英検3級合格を目指す小学生・中学生は多いです。
中学入試の英語では3級レベルが合格ラインである学校が多いでし、小学生のうちに3級を取っておけば高校入試でも英検利用できる可能性が高まります。
ですが、英検3級からライティングと二次面接が加わり、対策がむずかしくなってきます。
そこで、この記事では英検3級の勉強法について紹介します。
英検3級合格に必要な勉強法、一発合格するためのポイント、試験までの学習期間別の対策法をまとめてお伝えします。
実践して、英検3級合格をたぐりよせましょう!
※関連記事:英検3級の問題集
英検3級の試験内容と合格基準を徹底解説
英検3級は中学生レベルの英語能力を測る試験で、リスニングや読解、文法、英作文などの能力をバランスよく測定します。
まず、英検3級の試験内容と合格基準について詳しく解説します。
英検3級の試験内容はこうなっている!
英検3級の試験は、以下の4つの主要な項目で構成されています。それぞれのセクションは、英語の基本的なコミュニケーション能力を測るために設計されています。
英検3級の試験の4つの大項目
- リスニング
リスニングセクションでは、英語を聞いて理解する能力が問われます。試験では、短い会話や説明文が流れ、それに関連した質問が出題されます。これにより、日常的な英会話や簡単な英語の指示に対する理解力が評価されます。- 問題形式: 会話文の後に、質問が提示されます。選択肢から正しい答えを選ぶ形式です。
- 学習法: 英検3級のリスニング問題に対応するためには、英語の音声を聞き取る練習が重要です。リスニング教材やアプリを使って、頻繁に聞くことが効果的です。
- 読解
読解セクションでは、簡単な英語の文章を読み、理解する能力が問われます。文章は日常生活に関連する内容で、質問もその内容に基づいています。- 問題形式: 文章を読み、質問に答える形式です。多くの場合、選択肢から正しいものを選ぶか、文章の内容に基づいた簡単な解答を求められます。
- 学習法: 英語の文章をたくさん読むことが大切です。特に短いストーリーや会話形式のテキストを繰り返し読むことで、スピードと理解力を高めることができます。
- 文法
文法セクションでは、基本的な文法知識が問われます。英語の文法規則に基づいた選択肢から正しい答えを選びます。例えば、動詞の時制や前置詞、冠詞などが問われることがあります。- 問題形式: 完成した文章に対して、適切な語句を選ぶ問題が多いです。
- 学習法: 英検3級の文法問題を解くためには、基本的な文法書を使って反復練習することが重要です。特に時制や助動詞、基本的な語順に注意を払いましょう。
- 英作文
英作文セクションでは、与えられたテーマに基づいて簡単な文章を書く能力が問われます。自分の意見や状況を英語で表現することが求められます。- 問題形式: 英作文は短い文で構成され、与えられた題材に基づいて、数文程度で回答する形式です。
- 学習法: 英作文を練習するためには、日常的に英語で自分の考えや感想を簡単に書いてみることが効果的です。また、定型的な表現を覚えておくと便利です。
一次試験の問題構成
一次試験はリーディング、ライティング、リスニングに分かれており、試験時間は筆記50分とリスニング25分です。問題数は以下の表のとおりです。
問題の種類 | 問題数 | |
リーディング | 短文の語句空所補充 | 15問 |
会話文の空所補充 | 5問 | |
長文の内容一致選択 | 10問 | |
ライティング | 英作文(25~35語) | 1問 |
リスニング | 第1部:会話の応答文選択 | 10問 |
第2部:会話の内容一致選択 | 10問 | |
第3部:文の内容一致選択 | 10問 |
二次試験の問題構成
二次試験はスピーキングのテストで、以下の表のような問題構成です。
問題の種類 | 問題数 |
音読(30語程度) | 1問 |
パッセージについての質問 | 1問 |
イラストについての質問 (人物の行動描写) | 2問 |
受験者自身の意見についての質問 (イラストに関連しない内容を含む) | 2問 |
英検3級合格に必要なスコアと合格基準
英検3級の合格基準は、試験の各セクションで一定の得点を取ることが求められます。合格ラインは総合得点で決まりますが、試験のセクションごとにも基準点が設けられています。
- 総合得点: 英検3級の試験では、リスニング、読解、文法、英作文の全てのセクションを合計したスコアが合格基準を満たしていれば合格となります。
- 合格基準: 各セクションの配点は異なりますが、全体で合計100点満点中、61点以上を取ることが必要です。個々のセクションにも最低点数が設けられており、特にリスニングや読解の得点が低すぎると合格が難しくなります。
- 英作文: 英作文は合格に必要な基準を満たすことが重要です。簡単な文章を書けるように事前に練習しておくと良いでしょう。
英検3級の試験日程と申込方法
英検3級の試験日程と申し込み方法については、公式サイトで最新情報をチェックすることが重要です。試験は年に数回行われ、申し込みはインターネットまたは指定の申し込み方法を通じて行います。
英検3級の試験スケジュールと準備期間
英検3級の試験は通常、春、夏、秋、冬の4回実施されています。試験日は各回ごとに異なり、試験に向けて約3ヶ月前から準備を始めることが推奨されます。具体的なスケジュールは以下の通りです。
- 試験日程: 例年、6月、10月、12月、翌年2月などに試験が実施されます。
- 申込期間: 申し込みは試験日の約1ヶ月前に始まります。早めに申し込んでおくと安心です。
- 準備期間: 英検3級の試験準備は、最低でも3ヶ月前から始めるのが理想的です。試験内容が多岐にわたるため、計画的に学習を進めましょう。特にリスニングや英作文の練習を重点的に行い、苦手分野を克服することが合格への鍵となります。
2025年度の英検日程は以下のとおりです。
試験日程 | ウェブ合否公開日 | 成績表必着日 | |
一次試験 | 6/1 | 6/23 | 7/1 |
二次試験 | 7/6 | 7/15 | 7/22 |
以上が英検3級の試験内容と合格基準、試験日程についての解説です。試験を受ける前にこれらの情報をしっかり把握し、効率的な準備を進めましょう。
英検3級の勉強法:基本のステップとポイント
英検3級の勉強法は、試験内容に合わせて効率的に学習を進めることが重要です。ここでは、勉強の流れや効果的な学習法を解説し、試験合格に向けた最適なステップを紹介します。
英検3級の勉強の流れと計画的な学習法
英検3級を合格するためには、計画的に学習を進めることが非常に重要です。勉強は1日で完了するものではなく、時間をかけてしっかりと準備することが成功のカギとなります。
目標を設定して効率的に勉強する方法
- 目標設定: 最初に自分の目標を設定しましょう。例えば「3ヶ月後に英検3級を受けて合格する」や「毎日30分リスニングを勉強する」といった具合です。具体的な目標を持つことで、学習に対するモチベーションが保てます。
- スケジュールを作成する: 勉強のスケジュールを週単位、月単位で作成します。例えば、リスニングや文法の勉強を1週間に何時間、読解や英作文を何回行うのかを計画します。具体的な目標を立て、達成可能な勉強量を設定することが大切です。
- 勉強の優先順位をつける: 自分の苦手分野を特定し、それに優先して取り組みます。例えば、リスニングや英作文が苦手であれば、週に1~2回、それに多くの時間を割くと良いでしょう。
- 進捗をチェックする: 定期的に進捗を確認し、達成度をチェックします。達成した項目に対して自己評価を行い、足りない部分は次回に活かすようにしましょう。
リーディング対策
まず、リーディングの勉強法から紹介します。
毎日単語・熟語を覚える
英検対策において、単語・熟語の知識はとても大切です。単語・熟語を知っていれば解ける問題も多数あります。
3級は2000~2500語必要とされており、4級合格者は新たに1000語ほど覚える必要があります。
試験本番まで、毎日単語・熟語を覚えましょう。
関連語も一緒に覚える
単語を覚える際には、対義語や派生語などの「関連語」も一緒に覚えましょう。
意味別に頭にインプットすると、試験で思い出しやすくなります。
英文法は形を覚える
4級にスパっと合格した子も3級の壁にはじかれてしまうことがよくあります。その原因は英文法です。
関係代名詞や現在完了など、日本語にはない文法が出てくると理解するのに苦労します。
英文法は完ぺきを求めすぎると時間がかかってしまいます。
現在完了なら「have+過去分詞形」というように、まずは基本的な「形」を覚えましょう。
英文法を例文ごと覚える
英文法の問題を早く解けるようにするには、単語帳や参考書に載っている例文を丸暗記するのがおすすめです。
実際の文でどのように使うのかが分かるので、その使い方をもとにしてさまざまな問題に活用できます。
長文の掲示は日付や場所、条件に線を引く
英検3級の長文は3題あります。掲示(チラシ)、Eメール、説明文です。
掲示については、本文中の「日付」「場所」「(参加・応募)条件」に線を引いておきましょう。
問題ではこれらの内容が問われます。
いつ・どこでそのイベントが行われるのか、そのイベントに参加/応募するにはどうすれば良いのか(どのような条件を満たす必要があるのか)を確認しやすくしておけば、問題の正答率を高め、解答までの時間も短縮できます。
Eメールはヘッダーを先に確認する
英検3級の長文問題にはEメールの問題が出てきます。
「先週公園で会えて良かった!7月に家族みんなで集まろうよ。2月に引っ越してきたおばあちゃん家に去年行ったけど、せまかった。あなたの家に集まらない?」
(2023年度第2回過去問より)
これだけ読むと、誰と誰のやり取りなのか、名前が分かりづらいです。問題ではMiranda、Brianといった人名が出てきており、「いつ」「誰」「どこ」が問われています。
そこで、Eメールの問題では内容を把握しやすくするために以下のヘッダーを先に確認します。
From | 送信者 |
To | 受信者 |
Date | 日付 |
Subject | 件名 |
誰から誰に送っているメールなのか、いつ送ったメールなのか、何についてのメールなのか。
この3点を把握してからメール本文を読むと、いつ・誰が・何をするのかが分かりやすくなります。
説明文はタイトルから内容を想像しておく
3題目の長文は説明文です。観光地の案内や人物の生い立ちを紹介する文が多いです。
何の話題なのかを把握してから読むと、読みやすくなります。
例えば2023年度第2回の試験では、「Bing Crosby」というタイトルです。
これだけ見ても何のことか分かりませんが、Bing Crosbyという何かについて紹介する文だと分かります。
この時点で、「Bing Crosbyって何だろう?文章を読めばわかるはずだ」と思いながら長文を読むようにします。
実際、その問題では「Bing Crosbyは20世紀のアメリカで有名だった歌手だ」ということが分かります。
何についての文章なのかを事前に把握しておくと、「情報を得るための準備態勢」が整った状態で読解に入れます。
長文は速読する
読解には「精読」と「速読」があります。英検で求められる長文読解は「速読」です。
細かな内容まで読み取る必要はありません。
問題文をみて「何を読み取ればいいか」を先につかんでおき、その内容を長文の中から早く見つけられるように練習しましょう。
英検3級の読解力アップ法
読解力を向上させるためには、英文を正確に理解する練習と、速読力を養う練習が必要です。
英文読解のコツとおすすめ教材
- コツ: 英文読解のコツは、段落ごとに要点をつかむことです。特に、文章の最初と最後の文に重要な情報がまとめられていることが多いので、そこを重点的に読むようにしましょう。
- おすすめ教材: 「英検3級過去問題集」や「分野別問題集」などの教材を活用することで、読解問題の形式に慣れ、スムーズに解答できるようになります。
リーディングのスピードを上げる練習法
リーディングスピードを向上させるためには、以下の練習法を取り入れることが重要です。
- 毎日読む: 毎日一定量の英語を読むことを習慣化しましょう。最初は短い文章や簡単なストーリーから始め、徐々に難易度を上げていきます。
- タイムトライアル: 時間を測ってリーディング練習を行うことで、読解スピードを意識的に上げることができます。
これらの勉強法を組み合わせることリーディングの読解スピードを上げられます。
ライティング対策
つづいて、ライティング(英作文)の勉強法を紹介します。
3級からはライティングが登場します。
25~35語の英語で回答を作成します。
ライティングは英検3級合格のカギです。ここで6割程度取っておきたいです。
※関連記事:英検3級ライティングの練習問題
定型文を覚える
英検のライティングは定型文です。毎日英文を書いて書き方をマスターしましょう。
下記のような書き方をします。
- I think that~.(私は~だと思います。)/ I want to~.(私は~したいです。)
- I have two reasons.(理由は2つあります。)
- First, ~.(1つ目は~です。)
- Second, ~.(2つ目は~です。)
- For these two reasons, I think that~./ I want to~.(これらの2つの理由で、私は~だと思います。/ 私は~したいです。)
この決まった書き方だけですでに16語あります。残り10~15語くらいを考えれば良いだけです。
回答と理由がずれていないかチェックする
書くことに一生懸命になると、問題で問われている内容とずれた回答を書いてしまうときがあります。
例えば2023年度第2回の試験では、「誕生日にどこ行きたい?」と聞かれています。
この質問に対して、「美術館(art museum)に行きたい」と回答し、その理由を下記のように考えたとします。
- 理由①:絵が好き。(First, I like looking at pictures.)
- 理由②:美術館は静か。(Second, art museums are quiet.)
理由①の「絵が好き」は「美術館に行きたい理由」としておかしくありません。ですが、理由②の「美術館は静か」というのは「誕生日に美術館に行きたい理由」としてちょっと「?」です。
回答を書いた後に、回答と理由がずれていないかな?とチェックしてみましょう。
正しく書ける単語と文法だけで回答する
英検のライティングに必要なのは単語・文法の使い方の「正確さ」です。「回答内容の良し悪し」や「正しさ」は問いません。
単語や文法は、「正しく使える」と自信のあるものだけを選ぶようにしましょう。
特に関係代名詞は要注意です。文の構成が複雑なので、使わないほうが無難です。
andや不定詞のtoを使うほうが間違いにくいです。
自分の回答を添削してもらう
ライティングは減点方式です。問題集の模範回答とまったく同じ答案でなくても大丈夫です。
単語や文法の使い方が間違っていないかどうか、誰かに添削してもらいましょう。
英検3級に必要な文法知識と語彙リスト
- 文法知識: 英検3級では、現在形、過去形、未来形、進行形、助動詞(can, will, mustなど)の使い方、比較級・最上級、前置詞や冠詞などが問われます。これらの基本的な文法事項は徹底的に理解し、使いこなせるように練習します。
- 語彙リスト: 英検3級に必要な語彙は日常生活に関連する単語が多く、学校や家庭、食べ物、場所などについてよく出題されます。定期的に単語帳やアプリを使って語彙を増やしていくことが大切です。
効果的な文法問題集とオンラインリソース
- 文法問題集: 「英検3級文法問題集」や「英検3級対策の文法書」を使って、毎日の勉強に取り組みましょう。文法書では、例文とともに文法事項が解説されているため、理解が深まります。
- オンラインリソース: 無料で学べるオンライン教材やウェブサイトも有効です。例えば、「英語の森」や「Weblioの英検の語彙力診断テスト」では、文法問題や語彙の練習問題をオンラインで解けます。
英検3級リスニング対策
一次試験最後の問題はリスニングです。リスニングの勉強法を紹介します。
シャドーイングする
リスニング対策として、シャドーイングがおすすめです。
英語の音声の後につづいてマネしながら発声する勉強法です。
一字一句聞き取るのではなく、「内容」を聞き取り、その内容を表現する力を養えます。
ネイティブスピーカーの発音にも慣れます。
問題を先読みする
ライティングで2-3分時間を余らせておき、リスニングの放送がはじまる前に問題を先に読んでおきましょう。
何を聞き取れば良いかが分かっている状態にしておきます。
日付・場所などを聞き取る
リスニング問題で問われるのは日付や場所など、具体的なものが多いです。
3級では音声が2回放送されるので、1回目で聞き逃してもあわてず、2回目で集中して聞き取りましょう。
答えに迷っても1分以内に解答を選ぶ
英検のリスニングは問題数が多いです。答えに迷っているうちに次の問題がはじまります。
迷ってもすぐに解答を選びましょう。
過去問で集中力をつける
英検3級のリスニングは25分です。小学生や中学生がハイレベルで集中できる時間は10~15分と言われています。
リスニングの途中で集中を失うと、以降のリスニング問題が壊滅的に不正解になります。
過去問を通しで解き、集中力をつけましょう。
英検3級リスニングの特徴と攻略法
英検3級のリスニングでは、短い会話文や説明文が流れ、それに関連した質問が出題されます。以下の特徴を抑えた攻略法を実践しましょう。
- 会話形式の理解: 会話文の中では、日常的な表現や質問が使われるため、事前に覚えておくと役立ちます。特に、挨拶やお願い、依頼などのフレーズを身につけましょう。
- 繰り返し聞く: 英語のリスニング力を高めるためには、繰り返しリスニングを行うことが大切です。最初は意味が分からない部分があっても、何度も聞いて慣れていきます。
- 重要な情報をメモ: 試験中は重要な情報をメモすることも役立ちます。例えば、数値や人物名、場所などがよく出題されますので、その部分を意識して聞き取る練習を行いましょう。
おすすめのリスニング教材とアプリ
英検3級のリスニング対策には、以下の教材やアプリが有効です。
- 英検3級リスニング過去問題集: 過去問題を繰り返し解くことで、出題形式や音声のスピードに慣れることができます。
- リスニング専用アプリ: 「英検アプリ」や「スタディサプリ」のようなアプリは、音声を繰り返し再生できる機能があり、練習に最適です。
- YouTubeやポッドキャスト: 英語のポッドキャストやYouTubeの英語学習チャンネルも効果的です。リスニング力を高めるために、日常的に英語を聞く習慣をつけましょう。
スピーキング対策
3級からは二次試験(スピーキング)がはじまります。英語で質問され、英語で回答します。
スピーキングの勉強法を紹介します。
よく使うフレーズを覚える
言い出しなどでよく使うフレーズを覚えておくと、スムーズに回答できるようになります。
英検3級は「家庭や学校など日常生活の話題」が良く出てきます。
テーマごとによく使うフレーズや単語があります。「heavy(重い)」「cheap(安い)」「call back(電話を折り返す)」「clean up(片づける、きれいにする)」といった単語・フレーズは覚えておきましょう。
アティチュードで高得点を取る
英検のスピーキングには「アティチュード」という評価項目があります。この項目での高得点を目指すと、結果的にスピーキングが高得点になりやすいです。
アティチュードとは「(話すときの)姿勢」を指し、「相手に自分の意思を伝えようとする姿勢がみられるかどうか」を評価します。
下を向いて話したり、小さな声で早口に言ったりすると、アティチュードの点数が小さくなります。
また、受検者自身もあわてて話すより、落ち着いて話すほうが実力を発揮できます。
相手の目を見て、ゆっくり話すように練習しましょう。
誰かと模擬面接をする
スピーキング練習では、誰かに模擬面接の相手役をしてもらいましょう。
問題集を使って一人で練習することも可能ですが、やはり相手がいるほうが良い緊張感が出ますし、アティチュードの練習にもなります。
小学生におすすめの英検3級勉強法
小学生が英検3級に合格するための勉強法は、年齢に合わせて楽しく、効率的に学習を進めることが大切です。
ここでは、小学生向けの学習ペースや教材選び、モチベーションを保つための工夫などについて詳しく解説します。
小学生に合わせた学習ペースと教材選び
小学生は、まだ学習の習慣が十分に確立されていない場合もあるため、適切な学習ペースを守ることが重要です。自分のペースで進められるように工夫することで、無理なく学習を続けられます。
英検3級を小学生が合格するための学習法
- 短時間集中学習: 小学生の場合、集中力が続かないことが多いため、1回の勉強時間を30分から1時間程度に設定し、集中して取り組むことが重要です。長時間の勉強は疲れやストレスを引き起こすことがあるので、無理をせず休憩を挟みながら進めるようにしましょう。
- 楽しみながら学ぶ: 英語学習を楽しみながら行うことが、続けるためのポイントです。例えば、英語の歌を歌ったり、英語の絵本を読んだりすることで、学習の負担を軽減できます。また、英検の過去問題集や模擬試験を使って、実際の試験形式に慣れることも有効です。
- 親のサポート: 小学生は、どうしても一人で学習を続けることが難しい場合があります。親のサポートやアドバイスが大切です。例えば、毎日の勉強の進捗を一緒にチェックし、成果を褒めてあげることで、子どもはやる気を持続できます。
おすすめの英検3級用教材とアプリ
小学生が英検3級に合格するためには、効果的な教材とアプリを活用することが大切です。以下の教材やアプリを活用しましょう。
- 「英検3級の過去問題集」: 英検の過去問題集を使って、出題傾向を理解しましょう。特に、リスニングや読解の問題形式に慣れておくことがポイントです。問題集には、解説がついているものを選ぶと理解が深まります。
- 「英検アプリ」: スマートフォンを使った英検のアプリは、移動中や隙間時間を使って学習できるので便利です。「英検3級リスニングアプリ」や「英検3級の単語アプリ」などを利用して、単語やリスニングの強化を図りましょう。
- 「Let’s Go!」シリーズ: 小学生向けに作られた英語の教材で、ゲーム感覚で学べる内容になっています。英語の文法や語彙を視覚的に学ぶことができるので、楽しく学習が進みます。「let’s go6」で英検3級レベルです。
小学生向けのモチベーションアップ法
学習において、モチベーションを保ち続けることは重要です。小学生の場合、飽きやすくなることもあるため、モチベーションアップの工夫を取り入れましょう。
ゲーム感覚で学べる英検3級対策法
- クイズやカードゲームを活用: 小学生はゲーム感覚で学ぶことが得意な年齢です。単語カードを使った「英単語カードゲーム」や、英語の文法問題をクイズ形式で出題し、正解したらポイントを貯めるなど、楽しく学べる方法を取り入れましょう。
- オンライン英語学習プラットフォーム: 「スタディサプリ」や「Duolingo」などのアプリは、ゲーム感覚で英語を学べるプラットフォームです。毎日のレッスンが短時間で終わり、進捗が可視化されるので、子どものやる気を引き出すのに役立ちます。
- 家庭内競争を活用: 親や兄妹と一緒に競い合うことで、ゲーム感覚で学習ができるようになります。例えば、英単語のテストを毎週行い、最も得点が高かった人を褒めるなど、モチベーションを高める要素を取り入れます。
小学生の英語学習のための家庭学習環境づくり
家庭での学習環境を整えることも、学習の効果を高めるためには重要です。以下のように学習空間を整えてあげましょう。
- 静かな学習場所の確保: 家の中で静かな場所を学習専用のエリアとして確保し、勉強に集中できる環境を整えます。机の上を整理整頓し、学習に必要な道具だけを出しておくと、子どもが集中しやすくなります。
- 目標を掲示する: 学習目標や達成感を得られるように、目標を見える場所に掲示します。例えば、「英検3級合格!」という目標を貼り、その下に小さな目標(単語100個覚えるなど)を掲げることで、達成感を積み重ねていきます。
- 親の関与とサポート: 親が学習の進捗を見守り、子どもが困ったときにサポートすることが大切です。また、子どもに適切なフィードバックを与えることで、学習意欲を高めることができます。
小学生が英検3級に合格するためには、楽しみながら学習を進め、無理なくペースを守ることが大切です。家庭でのサポートや適切な教材選びを通じて、効率よく学習できるよう工夫していきましょう。
中学生におすすめの英検3級勉強法
中学生が英検3級に合格するための勉強法は、学業や部活動と両立させつつ効率的に学習を進めることが大切です。
ここでは、中学生に適した学習方法、文法力や語彙力の強化法、模試や試験直前の対策法について詳しく解説します。
中学生向けの効率的な英検3級学習法
中学生は勉強と部活動を両立させる必要があるため、効率よく学習を進める方法を実践することが求められます。学習時間の使い方を工夫して、英検3級合格に向けて着実にステップアップしていきましょう。
部活や学校の勉強との両立方法
中学生は、学校の勉強や部活動など日々忙しい生活を送っています。そんな中で英検3級の勉強を効率よく進めるためには、時間管理が重要です。
- 隙間時間を活用する: 学校や部活の合間の時間(移動時間、休憩時間など)を活用して英単語の暗記やリスニング練習を行いましょう。スマートフォンのアプリを使った学習や、音声教材を利用することで、移動時間などを無駄にせず有効に使えます。
- 時間割を作成して学習時間を確保: 毎週の学習時間を計画的に割り当て、部活や学校の勉強とバランスを取ります。例えば、「月曜日は30分間文法、火曜日はリスニング、木曜日は読解」といった具合に、学習内容をローテーションで決めておくと、無理なく学習を続けられます。
- 集中できる時間を選ぶ: 自分が一番集中できる時間帯を見つけ、そこに英検の学習を組み込みましょう。たとえば、朝の時間帯や寝る前など、静かな環境で集中しやすい時間を確保するのも一つの方法です。
英検3級を目指すためのスケジュール管理法
英検3級に合格するためには、計画的な学習が欠かせません。学習スケジュールを立てることで、効率的に進めることができます。
- 目標設定: 目標となる合格日から逆算して、どの時期にどの分野を学習するかを決めます。例えば、「2ヶ月後に試験を受けるので、まず1ヶ月目は文法、2ヶ月目はリスニングと読解に集中」といった形で、各月ごとに学習内容を決めていきます。
- 週ごとの計画: 1週間ごとに学習内容を細かく計画します。例えば、月曜日は文法、火曜日は単語・語彙、木曜日はリスニング、金曜日は読解、土曜日に模試を解くなど、週の中で計画的にバランスよく学習を進めましょう。
- 進捗管理: 毎週の終わりに、学習した内容をチェックリストにまとめ、進捗を確認します。これにより、自分の進捗を客観的に見て、次に何をするべきかが明確になります。
中学生に必要な文法力と語彙力を身につける方法
英検3級の試験では、文法力や語彙力が非常に重要です。これらの力を効率的に強化するための方法を紹介します。
必須の文法事項と語彙強化の勉強法
- 文法事項の復習: 英検3級では、中学1~3年生で学ぶ基本的な文法事項が出題されます。まずは、以下の重要な文法事項を徹底的に復習しましょう。
- 現在形、過去形、未来形、進行形などの時制
- 不定詞、動名詞
- 関係代名詞、比較級、最上級
- 受動態(受け身)の構文
- 助動詞(can, must, should など)
- 語彙強化: 英検3級では約1000語程度の単語が出題されます。これらの単語を効率よく覚えるためには、フラッシュカードや単語帳を活用し、繰り返し学習することが大切です。語彙を増やすことで、読解や英作文もスムーズに進みます。
- 文法と語彙を一緒に学ぶ: 文法と語彙を同時に学ぶことで、実践的な力をつけることができます。例えば、文法の問題を解く際に、その文に含まれる単語を覚えるなど、相乗効果を狙います。
自分に合った問題集の選び方
問題集選びは、英検3級の勉強を効率よく進めるために重要です。自分のレベルに合った問題集を選ぶことで、無理なく学習を進めることができます。
- 基礎からしっかり学べる問題集: 基本的な文法や単語を復習するために、初学者向けの問題集を使うと良いでしょう。例えば「英検3級 でる順パス単」や「英検3級過去問題集」など、基礎から確実に身につけられる教材を選びます。
- 応用力をつけるための問題集: 基礎を押さえた後は、少し難易度の高い問題集を使って応用力をつけましょう。例えば、「英検3級完全対策」など、過去問を解くことで実戦に近い形での練習ができます。
中学生におすすめの模試と試験直前対策
模試を活用することで、自分の実力を客観的にチェックし、試験本番に向けての準備ができます。試験直前の最終確認も重要です。
模試を活用した実力チェックと対策法
- 模試の活用: 東進の英検模試など、模試を定期的に受けることで、自分の現在の実力を把握することができます。模試の結果を元に、弱点を明確にし、その部分を集中的に復習することが大切です。
- 模試後の分析: 模試を受けた後は、必ず解答を分析し、間違えた部分を再度学習します。また、時間配分や試験の進行ペースにも慣れておくことが大切です。
試験直前にやっておくべき最終確認ポイント
- 重要な文法事項と単語の復習: 試験前には、特に重要な文法事項や単語を再確認します。試験でよく出る基本的な文法や頻出単語をピックアップしておきましょう。
- 過去問を解く: 最後の一週間は、過去問を繰り返し解くことが効果的です。実際の試験に近い形式で解くことで、試験本番の流れに慣れ、緊張を和らげることができます。
- リラックスする時間を作る: 試験直前に過度な勉強をしても、効率は落ちてしまいます。試験前日には、少しリラックスする時間を作って、気持ちを落ち着けて臨みましょう。
中学生が英検3級に合格するためには、計画的に学習を進めることが必要です。部活や学校の勉強と上手に両立しながら、効率的に学力を伸ばしていきましょう。
英検3級に合格するための最適な学習法と注意点
英検3級に合格するためには、文法・語彙・リスニング・ライティング・スピーキングをバランスよく学ぶ必要があります。ただし、やみくもに勉強しても効率は上がりません。目標達成のための学習ペースと、正しい学習法、よくある間違いへの対処法を知ることで、合格にぐっと近づきます。
目標達成のための学習時間とペース設定
英検3級の学習は、「毎日少しずつ」が基本です。試験日から逆算して学習計画を立てると、無理なく進められます。
無理なく毎日続けるための学習法
英検対策は継続が命です。以下のような工夫をすると、毎日続けやすくなります。
- 1日20分〜30分の短時間学習:集中力が続く範囲で毎日取り組みましょう。たとえば、朝10分単語、夜20分文法+リスニングなど、分けて勉強するのもおすすめです。
- 曜日ごとに学習内容を分ける:
- 月曜:単語
- 火曜:文法
- 水曜:リスニング
- 木曜:読解
- 金曜:英作文
- 土曜:模擬試験
- 日曜:復習と弱点補強
こうすることで飽きずに取り組めます。
- 学習習慣化の工夫:
- 決まった時間に勉強する(例:夕食後)
- 学習記録アプリやカレンダーで「見える化」して、達成感を得る
英検3級合格のための勉強のコツと裏技
合格には、ただ勉強時間を増やすだけでなく、効果的な方法を使うことが重要です。
効果的な復習法と学習記録の取り方
- 忘れる前に復習する「エビングハウスの忘却曲線」法:
- 新しく覚えた単語は、1日後、3日後、1週間後と間隔をあけて復習すると定着率が高まります。
- 「間違えノート」や「苦手リスト」の活用:
- 模試や問題集で間違えた箇所を専用ノートにまとめておくと、自分だけの「弱点対策集」になります。
- 学習記録をつける習慣:
- 何を勉強したか、どれくらい時間をかけたかをメモすると、モチベーション維持と見直しに役立ちます。日記アプリや手帳でもOK。
よくある勉強の誤解とその改善方法
英検対策でよくある勘違いをしてしまうと、努力が成果に結びつきにくくなります。
英検3級合格を目指すための効率的な勉強法
【誤解1】「長時間勉強すれば合格できる」
→ 改善:短時間でも集中して、毎日継続することが大切。だらだら1時間より、集中した20分の方が効果的。
【誤解2】「単語だけ覚えていればなんとかなる」
→ 改善:単語も大切だが、リスニングや文法、英作文もバランスよく対策しよう。特に3級からは英作文(ライティング)と面接(スピーキング)もあるため、偏った勉強はNG。
【誤解3】「問題集を1冊終えたら十分」
→ 改善:問題集は「解いて終わり」ではなく、「間違えた部分を見直す→繰り返し解く」が重要。1冊を3周する方が効果的。
【誤解4】「リスニングは耳が良くないとできない」
→ 改善:リスニング力は練習で伸ばせます。毎日5分でも英語を聞く習慣をつけることで、英語のリズムや発音に慣れます。
総まとめ:合格への近道は「計画 × 継続 × 振り返り」
- 計画:ゴールから逆算したスケジュールづくり
- 継続:毎日少しずつ、短時間でもOK
- 振り返り:間違えた問題や苦手分野を可視化し、再チャレンジ!
この3つを軸に、無理なく効率的な勉強を進めていきましょう。目指せ英検3級合格!応援しています!
英検3級の学習スケジュール別勉強法
つづいて、本番までの残り期間に合わせて、学習スケジュール別の勉強法を紹介します。
3か月で合格を取る勉強法
試験本番まで残り3か月から勉強をはじめる場合、以下のような勉強法がおすすめです。
バランス良く対策する
試験まで3か月あるなら、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングをバランスよく伸ばしましょう。
英検ではそれぞれ関連しあっています。リーディング対策がそのままライティングやリスニング、スピーキング対策にもなります。
単語帳で必須単語を覚える
英検3級は必要な単語数が2000~2500語です。英検4級合格レベルに達している人なら、さらに1000語ほど覚える必要があります。
パス単などの英検3級用の英単語帳を使えば効率よく覚えられます。
長文で使われている単語を覚える
英検3級はテーマが決まっているので、長文内でよく使う単語を覚える方法も便利です。
『英検3級 文で覚える単熟語』(後述)を使うと、長文のなかでどのように使われているか、どのようなニュアンスになるのかがよく分かります。
過去問を解いて出題傾向を知る
英単語の暗記と並行して、英検3級の過去問題を解きましょう。
どのような問題が出るのかを確認し、各分野のレベルを把握しましょう。
過去問は日本英語検定協会から最新3回分をダウンロードできますし、過去問題集を使うと解説もついていて便利です。
2ヵ月間は分野別の対策に集中する
過去問を解いて苦手分野が分かったら、その克服に時間を使いましょう。試験まで3か月あるなら、2か月間はたっぷり分野別の対策に費やします。
問題集は後ほど改めて紹介しますが、『分野別ターゲット』のシリーズがおすすめです。
リーディング、ライティング、リスニングに冊子が分かれていて対策しやすいです。
過去のライティング・リスニングの問題を繰り返し解く
3級合格のポイントはライティングとリスニングです。ライティングは6割、リスニングは9割が目標です。
細かい文法理解はいったん置いておき、3級でよく使う表現を徹底的に覚えます。
過去問のライティングやリスニングの問題でそれらの表現を思い出す練習をしましょう。
※関連記事:英検3級リスニングのコツ
毎日15分シャドーイングする
リスニング対策として、シャドーイングがおすすめです。
英語の音声の後につづいてマネしながら発声する勉強法です。
一字一句聞き取るのではなく、「内容」を聞き取り、その内容を表現する力を養えます。
このパートで養う表現力が二次試験のスピーキングに活きます。
ラスト1か月は過去問や予想問題を10回分解く
本番まで1か月となったら、過去問や予想問題を10回分は解きましょう。
このときには大問ごとやパートごとではなく、時間を計って1回分ずつ通しで解きます。本番さながらの練習をして、時間配分に慣れましょう。
1か月で合格を取れる勉強法
試験本番まで残り1か月から勉強をはじめる場合、以下のような勉強法がおすすめです。
バランス良く勉強する
残り1か月であっても、あわてる必要はありません。リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングをバランス良く勉強しましょう。
頻出単語・熟語を覚える
英検合格には「単語・熟語の知識」が不可欠です。残り1か月となると、「本当に必要な単語・熟語」から先に覚えたいところです。
パス単なら出題頻度順に並んでいるので、必要性の高い単語から順に覚えられます。
ライティング・リスニングの勉強を毎日する
3級はライティングとリスニングで合計7-8割取っておきたいです。
この分野の勉強は毎日欠かさずしましょう。勉強法は前章でお伝えしている方法をご参考ください。
時間を計って過去問を解く
残り1か月だと、過去問演習で実践力を磨いておきたいです。
週1-2回は時間を計って通しで過去問や予想問題を解きましょう。
1回分を解いた後は解きなおしをしてイディオムを覚え、リスニング原稿をみながらシャドーイングしておきましょう。
2週間で合格を取れる勉強法
試験本番まで残り2週間から勉強をはじめる場合、以下のような勉強法がおすすめです。
単語は浅く広く覚える
残り2週間という短い対策期間でも、単語・熟語の勉強は外せません。
時間が限られているので、単語帳を見て浅く広く覚えておきましょう。ウロ覚えでも大丈夫です。
第1問の選択肢を見て、見たことのある単語なら文脈から意味を類推できます。
見たことがないと類推もむずかしくなるので、ヒントがあれば意味をなんとなく思い出せるレベルまでは持っていきたいです。
シャドーイング練習を毎日する
シャドーイングを毎日しましょう。
英語の音のつながり(リエゾン)が分かるだけでなく、二次試験の音読の対策にもなります。
過去問を使ってライティングの回答パターンを暗記する
英検3級ではライティングも合否を分けるポイントのひとつです。
頻出単語・表現はライティングの回答に凝縮されています。過去問を使って回答を片っ端から覚えていきましょう。
※関連記事:3級ライティング対策
※関連記事:3級ライティングの練習問題
時間を計って過去問を解く
どれだけ対策をしても、本番で時間配分を間違うと大失敗します。
時間を計って5回分は過去問を解いておきましょう。
1回分解き終わるごとに、やりなおし・覚えなおしをすると効率よくインプット・アウトプットできます。
試験当日の対策
英検の試験当日の過ごし方次第でまだまだ得点を伸ばせます。
以下の2点を実践してみましょう。
会場への移動中はリスニング・シャドーイングする
会場に行く途中の電車やバス、車のなかではリスニングをしましょう。
試験前に英語の音声に耳を慣らしておくだけでも得点アップを見込めます。
また、リスニングしながら頭の中でシャドーイングもしておくと、英語をアウトプットしやすい脳の状態にできます。
会場に着いたら単語帳をみる
会場に着いたら早速単語帳を見て、5個でも10個でも単語を覚えましょう。
ここで覚えた単語が1つくらい試験に出てくるかもしれません。
後ほど紹介しますが、一次試験の問題数は61問で、合格ラインは67%です。
やや大雑把な言い方をすると、41問正解できれば一次試験に合格できる計算です。
(英検は配点が決まっていないので、この数字はあくまで参考程度です)
41問中の1~2問ですから、試験前の勉強で1~2問正解をひろえれば合格に大きく近づけます。
英検3級の参考書・問題集
英検3級の勉強におすすめの問題集を紹介します。
『英検3級 でる順パス単』
英検3級によく出る英単語が収録されています。
3級では2000~2500語必要です。
とはいえ4級までにすでに1200語ほど覚えているでしょうから、残り1200-1300語ほどを覚えましょう。

【音声アプリ対応】英検3級 でる順パス単 5訂版 (旺文社英検書)
利点:ABCの三段階で暗記必須単語が配列されており、「本当に覚えておかないといけない単語」から順に覚えられます。コンパクトで持ち運びができるので、電車の中などでも勉強できます。
出版社:旺文社
『【音声アプリ対応】英検3級 文で覚える単熟語』
英検3級に必要な単語や熟語を文で覚える方式の問題集です。
1語1語暗記するのではなく、長文を読みながら「意味」と「使い方」の両方を覚えられます。
アプリで音声も聞けるので、リスニング・スピーキングの練習もできます。

【音声アプリ対応】英検3級 文で覚える単熟語 4訂版 (旺文社英検書)
利点:単語・熟語の勉強だけでなく、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングすべてレベルアップできます。
『【CD付】英検3級でる順合格問題集』
1冊で二次試験対策までカバーできるオールインワン型で、本番とよく似た傾向のオリジナル問題が頻度別に掲載されています。

【CD付】英検3級でる順合格問題集 新試験対応版 (旺文社英検書)
利点:試験会場に持って行けるコンパクトな「でる順BOOK」がついています。単熟語ファイナルチェックをはじめ、「試験直前に役立つ内容」がポケットサイズの別冊に収録されています。
出版社:旺文社
『英検3級 過去6回全問題集』
掲載6回分すべての音声がついており、リスニングや面接対策ができます。
3級の試験内容や合否判定方法がわかる「英検インフォメーション」もあり、はじめて受験する場合も試験情報がよく分かります。
また、正答率の高い問題には★マークをつけてくれているので、優先的に勉強すべき内容を把握できます。

2025年度版 英検3級 過去6回全問題集【音声アプリ・ダウンロード付き】 (旺文社英検書)
利点:アプリで音声がきけるうえ、面接対策の問題・解答例・解説も掲載されており、二次対策もできます。
出版社:旺文社
『英検3級総合対策教本』(はじめての人におすすめ)
受験申込から二次対策の内容まで、英検3級合格に必要な情報が網羅されている問題集です。
3級に出題される問題を分野別に対策できます。模擬試験も1回分掲載されています。
3級をはじめて受ける人に特におすすめです。

【CD付】英検3級総合対策教本 改訂増補版 (旺文社英検書)
利点:3級の情報がすべて載っており、どのようなレベル・範囲の問題が出るのか、どのような対策をすれば良いかが分かります。
出版社:旺文社
『わからないをわかるにかえる英検®過去問題集 3級』
「わからないをわかるにかえる英検」シリーズの過去問題集です。
このシリーズらしく、オールカラーの図版解説です。
また、より本番試験に近いサイズの剥ぎ取り式問題冊子で、直近の過去問3回分とオリジナル模擬試験1回分の合計4回分が収録されています。

わからないをわかるにかえる英検®過去問題集 3級 2023年度版
利点:サイズが本番の問題冊子に近いので、本番さながらの予行演習ができます。
出版社:文理
『7日間完成 英検3級 予想問題ドリル 6訂版』
タイトルどおり、7日間という短期で英検対策できるドリルです。
1日目は単語の暗記、2日目は熟語の暗記、3日目はリスニング対策というように日を重ねるごとに対策が進んでいき、7日目には面接対策で仕上げができる構成です。
付属CDのほかに、アプリを使って音声も聞けます。

7日間完成 英検3級 予想問題ドリル6訂版(音声DL付) 英検予想問題ドリルシリーズ
利点:1冊でコンパクトに必要な内容がまとめられており、本番直前の総チェックに便利です。
出版社:旺文社
『小学生のためのよくわかる英検3級合格ドリル』(小学生におすすめ)
タイトルにあるように、「小学生向け」につくられた3級対策ドリルです。
英検で必要な知識や文法を言葉による解説ばかりではなく、イメージや音と結びつけて覚えれるようになっています。
漢字にはふりがなが振られています。

小学生のためのよくわかる英検3級合格ドリル 3訂版 (旺文社英検書)
利点:小学生が理解しやすいような説明の仕方なので、「イメージ」や「形」で英検対策ができます。
出版社:旺文社
『新・小学生の英検3級合格トレーニングブック』(小学生におすすめ)
タイトルにもあるように、小学生向けにつくられた英検3級の問題集です。
文法用語を少なくし、代わりにどの場面でどのような言い方をするかをマンガで解説してくれています。
予想問題も1回分掲載されています。

新・小学生の英検3級合格トレーニングブック[音声DL付/学習アプリ対応]
利点:文法を「理屈」ではなく「使う場面」で覚えられます。小学生はもとより、文法が苦手な中学生にも使いやすいです。
出版社:アルク
『英検分野別ターゲット英検3級』
旺文社による分野別の英検3級対策問題集で、ライティングに特化しています。
大量の練習問題が掲載されており、ライティングのレベルアップに集中的に取り組めます。

英検分野別ターゲット英検3級ライティング問題 (旺文社英検書)
利点:3級合格のカギとなるライティングを徹底的に練習できます
出版社:旺文社
英検3級に一発合格するためのポイント
前述のように英検3級の合格は一次試験次第です。
一次試験に合格できる実力を身につければ一発合格できます。
リスニングで9割を取れる実力をつける
3級合格のポイントになるのは「リスニング」です。
リスニングで9割取れるほどきちんと聞き取れるようになれば、ライティングや二次試験のスピーキングでも高得点をねらえます。
3級頻出の単語・熟語を覚える
英検は級ごとに出題テーマが決まっています。そのテーマでよく使う単語・熟語・慣用句を集中的に覚えましょう。
単語を英→日で覚える
試験まで時間のない人は英語→日本語で覚えましょう。
「見れば、聞けば意味がわかる程度」です。
これでリスニングや二次試験のカード音読をクリアできます。
リーディングでも「単語の意味が分かれば解ける問題」を正答できるようになります。
試験まで1か月あれば日→英で単語を覚える
試験まで1か月以上ある人は、日本語を見たらその英単語を書けるように練習しましょう。
「意味が分かり、英単語も書ける状態」まで覚えます。
これでライティングやスピーキングで高得点を取れるようになります。
まとめ
いかがでしょうか。
小学生・中学生・高校生向けに、英検3級の勉強法や一発合格するためのポイントをまとめて紹介しました。
合格に必要な勉強時間は30~50時間とされています。試験まで2週間から1か月の対策でも合格は可能です。
短期間で合格を勝ち取るには、単語・熟語とリスニングの対策を重点的に行いましょう。
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