「立体パズルは知育に良いと聞くけど、どういいんだろう」
「子どもが進んで取り組み、中学受験につながるパズルを選びたい」
このような思いをお持ちの保護者の方は多いですよね。特に中学入試をお考えの保護者の方は早期教育を非常に重視されています。
実際、中学入試でも難関中学合格者には小学校入学前後から遊びと学びを両立させられる知育玩具を取り入れられている傾向があります。
知育玩具のなかでも特におすすめなのは、立体パズルです。
立体思考、論理的思考、創造性、さらに粘り強さも身につけられます。
※関連記事:集中力を高める方法
そこで、幼児や小学校低学年・中学年のお子様をお持ちの保護者の方向けに、知育に良いおすすめの立体パズルを紹介します。
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子どもにおすすめの立体パズル
ここでは、おすすめの立体パズルを5つ紹介します。
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Ms.0 木製ブロック 80pcs
最初に紹介するのは、「ビー玉を転がす道」を組み立てるパズルです。ピタゴラスイッチ的なパズルです。
70個もの穴の開いた木製ブロックを組み合わせ、「いかに長くビー玉を転がせるか」「どうすればビー玉に冒険のような道を転がせるか」などを工夫します。
お城のように組み立てることもできますし、コンパクトな家もつくれます。ビー玉を長く転がすだけでなく、ビー玉に人格を付与して「ビー玉王子がお城の外に出る」といったストーリーを想像して楽しむこともできます。ビー玉びーすけに見立てる子もいます。
ビー玉が転がるには「高低」をつくる必要があります。どうすればビー玉が最後まで転がってくれるか、組み合わせるブロックの大きさとともに工夫します。
木製なので丈夫ですし組み合わせの自由度が高いので、長く楽しめます。
また、ブロックどうしがカチっとハマらないので、重心のバランスを考えながら組み立てていく必要があります。
忍耐・工夫・集中力・立体思考をすべてフル稼働させて組み立てますから、成功したときの達成感がとても大きいです。
Ms.0 木製ブロック 80pcs 厚生労働省規格安全検査済 積み木 パズル ビー玉転がし スロープトイ
木製ブロック60PCS 積み木 スロープトイ モンテッソーリ(ブロック数60)
つづいても木製のブロックを紹介します。
先ほど紹介したものと同じシリーズで、ブロック数が60と少なめです。
いきなり70ブロックもあると、多すぎて使いこなせなくなる子もいます(特定の形のブロックだけ使って満足してしまう)。
そんな不安があるときは、ブロック数減らして「子どもに合うかどうか」を試してみてください。木製ブロックなので決してお安くはありませんが、比較的試しやすい価格です。
ただし、転がったビー玉の受け皿がないので、追いかけていく必要があります。それはそれで楽しく工夫する余地があります。
木製ブロック60PCS 積み木 スロープトイ モンテッソーリ 日本国内安全検査済
アストラム ビー玉ころがし
つづいては、ビー玉を「面」で転がすパズルです。カーブや十字路などさまざまな形の木製ブロックをつなげて道をつくり、ビー玉を長く転がします。
先述の2つの立体パズルは上から下にビー玉を転がしました。こちらはビー玉が転がる道を「横」につなげていきます。
転がしつづけるには途中で段差をつくる必要があります。
縦に積むブロックに比べてブロックの高低が小さくなる分、「どうすれば長く転がせるか?」を工夫するむずかしさ(=楽しさ)のハードルが上がります。
また、くるりと一回転している道を転がすにはビー玉に勢いをつけておく必要があります。その道をつくる前には勢いをつけられる道をつくっておく必要があります。
ビー玉が転がる道幅(溝)はビー玉の幅に合わせているため、ブロックが少しずれているとビー玉が詰まってしまいます。慎重に置こうと集中力もつきます。
失敗→工夫→成功を短時間で繰り返せるので、縦に積むブロックパズルよりも成功体験をたくさん積めます。
アストラム ロジック 知育玩具 木製玩具 ビー玉ころがし 脳トレ
なお、同様のブロックパズルでより質にこだわりたい方には、キュボロのほうがおすすめです。↓
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くみくみスロープ(くもん)
つづいてはくもんのくみくみスロープです。ビー玉転がしの定番知育玩具で、子どもやお孫さんの誕生日によく贈られています。
こちらはビー玉転がしですが、木製ブロックではなくプラスチック製です。タワーをつくって頂上からビー玉を転がし、下まで(床まで)転がるように道をつなげる玩具です。
組み合わせるパーツは30種類もあり、組み合わせ方はさまざまです。どのパーツとどのパーツを組み合わせればスムーズに転がってくれるかを工夫します。
ビー玉に勢いがつきすぎないか、途中で詰まったりしないかを転がしながら試行錯誤します。時間をかけてあれこれ考えて組み立てるので、上手くいったときに大きな達成感を得られます。
集中力と創造力を伸ばせるのはもちろん、大きな達成感は5-6年生で難問に挑戦するときの「あきらめない前向きな気持ち」を育てる土台にもなります。
ちなみに、カチっとハマると組み立てやすいので木製よりも「組み合わせ方の工夫」に意識をより集中させられます。
創造性を大きく伸ばすのにおすすめの立体パズルです。
くもん出版 NEW くみくみスロープたっぷり100 BL-62 知育玩具 おもちゃ 3歳以上 KUMON
3Dロジカルルートパズル(くもん)
最後に紹介するのはくもんの「3Dロジカルルートパズル」です。2022年日本おもちゃ大賞エデュケーショナル・トイ部門で優秀賞に輝いているスグレモノです。
3段積みの棚に半透明の複数色のプラスチック製ブロックを置き、ボールを転がします。そのボールが「同じ色のブロックだけ」通過してゴールに到達することを目指すゲームです。
どの穴からボールを転がし、どの通路をボールが通るようにすればいいか?を論理的に考えてブロックを並べる必要があります。集中力と論理性をめいっぱいきたえられる立体パズルです。
そら、子どもハマるよね。大人もハマるわ、これ~。というのが初めて見たときの印象です。
かなりおすすめです。
くもん出版 3Dロジカルルートパズル 知育玩具 おもちゃ 6歳以上 【日本おもちゃ大賞2022 エデュケーショナル・トイ部門 優秀賞】 KUMON
ほかのパズルとセットでも購入できます↓(3種類から選べます)
くもん出版 3Dロジカルルートパズル【日本おもちゃ大賞2022 エデュケーショナル・トイ部門 優秀賞】 & くもん ロジカルロードメーカー【セット買い】
立体パズルが知育に適している理由
論理的に考えて組み立てて楽しむ立体パズルは知育によく、中学入試の準備にも役立ちます。
小学校の勉強や将来的な入試で求められる力を、立体パズルをとおして身につけられるからです。
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立体思考が育つ
まず、ブロックやピースの多いパズルを組み立てるには「完成イメージ」を頭に描いておく必要があります。
プロの風景画家は自然の景色を頭のなかでさらに立体的にイメージしなおしていると言いますが、同じようにパズルを立体的に組み立てるには完成した立体図を頭のなかで精密にイメージしておかないといけません。
この力はそのまま算数の立体図形を解くのに役立ちます。
例えば、下記の画像は青山学院中等部で出題された問題の一部です。円柱と四角柱が組み合わさっています。
横から見た図と真上から見た図の両方を示してくれているので、立体図形の問題としては分かりやすい部類に入ります。
ですが、横から見た図と真上から見た図を頭のなかで簡単に合致させられるかどうかで、問題の難易度は人によって大きく異なります。
イメージするのに脳のスペックをたくさん使わないといけないと、どうしても「問題を解く作業」に脳をフル回転させられません。問題の解き方が分かっても、ミスしやすくなります。
立体思考ができるかどうかは、中学入試で重要なポイントの1つなのです。
論理的思考が育つ
パズルのブロックは大抵、形が数種類に分かれています。
どの形のブロックを・どの向きで・どのブロックの・どの面と組み合わせればいいか。ブロック数が10-20くらいならデタラメに組み合わせてみてもなんとかなります。
ですが、50-60を越えるあたりからは論理的に考えないといつまでたっても完成イメージに近づけません。
完成イメージに向けて論理的に考えつつ、試行錯誤を繰り返す。この繰り返しで自然に論理性が養われます。
私立でも公立でも中学入試に出てくる「思考力問題」は論理的に考えて解く問題です。
例えば下記の画像をご覧ください。小石川中等部の適性検査問題の一部です。
ある規則にもとづいてつくられた架空のゲームを受験生に提示して解答させる問題です。
受験生はこのゲームの規則性を「その場で考え」、設定された条件でどのような結果になるかを「論理的に考えて予想」します。
「たぶん、こうだろう」では解けません。論理的に帰結する解答を導き出す必要があります。
ロジックパズルの良いところは、こうした論理性を遊びながら(楽しみながら・積極性を引き出しながら)伸ばせるという点にあります。
粘り強さが身につく
中学入試は難関になればなるほど、「じっくり考えて解く力」が求められます。速さ・正確性だけでは合格点に届かないように問題設計されています。
立体ロジックパズルは創造性、論理性、立体思考をフル稼働させながら時間をかけて取り組む遊びです。子どもによっては30分、1時間も集中して取り組みます。
何度も失敗しては試行錯誤を重ねながら取り組みますから、ちょっとうまく行かなくても諦めずに取り組む粘り強さが身につきます。
※関連記事:集中力を高める方法
努力すればできるという自信を得られる
時間と労力をかけて完成したときには達成感もひとしおです。
努力して報われたという経験、そのとき感じた大きな喜びは「やればできる」という実感につながり、「うまくいくまで何度も挑戦する」姿勢を養えます。
6年生夏で志望校の判定が悪いと早々にあきらめモードになってシュンとなってしまう子もいる一方で、「きっと合格できる!」と信じてがんばりつづけられる子に大きく分かれます。
信じれば必ず叶うわけではありませんが、自分を信じて努力しつづけられる子には成功する可能性があります。
この分かれ目になるのは5年生や6年生よりも、小学校入学前から低学年くらいまでの経験が本当に大きいです。
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まとめ
幼児や小学校低学年・中学年におすすめの立体パズルを紹介しました。
※関連記事:中学受験するかどうか迷っている親御さん必見!判断基準と最適な決断のタイミング
立体パズルは、私立中学入試や公立中高一貫校の適性検査で求められる立体思考、論理的思考、創造性、粘り強さなどを大きく伸ばせる知育玩具です。
木製、プラスチック製それぞれおすすめしていますので、お子様が好きそうなものをぜひお選びください。
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※関連記事:小学校3年生におすすめの算数ドリル・問題集
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