小学校3年生になると算数が一段とむずかしくなります。算数への苦手意識が一気に高まる時期です。
3年生の算数は4年生・5年生につづいていくとても大切な内容です。
5年生で算数が嫌いになってしまうと、6年生になっても中学生になってもずっと算数・数学が苦手なままになってしまうかもしれません。
そこで、
を確認していき、子どもへの保護者の方のかかわり方について確認していきます。
この記事は下記の方向けです。
※関連記事:小学校3年生におすすめの算数ドリル
下記リンクは難関中学受験対策に強いZ会のPRです。3年生から受験対策を受けられます。リンク先で中学受験コースの案内を見れます。
Z会 中学受験コースの案内
※関連記事:Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
3年生の算数ではハイレベルな文章問題が出てきます。その解き方を紹介します。
まず、問題文を意味ごとに分けて線を引きましょう。ハイレベルなものになると1つの問題に3つほどのポイントが含まれます。
以下に例を示します。
「Aさんはおこづかいを3000円もっていました。お正月にお年玉を5000円もらいました。
このときAさんはあるおもちゃを3つほしかったのですが、あと1000円あれば3つともかえることに気づきました。
Aさんのほしいおもちゃは1つ何円ですか。」
↓
「①Aさんはおこづかいを3000円もっていました。
②お正月にお年玉を5000円もらいました。
③このときAさんはあるおもちゃを3つほしかったのですが、あと1000円あれば
④3つともかえることに気づきました。
Aさんのほしいおもちゃは1つ何円ですか。」
この問題では4つのポイントがあります。
①はじめに3000円持っている
②5000円もらう
③さらに1000円くわえるとする
④①②③を合計すると、同じ金額のもの3個分になる
問題文を細かく分けられたら、次にその内容を絵で描きましょう。
3年生だと言語能力や論理性がまだまだ発展途上です。文字そのままで理解しようとするよりも絵(イラスト)で見るほうが理解しやすいです。
また、「絵にする」という作業の過程で問題文で設定されている状況を理解できるようにもなります。
絵が描けたら(問題文の内容を理解できたら)、最後に式を立てましょう。
例題のポイントは以下の4つでした。
①はじめに3000円持っている
②5000円もらう
③さらに1000円くわえるとする
④①②③を合計すると、同じ金額のもの3個分になる
これらのポイントを1つ1つ式にします。下記のようになります。
①と②→3000円+5000円=8000円
③→8000円+1000円=9000円
④→9000円÷3個=1個3000円
1つ式を立てたらすぐにその式の答えを出します。
問題集の解説では1つの式にまとめて書いている場合がありますが、最初から「1つの式にまとめる必要」はありません。
1つ1つ式にして計算すれば答えは出ます。
前述のように、「問題文を分ける→絵にする→式をたてる」という流れでハイレベルな文章問題も解きやすくなります。
ただし、「式を立てる段階」や「立てた式を計算する段階」では「計算力」が重要です。せっかく式を立てても計算を間違えれば0点ですし、そもそも式を立てるには足し算、引き算、かけ算、わり算を感覚的に理解している必要があります。
毎日計算問題を解いて計算力をみがいておきましょう。
3年生で習う算数の勉強法を単元別に紹介します。
3年生の1学期でわり算の文章問題が出てきます。
「エンピツが50本あります。5人で分けると1人何本もらえるでしょう。」
という基本問題もあれば、かけ算とわり算を両方しないといけない問題も出てきます。
「お母さんが1袋5枚入りのクッキーを4袋買ってきてくれました。姉と弟の2人で分けると、1人何枚もらえるでしょう。」
1問目は機械的にわり算をすれば解けます。2問目のように数字が3種類以上ある問題では、問題文を前半と後半にわけて状況を整理してみましょう。
文章問題で間違える子は、たいていの場合、機械的に計算しています。問題文で設定されている状況がわかれば正解できます。
ちなみに、文章問題が苦手だから国語に問題がある、と考える方も多いです。
実は、問題文を読み解くのに国語の読解力は必須ではありません。
国語の長文とは読み方がちがうからです。
むしろ、問題文をもとにして図やグラフを作成する力のほうが必要です。
どうも文章問題を苦手にしている…と感じたら、
問題文の内容を箇条書きさせてみてください。この方法で8割のお子様は問題解決していきます。
時こくと時間の違いがわかりづらいですが、時こくというのは、「2時半」のような「今の時間」を指します。
時間は30分、2時間といった「幅のある時間」です。
時こくは1年生や2年生で習っていますから、時間を日常生活で慣れさせてあげると、すぐに解けるようになります。
「寝る時間まであと何分かな?」
「今日は朝9時に出かけて夜7時に帰ってきたね。何時間外にいたことになる?」
のように、子どもに1日2-3回程度聞いてみましょう。1-2週間もするとかなり上達しますよ。
問題文にある情報を表にまとめて、さらにそれを棒グラフにします。
ある小学校でケガをした児童の人数をケガの種類別(すりきず、切り傷、打ち身など)に表や棒グラフにまとめるような問題です。
むずかしい単元ではありませんが、高校で習うデータ分析(必須科目の「情報Ⅰ」で習います)までつながっていきます。
学校の宿題以外にも、都道府県別の電車の種類やサッカーチームの得点数など、子どもが興味を持っている分野でグラフ化してみると、楽しく興味を持って学べます。
「15÷4=3あまり3」
のように、わり切れない計算です。2年生で習うわり算の計算ができていれば苦労しません。
この単元で詰まってしまう場合は、わり切れるわり算の計算を毎日5-10問程度してみてください。
早く慣れられます。
体重やトラックの重さなどいろいろなものの重さを単位付きで表す問題です。「kg⇔g⇔mg」の単位変換をします。
2年生で長さの単位変換(m⇔cm⇔mm)をしています。そのときに単位変換に慣れている子は今回も大丈夫です。
単位変換に戸惑ってしまった場合、gを基にして単位変換をするようにしてみましょう。真ん中の単位を基準に決めておくと、単位変換に早く慣れます。
※単位変換の勉強方法についてはこちらの記事でもう少しお伝えしています。
【小学校算数】1・2年生の勉強内容
コンパスを使って円を描きます。コンパスの使い方に慣れれば大丈夫です。お絵描きをするように、遊び感覚で円を描いてみましょう。
大きい円や小さい円など、大きさの違う円を描くようにすると上達が早くなります。
2つの数字を比べる問題です。
「姉弟がヨーヨーすくいをしました。姉は20個つって、弟は10個つりました。姉は弟の何倍つったでしょう。」
のような問われ方をします。
図を描いて式を考えるのですが、答えを出すことよりも、描かれた図を読み解くのに苦労する子のほうが目立ちます。
図を描いて考える方法は、後々とても役立ちます。自分で問題を考えて、自分で図を描くようにしてみましょう。
たし算、ひき算、かけ算、わり算が同じ式に出てきた場合に、どういう順番で計算するかを問われます。
( )のなかを先に計算する方法も、このタイミングで習います。
同じ問題を使って、計算の順番を迷わなくなるまで繰り返し解きましょう。順序に早く慣れられます。
また、小学校の勉強でさまざまな種類の計算が同じ式に出てくることはあまり多くありません。中学生になっても計算の順序が定着していない子もいます。
このタイミングでしっかり慣れておきましょう。
まず1ケタをかける筆算を習い、その後に2ケタをかける筆算を習います。
筆算の仕方自体はたし算やひき算と同じです。数字が大きくなって戸惑う子もいます。
慣れるまで、できれば毎日問題を解くようにしましょう。
数直線を使って、分数に表す方法を習います。子どもが日常生活で分数を使う場面がほとんどないので、最初だけ戸惑いがちです。
「上と下、どちらが分母でどちらが分子だったかな?」
と、ややこしくなります。
機械的に問題を解いているうちに慣れていきます。
ここで詰まってしまうと、その後の分数の計算で頭がこんがらがってしまいます。しっかりと慣れておきましょう。
3年生で小数が登場します。小数は登場頻度がたかくありませんが、しっかり覚えていないとややこしくなってしまいます。
2m30cmを2.3mと表したり、1L5dLを1.5Lと表したりします。
ここは、単位に慣れていれば簡単です。詰まってしまうようなら、小数ではなく単位変換の練習をすると良いです。
問題は小数のたし算・ひき算です。繰り上がり・繰り下がりに小数点が関係してきます。
3.6 + 2.7 = 6.3
のような計算問題が出てきます。36 + 27の計算とやり方は同じなのですが、小数点があるために戸惑ってしまう子が少なくありません。
そういうときは、いったん小数点を無視して、36 + 27 の計算をしましょう。63と答えが出てから、6と3の間に小数点を打てば大丈夫です。
たし算・ひき算の場合は小数点の位置が変わらないので、この方法が取れます。
この単元はかなり難敵です。通常なら、下記のような計算問題が出ます。
3 + 5 = 8
この計算が、□を使った式だとこんな式になります。
3 + □ = 8
□に入る数字は何になるか。この問題くらいなら直感で解けます。5ですね。
ですが、文章問題だと頭が混乱しそうになります。通常の文章問題だとこんな問題です。
「リンゴが40個ありました。5人で分けたら1人何個ずつになるでしょうか?」
40 ÷ 5 = 8(個)
□を使った文章問題だとこうなります。
「リンゴが40個ありました。何人かで分けたら1人8個ずつになりました。何人で分けたでしょうか?40 ÷ □ = 8(個)
□ = 40 ÷ 8
□= 5(人)
これまで出てきた文章問題と、問われている箇所が違います。式の途中が問題になっています。
「よく似ているのにこれまでと違う」ので、余計にややこしくなります。
これはこれで、計算のルールを新たに覚えればいいのですが、どうもややこしくなってしまうという子もいます。
そういう子は、先に答えを出すようにしてみてください。
上記の例題だと、5人で分けたんだなというのを、問題を見たときにサッと分かる子が多いです。現在持っている感覚で解けるなら、別に新たに覚える必要はありません。
先に「答え. 5人」と出してしまって、40と8をどう使ったら5になるだろう?と考えてみます。40 ÷ 8にすればいいと気づきます。
式を出してから答えを求めるのではなく、
答えを出してから式を考えます。
これでこの単元は乗り切れます。
中学1年生でまたこの計算方法が出てきますが(「正負の数」という単元です)、そのときは正規の計算ルールが簡単に身に付きます。
ただし、中学受験をする子は必ず正攻法で解くようにしてください。直感的に答えを出せないような複雑な計算問題が入試で出てきます。
まず、小学校3年生は1、2年生にくらべて学校と家でどれくらい勉強すればいいのでしょうか。
「小学生は学年×10分勉強しましょう」とよく言われます。
3年生だと1日30分です。
本当にこれで十分なのでしょうか。一般的に小学3年生は毎日どれくらい勉強しているものなのでしょうか。
実は、3年生は「30分」どころか2倍の「60分」勉強しています。
下記のグラフをご覧ください。小学校1年生から6年生までを対象に、1日の家庭学習時間を調査した結果です。
3年生の平均学習時間は61.3分となっており、よく言われる目安の「学年×10分」を大きく越えています。
3年生は1、2年生の1.5倍もの家庭学習時間を取っていることがわかりました。
なぜ、急にそれほど学習時間が長くなるのか、理由を確認しましょう。
まず、小学校3年生になると、学校の授業数が増えます。
などの授業が追加され、2年生と比べて年間で70コマも授業が増えます。
これに伴って1週間ごとの授業時間数も、2年生の26コマから3年生では28コマに増えます。
5時間授業の日が週2日、6時間授業の日が週3日になります。
授業数や科目数が増えるだけでなく、算数の勉強内容も高度になっていきます。
3年生の勉強は4年生以上や中学生に直結していくとても大切な内容であり、勉強がその分むずかしくなるからです。
下記のグラフは、小学生の算数の領域別系投表です。ある単元がほかのどの単元につながっていくかを表しています。
3年生で習う「何倍になるかを考えて」の単元が4年生・5年生にもつづき、5年生ではさらに「割合」につながっていきます。
「割合」は小学生が最もつまずきやすい単元の1つです。中学に入っても「割合」は数学の中心単元の1つです。
「割合」を得意にできるかどうかは、3年生からの対策に大きくかっているのです。
それほど重要な単元が出てくるため、3年生では勉強時間が長くなります。
前述のように、3年生の算数は重要な単元がたくさんあります。主要な単元を一覧にしました。
学期 | 主要単元 |
1学期 | 「わり算」「時こくと時間」「表とグラフ」 |
2学期 | 「あまりのあるわり算」「重さ(単位変換)」「円と球」「何倍でしょう」「計算の順序」「かけ算の筆算」「分数」 |
3学期 | 「小数」「□をつかった式」 |
3年生は、算数の授業を年間160コマ受けます。コマ数だけみると多そうに感じますが、実は2年生は年間156コマです。
2年生と3年生の算数の授業数はほぼ同じなのです。
この授業数で2年生よりもむずかしい内容に取り組むわけですから、苦手になる単元が出てきても不思議ではありません。
3年生の間は、家庭学習が中心というご家庭が多いです。
リビング学習で気をつけておくと良いことを2つお伝えします。
苦手単元が出てきたら、復習をしましょう。そのまま放置しておくと、4年生以降に大きく影響します。
復習は勉強した翌日にするととても効果的です。
下記のグラフは、学習の研究で有名なエビングハウスの忘却曲線です。
黒字の曲線は学習した内容が記憶にどれくらい定着していたかを表しています。
学習した初日を100%とすると、2日目には26%まで定着率が落ちています。3/4も忘れてしまうのです。
オレンジの曲線は、1度学習した内容を復習すると定着率がどう変わるかを示しています。
1度学習した内容を次の日に復習すると記憶が9割以上復活しています。
この研究結果は現在では一部否定されていますが、学習してから1-2日後に復習すると定着率が高まるという研究結果は、その後も多数報告されています。
復習するよう子どもに呼びかけ、実践させるのは簡単ではありません。
「復習しようね」と声をかけても、なかなか復習する気配が見られず、そのまま1日が終わってしまいがちです。
3年生にもなると自己主張が強くなり、親のアドバイスをすぐに受け入れてくれなくなります。
「自分はこうしたい!」という主張が強くなる一方で、「小4の壁」と言われるように、自分を他人と比べて自己肯定感が下がる時期にも入っていく頃です。
この時期に「他人との比較」ではなく「過去の自分との比較」をして自己肯定感を高めることを覚えられると、学習面でとてもスムーズにいきやすくなります。
「今日復習しよう!」と言っても復習しませんから、普段の学習ルーティーンから変えてしまうほうが早いです。
小学校からは毎日宿題が出ます。
宿題をするときに、「前日の宿題」と「今日の宿題」の2日分することをルールにしてみてください。
「前日の宿題」を翌日にもう1度やってみるのです。これで習慣的に前日分の復習ができます。
1回解いただけだと忘れてしまうことが多いですが、2日連続で学習すればかなり記憶に定着してくれます。
家庭での学習ツールは大きく3つあります。
です。それぞれの選び方を説明します。
市販教材はネットや本屋さんで子どもと一緒に選ぶのがおすすめです。
親が気に入ったものを買って子どもにさせるのも良いですが、子どもがする気になってくれなかったら意味がありません。
「主婦と生活社」の『すみっコぐらしシリーズ』や学研の『ドラゴンドリルシリーズ』など、子どもの興味を引きながら楽しく勉強できるドリル・問題集がたくさんあります。
子どもが気に入ったものを使うと、楽しく勉強に取り組んでくれるようになります。
毎朝5分の学習習慣をつけるためのドリル(『早ね早おき 朝5分ドリルシリーズ』)もあれば、中学受験に向けて思考力や応用力を養う問題集(『トップクラス問題集』)もあります。
学習目的に合わせて選ぶようにしましょう。
※関連記事:3年生向けの市販教材をこちらの記事で学習目的別に紹介しています。
3年生算数のおすすめドリル・問題集
3年生国語のおすすめドリル・問題集
自宅学習の強力なツールである通信教育を試してみるのも一つの手です。
移動時間がゼロですし、塾に比べて短時間の1回あたりの勉強が短時間に設計されています。「塾と併用」「通信教育単独」のどちらも選べます。
難関中学、最難関中学(首都圏御三家、灘中学、ラサール中学など)を目指しているならZ会がおすすめです。下記のような特長があります。
※関連記事:Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
下記リンクはZ会中学受験コースの案内です。リンク先で無料体験を申し込めます。
Z会の通信教育 中学受験コース中学受験対策の通信教育として進研ゼミも多くの受験生に選ばれています。楽しく、自信をつけながら学べるという特徴があります。
下記リンクは進研ゼミ小学講座の案内です。リンク先で無料体験を申し込めます。
算数の先取りをするのに便利な学習道具としてRISU算数という、「算数に特化したタブレット型の通信教育サービス」があります。
ゲームのようにステージをクリアすればするほど算数の問題を解けるようにしていくシステムです。
小学校の勉強先取りはもちろん中学受験の問題もたくさんあり、RISUの会員で四谷大塚の全国小学生学力テストやSAPIXの模試で全国1位を取っている子も出ています。
費用のシステムが分かりにくいので、その解説も含めて下記の記事で紹介しています。
下記リンクはRISUのPRです。小学校算数の先取りも、中学入試算数も対策できます。
リンク先で無料体験を申し込めます。
勉強が苦手な小学生や、楽しく少しずつ「勉強」に慣れさせたい幼児・小学校低学年には、ゲーミフィケーション(ゲーム性を取り入れたもの)を取り入れたアプリがおすすめです。
国語の漢字、算数の計算をはじめとして、英検対策、中学入試対策に使えるアプリも数多くあります。
ほとんどのアプリは無料で利用できますが、アプリ内課金のあるものや広告表示のあるものもあります。
などのルールを事前に決めておきましょう。
※関連記事:おすすめアプリを下記の記事で紹介しています。
算数のおすすめアプリ
国語のおすすめアプリ
英語のおすすめアプリ
中学受験を予定しているご家庭では、本格的な受験対策を3年生からはじめることが多いです。
最近の中学入試の問題は下記のような特徴があります。
ひと昔前なら、「大量の知識をインプットして正確にアウトプットする能力の高い子」が志望校に合格しやすかったです。
最近では、そうした「処理能力の高い子」よりも「思考力・表現力の高い子」や「明確な学習方針で勉強してきた子」のほうが合格しやすくなっています。
入試問題のタイプの変化だけでなく、難易度も上がっています。
例えば、東京都の御三家の1つである開成中学で30年前に出題された算数の問題が、今では偏差値40〜50くらいの学校で出題されています。
30年前の超難問は、今の標準問題なのです。
対策は早めに・計画的に始めておくほうが良いです。
※関連記事:【中学受験】受験勉強はいつから本格的にはじめる?受験を成功に導く3つの力とは?
受験対策をされる場合、約8割の方は塾で対策をされています。
ただ、その8割の方のなかでも利用する塾の種類や方法はさまざまです。
集団指導塾のみだった方が途中から個別指導塾や家庭教師を併用される場合もあります。
6年生の冬(入試直前)に算数や理科でプロ家庭教師を活用して10-20点アップをする場合や、難関中学入試に向けて低学年から家庭教師を利用する場合など、学習手段も多様化しています。
※関連記事:【中学受験】個別指導塾だけで合格を取る方法
※関連記事:【中学受験】個別指導塾併用のメリット
※関連記事:【中学受験】小学生の家庭教師はいつからがいい?
※関連記事:中学受験・高校受験・大学受験でプロの家庭教師の選び方
状況や時期に応じて上手に活用したいですね。
さらに、家庭学習のみで受験対策をされているご家庭もあります。
首都圏で偏差値60以上の中学校に合格されているご家庭でもそうした方が2割ほどいらっしゃいます(ひまわり教育センターより)。
ご家庭の学習方針次第では、「塾なし」でも受験対策ができるような環境ができています。
※関連記事:中学受験を塾なし家庭学習のみで成功させられる勉強方法
志望校は3-4年生までに方向性を決めて本格的に動くご家庭が多いです。
動き出してから1年ほどかけて第一志望校を決めます。これだけ時間をかけるのは、少子化が進むにつれて私立中学では学びの多様化が進んできているからです。
など様々です。英語入試を導入する私立中学も非常に多くなっており、英語教育に力を入れているご家庭は将来の選択肢がとても多くなっています。
※関連記事:入試で英検®が使える東京の私立中学一覧
※関連記事:入試で英検®が使える神奈川、埼玉、千葉の私立中学一覧
※関連記事:入試で英検®が使える関西の私立中学一覧
しかも最近では公立中高一貫校が人気です。公立の費用で私立のような6年一貫の教育環境を手に入れられます。
あまりの人気で、開設時には偏差値50弱だった公立中高一貫校が数年後には偏差値60近くまで上昇しているケースもあります。
作文が必須だったり、複数の教科をまたいだ試験になっていたりと、私立中入試とは全く対策方法が違っています。
※関連記事:公立中高一貫校の入試制度の解説
※関連記事:公立中高一貫校の適性検査対策
※関連記事:公立中高一貫校の適性検査対策におすすめの問題集
受験をする・しないのご検討も含めて、早めに情報収集をしておきましょう。
※関連記事:中学受験するかしないか:中学受験のメリットの紹介、高校受験との比較
3年生になると算数が一段とむずかしくなります。授業時間数もそれに伴って増えれば十分に対策できますが、算数の授業時間数はほとんど増えません。
この辺りから算数で苦労する子が増えてきます。
1つの単元が同じ学年で出てくる次の単元や、その後の学年に出てくる単元につながっていきます。単位変換やわり算などは、詰まってしまったら以前習った同じような単元に戻って復習するようにしてみましょう。
※関連記事:【小学校算数】1・2年生の勉強内容
簡単に解けない問題に取り組んで解ける快感を味わうのが算数のだいご味の1つです。ぜひ1人でも多くの小学生にそういう楽しさを感じてもらえたらと思います。
※関連記事:【小学校国語】3年生の勉強内容
下記リンクはZ会中学受験コースのPRです。塾なしでも、塾と併用で難問対策講座だけ受けることもできます。
リンク先で無料体験を申し込めます。
※Z会の中学受験コースのメリットや活用法を下記の記事で紹介しています。
Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
This website uses cookies.