中学社会の定期テスト対策のために、よく出る問題を一問一答にまとめました。
今回は公民の「国会の仕組み」です。
どちらでも活用できます。
社会は丁寧に覚えれば誰でも高得点をねらえます。早めに勉強して、社会を得意にしておきましょう!
※関連記事:中学社会の勉強法:定期テストで70点、90点を取れる暗記方法と勉強の仕方
※Z会について下記記事でくわしく紹介しています。
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(1)日本国憲法で、国会は何の最高機関と定められているか。
(2)法律を制定できる機関は国会以外にない。このことから国会は何と言われるか。
(3)国会議員は国会会期中には逮捕されないと定められている。この権利を何というか。
(4)国会議員は、議院で行った演説・討論・表決について、院外で責任を問われない。この権利を何というか。
(5)日本の国会は衆議院と参議院の2つの議院からなる。このような制度を何というか。
(6)憲法に次いで効力の強いものは何か。
(7)国や地方公共団体における、毎年の収入と支出の計画を何というか。
(8)国会の主な仕事は2つある。何と何か。
(9)国会に提出された予算や法案は、国会で審議される前に少人数で構成される専門チームで審議される。この専門チームを何というか。
(10)委員会で、専門家や利害関係者に意見を聞くために開かれるものを何というか。
(11)所属議員全員で構成され、採決などを行う国会の会議を何というか。
(12)衆議院と参議院で議決が一致しなかったときに、両院から10名ずつ議員が選ばれて会議を行い、意見の調整をする。この会議を何というか。
(13)衆議院は参議院よりも民意を反映させやすい制度になっている。そのため、衆議院の議決は参議院より優先されている。このことを何というか。
(14)内閣が外国と交わした条約は国会で承認される。これを何というか。
(15)国会で憲法改正の発議をするには、衆議院・参議院でどれくらいの賛成が必要か。
(16)国会は、裁判官をやめさせたり、やめさせた裁判官の資格を回復させるかを判断する裁判所を何というか。
(17)国政に関する問題が起こったときに、国会は参考人の招致や資料の収集ができる。この権限を何というか。
(18)内閣総理大臣の指名を行うのはどの種類の国会か。
(19)国会は法律を制定できる。この権力を何というか。
(1)国権(の最高機関)
(2)唯一の立法機関
(3)不逮捕特権
(4)免責特権
(5)両院制
(6)法律
(7)予算
(8)法律の制定、予算の審議・議決
(9)委員会
(10)公聴会
(11)本会議
(12)両院協議会
(13)衆議院の優越
(14)条約の承認
(15)それぞれの総議員の3分の2以上
※出席議員の3分の2ではない点に注意
(16)弾劾裁判所
(17)国政調査権
(18)特別会
(19)立法権
衆議院と参議院は議員定数(議員の人数)も任期も異なります。
議員定数・任期・解散のあり/なし・選挙権の年齢制限・被選挙権の年齢制限はそれぞれ覚えておきましょう。
衆議院 | 参議院 | |
議員定数 | 465人 | 248人 |
任期 | 4年 | 6年(3年ごとに半数改選) |
解散 | あり | なし |
選挙権 | 18歳以上 | 18歳以上 |
被選挙権 | 25歳以上 | 30歳以上 |
選挙区ごとの定数 | 小選挙区289人 比例代表176人 | 選挙区148人 比例代表100人 |
衆議院は参議院に比べて任期が短く、解散(全員国会議員ではなくなり、選挙をして議員を選びなおす)もあります。
衆議院には「国民の意思を反映させやすくする」という役割があり、参議院には「そのときそのときの流行に流されず、必要な政治をじっくり行う」という役割があるからです。
参議院には「じっくり、落ち着いて仕事をする」という役割があるので、被選挙権も30歳以上と衆議院より年長に設定されています。
衆議院と参議院は役割が多少異なります。テストには「衆議院の優越」がよく出てきます。以下の6つを覚えておきましょう!
※関連記事:衆議院と参議院の違い:定数、解散ありなし、衆議院の優越6つとその覚え方
前述のように衆議院には参議院より優越しています。その理由が記述問題でよく問われます。
衆議院が優越する理由(解答例)は以下のとおりです。
参議院よりも国民の意思を反映しやすいから
また、衆議院が国民の意思を反映させやすい根拠(理由)もよく問われます。解答は以下のとおりです。
衆議院には解散があり、参議院に比べて任期が短いから
ポイントは「解散」と「任期が短い」の2点です。2点とも覚えておきましょう!
国会には4種類あります。「名称」「召集されるタイミング」「会期の長さ」の3項目でそれぞれの違いを区別して覚えておきましょう。
以下の表にまとめています。
名称 | 召集のタイミング | 会期の長さ |
常会(通常国会) | 毎年1月中 | 150日間 |
臨時会(臨時国会) | 内閣が必要と認めたとき、またはいずれかの議院の総議員の1/4以上の要求があった場合 | 両院の議決で決める |
特別会(特別国会) | 衆議院の解散総選挙の日から30日以内 | |
(参議院の)緊急集会 | 衆議院の解散中、国会の議決を要する緊急の必要があるとき、内閣の求めによって開かれる | 不定 |
ちなみに、「招集」ではなく「召集」です。これも定期テストの間違いやすいポイントの1つです。
定期テスト対策としておすすめの社会の問題集を5冊紹介します。
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※関連記事:社会の定期テスト対策の仕方
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○ 3段階式でレベルアップ
標準レベル・応用レベル・難関レベルの3段階式でレベルアップしながら,定期テスト対策及び難関校の入試対策ができる問題集です。
・ステップA…教科書レベルの標準問題で構成。
・ステップB…公立高校・標準的な私立高校入試レベルの応用問題で構成。
・ステップC…難関私立・国立高校入試レベルの問題で構成。
・総合実力テスト…巻末に設けた実戦形式のテスト。○ くわしい解答・解説
増進堂・受験研究社より引用
解答編は,解答及びくわしい解説・解き方を設け,レベルの高い問題でもしっかり理解できるように説明しています。
つづいて紹介するのは、難関国公私立入試対策の定番である「最高水準問題集」です。
難問をメインに構成されており、学校のテストで80-90点を安定して取れている人が入試に向けてレベルアップをするのに最適です。
「最高水準問題集」と「最高水準問題集 特進」に分かれており、「特進」のほうが難問ぞろいです。
歴史↓
歴史 特進↓
地理↓
地理 特進↓
公民↓
高校入試対策用↓
出版社:文英堂
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最高レベルの入試対策! 難関高校の入試を突破するための問題集
Amazonより引用
◇◆本書の構成は、本冊160頁 + 別冊 解答・解説64頁 となります。◆◇
特長1.過去の入試問題を徹底分析
国立・私立難関高校の入試問題を全分野から厳選。よく出る問題には「頻出」マークを、特に難しい問題には「難」マークをつけて、問題を解きながら、問題のレベルや傾向がわかるように配慮しました。
特長2.重点的に強化できる単元別の配列
各自の学習計画に合わせてどこからでも学習できます。また弱点分野の補強や、入試直前の重点演習もできます。
特長3.入試対策総仕上げのための模擬テスト
入試本番を想定した模擬テストを巻末につけました。志望校突破のための最終チェックができます。
最後に紹介するのは「新中学問題集」シリーズです。塾では定番のハイレベル問題集です。
前述の「最高水準問題集」と同等の難易度で、問題量はこちらのほうが多いです。
難関高志望者向けで、公立中の定期テストのレベルを越えた問題も多数出てきます。教科書に載っていない内容も一部掲載されています。
この問題集の良いところは、記述問題や思考力問題が豊富にあるという点です。
資料をみてその場で考えて解く問題も単元・時代ごとに載っており、定期テストで90点以上を安定している取りやすくなりますし、難関校入試対策にも大いに役立ちます。
なお、地理、歴史は前半と後半で分かれています。
地理Ⅰ↓(世界の地理)
地理Ⅱ↓(日本の地理)
歴史Ⅰ↓(原始~安土桃山時代)
歴史Ⅱ↓(江戸時代~ラストまで)
公民↓(高校入試対策のページも多数含みます)
出版社:教育開発出版
中3の公民の勉強法を紹介します。
公民は[暗記7割+理解3割]です。
公民を得意にしている中学生は非常に少ないです。その大きな理由の1つが「用語の難解さ」です。公民で出てくる用語は分かりづらいものが多いです。
自分に分かりやすい言葉に言いかえて理解しましょう。
たとえば、「立憲主義」という用語が教科書や問題集で出てきます。
立憲主義とは、「国民の人権が国家権力でおびやかされないように憲法で保障すること。人の支配ではなく、法の支配を目指すこと。」を指します。
この説明を読んで理解できる中学生はあまりいないのではないでしょうか。理解できない説明を覚えたところで問題は解けません。
この用語を、たとえば下記のように変換します。
「憲法をつくって、みんな憲法に従うようにすること。
×:人の支配、〇:法の支配」
このような簡単な理解で十分です。
ピンとこない用語はすべてこんなふうに読み替えます。読み替えられないときは、保護者の方や社会が得意な友だち、学校の先生に聞いてみましょう。
公民は、現代の私たちの生活に関連している内容がたくさんあります。
選挙制度、経済のしくみ、地域紛争、子どもの人権を守る条約など。
これらはよくニュースになるので、普段からニュースにふれておくと理解しやすくなります。
1人で勉強していると、下記のようなことがあります。
こういうときの対策方法を3つお伝えします。
社会は暗記科目です。暗記するには、繰り返しの学習と視覚記憶が有効です。
通信教育なら何度でも学習できますし、視覚的に理解しやすい(印象に残りやすい)解説動画を視聴できます。
しかも大手の通信教育なら問題の正解・不正解に応じて「解くべき問題」を提示してくれる機能があります。復習も最適なタイミングで実施できます。
スタディサプリは視覚的に理解しやすい授業を特徴としています。何度も受講できるので、説明動画を頭に焼き付けることができます。
また、高品質な授業動画に加えて10万問以上の演習問題があり、月10,780円で個別指導も受けられます。
くわしくは、スタディサプリ中学講座の特徴と効果的な活用法で紹介しています。
やはり通信教育といえば進研ゼミです。受講者数No. 1で、昔から高校受験対策に定評があります。
高校入試情報をタイミングよく配信してくれますし、苦手克服から難関校対策まで幅広いレベルに対応しています。解説動画を学校の予習代わりに使って1日15~30分の勉強で高得点をねらうことも可能です。
くわしくは、進研ゼミ中学講座の特徴と効果的な利用法で紹介しています。
定期テスト対策や高校入試対策の王道として、塾の活用を考えてみましょう。
子どもは「人からの影響」を強く受ける時期にいます。
といったメリットが塾にはあります。
時期や生徒の学習状況・志望校・学力目標に応じて必要なカリキュラムを考えても、肝心の本人が実行しなければ(実行し続けなければ)効果は薄くなります。
「人からの働きかけ」と「学習環境」によって子どもの学習行動や意識は変わります。
※関連記事:塾はいつから通う?費用は?
こういうときは、家庭教師が便利です。特に受験直前期に家庭教師を活用する方が多くなります。
また、最近ではオンライン家庭教師の優位性がかなり際立ってきています。
普段は塾や予備校で教えている指導者がプロ家庭教師として活躍しています。オンラインなので、移動圏外に住んでいる人がちょっと空いた時間に授業をしています。
トップクラスの実績を持つプロ講師に教われば、1人であれこれ工夫するより5倍10倍早く、的確にポイントを押さえた学習ができます。
特に社会はプロと学生で指導力に大きな差が表れる科目です。「暗記科目」だと思うと興味がわきにくいかもしれませんが、プロが教えると興味を持つようになって楽しく勉強できるようになることがよくあります。
中3公民「国の政治の仕組み(国会)」の範囲で、定期テストによく出る問題をまとめました。
衆議院と参議院の違い、国会の種類と会期、国権の最高機関・唯一の立法機関、国会の主な仕事2つ(法律の制定と予算の審議・議決)、衆議院の優越について(なぜ優越するのか)、委員会・公聴会の違いなど。
記事内の内容をひととおり勉強したら、紹介している問題集や学校のワークを使ってテスト対策をしておきましょう!
※関連記事:【中3公民の一問一答問題】内閣と行政のしくみ
※関連記事:【中3公民の一問一答問題】裁判所の仕事:三審制、下級裁判所の種類と役割
※Z会について下記記事でくわしく紹介しています。
【中学生向け】Z会タブレットコースの進め方:成績上位を取って難関校に合格する方法を解説
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