奈良時代は、中学1年生の歴史の中でも
「用語は覚えたのに点が取れない」 と感じやすい単元です。
律令、班田収授法、租・庸・調、大仏、天平文化…。
言葉は多いのに、
「なぜそうなったのか」「どうつながっているのか」が分からないまま、
丸暗記になってしまう人がとても多いからです。
しかし、奈良時代は
ポイントさえ押さえれば、確実に得点できる時代 でもあります。
この記事では、
中1の定期テストによく出る内容にしぼって、
- 奈良時代の政治(制度)
- 仏教と文化(記述問題対策)
- 頻出人物(一問一答に直結)
- テストで使える記述の型
を、教科書+塾で解説するレベルで、できるだけ分かりやすく解説しています。
「奈良時代をまとめて整理したい」
「テスト前に一気に復習したい」
そんな中学生・保護者の方にぴったりの完全まとめ記事です。

奈良時代とは?【中1歴史で必ず押さえる時代の全体像】
奈良時代=「何が始まった時代」なのかを一言で理解
奈良時代を一言で表すと、
「日本が本格的な国家として動き出した時代」
です。
飛鳥時代でも政治の形は整い始めていましたが、
奈良時代になると、
- 都をつくり
- 法律(律令)にもとづいて
- 国全体を統一的に治める
という “国家らしい仕組み” が完成します。
そのため、奈良時代は
政治・制度・仏教・文化がまとめてテストに出やすい時代でもあります。
飛鳥時代から奈良時代への変化
飛鳥時代と奈良時代の大きな違いは、
「政治の安定度」と「都のあり方」です。
| 飛鳥時代 | 奈良時代 |
|---|---|
| 政治の中心が移動しがち | 都が固定される |
| 制度が整い途中 | 律令制度が本格化 |
| 仏教は広まり始め | 国を守る仏教へ |
飛鳥時代は改革が続く「準備の時代」、
奈良時代はそれを実行する「完成・実践の時代」と考えると分かりやすいです。
※飛鳥時代から奈良時代にどのようにつながってきているのか、以下の飛鳥時代まとめ記事をご覧いただくと分かりやすくなります。
【中1歴史】飛鳥時代のまとめ|テストに出るポイント・重要人物・一問一答対策まで完全解説
奈良時代の年号と都
710年 平城京
奈良時代の始まりは、
710年、都が平城京に移されたこと
です。
この「710年=平城京」は、
一問一答・並び替え・穴埋めでほぼ確実に出ます。
覚え方のコツは
「なんと(710)立派な平城京」 など、語呂合わせ。
「平安京」ではなく「平城京」
テストで意外と多いミスが、平安京と平城京の間違いです。
❌ 平安京
⭕ 平城京
平安京は「平安時代の都」で、
「奈良時代の都」は平城京です。
たった1字違い=減点になるので、
必ず声に出して確認しておきましょう。
奈良時代がテストで狙われやすい理由
制度・文化・仏教がセットで問われる
奈良時代は、
- 政治制度(律令・班田収授法など)
- 仏教(国分寺・大仏)
- 文化(天平文化・万葉集)
が 同時に発展した時代です。
そのためテストでは、
「奈良時代の政治と仏教の関係を答えなさい」
のように、
1つの問題で複数分野をまとめて聞かれることが多くなります。
記述問題にしやすい時代
奈良時代は、
「なぜそうしたのか」 が説明しやすいため、記述問題の定番です。
例:
- なぜ大仏をつくったのか
- なぜ仏教を広めたのか
→ 答えは
「国を安定させるため」「災害や病気をしずめるため」
このように
理由+目的がはっきりしている時代なので、
記述問題がよく出ます。
ここが重要(テスト対策まとめ)
- 奈良時代=国家の完成
- 710年・平城京は超重要
- 制度・仏教・文化はセットで覚える
- 「なぜ?」を説明できるようにする
奈良時代の政治のポイント【テスト頻出】

奈良時代のテストで一番点を取りやすい分野が、政治制度です。
理由はシンプルで、
- 用語がはっきり決まっている
- 教科書の表現がほぼ同じ
- 一問一答・記述の両方に出る
からです。
逆にここを落とすと、
「勉強しているのに点が伸びない」状態になりやすいので、
制度は必ず理解して覚えましょう。
律令政治と中央集権国家
律令とは何か(超かんたん定義)
まず一番大事な言葉が 「律令」 です。
律令=国を治めるための法律の決まり
これだけでOKです。
もう少しだけ言うと、
- 律:犯罪をどう罰するか
- 令:政治や生活のルール
ですが、
中1のテストでは
☆「国の政治の決まり」と覚えていれば十分です。
律令政治とは?
律令にもとづいて国を治める政治
これを 律令政治 といいます。
ポイントは、
天皇を中心に国を一つにまとめる政治という点です。
この仕組みを使って、
奈良時代の日本は 中央集権国家 になりました。
唐の制度をまねた理由
奈良時代の政治制度は、
唐(中国)の制度をモデルにしています。
その理由は、
- 唐は当時、東アジアで最も進んだ国
- 国をうまく治める仕組みが完成していた
からです。
日本は
「強い国のやり方をまねて、安定した国を作ろう」
と考えました。
☆ この「まねた理由」は
記述問題でそのまま使える表現なので重要です。
奈良時代の重要な政治制度まとめ
ここからは、
テストにそのまま出る制度を1つずつ整理します。
班田収授法(はんでんしゅうじゅほう)
天皇が人々に土地を分け与える制度
ポイントは3つです。
- 朝廷が土地を管理している
- 人々は一時的に使わせてもらう
- 死んだら天皇に返す
つまり、
❌ 自分の土地
⭕ 天皇の土地を借りている
という考え方です。
租・庸・調(そ・よう・ちょう)
人々が国に納める税
この3つはセット暗記が必須です。
| 名前 | 何を納める? |
|---|---|
| 租(そ) | 米 |
| 庸(よう) | 労働 |
| 調(ちょう) | 特産物 |
☆ 覚え方の定番
「そ=そいね(稲)、よう=よう働く、ちょう=地方の特産物」
※なお、租・庸・調など奈良時代の税については、以下の記事で詳しく解説しています。
奈良時代の税を分かりやすく解説!:租・庸・調・雑徭・防人・出挙・義倉【中学生・高校生向けテスト対策】
口分田・公地公民
口分田(くぶんでん)
班田収授法で与えられた土地
人ごとに分けられる田んぼなので、
「口(人数)分の田」と考えると覚えやすいです。
公地公民(こうちこうみん)
土地と人は天皇のもの
奈良時代の政治の大前提です。
- 土地 → 天皇のもの
- 人民 → 皇の支配下
だからこそ、
国(朝廷)が土地を配り、税を集めることができました。
よくあるテストのひっかけポイント
「班田収授法=土地の私有」ではない
これは 超重要なひっかけです。
❌ 班田収授法=土地を自分のものにする
⭕ 班田収授法=天皇の土地を一時的に使う
「死んだら返す」
ここが書けるかどうかで、
記述問題の点数が分かれます。
租・庸・調の役割の違い
よくある間違い:
- 租と調を逆にする
- 庸を物だと思ってしまう
正しくは、
- 租=米
- 庸=労働
- 調=特産物
☆ 表にして頭に入れておくと、
選択問題・正誤問題に強くなります。
テスト直前チェック(制度編)
- 律令=国の法律
- 班田収授法=国が土地を分ける
- 土地は私有ではない
- 租・庸・調は役割で区別
奈良時代の仏教と文化【記述問題に強くなる】

奈良時代の仏教と文化は、
「なぜ仏教を大切にしたのか」がはっきりしているため、
記述問題に非常に出やすい分野です。
テストでは、
- 用語を答えるだけ
- 理由を説明する記述
の 両方 が出題されます。
なぜ奈良時代は仏教が重視されたのか
国を守るための仏教(鎮護国家)
奈良時代の仏教は、
個人の信仰ではなく 「国を守るための仏教」 でした。
この考え方を、
鎮護国家(ちんごこっか)
といいます。
なぜ「国を守る」必要があったのか
当時の日本では、
- 病気(疫病)
- 反乱
- 天災(地震・飢きん)
がたびたび起こり、
国が不安定でした。
そこで朝廷は、
「仏の力で国を守り、災いをしずめよう」
と考え、
仏教を国の政治と深く結びつけました。
☆「鎮護国家=国を守るための仏教」
この一文は、そのまま記述問題で使えます。
聖武天皇と仏教政策
奈良時代に仏教を特に大切にした天皇が
聖武天皇です。
聖武天皇は、
- 仏教の力で国を安定させる
- 全国をまとめる
ことを目指しました。
国分寺・国分尼寺
聖武天皇が出した命令の一つが、
国分寺・国分尼寺を全国につくること
です。
国分寺・国分尼寺の目的
- 仏教を全国に広める
- 地方まで天皇の支配を行き届かせる
つまり、
宗教を使って国を一つにまとめる
というねらいがありました。
☆ テストでは
「だれが・何のために」 がセットで問われます。
東大寺・大仏建立
聖武天皇の仏教政策の中心が、
東大寺の大仏(奈良の大仏)
です。
大仏はただの像ではなく、
国の安定を願うシンボルでした。
東大寺の大仏が建てられた理由【記述対策】
疫病・反乱・天災
奈良時代には、
- 疫病が流行し
- 各地で反乱が起こり
- 天災も多発
しました。
これにより、
国は大きくゆれ動いていました。
記述問題での正しい書き方
テストでは、
理由をまとめて説明できるかがポイントです。
❌ 悪い例
「仏教を広めるため」
⭕ 良い例
疫病や反乱、天災によって不安定になった国を安定させるため
このように、
- 状況(疫病・反乱・天災)
- 目的(国を安定させる)
を セットで書く と満点に近づきます。
そのまま使える記述テンプレ
疫病や反乱、天災などが多発して国が不安定だったため、
仏教の力で国を安定させようとして東大寺の大仏を建てた。
この形を覚えておくと、
記述問題で迷いません。
ここが超重要(仏教・文化まとめ)
- 奈良時代の仏教=鎮護国家
- 聖武天皇=仏教政策の中心人物
- 国分寺・国分尼寺=全国に建設
- 大仏建立の目的=国の安定
奈良時代の文化【天平文化を完全整理】
奈良時代の文化は、
天平文化(てんぴょうぶんか) と呼ばれます。
文化は「なんとなく覚える」と点になりにくいですが、
天平文化は 特徴がはっきりしている ため、
整理すれば確実に得点源になります。
天平文化の特徴
天平文化は、次の 3点セット で覚えるのが基本です。
国際的 × 仏教色が強い × 貴族中心
国際的
天平文化は、
外国の影響を強く受けた文化です。
- 唐(中国)
- インド
- ペルシャ など
シルクロードを通じて、
さまざまな文化や品物が日本に伝わりました。
☆ テストでは
「国際的な文化」 という表現がよく使われます。
仏教色が強い
奈良時代は、
仏教が政治と深く結びついていた時代です。
そのため、
- 寺
- 仏像
- 仏教に関係する美術
が多く生まれました。
☆「天平文化=仏教文化」と言い切ってもよいほどです。
貴族中心
天平文化は、
貴族や朝廷を中心に発展しました。
- 一般の農民の文化ではない
- 都(平城京)を中心に広がった
という点がポイントです。
天平文化の代表例(テスト頻出)
ここからは、
名前がそのままテストに出る代表例を整理します。
※なお、天平文化の資料については、奈良時代の文化を研究する奈良文化財研究所がくわしいです。
正倉院(しょうそういん)
天平文化を今に伝える宝庫
正倉院には、
- 楽器
- 工芸品
- 文書
などが保存されています。
(※正倉院宝物を管理する宮内庁 正倉院事務所のHPで全1429点を閲覧できます。)
これらの多くが
外国の影響を受けた国際的な品であるため、
☆「天平文化が国際的である証拠」
としてよく問われます。
東大寺
東大寺は、
- 聖武天皇
- 鎮護国家
- 仏教政策
を象徴する寺です。
天平文化の
- 仏教色が強い
- 国家と結びついた文化
という特徴を、
一つで表しています。
※なお、東大寺公式サイトでさらにくわしい内容を確認できます。
万葉集(まんようしゅう)
奈良時代に作られた和歌集
文化分野で
最もよく出る文学作品です。
万葉集のポイント
日本最古の和歌集
万葉集は、
日本で最も古い和歌集
です。
☆「最古」という言葉は
テストで非常に狙われやすいので要注意。
身分に関係なく詠まれた
万葉集の大きな特徴が、
身分に関係なく和歌が収められている
点です。
- 天皇
- 貴族
- 農民
- 防人(さきもり):徴兵された農民
など、
さまざまな立場の人の歌があります。
☆「貴族中心の文化だが、万葉集は例外的に幅広い」
と説明できると、理解が深まります。
テスト直前チェック(天平文化)
- 天平文化=奈良時代の文化
- 特徴は「国際的・仏教色・貴族中心」
- 正倉院=国際性の証拠
- 万葉集=日本最古・身分を問わない

奈良時代の重要人物まとめ【一問一答に直結】
奈良時代は、
天皇・貴族・僧が政治や文化の中心となった時代です。
テストでは、
- 人物名 → 何をした人か
- 人物名 → 関係する制度・事件
が セットで問われます。
奈良時代の重要な天皇・皇后
持統天皇
藤原京を都とし、律令政治を進めた天皇
※奈良時代の直前(飛鳥時代)だが、
奈良時代の政治につながる重要人物として出題されやすい。
☆「都を整え、政治の土台をつくった人物」
聖武天皇
仏教の力で国を安定させようとした天皇
奈良時代で最重要人物。
- 国分寺・国分尼寺を全国に建てた
- 東大寺の大仏を建立
- 鎮護国家を進めた
☆記述・一問一答・選択問題すべてに出る
光明皇后
聖武天皇の皇后で、仏教を信仰した人物
ポイントは、
- 皇族以外から初めて皇后になった
- 仏教にもとづく福祉活動を行った
☆「聖武天皇を支えた皇后」「藤原氏と天皇家を結び付けた女性」として差別化されやすく、
近年よく出る。
孝謙天皇(称徳天皇)
道鏡を重用した天皇
- 孝謙天皇として即位
- 退位後、再び即位し称徳天皇と名乗る
☆「同一人物・二つの名前」は超重要。
政治の中心人物
藤原不比等
藤原氏の地位を高めた貴族
- 律令政治の中心人物
- 藤原氏が政治を支配する土台をつくった
- 中臣鎌足の息子
藤原四子(しし)
藤原不比等の4人の息子
- 藤原氏の勢力をさらに拡大
- 天然痘で四人全員病死
- 「四人まとめて覚える」人物
長屋王
藤原氏と対立した皇族
- 政治の中心人物
- 藤原氏との争いで失脚
☆「藤原氏 vs 皇族」の構図で理解。
玄昉(げんぼう)
唐から帰国した僧
- 唐の文化・仏教を日本に伝えた
- 政治に強い影響力をもった僧
吉備真備(きびのまきび)
唐の学問や文化を日本に伝えた人物
- 遣唐使として唐へ
- 学問・政治の両面で活躍
☆「玄昉とセット」で覚えると◎。
橘諸兄(たちばなのもろえ)
聖武天皇のもとで政治を行った貴族
- 仏教政策を進めた
- 藤原氏以外の有力貴族として重要
藤原仲麻呂(恵美押勝)
政治の実権をにぎった藤原氏の人物
- 後に恵美押勝と名乗る
- 反乱を起こすが失敗
☆「名前が変わる人物」=テスト頻出
道鏡
孝謙(称徳)天皇に重用された僧
- 僧でありながら政治の中心へ
- 天皇になろうとして失敗
☆「僧が政治を動かした」という点が重要。
文化・仏教に関わる人物
行基(ぎょうき)
仏教を広め、社会事業を行った僧
- 民衆に仏教を広めた
- 大仏建立にも協力
☆「民衆」と結びつけて覚える。
鑑真(がんじん)
正しい仏教の教えを日本に伝えた僧
- 唐から日本へ
- 何度も失敗して来日
☆「苦労して来日した僧」として有名。
大伴家持(おおとものやかもち)
万葉集の編者の一人
- 和歌の作者
- 万葉集と必ずセットで出る
人物と功績のセット暗記法
1行暗記テンプレ(超重要)
人物は、必ずこの形で覚えましょう。
人物名+何をした人か
例:
- 聖武天皇:仏教の力で国を安定させようとした
- 行基:民衆に仏教を広めた僧
- 鑑真:正しい仏教を日本に伝えた僧
☆この形で覚えると、
一問一答・記述の両方に対応できます。
テスト直前チェック(人物)
- 聖武天皇=大仏・国分寺
- 孝謙天皇=称徳天皇
- 藤原仲麻呂=恵美押勝
- 道鏡=僧で政治に関与
- 万葉集=大伴家持
奈良時代のテストによく出る重要語句一覧
奈良時代は、
決まった用語が毎回のように出題される時代です。
ここに出てくる語句は、
- 一問一答
- 空欄補充
- 並び替え
- 記述問題のキーワード
として ほぼ必ず使われます。
政治の重要語句
律令(りつりょう)
国を治めるための法律の決まり
奈良時代の政治の基本となる考え方です。
- 律:犯罪をどう罰するか
- 令:政治や生活のルール
☆ テストでは
「律令にもとづいて国を治めた」
という形で使われます。
班田収授法(はんでんしゅうじゅほう)
国が人々に土地を分け与える制度
重要ポイントは3つ。
- 土地は国のもの
- 人々は一時的に使う
- 死んだら国に返す
❌ 土地の私有
⭕ 公地公民にもとづく制度
租・庸・調(そ・よう・ちょう)
人々が国に納めた税
必ず3つセットで出ます。
| 税の名前 | 内容 |
|---|---|
| 租 | 米 |
| 庸 | 労働 |
| 調 | 特産物 |
☆ 覚え方
「そ=米、よう=働く、ちょう=地方の特産物」
文化・仏教の重要語句
天平文化(てんぴょうぶんか)
奈良時代の文化
特徴はこの3点。
- 国際的
- 仏教色が強い
- 貴族中心
☆「奈良時代=天平文化」
は必ずセットで覚える。
東大寺(とうだいじ)
奈良時代の仏教政策を象徴する寺
- 聖武天皇が建立
- 大仏がある
☆ 記述では
「国を安定させるため」
という目的を書くと高得点。
正倉院(しょうそういん)
天平文化の品々を保管した倉庫
- 楽器
- 工芸品
- 文書
が保存されており、
天平文化が国際的である証拠として出題されます。
万葉集(まんようしゅう)
日本最古の和歌集
ポイントは2つ。
- 日本最古
- 身分に関係なく詠まれた
☆天皇から農民までの歌が収められています。
テスト直前チェック(重要語句)
- 律令=国の法律
- 班田収授法=国が土地を分ける
- 租・庸・調=税の種類
- 天平文化=奈良時代の文化
- 万葉集=日本最古の和歌集
この語句を意味つきで説明できるようになれば、
奈良時代は 8割以上が狙える範囲です。
※なお、奈良時代の理解を深めたい人には、NHKの解説動画がおすすめです。
平城京 | NHK for Schoolなど
奈良時代の記述問題対策【そのまま使える型】

奈良時代は、
理由や目的を説明しやすい=記述問題に最適な時代です。
逆に言えば、
型を知らないと部分点止まりになりやすい分野でもあります。
ここでは、
☆ 先生が「○をつけやすい答案」を書く方法を解説します。
記述問題の基本構造
「だれが・何のために・何をした」
奈良時代の記述問題は、
ほぼすべてこの 3点セット で書けます。
① だれが
② 何のために
③ 何をした
これを 1文または2文 でまとめるのが理想です。
採点者が見ているポイント(超重要)
先生は、次の語句が入っているかをチェックしています。
- 人物名(聖武天皇 など)
- 目的(国を安定させるため など)
- 行動(大仏を建てた/文化の特徴 など)
☆順番は多少前後してもOKですが、
3つすべてが入っていることが最重要です。
よく出る記述問題例(解き方解説)
① 大仏建立の目的
よくある問題文
なぜ聖武天皇は東大寺の大仏を建てたのですか。
ダメな答え(部分点止まり)
❌
「仏教を広めるため。」
→ 理由があいまいで点が伸びません。
満点に近い答え(型どおり)
⭕
疫病や反乱、天災が多発して国が不安定だったため、
聖武天皇が仏教の力で国を安定させようとして大仏を建てた。
✔ だれが:聖武天皇
✔ 何のために:国を安定させるため
✔ 何をした:大仏を建てた
→ 採点者が即○をつけやすい答案です。
超短縮版(字数制限がある場合)
国を安定させるため、聖武天皇が大仏を建てた。
※ 字数指定が厳しいテストでは、この形も有効。
② 天平文化の特徴
よくある問題文
奈良時代の文化(天平文化)の特徴を説明しなさい。
ダメな答え
❌
「仏教の文化。」
→ 内容が足りず、ほぼ点にならない。
満点に近い答え(型どおり)
⭕
天平文化は、唐など外国の影響を受けた国際的な文化で、
仏教色が強く、貴族を中心に発展した。
✔ 何について:天平文化
✔ どんな特徴:国際的・仏教色・貴族中心
書き切れないときの優先順位
字数が足りない場合は、
① 国際的
② 仏教色が強い
この 2つだけでも書く と部分点を取りやすいです。
そのまま使える記述テンプレ集(超重要)
大仏建立
(理由)ため、(人物)が(行動)した。
例:国を安定させるため、聖武天皇が大仏を建てた。
天平文化
天平文化は、(特徴①)で、(特徴②)な文化である。
例:国際的で、仏教色が強い文化。
テスト直前チェック(記述対策)
- だれが・何のために・何をした
- 抽象的すぎない
- 教科書用語を入れる
- 字数に合わせて調整する
ここまでできれば、
奈良時代の記述問題はほぼ怖くありません。
奈良時代の一問一答で仕上げよう
ここまでで、
奈良時代の
- 政治(律令・班田収授法)
- 仏教(大仏・国分寺)
- 文化(天平文化・万葉集)
- 人物(聖武天皇・道鏡 など)
の 理解 はできています。
あとは
☆ 「思い出せるかどうか」=得点できるかどうか
です。
その最終チェックに最適なのが、一問一答です。
▶ 奈良時代 一問一答まとめ
【中1歴史】奈良時代の一問一答問題や記述問題:定期テストに出る重要語句を徹底解説!
このリンク先では、
- 定期テストによく出る語句だけを厳選
- 1問=1答でテンポよく確認
- 直前5分でもOK
という形で、
奈良時代の総仕上げができます。
☆ 使い方のおすすめ
- テスト前日:全問チェック
- テスト当日:苦手な人物・制度だけ確認
☆「この記事で理解 → 一問一答で暗記」
この流れが一番点数につながります。
▶ 飛鳥時代 まとめ
【中1歴史】飛鳥時代のまとめ|テストに出るポイント・重要人物・一問一答対策まで完全解説
奈良時代の問題では、
「飛鳥時代の政治と比べて答えなさい」
「前の時代の改革を受けて行われたことを答えなさい」
といった
前の時代とのつながりが出ることがあります。
特に、
- 律令政治の始まり
- 仏教が広まった理由
は、
飛鳥時代の内容を知っていると理解が一気に楽になります。
☆奈良時代が苦手な人ほど、
飛鳥時代のまとめを先に読み直すのも効果的です。
他の時代もまとめて復習しよう
歴史のテストで点が安定しない原因の多くは、
時代ごとの知識がバラバラになっていること
です。
そこでおすすめなのが、
時代ごとの「まとめ記事」での流れ復習です。
縄文〜弥生時代
- 日本の歴史のスタート
- 狩り → 農耕への変化
- ムラからクニへ
☆社会の変化の原点を確認できる時代。
古墳時代
- 大王(天皇)の力が強まる
- 豪族が活躍
- 古墳=権力の象徴
☆奈良・平安につながる
政治の基礎が分かります。
※古墳時代の重要ポイントは以下の記事で詳しく解説しています。
【中1歴史】古墳時代まとめ|テストによく出るポイント・人物・一問一答対策まで完全解説
飛鳥時代
- 聖徳太子
- 大化の改新
- 律令政治の準備
☆奈良時代の「直前」として超重要。
【中1歴史】飛鳥時代のまとめ|テストに出るポイント・重要人物・一問一答対策まで完全解説
奈良時代(この記事)
- 国家の仕組みが完成
- 仏教と政治が結びつく
- 文化が花開く
☆制度・人物・文化がそろった得点源の時代。
平安時代
【中学歴史】平安時代の流れをわかりやすく解説!テストによく出るポイントと覚え方まとめ
- 貴族の政治
- 国風文化
- 奈良時代との違いがテスト頻出
☆奈良時代とセットで比較されやすい時代。
まとめ(このページの使い方)
✔ 本文で理解
✔ 一問一答で暗記
✔ 前後の時代とつなげて確認
この流れで勉強すれば、
奈良時代は確実に得点できる単元になります。
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この記事を書いた人
現役の塾経営者。指導歴25年以上、のべ3,500人以上の小・中・高校生を指導。
定期テスト対策から中学・大学受験、英検対策まで幅広く対応。
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