しんでいたのに、ロシアから賠償金を得られなかったため。)

日清戦争から日露戦争の範囲のテスト対策のポイント

日清戦争から日露戦争までの範囲では、以下のポイントに注意してテスト勉強しましょう。

日清戦争が起こるまでの流れと事件名

1894年に日清戦争が起こるまでの流れを理解して答えられるようにしておきましょう。

朝鮮半島は清国の保護を受けていましたが、日本は朝鮮半島を自分の領土にしたいと考えていました。そこで、朝鮮半島で起こった甲午農民戦争を機に日本と清国の両方が朝鮮半島に兵を送りました。

ここから両国の武力衝突につながり、日清戦争がはじまりました。

日清戦争と日露戦争の講和条約の場所や内容

日清戦争の講和条約の名称と内容、日露戦争の講和条約の名称と内容を、それぞれ区別して覚えておきましょう。

以下の表に日清戦争と日露戦争の講和条約の名称と内容をまとめました。

いつ相手国場所内容賠償金戦争後
日清戦争1894-1895年下関台湾澎湖諸島遼東半島を日本に割譲あり三国干渉を受ける
八幡製鉄所の操業
日露戦争1904-1905年ロシアポーツマス
(アメリカ)
・朝鮮半島における権益は日本優先
南樺太を日本に割譲
遼東半島南部の租借権を日本が獲得
なし・アジア・アフリカ諸国で列強からの独立運動が活発化
・日本の帝国主義化(他国を支配しようとする方針)

日露戦争の影響(日本の国際的な地位向上)

日露戦争の結果、日本は国際社会で地位が向上しました。これが後の満州事変や太平洋戦争につながっていきました。

日清戦争から日露戦争までの範囲の定期テストの頻出人物

定期テストによく出てくる人物を以下に解説します。

伊藤博文(いとうひろぶみ)

役割: 初代内閣総理大臣であり、日清戦争やその後の条約交渉において重要な役割を果たした。
覚えるポイント: 日清戦争後の下関条約での交渉に関与し、日本が台湾を得るきっかけを作った。

山縣有朋(やまがたありとも)

役割: 日清戦争と日露戦争で日本の軍事力強化に寄与した。
覚えるポイント: 軍人としての功績だけでなく、政治家としても活躍し、軍備拡張を推進した。

小村壽太郎(こむらじゅたろう)

役割: ポーツマス条約の交渉に携わった外交官。
覚えるポイント: 日露戦争後、日本の外交をリードし、ポーツマス条約で日本に有利な条件を引き出した。

セオドア・ルーズベルト(アメリカ大統領)

役割: 日露戦争後のポーツマス条約の交渉を仲介したアメリカの大統領。
覚えるポイント: ポーツマス条約の成功により、ルーズベルトはノーベル平和賞を受賞した。

李鴻章りこうしょう(中国)

役割: 清国の高官で、日清戦争後の下関条約の交渉に参加。
覚えるポイント: 清国側の交渉代表として、敗戦後に台湾や澎湖諸島の割譲を認めた。

ニコライ2世(ロシア)

役割: 日露戦争当時のロシア皇帝。
覚えるポイント: 日露戦争でロシアが敗北したことで、ロシア国内の不満が高まり、革命の一因となった。

定期テスト対策におすすめの社会問題集

期テスト対策としておすすめの社会の問題集を4冊紹介します。

目標の点数によって下記のように使い分けるのがおすすめです。

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  • 定期テストで70点くらい取りたい→『ニューコース参考書 中学歴史』
  • 県内トップ高を狙っている→『中学 歴史 ハイクラステスト』『最高水準問題集』

※関連記事:社会の定期テスト対策の仕方

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○ くわしい解答・解説
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最後に紹介するのは、難関国公私立入試対策の定番である「最高水準問題集」です。

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中学社会のテスト勉強をもっと効率よくする方法

1人で勉強していると、下記のようなことがあります。

  • 思うように成績があがらない
  • 解説を読んでもいまいち理解できない
  • 1つ1つの解説は理解できるが、問題を解くときに知識をうまく使えない

こういうときの対策方法を3つお伝えします。

通信教育を活用する

社会は暗記科目です。暗記するには、繰り返しの学習と視覚記憶が有効です。

通信教育なら何度でも学習できますし、視覚的に理解しやすい(印象に残りやすい)解説動画を視聴できます。

しかも大手の通信教育なら問題の正解・不正解に応じて「解くべき問題」を提示してくれる機能があります。復習も最適なタイミングで実施できます。

月2,178円で受け放題のスタディサプリ

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やはり通信教育といえば進研ゼミです。受講者数No. 1で、昔から高校受験対策に定評があります。

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塾を活用する

定期テスト対策や高校入試対策の王道として、塾の活用を考えてみましょう。

子どもは「人からの影響」を強く受ける時期にいます。

  • 勉強へのモチベーションアップ
  • 学習内容の的確な提案
  • 学習継続の働きかけ
  • 学習環境の提供

といったメリットが塾にはあります。

時期や生徒の学習状況・志望校・学力目標に応じて必要なカリキュラムを考えても、肝心の本人が実行しなければ(実行し続けなければ)効果は薄くなります。

「人からの働きかけ」と「学習環境」によって子どもの学習行動や意識は変わります。

※関連記事:塾はいつから通う?費用は?

オンライン家庭教師を活用する

  • 塾に通うほどではない
  • 通える範囲内に良い塾がない
  • わからないところだけピンポイントに対策したい
  • プロ講師に教わりたい

こういうときは、家庭教師が便利です。特に受験直前期に家庭教師を活用する方が多くなります。

また、最近ではオンライン家庭教師の優位性がかなり際立ってきています。

普段は塾や予備校で教えている指導者がプロ家庭教師として活躍しています。オンラインなので、移動圏外に住んでいる人がちょっと空いた時間に授業をしています。

トップクラスの実績を持つプロ講師に教われば、1人であれこれ工夫するより5倍10倍早く、的確にポイントを押さえた学習ができます。

特に社会はプロと学生で指導力に大きな差が表れる科目です。「暗記科目」だと思うと興味がわきにくいかもしれませんが、プロが教えると興味を持つようになって楽しく勉強できるようになることがよくあります。

※関連記事:プロ家庭教師と学生家庭教師の違い

自分に合う学習スタイルを知ろう

自学習、通信教育、塾、オンライン家庭教師などさまざまな学習スタイルがあります。「どれが1番良い」というのはなく、自分に合っているかどうかが最大のポイントです。

  • 自身のスケジュールに合うか
  • 自身の学力に合っているか
  • 分からないときに解決できるか

これらの視点で選んでみましょう。自分の希望する学習スタイルがすでにある人はそのスタイルのなかで特に良さそうなものを選びましょう。塾が合う人なら塾への移動時間や自習室、責任者との相性など。

自分に合う学習スタイルを探したい人なら、まずはZ会などの通信教育かスタディサプリを試してみてはいかがでしょうか。自宅で受けられますし学習ペースや学習内容を自分で調整できます。

そのスタイルが合えばそのまま続けてみて、合わなければ「自分の学習スタイルに足りないもの」が見えてきます。それをオンライン家庭教師や塾で補うようにしてみるのがおすすめです。

まとめ

中学歴史の「日清・日露戦争」の範囲で、定期テストによく出てくる問題を一問一答形式でまとめました。

日清戦争・日露戦争の講和条約、八幡製鉄所、孫文・三民主義・辛亥革命、破傷風・北里柴三郎、黄熱病・野口英世、足尾銅山・田中正造、明治・大正の小説家(樋口一葉、森鴎外、夏目漱石)など、テストで差がつく39問です。

定期テスト対策や高校入試対策にご活用ください。

※関連記事:社会の定期テストの勉強法
※関連記事:高校入試によく出る問題の一問一答
※関連記事:高校入試によく出る問題の記述問題
※関連記事:高校受験社会の対策方法

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ほかの範囲の問題は下記の記事にあります。
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