小学校6年生は、小学校の勉強と中学校の勉強の両方が気になってくる学年です。
ご家庭の状況や教育方針によって、お悩みの内容はさまざまです。
中学受験をされるご家庭では、「入試で1点でも多くとれる方法を知りたい」と思っているでしょう。
そこで、受験する場合・受験しない場合それぞれの状況にあわせて必要な勉強がしやすくなるように、小学校6年生の国語力をあげるおすすめのドリル・問題集を18種類選びました。
※関連記事:小学校6年生におすすめの算数ドリル・問題集(比、円の面積、角柱と円柱など):中学入試対策も
語彙や文法、漢字にはじまり、長文読解や記述問題対策、作文にいたるまで幅広くピックアップしています。お子様の力を存分に引き出せそうなドリル・問題集をぜひ選択ください。
この記事は下記の方向けです。
※関連記事:【小学校6年生】中学入学までに必要な国語の勉強と中学受験対策を解説します
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6年生の国語のドリル・問題集を選ぶときは、「目指す学力レベル」「学習目的」の2つの観点から選んでみると、選びやすくなります。
中学に上がったとき、お子様にどういう生活を送ってほしいでしょうか。中学校生活を楽しんでほしいですね。
中学校生活を楽しむには、勉強で苦労させたくありません。
そこから、目指す学力レベルが2つにわかれます。
この2つに加えて、中学入試をされる方は「志望校の平均合格ラインを超える」という学力目標もあると思います。
ご家庭がこの3つの学力目標のどれに当てはまるかを考えておきます。
いずれの学力目標の場合でも、最近の国語では読解力と記述力の両方が求められます。
この3つに加えて、国語には「記述・作文」もあります。文部科学省の指導方針も、「読む力」「書く力」の両方を伸ばすとあります。
小学校段階では,「聞く」「話す」「読む」「書く」のうち,「読む」「書く」が確実に身に付くようにしていくことが大切である。これは,いわゆる「読み・書き」の徹底を図ることが重要であること,情緒力を身に付けるには「読む」ことが基本になること,論理的思考力の育成は「書く」ことが中心になると考えられることによる。今以上に,「読む・書く」の定着を図ることが重要である。
文部科学省「国語力を身につけるための国語教育の在り方」より引用
読解力読解力・記述力は、以下の3つの力からなります。
この3つすべてそろうと、読解力・記述力ともに大きく伸びていきます。
お子様の様子とご家庭の学力目標を照らし合わせて、「もう少し伸ばしたいな」と感じる部分に特化したドリルを選ぶようにしてみましょう。
読む力は昔から言われていますが、今は中学受験・高校受験いずれの場合でも、記述や作文の練習をして「書く力」もしっかりと伸ばしておきましょう。
中学入試でも記述や作文のウェイトは、年々大きくなってきています。
私立中学入試では記述問題が多くなっています。学校によってはほとんど記述問題の場合もあります。
※関連記事:国語の記述問題の書き方と勉強方法:苦手な記述を得意にするコツを紹介します!
最近人気上昇中の公立中高一貫校の入試では必ず作文が出ますし、読解と記述・作文の練習は受験希望の小学生にとって必須です。
※関連記事:公立中高一貫校の入試制度とその対策方法
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e点ネット塾 公立中高一貫受検対策公立中学に進む予定のご家庭も、記述や作文の練習は必要です。高校入試に300-400字程度の作文があるからです。
※関連記事:高校受験国語の勉強方法(読解、作文対策など)
授業で作文の練習や添削をする中学校はほとんどありません。自分で問題集を使って練習したり、塾で受講するのが一般的です。
ドリル・問題集の選び方の2つ目は、「学習目的で選ぶ」方法です。この方法は大きく3種類にわかれます。
国語力は知識・長文読解・記述(作文)の3つの分野からなります。
伸ばしたい分野をピックアップし、下記の順番で学習をすると苦手を克服しやすくなります。
学習の順番 | 学習内容 |
1番目 | 知識系のインプット・アウトプット (漢字・語彙・文法) |
2番目 | 長文読解演習 (接続詞や指示語の活用・長文内容の読み取り・記述対策・段落要約) |
3番目 | 作文・小論文 (1つのテーマで300-400字の作文・小論文) |
「漢字・語彙・文法」が最初です。ここがしっかりしてくると、長文が読みやすくなります。
国語の勉強は「したりしなかったり」よりも、「コツコツ勉強する」ほうが力はつきやすいです。
学習習慣がついていない子は、1日5-10分程度の短時間からはじめてみましょう。朝5分からできるドリルもあります。
苦手意識の強い子も5分なら取り組めますので、毎日少しずつ取り組むためのドリルは非常におすすめです。
勉強していて知らない言葉が出てくることもあります。そんなときは、国語辞典を使って意味を調べるようにしてみてください。語彙力を大幅にアップさせられます。
※関連記事:おすすめの国語辞典:子どもに合う辞書の選び方や辞書の引き方も解説
「高校受験に向けて学力を高めておきたい」
「学習の土台となる思考力を伸ばしておきたい」
という方は、中学受験レベルかそれより易しめの問題集がおすすめです。
テクニックに特化したものではなく、幅広いテーマの読解演習が掲載されている問題集が良いです。
最近の中学入試は思考力を問う問題が多くなっていますが、いきなり取り組んでも前提となる知識がないとチンプンカンプンです。
公立中高一貫入試対策の問題集を使って勉強すると、小学校で習う範囲の知識で思考力を養えます。初めて見る方にとっては、勉強というより「クイズやパズル」のように感じられるかもしれません。
大人が解いても楽しめる問題がたくさんありますから、「能力が高いのに勉強が嫌いな子」におすすめです。
中学受験勉強の目的は、志望校に合格することです。実力をつけてベースアップしつつ、入試問題を解く力を養いましょう。
通常の入試対策問題集には載っていないような解法や、入試頻出問題を集めた問題集がおすすめです。
読解力を直接あげるわけではありませんが、知っておくだけで10点アップも十分に可能です。
特に6年生は下記グラフのように受験勉強で時間がいくらあっても足りません。少しでも時間効率よく点数をアップさせられるものがいいですね。
また、前述のように中学入試では記述問題が増えてきています。
中学受験の国語の問題は大きくわけて3種類にわかれています。
下記の表をご覧ください。
問題のタイプ | 難易度 | 1問あたりの配点 |
知識問題 | 易しい~標準 | 小(100点満点で1-2点) |
読解問題―選択式 | 標準 | 中(100点満点で3-5点) |
読解問題―記述式 | 標準~むずかしい | 大(100点満点で7-10点) |
記述問題は1番配点が高いです。
こうした傾向に対応するため、語彙を豊富にしつつ記述対策もしっかりしておきましょう。
※関連記事:国語の記述問題の書き方と勉強方法
※関連記事:【中学受験国語】おすすめの記述・作文問題集:難関受験対策まで
前述した3つの学習目的(苦手克服、思考力アップ、受験対策)別に、目安の学習ペースと合わせてドリル・問題集を紹介します。
1日1枚(5-10分)でできるドリルを中心に選びました。
漢字・語彙、文章の読み方・解答の仕方など、国語が苦手な子がつまずきやすい問題も、毎日の勉強習慣で乗り越えやすくなります。
最初に紹介するのは学研の「毎日のドリル」シリーズです。
1日10分で勉強できるので、「学習習慣をつける」「苦手意識を取り除く」のに便利です。
問題のレベルが小学校の勉強と同じなので、1つ下の学年のを使うと復習しやすいです。
漢字(5年生用)↓
漢字(6年生用)↓
語いと文法↓
文章読解(5年生用)↓
文章読解(4年生用)↓
文章読解(6年生用)↓
出版社:学研
ページ数:88ページ
特徴:
やりきれるから自信がつく!1日1枚の集中で、学習習慣が身につく人気ドリルの改訂版。ドリルを進めるとキャラクターが育つ専用アプリで、勉強のやる気がアップする。文章の読解や作文で役立つ、語彙や文法がよくわかる。
やりきれるから自信がつく!
●1日1枚の勉強で、学習習慣が定着!
目標時間にあわせ、無理のない量の問題数で構成されているので、「1日1枚」やりきることができます。●すべての学習の土台となる「基礎力」が身につく!
スモールステップで構成され、1冊の中でも繰り返し練習していくので、確実に「基礎力」を身につけることができます。●読解や作文に役立つ、言葉の知識や文のきまりが身につく!
言葉の知識・文のきまり・漢字の知識を、項目別にくり返し学習できます。
作文や記述問題に役立つ「書く力」、文章読解に役立つ「読む力」がつく問題もあり、
言葉の力が確実に身につきます。
●「勉強管理アプリ」の活用で、楽しく勉強できる!
学研出版サイトより引用
設定した勉強時間にアラームがなるので、学習習慣がしっかりと身につきます。時間、点数を記録していくと、成績がグラフ化されたり、賞状をもらえたり、キャラクターとコミュニケーションを取れたりするので、達成感が得られます。
つづいては、「くもんの小学ドリル」シリーズです。
前述の学研の「毎日のドリル」と同じくらいのレベルで・分量で、毎日の学習習慣をつけるねらいがあります。
公文のシリーズが便利なのは、短期集中型のドリルやテストばかり載せたドリルもあるという点です。
漢字↓
言葉と文法↓
文章読解↓
力がついてきたなと思ったら学力テスト↓
出版社:くもん出版
ページ数:96ページ
学習ペース(目安):1日1枚
特徴:
〔本書のねらい〕
「基礎からスモールステップでくり返し学習」「自分で解ける→自信ややる気につながる」という一連の流れにより、基礎基本や学習習慣をしっかり身につけ、自学自習で進めることができます。〔学習内容・特徴〕
くもん出版より引用
1なめらかなステップと反復練習により、基礎力を確実に身につける自学自習用のドリルです。
2言葉と文のきまり(文法)の分野に特化したことで、豊富な練習量となめらかなステップを実現しています。
3「できた!」のくりかえしによる自己肯定感で学びへのモチベーションが高まり、しっかりとした学習習慣を無理なく育みます。
4巻末解説には、ポイントが充実。解けなかった問題も、わかるようになります。
5フルカラー化により、イラスト、解答・解説の「見易さ」「わかりやすさ」が向上しています。
6「できたねシール」で学習習慣が身につきます。
勉強に得意意識が出てきた、小学校の勉強が特に苦労していない。
そんな子にはくもんの「ぐ~んと強くなる」シリーズがおすすめです。難易度が小学校の勉強と同じくらいかちょっと詳しくなっており、得意を伸ばすのに適しています。
ほかのシリーズ同様、分野別に分かれています。子どもの得意に合わせて選ぶのがおすすめです。
漢字↓
言葉と文法↓
作文↓
出版社:くもん出版
ページ数:184ページ
学習ペース(目安):1週間8ページ
特徴:
〔本書のねらい〕
くもん出版より引用
「学年配当漢字を,覚えやすいグループごとに学習」「筆順を見ながら,基本的な例文の中で読み書き練習できるスモールステップ」という一連の流れにより,効率的に漢字を覚え,使い分けできるようになります。
〔学習内容・特徴〕
1学年配当漢字を,意味や形によってなかま分けしたグループごとに学習するので,効率的に覚えられます。
2グループごとのまとめコーナーは,イラストや表で,漢字の意味やつながりがよくわかります。
3「音訓さくいん」や「画数さくいん」で漢字を引くことができ,『学年別漢字字典』として書き込んで使うことができます。
4巻末の「観点別問題」で,つまずきやすいポイントをおさえることができます。
5フルカラーの見易い紙面で楽しく学習が進められます。
6巻頭に「漢字の使い方ポスター」つき。
次に紹介するのは大人気シリーズの「うんこドリル」です。勉強が嫌い、漢字の暗記・長い文章の読み取り問題なんて見たくないという子を「これならやってみたい!」「つづけたい!」に変える魔法のドリルです。
私も子どものころにエネルギー波を出すうんこの絵をよく描いていました(ドラゴンボール世代なので…)。
このシリーズは「うんこ」をテーマにしていますが、問題そのものはちゃんとしています。うんこが解説してくれたりするので、とっつきやすいです。
うんこにハマる子はとことん、うんこが良いですね。
漢字ドリル↓
漢字ドリルで練習した漢字の問題集編↓
うんこドリルを本格的なアプリにしたものまであります↓
これらを月2,480円で使い放題です。国算理社英のドリルを毎月1冊買うと思えば、ちょうどいい費用設定かなと思います。
10日間無料で受けられるので、受けてみて子どもの様
出版社:文響社
ページ数:100ページ
学習ペース(目安):1日2ページ
特徴:
★☆★シリーズ累計発行部数 1000万部突破★☆★
2017年グッドデザイン賞金賞受賞、
流行語大賞ノミネート、
年間ベストセラーを、うんこが席巻!子どもが夢中になって勉強する!
全例文に「うんこ」を使った漢字ドリル―新学習指導要領対応ー
********
漢字を効率よく覚える方法は、「繰り返し書くこと」だと言われています。
しかし、同じ文字をただ延々と書き続けるのは、
子どもにとってはつまらないことです。
集中力が途切れるのも無理はありません。本書はそんな「漢字学習」の構造的弱点を
克服することを目的に制作されました。
目指したのは、書き込むことが楽しくなる漢字ドリル。
日本一楽しい学習書です。「うんこ」という単語は、大人は忌避しがちかもしれません。
しかし、子どもにとっては気持ちが盛り上がる言葉であり、
口にするだけで楽しくなる魔法のような言葉なのです。「学習」と「うんこ」という、一見縁遠い二つの要素は、
ここに必然の出会いを果たしました。「勉強するのは、つらいことじゃない。とっても楽しいことなんだ」
文響社より引用
そんなふうに、勉強への意識が変わり
笑顔で机に向かう子どもたちが増えることを
心から願っています。
みんな大好き(?)、すみっコぐらしです。
うんこドリルと同じで、好きなキャラクターが出てくるほうがとっつきやすいですね。
すみっコぐらしが好きな子にはたまらないですし、すみっコぐらしが好きな保護者の方にもたまらないでしょう。
小学校6年間に習った漢字の総復習↓
出版社:主婦と生活社
ページ数:88ページ
学習ペース(目安):1週間4ページ
特徴:
大人気の「すみっコぐらし」のかわいいキャラクターと一緒に、小学校6年間で習う漢字1026字をすべて総復習!
「すみっコぐらし小学6年間の漢字スピード総復習ドリル」の特長
1.小学校6年間で習う漢字1026字の、読み問題と書き問題を、すべて総復習。
Amazonより引用
2.学年ごとに分かれているので、中学入学前の総復習にはもちろん、低学年から1年ごとの仕上げに使うのもオススメ。
3「.七夕(たなばた)」「大人(おとな)」など、小学校で習う特別な読み方をする漢字や、小学4年までにすべて習う都道府県の漢字も完ペキ!
4.2020年からの新学習指導要領対応。
5「.すみっコぐらし」のキャラクターがオールカラーで全ページに登場。かわいいシールつき!
毎日コツコツ勉強するのが苦手な子向けに、「毎日少しずつ、ちょっとだけ勉強にふれる」シリーズです。
1日5分でできる分量です。3か月くらいで終わります。
「毎日のドリル」とはちょっと違い、毎日ちょっとずつ知識に触れることを目指しています。そのため、普段の勉強ではあまり意識せずに飛ばしてしまうような「むずかしい言葉」や「慣用句」のドリルもあります。
たくさん覚えるというより、毎日少しずつ触れて親しむ・なじむという使い方がおすすめです。
漢字↓
文章読解↓
ことわざ・慣用句↓
むずかしい言葉↓
短い文章やイラストをみて「論理的思考力」を養うドリルもあります↓
出版社:学研
ページ数:128ページ
学習ペース(目安):1日1回分
特徴:
全国の小学生に朝学習を定着させた人気ドリルがリニューアル。集中できる朝だから、少しの勉強でも効果ばつぐん。5分でできる漢字問題で、勉強習慣を身につけよう。シールと達成シートでやる気が続く。新学習指導要領対応。
朝の勉強で、頭のスイッチが入る! かしこい子に育つ習慣づけ
■1日たったの5分だから続けやすい!
朝の短い時間でも取り組めるように、1日分はたったの5分。スキマ時間の活用や、基礎固めにもオススメです。■やさしく学べる!
書き順がしっかり覚えられます。熟語もマスターでき、語彙が増えます。毎日コツコツ続けやすい、5分で解ける問題数です。■規則正しい生活習慣が身につく!
毎日の睡眠時間や勉強時間を記録できる「生活チェック」つき! 自分の生活を振り返ることで、規則正しい生活習慣が身につきます。■達成シート&シールつきで毎日がんばれる!
学研出版サイトより引用
ドリルが1回終わるごとに、達成シートにシールを貼っていきます。どこまで進んだのかがすぐにわかるため、“がんばり”が目に見えてやる気が継続します。
小学生に欠かせない作文。書き方が良く分からないという子も多いです。
このシリーズは作文の書き方をイチから丁寧に解説してくれています。
入門編↓(はじめての人はこちらがおすすめ)
基礎編↓(中学年用で勉強したことのある人はこちらがおすすめ)
出版社:学研
ページ数:144ページ
作文が苦手でもだいじょうぶ!
「良い子」の作文をやめれば、作文はあっという間に得意になる!
…………………………………………………………………………………
[本書の特長]1. 定番ロングセラー、待望のリニューアル!
長年支持を集めてきた作文ワークが、全面リニューアル!
「小論文の神様」樋口先生のノウハウはそのままに、オールカラーの見やすい紙面でより一層使いやすく・読みやすくなりました。2. 「ホップ・ステップ・ジャンプ・着地」形式に当てはめて、作文が見違えるほど上達する!
楽しいトレーニングで、作文が苦手な子でも、文章力が一気に身につきます。
おすすめの書き出しや、比喩などの表現ワザ、ドラマをマネした展開など…すぐに使える作文のヒントが満載です。3. 読書感想文の書き方5パターンも紹介!
どう書けばいいのか悩みがちな読書感想文。本書では、さまざまな文例つきで書き方を学べます。コンクールを狙った、上級テクニックも掲載。★別冊解答には、おうちの方へのアドバイスも充実!
Amazonより引用
小学校の宿題に物足りなさを感じていそうなら、ここでおすすめするドリルをさせてみてください。
小学生にあまりなじみはないけど、これから社会で生きていくうえで重要なテーマの文章がたくさん出てきます。
文章中に出てくる語彙もレベルが高く、中学生や高校生レベルになってきます。
高校受験で難関校を考えている場合も、ここで紹介するドリルがおすすめです。
1回解いて終わりにせず、3-4回は解くようにしましょう!
高学年以上(中学や高校でも)で必要になる「思考力」をきたえるドリルです。
算数・国語といった科目の枠をこえて、どの科目にも必要な「論理力」「分析力」や「資料を正しく見る見方」をきたえられます。
思考力トレーニングがはじめてという人が取り組みやすいレベルです。
出版社:くもん出版
ページ数:184ページ
学習ペース(目安):1週間8ページ
特徴:
〔本書のねらい〕
基礎学力を身につけた子どもたちが,もう1段上のレベルを目指して取り組むワークブックです。思考力・判断力・表現力が必要な,「活用型問題」が解けるようになる力をつけます。〔学習内容・特徴〕
くもん出版より引用
〇知識・技能をもとに,文章や資料から情報を読み取り(読解力),情報を抽出・分析・推論し(思考力),それをもとに判断し(判断力),文章や数式で記述する(表現力)問題である「活用型問題」に挑戦します。
〇取り組みやすい1ステップ1見開き紙面,難易度が徐々に上がる独自の3ステップ(1読み取る 2思考して判断する 3表現する)構成なので,無理なく解き進めていくことができ,子どもたちに自信がつきます。
〇各見開きページに「ねらい」と「試す力(思考力・判断力・表現力)」を示し,どのような力が身につくかがわかります。
〇各教科の最後に分野融合型の「まとめ問題」が2回分あり,これまでの学習の定着度をはかることができます。
〇別冊解答は見やすさを重視した縮刷で,細かく考え方のプロセスを解説しています。
つづいては、「2分で読解力ドリル」です。「5分で論理的思考力ドリル」のシリーズのひとつです。
ジャンルごとに長すぎない文章を2分くらいで読み、内容を理解するという練習を繰り返します。
ポイントは「学校の教科書に出てこない」ような案内板やチラシを題材にしている点です。
中学・高校入試や共通テストではおなじみの題材になっていますが、学校ではほぼ扱いません。繰り返し練習して慣れておきたいですね。
ちょっとむずかしく感じる人はこちらからのスタートがおすすめ↓
出版社:学研プラス
ページ数:139ページ
学習ペース(目安):1日1ページ
特徴:
一問たった2分で読解力が鍛えられる/
◆あなたは「論理的に」読むことができますか?
「読解力」が注目される背景には、AIの台頭や、日々の文章に苦戦する子どもや大人のリアルな危機感があります。本書は読解力を5つに分け、今の力を確認するとともに、伸ばしていけるように設計された読解力を鍛えるためのドリルです。◆誰でも気軽に取り組める!
読解力はすべての人に必要な力です。本書は対象年齢を0歳から120歳までとし、小学4年以上で習う漢字すべてにルビを振っています。また、2分という制限時間を作ることで、気軽に取り組んでもらえるような工夫をしました。◆日常にあふれる文章を問題として収録!
Amazonより引用
本書に収録された問題は、学校の国語で読む文章とは一味違う問題ばかりです。説明文や地図、案内、メニュー、申込書など、日常生活で見かけるような文章や図を多く扱っています。まさに実際に使える読解力を鍛えられる本と言えるでしょう。クイズ感覚で解ける、読むこと自体が楽しい本です。
小学校の勉強には物足りない子、中学入試を予定している子におすすめです。漢字・文法からはじまり、長文読解まで網羅されています。
120回分ものテストが入っており、毎日1回分ずつ解いていくと4か月後にはかなり力がついているはずです。
ただし、難関中学志望者には物足りないので、そういう子はこの後に紹介する問題集のほうが便利です。
出版社:増進堂・受験研究社
ページ数:164ページ
学習ペース(目安):1日1回分
特徴:
○小学6年生の学習内容に合計120回の問題で取り組みます。1回ごとの問題を短時間で取り組めるようにしましたので,どんどん先へ進むことができます。
増進堂・受験研究社より引用
○標準・上級・最上級の3段階でレベルアップを図ります。中学入試に出題されるようなレベルの高い問題に対応できる力が確実につきます。
○解答編は,解答とともに解説を設け,レベルの高い問題でもしっかり理解できるようにくわしくていねいに説明しています。
小学校の勉強よりむずかしい問題に取り組んでみたい子におすすめです。
こちらは「小学校の勉強よりややむずかしめ」という難易度設定です。
出版社:文英堂
ページ数:112ページ
学習ペース(目安):1週間8ページ
特徴:
得意科目をトップクラスの実力に
学校の教科書の内容を確認したうえで,さらに発展的な内容にも挑戦することのできる問題集です。
各単元を「標準テスト」と「ハイレベルテスト」の2段階で構成。「標準テスト」は難問を解く足掛かりとなる良問を掲載し,「ハイレベルテスト」では教科書に出てくるレベルより難しめの問題に挑戦します。また「仕上げテスト」で数単元ごとに学習内容の復習や実力チェックができ,さらに巻末の「総仕上げテスト」で1学年分を振り返っての実力試しができます。見やすくくわしい解答・解説
問題のポイントを押さえた「指導の手引き」を設け,丁寧な解説を付け,つまずきやすい箇所でも保護者がお子様を正しい解き方・考え方に導くことができます。中学受験を視野に入れた学習にも
文英堂より引用
精選した良問を数多く取り揃えました。新課程にも対応し,教科書の内容をもとに,さらにハイレベルな問題に挑戦することで学力向上を目指します。将来受験を考えているお子様にもご使用いただけます。
語彙も読解も、最難関受験用のかなりハイレベルなものを紹介します。
最難関中学の受験を考えている方はぜひ取り組んでみてください。
解けなかった問題は解説をよく読み、
「解答の根拠」
を自分で説明できるまで理解するようにしましょう。
また、受験の解答テクニックを紹介している問題集も選んでいます。
1つ1つ使ってみて、意識しなくても使えるようにしましょう。
中学入試で定番の「でる順」です。入試によく出るものから順に掲載してくれているので、入試直前チェックにも便利です。
漢字↓
ことわざ・語句↓
文章読解↓
出版社:旺文社
ページ数:112ページ、別冊28ページ
学習ペース(目安):1週間8ページ
特徴:
近年の中学入試を徹底的に分析し、頻出度の高い問題を「でる順」に掲載しました。
1つの単元は「まとめのページ」→「スピードチェック」→「入試問題にチャレンジ!」の3ステップで構成されているので、無理なく着実に合格への力をつけることができます。
巻頭には国語の入試傾向とその対策がわかる分析記事が、巻末には入試直前に総確認ができる「直前チェック編」がついています。
旺文社より引用
本格的に受験対策をするなら「自由自在」がおすすめです。問題量が豊富で、片手間に取りくめるような分量ではありません。
「塾なしで受験する子」には定番です。
出版社:増進堂・受験研究社
ページ数:568ページ
学習ペース(目安):1週間16ページ
特徴:
〇新学習指導要領に対応し,学習内容を大幅に一新する全面改訂を実施。高学年を中心に,中学受験の内容まで完全にカバーしています。
〇入試によく出るハイレベルな内容も丁寧に解説しています。自宅でも塾でも頼れる最強の1冊です。
〇学習内容をわかりやすく整理した図や表を豊富に収録。オールカラーで楽しく,理解が深まります。
〇これから必要となる「記述力・思考力」を伸ばす練習問題や解説を多数収録しています。
〇スマホで知りたいことがわかる「教えて!自由自在先生」と連携。スマホアプリのLINEで友達追加をすれば,知りたい用語を検索することができ,該当する『自由自在』のページをスマホで読むことができます。
増進堂・受験研究社より引用
こちらのシリーズには、塾で教わるトップレベルの長文読解が詰め込まれています。
難関中学・最難関中学志望者は、一度は解かせておくことをおすすめします。
難関中学志望者向け↓
最難関中学志望者向け↓
出版社:かんき出版
ページ数:154ページ
学習ペース(目安):1週間8ページ
特徴:
※学習塾「啓明舎」は2020年に「啓明館」と名称変更されたため、本書も「啓明舎が紡ぐ 小学国語 読解の応用」から「啓明館が紡ぐ 小学国語 読解の応用」とタイトルを変更しました。なお、内容に変更はございません。
中学受験の進学塾として定評のある啓明館(啓明舎から改称)が、長年のノウハウを惜しみなく注ぎ込んだ文章読解力を養うワークブック。
<本書の特長>
Amazonより引用
1受験頻出テーマの徹底攻略
2ノート不要の書き込み解答式
3知的好奇心と情感を養う厳選された素材
4様々なタイプの記述問題を網羅。ポイントを定めた記述力がぐんぐんアップ
5わかりやすくていねいな解説書付き
難関中学・最難関中学志望者のバイブル的な問題集です。
ハイレベルな国語の長文読解の仕方やよく出る語彙を解説してくれており、長文読解でこれにまさるものはないのではないでしょうか。
出版社:エール出版社
ページ数:239ページ
学習ペース(目安):1週間12ページ
特徴:
★「中学受験 国語 文章読解の鉄則」は,※難関~中堅中学校を受験するのなら是非とも身につけておきたい受験国語の「読み方&解き方のルール」と「難関・上位校受験用に厳選した語彙」を,中学受験国語を研究しつくした著者が,一切出し惜しみすることなく1冊にまとめた画期的な参考書です。受験生や保護者の方はもちろんのこと,4・5年生や塾の先生方にもお薦めの一冊です。
※難関校・・・筑駒・灘・開成・麻布・聖光・栄光・駒東・ラサール・桜蔭・女子学院・豊島岡・雙葉・フェリス・渋谷幕張など
※上位校・・・慶応・早稲田付属系・浅野・洗足・芝・サレジオ・市川・攻玉社・暁星など
※中堅校・・・田園調布・品川女子・世田谷・東京都市大・香蘭・カリタス・高輪など★今回の改訂にあたり,入試問題および解説(フェリスと浅野の2校分)と「鉄則」、「重要語句」を加筆し、より充実した内容になりました。
Amazonより引用
「記述問題の徹底攻略」シリーズです。難関中学・最難関中学志望者に定番の記述問題対策問題集です。
子どもが読んで分かりやすい解説なので、一人で勉強できます。
記述対策の理論編↓
記述対策の演習編↓
出版社:エール出版社
ページ数:192ページ、240ページ
学習ペース(目安):1週間12ページ
特徴:
ロングセラー『記述問題の徹底攻略』の改訂版。
Amazonより引用
中学受験国語の記述問題を大きく4つのパターンに分け、「何を書いたらいいのか」「どうやって書いたらいいのか」を模擬授業形式で詳しく、丁寧に説明した参考書です。
・〈第一章 記述問題の準備編〉では、「本文主義」「短く分けて考える」「解答のルール」「傍線部のルール」といった、記述問題を解く以前の基本ルールを説明します。
・〈第二章 記述問題・パターン別の書き方〉では、記述問題を「言いかえ問題」「理由問題」「まとめ問題」「気持ち問題」の4つに分類し、それぞれのパターンごとに書き方を説明します。
・〈第三章 練習問題編〉では、「論説文4題」「随筆3題」「物語文4題」「詩2題」の計13題の過去問を通して、これまでに学んだルールやパターンを使いながら、実際に解答を作るプロセスを学びます。
苦手な記述問題をどうにかしたいとお考えの中学受験生に必須の1冊です。
公立中高一貫校志望者は作文の対策が必須です。こちらの問題集では公立中高一貫校の作文でよく出る問題に合わせた練習ができます。
書き方基本編です↓
より実践編です↓
出版社:朝日学生新聞社
中学受験をされた方の多くは塾で対策をされています。
一方で、塾に通わずに受験をした人も2割ほどいることがわかっています(ひまわり教育研究センターより)。
塾なしで中学受験をされる予定のご家庭では、
の3点にご留意いただければ、受験を成功に導くことが十分可能です。
※関連記事:【中学受験】塾なしは無理?家庭学習のみで志望校に合格できるおすすめの学習方法を紹介します
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家庭学習の便利な学習手段を2つ紹介します。
1つ目は「通信教育」です。
通信教育の多くは「子どもが1人で勉強できる」をコンセプトに作られています。
解説がわかりやすく、タブレットなら動画解説もあるので楽しく取り組めます。
カリキュラムが明確にありますし、タブレット学習なら「復習したほうがいい問題」をAIが自動表示してくれるので「何を勉強すればいいか」を悩むことがなくなります。
しかも、ウェブ授業や個別対応も標準プランの範囲内にあります。
難関中学、最難関中学(首都圏御三家、灘中学、ラサール中学など)を目指しているならZ会がおすすめです。1年生から思考力アップ講座を受けられている方が多いです。
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※関連記事:Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
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Z会の通信教育 中学受験コース中学受験対策の通信教育として進研ゼミも多くの受験生に選ばれています。楽しく、自信をつけながら学べるという特徴があります。
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市販教材や通信教育の解説はとてもわかりやすいですが、それでも解法を理解できない問題は出てきます。
そういう場合はオンライン家庭教師が便利です。
自宅で受講できるので自分(家庭)のペースを守れますし、ほかに生徒がいませんから「本当に理解できるまで」繰り返し解説を聞けます。
教材の解説がわかりにくい場合、その理由の多くは
「以前の学習範囲につまずきがあること」
です。
そこをオンライン家庭教師でピンポイントに発見して対策してもらえれば、学習をスムーズに進められるようになります。
塾や予備校で受験指導をしているプロ家庭教師も多いので、学生・プロそれぞれの特徴を活かした選択をするようにしましょう。
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小学校6年生になると中学入学後や中学入試を強く意識した勉強が多くなります。
どちらも「読む力」「書く力」を求められますので、お子様に身につけてほしいレベルに応じたドリル・問題集をお選びください。
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また、中学入試は合格者平均点を超えることが受験対策の目標ラインになります。実力をあげることと、合格できる解答方法も合わせて身につけておきましょう。
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