英語の仮定法は、中学生が最初につまずきやすい文法の一つです。
理由はシンプルで、過去形なのに今の話をしているという、これまでの英語のルールと逆のことが起こるからです。
ただし、考え方さえつかめば、仮定法は「暗記文法」ではなく、意味で理解できる得点源になります。
ここではまず、仮定法の役割と、普通のIf文との違いをイメージから整理していきましょう。
仮定法とは?「もしも〜なら」の基本イメージと直説法との違い

仮定法とは、現実とは違うことを想像して話すための表現です。
「もしも〜だったらなあ」「本当は違うけど、仮に言うなら」というときに使われます。
英語には、大きく分けて
現実をそのまま話す文
現実と違うことを想像して話す文
の2種類があり、仮定法は後者にあたります。
現実ではない「妄想・願い」を話すのが仮定法の役割
仮定法の最大の役割は、現実では起こっていないこと・起こりそうにないことを表すことです。
たとえば
「お金がたくさんあったらなあ」
「鳥だったら空を飛べるのに」
こうした文は、今の現実とは違うことを想像しています。
このように
現実ではない
今すぐには実現しない
と話し手が分かっている内容を表すのが、仮定法です。
普通の「If(もし〜なら)」と何が違う?
Ifを使う文には、仮定法ではないIf文もあります。
ここを区別できるかどうかが、テストでの正解率を大きく左右します。
ポイントは
そのIf文が
起こる可能性のある話か
現実と反対の話か
という点です。
直説法:起こる可能性があること(例:明日晴れたら〜)
直説法のIf文は、実際に起こる可能性があることを表します。
たとえば
「明日雨が降ったら、家にいます」
この文は、雨が降る可能性が現実的にあります。
このように
起こるかもしれない
まだ結果が決まっていない
内容を表すIf文は、仮定法ではありません。
仮定法:現実に反すること・あり得ないこと(例:私が鳥だったら〜)
一方、仮定法のIf文は、現実と反対だと分かっている内容を表します。
「私が鳥だったら、空を飛べるのに」
この文では、話し手は
自分が鳥ではない
空を飛べない
という現実を分かった上で話しています。
このように
現実と違う
今は起こりえない
と分かっている内容を表すIf文が、仮定法です。
おすすめの関連記事:Ifの識別解説記事でもっとくわしく解説しています。
【専門解説】なぜ「過去形」を使うの?「現実との距離」という考え方
仮定法で一番の疑問は
なぜ今の話なのに過去形を使うのか
という点です。
ここで大切なのは、過去形=過去の話と考えないことです。
仮定法の過去形は、
時間ではなく
現実との距離
を表しています。
英語では
現実から遠い
実現しにくい
あり得ない
といった内容ほど、形を「過去」にずらして表します。
つまり
過去形を使う
=現実から距離を取っている
という合図です。
この考え方を理解すると
「過去形なのに今の話」
という違和感は一気になくなります。
仮定法は
時制のルール
ではなく
意味を表すための特別な形
だと覚えておきましょう。
【公式】仮定法過去の作り方|形を覚えるのが最短ルート

仮定法過去は、意味を考えすぎる前に、まず形を正確に覚えることが得点への近道です。
理由は、仮定法過去が決まった公式でほぼすべて表せる文法だからです。
ここでは、仮定法過去の基本ルールと語順を、テストでそのまま使える形で整理します。
仮定法過去の基本ルールと語順
仮定法過去は、基本的に
If節
主節
の2つで構成されます。
重要なのは
If節では過去形
主節では助動詞の過去形+動詞の原形
を使う点です。
この組み合わせが、仮定法過去の最重要公式です。
be動詞は主語に関わらず「were」を使うのが鉄則
仮定法過去でbe動詞を使う場合、主語が何であっても were を使います。
- I were
- he were
- she were
- it were
すべて同じ形になります。
ここは、三単現のsや主語による変化を考えないことがポイントです。
仮定法では、文法上の主語ルールよりも「仮定法の型」が優先されます。
【注意】口語の「was」はテストでバツになる?
会話や歌詞、映画などでは
If I was you
という表現を見かけることがあります。
しかし、定期テストや高校入試では was は原則として不正解になります。
学校英語では
仮定法過去のbe動詞は were
と決まっているため、迷ったら必ず were を選びましょう。
テストでは
正確な文法
を求められるため、口語表現は使わない
これが安全な判断です。
一般動詞は過去形にし、後ろに「助動詞の過去形」を置く
be動詞以外の一般動詞は、If節で過去形にします。
例として
If I had more time
のように、have を had にします。
その後ろの主節では
助動詞の過去形+動詞の原形
を使います。
If I had more time, I would help you.
このように
If節は過去形
主節は would + 原形
という形が、仮定法過去の基本パターンです。
絶対に忘れてはいけない助動詞の過去形(would / could / might)
仮定法過去では、主節に使う助動詞が非常に重要です。
よく使われるのは
would
could
might
の3つです。
would は
「〜だろう」「〜するのに」
という、最も基本の意味を表します。
could は
「〜できるのに」
という能力や可能性を表します。
might は
「〜かもしれないのに」
という、控えめな可能性を表します。
どの助動詞も
後ろは必ず動詞の原形
になる点を忘れないようにしましょう。
【おすすめの関連記事】「助動詞の基本」を復習して仮定法の理解を深める
仮定法過去は、助動詞の理解が不十分だと混乱しやすい文法です。
特に
助動詞の意味の違い
助動詞の後ろは原形
という基本ルールは、仮定法でもそのまま使われます。
ここで一度、助動詞の基本を復習しておくと、
仮定法過去の文が形でも意味でも一気に理解しやすくなります。
→ 中1英語の助動詞まとめ|can・will・must の意味と使い方を例文つきでわかりやすく解説
I wish 〜「〜ならいいのになあ」の使い方
I wish 〜 は、今の現実とは違うことを願うときに使う重要表現です。
「こうだったらいいのに」「本当は違うけど、そうなってほしい」という、かなわない願い・不満を表します。
仮定法過去の代表的な形なので、形と意味をセットで押さえておきましょう。
I wish + 主語 + 過去形の形
I wish の基本形は、I wish + 主語 + 過去形です。
ここで使う過去形は、過去の話ではなく、現実と反対であることを示す形です。
I wish I were taller.
私はもっと背が高ければいいのになあ。
I wish I had more free time.
もっと自由な時間があればいいのになあ。
I wish she lived near here.
彼女がこの近くに住んでいればいいのになあ。
どの文も、
今は背が高くない
今は時間がない
彼女は近くに住んでいない
という現実と反対の状況を前提にしています。
このような wish の使い方は、英英辞書でも「現実と反対の願い」を表す表現として説明されています。
→ wish の用法(Cambridge Dictionary)
今の事実と反対の願いを表すのがポイント
I wish を使うときの最大のポイントは、今の事実と反対の内容になることです。
I wish I were rich.
お金持ちだったらいいのになあ。
この文は、
今はお金持ちではない
という事実がはっきりしています。
そのため、I wish の後ろでは
be動詞は were
一般動詞は 過去形
を使うのがルールです。
I wish I was rich.
と書きたくなりますが、テストでは were が正解になります。
I hope(実現しそうなこと)との使い分けに注意
I wish とよく比べられるのが I hope です。
この2つは、願いの強さと現実性が大きく違います。
I hope it will be sunny tomorrow.
明日晴れるといいな。
この文は、
明日晴れる可能性がある
現実的な期待
を表しています。
一方、I wish は
すでに現実と反対
実現しにくい
と分かっている願いに使います。
I wish it were sunny today.
今日は晴れていればよかったのになあ。
ここでは
実際には晴れていない
という事実が前提になっています。
実現しそうなら I hope
現実と反対なら I wish
この区別は、定期テストや入試で非常によく問われます。
【おすすめの関連記事】「不定詞・動名詞」と組み合わさる重要表現一覧
I wish の文そのものでは、不定詞や動名詞は直接使いません。
しかし、願いの内容を表す文の中で、
to 不定詞
動名詞
が登場するケースはよくあります。
たとえば
I wish I had time to study English.
英語を勉強する時間があればいいのになあ。
このような文を正しく理解するためにも、
不定詞と動名詞の基本ルールを一度整理しておくと、
I wish を使った文全体の意味が取りやすくなります。
→ 不定詞の意味や使い方解説
→ 動名詞の意味や使い方解説
【入試頻出】仮定法が使われる典型シチュエーション
仮定法は、形を覚えるだけでは点が取れません。
どんな場面で使われるかを知っているかどうかが、入試での正解率を左右します。
ここでは、高校入試で特に狙われやすい、仮定法が使われる典型的なシチュエーションを整理します。
「今の事実と違うこと」を言いたいとき
仮定法が最もよく使われるのは、今の現実とは反対のことを言いたいときです。
If I were a teacher, I would explain it more clearly.
もし私が先生だったら、もっと分かりやすく説明するのに。
和訳
私は先生ではないが、仮に先生だったら、もっと分かりやすく説明するのに。
この文では
今は先生ではない
という事実が前提になっています。
If he had more money, he could buy that bike.
もし彼にもっとお金があれば、その自転車を買えるのに。
和訳
彼は今お金が足りないが、もっとお金があればその自転車を買えるのに。
現実と反対の内容+助動詞の過去形
この組み合わせが見えたら、仮定法を疑いましょう。
「本当は無理だけど願っていること」を表すとき
実現できない、または実現しそうにない願いを表すときにも、仮定法が使われます。
I wish I were good at math.
数学が得意だったらいいのになあ。
和訳
今は得意ではないが、数学が得意だったらいいのになあ。
I wish I had a lot of free time.
自由な時間がたくさんあればいいのになあ。
和訳
今は時間があまりないが、自由な時間がたくさんあればいいのになあ。
これらの文は
今の事実と違う
という点が共通しています。
I wish + 過去形 が出てきたら
現実と反対の願い
だと判断しましょう。
現実の理由をぼかして伝えたいとき
仮定法は、本当の理由をはっきり言わずに伝えたいときにも使われます。
入試では、この用法が書き換え問題でよく出ます。
If I had time, I would help you.
時間があれば、あなたを手伝うのに。
和訳
今は時間がないので手伝えないが、時間があれば手伝うのに。
この文は、実際には
Because I don’t have time
という理由を、やわらかく伝えています。
If she were here, she could answer the question.
彼女がここにいれば、その質問に答えられるのに。
和訳
実際には彼女がここにいないため、質問に答えられない。
直接言うときつくなる理由を
仮定法で遠回しに伝える
これも仮定法の重要な役割です。
【ポイント】日本語に「もし〜だったら」がなくても仮定法になる
日本語に「もし」が入っていなくても、英語では仮定法になることがあります。
ここは、入試でひっかけられやすいポイントです。
I would buy the bag if I had enough money.
十分なお金があれば、そのかばんを買うのに。
和訳
今はお金が足りないので買えないが、十分なお金があれば買うのに。
日本語訳を見ると
「もし」が入っていません。
それでも
had
would
という形から、仮定法だと判断できます。
日本語に引きずられず
英語の形
助動詞の過去形
を見て判断することが、仮定法攻略のコツです。
難関私立高校入試対策!仮定法の「書き換え」重要パターン
仮定法は、書き換え問題として出題されることが非常に多い文法です。特に難関私立高校入試では、高校英語も一部出題されます。
形を理解しているだけでは足りず、意味を保ったまま別の形に直せるかが問われます。
ここでは、特に難関私立高校入試で出題頻度の高い2つの書き換えパターンを、例文と和訳つきで整理します。

パターン①:仮定法 ⇄ 直説法(As / Because)への書き換え
仮定法の文は、実際の理由を仮に置き換えて表現しています。
そのため、直説法の文に書き換えるときは、本当の理由をはっきり言う形になります。
If I had enough money, I would buy the car.
お金が十分にあれば、その車を買うのに。
和訳
今はお金が足りないので買えないが、十分にあれば買うのに。
この文の実際の理由は
お金がない
という点です。
As I don’t have enough money, I can’t buy the car.
お金が十分にないので、その車を買えません。
和訳
お金が足りないため、その車を買うことができません。
意味を逆転させる(肯定は否定に、否定は肯定に)のがコツ
仮定法から直説法に直すときは、意味を逆にする必要があります。
仮定法では
ある条件があればできる
という形で書かれていますが、
実際にはその条件がないのが現実です。
If she were free today, she would come with us.
もし彼女が今日暇なら、私たちと一緒に来るのに。
和訳
彼女は今日暇ではないので来られない。
As she isn’t free today, she can’t come with us.
彼女は今日暇ではないので、私たちと一緒に来られません。
和訳
彼女が今日暇でないため、一緒に来ることができません。
仮定法は肯定の形で書かれていても、現実は否定
この逆転を必ず意識しましょう。
パターン②:If it were not for 〜(もし〜がなければ)
If it were not for 〜 は、ある事実のおかげで成り立っている現実を表します。
「もし〜がなければ」という意味になり、入試で非常に頻出です。
If it were not for your help, I couldn’t finish the work.
もしあなたの助けがなければ、その仕事を終えられないだろう。
和訳
あなたの助けがあるから、その仕事を終えられる。
この文のポイントは
実際には助けがある
という点です。
Without や But for を使った短縮書き換え
If it were not for 〜 は、without や but for に書き換えられます。
意味は変わりません。
Without your help, I couldn’t finish the work.
あなたの助けがなければ、その仕事を終えられない。
和訳
あなたの助けがなければ、その仕事を終えることはできない。
But for your help, I couldn’t finish the work.
あなたの助けがなければ、その仕事を終えられない。
和訳
あなたの助けがなければ、その仕事は終えられなかった。
どの形も
助けがあったから終えられた
という同じ意味を表しています。
If it were not for = Without = But for
このセットは、そのまま暗記しておくと得点につながります。
【注意】ifの省略パターンは中学では「見分けられればOK」
仮定法には、if が省略された特別な形があります。
高校入試や定期テストでは、
「この形を見たことがあるか」
「仮定法だと気づけるか」
が問われることが多く、自分で書けるかどうかは重視されません。
中学生の段階では、見分けられれば十分です。
Were I 〜 / Had I 〜 の形だけ押さえよう
if が省略されると、助動詞や be動詞が文の最初に来る形になります。
Were I you, I would tell the truth.
もし私があなたなら、本当のことを言うだろう。
和訳
私があなたではないが、仮にあなたなら本当のことを言うだろう。
この文は
If I were you, I would tell the truth.
と同じ意味です。
Had I enough money, I would buy that bike.
もし十分なお金があれば、その自転車を買うのに。
和訳
十分なお金がないが、もしあればその自転車を買うのに。
この文は
If I had enough money, I would buy that bike.
と同じ内容を表しています。
形の特徴は
文の最初が Were や Had になっている
if が見当たらない
という点です。
これを見たら、仮定法だと判断しましょう。
書けなくても意味が分かれば正解できる問題が多い
中学レベルのテストでは、
Were I 〜
Had I 〜
を自分で書かせる問題はほとんど出ません。
多くの場合は
意味を選ぶ問題
正しい内容を答える問題
書き換えの選択問題
として出題されます。
Were she here, she could help us.
もし彼女がここにいれば、私たちを手伝えるのに。
和訳
彼女はここにいないが、仮にいれば手伝えるのに。
このような文を見たときに
if が省略された仮定法だ
今の事実と反対の話だ
と分かれば、それだけで十分得点につながります。
形を完璧に書けることよりも
見分けて意味を取れること
これが中学生に求められる到達ラインです。
【ミス防止】仮定法を見分ける3つのチェックポイント
仮定法の問題で多いミスは、
仮定法だと気づけない
直説法のIf文と勘違いする
というものです。
ここでは、テスト中に必ず確認したい、仮定法を見分けるためのチェックポイントを3つに整理します。
文の中に助動詞の過去形があるか探す
仮定法過去で最も分かりやすいサインは、助動詞の過去形です。
would
could
might
が文の中にあれば、まず仮定法を疑いましょう。
If I had more time, I would study English every day.
もしもっと時間があれば、毎日英語を勉強するのに。
和訳
今は時間がないが、もしあれば毎日英語を勉強するのに。
この文では
would
が使われています。
助動詞の過去形が見えたら
現実と反対の話ではないか
を必ず確認します。
If節と主節の内容が現在の話か確認する
仮定法過去は、形は過去でも、内容は現在の話です。
ここを確認することで、過去の出来事との区別ができます。
If she were taller, she could play basketball better.
もし彼女がもっと背が高ければ、もっと上手にバスケットボールができるのに。
和訳
今は背が高くないが、もし高ければもっと上手にできるのに。
この文は
昨日の話
昔の話
ではありません。
今の彼女の身長について話しています。
If節も主節も
現在の状況を想像している
と分かれば、仮定法だと判断できます。
【おすすめの関連記事】「動詞の不規則変化」でスペルミスを防ぐ
仮定法では
一般動詞の過去形
助動詞の過去形
が多く使われます。
そのため、不規則変化のスペルミスが原因で失点するケースが非常に多くなります。
If I knew his name, I would call him.
もし彼の名前を知っていれば、彼に電話するのに。
和訳
今は名前を知らないが、知っていれば電話するのに。
know の過去形は
knew
です。
動詞の形が正しいかどうかは、
仮定法を見分けるだけでなく、
正解できるかどうかにも直結します。
仮定法対策として、
不規則変化の確認
をセットで行っておきましょう。
→ 過去形の一覧(不規則動詞変化表)
【演習問題】仮定法の基本と書き換えに挑戦!
ここでは、定期テスト・高校入試でよく出る形式の問題を通して、仮定法の理解を確認します。
解けなくても大丈夫です。解説で「なぜその形になるのか」を必ず確認してください。
なお、仮定法は問題演習を重ねることで定着します。旺文社など市販の定番入試対策教材を併用するのも効果的です。
第1問:適切な動詞の形を選ぶ(穴埋め問題)
次の文の( )に入る最も適切な形を選びなさい。
1.もし私があなたなら、彼女に謝るのに。
If I ( am / were ) you, I would apologize to her.
2.もし彼にもっと時間があれば、部活に参加できるのに。
If he ( has / had ) more time, he could join the club.
3.もし彼女が今ここにいれば、その質問に答えられるのに。
If she ( is / were ) here now, she could answer the question.
第2問:日本文に合う英文を作る(並び替え問題)
次の日本文の意味になるように、与えられた語句を並び替えなさい。
不要な語はありません。
1.「もし十分なお金があれば、その本を買うのに。」
【would / ,/ enough / buy / I / had / money / the / book】.
2.「もし彼女がもっと親切なら、私は助けを求めるのに。」
【if / ,/ were / she / kinder / ask / I / would / her / help】.
第3問:直説法の文を仮定法に書き換える(応用問題)
次の文を、仮定法を使った文に書き換えなさい。
1.I don’t know his email address, so I can’t contact him.
2.She is not free today, so she doesn’t come with us.
【おすすめの関連記事】もっと解きたい人へ:仮定法の入試予想問題集50選
基本が分かったら、書き換え・並び替え・和訳まで含んだ問題演習で定着させましょう。
→ 仮定法の入試予想問題集50選
演習問題の解答とプロが教える解説
解答一覧
第1問
1 were
2 had
3 were
第2問
1 If I had enough money, I would buy the book.
2 If she were kinder, I would ask her help.
第3問
1 If I knew his email address, I could contact him.
2 If she were free today, she would come with us.
第1問の解説:were+助動詞をセットで考える
If I were you, I would apologize to her.
もし私があなたなら、彼女に謝るのに。
仮定法過去では
If節は 過去形
主節は 助動詞の過去形+動詞の原形
が基本です。
be動詞は主語に関係なく were を使う
これを必ずセットで覚えましょう。
If he had more time, he could join the club.
もし彼にもっと時間があれば、その部活に入れるのに。
If she were here now, she could answer the question.
もし彼女が今ここにいれば、その質問に答えられるのに。
第2問の解説:助動詞の後は動詞の原形
If I had enough money, I would buy the book.
もし十分なお金があれば、その本を買うのに。
would の後ろは
必ず動詞の原形
buy になる点に注意します。
If she were kinder, I would ask her help.
もし彼女がもっと親切なら、私は彼女に助けを求めるのに。
ask の形が変わらない理由も、
助動詞の後ろだから
と説明できるようにしておきましょう。
第3問の解説:時制を一つ下げる意識が重要
I don’t know his email address, so I can’t contact him.
この文の現実は
知らない
連絡できない
です。
これを仮定法にすると、時制を一段階下げます。
If I knew his email address, I could contact him.
もし彼のメールアドレスを知っていれば、彼に連絡できるのに。
She is not free today, so she doesn’t come with us.
If she were free today, she would come with us.
もし彼女が今日暇なら、私たちと一緒に来るのに。
現在形
→ 仮定法では過去形
can
→ could
という 時制ダウン を意識すると、書き換え問題は一気に解きやすくなります。
よくある質問(Q&A)
Q1:仮定法って、そもそもどんなときに使う文法ですか?
仮定法は、現実とは違うこと・実現していないことを仮に想像するときに使います。
「もし〜だったら」「もし〜だったらなあ」という、日本語でも想像や後悔を表す場面が典型です。
Q2:仮定法と直説法の一番の違いは何ですか?
一番の違いは、その内容が現実かどうかです。
直説法は事実や現実をそのまま述べ、仮定法は現実ではない前提で話します。
Q3:仮定法過去と仮定法過去完了はどう見分けますか?
基準は「いつの話か」です。
今の話なら仮定法過去、過去の後悔なら仮定法過去完了を使います。
Q4:仮定法過去なのに、なぜ過去形を使うのですか?
仮定法の過去形は、過去を表すためではなく、現実との距離を表すためです。
時制を一つ下げることで「現実ではない」ニュアンスを出しています。
Q5:be動詞はなぜ was ではなく were を使うのですか?
仮定法では、主語に関係なく be動詞は were を使うのが原則です。
これは「事実ではない」という意味を強調するためです。
Q6:仮定法で would がよく出てくるのはなぜですか?
would は「〜だろうに」という仮の結果を表す助動詞だからです。
仮定法では、条件と結果をセットで考えるのが基本です。
Q7:if がなくても仮定法になることはありますか?
あります。
I wish や as if などの表現は、if がなくても仮定法になります。
Q8:I wish の後ろは、どんな形になりますか?
今の願望なら 過去形、過去の後悔なら 過去完了形を使います。
ここでも「時制を一つ下げる」意識が重要です。
Q9:as if の後ろは必ず仮定法ですか?
話し手が「事実ではない」と考えている場合は仮定法になります。
事実の可能性がある場合は直説法も使われます。
Q10:仮定法は定期テストや入試でどこが狙われやすいですか?
動詞の形、助動詞の選択、直説法からの書き換えが特に狙われます。
用法名よりも「形が合っているか」を問われることが多いです。
Q11:仮定法をミスしないコツはありますか?
まず「現実の話かどうか」を判断し、時制を一つ下げると意識することです。
公式を丸暗記するより、使いどころをセットで覚えるのが近道です。
まとめ:仮定法は「公式+使いどころ」を覚えれば得点源になる!
仮定法は難しく見えますが、ポイントはシンプルです。
現実ではない話かどうかを判断し、時制を一つ下げる。
この意識があれば、穴埋め・並び替え・書き換え問題でも安定して得点できます。
中学校で学ぶ英語文法は、文部科学省の学習指導要領に基づいて構成されています。かつては高校英語のみで学んでいましたが、仮定法の基本部分は中学校で学ぶようになりました。
今回の改訂で仮定法を追加することにより,正しい文法事項を用いて表現することができるようにした。
文部科学省『中学校学習指導要領解説(英語)』より引用
仮定法の基本の形はもちろん、「どんな場面で使うか」まで理解して、仮定法を得点源にしていきましょう!
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この記事を書いた人
現役の塾経営者。指導歴25年以上、のべ3,500人以上の小・中・高校生を指導。
定期テスト対策から中学・大学受験、英検対策まで幅広く対応。
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