中2で本格的に学ぶ「不定詞」は、多くの生徒がつまずく単元です。特に名詞的用法は、「〜すること」と訳せるのに、文のどこを見ればいいのか分からなくなる人が多いポイントです。
この記事では、現役塾講師の視点から、不定詞の名詞的用法を確実に見分ける方法を分かりやすく解説します。まずは基本から丁寧に確認していきましょう。
- 不定詞とは何かを簡単に解説
- 不定詞の名詞的用法とは?基本の意味と「〜すること」の訳し方
- 【最重要】文の中での3つの役割(主語・目的語・補語)
- 【発展】テスト頻出!It is … to ~(形式主語)の書き換え
- 【応用】疑問詞 + to不定詞(what to doなど)の攻略
- 【判別法】不定詞の「名詞的用法」と「動名詞」の違い
- 【減点回避】生徒がよく間違えるポイント5選
- 【実戦】不定詞の名詞的用法を見分けるステップ
- 不定詞の名詞的用法を区別する練習問題
- 【練習問題】不定詞の名詞的用法(文法問題編)
- 【練習問題】解答・解説編
- 【定期テスト対策】ここが狙われる!
- よくある質問(Q&A)
- まとめ|名詞的用法を完璧にするためのポイント
不定詞とは何かを簡単に解説
不定詞とは、動詞の原形に「to」をつけた形のことです。「〜すること」や「〜するために」という意味で使われ、文中で名詞、形容詞、副詞の働きをします。
【副詞的用法の例文(〜するために)】
He studies hard to pass the test.(彼はテストに合格するために一生懸命勉強します。)
【名詞的用法の例文(〜すること)】
I like to read books.(私は本を読むことが好きです。)
【形容詞的用法の例文(〜するための)】
She has a book to read.(彼女には読むべき本があります。)
副詞的用法と形容詞的用法については以下の記事でくわしく解説しています。
不定詞の副詞的用法とは何か:3つの意味や使い方を中学生・高校生向けに例文付きで解説
不定詞の形容詞的用法とは?意味や使い方、ほかの用法の見分け方を例文でわかりやすく解説
toをつけて動詞を原形にする
to不定詞をつけると、動詞は原形になります。
He wants to play soccer.
(彼はサッカーがしたい。)
上記の例文では、主語が「he」なので動詞に三人称単数の「s」をつける必要があります。そのため、「want」は「wants」となっています。
ところが同じく動詞の「play」には「plays」になっていません。「to」をつけて不定詞にすると動詞が「原形」になるからです。
なお、be動詞の場合も、「to」をつけると原形になります。
My dream is to be a pianist.
(私の夢はピアニストになることです。)
上記の例文では、「to be」が不定詞です。主語が「my dream(私の夢)」なので、be動詞は「is」になるはずです。ですが、「to」をつけるとbe動詞も原形である「be」に形が変わります。
3つの用法がある
不定詞には用法が3つあります。名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法です。
それぞれ、以下のような働きをします。
不定詞3つの用法の見分け方については以下の記事で詳しく解説しています。
※関連記事:【中学英語】不定詞の用法の簡単な見分け方
不定詞の名詞的用法とは?基本の意味と「〜すること」の訳し方
不定詞の名詞的用法とは、to+動詞の原形が「名詞と同じ働き」をする用法です。
名詞の働きとは何でしょうか。名詞は、文の中で主語・目的語・補語になることができます。名詞的用法の不定詞も、まったく同じ役割をします。
まずは形と意味をしっかり押さえましょう。
基本の形は「to + 動詞の原形」
不定詞の基本の形はとてもシンプルです。
to + 動詞の原形
例えば次の文を見てみましょう。
I want to play soccer.
私はサッカーをすることを望んでいます。
to play の部分が不定詞です。play が原形になっていることに注目してください。
She hopes to visit Kyoto.
彼女は京都を訪れることを望んでいます。
visit も原形です。to の後ろは必ず動詞の原形になります。ここはテストで非常によく狙われます。
He decided to study English.
彼は英語を勉強することを決心しました。
decided の後ろも study と原形になっています。
まずはこの「形」を絶対に崩さないことが大前提です。
不定詞の基本定義や例文は Cambridge Dictionary でも確認できます。
→ Cambridge Dictionary 不定詞の使い方
意味は「〜すること」|名詞と同じ役割をする
名詞的用法の意味は、基本的に「〜すること」です。
例えば次の文です。
To read books is important.
本を読むことは大切です。
To read books の部分が主語になっています。「読むこと」という名詞のかたまりとして働いています。
I like to listen to music.
私は音楽を聴くことが好きです。
to listen to music が like の目的語になっています。「聴くこと」が好きなのです。
My dream is to be a teacher.
私の夢は先生になることです。
to be a teacher が補語になっています。「夢=先生になること」という関係になっています。
このように、不定詞が名詞の代わりとして文の中に入っているのが名詞的用法です。
【例文】I like to play tennis. の徹底分解
では、よく出る例文を細かく見ていきましょう。
I like to play tennis.
私はテニスをすることが好きです。
文の構造は次のようになっています。
I(主語)
like(動詞)
to play tennis(目的語)
to play tennis は「テニスをすること」という意味のかたまりです。つまり、この文は
I like it.
私はそれが好きです。
の「it」にあたる部分が「to play tennis」になっていると考えられます。
ここが重要ポイントです。
「〜すること」と訳せて、動詞の後ろに置かれているなら、名詞的用法の可能性が高いのです。
さらに別の例も見てみましょう。
She likes to cook.
彼女は料理をすることが好きです。
He wants to be a doctor.
彼は医者になることを望んでいます。
どちらも「〜すること」と訳せて、動詞の目的語になっています。
このように、「動詞+to不定詞」の形は中2のテストで非常によく出ます。
まずは3用法を軽く整理(形容詞的・副詞的との違い)
不定詞には大きく分けて3つの用法があります。
- 名詞的用法
- 形容詞的用法
- 副詞的用法
名詞的用法は「〜すること」と訳し、名詞の働きをします。
形容詞的用法は、名詞を後ろから説明します。
I have a book to read.
私は読むための本を持っています。
この to read は book を説明しています。「読むための本」という意味です。
副詞的用法は、動詞などを説明します。
I went to the park to play tennis.
私はテニスをするために公園へ行きました。
to play tennis は「行った目的」を表しています。「〜するために」という意味です。
このように訳し方と役割が違います。
今回の記事では、この中でも名詞の働きをする不定詞だけを徹底的に攻略します。
3用法全体の見分け方を体系的に学びたい人は、メイン記事
【中学英語】不定詞の用法を見分けるコツを現役塾講師が解説!判別フローチャート付
もあわせて読むと理解が一気に深まります。
まずはここまでで、名詞的用法の「形」と「意味」をしっかり固めていきましょう。
【最重要】文の中での3つの役割(主語・目的語・補語)
不定詞の名詞的用法を本当に理解するために大切なのは、「訳し方」よりも文の中でどんな役割をしているかを見ることです。
名詞は文の中で
- 主語
- 目的語
- 補語
になることができます。
そして名詞的用法の不定詞も、この3つの位置に入ることができるのです。ここを押さえれば、テストでほぼ迷わなくなります。
文の「主語」になる(〜することは…だ)
まずは主語になるパターンです。
To study English is important.
英語を勉強することは大切です。
To study English が主語です。「何が大切ですか?」と聞けば、「英語を勉強すること」です。つまり、不定詞が名詞のかたまりとして主語の位置に来ています。
To get up early is hard for me.
早起きすることは私にとって大変です。
この文でも、To get up early が主語です。
To play the piano is fun.
ピアノを弾くことは楽しいです。
主語が長くなると、英語では It を使う形に書き換えられることがあります。
It is important to study English.
英語を勉強することは大切です。
この形は形式主語構文と呼ばれますが、意味の中心はあくまで to study English です。
ここで覚えておくべきポイントは、主語になる不定詞は単数扱いになるということです。だから is を使います。
To read books is interesting.
本を読むことはおもしろいです。
are にはなりません。ここは定期テストでよく狙われます。
動詞の「目的語」になる(〜することを…する)
中2のテストで最もよく出るのがこのパターンです。
I want to be a teacher.
私は先生になることを望んでいます。
want の後ろに「何を?」と聞くと、「先生になること」です。to be a teacher が目的語です。
She decided to study abroad.
彼女は留学することを決心しました。
decided の後ろに to study abroad が来ています。
We hope to see you again.
私たちはあなたにまた会うことを望んでいます。
hope の後ろにも不定詞が続いています。
このように、動詞の後ろに来て「〜すること」と訳せる場合は名詞的用法の目的語です。
特に重要なのは、不定詞しか取らない動詞があることです。ここは入試でも差がつきます。
不定詞しか取らない動詞一覧(want / decide / hope など)
以下は、目的語に「to不定詞」しか取らない代表的な動詞の一覧です。
| 動詞 | 意味 | 例文 | 和訳 |
|---|---|---|---|
| want | 〜したい | I want to go. | 私は行きたい。 |
| hope | 〜することを望む | I hope to see you. | あなたに会えることを望みます。 |
| decide | 〜することを決める | She decided to study abroad. | 彼女は留学することを決めた。 |
| plan | 〜する予定だ | We plan to visit Kyoto. | 私たちは京都を訪れる予定です。 |
| promise | 〜すると約束する | He promised to help me. | 彼は私を手伝うと約束した。 |
| agree | 〜することに同意する | She agreed to join us. | 彼女は参加することに同意した。 |
| refuse | 〜することを拒む | He refused to answer. | 彼は答えることを拒んだ。 |
| wish | 〜したいと思う | I wish to speak to him. | 彼と話したいと思います。 |
| expect | 〜することを期待する | They expect to win. | 彼らは勝つことを期待している。 |
| decide | 〜することを決心する | He decided to leave early. | 彼は早く出発することに決めた。 |
これらの動詞の後ろに動名詞を置くことはできません。
例えば、
I want playing soccer.
この文は間違いです。
正しくは
I want to play soccer.
私はサッカーをしたいです。
このように、動詞ごとにどの形を取るかを覚えることが得点アップの近道です。
文の「補語」になる(私の夢は〜することだ)
最後は補語になるパターンです。
My dream is to be a doctor.
私の夢は医者になることです。
この文は SVC の文型です。
My dream(S)
is(V)
to be a doctor(C)
補語とは、主語の内容を説明する部分です。この文では、「夢=医者になること」という関係になっています。
Her plan is to study in Tokyo.
彼女の計画は東京で勉強することです。
His job is to teach English.
彼の仕事は英語を教えることです。
これらもすべて、主語と不定詞がイコール関係になっています。
SVCの文型で考えると一瞬で分かる
補語の見分け方はとても簡単です。
be動詞の後ろに to不定詞が来ていて、主語とイコールの関係になっていれば補語です。
My hobby is to collect stamps.
私の趣味は切手を集めることです。
この文では
My hobby = to collect stamps
という関係です。
The best way is to practice every day.
最良の方法は毎日練習することです。
The best way = to practice every day
このように考えれば、迷うことはありません。
まとめると、不定詞の名詞的用法は
- 主語になる
- 目的語になる
- 補語になる
この3つの位置に入ります。
そして一番の近道は、文型で考えることです。
- S+V+to〜 なら目的語
- S+be+to〜 なら補語
- To〜+V なら主語
この視点を持てば、名詞的用法は確実に見分けられるようになります。
【発展】テスト頻出!It is … to ~(形式主語)の書き換え
不定詞が主語になる文は、テストや入試で非常によく出題されます。その中でも特に重要なのが It is … to ~ の形(形式主語構文) です。
見た目は少し難しそうですが、仕組みを理解すればとてもシンプルです。ここでは、なぜこの形になるのか、どう書き換えるのか、そして入試で狙われるポイントまで徹底解説します。
なぜ「It is」から始まるのか?英語は頭でっかちを嫌う
まず、次の文を見てください。
To study English is important.
英語を勉強することは大切です。
文法的には正しい文です。しかし、英語では主語が長くなることをあまり好みません。これを「英語は頭でっかちを嫌う」と言います。
そこで、主語の位置に仮の it を置き、本当の主語を後ろに回します。
It is important to study English.
英語を勉強することは大切です。
この文では、意味の中心は to study English です。しかし文の最初には it が置かれています。この it を 形式主語 と言います。
つまり
To study English is important.
と
It is important to study English.
は、意味が同じです。
もう一つ例を見ましょう。
To get up early is hard.
早起きすることは大変です。
It is hard to get up early.
早起きすることは大変です。
意味は同じですが、It is から始まる形のほうが自然な英語になります。テストではこちらの形が圧倒的によく出ます。
To ~ is … ↔ It is … to ~ の完全攻略
書き換え問題では、次のようなパターンが出ます。
To play the piano is fun.
ピアノを弾くことは楽しいです。
これを It を使って書き換えると
It is fun to play the piano.
ピアノを弾くことは楽しいです。
ポイントは3つです。
- 文頭の To ~ を後ろに移動させる
- 文頭に It を置く
- 動詞はそのまま使う
逆に、It is から始まる文を To ~ is に戻す問題も出ます。
It is important to help others.
他の人を助けることは大切です。
書き換えると
To help others is important.
他の人を助けることは大切です。
このとき、to以下が本当の主語だと意識することが大切です。
さらに応用例も見てみましょう。
It is easy to understand this question.
この問題を理解することは簡単です。
To understand this question is easy.
この問題を理解することは簡単です。
It is dangerous to swim here.
ここで泳ぐことは危険です。
To swim here is dangerous.
ここで泳ぐことは危険です。
書き換え問題では、語順ミスや to の書き忘れが多いです。to を必ず残すことが得点のカギになります。
入試で狙われる「形容詞」のパターン一覧
It is … to ~ の構文では、be動詞の後ろに形容詞が来ます。入試では、よく出る形容詞がほぼ決まっています。
入試では、形容詞+to不定詞/that節/前置詞の形がよく問われます。
| パターン | 形 | 例 | 例文 | 和訳 |
|---|---|---|---|---|
| 感情の形容詞+to不定詞 | be + 形容詞 + to do | happy / glad / sad / surprised | I’m happy to see you. | あなたに会えてうれしい。 |
| 性質・評価+to不定詞 | be + 形容詞 + to do | kind / nice / careless / foolish | It was careless to make that mistake. | その間違いをするのは不注意だった。 |
| 人を主語にするパターン | S + be + 形容詞 + to do | ready / eager / willing | She is eager to learn. | 彼女は学びたがっている。 |
| It is 形容詞 for 人 to do | It is + 形容詞 + for + 人 + to do | important / necessary / difficult | It is important for students to study. | 生徒が勉強することは重要だ。 |
| It is 形容詞 of 人 to do | It is + 形容詞 + of + 人 + to do | kind / honest / rude | It was kind of you to help me. | 手伝ってくれて親切でしたね。 |
| that節を取る形容詞 | be + 形容詞 + that S V | sure / certain / glad / afraid | I’m sure that he will come. | 彼が来ると確信している。 |
| 前置詞とセット | be + 形容詞 + 前置詞 | interested in / good at / afraid of | She is good at math. | 彼女は数学が得意だ。 |
| 難易度を表す形容詞 | be + 形容詞 + to do | easy / hard / difficult | This book is easy to read. | この本は読みやすい。 |
これらの形容詞が出てきたら、形式主語の可能性を疑うことが大切です。
また、次のような応用パターンもあります。
It is interesting to learn English.
英語を学ぶことはおもしろいです。
It is good to help your parents.
両親を手伝うことは良いことです。
It is hard to answer this question.
この質問に答えることは難しいです。
テストでは、空所補充や並び替え問題でこの構文が頻出です。
最後に大切なポイントをまとめます。
- It is … to ~ の to以下が本当の主語
- To ~ is … と意味は同じ
- よく出る形容詞はほぼ決まっている
この3点を押さえれば、形式主語の問題は確実に得点源になります。
【応用】疑問詞 + to不定詞(what to doなど)の攻略
中2の後半から高校入試レベルで頻出になるのが、疑問詞+to不定詞の形です。
- what to do
- how to use
- which to choose
この形は見た目が少し特殊ですが、実はこれも名詞的用法の仲間です。ここを理解できると、入試問題で一気に差がつきます。
「疑問詞 + to不定詞」も名詞的用法の仲間!
まず大前提として覚えておきたいのは、疑問詞+to不定詞は「〜すべきか」「〜のしかた」などの意味を表す名詞のかたまりだということです。
例えば次の文を見てください。
I know what to do.
私は何をすべきか知っています。
what to do は「何をするべきか」という意味のかたまりです。know の目的語になっています。つまり、名詞的用法です。
She doesn’t know how to cook.
彼女はどうやって料理するのか知りません。
how to cook は「料理のしかた」という意味で、これも know の目的語です。
Please tell me what to buy.
何を買うべきか私に教えてください。
what to buy は tell の目的語になっています。
ここが重要です。
疑問詞+to不定詞は、文の中で主語・目的語・補語になれる名詞のかたまりです。
主語になる例も見てみましょう。
What to say is difficult.
何を言うべきかは難しいです。
この文では What to say が主語です。
補語になる例もあります。
The problem is what to do next.
問題は次に何をするべきかです。
what to do next が補語になっています。
このように考えると、疑問詞+to不定詞は、普通の名詞的用法と同じ働きをしていることが分かります。
how to / what to / which to の違い
入試では、それぞれの疑問詞の違いを理解しているかどうかが問われます。
まずは what です。
what to do
何をするべきか
what to eat
何を食べるべきか
what は「何を」という意味で、目的語がはっきりしないときに使います。
次に how です。
how to use this machine
この機械の使い方
how to speak English well
上手に英語を話す方法
how は「どのように」という意味で、「方法」を表します。
最後に which です。
which to choose
どれを選ぶべきか
I don’t know which to buy.
どれを買うべきか分かりません。
which は「どれ」と選択肢があるときに使います。
ここを整理すると
- what → 何を
- how → どのように
- which → どれを
という違いになります。
さらに例文で確認しましょう。
He is thinking about what to say.
彼は何を言うべきか考えています。
We learned how to swim.
私たちは泳ぎ方を学びました。
She couldn’t decide which to wear.
彼女はどれを着るべきか決められませんでした。
いずれも、疑問詞+to不定詞が名詞のかたまりとして働いています。
高校入試でよく出る出題形式
高校入試では、次のような形式で出題されます。
① 並び替え問題
(do / what / I / know / to / don’t)
正解は
I don’t know what to do.
私は何をすべきか分かりません。
疑問詞の後ろは to+動詞の原形 になることがポイントです。
② 書き換え問題
I don’t know what I should do.
私は何をすべきか分かりません。
これを簡単にすると
I don’t know what to do.
私は何をすべきか分かりません。
what+主語+should+動詞 を what to 動詞 に書き換える問題は頻出です。
③ 空所補充問題
I don’t know how ( ) use this computer.
正解は
I don’t know how to use this computer.
私はこのコンピューターの使い方が分かりません。
to を入れることを忘れるミスが非常に多いです。
④ 英作文問題
「私は何を言うべきか分かりません。」
I don’t know what to say.
語順は
主語+動詞+疑問詞+to+動詞
になります。
最後に大事なポイントをまとめます。
- 疑問詞+to不定詞は名詞のかたまり
- 疑問詞の後ろは必ず to+動詞の原形
- what は内容
- how は方法
- which は選択
このルールを押さえておけば、疑問詞+to不定詞は確実に得点源になります。
【判別法】不定詞の「名詞的用法」と「動名詞」の違い

「〜すること」と訳せる形には、to不定詞と動名詞の2種類があります。
- to play
- playing
どちらも「すること」と訳せるため、多くの生徒がここで混乱します。
しかし、実は使える動詞が決まっているため、ルールを押さえれば確実に判別できます。ここでは入試レベルまで踏み込んで整理します。
「〜すること」の2つの形(to不定詞 vs ~ing)
まずは基本の違いを確認しましょう。
I like to play tennis.
私はテニスをすることが好きです。
I like playing tennis.
私はテニスをすることが好きです。
どちらも文法的に正しい文です。このように、動詞によっては両方使えるものもあります。
ただし、ニュアンスの違いがあります。
- to不定詞はこれからすること・未来志向のイメージがあります。
- 動名詞はすでにしていること・習慣的なことのイメージがあります。
例えば
I like to study English tonight.
今夜英語を勉強するのが好きです。
I like studying English.
私は英語を勉強することが好きです。
前者は具体的な行動、後者は習慣や一般的な好みのニュアンスになります。
しかし中学レベルでは、まず「動詞ごとにどちらを取るか」を覚えることが重要です。
不定詞しか使えない動詞一覧
次の動詞は、後ろに動名詞を置くことができません。必ず to不定詞を使います。
- want
- decide
- hope
- plan
- agree
- promise
- learn
例文で確認しましょう。
I want to be a teacher.
私は先生になりたいです。
She decided to study abroad.
彼女は留学することを決めました。
We hope to win the game.
私たちは試合に勝つことを望んでいます。
He promised to help me.
彼は私を手伝うと約束しました。
次の文は間違いです。
I want being a teacher.
want の後ろには to不定詞しか置けません。
このように、未来の意思・決意・希望を表す動詞は不定詞を取ることが多いのが特徴です。
動名詞しか使えない動詞一覧
一方、次の動詞は動名詞しか取れません。
- enjoy
- finish
- stop
- give up
- practice
- mind
例文を見てみましょう。
I enjoy playing soccer.
私はサッカーをすることを楽しんでいます。
She finished doing her homework.
彼女は宿題を終えました。
He stopped smoking.
彼は喫煙をやめました。
We practiced speaking English.
私たちは英語を話す練習をしました。
次の文は誤りです。
I enjoy to play soccer.
enjoy の後ろには to不定詞は使えません。
これらはすでに行っている行為や継続的な行為を表す動詞が多いという特徴があります。
意味が変わる動詞(remember / stop など)
入試で差がつくのがこのパターンです。同じ動詞でも、後ろに to不定詞を置くか動名詞を置くかで意味が変わるものがあります。
remember の例を見てみましょう。
I remember meeting him.
私は彼に会ったことを覚えています。
これは「過去に会った記憶がある」という意味です。
I remember to meet him.
私は彼に会うことを覚えています。
こちらは「会うことを忘れずに実行する」という意味になります。
次に stop です。
He stopped smoking.
彼は喫煙をやめました。
smoking をやめた、という意味です。
He stopped to smoke.
彼はタバコを吸うために立ち止まりました。
こちらは「吸うために止まった」という意味になります。
さらに try も重要です。
I tried to open the door.
私はドアを開けようとしました。
努力したが成功したかは分かりません。
I tried opening the door.
私はドアを開けてみました。
試しにやってみた、という意味です。
このように、動詞によっては後ろの形で意味が変わるため、丸暗記ではなく理解が必要です。
名詞的用法と動名詞の違いを体系的に整理したい人は
【中学英語】不定詞と動名詞の違い完全まとめ
もあわせて読むと、入試レベルまで一気に整理できます。
最後に大事なポイントをまとめます。
- 不定詞か動名詞かは動詞で決まる
- 未来志向は不定詞になりやすい
- 継続・習慣は動名詞になりやすい
- 意味が変わる動詞は入試の頻出
この4点を押さえれば、「〜すること」の判別で迷うことはなくなります。
【減点回避】生徒がよく間違えるポイント5選
ここでは、実際に塾で指導していて本当によく見るミスを紹介します。どれも「分かっているつもり」で落としてしまうものばかりです。
入試や定期テストは、“難問”よりも“基本ミス”で差がつきます。
今から紹介する5つを確実に防げば、名詞的用法は安定した得点源になります。
to の後ろに動詞の原形を書き忘れる
最も多いミスがこれです。
to の後ろは必ず 動詞の原形 です。
I want to playing soccer.
私はサッカーをすることを望んでいます。
この文は間違いです。
正しくは
I want to play soccer.
私はサッカーをすることを望んでいます。
play は原形です。
She decided to went home.
彼女は家に帰ることを決めました。
これも誤りです。
正しくは
She decided to go home.
彼女は家に帰ることを決めました。
to の後ろに過去形や ing を置いてしまうミスは非常に多いです。
to の後ろ=原形 を反射的に書けるようにしましょう。
前置詞の後ろに to不定詞を書いてしまう
これも頻出ミスです。
前置詞の後ろは名詞か動名詞です。不定詞は置けません。
I am interested in to study English.
私は英語を勉強することに興味があります。
これは間違いです。
正しくは
I am interested in studying English.
私は英語を勉強することに興味があります。
in は前置詞なので、その後ろは studying のように ing 形になります。
He is good at to play tennis.
彼はテニスをするのが得意です。
これも誤りです。
正しくは
He is good at playing tennis.
彼はテニスをするのが得意です。
前置詞+to不定詞は基本的に不可と覚えておきましょう。
ただし、want to などは前置詞ではなく動詞+不定詞です。ここを混同しないことが重要です。
It is 構文で to を落とす
形式主語構文でよくあるミスが、to を書き忘れることです。
It is important study English.
英語を勉強することは重要です。
これは誤りです。
正しくは
It is important to study English.
英語を勉強することは重要です。
to がないと、不定詞になりません。
もう一つ見てみましょう。
It is easy understand this question.
正しくは
It is easy to understand this question.
この問題を理解することは簡単です。
並び替え問題では to を落とすと大きな減点になります。
It is + 形容詞 + to+原形 の形をセットで覚えましょう。
疑問詞+toの語順ミス
疑問詞+to不定詞も語順ミスが多いポイントです。
I don’t know to do what.
私は何をすべきか分かりません。
これは誤りです。
正しくは
I don’t know what to do.
私は何をすべきか分かりません。
語順は
疑問詞 + to + 動詞の原形
です。
さらによくある誤りがこちらです。
I don’t know what do.
正しくは
I don’t know what to do.
私は何をすべきか分かりません。
to を忘れてはいけません。
She told me how use this computer.
正しくは
She told me how to use this computer.
彼女はこのコンピューターの使い方を私に教えました。
疑問詞の直後は必ず to+原形 という形を崩さないことが重要です。
主語になるときの単数扱い
不定詞が主語になるとき、動詞は単数形になります。
To read books are important.
本を読むことは重要です。
これは間違いです。
正しくは
To read books is important.
本を読むことは重要です。
To study English is fun.
英語を勉強することは楽しいです。
主語が長くても、不定詞のかたまりは「1つのこと」なので単数扱いです。
形式主語にすると
It is fun to study English.
英語を勉強することは楽しいです。
この形にすればミスは起きにくくなります。
不定詞の主語=単数扱い というルールを必ず覚えてください。
最後に確認です。
- to の後ろは原形
- 前置詞の後ろは動名詞
- It is 構文では to を忘れない
- 疑問詞+to の語順を崩さない
- 主語になるときは単数
この5つを押さえれば、名詞的用法での減点はほぼ防げます。入試では難問よりも、こうした基本ミスを防げるかどうかが合否を分けます。
【実戦】不定詞の名詞的用法を見分けるステップ

不定詞の名詞的用法は「〜すること」と訳せる形ですが、テスト本番ではゆっくり考える時間はありません。
そこで重要なのが、機械的に判断できるステップを持っておくことです。
ここでは、実際の指導現場で使っている実戦的な見分け方を紹介します。入試や定期テストでもそのまま使える方法です。
メイン記事の「判別フローチャート」を使った確認手順
まず前提として、不定詞か動名詞かは「なんとなく意味で判断」するものではありません。
基本は動詞で決まるというルールです。
例えば次の文を見てください。
I decided to study English.
私は英語を勉強することを決めました。
decided の後ろには何が来るかを考えます。
decide は to不定詞しか取れない動詞 なので、to study が正解だとすぐに判断できます。
次の文です。
I enjoy playing soccer.
私はサッカーをすることを楽しんでいます。
enjoy は 動名詞しか取れない動詞 なので、playing が正解です。
判別の流れは次の通りです。
- 直前の動詞を見る
- その動詞が「to不定詞型」か「動名詞型」か思い出す
- どちらも取れる場合だけ意味を考える
例えば
I want to be a teacher.
私は先生になりたいです。
want は to不定詞型なので即決できます。
He finished doing his homework.
彼は宿題を終えました。
finish は動名詞型なので doing が正解です。
このように、まず動詞を見る習慣をつけることが最大の近道です。
前後の動詞に注目するのが1番の近道
名詞的用法は文の中で「目的語」や「主語」になります。
つまり、どの動詞にぶら下がっているかを見ることが大事です。
例を見ましょう。
She hopes to travel abroad.
彼女は海外旅行をすることを望んでいます。
to travel は hopes の目的語です。
hope は to不定詞を取る動詞なので、これは名詞的用法だと判断できます。
次の例です。
To learn English is important.
英語を学ぶことは重要です。
To learn English が文の主語になっています。
この場合も「〜すること」という意味になっているため、名詞的用法です。
さらに確認しましょう。
I want to read this book.
私はこの本を読みたいです。
to read は want の目的語です。
ここでチェックするポイントは
to の前に動詞があるか
その動詞は何を取るタイプか
という2点です。
形だけで判断しようとすると迷いますが、前後の動詞関係で考えればほぼ迷いません。
3秒チェック法(テスト本番用)
テスト中に時間がないときは、次の「3秒チェック法」を使います。
- to の前の動詞を見る
- to の後ろが原形か確認する
- 「〜すること」と訳して自然か確認する
例えば
I plan to study math tonight.
私は今夜数学を勉強する予定です。
plan は to不定詞型
study は原形
「勉強すること」と訳せる
よって名詞的用法と判断できます。
次の例です。
It is important to help others.
他の人を助けることは重要です。
important の後ろに to+原形
「助けること」と訳せる
これも名詞的用法です。
一方で
I went to the library to study.
私は勉強するために図書館へ行きました。
この場合は「勉強するために」となり、目的を表しています。
「〜すること」とは訳せないので、名詞的用法ではありません。
このように、最後に日本語で「〜すること」と置き換えられるかを確認すると、用法ミスを防げます。
本番では深く考えすぎないことが大切です。
- 動詞を見る
- 原形を確認する
- 「〜すること」と訳す
この3ステップを習慣化すれば、不定詞の名詞的用法は確実に得点源になります。
不定詞の名詞的用法を区別する練習問題
次の文の中で、不定詞の使い方が名詞的用法のものをすべて選んでください。
(1)I want to go to the park.
(2)She has a book to read tonight.
(3)To learn English is important.
(4)He bought a cake to share with his friends.
(5)They decided to visit their grandparents.
(6)It’s time to leave for school.
(7)My plan is to travel around the world.
(8)He was happy to receive the award.
(9)She found a place to sit in the library.
(10)To swim in the ocean is fun.
解答・解説
(1)(3)(5)(7)(10)が名詞的用法です。
以下、問題ごとの解説です。
(1)名詞的用法
(I want to go to the park. / 私は公園に行きたいです。)
解説: 「to go」は「want」の目的語で、「何をしたいのか」を表しているので、名詞的用法です。
(2)×:形容詞的用法
(She has a book to read tonight. / 彼女は今夜読む本を持っています。)
解説: 「to read」は「book」を修飾しているので、形容詞的用法です。
(3)名詞的用法
(To learn English is important. / 英語を学ぶことは重要です。)
解説: 「to learn」は文の主語になっているので、名詞的用法です。
(4)×:副詞的用法
(He bought a cake to share with his friends. / 彼は友達と分け合うためにケーキを買いました。)
解説: 「to share」は「bought」にかかっていて、「何のために買ったのか」を表しているので、副詞的用法です。
(5)名詞的用法
(They decided to visit their grandparents. / 彼らは祖父母を訪れることに決めました。)
解説: 「to visit」は「decided」の目的語で、「何を決めたのか」を表しているので、名詞的用法です。
(6)×:形容詞的用法
(It’s time to leave for school. / 学校に行く時間です。)
解説: 「to leave」は「time」を修飾しているので、形容詞的用法です。
(7)名詞的用法
(My plan is to travel around the world. / 私の計画は世界中を旅することです。)
解説: 「to travel」は「plan」を補完する補語なので、名詞的用法です。
(8)×:副詞的用法
(He was happy to receive the award. / 彼は賞を受け取って嬉しかったです。)
解説: 「to receive」は「happy」にかかっていて、「なぜ嬉しいのか」を表しているので、副詞的用法です。
(9)×:形容詞的用法
(She found a place to sit in the library. / 彼女は図書館で座る場所を見つけました。)
解説: 「to sit」は「place」を修飾しているので、形容詞的用法です。
(10)名詞的用法
(To swim in the ocean is fun. / 海で泳ぐことは楽しいです。)
解説: 「to swim」は文の主語になっているので、名詞的用法です。
【練習問題】不定詞の名詞的用法(文法問題編)
入試・定期テスト対策として、基礎から応用まで網羅した問題構成にしています。
まずは自力で解いてから、解答解説を確認してください。
基本問題
和訳問題
次の英文を日本語に訳しなさい。
- I want to be a doctor.
- To learn English is important.
- She decided to study abroad.
- It is easy to understand this question.
- We hope to win the game.
穴埋め問題(日本文に合うように完成させよ)
( )に適切な語を入れなさい。
- 私はその本を読みたいです。
I want ( ) read the book. - 彼は英語を話すことを練習しています。
He practices ( ) English. - 私は何をすべきかわかりません。
I don’t know what ( ) do. - 彼女は医者になることを決めました。
She decided ( ) become a doctor. - 英語を勉強することは大切です。
( ) study English is important.
並び替え問題(日本文に合う英文にせよ)
【 】内の語を並びかえて正しい英文を作りなさい。
- 私は先生になりたいです。
【to / want / I / be / a teacher】. - 彼は宿題を終えることを忘れました。
【forgot / finish / to / he / his homework】. - 彼女は何を言うべきか知っています。
【knows / what / she / to / say】. - 他の人を助けることは重要です。
【others / help / to / is / important】. - 私たちは試合に勝つことを望んでいます。
【to / hope / we / win / the game】.
英作文問題(日本文を英語にせよ)
- 私は英語を学ぶことが好きです。
- 彼は家に帰ることを決めました。
- その問題を解くことは難しいです。
- 私はどこへ行くべきか分かりません。
- 早く起きることは大切です。
応用問題
It is … to ~ への書き換え
次の文を It is ~ to … の形に書き換えなさい。
- To read books is important.
- To speak English is difficult.
- To help your parents is good.
H4:② 疑問詞+to不定詞
( )に適切な語を入れなさい。
- 私は何を買うべきかわかりません。
I don’t know what ( ) buy. - 彼女はどのように料理するか知っています。
She knows how ( ) cook. - 私はいつ出発するべきか決めていません。
I haven’t decided when ( ) leave.
動名詞との判別問題
( )内から正しい形を選びなさい。
- I enjoy (to play / playing) soccer.
- She wants (to go / going) home.
- He finished (to do / doing) his homework.
- We decided (to start / starting) the meeting.
- I am interested in (to study / studying) English.
【練習問題】解答・解説編
基本問題の解答・解説
① 和訳問題
- I want to be a doctor.
私は医者になりたいです。
want は to不定詞を目的語に取る動詞。 - To learn English is important.
英語を学ぶことは重要です。
To learn English が主語。不定詞のかたまりは単数扱い。 - She decided to study abroad.
彼女は留学することを決めました。
decide は to不定詞型。 - It is easy to understand this question.
この問題を理解することは簡単です。
It is + 形容詞 + to不定詞 の形。 - We hope to win the game.
私たちは試合に勝つことを望んでいます。
hope も to不定詞型動詞。
② 穴埋め問題
- to
I want to read the book.
私はその本を読みたいです。
to の後ろは原形。 - speaking
He practices speaking English.
彼は英語を話すことを練習しています。
practice は 動名詞を取る動詞。 - to
I don’t know what to do.
私は何をすべきかわかりません。
疑問詞+to+原形。 - to
She decided to become a doctor.
彼女は医者になることを決めました。 - To
To study English is important.
英語を勉強することは大切です。
主語になる不定詞。
③ 並び替え問題
- I want to be a teacher.
私は先生になりたいです。 - He forgot to finish his homework.
彼は宿題を終えることを忘れました。 - She knows what to say.
彼女は何を言うべきか知っています。 - It is important to help others.
他の人を助けることは重要です。
形式主語構文に注意。 - We hope to win the game.
私たちは試合に勝つことを望んでいます。
④ 英作文例
- I like to learn English.
私は英語を学ぶことが好きです。 - He decided to go home.
彼は家に帰ることを決めました。 - It is difficult to solve the problem.
その問題を解くことは難しいです。 - I don’t know where to go.
私はどこへ行くべきか分かりません。 - It is important to get up early.
早く起きることは大切です。
応用問題の解答・解説
① 書き換え
- It is important to read books.
本を読むことは重要です。
不定詞主語を 形式主語 It に移動。 - It is difficult to speak English.
英語を話すことは難しいです。 - It is good to help your parents.
両親を手伝うことは良いことです。
主語が長い場合は It 構文が自然。
② 疑問詞+to不定詞
- to
I don’t know what to buy.
私は何を買うべきかわかりません。 - to
She knows how to cook.
彼女は料理の仕方を知っています。 - to
I haven’t decided when to leave.
私はいつ出発するべきか決めていません。
疑問詞の直後は to+原形。
③ 動名詞との判別
- playing
I enjoy playing soccer.
私はサッカーをすることを楽しんでいます。
enjoy は動名詞型。 - to go
She wants to go home.
彼女は家に帰りたいです。
want は to不定詞型。 - doing
He finished doing his homework.
彼は宿題を終えました。
finish は動名詞型。 - to start
We decided to start the meeting.
私たちは会議を始めることを決めました。
decide は to不定詞型。 - studying
I am interested in studying English.
私は英語を勉強することに興味があります。
前置詞 in の後ろは動名詞。
これらを確実に区別できれば、不定詞の名詞的用法は安定した得点源になります。
【定期テスト対策】ここが狙われる!
不定詞の名詞的用法は、定期テストで毎回のように出題される超重要単元です。
しかも、難問というより「基本ミスをするかどうか」で点差がつきます。
定期テストも高校入試も文部科学省の学習指導要領にもとづいています。学習指導要領では不定詞の説明に多くのページを割いており、例文も多数載せています。
それだけ、不定詞の出題範囲が多岐にわたっているという証です。
主語+動詞+to不定詞
文部科学省『中学校学習指導要領解説(英語)』より引用
He tried to do his best.
(b) It + be 動詞+~(+for~)+to不定詞
It is fun to travel to new places.
(c) 主語+tell,wantなど+目的語+to不定詞
Our teacher told us to go out and enjoy the break.
<名詞としての用法>
I want to drink water.
ここでは、学校テストで実際によく出る形式と、平均点が分かれるポイント、そして直前に確認すべきチェックリストをまとめます。
学校ワークでよく出る形式
まずは、学校ワークや提出課題からそのまま出る定番パターンです。
特によく出るのは次の3形式です。
- 穴埋め問題
- 並び替え問題
- 和文英訳
例えば穴埋め問題。
I want (to) play tennis.
私はテニスをしたいです。
to の後ろは原形という基本確認を狙っています。
次に前置詞との区別問題。
I am interested in (playing) soccer.
私はサッカーをすることに興味があります。
in は前置詞なので 動名詞になるかどうか を問う問題です。
さらに It is 構文。
It is important to study English.
英語を勉強することは重要です。
この形は並び替え問題で頻出です。
学校ワークとまったく同じパターンが出ることも多いため、ワークの反復が最大の対策になります。
平均点が分かれる問題タイプ
平均点が分かれるのは、次のような「少しだけ応用」の問題です。
① 疑問詞+to不定詞
I don’t know what to do.
私は何をすべきかわかりません。
to を入れ忘れる生徒が非常に多いです。
② stop や remember の意味変化
He stopped smoking.
彼は喫煙をやめました。
He stopped to smoke.
彼はタバコを吸うために立ち止まりました。
形が似ているため、意味の違いで間違うケースがあります。
③ 主語になる不定詞
To read books is important.
本を読むことは重要です。
is ではなく are としてしまうミスが典型例です。
不定詞のかたまりは 単数扱い になることを忘れないことが重要です。
ここで差がつく理由は、知識不足というよりも「確認不足」です。
だからこそ直前チェックが効果的なのです。
5分前チェックリスト
テスト直前に確認するべきポイントを、すぐ見返せる形でまとめます。
| チェック項目 | 確認内容 | 例文 | 和訳 |
|---|---|---|---|
| to の後ろは原形か | ing や過去形になっていないか | I want to go home. | 私は家に帰りたいです。 |
| 前置詞の後ろは動名詞か | in / at / of の後ろに to を置いていないか | She is good at playing tennis. | 彼女はテニスをするのが得意です。 |
| It is 構文で to を書いたか | 形容詞の後ろに to があるか | It is easy to understand this book. | この本を理解することは簡単です。 |
| 疑問詞+to の形か | what to / how to の語順になっているか | I know how to cook. | 私は料理の仕方を知っています。 |
| 主語の不定詞は単数扱いか | be動詞が is になっているか | To study English is important. | 英語を勉強することは重要です。 |
この5項目を確認するだけで、不定詞の名詞的用法の間違いはほぼ防げます。
定期テストは難問対策よりも「基本の徹底確認」が最も効果的です。
最後の5分でこの表を確認できるかどうかが、1問2問の差を生み、その差が成績に直結します。
直前こそ、焦らず基本を確認しましょう。
なお、テストでの問われ方だけでなく会話での使い方も確認したい場合はNHK for Schoolの解説が分かりやすいです。
よくある質問(Q&A)
不定詞の名詞的用法は中学英語の中でも特に質問が多い単元です。ここでは、実際によく聞かれる疑問を体系的にまとめました。
Q1 不定詞の名詞的用法とは何ですか?
不定詞が文の中で「〜すること」という名詞の働きをする用法です。
To study English is important.
英語を勉強することは重要です。
この文では To study English が主語になっています。
Q2 名詞的用法はどこに置かれますか?
主語・目的語・補語の位置に置かれます。
I want to play tennis.
私はテニスをしたいです。
to play tennis は want の目的語です。
Q3 動名詞との違いは何ですか?
どちらも「〜すること」と訳せますが、後ろに来る動詞で決まる場合が多いです。
I enjoy playing soccer.
私はサッカーをすることを楽しんでいます。
enjoy の後ろは動名詞になります。
Q4 to の後ろは必ず原形ですか?
はい、必ず動詞の原形になります。
She decided to go home.
彼女は家に帰ることを決めました。
to の後ろは go の原形です。
Q5 前置詞の後ろに to 不定詞は置けますか?
基本的に置けません。動名詞になります。
He is interested in studying English.
彼は英語を勉強することに興味があります。
Q6 It is 構文とは何ですか?
形式主語 It を使う表現です。
It is important to read books.
本を読むことは重要です。
本当の主語は to read books です。
Q7 疑問詞+to不定詞とは何ですか?
疑問詞の後に to+原形を続ける形です。
I don’t know what to do.
私は何をすべきかわかりません。
Q8 不定詞が主語のとき動詞は単数ですか?
はい、不定詞のかたまりは単数扱いです。
To play soccer is fun.
サッカーをすることは楽しいです。
Q9 stop の後はどうなりますか?
意味によって変わります。
He stopped smoking.
彼は喫煙をやめました。
He stopped to smoke.
彼はタバコを吸うために立ち止まりました。
Q10 名詞的用法かどうかを素早く見分ける方法は?
「〜すること」と訳せるか確認します。
I hope to see you again.
私はあなたにまた会うことを望んでいます。
「会うこと」と訳せるので名詞的用法です。
Q11 不定詞と未来の関係はありますか?
不定詞は未来志向の意味を持つことが多いです。
I plan to study tonight.
私は今夜勉強する予定です。
Q12 テストで一番多いミスは何ですか?
to の後ろを原形にしないことです。
I want to playing tennis.
これは誤りです。
I want to play tennis.
私はテニスをしたいです。
| 質問 | 重要ポイント | 例文 | 和訳 |
|---|---|---|---|
| 名詞的用法とは | 〜することと訳す | To read books is important. | 本を読むことは重要です。 |
| 置かれる位置 | 主語・目的語・補語 | I want to study. | 私は勉強したいです。 |
| 動名詞との違い | 動詞で決まる | I enjoy playing soccer. | 私はサッカーを楽しみます。 |
| to の後ろ | 必ず原形 | She decided to go. | 彼女は行くことを決めました。 |
| 前置詞の後ろ | 動名詞 | He is good at playing. | 彼は〜するのが得意です。 |
| It is 構文 | 形式主語 It | It is easy to read. | 読むことは簡単です。 |
| 疑問詞+to | what to do など | I know how to cook. | 料理の仕方を知っています。 |
| 主語扱い | 単数 | To study is important. | 勉強することは重要です。 |
まとめ|名詞的用法を完璧にするためのポイント
不定詞の名詞的用法は、文の中で「〜すること」と訳せる形です。
I want to learn English.
私は英語を学びたいです。
To learn English is important.
英語を学ぶことは重要です。
重要ポイントは次の5つです。
- to の後ろは原形
- 動詞によって動名詞と使い分ける
- 前置詞の後ろは動名詞
- 疑問詞+to の語順を守る
- 主語のときは単数扱い
この5点を押さえれば、名詞的用法は確実に得点源になります。
――――――――――
この記事を書いた人
現役の塾経営者。指導歴25年以上、のべ3,500人以上の小・中・高校生を指導。
定期テスト対策から中学・大学受験、英検対策まで幅広く対応。
→ 運営者情報はこちら
――――――――――


コメント