「英単語がわからない。どう覚えればいいかもわからない」
「文法がなんとなくしかわからない」
「入試では長文や英作ばかり出る。どう対策すればいいか困っている」
このような不安を抱えている中学生は多いのではないでしょうか。
入試英語は長文や英作文という「中学生が苦手なタイプの問題」が配点の多くを占めます。
英語は学習スケジュールを立てて段階的に勉強すれば、入試で合格を取れる実力をつけられます。
そこで、
について紹介します。
ここで紹介する方法を実践いただき、ぜひ英語を得意にしてしまいましょう。
ちなみに英検®3級以上を所持している人は、英語入試を利用して優遇してもらえる場合もあります。
現在中学1、2年生の方は、中3の1学期までに英検®2級を取得しておくと高校入試で大きく有利になります。
※関連記事:高校受験で使える英検®優遇措置
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高校入試の英語は「単語・文法問題」「長文読解問題」「英作問題」「リスニング問題」の4つからなります。定期テストではこれら4種類の問題がまんべんなく出ますが、高校入試はそうではありません。
英語の得点で最も配点が大きいのは「長文読解問題」です。
例えば東京都立高校入試は以下のような配点です。
大問1 | 大問2 | 大問3 | 大問4 | |
問題の種類 | リスニング | 長文読解 | 長文読解 | 長文読解 |
配点 | 20点 | 24点 | 28点 | 28点 |
大問1はリスニング問題で20点、大問2~大問4は合計80点で「すべて長文読解」です。
長文読解のなかで単語や文法の知識を問う問題も多数ありますが、長文読解を解けないとほとんど点数になりません。
東京都に限らず、全国ほとんどの地域で同様の配点です。
英語の高校入試問題は、文法問題はほとんど出ません。
この点が定期テストとの大きな違いです。
主な問題の種類を表にまとめました。出題される問題に〇をつけています。
定期テストは単語・文法・長文・英作・リスニングとバランスよく出題されます。
それに対して高校入試は長文・英作・リスニングに絞られています。
もちろん長文を読むのも問題を解くのも単語・文法の知識は必要ですが、単語・文法の知識だけを問う問題はほぼありません。
高校入試の英語で点数を取るには、長文を読めるようにするのが絶対です。
なお、私立高校入試では学校によって文法問題が出てきます。
公立高校入試には英作文の問題が出てきます。20~30語程度の短めの英作文で、「自分の町を紹介する」「何かの意見に対してyes/ noとその根拠を説明する」など、自分の意見を伝えるものが多いです。
2020年からの学習指導要領で、必要な英単語数は下記のように増加しました。
2002年には900語程度の英単語を覚えれば十分でしたが、2020年以降は小中合わせて2500語も必要になりました。約3倍です。
英検® 3級合格に必要な単語数が2100語と言われています。
高校入試で英語を解けるようにするには最低でも英検® 3級に合格できるほどの単語数が必要なのです。
英語は高校入試で必須科目です。
高校入試は「学力選抜」と「推薦入試」にわかれています。
学力選抜は英語・数学・国語・理科・社会の5教科の学力試験があり、2月中旬~3月上旬に実施されます。
一方、推薦入試は面接と作文・小論文で合否を決めるか、スポーツ・芸術など特定の分野ですぐれた功績を残した人は面接で合否を決めます。
このうち、英語の入試対策は「学力選抜」の対策に該当します。
理科や社会を避けて入試を受けることはできますが、英語はそうは行きません。正面から取り組み対策して乗り越えるしかありません。
前述のように、
入試英語は広範囲で覚える単語数が多く、
定期テストの英語と問題傾向が違っています。
どのようにして勉強すればいいかお伝えします。
入試問題は定期テストとかなり異なっています。ほとんどの地域の入試問題は大問が3-4つで、1つが英作文でほかはすべて長文問題です。
長文問題がメインですから、長文問題で点を取れるようにする勉強が1番大切です。
長文問題も下記のような出題傾向があります。
こうした入試傾向に合わせて勉強方法も変えるようにしましょう。
例えば定期テスト対策だと文法の書きかえや間違い探しなど、細かい文法知識を問う問題もたくさん演習します。
それらが一切いらないわけではないにしても、「見たら大体わかる」という程度まで勉強を進めておけばとりあえずOKです。
それより早く長文読解と英作の勉強に入るようにし、文法の演習は少しずつ並行して進めるくらいにしましょう。
入試英語は長文読解がメインです。長文を読みやすくするためには英単語の暗記が欠かせません。
文章中に出てきた英単語の意味が1つわからないだけで長文内容の読解がとてもむずかしくなります。
また、英単語の意味を思い出すのに時間がかかってしまうと、そのぶん長文を読むのに手間取ってしまいます。
英単語を見たら「パッ」と意味が浮かぶまで繰り返し英単語の暗記をしましょう。
長文で使われる英単語の範囲は、その長文の難易度によって決まっています。
いきなり難しい英単語をしっかり覚えようとするよりも、基本単語から確実に覚えていく(確実に長文で思い出せるようにする)ほうが点数アップにつながります。
ほとんどの英単語帳では、英単語が下記の3段階のレベルに分けられています。
まず「基本レベル」から繰り返し暗記して、見たら「パッ」と思い出せるくらいまで覚えられたら「入試標準レベル」、つづいて「難関入試レベル」を暗記します。
レベル別に、「広く・確実に覚える」ようにしましょう。
※関連記事:高校受験によく出る英熟語・連語の一覧:例文付き
なお、英単語のくわしい覚え方は下記の記事で解説しています。
↓ ↓ ↓
すぐできる英単語の暗記方法
文法も長文を読むのに必要なレベルまで早く高めましょう。浅く広く、「見ればわかる」程度で十分です。
定期テストなどの文法問題では、同じ意味で別の表現に書きかえたり主語と目的語を入れ替えたりと、「間違わせるための問題」が多数出てきます。
ですが、高校入試ではそれほどややこしい文法知識は問われません。
長文問題のなかに文法知識がないと解けない問題が出てきますが、「知っていれば解ける」程度です。
ただ、1つでも知らない文法が混ざっていると間違えてしまうので、「抜け・もれ」がないようにしておきましょう。
※関連記事:助動詞の覚え方:一覧と使い分け方を例文付きで解説
※関連記事:be動詞・一般動詞の違いと使い分け方
※関連記事:不定詞3つの用法の見分け方
長文では、単語・文法が状況に応じて柔軟に使われます。英単語帳や文法の参考書に出てきた意味をそのまま暗記するのではなく、「イメージ」を思い浮かべて柔軟に対応できるようにしておきましょう。
長文では、「本文中の内容と同じ意味の選択肢を選びなさい」という問題がよく出ます。
例えば、下記の画像はメール内容を読んで、その内容に合致する選択肢を選ぶ問題です。
正解は「ア」ですが、実は内容をきちんと読まずに問題を解こうとすると「ア」を選べないようにできています。
選択肢アでは、”Tony realized that~”と書いています。本文では~の内容を”I learned that~”と書いています。
単語に注目すると選択肢アはrealizeで本文はlearnを使っていますから、パッとみると選択肢アは消去法で消されてしまいます。
しかも、realizeを使っている一文が本文中にありますが、内容は選択肢アとまったく違っています。
learnを「学習する」、realizeを「気づく」という杓子定規な覚え方をしていると選択肢アが本文内容に合致していることに気づきにくいのです。
単語帳や参考書には「正しい意味」が書かれていますが、長文での使われ方に柔軟に対応できるように、その単語・文法の示しているイメージを浮かべながら覚えるようにしましょう。
※関連記事:前置詞の一覧と覚え方:イメージから覚える勉強法を紹介!
前述の勉強方法で単語と文法を押さえておけば、長文はかなり読みやすくなります。
さらに読みやすくするコツを3つお伝えします。
長文を読むと、わからない単語がいくつも出てきます。長文の最後に注釈がついている場合はそれをみましょう。
注釈がない場合は、意味を想像で埋めて本文を読み進めてください。
前後の文脈で想像できるなら、それがベストです。
想像できないときは、「良いニュアンス/悪いニュアンス」のどちらかに決めます。
良い/悪いは文全体のニュアンスに関わるので、ここを間違えると長文内容を大きく読み違えるかもしれません。
曖昧なままにしておいても、長文内容の理解が曖昧になってしまうかもしれません。
どちらかにイメージを寄せておけば、そのニュアンスで合っているかどうかを確認できるので、大惨事も曖昧さも排除できます。
たとえば「良い」にイメージを寄せて読み進めていって、良いイメージだとつじつまが合わなくなれば「何か悪い意味のもの」だとわかります。
長文では何度か代名詞が出てきます。he/she、it/theyなどです。代名詞が指す内容を確認しておきましょう。
「彼/彼女」「それ」のままでは本文内容が曖昧になります。読み違えている場合もあります。
「彼」なら「1人の男性」というヒントにもなります。そのヒントで自分の読み違えに気づく場合もあります。
動詞をみて、時制が変わっていないか注意しながら読みましょう。
長い文章では、話題が変わることがときどきあります。変わったのに気づかず読み進んでしまうと、内容を誤解してしまいます。
長文読解に慣れていないうちはそういう間違いをしやすいのですが、時制に注意しておけばこの種の間違いを防ぎやすくなります。
英作文も単語と英文法の知識が欠かせません。ひととおり知識がついたら、英作文の練習もはじめましょう。
英作文のコツをお伝えします。
中3になると、英文法をたくさん習っています。関係代名詞や分詞を使ってみたくなります。
ですが、その気持ちはグっとこらえて、できるだけ中2までの英文法だけで書くようにしてみましょう。文法の間違いをしないためです。
たとえば、下記の英文をご覧ください。
She gave me the book which I wanted to buy.
(買いたかった本を彼女がくれた。)
関係代名詞のwhichを使っていますが、
など、間違いやすいポイントがいくつもあります。
勉強して間もない文法は間違いをしやすいです。
中2までの文法でも大抵の英文を書けます。下記のようになります。
She gave me the book which I wanted to buy.
→ I wanted to buy a book. She gave it to me.
上の文と下の文は同じ意味です。下の文のほうが間違えにくいですから、慣れていて、確実に正解だとわかっている表現だけを使って書くようにしましょう。
簡単な英語表現を使うようにするには、まず簡単な日本語で文をつくる必要があります。
例えば、「なぜ英語の勉強が重要だと思いますか?英語であなたの意見の書きなさい。」という問題があるとします。
「英語によって異なる考え方を持つ異文化圏の人とコミュニケーションを取り、たくさん学ぶことができるようになるから。」
といった解答がよくあります。この日本語をそのまま英文にすると、下記のようになります。
“I think that English can make you communicate with and learn a lot from people from different cultures who think differently.”
English can make you communicate with and learn a lotや、people from different cultures who think differentlyといった表現の仕方は高校入試では難易度の高い言い方です。
難易度が高いと、文法上の間違いをしやすくなります。10歳の子どもなら同じ内容をどう答えるか考えます。
「もし英語が話せたら、違う文化の人と話ができる。違う文化の人たちと話をしたら、たくさん学ぶことができるようになる。」
このほうが日本語として簡単です。これを英語にすると下記のようになります。
“If you speak English, you can talk to people from different cultures. If you talk to people from different cultures, you will learn a lot.”
関係代名詞のwhoも使役動詞のmakeも使っていません。「もし~だったら」というifを使って、子どもっぽい言い方の簡単な文で解答しています。
英作文はこれで十分です。「間違えない言い方をすること」が入試の英作文では1番大切ですから、「10歳の子どもがどう答えるかな?」と想像して簡単な日本語の文章をまず作るようにしてみましょう。
高校入試であっても、実は普段の定期テストの点数が極めて重要です。
学力選抜では、当日の学力試験と中学校の内申点の合計で合格が争われます。
※関連記事:高校入試で必要な「内申点」とは?内申点のあげ方と計算方法
学力試験と内申点の比は高校によってまちまちですが、
偏差値50くらいまでの高校は、
学力試験:内申点=1:1か、
学力試験:内申点=4:6~3:7くらいで、内申点を重視する傾向にあります。
定期テストの点数をあげることが1番の受験対策になります。
逆に、学力上位校は当日の学力試験重視です。
学力試験:内申点=6:4~7:3くらいが多いです。
そうはいっても、内申点でビハインドがあっても学力試験で逆転できるわけではありません。
たとえば内申点のビハインド「20点」ある人の場合、
ほかの受験生が間違えてしまうような問題で「20点」多く正解しないといけないわけです。
同じくらいの学力の生徒が同じ高校を受けます。
自分が解ける問題はほかの受験生も解けます。
そのなかで、ほかの受験生が解けない問題で「プラス20点」というのは相当高いハードルです。
※下記の記事で、「80点以上を取る勉強方法」と「テスト2週間前からの学習計画」を紹介しています。
英語の定期テスト対策の仕方
数学の定期テスト対策の仕方
国語の定期テスト対策の仕方
理科の定期テスト対策の仕方
社会の定期テスト対策の仕方
受験勉強の開始時期に応じた入試対策をするようにしましょう。
ここまでお伝えした内容を踏まえて、英語の受験勉強の方法をお伝えします。
ポイントは下記の2点です。
まず学習スケジュールの立て方から説明します。
学習スケジュールは下記の3項目で立てます。
それぞれ説明します。
まず、「終わり」が大切です。スケジュールは「終わり」から逆算すると決めやすくなります。
前述のように高校入試は2月中旬~3月上旬です。
過去問対策の期間を含め、ちょっと余裕を持って中3の12月末までに過去問の手前までの勉強を終わらせておきたいです。
受験勉強をはじめるときから中3の12月末までに何か月あるか計算しておきましょう。
つづいて問題集です。どの問題集を使うかを決めておくと、その後のスケジュールが立てやすくなります。
問題集は学習状況をみて変えるでしょうから、この時点では大体で十分です。
目安として、入試までに単語1冊、文法・英作1-2冊、長文2冊、英作1-2冊を想定しておきましょう。
ちなみに、リスニングは各問題集付属のCDやアプリを使うと効率よく対策できます。
長文と英作は単語と文法をひととおり勉強してからのほうが伸びます。
下記のスケジュールで問題集を進めると勉強しやすいです。
現在中2までの人は、下記のスケジュールで勉強を進めましょう。
難関高校を目指す場合は、下記のスケジュールがおすすめです。
入試まで残り半年を切っている人は、下記のスケジュールで勉強しましょう。
長文は本文が6-7割ほど読めるレベルのものがおすすめです。学力によっては中2用のものを使いましょう。
単元数を確認し、残りの期間から1週間ごとの勉強量を決めます。
例えば、10単元ある問題集をあと5か月で2周するとします。
10単元を2周するので、のべ20単元勉強する計算です。
1か月を4週間とすると、
5か月で20週間です。
20週間で20単元を勉強するので、
1週間あたり1単元勉強すれば間に合います。
定期テストがあったり部活の合宿があったりして忙しい週もあります。
逆に、GWなどの祝日で普段よりスケジュールに余裕のある週もあります。
そういう細かい予定は無視して、
「〇週間で〇単元勉強するか」だけを考えます。
勉強が予定より遅れそうな週があれば、「前の週」か「次の週」にちょっとがんばって予定以上に勉強を進めておきましょう。
1か月を4週で計算しているので、29-31日は予備日として使えます。細かいことは予備日なども使ってその都度調整すれば大丈夫です。
高校入試は学習内容が多く・勉強が長期間になります。そうなると、必要なのはやはり学習計画です。
コクヨが行った調査では、「勉強計画を立てるべき」と思っている中学生は実に91.4%もいます(コクヨ「中高生の学びに関する実態調査レポート」より)。
ところが、実際に勉強計画を立てられている中学生はその半分(46%)しかいません。
学習計画を立てておけば、順調なのか急いだほうがいいのかがわかりやすくなります。
まず、学習計画を立てるようにしましょう。
学習計画の立て方と勉強方法をお伝えしました。
ここからは、何を使って勉強すればいいか、おすすめの問題集を紹介します。
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中学全範囲の英文法がこれ1冊で!
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中学で習う英文法を100セクションに細かくわけているので、基礎からじっくり取り組めます。1セクション2ページ構成で手軽にサクサクできる!
文英堂より引用
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問題演習が中心なので、問題を解く力を伸ばしながら復習できます。
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音声はダウンロード・ストリーミング対応。繰り返し聞いて、音読することで、重要表現が身につきます。別冊「入試突破! チェックテスト」付
Z会より引用
近年の高校入試問題から厳選した文法問題集付。ユニットごとに、復習や実力試しができます。
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ハイレベルな文法力を身に付けたい人におすすめです。
基本事項の説明はサラっとしつつ、中学生にとってやや高度な内容まで踏み込んで説明しています。
長文読解の問題集を3種類紹介します。
おすすめのレベルは下記のとおりです。
基礎からじっくり:『ハイパー』
標準から難関まで:『ハイクラステスト』
難関レベルをしっかり:『最高水準』
レベル1はコチラ↓
レベル2はコチラ↓
出版社:桐原書店
特徴:
●見やすく,わかりやすい,ハイパー中学英語教室シリーズ,待望の改訂版
本書は「短い文」から「長い文」へ,段階的に英文を読む力をつける養成型長文問題集です。 [基礎からはじめる編]では「読むことに慣れる」ところからスタート。60語程度から120語程度までの英文を読める力を養成します。英文は,公立高校の入試で出題されたものを使用しています。
長文読解問題は,何かある1つの技術を身につけることでできるようになるというものではなく,語い・文法・設問解法の力をバランスよく養成していく必要があります。自分のレベルに合った英文を使って,毎日少しずつでもトレーニングを重ねていくことが大切です。
本書は英文を読むことが苦手な人でも徐々に読解力を伸ばすことができるよう,さまざまな工夫をしました。
① 60語程度のやさしい英文からスタート。語数や難易度を配慮して配列
② さまざまなトピックと形式(会話・スピーチ・説明文・物語など)の英文をピックアップ
③ 「疑問が残らない,わかりやすい」設問解説。誤りの選択肢についても根拠を明示
④ 長文を読むのに必要な構文や文法を,問題英文中から1つだけ取り上げてシンプルに解説
⑤ 「返り読み」せずに速読できる力がつく「音読」コーナーとそのための音声付
⑥ リスニングや文法の力がつく「ディクテーション」コーナーとそのための音声付
⑦ 英文を読むときに参照できるだけでなく,覚えるときに使いやすい「語句リスト」を掲載音声は弊社ホームページ「HPデータダウンロード&音声ストリーミング」(https://www.kirihara.co.jp/download/)より入手できます。また,音声ダウンロードアプリ「LISTENING PRACTICE」(https://www.kirihara.co.jp/-/special/ListeningPractice/)でもご利用になれます。
※音声を聞くにはパスワードの入力が必要となります。詳細は上記サイト内,本書書籍音声ダウンロード案内箇所をご確認ください。
※ストリーミングをご利用になるには,ご利用の端末がインターネットに接続されている必要があります。
※音声再生時には通信が発生します。
桐原書店より引用
【おすすめする理由】
長文を基礎から対策したい人におすすめです。
かなり読みやすいうえに、一部の音声をアプリで聞けるのでリスニング対策もできます。
同じシリーズでワンランク上の長文問題集もあります。
出版社:増進堂・受験研究社
特徴:
○ 3段階式でレベルアップ
標準レベル・応用レベル・難関レベルの3段階式でレベルアップしながら,定期テスト対策及び難関校の入試対策ができる問題集です。
・ステップA…200~400語のレベルの英語長文問題で構成。
・ステップB…400~600語の公立高校・標準的な私立高校入試レベルの英語長文問題で構成。
・ステップC…500~600語の難関私立・国立高校入試レベルの英語長文問題で構成。○ くわしい解答・解説
増進堂・受験研究社より引用
解答編は,解答に加え,英語長文の全訳,英文の段落構成の流れ,構文の解説を設け,しっかり理解できるように説明しています。
【おすすめする理由】
幅広いレベルの長文対策ができます。
3段階のレベル設定で、基礎から難関高入試レベルまであります。
志望校や自身の学力状況に合わせて使っていきましょう。
出版社:文英堂
特徴:
難関高校の入試問題で実力強化
国立・私立難関高校の入試問題から質の高い良問を精選しました。トップレベルの実力を身につけることができます。難問・超難問も多数掲載
私立難関高校で出題された難問・超難問も多数掲載しています。超難関高校の入試対策は万全です。選択学習しやすい表示
文英堂より引用
各問題には1~3個の★でレベルを表示しています。また、入試によく出る問題には「頻出」マーク、とくに難しい問題には「難」マークをつけています。学習時間・実力に合わせた使い方ができます。
【おすすめする理由】
難関高を志望している人向けです。
難関高校の入試問題から取っており、1度目はかなりむずかしく感じる長文もあるはずです。
3周はするようにしましょう。
ハイレベルな長文を読み慣れていきます。
3冊紹介します。おすすめのレベルは下記のとおりです。
偏差値50まで:『世界一覚えやすい』
偏差値50-65まで:『スーパーゼミ』
偏差値65以上:『最高水準』
出版社:KADOKAWA
特徴:
500の例文で中学3年間の総復習から高校入試対策に使える1冊!
KADOKAWAより引用
中学3年間で習う英文パターンを100に分類し、それぞれに関連した例文を4つ掲載。
100の基本文例+400の関連文例により、中学3年間の英語の総復習から、
高校入試対策まで幅広く使える1冊です。
ムダのない的確な文法説明でスッキリ理解、頭に入っていきます。
本書についている赤シートを活用すれば、英単語チェックや、日本語を英語に直す英作文のトレーニングもできます。
気持ちがほぐれる楽しいイラストも学習効果をアップさせます!
【おすすめする理由】
基礎から英作文の勉強をしたい人向けです。
基本文例を覚えておけば、問題にあわせて単語をちょっといじって英作しやすくなります。
イラストで解説してくれるので、わかりやすく印象にも残りやすいです。
出版社:文英堂
特徴:
国公立高校入試上位校受験生の英作文問題対策に最適
文英堂より引用
本書は、国公立高校上位校受験生対象の問題集です。
入試で増加している条件英作文・自由英作文攻略のための問題集です。
【おすすめする理由】
偏差値60くらいまでの高校を志望している人向けです。
穴埋め→並び替え→英訳→ちょっと長めの英訳まで、
基礎から段階的に英作練習ができます。
練習量も豊富で、2周するとかなり力がつきます。
出版社:文英堂
特徴:
難関高校の入試問題で実力強化
国立・私立難関高校の入試問題から質の高い良問を精選しました。トップレベルの実力を身につけることができます。難問・超難問も多数掲載
私立難関高校で出題された難問・超難問も多数掲載しています。超難関高校の入試対策は万全です。選択学習しやすい表示
文英堂より引用
各問題には1~3個の★でレベルを表示しています。また、入試によく出る問題には「頻出」マーク、とくに難しい問題には「難」マークをつけています。学習時間・実力に合わせた使い方ができます。
【おすすめする理由】
偏差値65以上の難関高校を志望している人向けです。
難問ばかりを集めており、知識の暗記だけでは解けない問題もたくさんあります。
総合問題演習に役立つ3冊を紹介します。
出版社:旺文社
特徴:
全国の公立高校入試の配点データを分析し、中配点・中難度の過去問に厳選した問題集です。学習効果が最も出やすい「標準問題」を確実に解く力をつけることを目的として、各課を「要点まとめ + 過去問演習」で構成し、理解と定着を交互に行うことができます。
以下のような方に特におすすめです。
旺文社より引用
・公立高校を第一志望にしている。
・基本事項ならある程度は覚えている。
・全範囲をまんべんなく解けるようになりたい。
・1冊の問題集をやり切って実力をつけたい。
【おすすめする理由】
偏差値60くらいまでの高校を志望している人向けです。
全国の高校入試問題から標準レベルの問題ばかりを集めています。
高校入試は標準レベルの正答率の高さが合否に大きく影響します。その重要なレベルの問題ばかりを演習できる、非常におすすめの問題集です。
なお、1年前の過去問でも何ら問題ありません。最新版よりお手頃価格なこともあります。↓
出版社:旺文社
特徴:
2022年高校入試より英語の問題と解答解説を掲載。47都道府県の公立高校と主な国立・私立および高等専門学校を収録。都道府県別・高校ごとに「出題傾向と対策」、問題ごとにくわしい「解き方」を解説。英語リスニング問題は音声ダウンロード方式。最新の高校入試問題を系統別に分析・学習できる入試対策必須の一冊。思考力を問う問題には、思考力マークを表記。
旺文社より引用
【おすすめする理由】
偏差値60以上の高校を志望している人向けです。
全国の高校入試問題から「正答率50%以下の問題」ばかりを集めています。
猛烈な分量あり(496ページ)、これをやりこなせば相当英語の実力がアップします。
出版社:文英堂
特徴:
過去の入試問題を徹底分析
国立・私立難関高校の入試問題を全分野から厳選。よく出る問題には「頻出」マークを、特に難しい問題には「難」マークをつけて、問題を解きながら、問題のレベルや傾向がわかるように配慮しました。重点的に強化できる単元別の配列
各自の学習計画に合わせてどこからでも学習できます。また弱点分野の補強や、入試直前の重点演習もできます。リスニング問題も万全
国立・難関私立高校で出題されるリスニング問題に対応できるように,様々な形式の問題を取り上げています。音声は紙面のQRコードやリスニングアプリSigmaPlayer2を使って,スマートフォンやタブレットで再生することができます。入試対策総仕上げのための模擬テスト
文英堂より引用
入試本番を想定した模擬テストを巻末につけました。志望校突破のための最終チェックができます。
【おすすめする理由】
難問ばかりを集めています。
偏差値60以上の高校を志望している人で、
難問を集中的に対策したい人向けです。
偏差値70以上の最難関の問題は少ないので、
そういう高校を志望している人はこの問題集と志望校の過去問を使うと実力がつきやすいです。
参考書・問題集は世の中にたくさんあります。
ここで紹介したものはそのうちのごく一部に過ぎません。
たとえば、過去10年分の入試対策問題をまとめている問題集もあります。ネットで買える問題集、本屋で買える問題集、アプリなどさまざまです。
決め手がなくて迷ったときには本屋で手に取ってみて確認してみましょう。問題の難易度や解説の分かりやすさなど、納得して選べばその後も納得して使いやすくなります。
下記の画像は高校生対象の調査ですが、
参考書を選ぶときは本屋で実物を見て選ぶ人が1番多いです。
本屋で手に取って選ぶときには以下の3つのポイントを確認してみましょう。
ほかの人にとって良いものが自分にとっても良いとは限りません。
イラストの解説のほうがわかりやすい人もいれば、
文字による解説のほうが頭に入ってくるという人もいます。
比べてみて、自分に合うものを選んでみましょう。
多くの中学生は分野ごとで得意・不得意が分かれます。英語の勉強を効率良くするには、分野ごとの得意・不得意に合わせて問題のレベルを変えるのがおすすめです。
大手の通信教育なら問題の正解・不正解に応じて「解くべき問題」を提示してくれる機能があります。定期テストにも高校入試にも対応しており、難関校入試専用の講座も備えています。
勉強を得意にするには「分かりやすい授業」を「何度も受けること」が近道です。
スタディサプリは高品質な授業動画に加えて10万問以上の演習問題があり、月10,780円で個別指導も受けられます。
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やはり通信教育といえば進研ゼミです。受講者数No. 1で、昔から高校受験対策に定評があります。
高校入試情報をタイミングよく配信してくれますし、苦手克服から難関校対策まで幅広いレベルに対応しています。解説動画を学校の予習代わりに使って1日15~30分の勉強で高得点をねらうことも可能です。
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定期テスト対策や高校入試対策の王道として、塾の活用を考えてみましょう。
子どもは「人からの影響」を強く受ける時期にいます。
といったメリットが塾にはあります。
時期や生徒の学習状況・志望校・学力目標に応じて必要なカリキュラムを考えても、肝心の本人が実行しなければ(実行し続けなければ)効果は薄くなります。
「人からの働きかけ」と「学習環境」によって子どもの学習行動や意識は変わります。
※関連記事:塾はいつから通う?費用は?
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こういうときは、家庭教師が便利です。特に受験直前期に家庭教師を活用する方が多くなります。
また、最近ではオンライン家庭教師の優位性がかなり際立ってきています。
普段は塾や予備校で教えている指導者がプロ家庭教師として活躍しています。オンラインなので、移動圏外に住んでいる人がちょっと空いた時間に授業をしています。
トップクラスの実績を持つプロ講師に教われば、1人であれこれ工夫するより5倍10倍早く、的確にポイントを押さえた学習ができます。
特に社会はプロと学生で指導力に大きな差が表れる科目です。「暗記科目」だと思うと興味がわきにくいかもしれませんが、プロが教えると興味を持つようになって楽しく勉強できるようになることがよくあります。
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高校入試は学習範囲が広く、対策に時間がかかります。
特に英語の入試問題は長文を読めないと点が伸びないため、単語・文法を覚えただけでは点を取りづらいです。
記事内でお伝えした、
を活用して、第一志望校の合格をぜひ勝ち取ってください!
英語以外の科目の高校入試対策はこちらの記事で解説しています。
高校受験の理科の対策方法
高校受験の社会の対策方法
高校受験の国語の対策方法
高校受験の数学の対策方法
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中学生のためのZ会This website uses cookies.