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中学英語|someとanyの使い分けを完全整理【定期テスト・高校入試対策】

中学英語のsomeとanyの使い分けを整理して定期テストや高校入試対策をしているイメージ 中学生
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中学英語の some と any は、定期テストや高校入試で必ずと言っていいほど出題される重要ポイントです。
しかし、「肯定文は some、否定文と疑問文は any」と覚えただけでは、実際の問題で間違えてしまう中学生がとても多い文法でもあります。

特に、There is / There are の文と一緒に出てくると、is や are の判断と some・any の判断が重なり、どちらを優先して考えればよいのか分からなくなりがちです。

そこでこの記事では、なぜ some と any の使い分けが難しく感じるのかを整理し、テスト中に正しく判断できる考え方を身につけていきます。

  1. someとanyの使い分けが中学生にとって難しい理由
    1. 日本語訳だけで判断すると失敗する
    2. There is / There are の文と一緒に出るから混乱しやすい
    3. There are some ~ / There are any ~ が出てくる理由
  2. まず押さえる基本|someとanyの意味の違い
    1. some の基本イメージ「ある程度・話し手が想定している」
      1. 肯定文で使う some
      2. 相手に勧める疑問文で使う some
    2. any の基本イメージ「量や存在を限定しない」
      1. 否定文で使う any
      2. 疑問文で使う any
  3. 【最重要】定期テストで問われるsomeとanyの使い分けパターン
    1. 文の形で判断する基本ルール
      1. 肯定文・否定文・疑問文での使い分け
        1. be動詞の文(There is / are)での注意点
    2. 意味で判断する応用ルール
      1. 「相手に勧める・申し出る」疑問文
      2. any が肯定文で使われる特殊パターン(強調・条件)
  4. 【図解で整理】someとanyの判断フロー
    1. ① まず文の種類を確認する
    2. ② 話し手が「想定しているか」を考える
    3. ③ There is / are の文では名詞とセットで判断する
  5. There is / There are と some・any のセット問題対策
    1. There are some ~ が正解になる理由
      1. 理由① some の後ろには「数えられる名詞の複数形」が来るから
      2. 理由② There is some ~ という英文は「中学英語では扱わない」
      3. テストでの見抜き方(超重要)
      4. まとめ(ここだけ覚えればOK)
    2. There are any ~ が不正解になりやすい理由
      1. 理由① any は「否定文・疑問文」で使うのが基本だから
      2. 理由② any を使うなら文の形が変わる
      3. 理由③ テストでは「some / any の使い分け」を聞かれている
      4. まとめ(ここは必ず覚える)
  6. よくある間違いパターンと減点例
    1. 文の形だけで some / any を決めてしまう
    2. 名詞が可算・不可算かを見ていない
    3. There is / are の is / are だけに意識が向いてしまう
      1. 主語の見抜き方と some / any の同時判断手順
  7. 【定期テスト・入試ではこう出る】someとanyの典型問題
    1. 空欄補充でよく出るパターン
    2. 並び替えでひっかかりやすいパターン
    3. 英作文で減点されやすい書き方
  8. someとanyの練習問題5問【基本問題】
    1. ① 和訳問題1問
    2. ② 並び替え問題2問
    3. ③ 英作文問題2問
  9. someとanyの練習問題5問【応用問題】
    1. ① 和訳問題1問
    2. ② 並び替え問題2問
    3. ③ 英作文問題2問
  10. 練習問題の解答・解説【応用問題】
    1. ① 和訳
    2. ② 並び替え
    3. ③ 英作文
  11. 定期テスト直前チェック|someとanyの最終確認
    1. この3点を見れば必ず正解できる
  12. 中学英語のsomeとanyに関するよくある質問
  13. まとめ

someとanyの使い分けが中学生にとって難しい理由

some と any は、意味そのものはそれほど難しくありません。
それでも多くの中学生が混乱するのは、学校や参考書での説明の受け取り方と、実際のテスト問題の出され方にズレがあるからです。

ここでは、特につまずきやすい原因を2つに分けて説明します。

日本語訳だけで判断すると失敗する

some は「いくつかの」、any は「何かの」「どれかの」と、日本語訳だけを見ると大きな違いがないように感じます。
そのため、「日本語に合いそうなほうを選ぶ」という考え方をしてしまうと、テストでは簡単にひっかかります。

たとえば疑問文では、「何かありますか?」という日本語になるため、some を選びたくなります。
しかし、英語では「本当にあるか分からないものをたずねる疑問文」では any を使うのが基本です。

英語の文法では、日本語の自然さよりも、「文の形」と「話し手の気持ち」が優先されます。
日本語訳だけで考えるクセがついていると、some と any の使い分けは安定しません。

There is / There are の文と一緒に出るから混乱しやすい

some と any が特に難しく感じられる理由の一つが、There is / There are の文とセットで出題されやすいことです。
この形では、is / are の判断と、some / any の判断を同時に行う必要があります。

多くの中学生は、まず is か are かを考えることに意識が集中してしまい、そのあとで何となく some や any を選んでしまいます。
その結果、文としては一部合っているのに、全体としては不正解になることがよくあります。

There is / There are の文では、「何があるのか」という名詞が文の中心です。
この名詞が単数か複数か、そして肯定文なのか否定文・疑問文なのかを整理して考えないと、some と any の判断まで手が回らなくなってしまいます。

There are some ~ / There are any ~ が出てくる理由

There is / There are の文で some や any が使われるのは、「あるかどうか分からないものの存在」を表す文だからです。
このとき、文が肯定文なのか、否定文なのか、疑問文なのかによって、some と any の選び方が変わります。

肯定文で「ある程度、存在すると分かっているもの」を述べるときは some が使われます。
一方で、否定文や疑問文で「あるかどうか分からないもの」を扱うときは any が使われるのが基本です。

ただし、There is / There are の文では、is / are の判断と some / any の判断を別々に考える必要があります。
is や are は名詞の数で決まり、some と any は文の種類と意味で決まる、という役割分担を意識すると混乱しにくくなります。

この考え方は、親記事で解説している There is / There are の基本ルールと完全に共通しています。
まずは There is / There are の仕組みを正しく理解したうえで、some と any を組み合わせて考えることが、定期テストでの失点を防ぐ近道です。

→ 関連記事「中学英語|There is / There are の意味と使い分けを完全解説【定期テスト対策】」

まず押さえる基本|someとanyの意味の違い

some と any の使い分けを正しく理解するためには、文の形を丸暗記する前に、それぞれが持つ基本イメージを押さえることが大切です。
どちらも「量」や「数」を表す語ですが、話し手がその存在をどう考えているかに大きな違いがあります。

some は「ある程度はあると分かっている、または想定している」場合に使われます。
any は「あるかどうかを限定せず、存在がはっきりしていない」場合に使われます。

このイメージを頭に入れておくと、肯定文・否定文・疑問文のどれで使うのかが自然に判断できるようになります。

some の基本イメージ「ある程度・話し手が想定している」

some は、話し手の中で「ゼロではない」「いくらかはある」と分かっている、またはそう考えて話しているときに使われます。
数や量がはっきりしていなくても、存在そのものを前向きにとらえているのが特徴です。

肯定文で使う some

肯定文では、話し手が「実際にある」と考えているものについて述べるため、some が使われます。
たとえば、「机の上にいくつか本があります」と言いたいとき、話し手は本があることを分かっているので some が自然です。

このとき大切なのは、数が多いか少ないかではありません。
「あることが前提になっているかどうか」が判断の基準になります。

定期テストでは、肯定文で some を使うか any を使うかを問う問題がよく出ますが、肯定文で any を選んでしまうと不自然な英文になりやすいので注意が必要です。

相手に勧める疑問文で使う some

疑問文では基本的に any を使いますが、例外的に some を使う場合があります。
それが、相手に何かを勧めたり、申し出たりするときの疑問文です。

この場合、形は疑問文でも、話し手の気持ちは「あることを前提にしている」「相手に勧めたい」という肯定的なものになります。
そのため、some が使われます。

たとえば、飲み物をすすめる場面では、相手が飲む可能性があると考えて質問しているため、some を使うのが自然です。
このポイントは定期テストや高校入試でもよく狙われるので、形ではなく意味で判断することが大切です。

any の基本イメージ「量や存在を限定しない」

any は、「あるかどうか分からない」「どれでもよい」というように、存在や量を限定しないときに使われます。
話し手が、そのものの存在についてはっきりした考えを持っていない場合に選ばれます。

そのため、否定文や疑問文との相性がよい語です。

否定文で使う any

否定文では、「まったくない」「一つもない」という意味を表すために any が使われます。
このとき any は、「どれも存在しない」という強い否定の意味を持ちます。

たとえば、「私はお金を持っていません」と言う場合、どの種類のお金も一切ないことを表すため any を使います。
some を使うと、「少しはある」という意味になってしまい、文の意味が変わってしまいます。

否定文では any を選ぶ、というルールは、基本イメージと結びつけて覚えると忘れにくくなります。

疑問文で使う any

疑問文で any を使うのは、話し手が「あるかどうか分からない状態」で質問しているからです。
相手が持っているかどうかを確認する、情報を求める、という場面では any が自然に使われます

このとき、話し手は存在を想定していないため、some は使いません。
疑問文で any を使うか some を使うかは、「勧めているか、ただ確認しているだけか」で判断するのがポイントです。

この基本イメージを理解しておけば、some と any の使い分けは丸暗記に頼らなくても正しく判断できるようになります。

文部科学省の学習指導要領(外国語)でも、someやanyを使う場面は数多く想定されており、中学3年間で頻出する用語のひとつです。

(中1命令文)Gíve me some cóffee, please.
(中2不定詞)Takayuki went to the supermarket to buy some food.
(中3 第4文型) I will show you some pictures from my hometown.

文部科学省『中学校学習指導要領解説(英語 – 内容)』より引用

【最重要】定期テストで問われるsomeとanyの使い分けパターン

some と any の問題は、意味を理解しているかどうかよりも、「テスト中に正しい手順で判断できるか」が問われます。
特に空欄補充や並び替えでは、何となく選ぶと失点しやすく、理由を説明できるレベルまで理解しておく必要があります。

ここでは、まず文の形で判断する基本ルールを整理し、そのあとに意味で判断する応用ルールを解説します。

文の形で判断する基本ルール

定期テストでは、最初に文の形を見て some と any を判断できる問題が多く出題されます。
そのため、まずは肯定文、否定文、疑問文のどれなのかを見抜くことが大切です。

肯定文・否定文・疑問文での使い分け

  • 肯定文では、話し手が「ある」と考えている内容を述べるため、基本的に some が使われます。
  • 否定文では、「ない」「一つもない」という意味をはっきり表すため、any が使われます。
  • 疑問文では、存在が分からないものについてたずねるため、any が使われるのが基本です。

このルールは多くの問題で使えますが、これだけで判断しようとすると、引っかけ問題に対応できません。
あくまで「最初の判断基準」として使うことが重要です。

be動詞の文(There is / are)での注意点

There is / There are の文では、some と any の判断と同時に、is と are の判断もしなければなりません。
このときに混乱する最大の原因は、両方を一度に考えてしまうことです。

is / are は、後ろに来る名詞が単数か複数かで決まります。
一方で、some と any は、文が肯定文か、否定文か、疑問文か、そして意味がどうなっているかで決まります。

There is / are の文では、「名詞の数」と「文の種類」を別々に考える意識を持つと、判断が安定します。

意味で判断する応用ルール

文の形だけでは判断できない問題が、定期テストや高校入試ではよく出題されます。
そうした問題では、話し手の気持ちや文の目的を考えて、some と any を選ぶ必要があります。

「相手に勧める・申し出る」疑問文

疑問文では基本的に any を使いますが、相手に何かを勧めたり、申し出たりする場合は some を使います。
このタイプの疑問文では、話し手が「相手が受け入れる可能性がある」と考えているため、some が自然になります。

定期テストでは、このルールを知らないと、「疑問文だから any」と機械的に判断して失点してしまいます。
疑問文でも意味が前向きかどうかを確認することが大切です。

any が肯定文で使われる特殊パターン(強調・条件)

any は否定文や疑問文で使われることが多いですが、肯定文で使われる場合もあります。
この場合の any は、「どれでも」「少しでも」といった強い意味を持ちます。

たとえば、「どんなものでもいい」「少しでもあれば十分だ」というように、条件を広くとるときに使われます。
この用法は基本問題ではあまり出ませんが、応用問題や入試問題で狙われやすいポイントです。

肯定文で any を見たときは、「否定文や疑問文の any ではない」と気づき、「意味を強調しているか」「条件を表しているか」を考えることが大切です。


このように、some と any の使い分けは
文の形で大まかに判断し
意味で最終確認する
という順番で考えると、定期テストでも入試でも安定して正解できるようになります。

【図解で整理】someとanyの判断フロー

中学英語 some と any の使い分けを判断するフローチャート図
some と any を文の形と話し手の想定から判断するための基本フロー図

some と any は、感覚で選ぶと必ずミスが出ます。
一方で、判断する順番を固定してしまえば、定期テストでも入試でも安定して正解できる文法です。

ここでは、問題を見たときに必ずたどるべき考え方を、3つのステップに分けて整理します。
この流れは、There is / There are の判断フローとも共通しており、セットで身につけると効果的です。

① まず文の種類を確認する

最初に行うべきことは、文の種類を見極めることです。
肯定文なのか、否定文なのか、疑問文なのかを確認します。

肯定文であれば、基本的には some を使う可能性が高くなります。
否定文や疑問文であれば、基本的には any を使う可能性が高くなります。

この段階では、まだ例外を考える必要はありません。
まずは大きな方向性を決めることが目的です。

② 話し手が「想定しているか」を考える

次に考えるのは、話し手がそのものの存在を想定して話しているかどうかです。
文の形だけで判断できない場合は、ここが最も重要になります。

疑問文であっても、相手に勧めたり、申し出たりしている場合は、話し手は「あること」を前提にしています。
このようなときは、some を使います。

逆に、肯定文であっても、「どれでもいい」「少しでもあればいい」という意味で、存在を限定していない場合は any が使われます。
文の意味が前向きかどうかではなく、存在をどの程度はっきり考えているかを見ることが大切です。

③ There is / are の文では名詞とセットで判断する

There is / There are の文では、さらに注意が必要です。
この形では、is / are と some / any を同時に考えてしまい、判断があいまいになりがちです。

まず、後ろに来る名詞を見て、単数か複数かを判断し、is か are を決めます。
その次に、文の種類と意味を確認して、some か any を決めます。

is / are は名詞の数で決まり、some / any は文の意味で決まる。
この役割分担をはっきり分けて考えることで、There is / are の文でも迷わなくなります。

この判断の流れは、メイン記事で解説している There is / There are の考え方とも同じです。
同じ手順で考えられるようになると、文法問題全体の正答率が大きく上がります。


この3ステップを意識して問題に取り組めば、
some と any で迷う時間はほぼなくなります。

There is / There are と some・any のセット問題対策

There is There are と some any のセットでの判断イメージ図
There is / There are の文で some と any を同時に判断する考え方

定期テストでは、There is / There are と some・any がセットで出題されることが非常に多くあります。
このタイプの問題は、一部だけ正しく考えても全体としては不正解になりやすく、点数を下げる原因になりがちです。

ここでは、なぜ There is some ~ が正解になるのかなぜ There are any ~ が不正解になりやすいのかを整理し、同時判断のコツを確認します。

There are some ~ が正解になる理由

結論から言うと、中学校の英語では、some を使う文は「There are some ~」になると考えてOKです。

理由① some の後ろには「数えられる名詞の複数形」が来るから

中学英語で習う some の基本ルールは、次の形です。

  • some + 数えられる名詞(複数)
  • 例)some books / some students / some apples

そして、There is / There are は、後ろに来る名詞が複数なら are を使うというルールがあります。

つまり
some + 名詞(複数) → There are
となります。

例文

  • There are some books on the desk.
    (机の上に何冊か本があります)
  • There are some students in the classroom.
    (教室に何人か生徒がいます)

どちらも、some の後ろが複数形なので are が正解です。

理由② There is some ~ という英文は「中学英語では扱わない」

実は、英語としては

  • There is some water.
  • There is some information.

のような文も存在します。
しかし、これらは 数えられない名詞(不可算名詞)+ some の形です。

この使い方は、中学校の文法範囲では基本的に習いません。

そのため、

  • 中学校の定期テスト
  • 高校入試

では、some が出てきたら「There are some ~」を選ぶ問題設定になっています。

テストでの見抜き方(超重要)

空欄補充問題で some を見つけたら、次のように考えましょう。

  1. some を見つける
  2. some の後ろの名詞を見る
  3. 複数形 → There are

  • ( )some pictures on the wall.
    → pictures(複数)なので
    There are some pictures on the wall.

まとめ(ここだけ覚えればOK)

  • 中学英語では
    some + 名詞(複数)= There are
  • There is some ~ は中学校では出題されない
  • テストや入試では
    some があったら are を選ぶ

このルールを押さえておけば、There is / There are の問題で迷うことはほぼなくなります。

There are any ~ が不正解になりやすい理由

結論から言うと、肯定文では「There are any ~」は基本的に使いません。
そのため、定期テストや高校入試では 不正解になりやすい表現です。

理由① any は「否定文・疑問文」で使うのが基本だから

中学英語で習う any の基本ルールは次のとおりです。

  • 否定文 → any
  • 疑問文 → any
  • 肯定文 → some

つまり、There are ~ の文が肯定文の場合、
any ではなく some を使うのが正解です。

正しい例

  • There are some books on the desk.
    (机の上に何冊か本があります)

間違いやすい例

  • × There are any books on the desk.

→ 肯定文なので any は使えません。

理由② any を使うなら文の形が変わる

any が正しく使えるのは、次のような文です。

否定文

  • There aren’t any books on the desk.
    (机の上に本は1冊もありません)

疑問文

  • Are there any books on the desk?
    (机の上に何冊か本はありますか)


any が出てきたら、「否定文か疑問文か」を必ず確認する
これがテストでの超重要ポイントです。

理由③ テストでは「some / any の使い分け」を聞かれている

定期テストや高校入試では、

  • 文法を知っているか
  • ルール通りに判断できるか

をチェックするために、わざと There are any ~ の形が選択肢に入ることがあります。

例(空欄補充)

  • There (   ) books in the box.

選択肢:

  • ① are some
  • ② are any

→ 肯定文なので ① are some が正解
② are any は 不正解にさせるためのひっかけです。

まとめ(ここは必ず覚える)

  • 肯定文
    → There are some
  • 否定文・疑問文
    → There aren’t / Are there any
  • There are any ~ は、テストでは基本NG

よくある間違いパターンと減点例

There is / There are と some・any のセット問題では、毎年似たようなミスが繰り返されます。
ここでは、特に多い減点パターンを確認します。

文の形だけで some / any を決めてしまう

「肯定文だから some」「疑問文だから any」と機械的に判断すると、例外問題で間違えます。
特に、相手に勧める疑問文や、意味を強調する肯定文では、この判断方法が通用しません。

文の形はあくまで最初の目安であり、最終的には意味を確認する必要があります

名詞が可算・不可算かを見ていない

is / are の判断は、名詞が単数か複数か、または不可算かで決まります。
この確認をせずに some / any だけを考えてしまうと、文全体として不正解になります。

たとえば、数えられない名詞なのに are を選んでしまうと、その時点で間違いになります。
some と any の問題は、必ず名詞の性質とセットで出題されることを意識する必要があります。

There is / are の is / are だけに意識が向いてしまう

There is / There are の問題では、多くの中学生が is と are の判断に集中しすぎてしまいます。
その結果、some / any を深く考えず、何となく選んでしまいがちです。

is / are が正しくても、some / any を間違えれば文は不正解になります。
両方を別々に、しかし同時に判断する意識が必要です。

主語の見抜き方と some / any の同時判断手順

まず、There is / are の文では、後ろに来る名詞が本当の主語です。
その名詞が単数か複数か、または不可算かを見て、is か are を決めます。

次に、文が肯定文なのか、否定文なのか、疑問文なのかを考えます。
最後に、話し手がその存在を想定しているかどうかを考え、some か any を決めます。

この順番を守れば、There is / There are と some・any のセット問題でも、安定して正解できるようになります。


この内容を理解したうえで練習問題に取り組めば、
定期テストでの間違いは大きく減らせます。

なお、some と any の誤用例については、英語教育専門のアルクの英語教材でも詳しく解説されています。理解を深めたい場合は参考にするとよいでしょう。

【定期テスト・入試ではこう出る】someとanyの典型問題

some と any は、文法の理解だけでなく、問題形式への慣れが得点を左右します。
定期テストや高校入試では、ほぼ決まった形で出題されるため、そのパターンを知っておくだけで正答率は大きく上がります。

ここでは、特に出題頻度が高い三つの問題形式に分けて解説します。

定期テストや高校入試では、some と any の使い分けが空欄補充や英作文で頻出です。こうした出題傾向は、旺文社の中学英語教材でも繰り返し扱われています(『中学総合的研究問題集 英語 新装改訂版』)。

空欄補充でよく出るパターン

空欄補充では、some と any のどちらかを選ばせる問題が多く出ます
このタイプでは、文の形がヒントになっていることがほとんどです。

肯定文なのか、否定文なのか、疑問文なのかをまず確認し、そのあとで意味を考えます。
特に There is / There are の文では、is / are に意識が向きやすく、some / any の判断が甘くなりがちです。

空欄の前後だけを見るのではなく、文全体が何を伝えようとしているのかを考えることが、正解への近道です。

並び替えでひっかかりやすいパターン

並び替え問題では、some と any の位置そのものは難しくありません。
しかし、文の意味を考えずに語順だけを整えると、誤った選択をしてしまいます。

特に多いのが、疑問文だから無条件に any を使ってしまうミスです。
相手に勧めたり、申し出たりする文なのか、それとも単なる確認なのかを見抜かないと正解できません。

並び替えでは、完成した英文を一度頭の中で日本語にしてみることが大切です。
意味が不自然であれば、some と any の選択を見直す必要があります。

英作文で減点されやすい書き方

英作文では、some と any の使い分けが部分点に大きく影響します
文全体が合っていても、この部分を間違えると減点されることが多いです。

特に注意が必要なのは、否定文や疑問文を作るときです。
日本語をそのまま英語に直すと、some を使ってしまいがちですが、英語では any が必要になる場合が多くあります。

また、There is / There are を使った英作文では、is / are の正しさに安心してしまい、some / any を確認しないまま提出してしまうケースがよく見られます。
英作文では、最後に文の意味を確認し、話し手が存在を想定しているかどうかを考え直すことが大切です。


これらの典型問題を意識して練習しておくと、
初見の問題でも some と any を正しく使い分けられるようになります。

someとanyの練習問題5問【基本問題】

① 和訳問題1問

1 次の英文を日本語にしなさい。
There are some milk in the fridge.

② 並び替え問題2問

2 次の語句を並び替えて、意味の通る英文を完成させなさい。
【any / have / I / money / don’t】.

3 次の語句を並び替えて、意味の通る英文を完成させなさい。
【some / there / books / are / on / the / desk】.

③ 英作文問題2問

4 次の日本文を英語にしなさい。
私は質問がいくつかあります。

5 次の日本文を英語にしなさい。
机の上にりんごがいくつかあります。

someとanyの練習問題5問【応用問題】

① 和訳問題1問

6 次の英文を日本語にしなさい。
Do you want any tea?

② 並び替え問題2問

7 次の語句を並び替えて、意味の通る英文を完成させなさい。
【any / there / questions / are】?

8 次の語句を並び替えて、意味の通る英文を完成させなさい。
【have / any / I / don’t / time】.

③ 英作文問題2問

9 次の日本文を英語にしなさい。
何か質問はありますか。

10 次の日本文を英語にしなさい。
少しでも時間があれば、私は手伝います。

練習問題の解答・解説【応用問題】

ここでは、前のセクションで出題した応用問題の解答と、その理由を丁寧に解説します。
「なぜその答えになるのか」を確認しながら読み進めてください。

① 和訳

6 の解答
あなたはお茶を少し飲みますか。
あなたはお茶はいかがですか。

解説
この文は疑問文で、相手に飲み物を勧める場面を想定しています。
話し手は、相手が飲みたいかどうかを知るために質問しているため、any を使います。

ただし、高校英語や難関私立高校入試では疑問文でsomeが使われる問題も出てきます。相手が飲む可能性があると考えて質問している場面では、any ではなく some を使います。

難関高を志望している人は、「疑問文だからといって機械的に any を選ばず、話し手の気持ちを考えるように意識しておきましょう。

② 並び替え

7 の解答
Are there any questions?

解説
文は疑問文なので、some ではなく any が使われます。
また、There is / There are の文では、questions が複数形の名詞なので are を使います。

is / are の判断と、some / any の判断を別々に行うことがポイントです。

8 の解答
I don’t have any time.

解説
否定文では、「全くない」という意味をはっきり表すために any が使われます。
some を使うと、「少しはある」という意味になってしまい、文の意味が変わってしまいます。

③ 英作文

9 の解答例
Do you have any questions?

解説
質問があるかどうかを確認する、普通の疑問文なので any が使われます。
相手に勧めたり、申し出たりする文ではない点が判断のポイントです。

10 の解答例
If you have any time, I will help you.

解説
この文では、「少しでも時間があれば」という条件を表しています。
難関高校入試では、any は肯定文でも、「どれだけ少なくてもよい」という意味で使われることがあります。

このような使い方は応用問題でよく出題されるため、覚えておく必要があります。

もっと練習問題を解いて定期テストや高校入試対策をしたい人には、
→ 中学英語|someとanyの使い分け練習問題まとめ【定期テスト・高校入試対策/解答・解説つき】
の記事がおすすめです。

定期テスト直前チェック|someとanyの最終確認

some と any の定期テスト直前チェック用イメージ
定期テスト直前に確認したい some と any の判断ポイント

テスト直前は、新しいことを覚えるよりも、判断手順を確認することが大切です。
some と any で迷ったときは、次の三点を順番に確認してください。

この3点を見れば必ず正解できる

一つ目は、文が肯定文、否定文、疑問文のどれかを確認することです。
肯定文なら some、否定文や疑問文なら any を基本に考えます。

二つ目は、話し手がその存在を想定しているかどうかを考えることです。
勧めたり、申し出たりしている場合は疑問文でも some が使われます。

三つ目は、There is / There are の文では、名詞の数と文の意味を分けて考えることです。
is / are は名詞の数で決め、some / any は文の意味で決めます。

この三点を意識すれば、定期テストや入試で some と any の問題に迷うことはほとんどなくなります。


これで
「中学英語の some と any の使い分け」
の記事は、理解から実戦まで一通りカバーできています。

中学英語のsomeとanyに関するよくある質問

Q1|someとanyの一番基本的な違いは何ですか?
someは話し手が「ある程度ある」「あると想定している」場合に使います。anyは量や存在を限定せず、「あるかどうかわからない」「ゼロの可能性も含む」場合に使うのが基本です。

Q2|なぜ肯定文ではsomeが多く使われるのですか?
肯定文は、話し手がその物の存在を前提にして話す文だからです。「ある」と想定しているため、someのイメージと一致します。

Q3|疑問文なのにsomeを使うことがあるのはなぜですか?
相手に勧めたり、期待をこめてたずねる疑問文では、話し手の中で「あるはず」という想定があるため、someを使います。Would you like some ~?が代表例です。

Q4|否定文では必ずanyを使うのですか?
中学英語の範囲では、否定文では基本的にanyを使うと覚えて問題ありません。「ない」という意味で、存在を限定しないanyが合うからです。

Q5|疑問文では必ずanyを使いますか?
基本はanyですが、相手に勧める・期待する疑問文ではsomeになります。文の形だけで判断せず、話し手の気持ちを見ることが大切です。

Q6|There is / There are の文ではどう考えればいいですか?
まず名詞が単数か複数か、不可算かを見てis / areを決め、そのうえで肯定文ならsome、否定文・疑問文ならanyを基本に判断します。

Q7|There are any ~ はなぜ間違えやすいのですか?
any自体は複数名詞とも使えますが、肯定文のThere areでは話し手が存在を認めているため、someを使うのが自然です。このズレで失点しやすくなります。

Q8|someは数がはっきりしていないときだけ使えますか?
はい。someは「いくつか」「少量」など、正確な数を言わないときに使います。数が明確なときは数字を使います。

Q9|anyは「少しも~ない」という意味になりますか?
否定文ではその意味になります。I don’t have any money. は「お金が少しもない」というニュアンスです。

Q10|可算名詞と不可算名詞の違いも関係ありますか?
関係あります。someとanyはどちらも可算名詞の複数形と不可算名詞に使います。単数の可算名詞には使えません。

Q11|テストで早く判断するコツはありますか?
文の種類、話し手の想定、名詞の形をこの順で見ることです。形だけで決めないことが最大のポイントです。

まとめ

someとanyは、肯定文か否定文かだけでなく、話し手が「あると考えているかどうか」で使い分けます。
特にThere is / There are の文では、名詞の形とセットで考えることが重要です。

定期テストや入試では、文の意味を一度日本語で確認し、話し手の立場を意識して判断することで、ミスを大きく減らせます。

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福地 暁です。
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