中学1年生の歴史で多くの人がつまずくのが奈良時代です。
「人物や用語が多くて覚えきれない」「一問一答はできるのに記述で点が取れない」――そんな声をよく聞きます。
実は、奈良時代のテストは出題パターンがほぼ決まっているため、正しい順番で整理すれば、短時間でも確実に得点できる単元です。特に定期テストでは、一問一答で取れる問題・記述で差がつく問題・写真問題で落としやすいポイントがはっきり分かれています。
この記事では、
を、中1でも使える形でまとめて確認できる完全版として解説します。
「とりあえず暗記」ではなく、
“なぜその答えになるのか”が分かる構成になっているので、テスト直前の総復習にも、苦手克服にも使えます。
奈良時代を得点源にしたい人は、ここだけは必ず押さえておきましょう。
※Z会の中学生コースについて下記記事でくわしく紹介しています。
【中学生向け】Z会タブレットコースの進め方:成績上位を取って難関校に合格する方法を解説
奈良時代は、用語の暗記だけでなく「理由」や「目的」を理解しているかがテストで問われやすい時代です。
ここでは、①よく出るテーマ、②一問一答が有効な理由、③記述問題で差がつく理由を整理します。
定期テストでは、次のテーマが毎年のように繰り返し出題されます。
【出題例】
・奈良時代の都はどこか
・平城京はどの国の都を手本にしてつくられたか
【出題例】
・律令とは何か
・奈良時代の政治の特徴を答えなさい
【出題例】
・聖武天皇が仏教を広めた目的は何か
・大仏がつくられた理由を答えなさい
【出題例】
・奈良時代の文化を何というか
・天平文化の特色を答えなさい
※なお、正倉院について、宮内庁のHP(正倉院の案内)が詳しいです。
奈良時代は、一問一答形式と相性が非常に良い時代です。
「答えが1語で決まる問題」が多く、
一問一答をやり込めば安定して点が取れる。
※なお、東大寺の歴史については、東大寺 公式サイトにくわしく載っています。
定期テストは、
とほぼ同じ形で出されます。
そのため、
一問一答=テストの予行演習になる。
奈良時代は、
→ 短期間でも仕上げやすい
一方で、平均点の差がつくのは記述問題です。
多くの生徒は、
✕「聖武天皇が大仏をつくった」
で止まってしまいます。
しかしテストでは、
〇「国を守り、社会を安定させるため」
まで書けるかが評価ポイント。
記述問題は、
などのキーワードが入っていないと減点されます。
一問一答で覚えた言葉を
文章に組み立てられるかが重要。
実は、奈良時代の記述問題は
型(テンプレ)がほぼ決まっています。
例:
「〇〇(人物)は、△△(目的)のために□□(政策)を行った。」
この型を知っているだけで、
記述問題が一気に書きやすくなる。
この流れで対策すれば、
中1の奈良時代は確実に得点源になります。
奈良時代の一問一答を解く前に、全体の流れとしくみを理解しておくことが重要です。
この「まとめ」を押さえておくと、暗記が楽になり、記述問題にも対応できるようになります。
※奈良時代のテストに出るポイントについて、以下の記事でくわしく解説しています。
中1歴史|奈良時代まとめ― テストに出る重要語句・人物・ポイントを図解レベルでやさしく解説 ―
奈良時代は、都が平城京に置かれていた時代です。
テストでは
「奈良時代はいつ始まったか」
「奈良時代の都はどこか」
という形でよく出題されます。
この2つをセットで覚えると、
時代の区切り問題で確実に点が取れます。
奈良時代の日本は、律令国家と呼ばれる政治の形でした。
この2つを合わせて 律令 といいます。
つまり、
国の決まりを法律としてはっきり定めた政治
= 律令国家
このように、
全国を天皇の力でまとめようとしたのが奈良時代の政治の特徴です。
記述問題では
「天皇を中心とした政治」
という表現が非常によく使われます。
奈良時代の特徴は、
都のつくりが整い、社会のしくみがはっきりしたことです。
【テスト頻出ポイント】
※平城京については、平城宮跡資料館ホームページ(奈良文化財研究所)に詳しく解説が載っています。
この身分によるくらしの差は、
記述問題で問われやすいポイントです。
ここまで整理できていれば、
このあとの 一問一答問題が一気に解きやすくなります。
奈良時代の定期テストは、
政治・制度・都・法律といった「基本用語」からの出題が最も多いです。
まずはここを完璧にすれば、一問一答だけで高得点が狙えます。
※問題作成は「ちばのやる気学習ガイド」社会1年生 – 千葉県を参考にしています。
ここは 毎年のように出題される最重要ゾーン です。
答えと一緒に「理由」も確認しておきましょう。
奈良時代の都はどこか。
→ 平城京
【ミニ解説】
奈良時代は「都が平城京に置かれていた時代」。
都の名前=時代名とセットで覚えるのが基本。
奈良時代は何年に始まったか。
→ 710年(和銅3年)
【ミニ解説】
710年は平城京に都が移った年。
テストでは「奈良時代の始まり=平城京遷都」と覚える。
奈良時代の政治の基本となった法律を何というか。
→ 律令
【ミニ解説】
「律」は罰の決まり、「令」は政治や生活のルール。
この2つを合わせた国の法律が律令。
律令にもとづいて行われた政治を何というか。
→ 律令政治(律令国家)
【ミニ解説】
法律によって国を治める仕組みが整ったため、
奈良時代の国を「律令国家」と呼ぶ。
奈良時代の政治の中心人物は誰か。
→ 天皇
【ミニ解説】
天皇が国の中心となり、役人を使って政治を行った。
奈良時代の政治は、誰を中心に行われたか。
→ 天皇を中心とした政治
【ミニ解説】
記述問題では
「天皇中心の政治」という表現をそのまま使うと高得点。
次に、都のしくみ・法律・役所に関する一問一答です。
語句の意味まで押さえると、記述問題にも対応できます。
奈良時代の都・平城京は、どこの国の都を手本にしてつくられたか。
→ 唐(中国)
【ミニ解説】
当時の先進国・唐の都「長安」をまねた。
平城京の道路はどのようにつくられていたか。
→ 碁盤目状
【ミニ解説】
道が縦横に交差し、四角形に区切られている。
平城京の中央を南北に走る大きな道路を何というか。
→ 朱雀大路
【ミニ解説】
都の中心にある道路は写真問題でもよく出る。
犯罪をしたときの罰の決まりを何というか。
→ 律
【ミニ解説】
「律=刑罰」「令=ルール」とセットで覚える。
政治や人々の生活についての決まりを何というか。
→ 令
【ミニ解説】
役人の仕事や税の決まりなども「令」に含まれる。
律と令を合わせた国の法律を何というか。
→ 律令
【ミニ解説】
奈良時代の政治は、この律令にもとづいて行われた。
天皇を助けて政治を行った人々を何というか。
→ 官僚(役人)
【ミニ解説】
天皇が直接すべてを行うのではなく、
役人を使って全国を治めた。
律令にもとづいて、国や地方で政治を行った制度を何というか。
→ 官僚制度
【ミニ解説】
国を役人が管理する仕組みが整えられた。
ここを完璧にすれば、
奈良時代の基本問題はほぼ落としません。
奈良時代のテストでは、
人物名や文化財を「名前だけ」で終わらせていないかが得点差になります。
特に写真問題は、見た瞬間に答えが出るかどうかが重要です。
人物問題は、
「何をした人か」+「なぜそれをしたか」
までセットで覚えましょう。
奈良時代に仏教を広め、国を守ろうとした天皇は誰か。
→ 聖武天皇
【ミニ解説】
病気や災害が多かったため、
仏教の力で国を安定させようとした。
聖武天皇が全国に建てさせた寺を何というか。
→ 国分寺・国分尼寺
【ミニ解説】
国ごとに寺を建て、
仏教を広めると同時に国をまとめようとした。
聖武天皇が奈良に建てた大きな寺は何か。
→ 東大寺
【ミニ解説】
大仏が安置されている寺としても有名。
民衆に仏教を広め、橋や道路の整備にも力を尽くした僧は誰か。
→ 行基
【ミニ解説】
当時は珍しく、
農民などの人々に直接仏教を伝えた僧。
東大寺の大仏づくりに協力し、人々から支持を集めた僧は誰か。
→ 行基
【ミニ解説】
多くの人々の協力を集めた点がテストで狙われやすい。
唐から来日し、日本に正式な仏教の戒律を伝えた僧は誰か。
→ 鑑真
【ミニ解説】
何度も失敗し、目が見えなくなっても来日したことが有名。
鑑真が日本で開いた寺は何か。
→ 唐招提寺
【ミニ解説】
奈良にあり、鑑真ゆかりの寺として出題される。
奈良時代の文化は 天平文化。
テストでは、写真を見て名称を答える問題が非常に多いです。
写真の建物は何か。
→ 東大寺
【写真問題での出方】
「大仏がある寺=東大寺」と即答できるようにする。
東大寺にある大きな仏像を何というか。
→ 大仏(奈良の大仏)
【ミニ解説】
正式には 盧舎那仏(るしゃなぶつ)。
奈良の大仏をつくらせた天皇は誰か。
→ 聖武天皇
【写真問題での出方】
奈良時代の宝物が保管されている建物を何というか。
→ 正倉院
【写真問題での出方】
建物の形が最大のヒント。
正倉院に残る宝物から分かる、奈良時代の文化の特徴は何か。
→ 国際色豊かである
【ミニ解説】
シルクロードを通じた外国の文化が伝わっている。
「写真 → 名前 → 関連人物」
この流れで覚えると、取りこぼしがなくなります。
ここを押さえれば、
奈良時代で周りと確実に差がつきます。
奈良時代の記述問題は、
難しい知識よりも「型どおりに書けているか」 が評価されます。
この章では、よく出る問題パターンと書き方の型を身につけられるよう解説します。
奈良時代の記述問題は、大きく分けて次の2種類です。
この3点が入っていれば、ほぼ満点になります。
天皇を中心に、律令にもとづいて国を治める政治を行った。
☆ 減点されにくい定番表現を使っている。
「事実」ではなく
「目的(ねらい)」 を書くこと。
仏教の力で国を守り、社会を安定させようとしたから。
奈良時代の記述は、
このテンプレを当てはめるだけでOK です。
【主語】は、【制度・手段】にもとづいて、【目的】ために【内容】を行った。
天皇は、律令にもとづいて、国をまとめるために政治を行った。
【主語】は、【目的】ために【行動】を行った。
聖武天皇は、仏教の力で国を守るために大仏をつくらせた。
記述問題で多い減点原因は、
主語がはっきりしていないことです。
仏教の力で国を守ろうとした。
❌
「誰が?」が書かれていない。
聖武天皇は、仏教の力で国を守ろうとした。
⭕
誰が行ったのかが明確。
NG例
律令を使って政治をした。
→ 情報が足りず減点。
OK例
天皇を中心に、律令にもとづいて国を治める政治を行った。
→ 主語・制度・内容がそろっている。
NG例
大仏をつくったから。
→ 理由になっていない。
OK例
仏教の力で国を守り、社会を安定させるため。
→ 目的が明確で満点。
これができれば、
奈良時代の記述問題は得点源になります。
奈良時代は、飛鳥時代の続きとして理解すると一気に分かりやすくなります。
定期テストでは、
「飛鳥時代からどう変わったか」
を問う問題もよく出ます。
ここでは、なぜ時代が変わったのかを一問一答形式で整理します。
飛鳥時代から奈良時代にかけて、なぜ都が移されたのか。
→ 政治を安定させ、国をしっかり治めるため。
【解説】
飛鳥時代は、
という不安定さがありました。
奈良時代では、
都を固定し、国の中心をはっきりさせる
必要があったため、平城京がつくられました。
奈良時代の都・平城京が長く使われた理由は何か。
→ 政治を安定させるため。
【解説】
「都を定める=国の中心を定める」
という考え方が広まった。
飛鳥時代から奈良時代にかけて、政治はどのように変化したか。
→ 天皇を中心とした律令政治が整えられた。
【解説】
という違いがあります。
飛鳥時代に始まり、奈良時代に本格化した政治のしくみは何か。
→ 律令国家
【解説】
飛鳥時代で作られた決まりを、
奈良時代で全国に広げて使うようになった。
| 項目 | 飛鳥時代 | 奈良時代 |
|---|---|---|
| 都 | 移動が多い | 平城京に固定 |
| 政治 | 制度づくり | 制度の完成・実施 |
| 中心 | 豪族の力が強い | 天皇中心 |
この比較表を覚えておくと、記述問題でそのまま使えます。
飛鳥時代の用語・人物を一問一答で復習したい人はこちら
※
学年をまたいだ理解は、
「ただ暗記している」状態から
「流れで理解している」状態へレベルアップできます。
テスト直前は、
「もう一度全部やる」より「落としやすい所を確認」 が大切です。
以下が言えなければ要復習です。
一問一答で即答できるかを確認。
があいまい。
これだけで、
奈良時代はかなり安定します。
定期テスト対策としておすすめの社会の問題集を4冊紹介します。
目標の点数によって下記のように使い分けるのがおすすめです。
※問題集を使ってどのように定期テスト対策をすれば良いか、以下の記事で詳しく解説しています。
社会の定期テスト対策の仕方
帝国書院はコチラ↓
東京書籍はコチラ↓
教育出版はコチラ↓
日文はコチラ↓
歴史Ⅰ↓(原始~安土桃山時代)
歴史Ⅱ↓(江戸時代~ラストまで)
A. 710年(平城京遷都)から794年(平安京遷都)までです。
A. はい。
奈良時代=平城京とセットで覚えます。
A.
A. 律令(というルール)にもとづいて国を治める国家のことです。
A.
仏教の力で国を守り、社会を安定させるためです。
A.
A. 聖武天皇です。
A.
A.
仏教の影響が強く、国際色豊かな文化です。
A.
「写真 → 名前 → 関連人物」をセットで覚えます。
(東大寺 → 大仏 → 聖武天皇)
A.
主語(誰が)を書くことです。
A. はい。
制度づくり(飛鳥)→ 制度の完成(奈良)
この流れは記述でよく使われます。
このチェックリストを使って最終確認すれば、
奈良時代は確実に得点源になります。
古代から室町時代までの問題は下記の記事にあります。
歴史:
【古代文明と宗教のはじまり】の一問一答・記述問題
縄文時代・弥生時代の一問一答・記述問題
飛鳥時代の一問一答・記述問題
鎌倉時代の一問一答・記述問題
室町時代の一問一答・記述問題
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