「古文が苦手。どう勉強したらいいかわからない」
「定期テストでいつも古文が足を引っ張っている。もう少し得点を伸ばしたい」
このような高校生は本当に多いです。中学校の古文に比べて高校の古文は格段に高度になります。
ですが、古文は正しい順序と方法で勉強すれば定期テストで得点源にできます。さらに、古文を得意科目にした人は大学入試でも合格の可能性がグンと上がります。
※関連記事:【高校生】定期テストで90点以上を取れる勉強方法
そこで今回は、ゼロからでもできるようになる古文の勉強方法とおすすめの問題集を紹介します。
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古文のおすすめの勉強方法
定期テストでも大学入試でも、古文の勉強方法はあまり変わりません。
ここでは、定期テスト・大学受験対策の両方に共通する方法を中心に紹介します。見出しに【テスト対策】と書いてある項だけは定期テスト専用の勉強方法です。
まず古文単語から覚える
まず、古文を得意にするには古文単語を覚えましょう。覚えるべき古文単語は300~600語と言われています。英単語に比べれば少ないですが、「英単語より覚えにくい」と感じる人も多いです。
後ほど単語帳をいくつか紹介しますが、どの単語帳も掲載されている単語はほぼ同じです。どれを使っても内容に差異はあまりなく、「自分にとって覚えやすい掲載方法かどうか」で選ぶと良いでしょう。
※関連記事:古文単語の一覧と問題
単語帳の複数の意味を全部覚えよう
古文単語には下記のような特徴がみられます。
- 1つの単語にいくつもの意味がある
- 現代語と同じ仮名なのに意味が違うものがある
1つの単語に3つも4つも意味があるのはザラです。面倒でしょうが、「すべて」覚えましょう。単語帳に太字で書かれている意味(一番左に書かれているメインの意味)だけとりかえず覚えようとする人もいますが、逆に非効率です。
なぜなら、定期テストでも入試でも2番目か3番目の意味が出題されたり、文脈に応じてニュアンスが変わるからです。
例えば下記の画像は令和4年度共通テストの古文の問題です。本文中に出てきた古文単語の現代語訳を問う問題です。
設問㉑「ねびととのひたる」は「成長して立派になる。大人びる。」(weblio古語辞典より)です。問題の選択肢をみると、辞書に書かれている「成長して立派になる」という意味が見当たりません。
大学入試センター 大学入学共通テスト 過去3年分の試験問題より
設問㉑の問題は選択肢②「成熟した」が正解です。本文を読んで、本文の話の流れに合う意味を探すと「成熟した」になるのです。
入試では、単語帳に書かれている意味のうちどの意味が使われるかわかりません。ですから、1種類の意味だけ覚えるよりも、その古語の指すニュアンスを捉えておくほうが意味を判別しやすくなるのです。
古代の日本語は今よりも語彙が少なかったので、1つの単語をいくつもの状況で使いまわしていました。その使いまわし方が上手だと「いとおかし(優雅だ)」と賛美されていた側面もあります。古語の意味は1つだけ覚えるのではなく、複数の意味すべて覚えるようにしましょう。
語呂合わせで覚える
英単語や漢字を覚えていて、どうしても覚えられない(すぐに忘れる)ものってありますよね。古文単語の暗記でも少なからず覚えられないものが出てきます。
そんなときは「語呂合わせ」で覚えましょう。後ほど紹介しますが、『ゴロゴ』が語呂合わせの古文単語帳として有名です。
すべて語呂合わせで覚えようとするもよし、
どうしても覚えられない古語だけ語呂合わせで覚えるもよし。
自分の好みに合わせて単語帳を使い分けましょう。
古文文法を覚える
古語の暗記と並行して、古文文法を覚えておきましょう。
まず動詞・形容詞・形容動詞と助動詞を覚える
数ある古文文法のなかでも、まず動詞・形容詞・形容動詞と助動詞を覚えましょう。四段活用とか下一段活用とかです。これらは古文の読解をするうえで根幹をなします。
日本語は「食べる」「食べたい」「食べない」のように、語尾の形で意味が決まります。助動詞は語尾を決定します。意味や用法を知っておけば読解がしやすくなりますし、定期テストや大学入試でもよく問われます。活用表も丸暗記しておけば、定期テストで点数を荒稼ぎできます。
例えば、恋人に会いに行こうかどうか迷っている貴公子が文章に登場してきたとします。「昨日も会いに行ったから今日も行ったら嫌がるかな」「月を眺めて会った気になろうかな」と貴公子があれこれ逡巡する様子が描かれます。
古文の特徴として、文章を読んでも「結局この貴公子が恋人に会いに行ったかどうか」がわかりにくいです。そして本文内容に合致する選択肢を選ぶ問題が出てきて、解答する側は困ってしまうわけです。
会いに行ったのかどうかは、助動詞を見ればわかります。古文の出題者側も、文法を正確に捉えられているかどうかを見るためにそうした題材を選び、出題しています。
動詞・形容詞・形容動詞と助動詞を何よりまず勉強しておきましょう。
なお、動詞・形容詞・形容動詞を合わせて「用言」と呼びます。
次に助詞と敬語を覚える
用言と助動詞を覚えたら、次に助詞と敬語を覚えましょう。
助詞は現代語にもありますが、古文では一部使い方や意味が違っています。現代語と違っている箇所だけ覚えるようにしましょう。
敬語は古文の文章読解にとても役立ちます。
古文には主語を省略するクセがあります。動詞や誰かのセリフが書かれてあって、誰がそれをしたのか(言ったのか)を明確に書いていません。「言う」「食べる」などの動作の主語が誰なのかわからないと、何がどうなっているのかチンプンカンプンです。そんなときに便利なのが敬語です。
古文の敬語には敬語と二重敬語というのがあります。敬語は現代語と同じく「目上の人」に対して使います。二重敬語は「最高の目上の人」=「天皇や皇族」に対して使います。二重敬語が使われていたら「天皇や皇族のセリフかな?」と想像しながら読めるようになります。
ただし、『大鏡』では藤原道長にも二重敬語がよく使われています。古文を読むときは題材もチェックしておきましょう。
教科書本文の品詞分解をする
文法の勉強が進みだしたら、教科書本文を使って品詞分解をしましょう。一文ごとに単語分けをして、その単語の品詞をメモしていきます。古文読解に文法知識を活用できるようになるためです。
最初は時間と根気の必要な作業ですが、じきに慣れて速くなります。
学校の授業でも品詞分解をします。宿題で出るのか、授業中に解説してしまうのかは先生によります。先に品詞分解を練習しておけば宿題で出てきてもする必要がなく、英単語の小テストの勉強などに時間を回せます。
テスト対策:教科書本文の現代語訳を覚える
定期テストでは授業で扱った文章が出てきます。単語の意味や品詞、主語のほかに「本文内容の一致問題」や「現代語訳をさせる問題」もよく出てきます。
教科書本文の現代語訳を繰り返し読み、古文を見ながら現代語訳を自分できるようにしておきましょう。本文の現代語訳がわかっていれば、単なる暗記問題になります。覚えていればスラスラと正解できるようになります。
「古文常識」を勉強する
古文は現代から500~1000年ほど前の文章です。現代とは時代背景も文章を書く際の暗黙のルールも全く違っています。そうした古文の背景知識(=「古文常識」と呼びます)を知っておくと、古文の読解が非常にしやすくなります。
予備校でも古文常識を初回の授業などで解説するなど、とても重視しています。
古文常識をまとめた参考書もありますので、自宅学習の人は必ず目を通しておきましょう。
初見の文章で読解練習をする
品詞分解で古文文法にも慣れてきたら、教科書以外に古文文章の読解問題を解いてみましょう。古文単語や文法の知識を使って文章を読む練習をします。
- 物語なのか随筆なのか
- 本当の話なのか架空の話なのか
- 誰かを賛美しているのか訓戒を垂れているのか
などを想像しながら読みます。慣れてくると、題材を見て内容をある程度想像しながら読めるようになります。
また、いくつもの読解問題を解いていると何回かに1回、書いている内容が全くわからない文章に出合うかもしれません。誰が出てきて、どういう展開になっているのかがどうしてもわからないときがあります。
そんなときは、設問をよく読んでみましょう。内容一致問題の選択肢を見てみると、本文中の登場人物の名前や状況が書かれています。正解・不正解が入り混じっていますが、本文内容がさっぱりわからないときは貴重なヒントになります。
共通テストの過去問や予想問題でも、設問から本文内容を想像しながら解いたら50点満点で40点を超えたというケースはたびたびあります。諦めずに、使えそうなものをヒントにしながら読んでみましょう。
定期テストで90点をねらう
古文は定期テストで90点をねらいやすい科目です。古文を苦手にしている人も多いですが、前述のように単語・文法を先取りで覚えて教科書本文の現代語訳を覚えておくとかなり高得点を取れます。
定期テストで80点以上取っておくと評定が4.0以上になりやすいですし、90点まで行くと指定校推薦でもかなり優位に立てます。古文は勉強に時間のかからない科目ですから、紹介した順に対策をしてみてください。
※関連記事:指定校推薦とは?校内選考の仕組みと、推薦をもらうための評定の上げ方を解説
※関連記事:【高校生】定期テストで90点以上を取れる勉強方法
長期休みに学校の授業より先に進んでおく
古文の勉強は学校の授業を先取りしておくのがおすすめです。古文単語や古文法の知識をつけてから学校の授業にのぞむほうが理解しやすくなり、結果的に古文の勉強効率が上がります。
特に長期休みに先取りしておけば、学校の定期テスト対策は「教科書の現代語訳を覚えるだけ」で済みます。しっかり授業に集中していればその時間すらゼロでも大丈夫なくらいです。
先取り学習をして定期テストで高得点を取れるようにしておくと、大学受験対策にもその実力を活かせます。
古文の先取りはそれほど時間の必要な勉強ではなく、高1の春休み・夏休みを使えばほとんど終えられます。単語・文法の復習や長文読解を少しずつ続けて、ぜひ得意科目にしておきましょう。
※関連記事:【高校生】定期テストで90点以上を取れる勉強方法
時間がない人は通信教育がおすすめ
近くに良い塾や予備校がない、部活が忙しくて塾・予備校に通う時間がない。
こういったケースはよくあります。
そんなときは通信教育がおすすめです。
なかでも、難関大学を目指す高校生はZ会を検討してみてください。1回15~30分ほどで勉強でき、難関大学によく出る難問や記述問題の対策ができます。
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古文のおすすめ問題集
古文を勉強するにあたって、おすすめの問題集を何冊か紹介します。Amazonのリンクをつけています。リンク先でお得に購入いただけます。
古文の単語帳
まずは単語帳です。
『読んで見て聞いて覚える 重要古文単語315 四訂版』
1冊目は『重要古文単語315』です。古文の単語帳として定番の1つです。
単語をイラスト入りで語源から解説してくれているので、使う場面をイメージしながら覚えられます。315語なので古文単語帳としては少ないように見えますが、大学入試で必要な古文単語を網羅しています。
読んで見て聞いて覚える 重要古文単語315 四訂版
出版社:桐原書店
特徴:
累計340万部! 全国の高校で採用実績No.1の古文単語集、待望の四訂版!
読解や語彙問題に完全対応の315の見出し語を収録。見出し語とともに、関連語・慣用句 315 語も収録。
◆解説とイラストに加え、QR コードによる例文音読動画で覚えられる!
多義語や語源など、古文単語の意味・学習の要点をイラストや図などでわかりやすく示しています。さらに、付属の例文音読動画で繰り返し学習可能です。◆入試情報の掲載で、学習から演習に直結!
QRコードで、古文単語が出題された入試問題を掲載しました。学習した単語が入試では実際にどのように問われているのか、その場で確認できます。◆慣用句をさらに増量。入試に必要な語彙力はこの1冊で!
見出し語 315 語+関連語・慣用句 315 語の 630 語で、効率的に語彙をマスターできます。◆古典常識/付録で、周辺知識も万全!
Amazonより引用
付録では、古典世界の最も重要な常識を解説、内容理解が深まるようアシストしています。
新課程「言語文化」対応コーナーでは、現代と古文の時代との違い、あるいは古文の世界の現代までつながる流れを多角的に学ぶことができます。
『新・ゴロゴ古文単語』
2冊目は『ゴロゴ』です。古文単語を語呂合わせで覚える単語帳です。こちらも定番の古文単語帳で、数年に1回改訂をしています。掲載している単語数も多く、大学入試のカバー率も高いです。
新・ゴロゴ古文単語
出版社:スタディカンパニー
古文の文法問題集
続いて、古文の文法を勉強するのにおすすめの問題集を2冊紹介します。単語の暗記と並行して進めるようにしてみてください。
『ステップアップノート30古典文法基礎ドリル』
1冊目は『ステップアップノート』です。河合塾が出している古文法の定番問題集です。基礎から標準レベルまで網羅しており、初学者から中堅大学の受験対策までカバーしています。
ステップアップノート30古典文法基礎ドリル (河合塾シリーズ)
出版社:河合出版
『古文上達 基礎編 読解と演習45』
2冊目に紹介するのは『古文上達45』です。こちらも古文文法の勉強で定番の問題集です。
文法ごとに解説と演習を繰り返せます。難易度は1冊目の『ステップアップノート』と同程度です。
違いは、『ステップアップノート』が文法だけ掲載しているのに対して、『古文上達45』は文法とその演習用に長文読解も載せているという点です。文法も長文も標準レベルまでなので、1人で勉強するのに適しています。
古文上達 基礎編 読解と演習45
出版社:Z会
特徴:
読解につながる文法理解
体系的に文法を学べる構成になっているので、これから受験勉強を始める人に最適です。詳しい「集中講義」と「練習問題」で、受験に必要なポイントだけを効率よく学べ、これ1冊で受験勉強の基礎が完成します。実戦問題で応用力アップ
Amazonより引用
「実戦問題」は、基礎から始めてだんだんとレベルアップし、センター~中堅大の入試を突破する実力を養います。「読解へのアプローチ」では、読解に必要な古文常識や文章を読むときの着眼点も解説。古文読解を確実な得点源にします。
古文の読解問題集
文法の勉強がひととおり終わり、文法解釈にも慣れてきた人向けの読解問題集を紹介します。
『岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本』
1冊目は『読み方&解き方が面白いほど身につく本』シリーズです。古文常識や古文の読解・解法テクニックを網羅している参考書です。
古文文法をひととおり身につけて読解の練習に入る前に読んでおくのがおすすめです。
岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本
古典文法編もあります↓
岡本梨奈の 1冊読むだけで古典文法の基本&覚え方が面白いほど身につく本
漢文編もあります↓
改訂版 岡本梨奈の 1冊読むだけで漢文の読み方&解き方が面白いほど身につく本
出版社:KADOKAWA
特徴:
オンライン予備校「受験サプリ」の看板講師であり、数万人の受講生アンケートで常に最上位評価(ほぼ満点)を獲得する超人気講師の岡本梨奈先生。そんな岡本先生による待望の「古文読解対策」指南書がついに登場です!
KADOKAWAより引用
先生と生徒との”講義形式”だから、「読むだけ」でアタマに入るだけでなく、「読解」方法にくわえて「つまづきポイント」までしっかりフォローしてくれて、圧倒的にわかりやすい1冊に仕上がりました! これ1冊を読むだけで、読解はもちろん、和歌対策まで可能な構成になっています。
わかりやすさを極めに極めた岡本先生がおくる「古文読解対策の決定版」、必見です!
『大学入試問題集 岡本梨奈の古文ポラリス[2 標準レベル]』
1冊目に紹介した『岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本』の後におすすめの読解問題集です。読解の仕方・解答テクニックを詳しく解説されており、『岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本』でインプットした解き方をこの問題集で練習できます。
レベル1はコチラ↓(日東駒専・産近甲龍レベル)
大学入試問題集 岡本梨奈の古文ポラリス[1 基礎レベル]
レベル2はコチラ↓(河合塾の偏差値で50後半くらい、共通テストで7割くらいまで)
大学入試問題集 岡本梨奈の古文ポラリス[2 標準レベル]
レベル3はコチラ↓(早慶、MARCH、関関同立レベル志望者向け)
大学入試問題集 岡本梨奈の古文ポラリス[3 発展レベル]
出版社:KADOKAWA
特徴:
古文入試最前線の良問を解きまくれ! キミをさらなる高みへ導く精選14題
「過去問もそこそこ解けるようになったのに、成績が伸び悩んでいる・・・・・・」古文を得点源にできない受験生の悩みに答える問題集が登場。「スタディサプリ」の人気講師・岡本先生が、過去10年分の入試問題からマストの14題を厳選し、「実力がつく」順に配列。設問だけでなく問題文の読み方や、おさえておくべき語句・文法、さらには論旨の展開まで、まるで参考書のようなくわしさ・ていねいさで解説。日東駒専・産近甲龍・中堅私立大対策、GMARCH・関関同立・上位国公立大対策の基礎固め用に自信をもっておすすめできる問題集。
KADOKAWAより引用
『最強の古文 読解と演習50』
最後に紹介するのは『最強の古文』です。早稲田大学などの難関私大向けの古文読解問題集です。記述問題、マーク式問題の両方で構成されています。
やや古いのが弱点ですが、まだまだ十分に活用できます。これが終われば、あとは志望大の過去問に移るようにしましょう。
最強の古文 読解と演習50
出版社:Z会
特徴:
問題文は、最新の出題傾向の分析に基づき厳選。記述式に加え、マーク方式も取り入れ、様々な問題に即応できるように配慮。文学史的な視野に立って問題に取り組めるよう、問題はジャンル別に、文学史の流れに沿って構成。解答編には、出典、関連文学史、全訳、各設問についての詳細な解説を掲載。問題文に出てきた古文の基礎知識や重要事項、古典の教養に関する事項などをQ&A形式で解説します。巻末には、全体の整理と語彙確認のための「古典文学の流れ」「敬語動詞のポイント」「単語チェック」「枕詞・50」を掲載。
Amazonより引用
大学受験対策で古文はいつまでに勉強すればいいか
大学受験の勉強は入試科目が多く、何をいつまでに勉強すればいいかで悩みますよね。
最後に、古文の受験勉強はいつすればいいか説明します。
※下記のリンクは大学受験専門塾ディアロのPRです。Z会と栄光ゼミナールによるこれまでとは異なるアプローチで大学受験対策をする個別塾です。
大学受験専門塾ディアロ高2の共通テスト同日模試までがおすすめ
前述のように、古文は「学校の先取り」がおすすめです。大学受験を予定している人は高2で共通テスト同日模試を受けると思います。古文の受験対策はこのタイミングまでで終わらせることを目標にしましょう。
志望校の合格のために共通テストで8割取りたい人は、高2の共通テスト同日模試で7割以上取れれば順調です。8割目標で7割の得点率だとまだ1割足りていませんが、それは高校の授業でカバーできます。
多くの高校では高3になれば学校の授業で共通テストの過去問やさまざまな大学の過去問を扱ってくれます。受験勉強のつもりで学校の授業に取り組めば、残り1割くらいは夏休みまでにアップさせられます。
高2までで古文の勉強を共通テストまでひととおり終わらせておきましょう。
※関連記事:【共通テスト日本史】9割以上を取る勉強方法と問題集
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※関連記事:【共通テスト地理】9割以上を取る勉強方法と問題集
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高3になるとほかの科目の勉強が忙しくなる
高2までで古文の受験対策をかなり終わらせておくのは理由があります。高3ではほかの科目の受験勉強が忙しく、古文の勉強にあまり時間を使えなくなるからです。
- 数Ⅲの勉強
- 英作文/英語長文の練習
- 物理・化学などの理科の復習
- 地歴公民の暗記
高3では上記の勉強に時間をかなり使わざるを得なくなります。理科は高3の1学期まで授業が続く高校が多いですし、地歴公民は高3で覚えておかないと受験まで記憶が持ちません。理科と地歴公民だけでも相当時間を使う上に、英語と数学もあります。
ほとんどの現役生は高3で古文の勉強にほとんど時間を使えなくなってしまいます。高2までで古文の勉強を終わらせるつもりで取り組みましょう。
高2まででまだまだ古文の勉強が終わっていない人は、予備校の季節講習を利用するなどして短期集中で古文に取り組むようにしましょう。
※関連記事:【大学受験】塾・予備校の費用はいくらかかるか
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まとめ
古文をゼロから勉強する人向けに古文の勉強方法を紹介しました。
下記の順番で勉強すると、誰でも古文を得意科目にできます。
- 学校の先取りで単語と文法の勉強する
- 教科書で品詞分解の練習をする
- 古文常識を勉強する
- 読解の練習をする/教科書の現代語訳を覚えておく
大学受験に向けて高2の1月頃までには古文の受験対策は進めておきましょう。
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Z会高校講座への資料請求はこちら※関連記事:【高校生向け】Z会だけで難関大学に合格する方法
また、推薦入試や後期試験で小論文が入試科目になっていることがよくあります。共通テスト対策をしながらでも小論文の対策も週1~月2くらいではしておきましょう。
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