中学理科では銅を使う実験がよく出てきます。化学反応式を書けるようにする必要もあり、銅の元素記号(Cu)を覚え、化学反応式も覚えておくほうが良いです。
そこで、銅の元素記号や銅を使う実験内容や化学反応式をまとめました。
※関連記事:化学反応式の作り方:元素記号や分子の書き方、原子の数の合わせ方の解説と練習問題
スタディサプリEnglish ビジネス英語銅の元素記号はCuです。
原子番号は29で、周期表では遷移元素(密度が大きく、融点が高い)です。
元素記号とは、元素の種類を表す記号です。酸素ならO、炭素ならCというように、元素ごとにアルファベットが割り当てられています。
前述のように、銅の場合はCuです。2文字のアルファベットで表す場合もあります。
また、銅を使う実験は中学の化学でよく出てきます。そのなかでも覚えておくと役立つ実験と化学反応式をまとめました。
まず、中学化学で銅を使う実験とその化学反応式を紹介します。
1つ目は中2理科で出てくる酸化銅です。銅と酸素が化合して酸化銅になります。
酸素と結びつくことを「酸化」と言います。
上記のように銅を加熱すると、銅が酸素と化合して酸化銅になります。
2Cu+O2→2CuO
(銅+酸素→酸化銅)
2つ目は酸化銅の還元です。こちらも中2理科で出てきます。還元とは「酸素と結びついているものから酸素を外すこと」で、酸化の逆です。
酸素を外すには、酸素が銅以上にくっつきやすい炭素と反応させます。
酸化銅と炭素粉末を加熱すると酸化銅から酸素が外れて炭素とくっつきます。酸素はOで炭素はCなので、くっついてCO2つまり二酸化炭素になります。
2CuO + C → CO2 + 2Cu
(酸化銅+炭素→二酸化炭素+銅)
酸化銅について、以下の内容がテストによく出てきます。
塩素のなかに加熱した銅線を入れると、塩化銅ができます。
Cu + Cl2 → CuCl2
(銅+塩素 → 塩化銅)
硫黄を加熱すると硫黄の上記が発生します。そのなかに銅線を入れると硫化銅ができます。
Cu + S → CuS
(銅+硫黄→硫化銅)
硫化銅をつくる実験では、以下の内容がテストによく出てきます。
中2理科でよく出てくる銅の元素記号はCuです。中2理科で習う、銅を使う化学反応をまとめました。
酸化銅、塩化銅、硫化銅の3種類の実験内容と化学反応式をまとめています。硫化銅は黒くてもろいなど、テストで問われる内容も一覧にしています。
また、化学反応式はテストで書けるように暗記しておきましょう!
化学反応式については、以下の記事でつくり方や頻出の反応式をリストアップしています。
化学反応式の作り方:元素記号や分子の書き方、原子の数の合わせ方の解説と練習問題
化学反応式の一覧(分解、酸化、還元、化合、沈殿、中和):化学反応式の覚え方も解説
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